JPH1042050A - コンピュータ・テレフォニ・システム - Google Patents

コンピュータ・テレフォニ・システム

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JPH1042050A
JPH1042050A JP8192032A JP19203296A JPH1042050A JP H1042050 A JPH1042050 A JP H1042050A JP 8192032 A JP8192032 A JP 8192032A JP 19203296 A JP19203296 A JP 19203296A JP H1042050 A JPH1042050 A JP H1042050A
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Yasushi Sawada
安史 沢田
Yoshinori Miyamoto
宜則 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電話機として携帯用の無線電話端末を用いる場
合に適したコンピュータ・テレフォニ・システムを提供
する。 【解決手段】ユーザが、任意のクライアント2におい
て、自身を識別するためのユーザ識別情報を入力する
と、クライアント2は、入力されたユーザ識別情報をサ
ーバ1に通知する。サーバ1は、複数のユーザごとに、
該ユーザのユーザ識別情報と該ユーザが使用する無線電
話端末4の電話番号とを対応付けて管理しており、クラ
イアント2から通知されるユーザ識別情報によって、該
クライアント2を使用するユーザが使用する無線電話端
末4を特定することができので、クライアント2は、サ
ーバ1を介してPBX5を制御することで、自身を使用
するユーザが使用する無線電話端末4の通信をPBX5
に制御させることが可能となるので、ユーザは、任意の
クライアント2と自身が使用する無線電話端末4とを連
携して使用することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータと電
話機とを連携してユーザが使用することを可能とするコ
ンピュータ・テレフォニ・システムに関し、特に、電話
機として携帯用の無線電話端末を用いる場合に適する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のコンピュータ・テレフォニ
・システムについて、図11を用いて説明する。
【0003】従来のコンピュータ・テレフォニ・システ
ムは、図11に示すように、構内交換機(以下、「PB
X」と称す。)10と、PBX10に接続された電話機
11と、個々のユーザのみが使用可能なユーザデータを
記憶しているコンピュータである複数のクライアント1
2とを備えている。なお、ユーザデータは、具体的に
は、氏名および電話番号を少なくとも記述した電話帳デ
ータを含むものである。
【0004】ここで、電話機11とクライアント12と
は、通常、1対1に対応付けられて設置されており、互
いに対応付けられた電話機11およびクライアント12
を同一のユーザが使用することを前提としている。
【0005】また、従来のコンピュータ・テレフォニ・
システムは、図11に示すように、クライアント12か
らの要求に応じてPBX10を制御することで、要求元
のクライアント12に対応付けて設置された電話機11
の通信をPBX10に制御させるコンピュータであるサ
ーバ13を備えている。
【0006】なお、クライアント12とサーバ13との
間の通信手段、および、サーバ13とPBX10との間
の通信手段は、種々の通信網によって実現することが可
能であるが、ここでは、LAN14を用いるものとして
いる。
【0007】さて、従来のコンピュータ・テレフォニ・
システムは、クライアント12において、ユーザが、ク
ライアント12が記憶している該ユーザの電話帳データ
から通話したい相手先の電話番号を検索し、検索した電
話番号に発信する旨の指示を入力するだけで、クライア
ント12に対応付けて設置された電話機11と相手先と
で通話することを可能とするものである。
【0008】この際に、PBX10,クライアント1
2,サーバ13の間では、例えば、以下のようなやり取
りが行われる。
【0009】まず、クライアント12において、ユーザ
が、コンピュータ・テレフォニ・システムの動作を実現
するためのクライアント用アプリケーションプログラム
(以下、「クライアント用AP」と称す。)を起動する
と、クライアント用APは、クライアント12が記憶し
ている該ユーザの電話帳データのうちの氏名の一覧を、
少なくとも表示装置に表示する。
【0010】続いて、クライアント12において、ユー
ザが、通話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示
すると、クライアント用APは、選択指示された氏名に
対応する電話番号を電話帳データから検索し、検索した
電話番号をサーバ13に送信する。
【0011】なお、このとき、クライアント用APは、
選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情
報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表
示するようにしてもよい。
【0012】一方、サーバ13においては、コンピュー
タ・テレフォニ・システムの動作を実現するためのサー
バ用アプリケーションプログラム(以下、「サーバ用A
P」と称す。)は、サーバ13の立ち上げと同時に起動
されており、サーバ用APは、クライアント12から電
話番号が送信されてくると、該電話番号を有する相手先
と該クライアント12に対応付けて設置された電話機1
1との間を接続するよう、PBX10を制御する。
【0013】なお、サーバ13は、クライアント12ご
とに、該クライアント12に対応付けて設置された電話
機11の電話番号を管理しており、サーバ用APは、ク
ライアント12から送信された相手先の電話番号、およ
び、該クライアント12に対応付けて管理している電話
機11の電話番号を、PBX10に送信するようにす
る。
【0014】また、個々のクライアント12が、自身に
対応付けて設置された電話機11の電話番号を管理する
ようにし、管理している電話機11の電話番号を、相手
先の電話番号と共にサーバ13に送信するようにしても
よい。
【0015】上述したように、クライアント12が、サ
ーバ13を介してPBX10を制御することで、クライ
アント12に対応付けて設置された電話機11の通信を
PBX10に制御させ、クライアント12とそれに対応
付けて設置された電話機11とを連携してユーザが使用
することを可能としたシステムが、コンピュータ・テレ
フォニ・システムである。
【0016】なお、コンピュータ・テレフォニ・システ
ムの中には、上述したようなクライアント・サーバ型の
システムではないものもあるが、その場合でも、1つの
コンピュータで全てを制御していることから、基本的に
は、クライアント・サーバ型のシステムと同じであると
考えてよい。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンピ
ュータ・テレフォニ・システムは、個々のクライアント
に対応付けて設置された電話機として固定電話端末を用
いることを想定しているので、個々のクライアントに対
応付けて設置された電話機として携帯用の無線電話端末
を用いると、以下に説明するように、使用上の制限が生
じる。
【0018】すなわち、従来のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムを、固定電話端末を無線電話端末に置き換
えてそのまま用いた場合を考えると、ユーザは、自身が
使用する無線電話端末を携帯して移動し、自身の電話帳
データを記憶しているクライアント以外のクライアント
を使用することも可能となるが、個々のクライアント
が、自身に1対1に対応付けられた無線電話端末の電話
番号を管理することとなるので、ユーザが移動先で使用
するクライアントは、該ユーザが使用する無線電話端末
の電話番号が分からず、該無線電話端末の通信を制御す
ることができない。
【0019】また、ユーザが使用する無線電話端末の電
話番号を管理するクライアントが、該ユーザの電話帳デ
ータを記憶していることとなるので、ユーザが移動先で
使用するクライアントは、該ユーザの電話帳データを検
索することができない。
【0020】従って、ユーザは、結局は、自身が使用す
る無線電話端末の電話番号を管理しているクライアント
であって、自身の電話帳データを記憶しているクライア
ントでしか、クライアント用APを起動することができ
ず、移動先で使用するクライアントと該無線電話端末と
を連携して使用することはできない。
【0021】本発明は、上記問題点を解決し、電話機と
して携帯用の無線電話端末を用いる場合に適したコンピ
ュータ・テレフォニ・システムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の態様として、1つ以上の無線基地
局を介して複数の無線電話端末を収容しているPBX
と、上記PBXに上記無線電話端末の通信を制御させる
コンピュータであるサーバと、上記サーバ以外のコンピ
ュータであるクライアントとを備えたコンピュータ・テ
レフォニ・システムを提供しており、上記クライアント
は、自身のユーザを識別するためのユーザ識別情報の入
力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、自身のユーザ
が使用する無線電話端末の通信を制御する旨の通信指示
の入力を受付ける通信指示受付手段と、上記ユーザ識別
情報受付手段が受付けたユーザ識別情報を、上記サーバ
に送信するユーザ通知手段と、上記通信指示受付手段が
受付けた通信指示を、上記サーバに送信する通信要求手
段とを有し、上記サーバは、複数のユーザごとに、該ユ
ーザのユーザ識別情報、および、該ユーザが使用する無
線電話端末の端末識別情報を対応付けて記憶しているユ
ーザ使用端末管理手段と、上記クライアントから送信さ
れてくる通信指示に応じた通信命令、および、該クライ
アントから送信されてくるユーザ識別情報に対応付けて
上記ユーザ使用端末管理手段が記憶している端末識別情
報を、上記PBXに送信する構内交換機制御手段とを有
し、上記PBXは、上記サーバから送信されてくる端末
識別情報が示す無線電話端末の通信を、該サーバから送
信されてくる通信命令に従って制御する通信制御手段を
有するようにしている。
【0023】第1の態様によれば、ユーザが、自身が使
用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用す
るクライアントで自身のユーザ識別情報を入力すると、
該クライアントが、入力されたユーザ識別情報を上記サ
ーバに通知するようにしているので、上記サーバは、該
ユーザが使用する無線電話端末を特定することができ
る。
【0024】従って、ユーザが移動先で使用するクライ
アントは、上記サーバを介して上記PBXを制御するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末の通信を上記P
BXに制御させることが可能となるので、ユーザは、任
意のクライアントと自身が使用する無線電話端末とを連
携して使用することができるようになる。
【0025】また、本発明は、第2の態様として、上述
した第1の態様において、上記サーバは、複数のユーザ
ごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザ
のみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶してい
る電話帳管理手段と、上記電話帳管理手段が記憶してい
るユーザ識別情報と同じユーザ識別情報を送信してきた
クライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上
記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアク
セスを可能とする電話帳アクセス制御手段とをさらに有
し、上記クライアントは、上記サーバが記憶している電
話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能な電
話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段をさらに
有するようにすることができる。
【0026】第2の態様によれば、上記サーバは、上記
クライアントから通知されたユーザ識別情報から、ユー
ザが使用するクライアントを特定することができ、特定
したクライアントにのみ、自身が記憶している該ユーザ
の電話帳データへのアクセスを可能としている。
【0027】従って、ユーザが移動先で使用するクライ
