JPH1048994A - 定着装置 - Google Patents
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- JPH1048994A JPH1048994A JP8224396A JP22439696A JPH1048994A JP H1048994 A JPH1048994 A JP H1048994A JP 8224396 A JP8224396 A JP 8224396A JP 22439696 A JP22439696 A JP 22439696A JP H1048994 A JPH1048994 A JP H1048994A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2032—Retractable heating or pressure unit
- G03G15/2035—Retractable heating or pressure unit for maintenance purposes, e.g. for removing a jammed sheet
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Abstract
を防止することができる定着装置を提供する。 【解決手段】 プレスローラ50の両端を、夫々異なる
形状を持つディスクカム153,154を利用して、異
なるタイミングで作用位置に位置させることによって、
傾斜したヒートローラ40に対しプレスローラを平行に
位置させた状態で、ヒートローラとプレスローラとの間
で記録紙Pを挟むよう構成した。
Description
て画像形成を行うプリンタ等において、記録紙にトナー
像等の画像を定着するための定着装置に関するものであ
る。
ンタ等には、記録紙に転写されたトナー像を定着する定
着装置が設けられている。定着装置は、熱源を内蔵する
ヒートローラと、弾性体でできた表面を持つプレスロー
ラとの間で記録紙を加圧・加熱することによってトナー
像を記録紙に定着するものである。
るため、ヒートローラとプレスローラは、記録紙を上下
から挟み込むよう配置される。また、記録紙が停止した
状態でヒートローラに接していると記録紙が異常乾燥す
るため、従来より、プレスローラをヒートローラに対し
て近接及び離反する方向に移動してヒートローラとプレ
スローラとの間を開閉する開閉機構を設けている。
ラ及びプレスローラを、非消耗部品である上記の開閉機
構等に対して着脱可能なユニットとした定着装置が提案
されている。非消耗部品には、ヒートローラを回転駆動
するための回転機構も含まれる。このような定着装置で
は、着脱ユニットは、記録紙搬送方向(水平方向)にス
ペースを取らないよう鉛直方向に着脱される。そして、
着脱ユニットを上方から装着する際に、ヒートローラに
設けられた従動ギアが、この従動ギアの下方に配置され
た回転機構の駆動ギアに係合するよう構成されている。
の加熱を開始すると、ヒートローラ本体がまず加熱さ
れ、次いでヒートローラの支軸を保持する軸受が加熱さ
れ、続いて軸受を保持するフレームが加熱される。その
ため、支軸と軸受との間には、先に加熱される支軸の熱
膨張を吸収するためのクリアランスが設けられ、軸受と
フレームとの間には、先に加熱される軸受の熱膨張を吸
収するためのクリアランスが設けられる。
と、駆動ギアと従動ギアとの噛み合いの圧力角の方向に
従動ギアが付勢されるため、ヒートローラの従動ギア側
の一端が前記のクリアランス分だけ持ち上げられる。即
ち、ヒートローラがプレスローラに対して傾斜する。こ
の状態でプレスローラが閉じると、記録紙の幅方向の一
端が他端よりも先に挟まれるが、プレスローラは停止し
ているため先に挾まれた方にブレーキがかかる。即ち、
後に閉じた方の一端が、他端(先に閉じた方)よりも先
に搬送されるため、記録紙が斜行するという問題点があ
る。特に、記録紙として連続記録紙を用いた場合には、
頁が進むにつれて斜行が蓄積し、やがてはスキューに発
展する可能性がある。
ラの傾斜に起因する記録紙の斜行を防止することが可能
な定着装置を提供すること、を目的とするものである。
め、本発明の定着装置は、記録紙に像を定着させるため
の定着装置であって、熱源を内蔵するヒートローラと、
該ヒートローラとの間で記録紙を加圧するため、該ヒー
トローラと平行に設けられたプレスローラと、プレスロ
