JP3822677B2 - コンピュータ・テレフォニ・システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータと電話機とを連携してユーザが使用することを可能とするコンピュータ・テレフォニ・システムに関し、特に、電話機として携帯用の無線電話端末を用いる場合に適する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、従来のコンピュータ・テレフォニ・システムについて、図11を用いて説明する。
【0003】
従来のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図11に示すように、構内交換機(以下、「PBX」と称す。)10と、PBX10に接続された電話機11と、個々のユーザのみが使用可能なユーザデータを記憶しているコンピュータである複数のクライアント12とを備えている。なお、ユーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少なくとも記述した電話帳データを含むものである。
【0004】
ここで、電話機11とクライアント12とは、通常、1対1に対応付けられて設置されており、互いに対応付けられた電話機11およびクライアント12を同一のユーザが使用することを前提としている。
【0005】
また、従来のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図11に示すように、クライアント12からの要求に応じてPBX10を制御することで、要求元のクライアント12に対応付けて設置された電話機11の通信をPBX10に制御させるコンピュータであるサーバ13を備えている。
【0006】
なお、クライアント12とサーバ13との間の通信手段、および、サーバ13とPBX10との間の通信手段は、種々の通信網によって実現することが可能であるが、ここでは、LAN14を用いるものとしている。
【0007】
さて、従来のコンピュータ・テレフォニ・システムは、クライアント12において、ユーザが、クライアント12が記憶している該ユーザの電話帳データから通話したい相手先の電話番号を検索し、検索した電話番号に発信する旨の指示を入力するだけで、クライアント12に対応付けて設置された電話機11と相手先とで通話することを可能とするものである。
【0008】
この際に、PBX10,クライアント12,サーバ13の間では、例えば、以下のようなやり取りが行われる。
【0009】
まず、クライアント12において、ユーザが、コンピュータ・テレフォニ・システムの動作を実現するためのクライアント用アプリケーションプログラム(以下、「クライアント用AP」と称す。)を起動すると、クライアント用APは、クライアント12が記憶している該ユーザの電話帳データのうちの氏名の一覧を、少なくとも表示装置に表示する。
【0010】
続いて、クライアント12において、ユーザが、通話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、クライアント用APは、選択指示された氏名に対応する電話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号をサーバ13に送信する。
【0011】
なお、このとき、クライアント用APは、選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表示するようにしてもよい。
【0012】
一方、サーバ13においては、コンピュータ・テレフォニ・システムの動作を実現するためのサーバ用アプリケーションプログラム(以下、「サーバ用AP」と称す。)は、サーバ13の立ち上げと同時に起動されており、サーバ用APは、クライアント12から電話番号が送信されてくると、該電話番号を有する相手先と該クライアント12に対応付けて設置された電話機11との間を接続するよう、PBX10を制御する。
【0013】
なお、サーバ13は、クライアント12ごとに、該クライアント12に対応付けて設置された電話機11の電話番号を管理しており、サーバ用APは、クライアント12から送信された相手先の電話番号、および、該クライアント12に対応付けて管理している電話機11の電話番号を、PBX10に送信するようにする。
【0014】
また、個々のクライアント12が、自身に対応付けて設置された電話機11の電話番号を管理するようにし、管理している電話機11の電話番号を、相手先の電話番号と共にサーバ13に送信するようにしてもよい。
【0015】
上述したように、クライアント12が、サーバ13を介してPBX10を制御することで、クライアント12に対応付けて設置された電話機11の通信をPBX10に制御させ、クライアント12とそれに対応付けて設置された電話機11とを連携してユーザが使用することを可能としたシステムが、コンピュータ・テレフォニ・システムである。
【0016】
なお、コンピュータ・テレフォニ・システムの中には、上述したようなクライアント・サーバ型のシステムではないものもあるが、その場合でも、1つのコンピュータで全てを制御していることから、基本的には、クライアント・サーバ型のシステムと同じであると考えてよい。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のコンピュータ・テレフォニ・システムは、個々のクライアントに対応付けて設置された電話機として固定電話端末を用いることを想定しているので、個々のクライアントに対応付けて設置された電話機として携帯用の無線電話端末を用いると、以下に説明するように、使用上の制限が生じる。
【0018】
すなわち、従来のコンピュータ・テレフォニ・システムを、固定電話端末を無線電話端末に置き換えてそのまま用いた場合を考えると、ユーザは、自身が使用する無線電話端末を携帯して移動し、自身の電話帳データを記憶しているクライアント以外のクライアントを使用することも可能となるが、個々のクライアントが、自身に1対1に対応付けられた無線電話端末の電話番号を管理することとなるので、ユーザが移動先で使用するクライアントは、該ユーザが使用する無線電話端末の電話番号が分からず、該無線電話端末の通信を制御することができない。
【0019】
また、ユーザが使用する無線電話端末の電話番号を管理するクライアントが、該ユーザの電話帳データを記憶していることとなるので、ユーザが移動先で使用するクライアントは、該ユーザの電話帳データを検索することができない。
【0020】
従って、ユーザは、結局は、自身が使用する無線電話端末の電話番号を管理しているクライアントであって、自身の電話帳データを記憶しているクライアントでしか、クライアント用APを起動することができず、移動先で使用するクライアントと該無線電話端末とを連携して使用することはできない。
【0021】
本発明は、上記問題点を解決し、電話機として携帯用の無線電話端末を用いる場合に適したコンピュータ・テレフォニ・システムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、第1の態様として、1つ以上の無線基地局を介して複数の無線電話端末を収容しているPBXと、上記PBXに上記無線電話端末の通信を制御させるコンピュータであるサーバと、上記サーバ以外のコンピュータであるクライアントとを備えたコンピュータ・テレフォニ・システムを提供しており、
上記クライアントは、
自身のユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、
自身のユーザが使用する無線電話端末の通信を制御する旨の通信指示の入力を受付ける通信指示受付手段と、
上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、
上記通信指示受付手段が受付けた通信指示を、上記サーバに送信する通信要求手段とを有し、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザが使用する無線電話端末の端末識別情報を対応付けて記憶しているユーザ使用端末管理手段と、
上記クライアントから送信されてくる通信指示に応じた通信命令、および、該クライアントから送信されてくるユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ使用端末管理手段が記憶している端末識別情報を、上記PBXに送信する構内交換機制御手段とを有し、
上記PBXは、
上記サーバから送信されてくる端末識別情報が示す無線電話端末の通信を、該サーバから送信されてくる通信命令に従って制御する通信制御手段を有するようにしている。
【0023】
第1の態様によれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用するクライアントで自身のユーザ識別情報を入力すると、該クライアントが、入力されたユーザ識別情報を上記サーバに通知するようにしているので、上記サーバは、該ユーザが使用する無線電話端末を特定することができる。
【0024】
従って、ユーザが移動先で使用するクライアントは、上記サーバを介して上記PBXを制御することで、該ユーザが使用する無線電話端末の通信を上記PBXに制御させることが可能となるので、ユーザは、任意のクライアントと自身が使用する無線電話端末とを連携して使用することができるようになる。
【0025】
また、本発明は、第2の態様として、上述した第1の態様において、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報を送信してきたクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段とをさらに有し、
上記クライアントは、
上記サーバが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段をさらに有するようにすることができる。
【0026】
第2の態様によれば、上記サーバは、上記クライアントから通知されたユーザ識別情報から、ユーザが使用するクライアントを特定することができ、特定したクライアントにのみ、自身が記憶している該ユーザの電話帳データへのアクセスを可能としている。
【0027】
従って、ユーザが移動先で使用するクライアントは、上記サーバが記憶している該ユーザの電話帳データにアクセスすることが可能となるので、ユーザは、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0028】
