JP3472947B2 - 画像形成機の転写装置 - Google Patents

画像形成機の転写装置

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JP3472947B2
JP3472947B2 JP21554395A JP21554395A JP3472947B2 JP 3472947 B2 JP3472947 B2 JP 3472947B2 JP 21554395 A JP21554395 A JP 21554395A JP 21554395 A JP21554395 A JP 21554395A JP 3472947 B2 JP3472947 B2 JP 3472947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置等の画像形成機に装備される転写装置、更に
詳しくは、感光体ドラムの外周面上に形成されたトナー
像を転写紙に転写せしめる転写装置として転写ベルトを
備えた画像形成機の転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成機の像担持体としての感光体ド
ラムに形成されたトナー像を転写紙に転写する方式とし
て、コロナ放電による転写方式が一般に用いられてい
る。しかるに、このコロナ放電による転写方式は、高湿
度時における転写性が悪く、また、コロナワイヤの汚れ
や転写紙の皺等で転写不良を生じ易いという問題があ
る。このような問題を解決するものとして、駆動ローラ
と、該駆動ローラと間隔をおいて配設された從動ローラ
と、駆動ローラと從動ローラとに張設せしめられた転写
ベルトと、該転写ベルトを挟んで感光体ドラムと対向し
て配設された転写ローラとを備えた転写搬送ユニットを
具備し、上記転写ローラに高電圧を印加して転写ベルト
を所定の極性に帯電することにより、感光体ドラムと転
写ベルトの間に供給された転写紙に感光体ドラムの表面
に形成されているトナー像を順次吸引して転写するよう
にした転写方式が例えば特開平4ー345183号公報
に開示されている。このような転写方式においては、転
写ポイントで電圧を印加でき、転写紙を像担持体と転写
ベルトを介して転写ローラで挟むかたちとなるので、転
写時に画像の乱れが少なく、良好な画像が得られる。一
方、転写ベルトを備えた転写装置においては、転写ベル
トの表面を清掃するクリーニング手段を具備している。
特開平4ー268588公報には、駆動ローラと從動ロ
ーラの間において転写ベルトの裏面に接触して配設され
たクリーニングローラと、該クリーニングローラと対向
して配設され転写ベルトの表面を圧接するクリーニング
ブレードとを備えたこのクリーニング手段が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記公報に開
示されたクリーニング手段においては、クリーニングブ
レードは転写ベルトのクリーニングローラとの接触中心
よりやや下流側において圧接する構成となっている。従
って、クリーニング力を高めるためにクリーニングブレ
ードの圧接力を大きくすると、転写ベルトの作動に対し
て大きな抵抗となり、クリーニングローラと該クリーニ
ングローラの上流側に配設された駆動ローラまたは従動
ローラとの間で転写ベルトに弛みが生じ、転写ベルトの
移動速度が不安定となり、転写性能の悪影響を及ぼす。
また、上記クリーニングローラの上流側に配設されたロ
ーラが駆動ローラの場合には、上記のようにクリーニン
グローラと駆動ローラとの間で転写ベルトに弛みが生ず
ると、駆動ローラと転写ベルト間にスリップが生じ、転
写ベルトの移動が停止するという問題がある。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、十分なクリーニング力を
得るためにクリーニングブレードの圧接力を大きくして
も、転写ベルトを常に円滑に作動することができる画像
形成機の転写装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明によれば、駆動ローラと、該駆
動ローラと間隔を置いて配設された從動ローラと、該駆
動ローラと該從動ローラに張設され転写側が感光体ドラ
ムと対向して配設された転写ベルトと、転写側と反対側
において該転写ベルトの表面を清掃するクリーニング手
段とを具備する画像形成機の転写装置において、該クリ
