JPH1045851A - 熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の製造方法

Info

Publication number
JPH1045851A
JPH1045851A JP20245196A JP20245196A JPH1045851A JP H1045851 A JPH1045851 A JP H1045851A JP 20245196 A JP20245196 A JP 20245196A JP 20245196 A JP20245196 A JP 20245196A JP H1045851 A JPH1045851 A JP H1045851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
polymerization
thermoplastic resin
distilled
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20245196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ueda
賢一 上田
Teruyuki Kamitou
照幸 神頭
Kazuchika Fujioka
和親 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP20245196A priority Critical patent/JPH1045851A/ja
Publication of JPH1045851A publication Critical patent/JPH1045851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性および耐熱性に優れ、しかも着色の少
ない熱可塑性樹脂を得ることができる製造方法を提供す
る。 【解決手段】 ラジカル重合可能な単量体成分を重合す
る方法において、アルコールを含む溶媒を用いて重合し
た後、アルコールを含む揮発成分を加熱減圧下で留出除
去して分離するか、或いは、重合した後にアルコールを
添加し、次いで、アルコールを含む揮発成分を加熱減圧
下で留出除去して分離する。これにより、アルコールを
多く使用して重合中や重合後の加熱時の着色を充分に防
止することができ、しかも、樹脂中に残存するアルコー
ルの量を低減することができるので、耐熱性の低下等を
防止することができる。また、上記の単量体成分は、N
−置換マレイミドおよびメタクリル酸エステルを含むこ
とが特に好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性および耐熱
性を有する熱可塑性樹脂の製造方法に関するものであ
る。さらに詳しくは、耐熱性に優れることによる高温下
での形状安定性と、無色透明性とが要求される、光学材
料や自動車材料などに好適な熱可塑性樹脂の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、N−置換マレイミドは、共重
合性に富み、メタクリル酸エステル等の単量体と共重合
させると、耐熱性、耐熱安定性、機械強度、成形性等の
各種物性のバランスがとれた熱可塑性樹脂を与えること
が知られている。
【0003】このような熱可塑性樹脂のうちでも、特
に、メタクリル酸エステル単位を分子骨格中に有する熱
可塑性樹脂は、耐熱性および透明性に優れ、自動車材料
や光学材料のような耐熱性および透明性が要求される分
野に多く用いられるようになってきている。
【0004】また、得られる熱可塑性樹脂に対しより高
い耐熱性が要求される場合、より多くのN−置換マレイ
ミド単位を導入することが必要になる。しかしながら、
N−置換マレイミドを多く含む単量体混合物を重合する
と、単量体混合物中に含まれる不純物によって、重合中
や成形加工時等の加熱時に着色しやすく、着色の少ない
熱可塑性樹脂が得られにくい。
【0005】そこで、N−置換マレイミド単位を含む熱
可塑性樹脂における重合中や成形加工時の着色を低減す
る方法として、懸濁重合で得られたポリマービーズを炭
素数1〜4のアルコールを用いて洗浄することにより残
存するマレイミドを減少させる方法(特開昭61−25
2211号公報)、特定の開始剤を用いて重合を行う方
法(特開昭63−304013号公報)、単量体混合物
にベンジルアルコールまたは置換ベンジルアルコールを
添加して注型重合する方法(特開平5−310853号
公報)等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、製造工程が増えたり、充分な着色低減効果
が得られなかったりした。また、特開平5−31085
3号公報に記載の方法は、注型重合であり、アルコール
を除去していない。このため、アルコールを多く用いる
と、樹脂中に残存するアルコールによって耐熱性の低下
や加熱時の発泡が生じやすく、外観の劣化が生じる可能
性がある。このことから、全単量体に対して1重量%以
下、例えば、0.5重量%といった少量しか添加でき
ず、結果として充分な着色低減効果が得られないことが
あるという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み
