JPH1044312A - エンボス外観を有するポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼板の製造方法 - Google Patents

エンボス外観を有するポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼板の製造方法

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JPH1044312A
JPH1044312A JP22583696A JP22583696A JPH1044312A JP H1044312 A JPH1044312 A JP H1044312A JP 22583696 A JP22583696 A JP 22583696A JP 22583696 A JP22583696 A JP 22583696A JP H1044312 A JPH1044312 A JP H1044312A
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JP
Japan
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polyolefin resin
steel sheet
resin film
melting point
embossing
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JP22583696A
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Koji Mori
浩治 森
Kenichi Okubo
謙一 大久保
Kenji Koshiishi
謙二 輿石
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩ビ鋼板の代替材料として、良好なエンボス
外観を呈するポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼
板を提供する。 【解決手段】 酸変性ポリオレフィン樹脂を含む接着剤
層を介してポリオレフィン樹脂フィルムを鋼板表面に積
層した後、エンボス加工を施して直ちに冷却してポリオ
レフィン樹脂フィルムラミネート鋼板を製造する際、接
着剤の融点T1 (℃),ポリオレフィン樹脂フィルムの
融点T2 (℃),ラミネート時の鋼板温度T3 (℃),
エンボス加工時の鋼板温度T4 (℃)との間にT1 +1
0≦T3 ,T2 +10≦T3 ,T2 −10≦T4 <T1
+10及びT4 ≦T2 +30の関係を成立させる。 【効果】 フィルムの剥離やエンボス模様の流れ等を生
じることなく、意匠性の高いエンボス模様を確保しなが
ら、良好な接着性でポリオレフィン樹脂フィルムが鋼板
に接着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外装材,内装材,表層
材等に塩ビ鋼板の代替材料として使用されるエンボス外
観を呈するポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼板
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家電製品の外板には、従来から塩ビ鋼板
が使用されている。塩ビ鋼板は、その表面を形成してい
る塩化ビニル樹脂が可塑剤,安定剤等の処方によって優
れた物性を呈する。また、任意の顔料を配合できるた
め、高い自由度で色調が選択される。更に、エンボス加
工で意匠性を高めることもでき、厚膜効果によって質量
感も付与される。しかし、塩素を含む塩化ビニル樹脂を
使用することから環境対策上で問題があり、塩ビ鋼板の
使用が商品イメージ,ひいては企業イメージをも低下さ
せることにもなりかねない。そこで、塩ビ鋼板と同等の
特性をもつ塗装鋼板への切換えが検討されている。塩ビ
鋼板の代替材料としては、ポリオレフィン樹脂フィルム
ラミネート鋼板が要求特性を満足するものと知られてい
る。
【0003】ポリオレフィン樹脂は、フッ素樹脂と同様
に難接着性プラスチックであり、接着には熱融着法を採
用する必要がある。このポリオレフィン樹脂と鋼板との
接着性を改善するため、無水マレイン酸等で接着変性し
たポリオレフィン樹脂接着剤を鋼板とポリオレフィン樹
脂フィルムとの間に介在させる方法が知られている。た
とえば、特開昭54−71180号公報では、極性基含
有エチレン系不飽和単量体変性オレフィン樹脂の極性
基,結晶化度を調整し、且つ塗膜形成性ベース樹脂の配
合及び配合量の調整によってポリオレフィン樹脂/金属
基体間の接着力を高めている。また、特開平7−290
642号公報,特開平7−304132号公報等では、
ポリオレフィン樹脂を多層に積層することによりエンボ