アントは、上記サーバが記憶している該ユーザの電話帳
データにアクセスすることが可能となるので、ユーザ
は、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用す
ることができるようになる。
【0028】また、本発明は、第3の態様として、上述
した第1の態様において、上記サーバは、複数のユーザ
ごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザ
のみが使用可能な電話帳データを記憶しているクライア
ントを識別するためのクライアント識別情報を対応付け
て記憶している電話帳記憶クライアント管理手段と、上
記ユーザ識別情報を送信してきたクライアントに、該ユ
ーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記憶クライアント
管理手段が記憶しているクライアント識別情報を、電話
帳記憶クライアント識別情報として送信する電話帳記憶
クライアント通知手段と、上記電話帳記憶クライアント
通知手段が送信したクライアント識別情報が示すクライ
アントに、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクラ
イアント識別情報を送信したクライアントのクライアン
ト識別情報、および、上記電話帳記憶クライアント通知
手段がクライアント識別情報を送信したクライアントか
ら送信されてきたユーザ識別情報を送信するユーザ・ユ
ーザ使用クライアント通知手段とをさらに有し、上記ク
ライアントは、特定の複数のユーザごとに、該ユーザの
ユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電
話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段
と、上記サーバから送信されてくるクライアント識別情
報およびユーザ識別情報を対応付けて記憶するユーザ・
ユーザ使用クライアント管理手段と、上記サーバから上
記電話帳記憶クライアント識別情報として送信されてく
るクライアント識別情報が示すクライアントが記憶して
いる電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可
能が電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段
と、上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報
と同じユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ・ユーザ
使用クライアント管理手段が記憶しているクライアント
識別情報が示すクライアントにのみ、該ユーザ識別情報
に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳
データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手
段とをさらに有するようにすることができる。
【0029】第3の態様によれば、上記サーバは、上記
クライアントから通知されたユーザ識別情報から、該ユ
ーザが使用するクライアント、および、該ユーザの電話
帳データを記憶しているクライアントを特定することが
でき、前者には、後者のクライアント識別情報を通知
し、後者には、前者のクライアント識別情報および該ユ
ーザのユーザ識別情報を通知するようにしており、ま
た、上記クライアントは、上記サーバから通知されたク
ライアント識別情報が示すクライアントにのみ、上記サ
ーバから通知されたユーザ識別情報が示すユーザの電話
帳データへのアクセスを可能としている。
【0030】従って、ユーザが移動先で使用するクライ
アントは、上記サーバから通知されたクライアント識別
情報が示すクライアントが記憶している、該ユーザの電
話帳データにアクセスすることが可能となるので、ユー
ザは、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用
することができるようになる。
【0031】さらに、上記目的を達成するために、本発
明は、第4の態様として、1つ以上の無線基地局を介し
て複数の無線電話端末を収容しているPBXと、上記P
BXに上記無線電話端末の通信を制御させるコンピュー
タであるサーバと、上記サーバ以外のコンピュータであ
るクライアントとを備えたコンピュータ・テレフォニ・
システムを提供しており、上記クライアントは、自身の
ユーザが使用する無線電話端末を識別するための端末識
別情報の入力を受付ける端末識別情報受付手段と、自身
のユーザが使用する無線電話端末の通信を制御する旨の
通信指示の入力を受付ける通信指示受付手段と、上記端
末識別情報受付手段が受付けた端末識別情報を、上記サ
ーバに送信する端末通知手段と、上記通信指示受付手段
が受付けた通信指示を、上記サーバに送信する通信要求
手段とを有し、上記サーバは、上記クライアントから送
信されてくる通信指示に応じた通信命令、および、該ク
ライアントから送信されてくる端末識別情報を、上記P
BXに送信する構内交換機制御手段を有し、上記PBX
は、上記サーバから送信されてくる端末識別情報が示す
無線電話端末の通信を、該サーバから送信されてくる通
信命令に従って制御する通信制御手段を有するようにし
ている。
【0032】第4の態様によれば、ユーザが、自身が使
用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用す
るクライアントで自身が使用する無線電話端末の端末識
別情報を入力すると、該クライアントが、入力された端
末識別情報を上記サーバに通知するようにしているの
で、上記サーバは、該ユーザが使用する無線電話端末を
特定することができる。
【0033】従って、ユーザが移動先で使用するクライ
アントは、上記サーバを介して上記PBXを制御するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末の通信を上記P
BXに制御させることが可能となるので、ユーザは、任
意のクライアントと自身が使用する無線電話端末とを連
携して使用することができるようになる。
【0034】また、本発明は、第5の態様として、上述
した第4の態様において、上記サーバは、複数のユーザ
ごとに、該ユーザを識別するためのユーザ識別情報、お
よび、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付
けて記憶している電話帳管理手段と、上記電話帳管理手
段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報
を送信してきたクライアントにのみ、該ユーザ識別情報
に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳
データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手
段とをさらに有し、上記クライアントは、自身のユーザ
のユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付
手段と、上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ
識別情報を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、
上記サーバが記憶している電話帳データのうちの、自身
のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする
電話帳アクセス手段とをさらに有するようにすることが
できる。
【0035】第5の態様によれば、ユーザが、自身が使
用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用す
るクライアントで自身のユーザ識別情報を入力すると、
該クライアントが、入力されたユーザ識別情報を上記サ
ーバに通知するようにしているので、上記サーバは、該
ユーザが使用するクライアントを特定することができ、
特定したクライアントにのみ、自身が記憶している該ユ
ーザの電話帳データへのアクセスを可能としている。
【0036】従って、ユーザが移動先で使用するクライ
アントは、上記サーバが記憶している該ユーザの電話帳
データにアクセスすることが可能となるので、ユーザ
は、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用す
ることができるようになる。
【0037】また、本発明は、第6の態様として、上述
した第4の態様において、上記サーバは、複数のユーザ
ごとに、該ユーザを識別するためのユーザ識別情報、お
よび、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを記憶し
ているクライアントを識別するためのクライアント識別
情報を対応付けて記憶している電話帳記憶クライアント
管理手段と、上記ユーザ識別情報を送信してきたクライ
アントに、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記
憶クライアント管理手段が記憶しているクライアント識
別情報を、電話帳記憶クライアント識別情報として送信
する電話帳記憶クライアント通知手段と、上記電話帳記
憶クライアント通知手段が送信したクライアント識別情
報が示すクライアントに、上記電話帳記憶クライアント
通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアン
トのクライアント識別情報、および、上記電話帳記憶ク
ライアント通知手段がクライアント識別情報を送信した
クライアントから送信されてきたユーザ識別情報を送信
するユーザ・ユーザ使用クライアント通知手段とをさら
に有し、上記クライアントは、自身のユーザのユーザ識
別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、上
記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報
を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、特定の複
数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、およ
び、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付け
て記憶している電話帳管理手段と、上記サーバから送信
されてくるクライアント識別情報およびユーザ識別情報
を対応付けて記憶するユーザ・ユーザ使用クライアント
管理手段と、上記サーバから上記電話帳記憶クライアン
ト識別情報として送信されてくるクライアント識別情報
が示すクライアントが記憶している電話帳データのうち
の、自身のユーザのみが使用可能が電話帳データにアク
セスする電話帳アクセス手段と、上記電話帳管理手段が
記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報に対
応付けて上記ユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段
が記憶しているクライアント識別情報が示すクライアン
トにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管
理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能
とする電話帳アクセス制御手段とをさらに有するように
することができる。
【0038】第6の態様によれば、ユーザが、自身が使
用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用す
るクライアントで自身のユーザ識別情報を入力すると、
該クライアントが、入力されたユーザ識別情報を上記サ
ーバに通知するようにしているので、上記サーバは、該
ユーザが使用するクライアント、および、該ユーザの電
話帳データを記憶しているクライアントを特定すること
ができ、前者には、後者のクライアント識別情報を通知
し、後者には、前者のクライアント識別情報および該ユ
ーザのユーザ識別情報を通知するようにしており、ま
た、上記クライアントは、上記サーバから通知されたク
ライアント識別情報が示すクライアントにのみ、上記サ
ーバから通知されたユーザ識別情報が示すユーザの電話
帳データへのアクセスを可能としている。
【0039】従って、ユーザが移動先で使用するクライ
アントは、上記サーバから通知されたクライアント識別
情報が示すクライアントが記憶している、該ユーザの電
話帳データにアクセスすることが可能となるので、ユー