ーラを、ヒートローラとの間で記録紙を加圧する作用位
置と、該作用位置から待避した待避位置との間で移動さ
せて、ヒートローラとプレスローラの間を開閉する開閉
手段と、ヒートローラの一対の支軸のうちの一方に設け
られた従動ギアと、従動ギアに係合する駆動ギアを有
し、ヒートローラを回動する回動手段と、を備え、ヒー
トローラを移動の方向に所定量変位可能に保持すると共
に、開閉手段が、プレスローラの従動ギアに近い側の一
端を、他端よりも先に、作用位置に位置させることを特
徴とするものである。
ローラとプレスローラとが平行な状態で記録紙を挟み込
むため、記録紙の幅方向の一端が他端に対して先に搬送
されることが無い、即ち記録紙の斜行が防止される。ま
た、記録紙として連続記録紙を用いた場合には、斜行が
蓄積して大きなスキューに至ることが防止される。
向両端を支持する一対のアーム部材と、各アーム部材と
夫々一体的に移動する一対のカムフォロアと、各カムフ
ォロアに夫々係合する一対のカム部材と、一対のカム部
材を同期回転するアクチュエータと、を備えており、一
対のカム部材は、夫々異なる形状に構成することができ
る。このように構成することによって、簡単な機構で、
プレスローラをヒートローラと平行にすることが可能に
なる。なお、上記の一対のカム部材は、互いに異なる輪
郭を持った一対の板カムとして構成することが可能であ
る。
する軸受との間、及び軸受と該軸受を保持する保持部材
との間には、所定のクリアランスが設けられている。こ
のクリアランスは、ヒートローラの加熱開始時におけ
る、支軸と軸受及び保持部材の熱膨張の差を吸収するた
めに設けられたものである。また、ヒートローラ及びプ
レスローラは、定着装置に対して着脱可能なフレームに
取り付けられており、従動ギアと駆動ギアは当該フレー
ムを定着装置に装着することによって係合するものであ
る。
施の形態を説明する。実施の形態として示すプリンタ1
は、所謂電子写真法を利用して、連続記録紙である記録
紙Pに画像を形成するプリンタである。
する。図1は、プリンタ1の概略構成を示す側面図であ
る。図1において、プリンタ1は、画像情報に応じて変
調されたレーザー光を照射する走査光学装置15と、走
査光学装置15からの射出光により潜像を形成される感
光体ドラム16と、感光ドラム16を一様に帯電する帯
電部17と、潜像をトナーにより現像する現像ユニット
18と、トナー像を記録紙に転写する転写部20と、ト
ナー像を記録紙Pに定着させる定着装置30を、ハウジ
ング10内に収容したものである。
像情報に応じて変調されたレーザー光が走査光学装置1
5から出射され、感光ドラム16の表面を露光する。感
光ドラム16は、帯電部17にてその表面の感光体が一
様に帯電され、上記の変調レーザ光により露光されるこ
とにより、潜像が形成される。感光ドラム16表面に形
成された潜像に、現像ユニット18によりトナーが付着
されてトナー像が形成される。感光ドラム16表面のト
ナー像は、転写部20においてコロナチャージャ19を
放電させることによって記録紙Pに転写され、記録紙P
に転写されたトナー像は定着装置30によって加圧・加
熱されて記録紙P上に定着される。感光体ドラム16の
表面に残った残留トナーはクリーニング部13で除去さ
れ、感光体ドラム表面は除電部14で除電されて次の画
像形成の準備が行われる。
形成された挿入口11から挿入され、前述の転写部2
0、定着装置30を通って、ハウジング10の図中左側
に設けられた排出口12から排出される。記録紙Pは、
転写部20と定着装置30の間に設けられたトラクタユ
ニット60によって搬送される。トラクタユニット60
は、記録紙Pの幅方向両端に設けられた送り孔に係合す
る突起を有するトラクタベルト61を一対のプーリ62
によって周回移動するよう構成されており、プーリ62
はトラクタモータ84により駆動される。
0を駆動する後述の定着駆動モータ82と、感光ドラム
16の回動等を行うメインモータ86とは、制御部80
によって制御される。
上部ハウジング10aとなっており、当該上部ハウジン
グ10aには走査光学装置15が収納されている。その
ため、ユーザーは、上部ハウジング10aを揺動開成さ
せて、プリンタ1の上方から定着装置30あるいはトラ
クタユニット60を臨むことができる。
ーラ40と、弾性体でできた表面を持つプレスローラ5
0が設けられている。また、定着装置30には、ヒート
ローラ40とプレスローラ50とを開閉するための開閉