なされたものであり、その目的は、透明性および耐熱性
に優れ、しかも着色の少ない熱可塑性樹脂の製造方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の熱
可塑性樹脂の製造方法は、上記の課題を解決するため
に、ラジカル重合可能な単量体成分を、アルコールを含
む溶媒を用いて重合した後、アルコールを含む揮発成分
を加熱減圧下で留出除去して分離することを特徴として
いる。
【0009】上記方法によれば、アルコールを多く用い
ることによって重合中や重合後の加熱時の着色を充分に
防止することができ、着色の少ない熱可塑性樹脂を得る
ことができる。しかも、アルコールを多く使用しても、
使用したアルコールを樹脂中に残存させないように、ア
ルコールを含む揮発成分を加熱減圧下で留出除去して分
離するため、耐熱性の低下や外観不良が防止された成型
品を得ることができる。また、アルコールを含む揮発成
分を分離するので、アルコールを回収して再利用すれば
製造効率の向上が可能となる。
【0010】また、請求項2記載の発明の熱可塑性樹脂
の製造方法は、上記の課題を解決するために、ラジカル
重合可能な単量体成分を、溶媒を用いて重合した後、ア
ルコールを添加し、次いで、アルコールを含む揮発成分
を加熱減圧下で留出除去して分離することを特徴として
いる。
【0011】上記方法によれば、アルコールを多く用い
ることによって重合後の加熱時、例えば、脱溶媒工程や
成型時における着色を充分に防止することができ、着色
の少ない熱可塑性樹脂を得ることができる。しかも、ア
ルコールを多く使用しても、重合終了後、脱溶媒前にア
ルコールを添加し、使用したアルコールを樹脂中に残存
させないように、アルコールを含む揮発成分を加熱減圧
下で留出除去して分離するため、アルコールが原因で引
き起こされる重合阻害や、分子量低下の問題が発生せ
ず、機械強度等の物性に優れた熱可塑性樹脂を得ること
ができる。
【0012】さらに、請求項3記載の発明の熱可塑性樹
脂の製造方法は、上記の課題を解決するために、請求項
1または2に記載の熱可塑性樹脂の製造方法において、
上記ラジカル重合可能な単量体成分が、N−置換マレイ
ミドを含むことを特徴としている。
【0013】上記方法によれば、耐熱性に優れた熱可塑
性樹脂を得ることができる。
【0014】さらに、請求項4記載の発明の熱可塑性樹
脂の製造方法は、上記の課題を解決するために、請求項
1ないし3のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂の製造
方法において、上記ラジカル重合可能な単量体成分が、
メタクリル酸エステルを含むことを特徴としている。
【0015】上記方法によれば、透明性に優れた熱可塑
性樹脂を得ることができる。
【0016】本発明について、以下に詳しく説明する。
本発明にかかる熱可塑性樹脂の製造方法は、ラジカル重
合可能な単量体成分を、アルコールを含む溶媒を用いて
重合した後、アルコールを含む揮発成分を加熱減圧下で
留出除去して分離する方法である。或いは、本発明にか
かる熱可塑性樹脂の製造方法は、ラジカル重合可能な単
量体成分を、溶媒を用いて重合した後、アルコールを添
加し、次いで、アルコールを含む揮発成分を加熱減圧下
で留出除去して分離する方法である。
【0017】上記ラジカル重合可能な単量体成分は、重
合時や重合後の加熱時の着色がアルコールによって防止
され得るものであればよいが、N−置換マレイミドを含
む単量体成分が、耐熱性に優れた熱可塑性樹脂を得るこ
とができるため、特に好ましい。また、上記単量体成分
は、熱可塑性樹脂の透明性を向上させるためには、メタ
クリル酸エステルを含むことが望ましい。
【0018】上記のN−置換マレイミドを含む単量体成
分は、N−置換マレイミドのみあってもよいし、N−置
換マレイミドと、共重合可能な重合性単量体との混合物
(以下、単量体混合物と称する)であってもよい。
【0019】上記のN−置換マレイミドとしては、N−
シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、
N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−イ
ソプロピルマレイミド、N−t−ブチルマレイミド、N
−トリブロモフェニルマレイミド、N−ラウリルマレイ
ミド、N−ベンジルマレイミド等を挙げることができ
る。
【0020】上記例示のN−置換マレイミドのうちで
も、得られる熱可塑性樹脂の透明性、低着色性、耐熱性
等の工業的価値からの観点より、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミドが好ましく、N−シ
クロヘキシルマレイミドがより好ましい。また、N−ト
リブロモフェニルマレイミドを用いると、透明性および
耐熱性と合わせて、得られる熱可塑性樹脂に対し難燃性
を付与することができる。上記例示のN−置換マレイミ
ドは、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を
適宜混合して用いてもよい。
【0021】上記の共重合可能な重合性単量体(以下、
共重合性単量体と称する)としては、N−置換マレイミ
