JPH1048882A - 着色微粒子 - Google Patents

着色微粒子

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JPH1048882A
JPH1048882A JP20620196A JP20620196A JPH1048882A JP H1048882 A JPH1048882 A JP H1048882A JP 20620196 A JP20620196 A JP 20620196A JP 20620196 A JP20620196 A JP 20620196A JP H1048882 A JPH1048882 A JP H1048882A
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伸晃 浦島
Makoto Matsumoto
誠 松本
Kazuhiro Anami
和浩 阿南
Tatsuto Matsuda
立人 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散性、帯電安定性の優れた着色微粒子を得
る。 【解決手段】 少なくとも重合性単量体に着色剤を分散
してなる重合性単量体組成物を水系分散媒に懸濁し重合
して得られる着色微粒子において、重合性単量体ヘの着
色剤の分散を、ロジン誘導体、芳香族系石油樹脂、ピネ
ン系樹脂、エポキシ系樹脂、クマロン樹脂およびスチレ
ン−アクリル系樹脂からなる群から選ばれてなる少なく
とも1種の樹脂の存在下で行い、着色微粒子中への着色
剤残存率が70%以上であることを特徴とする着色微粒
子の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色微粒子、これ
を用いてなる電子写真用トナーおよびその製造方法に関
するものであり、特に分散性、帯電安定性の優れた着色
微粒子、これを用いてなる電子写真用トナーおよびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーボンブラックに代表される各種の顔
料を各種樹脂材料に分散配合してなる着色微粒子は、例
えば、電子写真用トナーの原材料等として広く用いられ
ている。
【0003】このような着色微粒子の製造方法として
は、顔料成分を樹脂材料に配合し、溶融混練後に粉砕し
て着色微粒子とする溶融混練法、重合性単量体中に顔料
成分を分散配合し水系媒体中で懸濁重合を行なうことに
より着色微粒子を製造する懸濁重合法等が知られてい
る。
【0004】このうち、懸濁重合法は、比較的粒径分布
の均一でかつ形状が球形の微粒子が得られるため近年多
く用いられるようになってきている。しかしながら、カ
ーボンブラック等の着色剤の多くは、粒子間の凝集力に
比べて他の物質、例えば、水、有機溶剤あるいは有機高
分子といったものとの親和力が弱く、二次凝集を生じや
すい。従って、上記したような懸濁重合を行なう際、着
色剤をいかに均一に分散させるかが問題となる。
【0005】特開昭60−254050号公報には、カ
ーボンブラック、電荷制御剤等の添加剤を加えた場合の
懸濁重合の安定性を向上する目的で、フェノール・テル
ペン共重合体を添加する方法が開示されている。
【0006】また特開平7−199536号公報には、
油相に極性官能基を有するモノマーあるいはポリマー、
特にスチレンスルフォン酸ナトリウム及びp−カルボキ
シスチレンのモノマー及びポリマーの添加で、着色剤の
分散性が向上する方法が開示されている。
【0007】これらの物質を添加することで、懸濁重合
の安定性の向上または重合性単量体への着色剤の分散
が、何も添加のものに比べ向上するが、充分な安定性が
なく、すぐに凝集を始める。このため重合性単量体中で
の分散安定性が不充分で、懸濁時及び重合途中の分散安
定性が劣り、局在または凝集するため、重合後の着色微
粒子中の着色剤の分散が不均一であるばかりでなく、個
々の粒子間の着色剤の存在量の均一性低下の原因にもな
る。また懸濁時及び重合時に水相への着色剤が移行する
ため着色微粒子中への着色剤の残存率が低下し、着色力
の低下、原材料のロス、水相に移行した遊離着色剤によ
る着色微粒子の汚染と排水の汚染等の問題の原因ともな
る。特にカーボンブラックの様に親水性基を有する着色
剤の場合顕著であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、改良
された特性を有する着色微粒子、これを用いてなる電子
写真用トナーおよびその製造方法を提供することを目的
とするものである。本発明は、特に分散性、帯電安定性
の優れた着色微粒子、これを用いてなる電子写真用トナ
ーおよびその製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、(1)少
なくとも重合性単量体に着色剤を分散してなる重合性単
量体組成物を水系分散媒に懸濁し重合することにより着
色微粒子を製造する方法において、重合性単量体への着
色剤の分散を、ロジン誘導体、芳香族系石油樹脂、ピネ
ン系樹脂、エポキシ系樹脂、クマロン樹脂およびスチレ
ン−アクリル系樹脂からなる群より選ばれてなる少なく
とも1種の樹脂の存在下で行い、着色微粒子中への着色
剤残存率が70%以上であることを特徴とする着色微粒
子の製造方法によって達成される。
【0010】本発明はまた、(2)重合性単量体に着色
剤を分散する際の分散剤が、少なくとも重合性単量体に
着色剤を分散してなる重合性単量体組成物100重量部
に対し、1〜50重量部である上記(1)記載の着色微
粒子の製造方法を示すものである。
【0011】本発明はさらに、(3)重合性単量体に着
色剤を分散する際の分散剤が、酸価5〜100 KOH
mg/gのロジン誘導体、重量平均分子量が10000
以下で軟化温度が70℃〜170℃の芳香族系石油樹
脂、α−ピネン系樹脂、軟化点温度が60℃〜150℃
のエポキシ系樹脂、クマロン樹脂およびスチレン−アク
リル系樹脂からなる群から選ばれてなる少なくとも1種
の樹脂を分散剤として添加することを特徴とする上記
(1)または(2)記載の着色微粒子の製造方法を示す
ものである。
【0012】上記諸目的はまた、(4)上記(1)〜
(3)のいずれかに記載の製造方法により得られる着色
微粒子によっても達成される。
【0013】本発明はまた、(5)少なくとも重合性単
量体に着色剤を分散してなる重合性単量体組成物を水系
分散媒に懸濁し重合して得られる着色微粒子において、
重合性単量体ヘの着色剤の分散を、ロジン誘導体、芳香
族系石油樹脂、ピネン系樹脂、エポキシ系樹脂、および
クマロン樹脂からなる群から選ばれてなる少なくとも1
種の樹脂を含有し、かつ着色微粒子中の着色剤含有量が
5重量%以上であることを特徴とする着色微粒子によっ
て達成される。
【0014】上記諸目的はまた、上記(4)または
(5)に記載の着色微粒子を含有することを特徴とする
電子写真用トナーによっても達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施態様に基づき
より詳細に説明する。本発明においては、重合により結
着樹脂を形成する重合性単量体中に着色剤を分散してな