ザは、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用
することができるようになる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0041】まず、本発明の第1の実施形態のコンピュ
ータ・テレフォニ・システムについて、図1〜図3を用
いて説明する。
【0042】図1は第1の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムのシステム構成を示す図である。
【0043】第1の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムは、図1に示すように、PBX5と、無線
基地局6を介してPBX5に収容された携帯用の無線電
話端末4と、個々のユーザのみが使用可能なユーザデー
タを記憶しているデータベース3を接続したコンピュー
タである複数のクライアント2とを備えている。なお、
ユーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少
なくとも記述した電話帳データを含むものである。
【0044】第1の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムにおいては、従来のコンピュータ・テレフ
ォニ・システムとは異なり、無線電話端末4とクライア
ント2とが1対1に対応付けられておらず、ユーザと無
線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを前
提としている。
【0045】また、第1の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムは、図1に示すように、クライアン
ト2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要
求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付け
られている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させ
るコンピュータであるサーバ1を備えている。
【0046】なお、クライアント2とサーバ1との間の
通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手
段は、種々の通信網によって実現することが可能である
が、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0047】図2はサーバ1およびクライアント2が備
えるテーブルの構成を示す図である。
【0048】サーバ1は、図2に示すように、第1の実
施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可
能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユ
ーザIDと、該ユーザが使用する無線電話端末4の電話
番号と、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータ
ベース3が接続されたクライアント2を識別するための
クライアントIDとが記述されたユーザ管理テーブル2
00を備えている。
【0049】また、クライアント2は、自身に接続され
たデータベース3に電話帳データが記憶されている全て
のユーザごとに、該ユーザのユーザIDと、該ユーザの
電話帳データを識別するための電話帳IDとが記述され
た電話帳管理テーブル210を備えている。なお、電話
帳IDは、対応する電話帳データの先頭アドレスである
ようにすることができる。
【0050】以下、第1の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムの動作について説明する。
【0051】ここでは、自身の電話帳データがクライア
ント2aに接続されたデータベース3aに記憶されてい
るユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して
移動し、移動先のクライアント2bにおいて、第1の実
施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作を
実現するためのクライアント用APを使用する場合を例
にして説明する。
【0052】この際に、PBX5,クライアント2a,
クライアント2b,サーバ1の間では、図3に示すよう
なやり取りが行われる。
【0053】まず、ユーザが、クライアント2bにおい
て、クライアント用APを起動するために、自身のユー
ザIDを入力装置から入力してログインすると、クライ
アント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信
する(ステップ301)。
【0054】サーバ1は、クライアント2bからユーザ
IDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザI
Dがユーザ管理テーブル200に記憶されているか否か
を判定することで、正当なユーザであるか否かを判定す
るユーザ認証処理を行い(ステップ302)、正当なユ
ーザであると判定した場合に、該ユーザIDに対応する
クライアントID(ここでは、クライアント2aのクラ
イアントIDである。)を検索して、検索したクライア
ント2aのクライアントIDを、クライアント2bに送
信する(ステップ303)。なお、サーバ1は、正当な
ユーザでないと判定した場合には、その旨を示す情報を
クライアント2bに送信する。
【0055】続いて、サーバ1は、ステップ303で検
索したクライアントIDが示すクライアント2aに対し
て、ユーザがクライアント2bを使用する旨を通知する
ために、該ユーザのユーザIDおよびクライアント2b
のクライアントIDを送信する(ステップ304)。
【0056】クライアント2bは、サーバ1からクライ
アントIDが送信されてくると、クライアント用APの
起動を許可すると共に(ステップ305)、該クライア
ントIDを記憶保持する(ステップ306)。
【0057】また、クライアント2aは、サーバ1から
ユーザIDおよびクライアントIDが送信されてくる
と、該ユーザIDおよび該クライアントIDを対応付け
て記憶保持する(ステップ307)。
【0058】以上の動作により、ユーザが使用するクラ
イアント2bは、該ユーザの電話帳データを記憶してい
るデータベース3aを接続したクライアント2aを特定
することができ、また、該ユーザの電話帳データを記憶
しているデータベース3aを接続したクライアント2a
は、該ユーザが使用するクライアント2bを特定するこ
とができる。
【0059】そこで、ユーザが、クライアント2bにお
いて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、そ
の旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2
bは、入力された指示に従って、ステップ306で記憶
保持しておいたクライアントIDが示すクライアント2
aに、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユー
ザの電話帳データへのアクセスを要求する(ステップ3
08)。
【0060】クライアント2aは、クライアント2bか
ら電話帳データへのアクセスが要求されると、クライア
ント2bのクライアントIDと同じクライアントID、
および、クライアント2bから送信されてきたユーザI
Dと同じユーザIDを、ステップ307で対応付けて記
憶保持しているか否かを判定することで、正当なユーザ
であるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステッ
プ309)、正当なユーザである場合に、電話帳管理テ
ーブル210に記憶されているユーザIDのうちの、ク
ライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユ
ーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クライアン
ト2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話帳デー
タへのアクセスを許可する(ステップ310)。
【0061】これにより、アクセスが許可された電話帳
データが、クライアント2aからクライアント2bに送
信されるので、例えば、電話帳データのうちの少なくと
も氏名の一覧が、クライアント2bの表示装置に表示さ
れることとなる(ステップ311)。
【0062】そして、ユーザが、クライアント2bにお
いて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通
話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、
クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電
話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号
(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザID
を送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4
と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する
(ステップ312)。
【0063】なお、このとき、クライアント用APは、
選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情
報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表
示するようにしてもよい。
【0064】サーバ1は、クライアント2bから接続が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の
電話番号を、ユーザ管理テーブル200から検索して、
検索した無線電話端末4の電話番号、および、クライア
ント2bから送信されてきた相手先の電話番号を送信す
ることで、該無線電話端末4と相手先との間を接続する
旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステップ31
3)。
【0065】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うの
で(ステップ314)、クライアント2bを使用するユ
ーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアント
2bとを連携して使用することが可能となる。
【0066】なお、通話中でも、クライアント2bは、
ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳デ
ータへのアクセスをクライアント2aに要求することも
可能である。
【0067】さて、ユーザが、相手先との間の通話を終
了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、ク
ライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相
手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステッ
プ315)。
【0068】サーバ1は、クライアント2bから切断が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の
電話番号を、ユーザ管理テーブル200から検索して、
検索した無線電話端末4の電話番号を送信することで、
該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する旨
の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ31
6)。
【0069】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理
を行い(ステップ317)、切断処理を終了すると、そ
の旨をサーバ1に通知する。
【0070】そこで、サーバ1は、PBX5から切断処
理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにそ
の旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、
自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を