機構33が設けられている。開閉機構33は、プレスロ
ーラ50を、ヒートローラ40との間で記録紙Pを加圧
する作用位置と、当該作用位置から待避した待避位置と
の間で移動するものである。
ャ19が揺動軸21により揺動可能に設けられた揺動ホ
ルダ22に支持され、感光ドラム16の表面に近接した
作用位置と、感光ドラム16から離間した待避位置との
間で移動可能となっている。この揺動ホルダ22は、開
閉機構33により駆動されるスライドアーム23によっ
て揺動する。
は、記録紙Pを排出するための排出ローラ部70が設け
られている。排出ローラ部70は記録紙Pに対し上下に
配置された上部ローラ71及び下部ローラ72よりなっ
ている。上部ローラ71は、開閉機構33と連動して、
下部ローラ72との間で記録紙Pを挟む作用位置と、当
該作用位置から待避した待避位置との間で移動する。
ーザーが切り離したり、目視確認したりできるように、
画像形成処理が終了すると、記録紙Pの画像形成済みの
頁をプリンタ1の外に一旦排出するよう構成されてい
る。そして、次の画像形成を行う際には、記録紙Pを引
き戻して画像形成を再開する。そのため、記録紙Pの引
き戻し時又は停止時には、開閉機構33によって、プレ
スローラ50とコロナチャージャ19及び上部ローラ7
1が待避位置に移動して、記録紙Pの搬送路を開放す
る。
る。定着装置30において、消耗部品であるヒートロー
ラ40及びプレスローラ50は、プリンタ1に対し着脱
可能な着脱ユニット32に保持されており、この着脱ユ
ニット32は、ユーザーが上部ハウジング10aを開成
することによって、上方に取り外すことができるよう構
成されている。
ある。図2に示すように、着脱ユニット32は、上部フ
レーム120と下部フレーム130を上下に重ね、各フ
レームにヒートローラ40及びプレスローラ50を夫々
平行に設けたものである。上部フレーム120は、下面
が開口した略直方体形状を有している。また、下部フレ
ーム130は、略長方形の底板131と、底板131の
長手方向両端に立設された側板132よりなっている。
30を記録紙Pの搬送方向下流側から見た断面図であ
る。ヒートローラ40は、中空のローラ部40aの内部
に熱源41を設けたものであり、ローラ部40a長手方
向両端には支軸42が突出している。支軸42は上部フ
レーム120に対してラジアル軸受43によって保持さ
れている。また、支軸42の一端には、ヒートローラ4
0を回動するためのローラギア44(従動ギア)が固定
されている。なお、ヒートローラ40の熱源を加熱する
ための構成については、説明及び図示を省略する。
の間で記録紙Pを加圧した状態で、ヒートローラ40に
従動して回転する従動ローラである。プレスローラ50
は、固定支軸51と、固定支軸51の回りにラジアル軸
受52を介して回転可能に設けられた円筒部53とから
なっており、円筒部53はゴム等の弾性部材で構成され
ている。
長手方向両側面には、下端に開口し上方に向けて延びる
逆U字型の溝123が形成されている。溝123の幅は
軸受43の外径よりも所定量だけ大きく形成されてい
る。また、下部フレーム130の側板132の上端13
2aは、軸受43の外周に沿った曲面形状を有してい
る。従って、軸受43は、上部フレーム120の溝12
3と、下部フレーム130の側板132の上端132a
とによって保持される。一方、下部フレーム130に
は、プレスローラ50の支軸51を挿通するため、上端
132aに開口し下方に向けて延びるU字型の溝133
が形成されている。溝133は、その内側に沿って支軸
51が移動し得る幅を有している。
ートローラ40とプレスローラ50の間の開閉を行うた
めの開閉機構33(開閉手段)、及びヒートローラ40
の回転駆動を行う回動機構34(回動手段)が設けられ
ている。開閉機構33及び回動機構34は、上方から着
脱ユニット32を装着することができるコの字形状の断
面を持つベースフレーム35に取り付けられている。ベ
ースフレーム35は、長方形の底板36と、底板36の
長手方向両端に立設された一対の側板37よりなってい
る。消耗部品であるヒートローラ40及びプレスローラ
50に対し、開閉機構33、回動機構34及びベースフ
レーム35は定着装置30における非消耗部品を構成す
る。
うに、上方からベースフレーム35に装着される。図4
に、着脱ユニット32をベースフレーム35に装着した
状態を示す。図4に示すように、着脱ユニット32をベ