る重合性単量体組成物を水系分散媒に懸濁し重合するこ
とにより着色微粒子を製造するに際し、重合性単量体へ
の着色剤の分散を、ロジン誘導体、芳香族系石油樹脂、
ピネン系樹脂、エポキシ系樹脂、クマロン樹脂およびス
チレン−アクリル系樹脂からなる群より選ばれてなる少
なくとも1種の樹脂の存在下で行ない、着色剤の重合性
単量体中での分散安定性の向上を図ったものである。上
記したような特定の樹脂の存在下において重合性単量体
への着色剤の分散処理すると、重合性単量体中での着色
剤の分散安定性が良好となり、得られる着色微粒子中の
着色剤の分散が均一でかつ、着色微粒子間での着色剤含
有量の均一性も高くなる。また上記したような特定の樹
脂の存在下において重合性単量体への着色剤の分散処理
を行なった重合性単量体組成物は、水系媒体への懸濁時
および重合過程で水相への着色剤の移行が少ないため、
得られる着色微粒子中への着色剤の残存率が高くなり、
かつ水相に移行した遊離着色剤による汚染の問題もなく
なる。
【0016】なお、本発明においては、着色剤分散剤と
しての上記したようなロジン誘導体、芳香族系石油樹
脂、ピネン系樹脂、エポキシ系樹脂およびクマロン樹脂
の群から少なくとも1種の樹脂の存在下で着色剤を分散
処理することが重要で、着色剤分散処理後分散剤を添加
しても効果はない。
【0017】本発明の着色微粒子の製造方法において用
いられる重合性単量体としては、懸濁重合可能なもので
あれば特に限定されるものではなく、トナーの分野にお
いて一般的に用いられている各種のビニル系単量体、例
えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−
メトキシスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−フ
ェニルスチレン、o−クロロスチレン、m−クロロスチ
レン、p−クロロスチレンスチレン、α−メチルスチレ
ン等のスチレン系単量体;アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸テトラヒドロフ
ルフリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタ
クリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル酸エステ
ル系単量体;エチレン、プロピレン、ブチレン等のオレ
フィン系樹脂、その他、アクリル酸、メタアクリル酸、
塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル
アミド、メタクリルアミド、N−ビニルピロリドン等を
1種または2種以上組合せて用いることができる。これ
らのうち、スチレン系単量体および/または(メタ)ア
クリル酸エステル系単量体を主成分とするものが好まし
い。さらにスチレン系単量体および(メタ)アクリル酸
エステル系単量体を用いてスチレン系−(メタ)アクリ
ル酸エステル系共重合体を形成することが、低温定着
性、貯蔵安定性等の面から望まく、さらに得られる結着
樹脂を用いてなるトナーの熱特性の点からスチレンを5
0重量%以上含有するスチレン−(メタ)アクリル酸エ
ステル混合物が好ましい。
【0018】このようにして重合性単量体成分を懸濁重
合させて着色微粒子を得る際に、該単量体成分中に他の
重合体、例えばポリエステル等を存在させてもよく、更
に重合度を調整するための連鎖移動剤等公知の添加剤を
適宜配合してもよい。また懸濁重合時に、架橋剤を使用
してもよい。
【0019】架橋剤としては、例えばジビニルベンゼ
ン、ジビニルナフタリン、これらの誘導体等の芳香族ジ
ビニル化合物、エチレングリコールジメタクリレート、
ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、アリルメタクリレート、t−ブチル
アミノエチルメタクリレート、テトラエチレングリコー
ルジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタク
リレート等のごときジエチレン性不飽和カルボン酸エス
テル、N,N−ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、
ジビニルサルファイド、ジビニルスルホン酸の全てのジ
ビニル化合物および3個以上のビニル基を有する化合物
が挙げられる。更に、ポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、不飽和ポリエステル、クロロスルホン化ポリオレフ
ィン等も有効である。
【0020】一方、このような重合性単量体に分散させ
る着色剤は、当業者に周知の顔料等であり、有機顔料で
も、無機顔料でも、あるいはそれらの混合物であっても
構わない。
【0021】無機顔料としては、例えば、カーボンブラ
ック、アルミナ、二酸化チタン、チタン酸バリウム、チ
タン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ス
トロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ
灰石、ケイソウ土、各種無機酸化物顔料、酸化クロム、
酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグ
ネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、シリカ微粉体、炭化ケイ素、窒
化ケイ素、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタ
ン、酸化セリウムなどの粉末ないし粒子が挙げられる。
さらにこのような無機顔料は、チタンカップリング剤、
シランカップリング剤もしくは高級脂肪酸金属塩等の公
知の疎水化処理剤により処理されたものであったもよ
い。
【0022】また有機顔料としては、例えばネーブルス
イエロー、ナフトールイエローS、ハンザーイエロー
G、ハンザーイエロー10G、ベンジジンイエローG、
ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パ
ーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ等の黄
色顔料、キリブデンオレンジ、パーマネントオレンジR
K、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアン
トオレンジGK等の橙色顔料、パーマネントレッド4
R、リソールレッド、ピラゾロンレッド4R、ウォッチ
ングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアン
トカーミン6B、エオミンレーキ、ローダミンレーキ
B、ブザリンレーキ、ブリリアントカーミンB等の赤色
顔料、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレ
ーキ等の紫色顔料、アルカリブルーレーキ、ビクトリア
ブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシ
アニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩化物、ファ
ストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等の青色
顔料、ピラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエログ
リーンG等の緑色顔料等が挙げられる。
【0023】また磁性トナーを得ようとする場合におい
ては、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属
の粉体、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の金
属化合物の粉体等の磁性粉を添加することも可能であ
る。これらの磁性粉は、着色剤としても作用するので、
磁性トナーを得ようとする場合、これら磁性粉は単独で
または前記顔料と併用して着色剤として使用することが
できる。
【0024】本発明において、重合性単量体組成物中に
おける着色剤の配合量としては、特に限定されるもので
はなく、また使用する着色剤の種類等によっても左右さ
れるが、重合性単量体100重量部に対し、着色剤1〜
20重量部、好ましくは3〜15重量部程度とすること
が望ましい。すなわち、着色剤が1重量部未満では、得
られる着色微粒子における着色度が充分なものとなら
ず、一方20重量部を越えるものであると、添加量を増
加させた効果があまり見られず、また重合性単量体の重
合が充分に進行しない虞れがあるためである。
【0025】なお、着色剤として、例えばニグロシン系
染料等の染料を上記したような顔料と共に併用すること
は可能である。
【0026】しかして、本発明においては、このような
着色剤の前記重合性単量体への分散を、ロジン誘導体、
芳香族系石油樹脂、ピネン系樹脂、エポキシ系樹脂およ
びクマロン樹脂からなる群より選ばれてなる少なくとも
1種の樹脂(以下、「着色剤分散剤」とも称する。)の
存在下で行なうものである。
【0027】ロジン誘導体としては、具体的には、例え
ば、ロジンエステル、水添ロジン、水添ロジンエステ
ル、二塩基酸変性ロジン、重合ロジンなどが、芳香族系
石油樹脂としては、例えば、ネオポリマー8、L−9
0、100、120、130、140、150、16
0、170S(日本合成樹脂(株)製)などが、ピネン
系樹脂としては、例えば、α−ピネン樹脂、β−ピネン
樹脂などが、エポキシ樹脂としては、例えば、常温(2
5℃±2℃)で固体または液状の、ビスフェノールA
型、ハロゲン化ビスフェノール型、レゾルシン型、ビス
フェノールF型、ノボラック型、ポリアルコール型、ポ
リグリコール型、ポリオレフィン型、脂環型などの各種
のものが、さらにクマロン樹脂としては、例えば、エス
クロンG−90、N−100、V−120(新日鐵化学
(株)製)などのクマロンインデン共重合物などが、ま
たスチレン−アクリル系樹脂としては、例えば、スチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−tert−ブチルスチレン、p−フェニルスチレ
ン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体、および
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、
アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタ
クリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸グリシジル等の
(メタ)アクリル酸エステル系単量体を主成分として、
それぞれ1種または2種以上組合せて含有し、これに、
エチレン、プロピレン、ブチレン等のオレフィン系樹
脂、その他、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド等の共重合可能なその他の重合性
単量体を必要に応じて有してなるものなどが例示できる
が、これらに限定されるものではない。
【0028】これらの着色剤分散剤としては、特に、酸
価5〜100 KOHmg/gのロジン誘導体、重量平
均分子量が10000以下で軟化温度が70℃〜170
℃の芳香族系石油樹脂、α−ピネン系樹脂、軟化点温度
が60℃〜150℃のエポキシ系樹脂、クマロン樹脂お
よびスチレン−アクリル系樹脂からなる群から選ばれて
なる少なくとも1種の樹脂であることが望ましい。
【0029】本発明においては、重合性単量体に上記の
ごとき着色剤分散剤を予め溶解ないし分散させた後、着
色剤を重合性単量体に添加するか、あるいは着色剤分散
剤を着色剤と同時に添加し、その後適当な攪拌装置等を
用いて着色剤の分散処理を行なう。なお、前記着色剤分
散剤が重合性単量体に対し溶解性が乏しくかつ常温域で
固体状のものである場合には、重合性単量体中に均一分
散させるために当該分散剤が溶融し得る温度まで昇温さ
せる必要があり、また重合性単量体に対して溶解性を有
する場合であっても溶解を促進するために加温すること
が可能である。
【0030】このような着色剤分散剤の添加量として
は、使用される着色剤の種類および量、並びに使用され
る分散剤の種類によっても左右されるため一概には規定
できないが、例えば、重合性単量体組成物100重量部
に対し、分散剤1〜50重量部、より好ましくは2〜3
0重量部程度が適当である。すなわち、着色剤分散剤1
重量部未満では、その添加による着色剤の分散安定性の
向上、および懸濁時および重合過程での水相への着色剤
の移行防止効果が充分に期待できず、また50重量部を
越えるものであると、添加量を増加させてもその効果は
さほど向上しなくなり、また着色剤分散剤は比較的低分
子のものであるため、印字後の耐刷強度等の低下につな
がる虞れが高くなるためである。
【0031】またこのような分散剤の存在下における重
合性単量体中への着色剤の分散処理を行なう装置として
は特に限定されるものではないが、例えば、ボールミ
ル、アトライター、サンドミル等のメディア型分散装
置、ホモミキサー、ホモジナイザー、バイオミキサー等
の剪断型分散装置、超音波分散装置などが好ましく例示
できる。
【0032】また重合性単量体組成物中には、必要に応
じて、オフセット防止剤、荷電制御剤等を配合すること
も可能である。必要に応じて重合性単量体組成物中に添
加されるオフセット防止剤としては、特に限定されるも
のではないが、環状法軟化点80〜180℃の重合体、
例えば、重量平均分子量1000〜45000、より好
ましくは2000〜6000程度のポリオレフィン、い
わゆるポリオレフィンワックスが用いられ得る。例え
ば、ポリオレフィンワックスとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブチレンなどの単独重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合
体、エチレン−ペンテン共重合体、エチレン−3−メチ