認識することを可能とするためである。
【0071】以上説明したように、第1の実施形態のコ
ンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザ
が、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、
移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザID
を入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザ
IDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ
1は、該ユーザが使用するクライアント2b,該ユーザ
が使用する無線電話端末4,該ユーザの電話帳データを
記憶しているデータベース3aを接続したクライアント
2aを特定することができる。
【0072】そこで、ユーザが移動先で使用するクライ
アント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPB
X5に制御させることが可能となるので、ユーザは、ク
ライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連
携して使用することができるようになる。
【0073】さらに、第1の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、ユーザが使用するクラ
イアント2bは、サーバ1から通知されるクライアント
IDによって、該ユーザの電話帳データを記憶している
データベース3aを接続したクライアント2aを特定
し、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベー
ス3aを接続したクライアント2aには、サーバ1から
通知されるユーザIDおよびクライアントIDによっ
て、該ユーザが使用するクライアント2bを特定するこ
とができる。
【0074】そこで、クライアント2aは、自身に接続
されたデータベース3aに記憶されている電話帳データ
へのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが
使用するクライアント2bにのみ許可するようにするこ
とができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の
電話帳データを使用することができるようになる。
【0075】従って、第1の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出
張先等の、本来自分が使用しないクライアント2におい
ても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携し
て、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用するこ
とができるようになる。
【0076】なお、第1の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムにおいては、電話帳データを記憶し
ているデータベース3が各クライアント2に接続された
構成としているが、サーバ1に接続された構成とするこ
ともでき、以下、そのようにした場合の実施形態を、第
2の実施形態として、図4〜図6を用いて説明する。
【0077】図4は第2の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムのシステム構成を示す図である。
【0078】第2の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムは、図4に示すように、PBX5と、無線
基地局6を介してPBX5に収容された携帯用の無線電
話端末4と、個々のユーザが使用するコンピュータであ
る複数のクライアント2とを備えている。
【0079】第2の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムにおいても、上述した第1の実施形態のコ
ンピュータ・テレフォニ・システムと同様に、ユーザと
無線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを
前提としている。
【0080】また、第2の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムは、図4に示すように、クライアン
ト2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要
求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付け
られている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させ
るコンピュータであって、個々のユーザのみが使用可能
なユーザデータを記憶しているデータベース3を接続し
たコンピュータであるサーバ1を備えている。なお、ユ
ーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少な
くとも記述した電話帳データを含むものである。
【0081】なお、クライアント2とサーバ1との間の
通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手
段は、種々の通信網によって実現することが可能である
が、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0082】図5はサーバ1が備えるテーブルの構成を
示す図である。
【0083】サーバ1は、図5に示すように、第2の実
施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可
能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユ
ーザIDと、該ユーザが使用する無線電話端末4の電話
番号と、該ユーザの電話帳データを識別するための電話
帳IDとが記述されたユーザ・電話帳管理テーブル50
0を備えている。なお、電話帳IDは、対応する電話帳
データの先頭アドレスであるようにすることができる。
【0084】以下、第2の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムの動作について説明する。
【0085】ここでは、ユーザが、自身が使用する無線
電話端末4を携帯して移動し、移動先のクライアント2
bにおいて、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムの動作を実現するためのクライアント用A
Pを使用する場合を例にして説明する。
【0086】この際に、PBX5,クライアント2b,
サーバ1の間では、図6に示すようなやり取りが行われ
る。
【0087】まず、ユーザが、クライアント2bにおい
て、クライアント用APを起動するために、自身のユー
ザIDを入力装置から入力してログインすると、クライ
アント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信
する(ステップ601)。
【0088】サーバ1は、クライアント2bからユーザ
IDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザI
Dがユーザ・電話帳管理テーブル500に記憶されてい
るか否かを判定することで、正当なユーザであるか否か
を判定するユーザ認証処理を行い(ステップ602)、
判定結果を示す情報をクライアント2bに送信する(ス
テップ603)。
【0089】クライアント2bは、サーバ1から送信さ
れてきた判定結果が正当なユーザである旨を示している
場合に、クライアント用APの起動を許可する(ステッ
プ604)。
【0090】そこで、ユーザが、クライアント2bにお
いて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、そ
の旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2
bは、入力された指示に従って、サーバ1に該ユーザの
ユーザIDを送信することで、該ユーザの電話帳データ
へのアクセスを要求する(ステップ605)。
【0091】サーバ1は、クライアント2bから電話帳
データへのアクセスが要求されると、ユーザ・電話帳管
理テーブル500に記憶されているユーザIDのうち
の、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと
同じユーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クラ
イアント2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話
帳データへのアクセスを許可する(ステップ606)。
【0092】これにより、アクセスが許可された電話帳
データが、サーバ1からクライアント2bに送信される
ので、例えば、電話帳データのうちの少なくとも氏名の
一覧が、クライアント2bの表示装置に表示されること
となる(ステップ607)。
【0093】そして、ユーザが、クライアント2bにお
いて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通
話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、
クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電
話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号
(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザID
を送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4
と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する
(ステップ608)。
【0094】なお、このとき、クライアント用APは、
選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情
報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表
示するようにしてもよい。
【0095】サーバ1は、クライアント2bから接続が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の
電話番号を、ユーザ・電話帳管理テーブル500から検
索して、検索した無線電話端末4の電話番号、および、
クライアント2bから送信されてきた相手先の電話番号
を送信することで、該無線電話端末4と相手先との間を
接続する旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステッ
プ609)。
【0096】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うの
で(ステップ610)、クライアント2bを使用するユ
ーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアント
2bとを連携して使用することが可能となる。
【0097】なお、通話中でも、クライアント2bは、
ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳デ
ータへのアクセスをサーバ1に要求することも可能であ
る。
【0098】さて、ユーザが、相手先との間の通話を終
了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、ク
ライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相
手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステッ
プ611)。
【0099】サーバ1は、クライアント2bから切断が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の
電話番号を、ユーザ・電話帳管理テーブル500から検
索して、検索した無線電話端末4の電話番号を送信する
ことで、該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切
断する旨の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ
612)。