ースフレーム35に装着すると、ヒートローラ40のロ
ーラギア44は、回動機構34に設けられた後述の第3
ギア147に上方から係合する。
2を取り外した状態を示す平面図である。なお記録紙P
の搬送方向を矢印で示す。ベースフレーム35の一方の
側板37には、定着駆動モータ82を取り付けるための
モータ取付板39が取り付けられている。モータ取付板
39は側板37と平行に設けられ、定着駆動モータ82
は出力軸142を側板37に向けて突出させた状態でモ
ータ取付板39に取り付けられている。出力軸142に
はモータギア143が固定されている。モータギア14
3は、側板37とモータ取付板39との間に設けられた
支軸144の回りに回転可能に設けられた第1ギア14
5に係合している。回転軸144には、第1ギア145
と一体となって回動する第2ギア146が設けられてい
る。第2ギア146は、側板37に対し回転可能に設け
られた第3ギア147(駆動ギア)に係合し、この第3
ギア147がヒートローラ40のローラギア44(図
4)に係合する。
ア147の他に、側板37に回転可能に支持された第4
ギア148が係合している。第4ギア148は、同軸に
固定された第5ギア149を介して、第6ギア150に
係合している。第6ギア149は、クラッチ151を介
してカムシャフト152に連結されている。即ち、クラ
ッチ151のオンオフによって、定着駆動モータ82の
駆動力を利用してカムシャフト152の回動が行われ
る。
5の両側板37,37間に亘って延びており、その両端
近傍には、プレスローラ50を昇降駆動するための第1
ディスクカム153、第2ディスクカム154が固定さ
れている。また、カムシャフト152の長手方向のほぼ
中心部には、カムシャフト152の回転角度を検知する
ためのエンコーダホイール112が固定され、ベースフ
レーム35の底板36には、エンコーダホイール112
を読み取るためのフォトインタラプタ113が形成され
ている。
は、転写部20(図1)のコロナチャージャー19を保
持する揺動ホルダ22を揺動させるための第3ディスク
カム155が固定されている。第3ディスクカム155
には、転写部20に向けて延びるスライドアーム23に
設けられたカムフォロア104が当接しており、カムシ
ャフト152の回動によって、スライドアーム23が図
中上下方向に移動される。この揺動ホルダ22の揺動の
詳細については説明を省略する。
側(図中下側)には、記録紙Pを排出するための排紙ロ
ーラ部70が設けられている。排紙ローラ部70は、ベ
ースフレーム35の長手方向に延びる上下一対の支軸7
3、74と、上側の支軸73に固定された一対のローラ
部材である上部ローラ71、及び下側の支軸74に固定
された一対のローラ部材である下部ローラ72よりなっ
ており、両ローラ71,72が記録紙Pを上下から挟む
よう配置されている。
は、支軸73,74を支持するための一対の板部材7
7,77が立設され、支軸73,74の夫々の両端は、
板部材77,77に形成された孔に挿通されている。な
お、板部材77,77に形成された、支軸73の両端を
挿通するための孔77a,77aは、上下方向(紙面に
直交する方向)に長く形成され、支軸73が孔77a,
77aに沿って上下方向に所定量移動できるようになっ
ている。
ギア159が固定され、排出ギア159は中間ギア15
8を介して第3ギア147に連結している。即ち、定着
駆動モータ82の駆動によって、ヒートローラ40と同
時に下部ローラ72も回転する。
板37,37から内側に向けて夫々支軸160が突出形
成され、両支軸160には、揺動アーム161が揺動可
能に支持されている。そして、揺動アーム161を挟ん
で図中手前側と奥側に、圧縮バネ94bを介して揺動ア
ーム161と一体的に揺動するプレート対169,16
2が設けられている。プレート対169,162は、デ
ィスクカム153,154に係合するカムフォロア16
3が設けられている。プレート162は、底板36に一
端を固定された引っ張りばね164によって、カムフォ
ロア163とディスクカム153,154とが常時係合
するよう付勢されている。
54の回転によってカムフォロア163と一体となった
プレート対169,162が揺動し、この回転運動が圧
縮バネ94bを介して揺動アーム161に伝達され、揺
動アーム161の揺動によりプレスローラ50が昇降す
る。
るヒートローラ40とプレスローラ50の開閉状態を示