ドと共重合可能な不飽和結合を有する化合物であればよ
く、後述するメタクリル酸エステル、後述するN−置換
マレイミドおよびメタクリル酸エステルと共重合可能な
他の単量体が挙げられ、これらの1種または2種以上を
用いることができる。共重合性単量体としては、透明性
の高い熱可塑性樹脂を得るためには、メタクリル酸エス
テルを用いることが好ましく、メタクリル酸エステル
と、芳香族ビニル類やアクリル酸エステル類とを併用す
るのがさらに好ましい。また、共重合性単量体は、メタ
クリル酸エステルを主成分とするのが望ましい。
【0022】上記単量体成分(N−置換マレイミドまた
は単量体混合物)におけるN−置換マレイミドの割合
は、15〜50重量%であることが好ましい。N−置換
マレイミドの割合が15重量%未満であると、熱可塑性
樹脂の耐熱性が低下するおそれがある。また、N−置換
マレイミドの割合が50重量%を超えると、必然的に共
重合性単量体の割合が50重量%未満となるので、得ら
れる熱可塑性樹脂の透明性等の物性が低下するおそれが
ある。
【0023】上記単量体成分を重合する方法としては、
溶媒を用いる重合方法であればよく、溶液重合、バルク
重合、懸濁−バルク重合等を用いることができるが、溶
液重合が、熱可塑性樹脂の組成や分子量をコントロール
しやすいため、特に好適である。
【0024】本発明において用いるアルコールとして
は、一般式 R−OH …(1) (Rは、炭素数5から30までの直鎖または枝分かれし
たアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、フェ
ニル基、置換フェニル基、ベンジル基、2−フェニルエ
チル基、またはシンナミル基である。)で表されるアル
コールを用いることができる。
【0025】上記アルコールとしては、例えば、n−ペ
ンチルアルコール、n−ヘキサノール、n−オクタノー
ル、n−ドデシルアルコール等の脂肪族アルコール;シ
クロペンタノール、シクロヘキサノール等のシクロアル
カノール;ベンジルアルコール;2−フェニルエタノー
ル;けい皮アルコール等が挙げられる。上記アルコール
は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を適
宜混合して用いてもよい。
【0026】溶液重合を行った後の脱溶媒工程において
アルコールを揮発成分として留出除去するために適当な
アルコールの沸点は、脱溶媒工程の温度と減圧度によっ
て左右されるが、一般に、得られる熱可塑性樹脂のマレ
イミド含有量が15重量%から50重量%である場合、
80〜300℃が好ましく、120〜260℃がさらに
好ましい。この範囲内であれば、重合終了後、加熱減圧
下でアルコールを揮発成分として容易に留出除去するこ
とができる。
【0027】上記アルコールの添加量は、単量体成分1
00重量部に対して、0.1重量部〜20重量部の範囲
内が好ましく、1重量部〜5重量部の範囲内がさらに好
ましい。アルコールの添加量がこの範囲を下回ると、充
分な着色低減効果が得られない。また、アルコールの添
加量がこの範囲を超えると、重合反応や得られる重合体
の溶解性に影響を与え、例えば、重合体が析出して、充
分な攪拌ができなくなる場合があるので、好ましくな
い。
【0028】アルコールを添加する方法は、重合前また
は重合中にアルコールを添加して溶媒の少なくとも一部
としてアルコールを用いる方法であってもよく、重合後
の脱溶媒を行う前にアルコールを添加する方法であって
もよい。これらの方法のうち、重合後の脱溶媒を行う前
にアルコールを添加する方法は、充分な着色低減効果が
得られ、さらに、重合中に重合阻害や連鎖移動による分
子量の低下等の悪影響を起こさないため、より好まし
い。
【0029】重合前または重合中にアルコールを添加す
る場合、アルコールのみを溶媒として重合を行うことも
可能であるが、他の溶媒と混合して用いることがより好
ましい。アルコールと混合する溶媒としては、一般に用
いられている有機溶媒、例えばトルエン、キシレン、エ
チルベンゼン、イソプロピルベンゼン、メチルイソブチ
ルケトン、ブチルセロソルブ、 N,N'-ジメチルホルムア
ミド、2−メチルピロリドン、メチルエチルケトン等の
有機溶媒を用いればよい。これらのうち、重合後の脱溶
媒工程において揮発成分として留出除去され、アルコー
ルの留出除去を容易にすることができる有機溶媒が好ま
しく、例えば、トルエンが好適に用いられる。また、重
合後の脱溶媒を行う前にアルコールを添加する場合にお
いても、重合時の溶媒として上述の有機溶媒を用いるこ
とができる。尚、上記溶媒の使用量については、特に限
定されるものではない。
【0030】添加されたアルコールを含む揮発成分は、
重合後の脱溶媒工程において減圧下で加熱することによ
り留出除去して分離される。脱溶媒工程の温度や減圧度
等の条件については、アルコールの沸点等を考慮して、
アルコールの残存量を十分低減できるように選択すれば
よい。具体的には、例えば、押し出し機等を用い、熱可
塑性樹脂が溶融する180℃以上の温度に加熱、減圧下
で揮発成分を留出除去して分離するのが好ましい。脱溶
媒工程の温度が180℃未満であると、アルコールの残
存量が十分に低減できない場合がある。
【0031】このようにしてアルコールを含む揮発成分