また、本発明は、第3の態様として、上述した第1の態様において、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを記憶しているクライアントを識別するためのクライアント識別情報を対応付けて記憶している電話帳記憶クライアント管理手段と、
上記ユーザ識別情報を送信してきたクライアントに、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記憶クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報を、電話帳記憶クライアント識別情報として送信する電話帳記憶クライアント通知手段と、
上記電話帳記憶クライアント通知手段が送信したクライアント識別情報が示すクライアントに、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントのクライアント識別情報、および、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントから送信されてきたユーザ識別情報を送信するユーザ・ユーザ使用クライアント通知手段とをさらに有し、
上記クライアントは、
特定の複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記サーバから送信されてくるクライアント識別情報およびユーザ識別情報を対応付けて記憶するユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段と、
上記サーバから上記電話帳記憶クライアント識別情報として送信されてくるクライアント識別情報が示すクライアントが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能が電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報が示すクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段とをさらに有するようにすることができる。
【0029】
第3の態様によれば、上記サーバは、上記クライアントから通知されたユーザ識別情報から、該ユーザが使用するクライアント、および、該ユーザの電話帳データを記憶しているクライアントを特定することができ、前者には、後者のクライアント識別情報を通知し、後者には、前者のクライアント識別情報および該ユーザのユーザ識別情報を通知するようにしており、また、上記クライアントは、上記サーバから通知されたクライアント識別情報が示すクライアントにのみ、上記サーバから通知されたユーザ識別情報が示すユーザの電話帳データへのアクセスを可能としている。
【0030】
従って、ユーザが移動先で使用するクライアントは、上記サーバから通知されたクライアント識別情報が示すクライアントが記憶している、該ユーザの電話帳データにアクセスすることが可能となるので、ユーザは、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0031】
さらに、上記目的を達成するために、本発明は、第4の態様として、1つ以上の無線基地局を介して複数の無線電話端末を収容しているPBXと、上記PBXに上記無線電話端末の通信を制御させるコンピュータであるサーバと、上記サーバ以外のコンピュータであるクライアントとを備えたコンピュータ・テレフォニ・システムを提供しており、
上記クライアントは、
自身のユーザが使用する無線電話端末を識別するための端末識別情報の入力を受付ける端末識別情報受付手段と、
自身のユーザが使用する無線電話端末の通信を制御する旨の通信指示の入力を受付ける通信指示受付手段と、
上記端末識別情報受付手段が受付けた端末識別情報を、上記サーバに送信する端末通知手段と、
上記通信指示受付手段が受付けた通信指示を、上記サーバに送信する通信要求手段とを有し、
上記サーバは、
上記クライアントから送信されてくる通信指示に応じた通信命令、および、該クライアントから送信されてくる端末識別情報を、上記PBXに送信する構内交換機制御手段を有し、
上記PBXは、
上記サーバから送信されてくる端末識別情報が示す無線電話端末の通信を、該サーバから送信されてくる通信命令に従って制御する通信制御手段を有するようにしている。
【0032】
第4の態様によれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用するクライアントで自身が使用する無線電話端末の端末識別情報を入力すると、該クライアントが、入力された端末識別情報を上記サーバに通知するようにしているので、上記サーバは、該ユーザが使用する無線電話端末を特定することができる。
【0033】
従って、ユーザが移動先で使用するクライアントは、上記サーバを介して上記PBXを制御することで、該ユーザが使用する無線電話端末の通信を上記PBXに制御させることが可能となるので、ユーザは、任意のクライアントと自身が使用する無線電話端末とを連携して使用することができるようになる。
【0034】
また、本発明は、第5の態様として、上述した第4の態様において、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報を送信してきたクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段とをさらに有し、
上記クライアントは、
自身のユーザのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、
上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、
上記サーバが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段とをさらに有するようにすることができる。
【0035】
第5の態様によれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用するクライアントで自身のユーザ識別情報を入力すると、該クライアントが、入力されたユーザ識別情報を上記サーバに通知するようにしているので、上記サーバは、該ユーザが使用するクライアントを特定することができ、特定したクライアントにのみ、自身が記憶している該ユーザの電話帳データへのアクセスを可能としている。
【0036】
従って、ユーザが移動先で使用するクライアントは、上記サーバが記憶している該ユーザの電話帳データにアクセスすることが可能となるので、ユーザは、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0037】
また、本発明は、第6の態様として、上述した第4の態様において、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを記憶しているクライアントを識別するためのクライアント識別情報を対応付けて記憶している電話帳記憶クライアント管理手段と、
上記ユーザ識別情報を送信してきたクライアントに、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記憶クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報を、電話帳記憶クライアント識別情報として送信する電話帳記憶クライアント通知手段と、
上記電話帳記憶クライアント通知手段が送信したクライアント識別情報が示すクライアントに、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントのクライアント識別情報、および、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントから送信されてきたユーザ識別情報を送信するユーザ・ユーザ使用クライアント通知手段とをさらに有し、
上記クライアントは、
自身のユーザのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、
上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、
特定の複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記サーバから送信されてくるクライアント識別情報およびユーザ識別情報を対応付けて記憶するユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段と、
上記サーバから上記電話帳記憶クライアント識別情報として送信されてくるクライアント識別情報が示すクライアントが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能が電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報が示すクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段とをさらに有するようにすることができる。
【0038】
第6の態様によれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末を携帯して移動し、移動先で使用するクライアントで自身のユーザ識別情報を入力すると、該クライアントが、入力されたユーザ識別情報を上記サーバに通知するようにしているので、上記サーバは、該ユーザが使用するクライアント、および、該ユーザの電話帳データを記憶しているクライアントを特定することができ、前者には、後者のクライアント識別情報を通知し、後者には、前者のクライアント識別情報および該ユーザのユーザ識別情報を通知するようにしており、また、上記クライアントは、上記サーバから通知されたクライアント識別情報が示すクライアントにのみ、上記サーバから通知されたユーザ識別情報が示すユーザの電話帳データへのアクセスを可能としている。
【0039】
従って、ユーザが移動先で使用するクライアントは、上記サーバから通知されたクライアント識別情報が示すクライアントが記憶している、該ユーザの電話帳データにアクセスすることが可能となるので、ユーザは、任意のクライアントで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0041】
まず、本発明の第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムについて、図1〜図3を用いて説明する。
【0042】
図1は第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムのシステム構成を示す図である。