す側面図である。ディスクカム153,154の回転に
伴って、ディスクカム153,154とカムフォロア1
63との係合によって揺動アーム161が揺動する。揺
動アーム161の先端は、プレスローラ50の支軸51
の下側に当接しており、アーム161の上下動に伴い、
プレスローラ50が昇降する。
大半径(点D)でカムフォロア163に当接した時にヒ
ートローラ40とプレスローラ50との間が記録紙Pを
挟んで閉じ(図6(a))、最小半径(点A)でカムフ
ォロア163に当接した時にプレスローラ50がヒート
ローラ40から最も離間する(図6(b))ように定め
られている。このように、ディスクカム153,154
の回転によって、プレスローラ50が作用位置と待避位
置との間で昇降する。
装置30に導かれる記録紙Pを下方からガイドするガイ
ドプレート90が揺動可能に設けられている。ガイドプ
レート90は、側板37に設けられた支軸91により支
持された揺動部材92に固定されている。揺動部材91
には、揺動アーム161の上端に当接する当接片93が
設けられ、当接片93と揺動アーム161との間には引
っ張りバネ94が設けられている。そのため、ガイドプ
レート90は揺動アーム161の位置に応じて揺動し、
揺動アーム161が待避位置にある時には、記録紙Pを
ヒートローラ40とプレスローラ50のいずれとも接し
ないようガイドする(図6(b))。
は、排出ローラ部70の上部ローラ71と下部ローラ7
2とを開閉させるための揺動レバー75に当接する。揺
動レバー75は側板37に設けられた支軸76により揺
動可能に支持され、揺動レバー75上には上部ローラ7
1の支軸73が保持されている。従って、揺動アーム1
61の揺動に伴って、上部ローラ71が昇降し、下部ロ
ーラ72との間を開閉する。
ついて説明する。本実施の形態のプリンタ1では、記録
紙Pが停止した状態でヒートローラ40と接しないよ
う、ヒートローラ40の回転開始後に、プレスローラ5
0が上昇し、ヒートローラ40との間で記録紙Pを挟む
よう構成されている。
ートローラ40がまず加熱され、次いでヒートローラ4
0の支軸42を保持する軸受43が加熱され、続いて軸
受43を保持する上部フレーム120が加熱される。そ
のため、図4に示すように、支軸42と軸受43との間
には、先に加熱される支軸42の熱膨張を吸収するため
のクリアランスxが設けられ、軸受43と上部フレーム
120との間には、先に加熱される軸受の熱膨張を吸収
するためのクリアランスyが設けられる。
3ギア147とローラギア44との噛み合いの圧力角の
方向(即ち略上方)にローラギア44が付勢され、ヒー
トローラ40の一端が前記のクリアランス(x+y)分
だけ持ち上げられる。即ち、ヒートローラ40がプレス
ローラ50に対して傾斜する。この状態で、プレスロー
ラ50が閉じると、記録紙Pの幅方向の一端が先にヒー
トローラ40とプレスローラ50に挟まれるため、搬送
方向に対して記録紙Pが斜行する可能性がある。本実施
形態の定着装置は、このようなヒートローラ40の傾斜
に起因する記録紙Pの斜行を防止するよう構成されてい
る。以下この点について説明する。
3,154の形状を示す図であり、図8は、ヒートロー
ラ40とプレスローラ50の開閉状態を示す概略図であ
る。図7において、実線が第1ディスクカム153(ロ
ーラギア44側)、一点鎖線が第2ディスクカム154
を示す。第1及び第2ディスクカム153,154は図
中矢印方向に回転する。カムフォロア163に点Aが当
接している時にはプレスローラ50は最下点にある。
(図8(a))
りローラギア44が駆動されると、第3ギア147とロ
ーラギア44との噛み合いの圧力角の方向(即ち略上
方)にローラギア44が付勢され、ヒートローラ40の
一端が前記のクリアランス分(x+y)だけ上昇する。
即ち、ヒートローラ40が傾斜する(図8(b))。
めクラッチ151が作動し、カムシャフト152を介し
て第1及び第2ディスクカム153,154が回動を開
始する。両ディスクカム153,154が点Aから点B
の間でカムフォロア163に当接している状態では、プ
レスローラ50は水平に上昇する。点Bから点Cの範囲
では第1ディスクカム153の径が第2ディスクカム1
54よりも所定量大きいため、この範囲で両ディスクカ
ム153,154がカムフォロア163に当接している
状態では、プレスローラ50は、ギア44に近い側の一