ル−1−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテ
ン共重合体などのオレフィン共重合体、あるいは、オレ
フィンとその他の単量体、例えば、ビニルメチルエーテ
ル、ビニル−n−ブチルエーテル、ビニルフェニルエー
テル等のビニルエーテル類、ビニルアセテート、ビニル
ブチレート等のビニルエステル類、弗化ビニル、弗化ビ
ニリデン、テトラフルオロエチレン、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、テトラクロロエチレン等のハロオレフィン
類、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブ
チルアクリレート、メチルメタアクリレート、エチルメ
タアクリレート、n−ブチルメタアクリレート、ステア
リルメタアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル
メタアクリレート、t−ブチルアミノエチルメタアクリ
レート等の(メタ)アクリル酸エステル類、アクリロニ
トリル、N,N−ジメチルアクリルアミド等のアクリル
酸誘導体、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、
フマール酸、イタコン酸等の有機酸類、ジエチルフマレ
ート、β−ピネン等との共重合体など挙げられる。
【0033】さらにオフセット防止剤としては、上記し
たようなポリオレフィン以外にも、天然あるいは合成の
パラフィンワックス類、特に融点60〜70℃の高融点
パラフィンワックス類、ステアリン酸の亜鉛塩、バリウ
ム塩、鉛塩、コバルト塩、カルシウム塩及びマグネシウ
ム塩及びマグネシウム塩。オレフィン酸の亜鉛塩、マン
ガン塩、鉄塩、鉛塩、並びにパルチミン酸の亜鉛塩、コ
バルト塩、マグネシウム塩などといった脂肪酸金属塩、
特に炭素数17以上の高級脂肪酸塩類、同様にミリシル
アルコールなどの高級アルコール類、ステアリン酸グリ
セリド、パルミチン酸グリセリド等の多価アルコールエ
ステル類、ミリシルステアレート、ミリシルパルミテー
ト等の脂肪酸エステル類、モンタン酸部分ケン化エステ
ル等の肪酸部分ケン化エステル類、ステアリン酸、パル
ミチン酸、モンタン酸等の高級脂肪酸類、エチレンビス
ステアロイルアミド等の脂肪酸アミド及びこれらの混合
物などが用いられる。
【0034】さらに電荷制御剤としては、例えば、ニグ
ロシン、モノアゾ染料、亜鉛、ヘキサデシルサクシネー
ト、ナフトエ酸のアルキルエステルまたはアルキルアミ
ド、ニトロフミン酸、N,N−テトラメチルジアミンベ
ンゾフェノン、N,N−テトラメチルベンジジン、トリ
アジン、サリチル酸金属錯体等が挙げられる。なお、こ
のような電荷制御剤は、懸濁重合時に添加するよりも、
懸濁重合後に得られた樹脂粒子に対し外部添加する方が
望ましい。
【0035】また懸濁重合においては、懸濁粒子の安定
化を図るために分散安定剤を添加することができる。分
散安定剤としては、ポリビニルアルコール、ゼラチン、
トラガント、デンプン、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウム等
の水溶性高分子、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナ
トリウム、オクチル硫酸ナトリウム、アリル−アルキル
−ポリエーテルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナト
リウム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウ
ム、カプリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、ス
テアリン酸カリウム、オレイン酸カルシウム、3,3´
−ジスルホンジフェニル尿素−4,4´−ジアゾ−ビス
−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウ
ム、オルト−カルボキシベンゼン−アゾ−ジメチルアニ
リン、2,2´,5,5´−テトラメチル−トリフェニ
ルメタン−1,1´−ジアゾ−ビス−β−ナフトール−
ジスルホン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン
酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミ
ン、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
アンモニウム、アルカリスルホン酸ナトリウム、β−ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリム塩、特
殊芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、
特殊カルボン酸型高分子界面活性剤、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタンアルキレート、ラウリルトリメチルアンモニウム
クロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ジス
テアリルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルベ
ンジルジメチルアンモニウムクロライド等の界面活性
剤、その他アルギン酸塩、ゼイン、カゼイン、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウ
ム、リン酸カルシウム、タルク、粘土、ケイソウ土、ベ
ントナイト、水酸化チタン、水酸化トリウム、金属酸化
物粉末等が用いられる。
【0036】これら分散安定剤は、得られる着色微粒子
の粒子径が所定の大きさ、例えば1〜100μm、好ま
しくは3〜20μmとなるように、その組成や使用量を
適宜調節して使用すべきものであり、例えば、水溶性高
分子を用いる場合は、重合性単量体成分に対して、0.
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%とするの
が好適である。界面活性剤の場合は、重合性単量体に対
して0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量
%とするのが好適である。
【0037】また重合に用いる重合開始剤としては、通
常懸濁重合に用いられる油溶性の過酸化物系あるいはア
ゾ系開始剤が利用できる。一例を挙げると、例えば、過
酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化オクタノイ
ル、オルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキシ過
酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイド、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、キュメンハ
イドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド等の過酸化物系開始
剤、2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,
2´−アゾビス(2,3−ジメチルブチロニトリル)、
2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、
2,2´−アゾビス(2,3,3−トアゾビス(2−メ
チルブチロニトリル)、2,2´−アゾビス(2,3,
3−トリメチルブチロニトリル)、2,2´−アゾビス
(2−イソプロピルブチロニトリル)、1,1´−アゾ
ビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2
´−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニト
リル、4,4´−アゾビス(4−シアノバレリン酸)、
ジメチル−2,2´−アゾビスイソブチレート等があ
る。該重合開始剤は、重合性単量体に対して、0.1〜
20重量%、特に、1〜10重量%使用されるのが好ま
しい。
【0038】懸濁重合は、重合性単量体に着色剤を上記
したような着色剤分散剤の存在下に分散処理して調製さ
れた重合性単量体組成物を水性媒体中に懸濁させ、例え
ば50〜90℃、好ましくは60〜80℃の温度におい
て行なわれる。懸濁重合が完了した後、得られた着色微
粒子を水性媒体中より分離、乾燥した後、必要に応じて
分級工程を経て、所望粒径、例えば平均粒子径1〜10
0μm、より好ましくは3〜20μm程度の着色微粒子
を得ることができる。そしてこのようにして得られる本
発明に係る着色微粒子における着色剤の量は、懸濁重合
における重合性単量体組成物中における着色剤の配合量
(仕込み量)に対して、残存率が70%以上、より好ま
しくは90%以上となることを特徴とするものであり、
着色微粒子中の着色剤含有量が5重量%以上、より好ま
しくは6重量%以上となる。また得られる着色微粒子に
おける着色剤の分散は極めて良好であり、各微粒子間に
おける均一性も高いものとなる。
【0039】本発明に係る電子写真用トナーは、上記の
ようにして得られた着色微粒子を、そのまま、あるい
は、必要に応じて、電荷調整のための電荷制御剤、流動
化剤などといった通常の静電荷現像用トナーに常用させ
る添加剤を適宜外部添加する等といった処理を行なうこ
とで得ることができる。
【0040】流動化剤としては、例えば、コロイダルシ
リカ、疎水性シリカ、疎水性チタニア、疎水性ジルコニ
ア、タルク等の無機微粒子、その他、ポリスチレンビー
ズ、(メタ)アクリル樹脂ビーズ等の有機微粒子などが
用いられ得る。
【0041】このようにして得られる電子写真用トナー
は、平均粒径が、例えば、2〜20μm、好ましくは
3.5〜15μm程度のものであり、そして各トナー粒
子中には着色剤が充分な含有量をもって均一に分散して
なり、かつ各トナー粒子間における着色剤含有量が均一
であることから、このトナーを用いて画像形成を行なっ
た際に、得られる画像は充分な着色化度ないし黒化度を
もっており、またトナー粒子間における帯電量が均一で
かつ安定したものとなるため、かぶり等のない安定した
画像を得ることができるものとなるものである。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。なお以下において、特にことわりのない限り
「部」は重量部、「%」は重量%を意味するものであ
る。
【0043】実施例1 スチレン85部、n−ブチルアクリレート15部、ジビ
ニルベンゼン0.3部、カーボンブラック(三菱化学
(株)製MA−100)8部、分散剤としてのマレイン
酸変性ロジン(ルイゾール28−JA(酸価37)理化
ハーキュレス(株)製)8部、ABNR(日本ヒドラジ
ン工業(株)製)1部、およびABNV(日本ヒドラジ
ン工業(株)製)2部を用いて重合性単量体組成物を調
製した。
【0044】なお上記重合性単量体組成物の分散剤(マ
レイン酸変性ロジン)は予めスチレンに溶解した後、
2.5mmガラスビーズ130gと共に450mlマヨ
ネーズビンに入れ、ペイントシェーカーで30分間分散
混合した。この重合性単量体組成物分散混合液を光学顕
微鏡で観察した結果、カ−ボンブラックが均一に微分散
されており、1μm以上の粗粒子のない事を確認した、
また分散安定性も良好であった。
【0045】この重合性単量体組成物分散混合液から、
2.5mmガラスビーズ全量を除去し、あらかじめ調整
された1%ポリビニルアルコール(PVA205(株)
クラレ製)水溶液480gに投入し、ホモミキサー(特
殊機化工(株)製)を用い8000rpmで5分間撹拌
し、懸濁液を得た。この懸濁液を光学顕微鏡で観察した
結果、個々の粒子が一様に黒く着色されており、着色さ
れていない透明な粒子は見あたらなかった。
【0046】この懸濁液を窒素雰囲気下で、重合粒子が
沈降しない程度に全体を均一撹拌しながら昇温し、70
℃で8時間重合を行った。この重合液の粒子径をコール
ターマルチサイダーII(コールター社製)で測定した
結果体積平均粒子径が6.4μmであった。
【0047】次いで常温まで冷却し、固液分離、洗浄を
繰り返し行った後、60℃の熱風乾燥機で24時間乾燥
し、本発明の着色微粒子(1)を得た。
【0048】この着色微粒子(1)中のカーボンブラッ
ク量を熱分析装置(高感度Tg、TGA−50S島津製
作所製)で測定した。測定方法は、昇温速度l0℃/分
で常温から600℃まで窒素雰囲気下で加熱しポリマー
成分を完全分解した後、空気雰囲気下で1000℃まで
同昇温速度で加熱し、空気雰囲気中での減量%をカ−ボ
ンブラック量とした。その結果、着色微粒子中のカーボ
ンブラック量は6.8%であった。カ−ボンブラックの
着色粒子中への残存率は99%である。この着色微粒子
(1)を電子写真用トナー(1)として用い、これに疎
水性シリカ(アエロジルR−972日本アエロジル
(株)製)を0.3%添加し充分混合した後、スチレン
アクリル樹脂コートフェライトキャリアを用いトナー濃
度4%になる様に調整し、混合して二成分現像剤を作成
した。この現像剤をレオドライ7610(東芝(株)
製)にセットし、複写テストを行った結果充分な黒化度
を有したかぶりのない良好な画像が得られた。
【0049】この着色微粒子(1)におけるカーボンブ
ラックの分散状態をTEM写真で観察した結果、粒子中
に均一に微分散している事を確認した。
【0050】実施例2 スチレン850部、n−ブチルアクリレート150部、
ジビニルベンゼン3部、カーボンブラック(三菱化学
(株)製#44)80部、分散剤としての芳香族系石油
樹脂(ネオポリマー100、日本合成樹脂(株)製)4
0部、ABNR(日本ヒドラジン工業(株)製)20
部、およびABNV(日本ヒドラジン工業(株)製)4
0部を用いて重合性単量体組成物を調製した。
【0051】なお上記重合性単量体組成物の分散剤(芳
香族系石油樹脂)は予めスチレンに溶解した後、DYN
O−MILLKDL(Will y A.Bachof
enAG Maschinenfabrik社製)で分