を留出除去することにより、熱可塑性樹脂中に残存する
アルコールの量を十分低減でき、これにより、使用した
アルコールの量が多い場合であっても、熱可塑性樹脂の
耐熱性の低下や熱可塑性樹脂の成型時のシルバーストリ
ークのような外観不良を防止することができる。この結
果、アルコールを多く用いて、重合時や重合後の脱溶媒
工程等の加熱時における着色を充分に防止することが可
能となる。その上、留出除去されたアルコールは、回収
して再利用が可能となり、これにより製造効率の向上が
可能となる。
【0032】次に、熱可塑性樹脂の製造に用いる単量体
混合物について、さらに詳しく説明する。前記単量体混
合物としては、N−置換マレイミド15〜50重量%
と、メタクリル酸エステル85〜50重量%と、必要に
応じて、N−置換マレイミドおよびメタクリル酸エステ
ルと共重合可能な他の単量体0〜20重量%とからなる
ものが好ましい。このような配合量により、優れた光学
的性質、成形性を維持しながら、高い耐熱性を有する熱
可塑性樹脂を安定に得ることができる。
【0033】なお、本明細書では、重量%の表示は、そ
の配合量の合計が常に100重量%となるように単量体
混合物が配合されることを意味し、例えば、N−置換マ
レイミドが15重量%配合されると、メタクリル酸エス
テルが85重量%と一義的に設定されることを意味す
る。
【0034】上記メタクリル酸エステルとしては、炭素
数1〜18のアルキル基、シクロヘキシル基、およびベ
ンジル基のうちのいずれかを有するメタクリル酸エステ
ルが好適である。上記メタクリル酸エステルとしては、
具体的には、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メ
タクリル酸t−ブチル、メタクリル酸アミル、メタクリ
ル酸イソアミル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸デシル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸ベンジル、メタクリル酸2−フェノキシエチル、メタ
クリル酸3−フェニルプロピル、メタクリル酸2−ヒド
ロキシルエチル等が挙げられる。これらのうち、メタク
リル酸メチルが特に好ましい。これらメタクリル酸エス
テルは、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上
を適宜混合して用いてもよい。
【0035】単量体混合物におけるメタクリル酸エステ
ルの割合は、50〜85重量%であることが好ましい。
メタクリル酸エステルの割合が50重量%未満である
と、メタクリル系樹脂が有する透明性等に代表される優
れた特性が、得られた熱可塑性樹脂においても低下する
おそれがある。また、メタクリル酸エステルの割合が8
5重量%を超えると、必然的にN−置換マレイミドの割
合が15重量%未満となるので、得られた熱可塑性樹脂
の耐熱性が低下するおそれがある。
【0036】上記単量体混合物は、必要に応じて他の単
量体を含んでいてもよい。上記の他の単量体は、N−置
換マレイミドおよびメタクリル酸エステルと共重合可能
な化合物であればよい。上記他の単量体としては、具体
的には、芳香族ビニル類;不飽和ニトリル類;アクリル
酸エステル類;オレフィン類;ジエン類;ビニルエーテ
ル類;ビニルエステル類;フッ化ビニル類;プロピオン
酸アリル等の飽和脂肪酸モノカルボン酸のアリルエステ
ル類またはメタクリルエステル類;多価(メタ)アクリ
レート類;多価アリレート類;グリシジル化合物;不飽
和カルボン酸類等を挙げることができる。これら例示の
化合物のうち、芳香族ビニル類が特に好ましい。
【0037】前記芳香族ビニル類としては、スチレン、
α−メチルスチレン、パラメチルスチレン、イソプロペ
ニルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン等を挙
げることができる。これらのうち、特にスチレンが好ま
しい。
【0038】前記不飽和ニトリル類としてはアクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリル、フ
ェニルアクリロニトリル等を挙げることができる。前記
アクリル酸エステル類としては、炭素数1〜18のアル
キル基、シクロヘキシル基、およびベンジル基からなる
群から選ばれる少なくとも一つを有するアクリル酸エス
テルが好適である。
【0039】上記アクリル酸エステル類としては、具体
的には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、
アクリル酸アミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−ヒドロキシル
エチル等を挙げることができる。
【0040】前記のオレフィン類としては、エチレン、
プロピレン、イソブチレン、ジイソブチレン等を挙げる
ことができる。前記ジエン類としては、ブタジエン、イ
ソプレン等を挙げることができる。前記ビニルエーテル
類としては、メチルビニルエーテル、ブチルビニルエー
テル等を挙げることができる。前記ビニルエステル類と
しては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等を挙げるこ