ーニング手段は、該駆動ローラと該從動ローラの間にお
いて該転写ベルトの裏面に接触して配設されたクリーニ
ングローラと、該クリーニングローラと対向して配設さ
れエッジを該転写ベルトの表面を圧接するクリーニング
ブレードとを備えており、該クリーニングローラは、該
転写ベルトの移動速度と同一か若干速い周速度で回転駆
動され、該クリーニングブレードは、該転写ベルトの該
クリーニングローラとの接触中心より上流側において圧
接するとともに、該圧接部における該転写ベルトの裏面
該クリーニングローラの周面に該接触中心より5度乃至
90度回転方向上流側に接触せしめる、ことを特徴とす
る画像形成機の転写装置が提供される。
【0006】また、本発明によれば、上記クリーニング
ブレードのエッジ面と上記圧接部よ上流側の転写ベルと
の成すクリーニング角度αが、50度乃至85度に設定
さている画像形成機の転写装置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の転写装置の好適な実施の形態を示している
添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0008】図1は本発明に従って構成された転写装置
を装備した画像形成機の一実施形態を示す概略構成図、
図2は図1の画像形成機に装備される転写装置の断面
図、図3は図2の転写装置の非転写状態を示す断面図で
ある。
【0009】図1に示す画像形成機2は、回転自在に装
着された感光体ドラム3を具備している。この感光体ド
ラム3は、図示しない駆動手段によって矢印A方向に回
転駆動される。該感光体ドラム3の周囲には、矢印Aに
示す回転方向に見て順次に、帯電用コロナ放電器4、現
像装置5、転写装置6、クリーニングユニット7および
除電ランプ8が配設されている。図示の画像形成機2
は、上記感光体ドラム3の上方に配設された照射ランプ
9、第1のミラー10、第2のミラー11、第3のミラ
ー12、レンズ13、第4のミラー14からなる光学系
を具備している。この光学系は、照射ランプ9によって
図示しない原稿載置透明板上に置かれた原稿に照射し、
その反射光像を第1のミラー10、第2のミラー11、
第3のミラー12、レンズ13および第4のミラー14
を介して上記感光体ドラム3の外周面上に結像するよう
に構成されている。画像形成機2は、上記転写装置6に
転写紙を供給するための転写紙供給装置15を備えてい
る。該転写紙供給装置15は、転写紙を収納する転写紙
カセット16、転写紙送出ローラ17、さばきローラ対
18、案内路19、搬送ローラ対20、案内路21、レ
ジストローラ対22を具備している。このように構成さ
れた転写紙供給装置15の上記各ローラは図示しない駆
動手段によって各々矢印で示す方向に回転駆動せしめら
れる。また、上記転写装置6の転写紙送出側には定着装
置を構成する定着ローラ対23および排出ローラ対24
が配設されており、これら各ローラは図示しない駆動手
段によって各々矢印で示す方向に回転駆動せしめられ
る。
【0010】以上のように構成された画像形成機2は、
感光体ドラム3が矢印A方向に回転駆動せしめられる間
に、帯電用コロナ放電器4が感光体ドラム3上の感光体
を特定極性に実質上均一に帯電し、次いで、照射ランプ
9によって図示しない原稿載置透明板上に置かれた原稿
に照射し、その反射光像が第1のミラー10、第2のミ
ラー11、第3のミラー12、レンズ13および第4の
ミラー14を介して前記感光体ドラム3上に走査露光さ
れ、感光体ドラム3上に静電潜像が形成される。しかる
後、感光体ドラム3上の静電潜像が現像装置5によって
トナー像に現像される。一方、転写紙供給装置15の転
写紙カセット16に収納された転写紙が転写紙送出ロー
ラ17から送り出され、さばきローラ対18、案内路1
9、搬送ローラ対20、案内路21を通ってレジストロ
ーラ対22で一端停止し、上記感光体ドラム3に形成さ
れるトナー像と同期して転写装置6に搬送される。転写
装置6に搬送された転写紙は、トナー像が形成された感
光体ドラム3と転写装置6の後述する転写ベルトの間を
通過することによってトナー像が転写され、次いで定着
ローラ対23により定着されて、排出ローラ対24から
排出される。また、上述のようにして転写工程が終了し
た感光体ドラム3は、クリーニングユニット7によって
その外周面に付着しているトナーが除去され、更に、除