【0043】
第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図1に示すように、PBX5と、無線基地局6を介してPBX5に収容された携帯用の無線電話端末4と、個々のユーザのみが使用可能なユーザデータを記憶しているデータベース3を接続したコンピュータである複数のクライアント2とを備えている。なお、ユーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少なくとも記述した電話帳データを含むものである。
【0044】
第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムにおいては、従来のコンピュータ・テレフォニ・システムとは異なり、無線電話端末4とクライアント2とが1対1に対応付けられておらず、ユーザと無線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを前提としている。
【0045】
また、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図1に示すように、クライアント2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付けられている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させるコンピュータであるサーバ1を備えている。
【0046】
なお、クライアント2とサーバ1との間の通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手段は、種々の通信網によって実現することが可能であるが、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0047】
図2はサーバ1およびクライアント2が備えるテーブルの構成を示す図である。
【0048】
サーバ1は、図2に示すように、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザIDと、該ユーザが使用する無線電話端末4の電話番号と、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3が接続されたクライアント2を識別するためのクライアントIDとが記述されたユーザ管理テーブル200を備えている。
【0049】
また、クライアント2は、自身に接続されたデータベース3に電話帳データが記憶されている全てのユーザごとに、該ユーザのユーザIDと、該ユーザの電話帳データを識別するための電話帳IDとが記述された電話帳管理テーブル210を備えている。なお、電話帳IDは、対応する電話帳データの先頭アドレスであるようにすることができる。
【0050】
以下、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作について説明する。
【0051】
ここでは、自身の電話帳データがクライアント2aに接続されたデータベース3aに記憶されているユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先のクライアント2bにおいて、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作を実現するためのクライアント用APを使用する場合を例にして説明する。
【0052】
この際に、PBX5,クライアント2a,クライアント2b,サーバ1の間では、図3に示すようなやり取りが行われる。
【0053】
まず、ユーザが、クライアント2bにおいて、クライアント用APを起動するために、自身のユーザIDを入力装置から入力してログインすると、クライアント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信する(ステップ301)。
【0054】
サーバ1は、クライアント2bからユーザIDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザIDがユーザ管理テーブル200に記憶されているか否かを判定することで、正当なユーザであるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステップ302)、正当なユーザであると判定した場合に、該ユーザIDに対応するクライアントID(ここでは、クライアント2aのクライアントIDである。)を検索して、検索したクライアント2aのクライアントIDを、クライアント2bに送信する(ステップ303)。なお、サーバ1は、正当なユーザでないと判定した場合には、その旨を示す情報をクライアント2bに送信する。
【0055】
続いて、サーバ1は、ステップ303で検索したクライアントIDが示すクライアント2aに対して、ユーザがクライアント2bを使用する旨を通知するために、該ユーザのユーザIDおよびクライアント2bのクライアントIDを送信する(ステップ304)。
【0056】
クライアント2bは、サーバ1からクライアントIDが送信されてくると、クライアント用APの起動を許可すると共に(ステップ305)、該クライアントIDを記憶保持する(ステップ306)。
【0057】
また、クライアント2aは、サーバ1からユーザIDおよびクライアントIDが送信されてくると、該ユーザIDおよび該クライアントIDを対応付けて記憶保持する(ステップ307)。
【0058】
以上の動作により、ユーザが使用するクライアント2bは、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aを特定することができ、また、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aは、該ユーザが使用するクライアント2bを特定することができる。
【0059】
そこで、ユーザが、クライアント2bにおいて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、その旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、入力された指示に従って、ステップ306で記憶保持しておいたクライアントIDが示すクライアント2aに、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザの電話帳データへのアクセスを要求する(ステップ308)。
【0060】
クライアント2aは、クライアント2bから電話帳データへのアクセスが要求されると、クライアント2bのクライアントIDと同じクライアントID、および、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDを、ステップ307で対応付けて記憶保持しているか否かを判定することで、正当なユーザであるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステップ309)、正当なユーザである場合に、電話帳管理テーブル210に記憶されているユーザIDのうちの、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クライアント2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話帳データへのアクセスを許可する(ステップ310)。
【0061】
これにより、アクセスが許可された電話帳データが、クライアント2aからクライアント2bに送信されるので、例えば、電話帳データのうちの少なくとも氏名の一覧が、クライアント2bの表示装置に表示されることとなる(ステップ311)。
【0062】
そして、ユーザが、クライアント2bにおいて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する(ステップ312)。
【0063】
なお、このとき、クライアント用APは、選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表示するようにしてもよい。
【0064】
サーバ1は、クライアント2bから接続が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の電話番号を、ユーザ管理テーブル200から検索して、検索した無線電話端末4の電話番号、および、クライアント2bから送信されてきた相手先の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と相手先との間を接続する旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステップ313)。
【0065】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うので(ステップ314)、クライアント2bを使用するユーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアント2bとを連携して使用することが可能となる。
【0066】
なお、通話中でも、クライアント2bは、ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳データへのアクセスをクライアント2aに要求することも可能である。
【0067】
さて、ユーザが、相手先との間の通話を終了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステップ315)。
【0068】
サーバ1は、クライアント2bから切断が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の電話番号を、ユーザ管理テーブル200から検索して、検索した無線電話端末4の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する旨の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ316)。
【0069】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理を行い(ステップ317)、切断処理を終了すると、その旨をサーバ1に通知する。
【0070】
そこで、サーバ1は、PBX5から切断処理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにその旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を認識することを可能とするためである。