とができる。前記フッ化ビニル類としては、フッ化ビニ
リデン等を挙げることができる。
【0041】前記多価(メタ)アクリレート類として
は、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、ジビニルベン
ゼン、ジアリルフタレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイドま
たはプロピレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレ
ート、ハロゲン化ビスフェノールAのエチレンオキサイ
ドまたはプロピレンオキサイド付加物のジ(メタ)アク
リレート、イソシアヌレートのエチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイド付加物のジもしくはトリ(メ
タ)アクリレート等を挙げることができる。
【0042】前記の多価アリレート類としては、トリア
リルイソシアヌレート等を挙げることができる。前記の
グリシジル化合物としては、グリシジル(メタ)アクリ
レート、アリルグリシジルエーテル等を挙げることがで
きる。前記の不飽和カルボン酸類としては、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸、あるいはそれらの半エステル化物や無水物を挙げる
ことができる。これら他の単量体として例示した化合物
は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を適
宜混合して用いてもよい。
【0043】単量体混合物における他の単量体の割合
は、0〜20重量%であることが好ましい。また、単量
体混合物における芳香族ビニル類の割合は、15重量%
未満であることが好ましい。単量体混合物における他の
単量体の割合が20重量%を超える場合、或いは、単量
体混合物における芳香族ビニル類の割合が15重量%以
上である場合には、得られた熱可塑性樹脂の透明性や、
耐熱性および耐候性が低下するおそれがある。
【0044】また、単量体混合物の重合を開始する際に
は、重合開始剤が添加される。上記重合開始剤として
は、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサ
イド、メチルエチルケトンパーオキサイド、t-ブチルパ
ーオキシオクトエート、t-ブチルパーオキシベンゾエー
ト、t-ブチルパーオキシ−2-エチルヘキサノエート、t-
アミルパーオキシ−2-エチルヘキサノエート、クメンヒ
ドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、ビス(4-t-ブチルシクロ
ヘキシル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパー
オキシイソプロピルカーボネート等の有機過酸化物;
2,2'-アゾビスイソブチロニトリル、2-フェニルアゾ -
2,4-ジメチル -4-メトキシバレロニトリル等のアゾ化合
物などが挙げられる。これら重合開始剤は、単独で用い
てもよく、また、二種類以上を適宜混合して用いてもよ
い。単量体混合物に対する重合開始剤の添加量等は、特
に限定されるものではない。また、重合体の分子量の制
御に連鎖移動剤を用いてもよく、例えば、ブチルメルカ
プタン、オクチルメルカプタン等のアルキルメルカプタ
ンやα−スチレンダイマー等が挙げられる。
【0045】本発明の製造方法では、熱可塑性樹脂の使
用目的に応じて、種々の添加剤、例えば、紫外線吸収剤
や安定剤に代表される公知の添加剤を重合反応時や重合
反応後に添加することができる。
【0046】また、本発明の製造方法により得られた熱
可塑性樹脂は、そのままで使用することができるが、他
の合成樹脂、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂、メ
タクリル酸メチル−スチレン樹脂、ABS樹脂、AES
樹脂、MBS樹脂、ポリスチレン、PPE樹脂等と押し
出し機等でブレンドして用いることもできる。
【0047】本発明にかかる熱可塑性樹脂は、耐熱性お
よび透明性に優れ、しかも着色が少ないことから、例え
ば、光ディスク等の光学材料の基材や自動車部品、照明
カバー、電気機器部品等のように透明性だけでなく、美
観を要求される素材として特に好適である。
【0048】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。なお、以下の実施例および比較
例において、「部」の記載は重量部を示し、「%」の記
載は重量%を示す。また、実施例および比較例における
共重合体ペレットの黄色度(YI)およびガラス転移温
度は、以下に示す方法で測定した。さらに、実施例およ
び比較例における回収液の組成は、ガスクロマトグラフ
ィーを用いて定法により測定した。
【0049】黄色度(YI)の測定方法 共重合体ペレットをクロロホルムに溶解して15%クロ
ロホルム溶液にし、JIS K 7103に従い、透過
光で測定した。
【0050】ガラス転移温度の測定方法 得られた共重合体のガラス転移温度を、JIS K 7
121に従い、示差走査熱量測定器(理学電気(株)