【0100】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理
を行い(ステップ613)、切断処理を終了すると、そ
の旨をサーバ1に通知する。
【0101】そこで、サーバ1は、PBX5から切断処
理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにそ
の旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、
自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を
認識することを可能とするためである。
【0102】以上説明したように、第2の実施形態のコ
ンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザ
が、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、
移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザID
を入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザ
IDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ
1は、該ユーザが使用するクライアント2b、および、
該ユーザが使用する無線電話端末4を特定することがで
きる。
【0103】そこで、ユーザが移動先で使用するクライ
アント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPB
X5に制御させることが可能となるので、ユーザは、ク
ライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連
携して使用することができるようになる。
【0104】さらに、第2の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、サーバ1は、自身に接
続されたデータベース3に記憶されている電話帳データ
へのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが
使用するクライアント2bにのみ許可するようにするこ
とができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の
電話帳データを使用することができるようになる。
【0105】従って、第2の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出
張先等の、本来自分が使用しないクライアント2におい
ても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携し
て、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用するこ
とができるようになる。
【0106】次に、本発明の第3の実施形態のコンピュ
ータ・テレフォニ・システムについて、図1,図7,図
8を用いて説明する。
【0107】第3の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムのシステム構成を示す図は、図1と同様で
ある。
【0108】すなわち、第3の実施形態のコンピュータ
・テレフォニ・システムは、図1に示すように、PBX
5と、無線基地局6を介してPBX5に収容された携帯
用の無線電話端末4と、個々のユーザのみが使用可能な
ユーザデータを記憶しているデータベース3を接続した
コンピュータである複数のクライアント2とを備えてい
る。なお、ユーザデータは、具体的には、氏名および電
話番号を少なくとも記述した電話帳データを含むもので
ある。
【0109】第3の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムにおいても、上述した第1の実施形態のコ
ンピュータ・テレフォニ・システムと同様に、ユーザと
無線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを
前提としている。
【0110】また、第3の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムは、図1に示すように、クライアン
ト2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要
求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付け
られている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させ
るコンピュータであるサーバ1を備えている。
【0111】なお、クライアント2とサーバ1との間の
通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手
段は、種々の通信網によって実現することが可能である
が、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0112】図7はサーバ1およびクライアント2が備
えるテーブルの構成を示す図である。
【0113】サーバ1は、図7に示すように、第3の実
施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可
能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユ
ーザIDと、該ユーザの電話帳データを記憶しているデ
ータベース3が接続されたクライアント2を識別するた
めのクライアントIDとが記述されたユーザ管理テーブ
ル700を備えている。
【0114】また、クライアント2は、自身に接続され
たデータベース3に電話帳データが記憶されている全て
のユーザごとに、該ユーザのユーザIDと、該ユーザの
電話帳データを識別するための電話帳IDとが記述され
た電話帳管理テーブル710を備えている。なお、電話
帳IDは、対応する電話帳データの先頭アドレスである
ようにすることができる。
【0115】以下、第3の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムの動作について説明する。
【0116】ここでは、自身の電話帳データがクライア
ント2aに接続されたデータベース3aに記憶されてい
るユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して
移動し、移動先のクライアント2bにおいて、第3の実
施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作を
実現するためのクライアント用APを使用する場合を例
にして説明する。
【0117】この際に、PBX5,クライアント2a,
クライアント2b,サーバ1の間では、図8に示すよう
なやり取りが行われる。
【0118】まず、ユーザが、クライアント2bにおい
て、クライアント用APを起動するために、自身のユー
ザIDを入力装置から入力してログインすると、クライ
アント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信
する(ステップ801)。
【0119】サーバ1は、クライアント2bからユーザ
IDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザI
Dがユーザ管理テーブル700に記憶されているか否か
を判定することで、正当なユーザであるか否かを判定す
るユーザ認証処理を行い(ステップ802)、正当なユ
ーザであると判定した場合に、該ユーザIDに対応する
クライアントID(ここでは、クライアント2aのクラ
イアントIDである。)を検索して、検索したクライア
ント2aのクライアントIDを、クライアント2bに送
信する(ステップ803)。なお、サーバ1は、正当な
ユーザでないと判定した場合には、その旨を示す情報を
クライアント2bに送信する。
【0120】続いて、サーバ1は、ステップ803で検
索したクライアントIDが示すクライアント2aに対し
て、ユーザがクライアント2bを使用する旨を通知する
ために、該ユーザのユーザIDおよびクライアント2b
のクライアントIDを送信する(ステップ804)。
【0121】クライアント2bは、サーバ1からクライ
アントIDが送信されてくると、クライアント用APの
起動を許可すると共に(ステップ805)、該クライア
ントIDを記憶保持する(ステップ806)。
【0122】また、クライアント2aは、サーバ1から
ユーザIDおよびクライアントIDが送信されてくる
と、該ユーザIDおよび該クライアントIDを対応付け
て記憶保持する(ステップ807)。
【0123】さて、ユーザは、クライアント2bにおい
て、クライアント用APの起動が許可されると、クライ
アント用APを実際に使用するために、自身が使用する
無線電話端末4の電話番号を入力装置から入力する。
【0124】クライアント2bは、ユーザが無線電話端
末4の電話番号を入力装置から入力すると、該ユーザの
ユーザID、および、入力された無線電話端末4の電話
番号をサーバ1に送信する(ステップ808)。
【0125】サーバ1は、クライアント2bからユーザ
IDおよび無線電話端末4の電話番号が送信されてくる
と、該ユーザIDおよび該無線電話端末4の電話番号を
対応付けて記憶保持する(ステップ809)。
【0126】以上の動作により、ユーザが使用するクラ
イアント2bは、該ユーザの電話帳データを記憶してい
るデータベース3aを接続したクライアント2aを特定
することができ、また、該ユーザの電話帳データを記憶
しているデータベース3aを接続したクライアント2a
は、該ユーザが使用するクライアント2bを特定するこ
とができる。さらに、サーバ1は、ユーザが使用する無
線電話端末4を特定することができる。
【0127】そこで、ユーザが、クライアント2bにお
いて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、そ
の旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2
bは、入力された指示に従って、ステップ806で記憶
保持しておいたクライアントIDが示すクライアント2
aに、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユー
ザの電話帳データへのアクセスを要求する(ステップ8
10)。
【0128】クライアント2aは、クライアント2bか
ら電話帳データへのアクセスが要求されると、クライア
ント2bのクライアントIDと同じクライアントID、
および、クライアント2bから送信されてきたユーザI
Dと同じユーザIDを、ステップ807で対応付けて記
憶保持しているか否かを判定することで、正当なユーザ
であるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステッ
プ811)、正当なユーザである場合に、電話帳管理テ
ーブル710に記憶されているユーザIDのうちの、ク
ライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユ
ーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クライアン
ト2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話帳デー
タへのアクセスを許可する(ステップ812)。
【0129】これにより、アクセスが許可された電話帳
データが、クライアント2aからクライアント2bに送
信されるので、例えば、電話帳データのうちの少なくと
も氏名の一覧が、クライアント2bの表示装置に表示さ
れることとなる(ステップ813)。
【0130】そして、ユーザが、クライアント2bにお
いて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通
話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、
クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電
話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号
(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザID
を送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4
と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する