【0071】
以上説明したように、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザIDを入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザIDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ1は、該ユーザが使用するクライアント2b,該ユーザが使用する無線電話端末4,該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aを特定することができる。
【0072】
そこで、ユーザが移動先で使用するクライアント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御することで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPBX5に制御させることが可能となるので、ユーザは、クライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連携して使用することができるようになる。
【0073】
さらに、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザが使用するクライアント2bは、サーバ1から通知されるクライアントIDによって、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aを特定し、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aには、サーバ1から通知されるユーザIDおよびクライアントIDによって、該ユーザが使用するクライアント2bを特定することができる。
【0074】
そこで、クライアント2aは、自身に接続されたデータベース3aに記憶されている電話帳データへのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが使用するクライアント2bにのみ許可するようにすることができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0075】
従って、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出張先等の、本来自分が使用しないクライアント2においても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携して、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用することができるようになる。
【0076】
なお、第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムにおいては、電話帳データを記憶しているデータベース3が各クライアント2に接続された構成としているが、サーバ1に接続された構成とすることもでき、以下、そのようにした場合の実施形態を、第2の実施形態として、図4〜図6を用いて説明する。
【0077】
図4は第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムのシステム構成を示す図である。
【0078】
第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図4に示すように、PBX5と、無線基地局6を介してPBX5に収容された携帯用の無線電話端末4と、個々のユーザが使用するコンピュータである複数のクライアント2とを備えている。
【0079】
第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムにおいても、上述した第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムと同様に、ユーザと無線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを前提としている。
【0080】
また、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図4に示すように、クライアント2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付けられている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させるコンピュータであって、個々のユーザのみが使用可能なユーザデータを記憶しているデータベース3を接続したコンピュータであるサーバ1を備えている。なお、ユーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少なくとも記述した電話帳データを含むものである。
【0081】
なお、クライアント2とサーバ1との間の通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手段は、種々の通信網によって実現することが可能であるが、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0082】
図5はサーバ1が備えるテーブルの構成を示す図である。
【0083】
サーバ1は、図5に示すように、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザIDと、該ユーザが使用する無線電話端末4の電話番号と、該ユーザの電話帳データを識別するための電話帳IDとが記述されたユーザ・電話帳管理テーブル500を備えている。なお、電話帳IDは、対応する電話帳データの先頭アドレスであるようにすることができる。
【0084】
以下、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作について説明する。
【0085】
ここでは、ユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先のクライアント2bにおいて、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作を実現するためのクライアント用APを使用する場合を例にして説明する。
【0086】
この際に、PBX5,クライアント2b,サーバ1の間では、図6に示すようなやり取りが行われる。
【0087】
まず、ユーザが、クライアント2bにおいて、クライアント用APを起動するために、自身のユーザIDを入力装置から入力してログインすると、クライアント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信する(ステップ601)。
【0088】
サーバ1は、クライアント2bからユーザIDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザIDがユーザ・電話帳管理テーブル500に記憶されているか否かを判定することで、正当なユーザであるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステップ602)、判定結果を示す情報をクライアント2bに送信する(ステップ603)。
【0089】
クライアント2bは、サーバ1から送信されてきた判定結果が正当なユーザである旨を示している場合に、クライアント用APの起動を許可する(ステップ604)。
【0090】
そこで、ユーザが、クライアント2bにおいて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、その旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、入力された指示に従って、サーバ1に該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザの電話帳データへのアクセスを要求する(ステップ605)。
【0091】
サーバ1は、クライアント2bから電話帳データへのアクセスが要求されると、ユーザ・電話帳管理テーブル500に記憶されているユーザIDのうちの、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クライアント2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話帳データへのアクセスを許可する(ステップ606)。
【0092】
これにより、アクセスが許可された電話帳データが、サーバ1からクライアント2bに送信されるので、例えば、電話帳データのうちの少なくとも氏名の一覧が、クライアント2bの表示装置に表示されることとなる(ステップ607)。
【0093】
そして、ユーザが、クライアント2bにおいて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する(ステップ608)。
【0094】
なお、このとき、クライアント用APは、選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表示するようにしてもよい。
【0095】
サーバ1は、クライアント2bから接続が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の電話番号を、ユーザ・電話帳管理テーブル500から検索して、検索した無線電話端末4の電話番号、および、クライアント2bから送信されてきた相手先の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と相手先との間を接続する旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステップ609)。
【0096】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うので(ステップ610)、クライアント2bを使用するユーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアント2bとを連携して使用することが可能となる。
【0097】
なお、通話中でも、クライアント2bは、ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳データへのアクセスをサーバ1に要求することも可能である。