散処理した。この重合性単量体組成物分散混合液を光学
顕微鏡で観察した結果、カーボンブラックか均一に微分
散されており、粗粒子のない事を確認した、また分散安
定性も良好であった。
【0052】この重合製単量体組成物分散液を、あらか
じめ調整された0.04%のドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウムと4%のリン酸カルシウムを含む水480
Ogに投入し、エバラマイルダー((株)荏原製作所
製)1500rpmで10分間循環させ懸濁液を得た。
この懸濁液を光学顕微鏡で観察した結果、個々の粒子が
一様に黒く着色されており、着色されていない透明な粒
子は見あたらなかった。
【0053】この懸濁液を窒素雰囲気下で、重合粒子が
沈降しない程度に全体を均一撹拌しながら昇温し、75
℃で6時間重合を行った。この重合液の粒子径をコール
ターマルチサイダーII(コールター社製)で測定した
結果重量平均粒子径が7.2μmであった。
【0054】次いで常温まで冷却し、塩酸でリン酸カル
シウムを溶解後、固液分離、洗浄を繰り返し行い充分洗
浄した後、60℃の熱風乾燥機で24時間乾燥し本発明
の着色微粒子(2)を得た。
【0055】この着色微粒子(2)を実施例1と同じ方
法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定した。その
結果着色微粒子中のカーボンブラック量は7.1%であ
った。カ−ボンブラックの着色微粒子中への残存率は1
00%である。
【0056】この着色微粒子(2)を電子写真用トナー
(2)として用い、これに疎水性シリカ(アエロジルR
−972日本アエロジル(株)製)を0.3%添加し充
分混合した後、スチレンアクリル樹脂コートフェライト
キャリアを用いトナー濃度4%になる様に調整し、混合
して二成分現像剤を作成した。この現像剤をレオドライ
7610(東芝(株)製)にセットし、複写テストを行
った結果充分な黒化度を有したかぶりのない良好な画像
が得られた。この着色微粒子(2)のカーボンブラック
の分散状態をTEM写真で観察した結果、粒子中に均一
に微分散している事を確認した。
【0057】実施例3 実施例2の重合性単量体組成物における分散剤をα−ピ
ネン樹脂(YSレジンA#800、ヤスハラケミカル
(株)製)120gとする以外は実施例2と全く同じ操
作で着色微粒子(3)を得た。分散処理後の重合性単量
体組成物を実施例1と同じ方法で評価した結果、カーボ
ンブラックが均一に微分散されており、粗粒子のない事
を確認した、また分散安定性も良好であった。この着色
微粒子(3)の重量平均粒子径は4.5μmであった。
【0058】この着色微粒子(3)を実施例1と同じ方
法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定した。その
結果着色微粒子中のカ−ポンプラック量は6.5%であ
った。カ−ボンブラックの着色微粒子中への残存率は9
8%である。
【0059】着色微粒子(3)の粒子中のカーボンブラ
ックの分散状態も実施例1を同じ方法で評価した。その
結果粒子中に均一に分散していることを確認した。
【0060】この着色微粒子(3)を電子写真用トナー
(3)として用い、これに疎水性シリカ(アエロジルR
−972日本アエロジル(株)製)を0.3%添加し充
分混合した後、スチレンアクリル樹脂コートフェライト
キャリアを用いトナー濃度4%になる様に調整し、混合
して二成分現像剤を作成した。この現像剤を実施例1と
同様に複写テストを行った結果、充分な黒化度を有した
かぶりのない良好な画像が得られた。
【0061】実施例4 実施例1の重合性単量体組成物における分散剤をクマロ
ン樹脂(エスクロンN−100S、新日鐵化学(株)
製)20gとする以外は実施例1と全く同じ操作で着色
微粒子(4)を得た。分散処理後の重合性単量体組成物
を実施例1と同じ方法で評価した結果、カーボンブラッ
クが均一に微分散されており、粗粒子のない事を確認し
た、また分散安定性も良好であった。着色微粒子(4)
の重量平均粒子径は5.9μmであった。
【0062】この着色微粒子(4)を実施例1と同じ方
法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定した。その
結果着色微粒子中のカーボンブラック量は6.7%であ
った。カーボンブラックの着色微粒子中への残存率は9
7%である。
【0063】着色微粒子(4)の粒子中のカーボンブラ
ックの分散状態も実施例1を同じ方法で評価した、その
結果粒子中に均一に分散していることを確認した。
【0064】この着色微粒子(4)を電子写真用トナー
(4)として用い、これに疎水性シリカ(アエロジルR
−972日本アエロジル(株)製)を0.8%添加し充
分混合した後、スチレンアクリル樹脂コートフェライト
キャリアを用いトナー濃度4%になる様に調整し、混合
して二成分現像剤を作成した。この現像剤をレオドライ
7610(東芝(株)製)にセットし、複写テストを行
った結果充分な黒化度を有したかぶりのない良好な画像
が得られた。
【0065】実施例5 実施例1の重合性単量体組成物における分散剤をマレイ
ン酸変性ロジン(DP−180(酸化9)理化ハーキュ
レス(株)製)16gとする以外は実施例1と全く同じ
操作で着色微粒子(5)を得た。
【0066】分散処理後の重合性単量体組成物を実施例
1と同じ方法で評価した結果、カーボンブラックが均一
に微分散されており、粗粒子のない事を確認した。また
分散安定性も良好であった。着色微粒子(5)の重量平
均粒子径は5.9μmであった。
【0067】この着色微粒子(5)を実施例1と同じ方
法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定した。その
結果着色微粒子中のカーボンブラック量は6.8%であ
った。カーボンブラックの着色微粒子中への残存率は9
9%である。
【0068】着色微粒子(5)の粒子中のカーボンブラ
ックの分散状態も実施例1を同じ方法で評価した。その
結果粒子中に均一に分散していることを確認した。
【0069】この着色微粒子(5)を電子写真用トナー
(5)として用い、これに疎水性シリカ(アエロジルR
−972日本アエロジル(株)製)を0.3%添加し充
分混合した後、スチレンアクリル樹脂コートフェライト
キャリアを用いトナー濃度4%になる様に調整し、混合
して二成分現像剤を作成した。この現像剤をレオドライ
7610(東芝(株)製)にセットし、複写テストを行
った結果充分な黒化度を有したかぶりのない良好な画像
が得られた。
【0070】実施例6 実施例1の重合性単量体組成物における分散剤をエポキ
シ樹脂(エピコート1002油化シェルエポキシ(株)
製軟化温度(環球法)78℃)6g、カーボンブラック
を12gとする以外は実施例1と全く同じ操作で着色微
粒子(6)を得た。
【0071】分散処理後の重合性単量体組成物を実施例
1と同じ方法で評価した結果、カーボンブラックか均一
に微分散されており、粗粒子のない事を確認した、また
分散安定性も良好であった。着色微粒子(6)の重量平
均粒子径は5.3μmであった。