電ランプ8によって感光体表面に除電光が照射され、除
電される。
【0011】次に、上記転写装置6について図2を参照
して説明する。図示の転写装置6は、転写ベルトユニッ
ト60と、該転写ベルトユニット60を収納支持するユ
ニットハウジング70とを具備している。
【0012】上記転写ベルトユニット60は、支持フレ
ーム61と、該支持フレーム61の前端および後端に固
定された支持板62、62を具備している(図2および
図3には後端側の支持板62のみが示されている)。該
前側支持板62と後側支持板62には駆動ローラ63が
配設されている。該駆動ローラ63は、アルミ合金から
なる中空材によって形成されており、その前端および後
端には回転軸631が取り付けられており、図示しない
駆動手段によって矢印で示す方向に回転駆動せしめられ
る。上記支持板62には、上記駆動ローラ63と間隔を
置いて配設された從動ローラ64と、駆動ローラ63と
從動ローラ64との間に配設された転写ローラ65と、
該転写ローラ65と從動ローラ64との間に配設された
テンションローラ66と、転写ローラ65と駆動ローラ
63との間に配設されたアースローラ67が配設されて
いる。上記従動ローラ64は、アルミ合金からなる円柱
材からなっており、その両端には回転軸が形成され、上
記支持板62に回転自在に軸支されている。上記転写ロ
ーラ65は、鋼材からなる円柱材によって形成された回
転軸651と該回転軸651の外周面に導電性の接着剤
によって装着されたスポンジ状のローラ部652とから
なっており、回転軸651が上記上記支持板62に回転
自在に軸支されている。ローラ部652は、発泡ウレタ
ン、発泡シリコン等の発泡体によって形成されたロール
部材にカーボン等の導電性物質を含浸せしめて構成され
ており、その体積電気抵抗値が102 〜109 Ωcmに
設定されている。なお、転写ローラ65の回転軸651
には、図1に示す電圧印加手段200によって所定の電
圧が所定のタイミングで印加されるように構成されてい
る。上記テンションローラ66は、アルミ合金からなる
円柱材からなっており、その両端には回転軸が形成さ
れ、上記上記支持板62に回転自在に軸支されている。
上記アースローラ67も、上記テンションローラ66と
同様にアルミ合金からなる円柱材からなり、その両端に
は回転軸が形成され、上記上記支持板62に回転自在に
軸支されており、適宜のアース手段によってボディーア
ースされている。
【0013】上記のようにして支持板62に装着された
駆動ローラ63、従動ローラ64、転写ローラ65、テ
ンションローラ66およびアースローラ67には、無端
状の転写ベルト68が巻き掛けられ、該転写ベルト68
の転写側が上記感光体ドラム3と対向して配設される。
この転写ベルト68は、ポリクロロプレン等の半導電性
材料によって形成されており、その体積電気抵抗値が1
9 〜1012Ωcmに設定されている。
【0014】上記駆動ローラ63と従動ローラ64との
間には、転写側と反対側において転写ベルト68の裏面
に接触するクリーニング手段69を構成するクリーニン
グローラ690が配設されている。このクリーニングロ
ーラ690は、アルミ合金からなる円柱材からなってお
り、その両端には回転軸が形成され、上記支持板62に
回転自在に軸支されている。そして、クリーニングロー
ラ690は、上記駆動ローラ63と歯車機構或いはベル
ト伝動機構によって伝動連結されており、その周速度が
駆動ローラ63によって作動される転写ベルト68の移
動速度と同一か若干速い速度で駆動せしめられる。な
お、クリーニングローラ690とともにクリーニング手
段69を構成する各部材については後述する。
【0015】次に、上記転写ベルトユニット60を収納
支持するユニットハウジング70について説明する。図
示の実施形態におけるユニットハウジング70は、前側
壁(図示せず)と後側壁71と底壁72と左側壁73お
よび右側壁74とを有し、上方が開放しており、これら
は合成樹脂によって一体形成されている。前側壁および
後側壁71の左側壁73側上部には、上記転写ベルトユ
ニット60の駆動ローラ63の回転軸631を軸支する
支持板62に設けられた軸受装着部621を回動可能に
支持する円形支持穴711が形成されている。この円形
支持穴711に上記支持板62に設けられた軸受装着部
621を嵌合することにより、転写ベルトユニット60