【0098】
さて、ユーザが、相手先との間の通話を終了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステップ611)。
【0099】
サーバ1は、クライアント2bから切断が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する無線電話端末4の電話番号を、ユーザ・電話帳管理テーブル500から検索して、検索した無線電話端末4の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する旨の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ612)。
【0100】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理を行い(ステップ613)、切断処理を終了すると、その旨をサーバ1に通知する。
【0101】
そこで、サーバ1は、PBX5から切断処理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにその旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を認識することを可能とするためである。
【0102】
以上説明したように、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザIDを入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザIDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ1は、該ユーザが使用するクライアント2b、および、該ユーザが使用する無線電話端末4を特定することができる。
【0103】
そこで、ユーザが移動先で使用するクライアント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御することで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPBX5に制御させることが可能となるので、ユーザは、クライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連携して使用することができるようになる。
【0104】
さらに、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、サーバ1は、自身に接続されたデータベース3に記憶されている電話帳データへのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが使用するクライアント2bにのみ許可するようにすることができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0105】
従って、第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出張先等の、本来自分が使用しないクライアント2においても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携して、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用することができるようになる。
【0106】
次に、本発明の第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムについて、図1,図7,図8を用いて説明する。
【0107】
第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムのシステム構成を示す図は、図1と同様である。
【0108】
すなわち、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図1に示すように、PBX5と、無線基地局6を介してPBX5に収容された携帯用の無線電話端末4と、個々のユーザのみが使用可能なユーザデータを記憶しているデータベース3を接続したコンピュータである複数のクライアント2とを備えている。なお、ユーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少なくとも記述した電話帳データを含むものである。
【0109】
第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムにおいても、上述した第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムと同様に、ユーザと無線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを前提としている。
【0110】
また、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図1に示すように、クライアント2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付けられている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させるコンピュータであるサーバ1を備えている。
【0111】
なお、クライアント2とサーバ1との間の通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手段は、種々の通信網によって実現することが可能であるが、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0112】
図7はサーバ1およびクライアント2が備えるテーブルの構成を示す図である。
【0113】
サーバ1は、図7に示すように、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザIDと、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3が接続されたクライアント2を識別するためのクライアントIDとが記述されたユーザ管理テーブル700を備えている。
【0114】
また、クライアント2は、自身に接続されたデータベース3に電話帳データが記憶されている全てのユーザごとに、該ユーザのユーザIDと、該ユーザの電話帳データを識別するための電話帳IDとが記述された電話帳管理テーブル710を備えている。なお、電話帳IDは、対応する電話帳データの先頭アドレスであるようにすることができる。
【0115】
以下、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作について説明する。
【0116】
ここでは、自身の電話帳データがクライアント2aに接続されたデータベース3aに記憶されているユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先のクライアント2bにおいて、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作を実現するためのクライアント用APを使用する場合を例にして説明する。
【0117】
この際に、PBX5,クライアント2a,クライアント2b,サーバ1の間では、図8に示すようなやり取りが行われる。
【0118】
まず、ユーザが、クライアント2bにおいて、クライアント用APを起動するために、自身のユーザIDを入力装置から入力してログインすると、クライアント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信する(ステップ801)。
【0119】
サーバ1は、クライアント2bからユーザIDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザIDがユーザ管理テーブル700に記憶されているか否かを判定することで、正当なユーザであるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステップ802)、正当なユーザであると判定した場合に、該ユーザIDに対応するクライアントID(ここでは、クライアント2aのクライアントIDである。)を検索して、検索したクライアント2aのクライアントIDを、クライアント2bに送信する(ステップ803)。なお、サーバ1は、正当なユーザでないと判定した場合には、その旨を示す情報をクライアント2bに送信する。
【0120】
続いて、サーバ1は、ステップ803で検索したクライアントIDが示すクライアント2aに対して、ユーザがクライアント2bを使用する旨を通知するために、該ユーザのユーザIDおよびクライアント2bのクライアントIDを送信する(ステップ804)。
【0121】
クライアント2bは、サーバ1からクライアントIDが送信されてくると、クライアント用APの起動を許可すると共に(ステップ805)、該クライアントIDを記憶保持する(ステップ806)。
【0122】
また、クライアント2aは、サーバ1からユーザIDおよびクライアントIDが送信されてくると、該ユーザIDおよび該クライアントIDを対応付けて記憶保持する(ステップ807)。
【0123】
さて、ユーザは、クライアント2bにおいて、クライアント用APの起動が許可されると、クライアント用APを実際に使用するために、自身が使用する無線電話端末4の電話番号を入力装置から入力する。
【0124】
クライアント2bは、ユーザが無線電話端末4の電話番号を入力装置から入力すると、該ユーザのユーザID、および、入力された無線電話端末4の電話番号をサーバ1に送信する(ステップ808)。
【0125】
サーバ1は、クライアント2bからユーザIDおよび無線電話端末4の電話番号が送信されてくると、該ユーザIDおよび該無線電話端末4の電話番号を対応付けて記憶保持する(ステップ809)。
【0126】
以上の動作により、ユーザが使用するクライアント2bは、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aを特定することができ、また、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aは、該ユーザが使用するクライアント2bを特定することができる。さらに、サーバ1は、ユーザが使用する無線電話端末4を特定することができる。
【0127】