【0072】この着色微粒子(6)を実施例1と同じ方
法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定した。その
結果着色微粒子中のカーボンブラック量は10.1%で
あった。カーボンブラックの着色微粒子中への残存率は
99.6%である。
【0073】着色微粒子(6)の粒子中のカーボンブラ
ックの分散状態も実施例1を同じ方法で評価した、その
結果粒子中に均一に分散していることを確認した。
【0074】この着色微粒子(6)を電子写真用トナー
(6)として用い、これに疎水性シリカ(アエロジルR
−972日本アエロジル(株)製)を0.3%添加し充
分混合した後、スチレンアクリル樹脂コートフェライト
キャリアを用いトナー測度4%になる様調整し、混合し
て二成分現像剤を作成した。この現像剤をレオドライ7
610(東芝(株)製)にセットし、複写テストを行っ
た結果充分な黒化度を有したかぶりのない良好な画像が
得られた。
【0075】実施例7 実施例2の重合性単量体組成物における分散剤をマレイ
ン酸変性ロジン(ペンタリン830(酸価79)、理化
ハーキュレス(株)製)とし、0.04%ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウムと4%リン酸カルシウムとを
含む水4800gの代わりにハイテノールN08(ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニ
ウム、第一工業製薬(株)製)の0.2%水溶液480
0gとする以外は実施例2と全く同じ操作で着色微粒子
(7)を得た。
【0076】分散処理後の重合性単量体組成物を実施例
1と同じ方法で評価した結果、カーボンブラックが均一
に微分散されており、粗粒子のない事を確認した、また
分散安定性も良好であった。着色微粒子(7)の重量平
均粒子径は5.7μmであった。
【0077】この着色微粒子(7)を実施例1と同じ方
法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定した。その
結果着色微粒子中のカーボンブラック量は6.9%であ
った。カーボンブラックの着色微粒子中への残存率は9
7%である。着色微粒子(7)の粒子中のカーボンブラ
ックの分散状態も実施例1を同じ方法で評価した。その
結果粒子中に均一に分散していることを確認した。
【0078】この着色微粒子(7)を電子写真用トナー
(7)として用い、これに疎水性シリカ(アエロジルR
−972日本アエロジル(株)製)を0.3%添加し充
分混合した後、スチレンアクリル樹脂コートフエライト
キャリアを用いトナー濃度4%になる様調整し、混合し
て二成分現像剤を作成した。この現像剤をレオドライ7
610(東芝(株)製)にセットし、複写テストを行っ
た結果充分な黒化度を有したかぶりのない良好な画像が
得られた。
【0079】比較例1 実施例1の重合性単量体組成物の分散剤を添加しない以
外は、実施例1と同じ組成及び操作で、比較用着色微粒
子(1)を得た。各工程において実施例1と同じように
評価した。その結果、重合性単量体組成物の分散混合液
中のカーボンブラックの分散状態を光学顕微鏡で観察し
た結果、カ−ボンブラックの分散は悪く、1μm以上の
粗粒子を含み且つ、分散安定性がないためすぐに2次凝
集をすぐに起こした。
【0080】懸濁液の光学顕微鏡観察した結果は、個々
の粒子の黒色度合が不均一で、透明な粒子の存在が認め
られた。
【0081】重合して得られた比較用着色微粒子(1)
の重量平均粒子径は5.8μmであった。この比較用着
色微粒子(1)の粒子中のカーボンブラックの分散をT
EM写真で観察した結果、カーボンブラックは粒子表面
近傍に集まり粒子中心部にはほとんど存在しない状態で
あった。
【0082】この比較用着色微粒子(1)を実施例1と
同じ方法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定し
た、その結果着色微粒子中のカーポンプラック量は2.
8%であった。カーボンブラックの着色微粒子中への残
存率は40%である。この比較着色微粒子(1)を比較
用トナー(1)として実施例1と同様の方法で現像剤を
作成し、複写テストを行った結果、トナー飛散が認めら
れ、画像上にかぶりが認められ、黒化度の低い画像しか
得られなかった。
【0083】比較例2 実施例1の重合性単量体組成物における分散剤(ルイゾ
ール28−JA(酸化37)理化ハーキュレス(株)
製)8部を、着色剤の分散処理後の重合性単量体組成物
分散混合液に添加し溶解する以外は、実施例2と同じ組
成及び操作で比較用着色微粒子(2)を得た。各工程に
おいて実施例1と同じように評価した。その結果、重合
性単量体組成物の分散混合液中のカーボンブラックの分
散状態を光学顕微鏡で観察した結果、カーボンブラック
の分散は悪く、1μm以上の粗粒子を含み且つ、分散安
定性がないためすぐに2次凝集をすぐに起こした。
【0084】懸濁液の光学顕微鏡観察した結果は、個々
の粒子の黒色度合が不均一で、透明な粒子の存在が認め
られた。
【0085】重合して得られた比較用着色微粒子(2)
の重量平均粒子径は8.1μmであった、この比較用者
色微粒子(2)の粒子中のカーボンブラックの分散をT
EM写真で観察した結果、カーボンブラックは粒子表面
近傍に集まり粒子中心部にはほとんど存在しない状態で
あった。
【0086】この比較用着色微粒子(2)を実施例1と
同じ方法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定し
た。その結果微粒子中のカーボンブラック量は3.3%
であった。カーボンブラックの着色微粒子中の残存率は
46%である。この比較着色微粒子(2)を比較用トナ
ー(2)として実施例1と同様の方法で現像剤を作成
し、複写テストを行った結果、トナー飛散が認められ、
画像上にかぶりが認められ、黒化性の低い画像しか得ら
れなかった。
【0087】比較例3 実施例1の重合性単量体組成物における分散剤をフェノ
ール・テルペン共重合体(YSポリスターSl45、ヤ
スハラケミカル(株)製)とする以外は、実施例1と同
じ組成及び操作で比較用着色微粒子(3)を得た。各工
程において実施例1と同じように坪価した。その結果、
重合性単量体組成物の分散混合液中のカーポンプラック
の分散状態を光学顕微鏡で観察した結果、カーボンブラ
ックは微分散されており、粗粒子は含まないが分散安定
性が低く2次凝集の生じ易い分散であった。
【0088】懸濁液の光学顕微鏡観察した結果は、個々
の粒子の黒色度合が不均一であるが透明な粒子の存在は
認められなかった。
【0089】重合して得られた比較用着色微粒子(3)
の重量平均粒子径は7.8μmであった。この比較用着
色微粒子(3)の粒子中のカーボンブラックの分散をT
EM写真で観察した結果、不均一な分散で粒子内で凝集
した様な分散状態であった。
【0090】この比較用着色微粒子(3)を実施例1と
同じ方法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定し
た。その結果着色微粒子中のカーボンブラック量は3.
