JPH1041234A - シリコン薄膜、シリコン単結晶粒子群及びそれらの形成方法、並びに、半導体装置、フラッシュメモリセル及びそれらの製造方法 - Google Patents

シリコン薄膜、シリコン単結晶粒子群及びそれらの形成方法、並びに、半導体装置、フラッシュメモリセル及びそれらの製造方法

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JPH1041234A
JPH1041234A JP9088728A JP8872897A JPH1041234A JP H1041234 A JPH1041234 A JP H1041234A JP 9088728 A JP9088728 A JP 9088728A JP 8872897 A JP8872897 A JP 8872897A JP H1041234 A JPH1041234 A JP H1041234A
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隆 野口
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康弘 金谷
Masabumi Kunii
正文 国井
Yuji Ikeda
裕司 池田
Setsuo Usui
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリコン単結晶粒子群を規則的に絶縁膜上に配
列でき、しかも、形成を容易に且つ短時間で行うことが
できるシリコン薄膜の形成方法を提供する。 【解決手段】基体12上に形成された非晶質若しくは多
結晶のシリコン層13に紫外線ビームをパルス状にて照
射し、シリコン単結晶粒子群から成るシリコン薄膜14
を基体12上に形成するシリコン薄膜の形成方法は、矩
形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外線
ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射位
置の移動量Lを40μm以下とし、且つ、移動方向に沿
って測った紫外線ビームの幅Wに対する該移動量の割合
R(=L/W)を0.1乃至5%とし、以て、基体上に
格子状に配列した略矩形のシリコン単結晶粒子群から成
り、シリコン単結晶粒子の基体の表面に対する選択方位
が略〈100〉方位であるシリコン薄膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規のシリコン薄
膜、シリコン単結晶粒子群及びそれらの形成方法、並び
に、半導体装置、フラッシュメモリセル及びそれらの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基体上に形成されたシリコン単結晶粒子
群から成るシリコン薄膜が、薄膜トランジスタ(以下、
TFTと略す)やSOI技術を応用した半導体装置とい
った各種の半導体装置、太陽電池に用いられており、あ
るいは又、マイクロマシーンの作製への適用が検討され
ている。
【0003】半導体装置の分野においては、例えば、T
FTを負荷素子に用いた積層型SRAMが提案されてい
る。また、TFTは、LCD用液晶パネルにも使用され
ている。例えば、キャリア移動度(μ)や導電率
(σ)、オン電流特性、サブスレッショールド特性、オ
ン/オフ電流比といった電気的特性に高性能を要求され
るTFTにおいては、通常、シリコン単結晶粒子群から
成るシリコン薄膜が用いられる。そして、シリコン単結
晶粒子の大きさを大きくし(大粒径化)、併せて双晶密
度を低減させてシリコン単結晶粒子内のトラップ密度を
低下させることによって、SRAMやTFTの特性の向
上を図る努力が進められている。
【0004】かかるシリコン薄膜の電気的特性を向上さ
せるために、SPC技術(Solid Phase Crystallizatio
n、非晶質シリコンからの固相結晶化)やELA技術(E
xcimer Laser Anneal、エキシマレーザを用いた溶融結
晶化)により、シリコン単結晶粒子の大粒径化(〜1μ
m)が検討されている。ELA技術に基づくシリコン薄
膜の成膜方法として、例えば、文献 "Dependence of Cr
ystallization Behaviors of Excimer Laser Annealed
Amorphous Silicon Film on the Number of Laser Sho
t", B. Jung, et al., AM-LCD 95, pp 117-120 が知ら
れている。この文献によれば、非晶質シリコン層にエキ
シマレーザを繰り返し照射することによって、シリコン
単結晶粒子の選択方位が略〈111〉方位であるシリコ
ン薄膜を形成することができるとされている。更には、