そこで、ユーザが、クライアント2bにおいて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、その旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、入力された指示に従って、ステップ806で記憶保持しておいたクライアントIDが示すクライアント2aに、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザの電話帳データへのアクセスを要求する(ステップ810)。
【0128】
クライアント2aは、クライアント2bから電話帳データへのアクセスが要求されると、クライアント2bのクライアントIDと同じクライアントID、および、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDを、ステップ807で対応付けて記憶保持しているか否かを判定することで、正当なユーザであるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステップ811)、正当なユーザである場合に、電話帳管理テーブル710に記憶されているユーザIDのうちの、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クライアント2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話帳データへのアクセスを許可する(ステップ812)。
【0129】
これにより、アクセスが許可された電話帳データが、クライアント2aからクライアント2bに送信されるので、例えば、電話帳データのうちの少なくとも氏名の一覧が、クライアント2bの表示装置に表示されることとなる(ステップ813)。
【0130】
そして、ユーザが、クライアント2bにおいて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する(ステップ814)。
【0131】
なお、このとき、クライアント用APは、選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表示するようにしてもよい。
【0132】
サーバ1は、クライアント2bから接続が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ809で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索して、検索した無線電話端末4の電話番号、および、クライアント2bから送信されてきた相手先の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と相手先との間を接続する旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステップ815)。
【0133】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うので(ステップ816)、クライアント2bを使用するユーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアント2bとを連携して使用することが可能となる。
【0134】
なお、通話中でも、クライアント2bは、ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳データへのアクセスをクライアント2aに要求することも可能である。
【0135】
さて、ユーザが、相手先との間の通話を終了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステップ817)。
【0136】
サーバ1は、クライアント2bから切断が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ809で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索して、検索した無線電話端末4の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する旨の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ818)。
【0137】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理を行い(ステップ819)、切断処理を終了すると、その旨をサーバ1に通知する。
【0138】
そこで、サーバ1は、PBX5から切断処理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにその旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を認識することを可能とするためである。
【0139】
以上説明したように、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザIDを入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザIDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ1は、該ユーザが使用するクライアント2b、および、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aを特定することができる。
【0140】
また、ユーザが、移動先で使用するクライアント2bで自身が使用する無線電話端末4の電話番号を入力すると、クライアント2bが、入力された無線電話端末4の電話番号をサーバ1に通知するようにしているので、サーバ1は、該ユーザが使用する無線電話端末4を特定することができる。
【0141】
そこで、ユーザが移動先で使用するクライアント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御することで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPBX5に制御させることが可能となるので、ユーザは、クライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連携して使用することができるようになる。
【0142】
さらに、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザが使用するクライアント2bは、サーバ1から通知されるクライアントIDによって、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aを特定し、該ユーザの電話帳データを記憶しているデータベース3aを接続したクライアント2aには、サーバ1から通知されるユーザIDおよびクライアントIDによって、該ユーザが使用するクライアント2bを特定することができる。
【0143】
そこで、クライアント2aは、自身に接続されたデータベース3aに記憶されている電話帳データへのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが使用するクライアント2bにのみ許可するようにすることができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0144】
従って、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出張先等の、本来自分が使用しないクライアント2においても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携して、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用することができるようになる。
【0145】
なお、第3の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムにおいては、電話帳データを記憶しているデータベース3が各クライアント2に接続された構成としているが、上述した第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムと同様に、データベース3がサーバ1に接続された構成とすることもでき、以下、そのようにした場合の実施形態を、第4の実施形態として、図4,図9,図10を用いて説明する。
【0146】
第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムのシステム構成を示す図は、図4と同様である。
【0147】
すなわち、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図4に示すように、PBX5と、無線基地局6を介してPBX5に収容された携帯用の無線電話端末4と、個々のユーザが使用するコンピュータである複数のクライアント2とを備えている。
【0148】
第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムにおいても、上述した第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムと同様に、ユーザと無線電話端末4とが1対1に対応付けられていることを前提としている。
【0149】
また、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムは、図4に示すように、クライアント2からの要求に応じてPBX5を制御することで、要求元のクライアント2を使用しているユーザに対応付けられている無線電話端末4の通信をPBX5に制御させるコンピュータであって、個々のユーザのみが使用可能なユーザデータを記憶しているデータベース3を接続したコンピュータであるサーバ1を備えている。なお、ユーザデータは、具体的には、氏名および電話番号を少なくとも記述した電話帳データを含むものである。
【0150】
なお、クライアント2とサーバ1との間の通信手段、および、サーバ1とPBX5との間の通信手段は、種々の通信網によって実現することが可能であるが、ここでは、LAN7を用いるものとしている。
【0151】
図9はサーバ1が備えるテーブルの構成を示す図である。
【0152】