は軸受装着部621を中心として旋回可能に支持されて
いる。上記底壁72には、下方に突出して形成され前側
端部から後側端部に延びる摺動レール721が設けられ
ている。また、上記底壁72には、中央部に開口722
が形成されている。
【0016】上記ユニットハウジング70の左側壁73
側には、廃トナー収容部75が左側壁73に沿って前後
方向に形成されている。この廃トナー収容部75の下部
には、トナー搬送部材76が配設されている。トナー搬
送部材76は、回転軸761と該回転軸761に装着さ
れた螺旋羽根762とを備えており、回転軸761が図
示しない駆動装置に伝動連結されている。なお、ユニッ
トハウジング70の左側壁73の上端には、上記廃トナ
ー収容部75の上方を覆うシール板77が装着されてい
る。このシール板77は、前側壁から後側壁71にわた
って延びている。
【0017】上記ユニットハウジング70には、上記廃
トナー収容部76に沿って上記転写ルトユニット60の
転写ベルト68の表面を清掃するための上記クリーニン
グーラ690とともにクリーニング手段69を構成する
クリーニングブレード691が配設されている。このク
リーニングブレード691はホルダ692に装着されて
いる。該ホルダ692は、半筒状の支持部692aと、
該支持部692aと一体的に形成された装着部692b
とからなっており、装着部692bにクリーニングブレ
ード691が装着される。また、ホルダ692の支持部
692aには、その中央部に取付部材693が固着され
ている。取付部材693には、その基部に長手方向に貫
通し一部に開口部693aを備えた断面円形の穴693
bが設けられており、また、取付部材693の中央部に
は被作動レバー693cが一体的に形成されている。こ
の取付部材693を回動可能に支持するための支持軸7
8が上記ユニットハウジング70の底壁72に設けられ
ている。該支持軸78は、上記穴693bの直径と対応
し且つ外周に上記開口部693aの開口幅に対応する平
行な二面が形成されている。取付部材693を支持軸7
8に取り付けるには、上記開口部693aを上記支持軸
78に形成された平行な二面に対応させて上方から穴6
93bを支持軸78に嵌合し、取付部材693を略90
°旋回することにより、図示すように被作動レバー69
3cが上記底壁73に形成された開口722から突出す
るように位置付けられる。上記クリーニングブレード6
91はウレタンゴム等によって形成され上記転写ベルト
68の幅と略同じ寸法の長さを有しており、上記ホルダ
692の装着部692bに接着剤等によって固着されて
いる。このクリーニングブレード691は、転写時には
に示すようにエッジが転写ベルト68の表面に圧接
されて転写ベルト68に付着しているトナーを掻き落と
す。
【0018】次に、クリーニングブレード691の転写
ベルト68に対する圧接位置について図4を参照して説
明する。クリーニングブレード691は、エッジ691
aをクリーニングブレード691の非圧接時における転
写ベルト68のクリーニングローラ690との接触中心
Pより転写ベルト68の移動方向上流側において転写ベ
ルト68に圧接するとともに、該圧接部における転写ベ
ルト68の裏面をクリーニングローラ690の表面に接
触せしめる。なお、クリーニングローラ690における
転写ベルト68の上記圧接部裏面の接触部Qと上記接触
中心Pとの角度は、5度乃至90度に設定されている。
本発明者等の実験によると、上記接触部Qと上記接触中
心Pとの角度θが5度より小さいと、クリーニングロー
ラ690による転写ベルト68の駆動力が十分に得られ
ないことが判った。また、上記接触部Qと上記接触中心
Pとの角度θが90度より大きいと、クリーニングロー
ラ690の径にもよるが後述するクリーニング角度を適
正の範囲に構成することができない。一方、クリーニン
グブレード691のエッジ面691bと上記圧接部より
上流側の転写ベルト68との成すクリーニング角度αは
50度乃至85度に設定されている。本発明者等の実験
によると、上記クリーニング角度αが50度より小さい
と、クリーニング性能が著しく低下するとともに、クリ
ーニングブレードが変形して所謂巻き上がり発生し易く
なることが判った。また、上記クリーニング角度αが8
5度より大きいとクリーニングブレード691の背面6
91cが転写ベルト68に接触して、エッジ691aに