ELA技術に基づくシリコン薄膜の成膜方法として、例
えば、文献 "Crystal forms by solid-state recrystal
lization of amorphous Si films on SiO2", T. Noma,
Appl. Phys. Lett. 59(6), 5August 1991, pp 653-655
が知られている。この文献によれば、成膜されたシリコ
ン単結晶粒子は〈110〉方位を有し、そして微細な
{111}双晶を含む。
【0005】更には、ストリップヒータを用いたシリコ
ン薄膜のグラフォエピタキシャル成長技術が、例えば、
文献 "Silicon graphoepitaxy using a strip-heater o
ven", M.W. Geis, et al., Appl. Phys. Lett. 37(5),
1 September 1980, pp 454-456 から公知である。この
文献によれば、SiO2上のシリコン薄膜は(100)
集合組織となっている。
【0006】あるいは又、シリコン単結晶粒子群から成
るシリコン薄膜の形成は、化学的気相成長法(CVD
法)、あるいはランダム固相成長法によっても行われて
いる。CVD法によるポリシリコン結晶粒の形成に関し
ては、例えば、特開昭63−307431号公報や特開
昭63−307776号公報が公知である。これらの公
報に開示された技術によれば、シリコン単結晶粒子の選
択方位は〈111〉方位である。ところで、通常の化学
的気相成長法では、大きなシリコン単結晶粒子群から成
るシリコン薄膜を形成しようとした場合、均一な膜質を
有し且つ低リークで高移動度を有するシリコン膜を形成
することは困難である。ランダム固相成長法では、シリ
コン単結晶粒子の粒径が1μm以上の大粒径化されたシ
リコン薄膜を形成することが可能であるが、シリコン単
結晶粒子を選択的に成長させることが難しく、しかもT
FT活性領域内に結晶粒界が存在することが多い。その
結果、粒界領域の多少によってTFT特性にばらつきが
生じ、TFTのライフタイムの短縮を招くという問題が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの各種文献や特
許公開公報に開示された技術の全てにおいて、シリコン
単結晶粒子群は、規則的に絶縁膜上に配列されてはいな
い。シリコン単結晶粒子群を規則的に絶縁膜上に配列す
ることが可能となれば、例えばTFTのより一層高度な
特性の制御や特性の均一性の向上を図ることができる
し、1つのシリコン単結晶粒子内に1つのTFTを形成
することが可能となり、SOI技術の更なる発展が期待
できる。
【0008】所望の位置にシリコン核あるいは結晶核を
配置し、かかるシリコン核あるいは結晶核に基づき大粒
径のシリコン単結晶粒子を形成する方法が、例えば、特
開平3−125422号公報、特開平5−226246
号公報、特開平6−97074号公報や特開平6−30
2512号公報から公知である。特開平3−12542
2号公報に開示された技術においては、リソグラフィ技
術を用いたパターニングを行うことで微小のシリコン核
あるいは結晶核を形成する必要があるが、現状の技術で
はリソグラフィ技術によって微小のシリコン核あるいは
結晶核を形成することが困難である。シリコン核あるい
は結晶核の大きさが大きい場合、多結晶が形成され易
く、双晶や転位が発生し易いし、スループットの低下を
招く。また、特開平5−226246号公報、特開平6
−97074号公報あるいは特開平6−302512号
公報に開示された技術においては、細く収束することが
でき且つ直接描画可能なエネルギービームを非晶質シリ
コン層に照射したり、イオン注入を行う必要がある。そ
れ故、シリコン単結晶粒子の形成工程が複雑なばかり
か、固相成長工程を必要とするためシリコン単結晶粒子
を得るために長時間を要し、スループットの低下を招く
という問題がある。
【0009】一方、現在、不揮発性メモリの開発が盛ん
に行われている。そして、フローティングゲート構造を
有するフラッシュメモリを中心に検討が鋭意進められて
おり、メモリセルの微細化と共に低電圧化が進められて
いる。このフラッシュメモリにおいては、フローティン
グゲートに電荷を注入しあるいはフローティングゲート
から電荷を放出することによって、データの書込みや消
去を行う。各種の電荷注入法が提案されているが、チャ
ネルホットエレクトロン注入法や、トンネル酸化膜に高
電界(例えば8MV/cm以上)を印加してファウラー
・ノルドハイムトンネル電流を流す方法が一般的であ
る。
【0010】ところで、このフラッシュメモリにおいて
は、フローティングゲートを構成する多結晶シリコン粒
子の粒径のばらつきがデータ消去後の閾値電圧に変動を
生じさせることが、文献「不揮発性メモリとそのスケー
リング」、電子情報通信学会誌、Vol.9,No.