サーバ1は、図9に示すように、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムを利用可能な全てのユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザIDと、該ユーザの電話帳データを識別するための電話帳IDとが記述されたユーザ・電話帳管理テーブル900を備えている。なお、電話帳IDは、対応する電話帳データの先頭アドレスであるようにすることができる。
【0153】
以下、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作について説明する。
【0154】
ここでは、ユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先のクライアント2bにおいて、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの動作を実現するためのクライアント用APを使用する場合を例にして説明する。
【0155】
この際に、PBX5,クライアント2b,サーバ1の間では、図10に示すようなやり取りが行われる。
【0156】
まず、ユーザが、クライアント2bにおいて、クライアント用APを起動するために、自身のユーザIDを入力装置から入力してログインすると、クライアント2bは、入力されたユーザIDをサーバ1に送信する(ステップ1001)。
【0157】
サーバ1は、クライアント2bからユーザIDが送信されてくると、該ユーザIDと同じユーザIDがユーザ・電話帳管理テーブル900に記憶されているか否かを判定することで、正当なユーザであるか否かを判定するユーザ認証処理を行い(ステップ1002)、判定結果を示す情報をクライアント2bに送信する(ステップ1003)。
【0158】
クライアント2bは、サーバ1から送信されてきた判定結果が正当なユーザである旨を示している場合に、クライアント用APの起動を許可する(ステップ1004)。
【0159】
さて、ユーザは、クライアント2bにおいて、クライアント用APの起動が許可されると、クライアント用APを実際に使用するために、自身が使用する無線電話端末4の電話番号を入力装置から入力する。
【0160】
クライアント2bは、ユーザが無線電話端末4の電話番号を入力装置から入力すると、該ユーザのユーザID、および、入力された無線電話端末4の電話番号をサーバ1に送信する(ステップ1005)。
【0161】
サーバ1は、クライアント2bからユーザIDおよび無線電話端末4の電話番号が送信されてくると、該ユーザIDおよび該無線電話端末4の電話番号を対応付けて記憶保持する(ステップ1006)。
【0162】
以上の動作により、サーバ1は、ユーザが使用する無線電話端末4を特定することができる。
【0163】
そこで、ユーザが、クライアント2bにおいて、自身の電話帳データにアクセスしたい場合に、その旨の指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、入力された指示に従って、サーバ1に該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザの電話帳データへのアクセスを要求する(ステップ1007)。
【0164】
サーバ1は、クライアント2bから電話帳データへのアクセスが要求されると、ユーザ・電話帳管理テーブル900に記憶されているユーザIDのうちの、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応する電話帳IDを検索して、クライアント2bに対して、検索した電話帳IDが示す電話帳データへのアクセスを許可する(ステップ1008)。
【0165】
これにより、アクセスが許可された電話帳データが、サーバ1からクライアント2bに送信されるので、例えば、電話帳データのうちの少なくとも氏名の一覧が、クライアント2bの表示装置に表示されることとなる(ステップ1009)。
【0166】
そして、ユーザが、クライアント2bにおいて、表示装置に表示された氏名の一覧のうちから、通話したい相手先の氏名を入力装置から選択指示すると、クライアント2bは、選択指示された氏名に対応する電話番号を電話帳データから検索し、検索した電話番号(相手先の電話番号)、および、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と該相手先との間を接続するようサーバ1に要求する(ステップ1010)。
【0167】
なお、このとき、クライアント用APは、選択指示された氏名に対応する電話番号を含む全ての情報(例えば、住所,取引内容,趣味等)を表示装置に表示するようにしてもよい。
【0168】
サーバ1は、クライアント2bから接続が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ1006で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索して、検索した無線電話端末4の電話番号、および、クライアント2bから送信されてきた相手先の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と相手先との間を接続する旨の接続命令を、PBX5に送信する(ステップ1011)。
【0169】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる接続命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と相手先との間を接続する接続処理を行うので(ステップ1012)、クライアント2bを使用するユーザは、自身が使用する無線電話端末4とクライアント2bとを連携して使用することが可能となる。
【0170】
なお、通話中でも、クライアント2bは、ユーザが入力装置から入力する指示に従って、電話帳データへのアクセスをサーバ1に要求することも可能である。
【0171】
さて、ユーザが、相手先との間の通話を終了する場合に、終了指示を入力装置から入力すると、クライアント2bは、該ユーザのユーザIDを送信することで、該ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断するようサーバ1に要求する(ステップ1013)。
【0172】
サーバ1は、クライアント2bから切断が要求されると、クライアント2bから送信されてきたユーザIDと同じユーザIDに対応付けてステップ1006で記憶保持している無線電話端末4の電話番号を検索して、検索した無線電話端末4の電話番号を送信することで、該無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する旨の切断命令を、PBX5に送信する(ステップ1014)。
【0173】
これにより、PBX5は、サーバ1から送信されてくる切断命令に従って、ユーザが使用する無線電話端末4と接続中の相手先との間を切断する切断処理を行い(ステップ1015)、切断処理を終了すると、その旨をサーバ1に通知する。
【0174】
そこで、サーバ1は、PBX5から切断処理が終了した旨が通知されると、クライアント2bにその旨を通知する。なお、これは、クライアント2bが、自身と連携して使用されている無線電話端末4の状態を認識することを可能とするためである。
【0175】
以上説明したように、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザが、自身が使用する無線電話端末4を携帯して移動し、移動先で使用するクライアント2bで自身のユーザIDを入力すると、クライアント2bが、入力されたユーザIDをサーバ1に通知するようにしているので、サーバ1は、該ユーザが使用するクライアント2bを特定することができる。
【0176】
また、ユーザが、移動先で使用するクライアント2bで自身が使用する無線電話端末4の電話番号を入力すると、クライアント2bが、入力された無線電話端末4の電話番号をサーバ1に通知するようにしているので、サーバ1は、該ユーザが使用する無線電話端末4を特定することができる。
【0177】
そこで、ユーザが移動先で使用するクライアント2bは、サーバ1を介してPBX5を制御することで、該ユーザが使用する無線電話端末4の通信をPBX5に制御させることが可能となるので、ユーザは、クライアント2bと自身が使用する無線電話端末4とを連携して使用することができるようになる。
【0178】
さらに、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、サーバ1は、自身に接続されたデータベース3に記憶されている電話帳データへのアクセスを、該電話帳データを使用可能なユーザが使用するクライアント2bにのみ許可するようにすることができるので、ユーザは、クライアント2bで自身の電話帳データを使用することができるようになる。
【0179】
従って、第4の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、ユーザは、会議室や出張先等の、本来自分が使用しないクライアント2においても、自身が使用する携帯用の無線電話端末4と連携して、コンピュータ・テレフォニ・システムを利用することができるようになる。
【0180】
なお、上述した全ての実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムにおいては、1つの無線基地局6を備えた構成としているが、2つ以上の無線基地局6を備えた構成であっても、PBX5が、既存の無線電話システムと同様に、無線電話端末4が位置するエリアをカバーしている無線基地局6を認識することが可能であるので、支障はない。
【0181】
また、上述した全ての実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムの各々について、2つ以上のPBX5が公衆回線を介して互いに接続されることで、2つ以上のコンピュータ・テレフォニ・システムが互いに接続された構成も考えられる。この場合、各コンピュータ・テレフォニ・システムが備えるサーバ1およびクライアント2が、上述したやり取りを、各コンピュータ・テレフォニ・システムが備えるPBX5、および、これらのPBX5を接続した公衆回線を介して行うことで、ユーザが、自身の電話帳データが記憶されているデータベース3が接続されたクライアント2(または、サーバ1)を備えたコンピュータ・テレフォニ・システムとは異なるコンピュータ・テレフォニ・システムを利用することが可能となる。