ス性を改良した化粧鋼板が紹介されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭54−
71180号公報で対象とする材料は、王冠や容器蓋等
の密閉用部材であり、金属基体とポリオレフィン樹脂と
の間で十分な接着力を得るためにポリオレフィン樹脂表
面が完全に溶融し平滑面となる。そのため、予めエンボ
ス加工を施したポリオレフィン樹脂フィルムの鋼板への
積層に適用できず、エンボス加工によって意匠性を高め
た塩ビ鋼板の代替にはならない。他方、ポリオレフィン
樹脂を多層に設ける方法では、工数が増加することか
ら、得られた化粧鋼板が高価なものとなる。
【0005】そこで、本発明者等は、外装建材用途向け
の塩化ビニルゾル塗装鋼板へのエンボス加工と同様に、
ポリオレフィン樹脂フィルムを積層した後、直ちにエン
ボス加工する方法を検討した。しかし、非晶性高分子的
な特性を示す可塑化ポリ塩化ビニル樹脂に比較して、明
確な結晶性を示すポリオレフィン樹脂は、融点を超えた
温度領域で著しく溶融樹脂粘度を下げる。そのため、ポ
リオレフィン樹脂を溶融状態に保持するのに十分な熱量
をもった鋼板上にポリオレフィン樹脂フィルムを積層す
ると、表面に施したエンボスが瞬時に流動し、結果とし
て鮮明なエンボス模様をもつ外観が発現されない。
【0006】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、ポリオレフィン樹脂フィルムの積
層後にエンボス加工を施す際、接着剤及びポリオレフィ
ン樹脂フィルムの融点とラミネート時及びエンボス加工
時の鋼板温度を調整することにより、塩化ビニルゾル塗
装鋼板にみられたようなエンボス加工時の鋼板温度を厳
格に制御する必要なく、エンボス外観を呈する意匠性に
優れたポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼板を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、酸変性ポリオレフィン樹脂を含む接着剤層
を介してポリオレフィン樹脂フィルムを鋼板表面に積層
した後、エンボス加工を施して直ちに冷却してポリオレ
フィン樹脂フィルムラミネート鋼板を製造する際、接着
剤の融点T1 (℃),ポリオレフィン樹脂フィルムの融
点T2 (℃),ラミネート時の鋼板温度T3 (℃),エ
ンボス加工時の鋼板温度T4 (℃)との間にT1 +10
≦T3 ,T2 +10≦T3 ,T2 −10≦T4 <T1
10及びT4 ≦T2 +30の関係を成立させることを特
徴とする。
【0008】
【実施の形態】本発明で使用される下地の鋼板として
は、必要に応じて燐酸塩処理,塗布型クロメート処理等
を施したZnめっき鋼板,Zn−Alめっき鋼板,Al
めっき鋼板等の各種めっき鋼板やアルミ板,ステンレス
鋼板等がある。ポリオレフィン樹脂フィルムを鋼板に接
着するためには、ポリオレフィン樹脂フィルムと鋼板と
を接着させる酸変性ポリオレフィン樹脂を介在させるこ
とが必要である。そこで、酸変性ポリオレフィン樹脂を
含む層を接着剤層として使用する。接着剤には、必要に
応じて着色顔料,防錆顔料,体質顔料等を添加しても良
い。接着剤層は、乾燥塗膜として1〜10μmの膜厚に
することが好ましい。使用する接着剤がチクソトロピー
性であるため、トップフィード型フルリバース法による
ロールコート法が使用される。
【0009】接着剤の樹脂成分には、酸変性ポリオレフ
ィン樹脂と溶剤溶解性熱硬化型樹脂との混合物が使用さ
れる。酸変性ポリオレフィン樹脂には、ポリエチレン,
ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体,エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン樹脂に無
水マレイン酸等のエチレン性不飽和基を有する酸無水物
をグラフト重合したもの、エチレン−アクリル酸共重合
体,エチレン−メタクリル酸共重合体等のオレフィンと
エチレン性不飽和基を有するカルボン酸との共重合体等
を単独又は混合体として使用する。なお、ポリオレフィ
ン樹脂は、相互に固溶することから、混合によって融点
を調整することが可能である。溶剤溶解性熱硬化型樹脂
としては、ポリエステル樹脂,ポリウレタン樹脂,エポ
キシ樹脂等が使用される。硬化剤には、一般的なブロッ
ク型イソシアネート,メラミン樹脂等がある。
【0010】接着剤層を介して鋼板に積層されるポリオ
レフィン樹脂フィルムには、エチレン,プロピレン及び
α−オレフィンから選ばれた単量体のホモ重合体又は共
重合体、或いはこれらにエチレン−プロピレンゴムを混
練したもの、架橋剤を用いて橋掛けしたもの、エチレ
ン,プロピレン又はα−オレフィンから選ばれた単量体
のホモ重合体又は共重合体をブロック部とするエチレン
−プロピレンゴムとの共重合体、更にこれらにエチレ
ン,プロピレン又はα−オレフィンから選ばれた単量体
のホモ重合体又は共重合体を混練したもの等が使用され