よる圧接部における転写ベルト68の裏面をクリーニン
グローラ690の表面に接触させることができない。
【0019】上記のように構成されたユニットハウジン
グ70は、底壁72に形成された摺動レール721を機
体ハウジング100の基板101に装着されたスライダ
105上に載置され、所定の配設位置に位置付けられた
後、図示しない固定手段によって機体ハウジング100
に固定される。なお、機体ハウジング100には、上記
転写ベルトユニット60を軸受装着部621を中心とし
て上方に旋回して、転写ベルト68を上記感光体ドラム
3に押圧せしめる接離手段110が配設されている。接
離手段110は、駆動源であるソレノイド111を具備
している。該ソレノイド111のプランジャ112は、
ハウジング100を構成する前側板と後側板(図示せ
ず)に回転自在に軸支された作動軸113に一端が装着
されたレバー114の他端に連結ピン115によって連
結されている。上記作動軸113には、その両端部にば
ね鋼によって形成された接離用作動レバー116の一端
部が各々装着されている(図2および図3には後端側の
接離用作動レバー116のみが示されている)。この接
離用作動レバー116の他端部は、上記ユニットハウジ
ング70の底壁72の前後端部に各々形成された開口
(図示せず)を通して上記転写ベルトユニット60の支
持板62、62の下面に対向した位置に配設されてい
る。また、作動軸113の中央部には上記クリーニング
手段69の取付部材693に形成された被作動レバー6
93cの上面に接触するばね鋼によって形成されたクリ
ーニング用作動レバー117が装着されている。これら
被作動レバー843、クリーニング用作動レバー11
7、作動軸110および上記レバー114等は、クリー
ニングブレード691を装着したホルダ692を上記接
離手段による転写ベルトユニット60の作動方向に対応
して作動せしめる作動機構を構成しており、接離手段と
共通の駆動源であるソレノイド111によって作動せし
められる。なお、上記レバー114とハウジング100
との間にはリターンスプリング118が配設されてお
り、従って、ソレノイド111の除勢時にはレバー11
4は、リターンスプリング118のばね力によって図2
において2点鎖線で示す非転写位置に位置付けられる。
【0020】上記のように構成された接離手段110の
作動について説明する。図2に示すようにソレノイド1
11が付勢され、プランジャ112が図において右方に
作動されると、レバー114によって作動軸113が図
において反時計方向に回動せしめられる。このため、接
離用作動レバー116が作動軸113を中心として上方
に揺動され、該接離用作動レバー116の揺動により転
写ベルトユニット60を駆動ローラ63を中心として上
方に回動して押し上げて、転写ベルト68を感光体ドラ
ム3の外周面に押圧する転写位置に位置付ける。一方、
上記作動軸110に装着されたクリーニング用作動レバ
ー117が下方に揺動せしめられ、従って、該作動レバ
ー117と接触している被作動レバー693cを備えた
取付部材693が支持軸78を中心として図2において
時計方向に回動せしめられる。これにより、取付部材6
93を取り付けたホルダ692が図2で示す位置に作動
して、該ホルダ692に装着されたクリーニングブレー
ド691のエッジ691aが転写ベルト68に圧接せし
められる。なお、ソレノイド111が除勢され、リター
ンスプリング118によってレバー114が図2におい
て2点鎖線で示す位置に位置付けられると、作動軸11
3が図2において時計方向に回動せしめられる。従っ
て、図2において2点鎖線で示すように、作動軸113
に装着された接離用作動レバー116が下方に揺動さ
れ、転写ベルトユニット60は自重により駆動ローラ6
3を中心として下方に旋回して支持板62の下面がユニ
ットハウジング70の底壁72に当接して停止し、図3
に示す非転写位置の状態となる。一方、上記作動軸11
3に装着されたクリーニング用作動レバー117が上方
に揺動せしめられ、従って、該作動レバー117と接触
している被作動レバー693cを備えた取付部材693
が支持軸78を中心として図2において反時計方向に回
動せしめられる。これにより、取付部材693を取り付
けたホルダ692が図2において2点鎖線で示す位置に
作動して、該ホルダ692に装着されたクリーニングブ
レード691が転写ベルト68から離隔し、図3に示す