8%であった。カーボンブラックの着色微粒子中への残
存率は53%である。この比較着色微粒子(3)を比較
用トナー(3)として実施例1と同様の方法で現像剤を
作成し、複写テストを行った結果、トナー飛散が認めら
れ、画像上にかぶりが認められ、黒化度の低い画像しか
得られなかった。
【0091】比較例4 実施例1の重合性単量体組成物の分散剤をp−カルボキ
シスチレン3部とする以外は、実施例1と同じ組成及び
操作で比較用着色微粒子(4)を得た。各工程において
実施例1と同じように評価した。その結果、重合性単量
体組成物の分散混合液中のカーボンブラックの分散状態
を光学顕微鏡て観察した結果、カーボンブラックは微分
散されており、粗粒子は含まないが分散安定性が低く2
次凝集の生じ易い分散であった。
【0092】懸濁液の光学顕微鏡観察した結果は、個々
の粒子の黒色度合が不均一であるが透明な粒子の存在は
認められなかった。
【0093】重合して得られた比較用着色微粒子(4)
の重量平均粒子径は6.1μmであった。この比較用着
色微粒子(4)の粒子中のカーボンブラックの分散をT
EM写真で観察した結果、カーボンブラックが粒子表面
近傍に集まった分散状態であった。
【0094】この比較用着色微粒子(4)を実施例1と
同じ方法で着色微粒子中のカーボンブラックを測定し
た。その結果着色微粒子中のカーボンブラック量は4.
2%であった。カーボンブラックの着色微粒子中への残
存率は58%である。この比較用着色微粒子(4)を比
較用トナー(4)として実施例1と同様の方法で現像剤
を作成し、複写テストを行った結果、黒化度ある画像が
得られたが、トナー飛散及びかぶりが認められた。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少な
くとも重合性単量体に着色剤を分散してなる重合性単量
体組成物を水系分散媒に懸濁し重合して着色微粒子を得
るにおいて、重合性単量体ヘの着色剤の分散を、ロジン
誘導体、芳香族系石油樹脂、ピネン系樹脂、エポキシ系
樹脂、およびクマロン樹脂からなる群から選ばれてなる
少なくとも1種の樹脂の存在下で行うことを特徴とする
ものであるから、得られる着色微粒子中の着色剤の分散
が均一でかつ、着色微粒子間での着色剤含有量の均一性
も高くなる。このため、このような着色微粒子を電子写
真用トナーとして用いた場合、得られる画像の着色化度
ないし黒化度は充分なものとなり、かつ画像のかぶり等
の不具合の発生する虞れもなくなるものである。また、
上記したような特定の樹脂の存在下において重合性単量
体への着色剤の分散処理を行なった重合性単量体組成物
は、水系媒体への懸濁時および重合過程で水相への着色
剤の移行が少ないため、得られる着色微粒子中への着色
剤の残存率が高くなり、かつ水相に移行した遊離着色剤
による汚染の問題もなくなるといった製造上での利点も
有することとなる。
フロントページの続き (72)発明者 阿南 和浩 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 松田 立人 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも重合性単量体に着色剤を分散
    してなる重合性単量体組成物を水系分散媒に懸濁し重合
    することにより着色微粒子を製造する方法において、重
    合性単量体への着色剤の分散を、ロジン誘導体、芳香族
    系石油樹脂、ピネン系樹脂、エポキシ系樹脂、クマロン
    樹脂およびスチレン−アクリル系樹脂からなる群より選
    ばれてなる少なくとも1種の樹脂の存在下で行い、着色
    微粒子中への着色剤残存率が70%以上であることを特
    徴とする着色微粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 重合性単量体に着色剤を分散する際の分
    散剤が、少なくとも重合性単量体に着色剤を分散してな
    る重合性単量体組成物100重量部に対し、1〜50重
    量部である特許請求項1記載の着色微粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】 重合性単量体に着色剤を分散する際の分
    散剤が、酸価5〜100 KOHmg/gのロジン誘導
    体、重量平均分子量が10000以下で軟化温度が70
    ℃〜170℃の芳香族系石油樹脂、α−ピネン系樹脂、
    軟化点温度が60℃〜150℃のエポキシ系樹脂、クマ
    ロン樹脂およびスチレン−アクリル系樹脂からなる群か
    ら選ばれてなる少なくとも1種の樹脂を分散剤として添
    加することを特徴とする請求項4に記載の着色微粒子の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の製造方
    法により得られる着色微粒子。
  5. 【請求項5】 少なくとも重合性単量体に着色剤を分散
    してなる重合性単量体組成物を水系分散媒に懸濁し重合
    して得られる着色微粒子において、重合性単量体ヘの着
    色剤の分散を、ロジン誘導体、芳香族系石油樹脂、ピネ
    ン系樹脂、エポキシ系樹脂、クマロン樹脂およびスチレ
    ン−アクリル系樹脂からなる群から選ばれてなる少なく
    とも1種の樹脂を含有し、着色微粒子中の着色剤含有量
    が5重量%以上であることを特徴とする着色微粒子。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の着色微粒子を
    含有することを特徴とする電子写真用トナー。
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