る。ポリオレフィン樹脂は相互に固溶するため、各種ポ
リオレフィン樹脂を混合することにより融点を調整でき
る。共重合体をポリオレフィン樹脂に使用する場合、単
量体での重合組成比によっても融点を調整できる。ホモ
重合体において高融点を示す単量体の組成比率が高いほ
ど、共重合体が高融点になる。
【0011】ポリオレフィン樹脂は、押出し成形法でフ
ィルム化される。ゴム成分を多く含むポリオレフィン樹
脂を使用する場合には、カレンダー法でもフィルム成形
が可能である。ポリオレフィン樹脂フィルムは、厚みに
格別の制約を受けるものではないが、製造性,取扱い
性,諸性能等を考慮すると50〜300μm程度の厚み
をもつことが好ましい。接着に際しては、接着剤を塗布
した鋼板をオーブンで加熱して溶剤を蒸発させ、接着剤
に含まれている酸変性ポリオレフィン樹脂を溶融させ
る。この上にポリオレフィン樹脂フィルムを積層し、次
いでエンボス加工を施した後、直ちに冷却してポリオレ
フィン樹脂フィルムラミネート鋼板を製造する。
【0012】従来では、鋼板/酸変性ポリオレフィン樹
脂含有層/ポリオレフィン樹脂フィルムをポリオレフィ
ン樹脂フィルム及び接着剤層に含まれる酸変性ポリオレ
フィン樹脂の融点以上に加熱し、酸変性ポリオレフィン
樹脂含有層を溶融させている。溶融により、酸変性ポリ
オレフィン樹脂含有層とポリオレフィン樹脂フィルムが
相溶する。この接着過程で鋼板/ポリオレフィン樹脂樹
脂含有層/ポリオレフィン樹脂フィルムを強固な接着体
にするためには、ポリオレフィン樹脂フィルムを溶融さ
せることが必要である。その結果、予めエンボス加工が
施されたポリオレフィン樹脂フィルムであっても、接着
時にエンボスが流れ、鮮明なエンボス模様が維持できな
い。また、ポリオレフィン樹脂フィルムを積層した後で
直ちにエンボス加工する方法では、融点を超えた温度領
域でポリオレフィン樹脂の溶融樹脂粘度が著しく低下す
るため、表面に施したエンボスがエンボス加工後瞬時に
流動し、この場合も鮮明なエンボス模様が維持できな
い。
【0013】この点、本発明においては、鋼板にポリオ
レフィン樹脂フィルムを積層し、その後にエンボス加工
する際、表面に施したエンボス模様が崩れることを防止
するため、接着剤の融点T1 (℃),ポリオレフィン樹
脂フィルムの融点T2 (℃),ラミネート時の鋼板温度
3 (℃),エンボス加工時の鋼板温度T4 (℃)の間
に次の関係を成立させている。なお、接着剤の融点T1
及びポリオレフィン樹脂フィルムの融点T2 との関連で
ラミネート時の鋼板温度T3 及びエンボス加工時の鋼板
温度T4 を制御していることから、ラミネート工程から
エンボス加工工程に至る間で鋼板温度を制御冷却する設
備を使用することが好ましい。 T1 +10≦T3 , T2 +10≦T
3 , T2 −10≦T4 <T1 +10, T4 ≦T2 +30
【0014】接着剤層とポリオレフィン樹脂フィルムと
の接着温度は、融点T1 及びT2 に依存する。理論上で
は、接着時間を著しく長く設定した条件下では、融点T
1 及びT2 のうちの高い方が接着可能下限温度になる。
しかし、実操業で使用されている連続式ラミネート鋼板
製造設備を前提にすると、融点T1 又はT2 の温度では
各樹脂が接着に必要な流動性を呈さず、融点+数℃の温
度が必要とされる。本発明にあっては、ラミネート時の
鋼板温度T3 を融点T1 及びT2 より10℃以上高い温
度に設定することにより、各樹脂を十分な流動状態に
し、ポリオレフィン樹脂フィルムと下地鋼板とが強固に
接着される。他方、T1 +10>T3又はT2 +10>
3 であると、ポリオレフィン樹脂フィルムと下地鋼板
との接着が十分でない。実際の連続式ラミネート鋼板製
造設備におけるラミネート温度管理を考慮すると、ラミ
ネート時の鋼板温度T3 と接着剤の融点T1 及びポリオ
レフィン樹脂フィルムの融点T2 との間に20℃以上の
温度差があることが好ましい。
【0015】エンボス加工に際しては、エンボスロール
で付与したエンボス外観を鮮明に維持するため、エンボ
ス加工時の鋼板温度T4 との間にT2 −10≦T4 <T
1 +10及びT4 ≦T2 +30の関係を成立させること
が必要である。エンボス加工は、ポリオレフィン樹脂フ
ィルムを積層した鋼板表面に金属製のエンボスロールを
押し付けて行われる。このとき、エンボス加工時の鋼板
温度T4 がポリオレフィン樹脂フィルムの融点T2 より
低くても、T2 −10≦T4 であるとエンボス模様を付
与できる。他方、T2 −10>T4 の条件下では、鋼板
表面に積層されたポリオレフィン樹脂フィルム表面にエ
ンボス模様を刻印できない。
【0016】エンボス模様を付ける際、鋼板温度T4
接着剤の融点T1 との温度差が10℃以上になると、接
着剤の温度が融点T1 を超えて凝集力が低下する。その
ため、エンボス加工時にエンボスロールによる圧下で発
生した剪断力が積層されたポリオレフィン樹脂フィルム