製、商品名:DSC−8230)を用い、窒素ガス雰囲
気下、α−アルミナをリファレンスとして用いて、常温
より220℃まで昇温速度10℃/分で昇温して測定し
たDSC(Differential Scanning Colorimetry)曲線か
ら中点法にて算出した。
【0051】〔実施例1〕まず、第1滴下槽、第2滴下
槽、第3滴下槽、および攪拌機を備えた内容量20リッ
トルのステンレス製重合槽に、メタクリル酸メチル1
5.75部、N−シクロヘキシルマレイミド6.25
部、シクロヘキサノール1.5部、トルエン23.5
部、および酸化防止剤であるペンタエリスリチル−テト
ラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕0.0025部を仕込
み、300rpmで攪拌しながら窒素ガスを10分間バ
ブリングした後、窒素雰囲気下で昇温を開始した。
【0052】また、第1滴下槽には、メタクリル酸メチ
ル15.75部、スチレン6部、およびトルエン10部
を仕込み、予め窒素ガスでバブリングしておいた。さら
に、第2滴下槽には、N−シクロヘキシルマレイミド
6.25部、およびトルエン10部を仕込み、予め窒素
ガスでバブリングしておいた。また、第3滴下槽には、
開始剤であるt−ブチルパーオキシイソプロピルカーボ
ネート0.108部とトルエン10部とを仕込み、予め
窒素ガスでバブリングしておいた。
【0053】次に、前記の重合槽内の温度が110℃に
達した時点で、重合槽内にt−ブチルパーオキシイソプ
ロピルカーボネートを0.02部加え、第1滴下槽、第
2滴下槽および第3滴下槽より滴下を開始した。そし
て、第1滴下槽、第2滴下槽および第3滴下槽よりそれ
ぞれ3.5時間かけて滴下を行いながら、重合温度11
0℃の還流下で重合反応を7時間行った。
【0054】さらに、重合反応終了後、ペンタエリスリ
チル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕0.0475
部を添加し、重合液を得た。
【0055】この重合液をシリンダー温度240℃にコ
ントロールしたベント付き30mm2軸押し出し機に供
給し、ベント口より真空脱揮して溶媒等を留去し、押し
出されてきたストランドをペレット化して、本発明にか
かる熱可塑性樹脂としての共重合体ペレットを得た。
【0056】得られた共重合体ペレットは、黄色度(Y
I)が2.0、ガラス転移温度が135℃、重量平均分
子量が16万であった。また、ベント付き押し出し機の
ベント口から留去された溶媒等を回収し、得られた回収
液の組成を、ガスクロマトグラフィーを用いて定法によ
り測定したところ、トルエン97.1%、シクロへキサ
ノール2.7%、メタクリル酸メチル0.2%であっ
た。
【0057】〔実施例2〕シクロヘキサノールをベンジ
ルアルコールに変更する以外は、実施例1と同様の反応
・操作等を行い、共重合体ペレットを得た。
【0058】得られた共重合体ペレットは、黄色度(Y
I)が1.7、ガラス転移温度が133℃、重量平均分
子量が15万であった。また、ベント付き押し出し機で
留去された回収液の組成は、トルエン97.6%、べン
ジルアルコール2.1%、メタクリル酸メチル0.3%
であった。
【0059】〔実施例3〕まず、第1滴下槽、第2滴下
槽、第3滴下槽、および攪拌機を備えた内容量20リッ
トルのステンレス製重合槽に、メタクリル酸メチル1
5.75部、N−シクロヘキシルマレイミド6.25
部、およびトルエン23.5部、ペンタエリスリチル−
テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕0.0025部を仕
込み、300rpmで攪拌しながら窒素ガスを10分間
バブリングした後、窒素雰囲気下で昇温を開始した。
【0060】次に、前記の重合槽内の温度が110℃に
達した時点で、重合槽内にt−ブチルパーオキシイソプ
ロピルカーボネートを0.02部加え、第1滴下槽、第
2滴下槽、および第3滴下槽より実施例1と同様の滴下
を行いながら、重合温度110℃の還流下で重合反応を
7時間行った。
【0061】さらに、重合反応終了後、シクロヘキサノ
ール1.5部、およびペンタエリスリチル−テトラキス
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕0.0475部を添加し、重合
液を得た。
【0062】得られた共重合体ペレットは、黄色度(Y
I)が1.9、ガラス転移温度が135℃、重量平均分
子量が18万であった。また、ベント付き押し出し機で
留去された回収液の組成は、トルエン97.1%、シク
ロヘキサノール2.7%とメタクリル酸メチル0.2%
であった。
【0063】〔実施例4〕シクロヘキサノールの量を
1.5部から5部に変更し、トルエンの量を23.5部
から20部に変更する以外は、実施例1と同様の反応・
操作等を行い、共重合体ペレットを得た。
【0064】得られた共重合体ペレットは、黄色度(Y
I)が2.1、ガラス転移温度が134℃、重量平均分
子量が18万であった。また、ベント付き押し出し機で
留去された回収液の組成は、トルエン91.3%、シク
ロへキサノール8.2%、メタクリル酸メチル0.3%
であった。
【0065】〔実施例5〕シクロヘキサノールの量を