非転写位置の状態となる。
【0021】図示の実施形態による画像形成機の転写装
置は以上のように構成されており、以下その作用につい
て説明する。上記接離手段110のソレノイド111を
付勢して転写ベルトユニット60を図2に示す転写状態
にし、図示しない駆動手段に伝動連結された駆動ローラ
63が回転せしめられる。駆動ローラ63が回転する
と、転写ベルト68が矢印B方向に作動せしめられる。
また、駆動ローラ63が回転すると、該駆動ローラ63
に伝動連結されたクリーニングローラ690も矢印方向
に回転せしめられる。一方、転写ローラ65に電圧印加
手段200(図1参照)によって所定の電圧が印加さ
れ、該転写ローラ65を介して転写ベルト68に所定の
極性の電荷が帯電せしめられる。従って、感光体ドラム
3と転写ベルト68の間に転写紙が供給されると、感光
体ドラム3と転写ベルト68とが対向する転写部におい
て転写ベルト68に帯電した電荷の作用により、感光体
ドラム3の表面に形成されているトナー像は転写紙に順
次吸引され転写せしめられる。トナー像が転写された転
写紙は、転写ベルト68によって搬送され、定着ローラ
対23により定着されて、排出ローラ対24から排出さ
れる。なお、転写ベルト68の表面に付着されたトナー
は、矢印B方向に移動している際にクリーニングブレー
ド691によって掻き落とされ、廃トナー収容部75に
落下する。廃トナー収容部75に落下したトナーは、ト
ナー搬送部材76によって後方側に搬送され、図示しな
い廃トナーボックスに排出される。なお、上記クリーニ
ングブレード691による転写ベルト68の表面に付着
されたトナーの掻き落としに際して、トナーの掻き落と
し力、即ちクリーニング力を高めるためには、クリーニ
ングブレード691の転写ベルト68への圧接力を大き
くすればよい。しかしながら、クリーニングブレード6
91の圧接力を大きくすると、転写ベルト68の作動に
対して大きな抵抗となり、クリーニングローラ690と
駆動ローラ63間において転写ベルト68に弛みが生
じ、転写ベルトの移動速度が不安定となったり、駆動ロ
ーラ63と転写ベルト68間にスリップが生じ、転写ベ
ルトの移動が停止するという問題がある。しかるに、図
示の実施形態においては、クリーニングローラ690が
駆動され、クリーニングブレード691は、エッジ69
1aをクリーニングブレード691の非圧接時における
転写ベルト68のクリーニングローラ690との接触中
心Pより転写ベルト68の移動方向上流側において転写
ベルト68に圧接するとともに、該圧接部における転写
ベルト68の裏面をクリーニングローラ690の表面に
接触せしめるように構成されているので、クリーニング
ローラ690と駆動ローラ63間の転写ベルト68は、
クリーニングローラ690によって駆動されるため、ク
リーニングブレード691の圧接力を大きくしてもクリ
ーニングローラ690と駆動ローラ63間において転写
ベルト68に弛みが生ずることはない。従って、クリー
ニングブレード691の圧接力を大きくして十分なクリ
ーニング力を得ることができるとともに、転写ベルト6
8を常に円滑に作動することができる。
【0022】次に、非転写時には、駆動ローラ63が停
止されるとともに、転写ローラ65への電圧印加が遮断
される。そして、接離手段110のソレノイド111を
除勢して転写ベルトユニット60を図3に示す非転写状
態にする。図3に示す非転写状態になると、感光体ドラ
ム3と転写ベルト68とは離隔せしめられる。従って、
転写ベルト68が感光体ドラム3に常時接触しているこ
とによって生ずる転写ベルト68の劣化を未然に防止す
ることができる。一方、クリーニングブレード691も
転写ベルト68から離隔せしめられるので、クリーニン
グブレード691が転写ベルト68に常時圧接している
ことによって生ずる転写ベルト68の変形を未然に防止
することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明による画像形成機の転写装置は以
上のように構成されており、転写ベルトの表面を清掃す
るクリーニング手段を構成するクリーニングローラは転
写ベルトの移動速度と同一か若干速い周速度で回転駆動
され、クリーニングブレードは転写ベルトのクリーニン
グローラとの接触中心より上流側において圧接するとと
もに、該圧接部における転写ベルトの裏面をクリーニン