端が他端よりも所定量高くなるよう傾斜した状態で上昇
する。そして、両ディスクカム153,154が点Cで
カムフォロア163に当接した状態で、プレスローラ5
0は、既に傾斜しているヒートローラ40に対して平行
な状態で、記録紙Pを挟み込む(図8(c))。
記録紙Pを挟んでから、両ディスクカム153,154
が同径となる点Dがカムフォロア163に当接するまで
さらに回転する。これによりプレスローラ50はさらに
上昇し、プレスローラ50の表面のゴム部分が所定量変
形して記録紙Pを所定の圧力で加圧する。この時、ヒー
トローラ40はプレスローラ50によって押されるた
め、そのローラギア44と反対側の端部も前記のクリア
ランスx+yだけ上昇する(図8(d))。即ち、ヒー
トローラ40とプレスローラ50はいずれも水平とな
る。
態の定着装置によると、ヒートローラ40が傾斜して
も、プレスローラ50がヒートローラ40と平行な状態
で、ヒートローラ40との間で記録紙Pを挟みこむた
め、記録紙Pの幅方向のどちらか一端が他端よりも先に
挟まれることが防止される。従って、記録紙Pの斜行が
防止される。
によると、プレスローラが閉じる際に、プレスローラと
ヒートローラとが平行になるため、記録紙の幅方向の一
端が他端に対して先に挟まれ、先に搬送されるというこ
とが防止され、記録紙の斜行が防止される。また、記録
紙として連続記録紙を用いた場合には、斜行が蓄積して
大きなスキューに至ることが防止される。
ある。
図である。
ローラの開閉状態を示す概略図である。
示す図である。
ローラの開閉状態を示す概略図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 記録紙に像を定着させるための定着装置
であって、 熱源を内蔵するヒートローラと、 該ヒートローラとの間で記録紙を加圧するため、該ヒー
トローラと平行に設けられたプレスローラと、 前記プレスローラを、前記ヒートローラとの間で前記記
録紙を加圧する作用位置と、該作用位置から待避した待
避位置との間で移動させて、前記ヒートローラと前記プ
レスローラの間を開閉する開閉手段と、 前記ヒートローラの軸方向両端に夫々形成された一対の
支軸のうちの一方に設けられた従動ギアと、 前記従動ギアに係合する駆動ギアを有し、前記ヒートロ
ーラを回動する回動手段と、を備え、 前記ヒートローラを前記移動の方向に所定量変位可能に
保持すると共に、 前記開閉手段が、前記プレスローラにおいて前記従動ギ
アに近い側の一端を、他端よりも先に前記作用位置に位
置させること、を特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記開閉手段は、 前記プレスローラの長手方向両端を支持する一対のアー
ム部材と、 前記一対のアーム部材と夫々一体的に移動する一対のカ
ムフォロアと、 前記一対のカムフォロアに夫々係合する一対のカム部材
と、 前記一対のカム部材を同期回転するアクチュエータと、
を備えており、 前記一対のカム部材は、夫々異なる形状を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記一対のカム部材は、互いに異なる輪
郭を持った一対の板カムであること、を特徴とする請求
項2に記載の定着装置。 - 【請求項4】前記ヒートローラは、前記プレスローラの
鉛直方向上方に位置すること、を特徴とする請求項1か
ら3のいずれかに記載の定着装置。 - 【請求項5】 前記ヒートローラの支軸と該支軸を保持
する軸受との間、及び前記軸受と該軸受を保持する保持
部材との間には、所定のクリアランスが設けられている
こと、を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
定着装置。 - 【請求項6】 前記クリアランスは、前記ヒートローラ
の加熱開始時における、前記支軸と前記軸受及び前記保
持部材の熱膨張の差を吸収するために設けられたもので
あること、を特徴とする請求項5に記載の定着装置。 - 【請求項7】 前記ヒートローラ及び前記プレスローラ
は、前記定着装置に対して着脱可能なフレームに取り付
けられており、 前記従動ギアと前記駆動ギアは、前記フレームを前記定
着装置に装着することによって係合すること、を特徴と
する請求項1から6のいずれかに記載の定着装置。
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