5,469〜484頁、1996年5月 に報告されて
いる。また、将来の微細化された低電圧作動のフラッシ
ュメモリを実現させるための一手段として、シリコンナ
ノクリスタルからフローティングゲートを構成するフラ
ッシュメモリが、文献 "A silicon nanocrystal based
memory", S.Tiwari, et al., Appl. Phys. Lett. 68(1
0), 4, pp1377-1379, 4 March 1996 に提案されてい
る。更には、現状の半導体装置を越える世代の不揮発性
メモリの一形態として、少ない蓄積電荷(電子)を用い
て低電圧で作動させるシングルエレクトロンメモリが、
文献 "A Room-Temperature Single-Electron memory De
vice Using Fine-Grain Polycrystalline Silicon", K.
Yano, et al., IEDM93, pp541-544 に提案されている。
【0011】データ消去後の閾値電圧に変動が生じ難い
フラッシュメモリを実現させるためには、フローティン
グゲートを構成するシリコン結晶粒子の粒径ばらつきを
出来る限り小さくする必要がある。また、少ない電荷を
用いる、微細化された低電圧作動のフラッシュメモリを
実現させるためには、薄い絶縁膜(トンネル酸化膜)上
に、規則的に微細なシリコン結晶粒子を制御性良く形成
する必要がある。
【0012】従って、本発明の目的は、粒径ばらつきが
小さなシリコン単結晶粒子群を規則的に基体上に配列す
ることを可能とし、しかも、シリコン単結晶粒子群の形
成を容易に且つ短時間で行うことができるシリコン薄膜
あるいはシリコン単結晶粒子群の形成方法、及びかかる
形成方法にて得られたシリコン薄膜あるいはシリコン単
結晶粒子群、並びに半導体装置あるいはフラッシュメモ
リセル及びそれらの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のシリコン薄膜の形成方法は、基体上に形成
された非晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫外線ビー
ムをパルス状にて照射し、シリコン単結晶粒子群から成
るシリコン薄膜を基体上に形成するシリコン薄膜の形成
方法である。そして、矩形状の紫外線ビームの照射完了
から次の矩形状の紫外線ビームの照射開始までの間にお
ける紫外線ビーム照射位置の移動量(L)を40μm以
下、好ましくは4μm以下とし、且つ、移動方向に沿っ
て測った紫外線ビームの幅(W)に対する該移動量の割
合(R=L/W)を0.1乃至5%、好ましくは0.5
%乃至2.5%とし、以て、基体上に格子状に配列した
略矩形のシリコン単結晶粒子群から成り、シリコン単結
晶粒子の基体の表面に対する選択方位が略〈100〉方
位であるシリコン薄膜を形成することを特徴とする。
【0014】本発明のシリコン薄膜は、基体上に格子状
に配列した略矩形のシリコン単結晶粒子群から成り、シ
リコン単結晶粒子の基体の表面に対する選択方位は略
〈100〉方位であることを特徴とする。
【0015】上記の目的を達成するための本発明の半導
体装置の製造方法は、基体上に形成された非晶質若しく
は多結晶のシリコン層に紫外線ビームをパルス状にて照
射し、シリコン単結晶粒子群から成るシリコン薄膜を基
体上に形成した後、該シリコン薄膜若しくはシリコン単
結晶粒子にソース・ドレイン領域及びチャネル領域を形
成する工程を含む半導体装置の製造方法である。そし
て、矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の
紫外線ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム
照射位置の移動量(L)を40μm以下、好ましくは4
μm以下とし、且つ、移動方向に沿って測った紫外線ビ
ームの幅(W)に対する該移動量の割合(R=L/W)
を0.1乃至5%、好ましくは0.5%乃至2.5%と
し、以て、基体上に格子状に配列した略矩形のシリコン
単結晶粒子群から成り、シリコン単結晶粒子の基体の表
面に対する選択方位が略〈100〉方位であるシリコン
薄膜を形成することを特徴とする。
【0016】本発明の半導体装置は、基体上に格子状に
配列した略矩形のシリコン単結晶粒子群から成り、シリ