1.5部から0.25部に変更し、トルエンの量を2
3.5部から24.75部に変更する以外は、実施例1
と同様の反応・操作等を行い、共重合体ペレットを得
た。
【0066】得られた共重合体ペレットは、黄色度(Y
I)が2.7、ガラス転移温度が135℃、重量平均分
子量が18万であった。また、ベント付き押し出し機で
留去された回収液の組成は、トルエン99.6%、メタ
クリル酸メチル0.3%であり、シクロヘキサノールは
0.1%以下で検出されなかった。
【0067】〔比較例1〕シクロヘキサノールを使用せ
ず、トルエンの量を23.5部から25部に変更する以
外は、実施例1と同様の反応・操作等を行い、共重合体
ペレットを得た。
【0068】得られた共重合体ペレットは、黄色度(Y
I)が3.1、ガラス転移温度が136℃であった。
【0069】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂の製造方法によれ
ば、透明性および耐熱性に優れ、しかも着色の少ない熱
可塑性樹脂を安定に得ることができるという効果を奏す
る。従って、得られた熱可塑性樹脂は、例えば、光ディ
スク等の光学材料の基材や自動車部品、照明カバー、電
気機器部品等のように透明性だけでなく、美観を要求さ
れる素材として特に好適に用いることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジカル重合可能な単量体成分を、アルコ
    ールを含む溶媒を用いて重合した後、アルコールを含む
    揮発成分を加熱減圧下で留出除去して分離することを特
    徴とする熱可塑性樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】ラジカル重合可能な単量体成分を溶媒を用
    いて重合した後、アルコールを添加し、次いで、アルコ
    ールを含む揮発成分を加熱減圧下で留出除去して分離す
    ることを特徴とする熱可塑性樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】上記ラジカル重合可能な単量体成分が、N
    −置換マレイミドを含むことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の熱可塑性樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】上記ラジカル重合可能な単量体成分が、メ
    タクリル酸エステルを含むことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂の製造方
    法。
JP20245196A 1996-07-31 1996-07-31 熱可塑性樹脂の製造方法 Pending JPH1045851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20245196A JPH1045851A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 熱可塑性樹脂の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20245196A JPH1045851A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 熱可塑性樹脂の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1045851A true JPH1045851A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16457750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20245196A Pending JPH1045851A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 熱可塑性樹脂の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1045851A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012233180A (ja) * 2011-04-21 2012-11-29 Asahi Kasei Chemicals Corp メタクリル系樹脂を含む計器カバー
JP2014024361A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Asahi Kasei Chemicals Corp メタクリル系樹脂を含む車両用部材
JP2014052543A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Asahi Kasei Chemicals Corp メタクリル系樹脂を含むストロボ発光装置用カバー
JP2015172112A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 株式会社日本触媒 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルム、偏光子保護フィルム、偏光板および画像表示装置