を部分的に引き剥す原因となる。また、鋼板温度T4
ポリオレフィン樹脂フィルムの融点T2 との温度差が3
0℃を超えると、ポリオレフィン樹脂の溶融粘度が著し
く低下し、エンボス加工を施した直後にエンボス模様が
消失するエンボス流れが発生し易くなる。この点、T2
−10≦T4 <T1 +10及びT4 ≦T2 +30が成立
するように、接着剤の融点T1 及びポリオレフィン樹脂
フィルムの融点T2 との関連でエンボス加工時の鋼板温
度T4 を選定すると、樹脂フィルムの剥離やエンボス流
れがなく、鮮明なエンボス模様が確保される。このよう
な樹脂フィルムの剥離やエンボス流れに及ぼすエンボス
加工時の鋼板温度T4 の影響は本発明者等による多数の
調査・研究の結果から見出されたものであり、融点T1
及びT2 との関連でエンボス加工時の鋼板温度T4 を定
量的に定めることにより、外観に優れ意匠性の高いエン
ボス模様を付けたポリオレフィン樹脂フィルムラミネー
ト鋼板が製造される。
【0017】
【実施例】板厚0.5mmで片面当りのZn目付け量が
45g/m2 の溶融Znめっき鋼板に塗布型クロメート
処理を施したものを下地鋼板として使用した。乾燥膜厚
が5μmとなるように、下地鋼板にバーコータで接着剤
を塗布し、焼き付けた。接着剤には、熱硬化型エポキシ
樹脂塗料(硬化剤:メチル化メラミン)と酸変性ポリオ
レフィン樹脂を重量比30:70で配合したものを使用
した。形成された接着剤層の上面に、酸化チタンを10
重量%配合した厚み150μmのポリオレフィン樹脂フ
ィルムを積層した。積層後、温度を調整してエンボス加
工を施し、直ちに水冷してポリオレフィン樹脂フィルム
ラミネート鋼板を製造した。
【0018】得られた各ポリオレフィン樹脂フィルムラ
ミネート鋼板を、接着強度試験に供した。接着強度試験
では、180度剥離強度に供した場合の剥離強度を測定
した。一般的にいって、好ましくはポリオレフィン樹脂
フィルムの材料破断又は50N/10mm以上の接着強
度が必要とされる。調査結果を、製造条件と併せて表1
に示す。表1から明らかなように、本発明に従って製造
されたポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼板は、
何れもフィルム破断を起こし、良好な接着強度でポリオ
レフィン樹脂フィルムが鋼板に接着していることが判
る。しかも、ポリオレフィン樹脂フィルム表面に刻印さ
れたエンボス模様は、鮮明に維持されていた。これに対
し、ラミネート時の鋼板温度T3 及びエンボス加工時の
鋼板温度T4 が本発明で規定した温度条件を満足しない
比較例では、不十分な接着強度,フィルムの一部剥離,
エンボス模様の流れ等の欠点が発生した。
【0019】
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、ポリオレフィン樹脂フィルムを積層した後でエンボ
ス加工を施すことによりポリオレフィン樹脂フィルムラ
ミネート鋼板を製造する際、ラミネート時及びエンボス
加工時の鋼板温度を接着剤及びポリオレフィン樹脂フィ
ルムの融点との関連で調整することにより、ポリオレフ
ィン樹脂フィルム表面に施したエンボス模様を鮮明に維
持しながら、良好な接着強度でポリオレフィン樹脂フィ
ルムを鋼板に接着させている。このようにして得られた
ポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼板は、意匠性
に優れたエンボス模様を活用し、外装材,内装材,表層
材等として広範な分野で使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 B29L 9:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸変性ポリオレフィン樹脂を含む接着剤
    層を介してポリオレフィン樹脂フィルムを鋼板表面に積
    層した後、エンボス加工を施して直ちに冷却してポリオ
    レフィン樹脂フィルムラミネート鋼板を製造する際、接
    着剤の融点T1 (℃),ポリオレフィン樹脂フィルムの
    融点T2 (℃),ラミネート時の鋼板温度T3 (℃),
    エンボス加工時の鋼板温度T4 (℃)との間にT1 +1
    0≦T3 ,T2 +10≦T3 ,T2 −10≦T4 <T1
    +10及びT4 ≦T2 +30の関係を成立させることを
    特徴とするエンボス外観を有するポリオレフィン樹脂フ
    ィルムラミネート鋼板の製造方法。
JP22583696A 1996-08-07 1996-08-07 エンボス外観を有するポリオレフィン樹脂フィルムラミネート鋼板の製造方法 Withdrawn JPH1044312A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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