コン単結晶粒子の基体の表面に対する選択方位は略〈1
00〉方位であるシリコン薄膜、若しくは該シリコン単
結晶粒子に形成されたソース・ドレイン領域及びチャネ
ル領域を備えて成ることを特徴とする。
【0017】本発明の半導体装置、あるいは本発明の半
導体装置の製造方法にて製造される半導体装置として、
例えばLCD用液晶パネルに使用されるトップゲート型
若しくはボトムゲート型の薄膜トランジスタや、SOI
技術を応用した半導体装置(例えば、積層型SRAMの
負荷素子としての薄膜トランジスタ)やMOS型半導体
装置といった各種の半導体装置を例示することができ
る。また、本発明のシリコン薄膜及びその形成方法は、
これらの半導体装置の製造への適用だけでなく、太陽電
池の製造やマイクロマシーンの作製への適用が可能であ
る。
【0018】本発明のシリコン薄膜及びその形成方法、
並びに半導体装置及びその製造方法においては、略矩形
のシリコン単結晶粒子の一辺の長さは、0.05μm以
上、好ましくは0.1μm以上であることが望ましい。
ここで、略矩形のシリコン単結晶粒子という用語には、
形状が矩形であるシリコン単結晶粒子だけでなく、角が
欠けた矩形のシリコン単結晶粒子も含まれる。また、角
が欠けた矩形のシリコン単結晶粒子の場合における一辺
の長さとは、欠けた角を補って得られる矩形のシリコン
単結晶粒子の一辺の長さを意味する。以下においても同
様である。また、シリコン薄膜の平均膜厚は1×10-8
m乃至1×10-7m、好ましくは1×10-8m乃至6×
10-8m、より好ましくは1×10-8m乃至4×10-8
mであることが望ましい。シリコン薄膜の平均膜厚が1
×10-8m未満では、例えば半導体装置の製造に支障が
生じる虞がある。一方、シリコン薄膜の平均膜厚が1×
10-7mを超えると、かかるシリコン膜厚を得るために
必要とされる非晶質若しくは多結晶のシリコン層の膜厚
が厚くなり過ぎ、シリコン単結晶粒子の基体の表面に対
する選択方位が略〈100〉方位ではなくなる虞があ
る。尚、シリコン薄膜の平均膜厚は、エリプソメータ、
光分光反射干渉計等によって測定すればよい。
【0019】本発明のシリコン薄膜並びに半導体装置に
おいては、シリコン単結晶粒子群は、基体上に形成され
た非晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫外線ビームを
パルス状にて照射することによって形成され、矩形状の
紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外線ビーム
の照射開始までの間における紫外線ビーム照射位置の移
動量(L)は40μm以下、好ましくは4μm以下であ
り、且つ、移動方向に沿って測った紫外線ビームの幅
(W)に対する該移動量の割合(R=L/W)は0.1
乃至5%、好ましくは0.5%乃至2.5%であること
が望ましい。尚、本発明のシリコン薄膜あるいはその形
成方法並びに半導体装置あるいはその製造方法において
は、略矩形のシリコン単結晶粒子の相対する二辺は、紫
外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、若しくは移動
方向と略45度の角度を成す。この二辺を構成する結晶
面は{220}面である。即ち、略矩形のシリコン単結
晶粒子の一辺を構成する結晶面は{220}面である。
【0020】上記の目的を達成するための本発明のシリ
コン単結晶粒子群の形成方法は、(イ)基体上に形成さ
れた非晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫外線ビーム
をパルス状にて照射し、以て、基体上に格子状に配列し
た略矩形のシリコン単結晶粒子群から成り、シリコン単
結晶粒子の基体の表面に対する選択方位が略〈100〉
方位であるシリコン薄膜を形成する工程と、(ロ)隣接
する該シリコン単結晶粒子を離間状態とする工程から成
るシリコン単結晶粒子群の形成方法である。そして、矩
形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外線
ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射位
置の移動量(L)を40μm以下、好ましくは4μm以
下とし、且つ、移動方向に沿って測った紫外線ビームの
幅(W)に対する該移動量の割合(R=L/W)を0.