グローラの周面に接触中心より回転方向上流側に接触せ
しめているので、クリーニングローラより上流側の転写
ベルトはクリーニングローラによって駆動される。従っ
て、クリーニングブレードの圧接力を大きくしてもクリ
ーニングローラと駆動ローラ間において転写ベルトに弛
みが生ずることはない。このため、クリーニングブレー
ドの圧接力を大きくして十分なクリーニング力を得るこ
とができるとともに、転写ベルトを常に円滑に作動する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した転写装置を装備した画像形成
機の一実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1の画像形成機に装備される転写装置の断面
図。
【図3】図2の転写装置の非転写状態を示す断面図。
【図4】図2の転写装置に装備されるクリーニング手段
の要部拡大図。
【符号の説明】
2:画像形成機 3:感光体ドラム 4:帯電用コロナ放電器 5:現像装置 6:転写装置 7:クリーニングユニット 8:除電ランプ 9:照射ランプ 10:第1のミラー 11:第2のミラー 12:第3のミラー 13:レンズ 14:第4のミラー 15:転写紙供給装置 16:転写紙カセット 17:転写紙送出ローラ 18:さばきローラ対 19:案内路 20:搬送ローラ対 21:案内路 22:レジストローラ対 23:定着ローラ対 24:排出ローラ対 60:転写ベルトユニット 61:支持フレーム 62:支持板 63:駆動ローラ 64:従動ローラ 65:転写ローラ 66:テンションローラ 67:アースローラ 68:転写ベルト 69:クリーニング手段 70:ユニットハウジング 75:廃トナー収容部 76:トナー搬送部材 100:機体ハウジング 105:スライダ 110:接離手段 111:ソレノイド 116:接離用作動レバー 117:クリーニング用作動レバー 200:電圧印加手段 690:クリーニングローラ 691:クリーニングブレード 692:ホルダ 693:取付部材 721:摺動レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 幸宣 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 藤田 恵生 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 南條 譲 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−168498(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 - 15/16 103 G03G 21/10 - 21/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと、該駆動ローラと間隔を置
    いて配設された從動ローラと、該駆動ローラと該從動ロ
    ーラに張設され転写側が感光体ドラムと対向して配設さ
    れた転写ベルトと、転写側と反対側において該転写ベル
    トの表面を清掃するクリーニング手段とを具備する画像
    形成機の転写装置において、 該クリーニング手段は、該駆動ローラと該從動ローラの
    間において該転写ベルトの裏面に接触して配設されたク
    リーニングローラと、該クリーニングローラと対向して
    配設されエッジを該転写ベルトの表面を圧接するクリー
    ニングブレードとを備えており、 該クリーニングローラは、該転写ベルトの移動速度と同
    一か若干速い周速度で回転駆動され、 該クリーニングブレードは、該転写ベルトの該クリーニ
    ングローラとの接触中心より上流側において圧接すると
    ともに、該圧接部における該転写ベルトの裏面を該クリ
    ーニングローラの周面に該接触中心より5度乃至90度
    回転方向上流側に接触せしめる、 ことを特徴とする画像形成機の転写装置。
  2. 【請求項2】 該クリーニングブレードのエッジ面と該
    圧接部より上流側の転写ベルトとの成すクリーニング角
    度αは、50度乃至85度に設定されている請求項1記
    載の画像形成機の転写装置。
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