JP2016210963A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 旭化成株式会社 メタクリル系共重合体樹脂を含む光学部材
US9920148B2 (en) 2012-10-19 2018-03-20 Asahi Kasei Chemicals Corporation Vehicle part cover including methacrylic-based resin
US11539874B2 (en) 2017-11-06 2022-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Image-capturing apparatus and control method thereof

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012233180A (ja) * 2011-04-21 2012-11-29 Asahi Kasei Chemicals Corp メタクリル系樹脂を含む計器カバー
JP2014024361A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Asahi Kasei Chemicals Corp メタクリル系樹脂を含む車両用部材
JP2014052543A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Asahi Kasei Chemicals Corp メタクリル系樹脂を含むストロボ発光装置用カバー
US9920148B2 (en) 2012-10-19 2018-03-20 Asahi Kasei Chemicals Corporation Vehicle part cover including methacrylic-based resin
JP2015172112A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 株式会社日本触媒 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルム、偏光子保護フィルム、偏光板および画像表示装置
JP2016210963A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 旭化成株式会社 メタクリル系共重合体樹脂を含む光学部材
US11539874B2 (en) 2017-11-06 2022-12-27 Canon Kabushiki Kaisha Image-capturing apparatus and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6148420B1 (ja) メタクリル系樹脂組成物
JP6148802B1 (ja) メタクリル系樹脂の製造方法
JP2001233919A (ja) 透明性耐熱樹脂およびその製造方法
JPH09324016A (ja) 耐熱性メタクリル系樹脂およびその製造方法
JPH1045851A (ja) 熱可塑性樹脂の製造方法
JP2007009228A (ja) 熱可塑性共重合体およびその製造方法
JP2018035225A (ja) メタクリル系樹脂
KR20010072296A (ko) 디알킬 퍼옥시드 화합물 및 이를 이용하여 화학반응을개시하는 방법
TW419486B (en) Materials used for producing heat resistant resins, heat resistant resins and method for producing heat resistant resins
JPH1045852A (ja) 耐熱性樹脂の製造方法
JPH1045850A (ja) 熱可塑性樹脂の製造方法
JPH1053620A (ja) 熱可塑性共重合体およびその製造方法
JP2582403B2 (ja) 耐熱性、耐候性に優れたメタクリル酸メチル−スチレン系樹脂組成物
JP4130133B2 (ja) スチレン−(メタ)アクリル酸系共重合樹脂の製造方法
JPH0832749B2 (ja) 共重合体の製造方法
JP3779776B2 (ja) 光学品質に優れたメタクリル系樹脂の製造方法
JPH1045849A (ja) 耐熱性樹脂およびその製造方法
JPH0848725A (ja) 耐熱性に優れた光学材料用高屈折率樹脂
JP2665302B2 (ja) マレイミド系共重合体、その製造方法およびそれを含む熱可塑性樹脂組成物
JPH0586105A (ja) マレイミド系共重合体の製造方法
JPH0853517A (ja) 耐熱性に優れた光学材料用高屈折率樹脂
JPH07100725B2 (ja) 耐熱性、透明性に優れた新規メチルメタクリレート―スチレン系樹脂の製造方法
JPH1160640A (ja) マレイミド系共重合体並びに熱可塑性樹脂組成物
JPH07286012A (ja) マレイミド系共重合体の製造方法
JPS61235450A (ja) 樹脂組成物