1乃至5%、好ましくは0.5%乃至2.5%とするこ
とを特徴とする。
【0021】本発明のシリコン単結晶粒子群は、基体の
表面に対する選択方位が略〈100〉方位である複数の
略矩形のシリコン単結晶粒子から成り、シリコン単結晶
粒子は基体上に格子状に配列され、隣接するシリコン単
結晶粒子は離間状態にあることを特徴とする。
【0022】上記の目的を達成するための本発明のフラ
ッシュメモリセルの製造方法は、(イ)トンネル酸化膜
上に形成された非晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫
外線ビームをパルス状にて照射し、以て、トンネル酸化
膜上に格子状に配列した略矩形のシリコン単結晶粒子群
から成り、シリコン単結晶粒子のトンネル酸化膜の表面
に対する選択方位が略〈100〉方位であるシリコン薄
膜を形成する工程と、(ロ)隣接する該シリコン単結晶
粒子を離間状態とし、以て、シリコン単結晶粒子群から
成るフローティングゲートを形成する工程を含むフラッ
シュメモリセルの製造方法である。そして、矩形状の紫
外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外線ビームの
照射開始までの間における紫外線ビーム照射位置の移動
量(L)を40μm以下、好ましくは4μm以下とし、
且つ、移動方向に沿って測った紫外線ビームの幅(W)
に対する該移動量の割合(R=L/W)を0.1乃至5
%、好ましくは0.5%乃至2.5%とすることを特徴
とする。
【0023】本発明のフラッシュメモリセルは、トンネ
ル酸化膜上に形成され、そして、トンネル酸化膜の表面
に対する選択方位が略〈100〉方位である複数の略矩
形のシリコン単結晶粒子から成るフローティングゲート
を備えたフラッシュメモリセルであって、シリコン単結
晶粒子はトンネル酸化膜上に格子状に配列され、隣接す
るシリコン単結晶粒子は離間状態にあることを特徴とす
る。尚、離間状態にあるシリコン単結晶粒子の厚さは、
1×10-8m乃至8×10-8m、好ましくは2×10-8
m乃至5×10-8mであることが望ましい。
【0024】本発明のフラッシュメモリセル、あるいは
本発明のフラッシュメモリセルの製造方法にて製造され
るフラッシュメモリセルは、基本的には、半導体基板又
はシリコン層に形成されたソース・ドレイン領域及びチ
ャネル領域と、その上に形成されたトンネル酸化膜と、
トンネル酸化膜上に形成されたフローティングゲート
と、このフローティングゲートを覆う絶縁膜と、コント
ロールゲートから構成されている。
【0025】本発明のシリコン単結晶粒子群あるいはフ
ラッシュメモリセルにおいては、シリコン単結晶粒子群
は、(イ)基体(若しくはトンネル酸化膜)上に形成さ
れた非晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫外線ビーム
をパルス状にて照射し、以て、基体(若しくはトンネル
酸化膜)上に格子状に配列した略矩形のシリコン単結晶
粒子群から成り、シリコン単結晶粒子の基体(若しくは
トンネル酸化膜)の表面に対する選択方位が略〈10
0〉方位であるシリコン薄膜を形成する工程と、(ロ)
隣接する該シリコン単結晶粒子を離間状態とする工程に
基づき形成される。そして、矩形状の紫外線ビームの照
射完了から次の矩形状の紫外線ビームの照射開始までの
間における紫外線ビーム照射位置の移動量(L)は40
μm以下、好ましくは4μm以下であり、且つ、移動方
向に沿って測った紫外線ビームの幅(W)に対する該移
動量の割合(R=L/W)は0.1乃至5%、好ましく
は0.5%乃至2.5%であることが望ましい。
【0026】尚、本発明のシリコン単結晶粒子群若しく
はその形成方法あるいはフラッシュメモリセル若しくは
その製造方法においては、工程(ロ)の隣接するシリコ
ン単結晶粒子を離間状態とする工程は、工程(イ)にお
いて形成されたシリコン薄膜を酸化し、隣接するシリコ
ン単結晶粒子の間に酸化シリコンから成る領域を形成す
る工程から成ることが望ましい。あるいは又、工程
(ロ)の隣接するシリコン単結晶粒子を離間状態とする
工程は、工程(イ)において形成されたシリコン薄膜を
エッチングし、隣接するシリコン単結晶粒子の間に空間
を形成する工程から成ることが望ましい。また、工程
(イ)において形成されたシリコン薄膜における略矩形
のシリコン単結晶粒子の一辺の長さは、出来る限り短い
ことが好ましいが、実用上、0.05μm以上であるこ
とが望ましい。あるいは又、工程(イ)において形成さ
れたシリコン薄膜の平均膜厚は1×10-8m乃至1×1