(ステップ814)。
【0131】なお、このとき、クライアント用APは、
選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情
報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表
示するようにしてもよい。
【0132】サーバ1は、クライアント2bから接続が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ809
で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索し
て、検索した無線電話端末4の電話番号、および、クラ
イアント2bから送信されてきた相手先の電話番号を送
信することで、該無線電話端末4と相手先との間を接続
する旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステップ8
15)。
【0133】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うの
で(ステップ816)、クライアント2bを使用するユ
ーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアント
2bとを連携して使用することが可能となる。
【0134】なお、通話中でも、クライアント2bは、
ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳デ
ータへのアクセスをクライアント2aに要求することも
可能である。
【0135】さて、ユーザが、相手先との間の通話を終
了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、ク
ライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相
手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステッ
プ817)。
【0136】サーバ1は、クライアント2bから切断が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ809
で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索し
て、検索した無線電話端末4の電話番号を送信すること
で、該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断す
る旨の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ81
8)。
【0137】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理
を行い(ステップ819)、切断処理を終了すると、そ
の旨をサーバ1に通知する。
【0138】そこで、サーバ1は、PBX5から切断処
理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにそ
の旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、
自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を
認識することを可能とするためである。
【0139】以上説明したように、第3の実施形態のコ
ンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザ
が、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、
移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザID
を入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザ
IDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ
1は、該ユーザが使用するクライアント2b、および、
該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3
aを接続したクライアント2aを特定することができ
る。
【0140】また、ユーザが、移動先で使用するクライ
アント2bで自身が使用する無線電話端末4の電話番号
を入力すると、クライアント2bが、入力された無線電
話端末4の電話番号をサーバ1に通知するようにしてい
るので、サーバ1は、該ユーザが使用する無線電話端末
4を特定することができる。
【0141】そこで、ユーザが移動先で使用するクライ
アント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPB
X5に制御させることが可能となるので、ユーザは、ク
ライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連
携して使用することができるようになる。
【0142】さらに、第3の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、ユーザが使用するクラ
イアント2bは、サーバ1から通知されるクライアント
IDによって、該ユーザの電話帳データを記憶している
データベース3aを接続したクライアント2aを特定
し、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベー
ス3aを接続したクライアント2aには、サーバ1から
通知されるユーザIDおよびクライアントIDによっ
て、該ユーザが使用するクライアント2bを特定するこ
とができる。
【0143】そこで、クライアント2aは、自身に接続
されたデータベース3aに記憶されている電話帳データ
へのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが
使用するクライアント2bにのみ許可するようにするこ
とができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の
電話帳データを使用することができるようになる。
【0144】従って、第3の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出
張先等の、本来自分が使用しないクライアント2におい
ても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携し
て、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用するこ
とができるようになる。
【0145】なお、第3の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムにおいては、電話帳データを記憶し
ているデータベース3が各クライアント2に接続された
構成としているが、上述した第2の実施形態のコンピュ
ータ・テレフォニ・システムと同様に、データベース3
がサーバ1に接続された構成とすることもでき、以下、
そのようにした場合の実施形態を、第4の実施形態とし
て、図4,図9,図10を用いて説明する。
【0146】第4の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムのシステム構成を示す図は、図4と同様で
ある。
【0147】すなわち、第4の実施形態のコンピュータ
・テレフォニ・システムは、図4に示すように、PBX
5と、無線基地局6を介してPBX5に収容された携帯
用の無線電話端末4と、個々のユーザが使用するコンピ
ュータである複数のクライアント2とを備えている。
【0148】第4の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムにおいても、上述した第1の実施形態のコ
ンピュータ・テレフォニ・システムと同様に、ユーザと
無線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを
前提としている。
【0149】また、第4の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムは、図4に示すように、クライアン
ト2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要
求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付け
られている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させ
るコンピュータであって、個々のユーザのみが使用可能
なユーザデータを記憶しているデータベース3を接続し
たコンピュータであるサーバ1を備えている。なお、ユ
ーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少な
くとも記述した電話帳データを含むものである。
【0150】なお、クライアント2とサーバ1との間の
通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手
段は、種々の通信網によって実現することが可能である
が、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0151】図9はサーバ1が備えるテーブルの構成を
示す図である。
【0152】サーバ1は、図9に示すように、第4の実
施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可
能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユ
ーザIDと、該ユーザの電話帳データを識別するための
電話帳IDとが記述されたユーザ・電話帳管理テーブル
900を備えている。なお、電話帳IDは、対応する電
話帳データの先頭アドレスであるようにすることができ
る。
【0153】以下、第4の実施形態のコンピュータ・テ
レフォニ・システムの動作について説明する。
【0154】ここでは、ユーザが、自身が使用する無線
電話端末4を携帯して移動し、移動先のクライアント2
bにおいて、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォ
ニ・システムの動作を実現するためのクライアント用A
Pを使用する場合を例にして説明する。
【0155】この際に、PBX5,クライアント2b,
サーバ1の間では、図10に示すようなやり取りが行わ
れる。
【0156】まず、ユーザが、クライアント2bにおい
て、クライアント用APを起動するために、自身のユー
ザIDを入力装置から入力してログインすると、クライ
アント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信
する(ステップ1001)。
【0157】サーバ1は、クライアント2bからユーザ
IDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザI
Dがユーザ・電話帳管理テーブル900に記憶されてい
るか否かを判定することで、正当なユーザであるか否か
を判定するユーザ認証処理を行い(ステップ100
2)、判定結果を示す情報をクライアント2bに送信す
る(ステップ1003)。
【0158】クライアント2bは、サーバ1から送信さ
れてきた判定結果が正当なユーザである旨を示している
場合に、クライアント用APの起動を許可する(ステッ
プ1004)。
【0159】さて、ユーザは、クライアント2bにおい
て、クライアント用APの起動が許可されると、クライ
アント用APを実際に使用するために、自身が使用する
無線電話端末4の電話番号を入力装置から入力する。
【0160】クライアント2bは、ユーザが無線電話端
末4の電話番号を入力装置から入力すると、該ユーザの
ユーザID、および、入力された無線電話端末4の電話
番号をサーバ1に送信する(ステップ1005)。
【0161】サーバ1は、クライアント2bからユーザ
IDおよび無線電話端末4の電話番号が送信されてくる
と、該ユーザIDおよび該無線電話端末4の電話番号を
対応付けて記憶保持する(ステップ1006)。
【0162】以上の動作により、サーバ1は、ユーザが
使用する無線電話端末4を特定することができる。
【0163】そこで、ユーザが、クライアント2bにお
いて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、そ
の旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2