【0182】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンピュータ・テレフォニ・システムによれば、電話機として携帯用の無線電話端末を用いることが可能となるので、ユーザは、自身が使用する無線電話端末を携帯して移動し、任意の移動先のクライアントと該無線電話端末とを連携して使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムのシステム構成図。
【図2】第1の実施形態におけるサーバおよびクライアントが備えるテーブルの構成図。
【図3】第1の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図4】第2の実施形態のコンピュータ・テレフォニ・システムのシステム構成図。
【図5】第2の実施形態におけるサーバが備えるテーブルの構成図。
【図6】第2の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図7】第3の実施形態におけるサーバおよびクライアントが備えるテーブルの構成図。
【図8】第3の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図9】第4の実施形態におけるサーバが備えるテーブルの構成図。
【図10】第4の実施形態の動作を示すシーケンス図。
【図11】従来ののコンピュータ・テレフォニ・システムのシステム構成図。
【符号の説明】
1,13…サーバ、2a,2b,12…クライアント、3,3a,3b…データベース、4…無線電話端末、5,10…PBX、6…無線基地局、7,14…LAN、11…電話機、200,700…ユーザ管理テーブル、210,710…電話帳管理テーブル、500,900…ユーザ・電話帳管理テーブル。
Claims (6)
- 1つ以上の無線基地局を介して複数の無線電話端末を収容している構内交換機と、上記構内交換機に上記無線電話端末の通信を制御させるコンピュータであるサーバと、上記サーバ以外のコンピュータであるクライアントと、を備え、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを記憶しているクライアントを識別するためのクライアント識別情報を対応付けて記憶している電話帳記憶クライアント管理手段と、
上記ユーザ識別情報を送信してきたクライアントに、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記憶クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報を、電話帳記憶クライアント識別情報として送信する電話帳記憶クライアント通知手段と、
上記電話帳記憶クライアント通知手段が送信したクライアント識別情報が示すクライアントに、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントのクライアント識別情報、および、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントから送信されてきたユーザ識別情報を送信するユーザ・ユーザ使用クライアント通知手段と、を有し、
上記クライアントは、
特定の複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記サーバから送信されてくるクライアント識別情報およびユーザ識別情報を対応付けて記憶するユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段と、
上記サーバから上記電話帳記憶クライアント識別情報として送信されてくるクライアント識別情報が示すクライアントが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能が電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報が示すクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段と、を有すること
を特徴とするコンピュータ・テレフォニ・システム。 - 請求項1に記載のコンピュータ・テレフォニ・システムであって、
上記クライアントは、
自身のユーザを識別するためのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、
自身のユーザが使用する無線電話端末の通信を制御する旨の通信指示の入力を受付ける通信指示受付手段と、
上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、
上記通信指示受付手段が受付けた通信指示を、上記サーバに送信する通信要求手段と、をさらに有し、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザが使用する無線電話端末の端末識別情報を対応付けて記憶しているユーザ使用端末管理手段と、
上記クライアントから送信されてくる通信指示に応じた通信命令、および、該クライアントから送信されてくるユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ使用端末管理手段が記憶している端末識別情報を、上記構内交換機に送信する構内交換機制御手段と、をさらに有し、
上記構内交換機は、
上記サーバから送信されてくる端末識別情報が示す無線電話端末の通信を、該サーバから送信されてくる通信命令に従って制御する通信制御手段を有すること
を特徴とするコンピュータ・テレフォニ・システム。 - 請求項2記載のコンピュータ・テレフォニ・システムであって、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報を送信してきたクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段と、をさらに有し、
上記クライアントは、
上記サーバが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段をさらに有すること
を特徴とするコンピュータ・テレフォニ・システム。 - 1つ以上の無線基地局を介して複数の無線電話端末を収容している構内交換機と、上記構内交換機に上記無線電話端末の通信を制御させるコンピュータであるサーバと、上記サーバ以外のコンピュータであるクライアントとを備え、
上記クライアントは、
自身のユーザが使用する無線電話端末を識別するための端末識別情報の入力を受付ける端末識別情報受付手段と、
自身のユーザが使用する無線電話端末の通信を制御する旨の通信指示の入力を受付ける通信指示受付手段と、
上記端末識別情報受付手段が受付けた端末識別情報を、上記サーバに送信する端末通知手段と、上記通信指示受付手段が受付けた通信指示を、上記サーバに送信する通信要求手段とを有し、
上記サーバは、
上記クライアントから送信されてくる通信指示に応じた通信命令、および、該クライアントから送信されてくる端末識別情報を、上記構内交換機に送信する構内交換機制御手段を有し、
上記構内交換機は、
上記サーバから送信されてくる端末識別情報が示す無線電話端末の通信を、該サーバから送信されてくる通信命令に従って制御する通信制御手段を有すること
を特徴とするコンピュータ・テレフォニ・システム。 - 請求項4記載のコンピュータ・テレフォニ・システムであって、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報を送信してきたクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段と、をさらに有し、
上記クライアントは、
自身のユーザのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、
上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、上記サーバが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段と、をさらに有すること
を特徴とするコンピュータ・テレフォニ・システム。 - 請求項4記載のコンピュータ・テレフォニ・システムであって、
上記サーバは、
複数のユーザごとに、該ユーザを識別するためのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを記憶しているクライアントを識別するためのクライアント識別情報を対応付けて記憶している電話帳記憶クライアント管理手段と、
上記ユーザ識別情報を送信してきたクライアントに、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳記憶クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報を、電話帳記憶クライアント識別情報として送信する電話帳記憶クライアント通知手段と、
上記電話帳記憶クライアント通知手段が送信したクライアント識別情報が示すクライアントに、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントのクライアント識別情報、および、上記電話帳記憶クライアント通知手段がクライアント識別情報を送信したクライアントから送信されてきたユーザ識別情報を送信するユーザ・ユーザ使用クライアント通知手段と、をさらに有し、
上記クライアントは、
自身のユーザのユーザ識別情報の入力を受付けるユーザ識別情報受付手段と、
上記ユーザ識別情報受付手段が受付けたユーザ識別情報を、上記サーバに送信するユーザ通知手段と、
特定の複数のユーザごとに、該ユーザのユーザ識別情報、および、該ユーザのみが使用可能な電話帳データを対応付けて記憶している電話帳管理手段と、
上記サーバから送信されてくるクライアント識別情報およびユーザ識別情報を対応付けて記憶するユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段と、
上記サーバから上記電話帳記憶クライアント識別情報として送信されてくるクライアント識別情報が示すクライアントが記憶している電話帳データのうちの、自身のユーザのみが使用可能な電話帳データにアクセスする電話帳アクセス手段と、
上記電話帳管理手段が記憶しているユーザ識別情報と同じユーザ識別情報に対応付けて上記ユーザ・ユーザ使用クライアント管理手段が記憶しているクライアント識別情報が示すクライアントにのみ、該ユーザ識別情報に対応付けて上記電話帳管理手段が記憶している電話帳データへのアクセスを可能とする電話帳アクセス制御手段と、をさらに有することを特徴とするコンピュータ・テレフォニ・システム。
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