bは、入力された指示に従って、サーバ1に該ユーザの
ユーザIDを送信することで、該ユーザの電話帳データ
へのアクセスを要求する(ステップ1007)。
【0164】サーバ1は、クライアント2bから電話帳
データへのアクセスが要求されると、ユーザ・電話帳管
理テーブル900に記憶されているユーザIDのうち
の、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと
同じユーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クラ
イアント2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話
帳データへのアクセスを許可する(ステップ100
8)。
【0165】これにより、アクセスが許可された電話帳
データが、サーバ1からクライアント2bに送信される
ので、例えば、電話帳データのうちの少なくとも氏名の
一覧が、クライアント2bの表示装置に表示されること
となる(ステップ1009)。
【0166】そして、ユーザが、クライアント2bにお
いて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通
話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、
クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電
話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号
(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザID
を送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4
と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する
(ステップ1010)。
【0167】なお、このとき、クライアント用APは、
選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情
報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表
示するようにしてもよい。
【0168】サーバ1は、クライアント2bから接続が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ100
6で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索
して、検索した無線電話端末4の電話番号、および、ク
ライアント2bから送信されてきた相手先の電話番号を
送信することで、該無線電話端末4と相手先との間を接
続する旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステップ
1011)。
【0169】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うの
で(ステップ1012)、クライアント2bを使用する
ユーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアン
ト2bとを連携して使用することが可能となる。
【0170】なお、通話中でも、クライアント2bは、
ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳デ
ータへのアクセスをサーバ1に要求することも可能であ
る。
【0171】さて、ユーザが、相手先との間の通話を終
了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、ク
ライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相
手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステッ
プ1013)。
【0172】サーバ1は、クライアント2bから切断が
要求されると、クライアント2bから送信されてきたユ
ーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ100
6で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索
して、検索した無線電話端末4の電話番号を送信するこ
とで、該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断
する旨の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ1
014)。
【0173】これにより、PBX5は、サーバ1から送
信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線
電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理
を行い(ステップ1015)、切断処理を終了すると、
その旨をサーバ1に通知する。
【0174】そこで、サーバ1は、PBX5から切断処
理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにそ
の旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、
自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を
認識することを可能とするためである。
【0175】以上説明したように、第4の実施形態のコ
ンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザ
が、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、
移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザID
を入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザ
IDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ
1は、該ユーザが使用するクライアント2bを特定する
ことができる。
【0176】また、ユーザが、移動先で使用するクライ
アント2bで自身が使用する無線電話端末4の電話番号
を入力すると、クライアント2bが、入力された無線電
話端末4の電話番号をサーバ1に通知するようにしてい
るので、サーバ1は、該ユーザが使用する無線電話端末
4を特定することができる。
【0177】そこで、ユーザが移動先で使用するクライ
アント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御するこ
とで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPB
X5に制御させることが可能となるので、ユーザは、ク
ライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連
携して使用することができるようになる。
【0178】さらに、第4の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、サーバ1は、自身に接
続されたデータベース3に記憶されている電話帳データ
へのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが
使用するクライアント2bにのみ許可するようにするこ
とができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の
電話帳データを使用することができるようになる。
【0179】従って、第4の実施形態のコンピュータ・
テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出
張先等の、本来自分が使用しないクライアント2におい
ても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携し
て、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用するこ
とができるようになる。
【0180】なお、上述した全ての実施形態のコンピュ
ータ・テレフォニ・システムにおいては、1つの無線基
地局6を備えた構成としているが、2つ以上の無線基地
局6を備えた構成であっても、PBX5が、既存の無線
電話システムと同様に、無線電話端末4が位置するエリ
アをカバーしている無線基地局6を認識することが可能
であるので、支障はない。
【0181】また、上述した全ての実施形態のコンピュ
ータ・テレフォニ・システムの各々について、2つ以上
のPBX5が公衆回線を介して互いに接続されること
で、2つ以上のコンピュータ・テレフォニ・システムが
互いに接続された構成も考えられる。この場合、各コン
ピュータ・テレフォニ・システムが備えるサーバ1およ
びクライアント2が、上述したやり取りを、各コンピュ
ータ・テレフォニ・システムが備えるPBX5、およ
び、これらのPBX5を接続した公衆回線を介して行う
ことで、ユーザが、自身の電話帳データが記憶されてい
るデータベース3が接続されたクライアント2(また
は、サーバ1)を備えたコンピュータ・テレフォニ・シ
ステムとは異なるコンピュータ・テレフォニ・システム
を利用することが可能となる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンピュ
ータ・テレフォニ・システムによれば、電話機として携
帯用の無線電話端末を用いることが可能となるので、ユ
ーザは、自身が使用する無線電話端末を携帯して移動
し、任意の移動先のクライアントと該無線電話端末とを
連携して使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・
システムのシステム構成図。
【図2】第1の実施形態におけるサーバおよびクライア
ントが備えるテーブルの構成図。
【図3】第1の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図4】第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・
システムのシステム構成図。
【図5】第2の実施形態におけるサーバが備えるテーブ
ルの構成図。
【図6】第2の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図7】第3の実施形態におけるサーバおよびクライア
ントが備えるテーブルの構成図。
【図8】第3の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図9】第4の実施形態におけるサーバが備えるテーブ
ルの構成図。
【図10】第4の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図11】従来ののコンピュータ・テレフォニ・システ
ムのシステム構成図。
【符号の説明】
1,13…サーバ、2a,2b,12…クライアント、
3,3a,3b…データベース、4…無線電話端末、
5,10…PBX、6…無線基地局、7,14…LA
N、11…電話機、200,700…ユーザ管理テーブ
ル、210,710…電話帳管理テーブル、500,9
00…ユーザ・電話帳管理テーブル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04L 12/40 H04L 11/00 320

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つ以上の無線基地局を介して複数の無線
    電話端末を収容している構内交換機と、上記構内交換機
    に上記無線電話端末の通信を制御させるコンピュータで
    あるサーバと、上記サーバ以外のコンピュータであるク
    ライアントとを備え、 上記クライアントは、 自身のユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を
    受付けるユーザ識別情報受付手段と、 自身のユーザが使用する無線電話端末の通信を制御する
    旨の通信指示の入力を受付ける通信指示受付手段と、 上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報
    を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、 上記通信指示受付手段が受付けた通信指示を、上記サー
    バに送信する通信要求手段とを有し、 上記サーバは、 複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、およ
    び、該ユーザが使用する無線電話端末の端末識別情報を
    対応付けて記憶しているユーザ使用端末管理手段と、 上記クライアントから送信されてくる通信指示に応じた
    通信命令、および、該クライアントから送信されてくる
    ユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ使用端末管理手
    段が記憶している端末識別情報を、上記構内交換機に送
    信する構内交換機制御手段とを有し、 上記構内交換機は、 上記サーバから送信されてくる端末識別情報が示す無線
    電話端末の通信を、該サーバから送信されてくる通信命
    令に従って制御する通信制御手段を有することを特徴と
    するコンピュータ・テレフォニ・システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコンピュータ・テレフォニ
    ・システムであって、 上記サーバは、 複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、およ
    び、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付け
    て記憶している電話帳管理手段と、 上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同
    じユーザ識別情報を送信してきたクライアントにのみ、
    該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記
    憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話
    帳アクセス制御手段とをさらに有し、 上記クライアントは、 上記サーバが記憶している電話帳データのうちの、自身
    のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする
    電話帳アクセス手段をさらに有することを特徴とするコ
    ンピュータ・テレフォニ・システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のコンピュータ・テレフォニ
    ・システムであって、 上記サーバは、 複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、およ
    び、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを記憶して
    いるクライアントを識別するためのクライアント識別情
    報を対応付けて記憶している電話帳記憶クライアント管
    理手段と、 上記ユーザ識別情報を送信してきたクライアントに、該
    ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記憶クライアン
    ト管理手段が記憶しているクライアント識別情報を、電
    話帳記憶クライアント識別情報として送信する電話帳記
    憶クライアント通知手段と、 上記電話帳記憶クライアント通知手段が送信したクライ
    アント識別情報が示すクライアントに、上記電話帳記憶
    クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信し
    たクライアントのクライアント識別情報、および、上記
    電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情
    報を送信したクライアントから送信されてきたユーザ識
    別情報を送信するユーザ・ユーザ使用クライアント通知
    手段とをさらに有し、 上記クライアントは、 特定の複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情
    報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを
    対応付けて記憶している電話帳管理手段と、 上記サーバから送信されてくるクライアント識別情報お
    よびユーザ識別情報を対応付けて記憶するユーザ・ユー
    ザ使用クライアント管理手段と、 上記サーバから上記電話帳記憶クライアント識別情報と
    して送信されてくるクライアント識別情報が示すクライ
    アントが記憶している電話帳データのうちの、自身のユ
    ーザのみが使用可能が電話帳データにアクセスする電話
    帳アクセス手段と、 上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同
    じユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ・ユーザ使用
    クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別
    情報が示すクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対
    応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳デー
    タへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段と
    をさらに有することを特徴とするコンピュータ・テレフ
    ォニ・システム。
  4. 【請求項4】1つ以上の無線基地局を介して複数の無線
    電話端末を収容している構内交換機と、上記構内交換機
    に上記無線電話端末の通信を制御させるコンピュータで
    あるサーバと、上記サーバ以外のコンピュータであるク
    ライアントとを備え、 上記クライアントは、 自身のユーザが使用する無線電話端末を識別するための
    端末識別情報の入力を受付ける端末識別情報受付手段
    と、 自身のユーザが使用する無線電話端末の通信を制御する
    旨の通信指示の入力を受付ける通信指示受付手段と、 上記端末識別情報受付手段が受付けた端末識別情報を、
    上記サーバに送信する端末通知手段と、 上記通信指示受付手段が受付けた通信指示を、上記サー
    バに送信する通信要求手段とを有し、 上記サーバは、 上記クライアントから送信されてくる通信指示に応じた
    通信命令、および、該クライアントから送信されてくる
    端末識別情報を、上記構内交換機に送信する構内交換機
    制御手段を有し、 上記構内交換機は、 上記サーバから送信されてくる端末識別情報が示す無線
    電話端末の通信を、該サーバから送信されてくる通信命
    令に従って制御する通信制御手段を有することを特徴と
    するコンピュータ・テレフォニ・システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のコンピュータ・テレフォニ
    ・システムであって、 上記サーバは、 複数のユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザ
    識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳デ
    ータを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、 上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同
    じユーザ識別情報を送信してきたクライアントにのみ、
    該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記
    憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話
    帳アクセス制御手段とをさらに有し、 上記クライアントは、 自身のユーザのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ
    識別情報受付手段と、 上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報
    を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、 上記サーバが記憶している電話帳データのうちの、自身
    のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする
    電話帳アクセス手段とをさらに有することを特徴とする
    コンピュータ・テレフォニ・システム。
  6. 【請求項6】請求項4記載のコンピュータ・テレフォニ
    ・システムであって、 上記サーバは、 複数のユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザ
    識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳デ
    ータを記憶しているクライアントを識別するためのクラ
    イアント識別情報を対応付けて記憶している電話帳記憶
    クライアント管理手段と、 上記ユーザ識別情報を送信してきたクライアントに、該
    ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記憶クライアン
    ト管理手段が記憶しているクライアント識別情報を、電
    話帳記憶クライアント識別情報として送信する電話帳記
    憶クライアント通知手段と、 上記電話帳記憶クライアント通知手段が送信したクライ
    アント識別情報が示すクライアントに、上記電話帳記憶
    クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信し
    たクライアントのクライアント識別情報、および、上記
    電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情
    報を送信したクライアントから送信されてきたユーザ識
    別情報を送信するユーザ・ユーザ使用クライアント通知
    手段とをさらに有し、 上記クライアントは、 自身のユーザのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ
    識別情報受付手段と、 上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報
    を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、 特定の複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情
    報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを
    対応付けて記憶している電話帳管理手段と、 上記サーバから送信されてくるクライアント識別情報お
    よびユーザ識別情報を対応付けて記憶するユーザ・ユー
    ザ使用クライアント管理手段と、 上記サーバから上記電話帳記憶クライアント識別情報と
    して送信されてくるクライアント識別情報が示すクライ
    アントが記憶している電話帳データのうちの、自身のユ
    ーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする電話
    帳アクセス手段と、 上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同
    じユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ・ユーザ使用
    クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別
    情報が示すクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対
    応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳デー
    タへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段と
    をさらに有することを特徴とするコンピュータ・テレフ
    ォニ・システム。
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