-7m、好ましくは1×10-8m乃至6×10-8m、よ
り好ましくは1×10-8m乃至4×10-8mであること
が望ましい。更には、工程(イ)において形成されたシ
リコン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の相対
する二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平
行、若しくは移動方向と略45度の角度を成す。この二
辺を構成する結晶面は{220}面である。即ち、略矩
形のシリコン単結晶粒子の一辺を構成する結晶面は{2
20}面である。
【0027】本発明における基体あるいはトンネル酸化
膜として、酸化シリコン(SiO2)、窒化シリコン
(SiN)、SiON、酸化シリコンと窒化シリコンの
積層構造、又は酸化シリコンと窒化シリコンと酸化シリ
コンの積層構造を例示することができるが、これらに限
定されるものではない。基体等は、例えばシリコン半導
体基板の表面を酸化あるいは窒化することによって形成
することができるし、あるいは又、半導体基板や各種の
層、配線等の上にCVD法等によって成膜することもで
きる。
【0028】紫外線ビームとしては、例えば、308n
mの波長を有するXeClエキシマレーザや全固体紫外
レーザを例示することができる。移動方向に沿って測っ
た矩形状の紫外線ビームの幅(W)は、40μm乃至約
1mmであることが好ましい。移動方向と直角の方向に
沿って測った矩形状の紫外線ビームの長さは任意であ
る。紫外線ビームの縁部におけるエネルギーの立ち上が
りが極めてシャープな紫外線ビームを用いることが好ま
しい。このような紫外線ビームを射出する紫外線ビーム
源として、XeClエキシマレーザ装置、アッテネー
タ、ビームを矩形状に均一化するビームホモジナイザー
及び反射鏡の組み合わせを挙げることができるが、これ
に限定されるものではない。
【0029】矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の
矩形状の紫外線ビームの照射開始までの間における紫外
線ビーム照射位置の移動量(L)が40μmを超えた
り、紫外線ビーム照射位置の移動方向に沿って測った紫
外線ビームの幅(W)の5%を移動量の割合(R=L/
W)が超える場合、基体上に格子状に配列した略矩形の
シリコン単結晶粒子群が形成されなくなる虞があり、あ
るいは又、シリコン単結晶粒子の基体の表面に対する選
択方位が略〈100〉方位ではなくなる虞がある。ま
た、移動量の割合(R=L/W)が、紫外線ビーム照射
位置の移動方向に沿って測った紫外線ビームの幅(W)
の0.1%未満では、スループットが低くなり過ぎる。
尚、紫外線ビーム源を固定し、基体を移動させてもよい
し、基体を固定し、紫外線ビーム源を移動させてもよい
し、あるいは又、基体及び紫外線ビーム源の両方を移動
させてもよい。
【0030】尚、シリコン単結晶粒子群を構成するシリ
コン単結晶粒子の内、30%以上の数のシリコン単結晶
粒子がシリコン単結晶粒子の基体の表面に対して略〈1
00〉方位を有する場合に、シリコン単結晶粒子の基体
の表面に対する選択方位が略〈100〉方位であると規
定する。また、略〈100〉方位であるとは、シリコン
単結晶粒子の〈100〉方位が基体の表面に垂直な方向
と厳密には平行でないシリコン単結晶粒子を包含するこ
とを意味する。尚、選択方位とは、優先方位とも呼ばれ
る。膜などの形状を有する多結晶体の中で結晶の方位が
無秩序ではなく、或る特定の方向に多くの結晶が一定の
結晶軸、結晶面等を揃えている場合、このような構造は
集合組織あるいは繊維構造と呼ばれる。そして、配向し
ている結晶軸は選択方位と呼ばれる。
【0031】本発明において、何故、矩形状の紫外線ビ
ームの照射完了から次の矩形状の紫外線ビームの照射開
始までの間における紫外線ビーム照射位置の移動量
(L)を40μm以下とし、且つ、紫外線ビーム照射位
置の移動方向に沿って測った紫外線ビームの幅(W)に
対するかかる移動量の割合(R=L/W)を0.1乃至
5%とすることによって、基体上に格子状に配列した略
矩形のシリコン単結晶粒子群から成り、シリコン単結晶
粒子の基体の表面に対する選択方位が略〈100〉であ
るシリコン薄膜が形成されるのか、不明な点が多い。し
かしながら、非晶質若しくは多結晶のシリコン層の或る
領域に、紫外線ビームを重ねながら且つずらしながらパ
ルス状に照射し、しかも、紫外線ビームの形状を矩形状
とすることによって(即ち、紫外線ビームの縁部におけ
るエネルギーの立ち上がりが極めてシャープな紫外線ビ
ームを用いることによって)、蓄熱的に或る種の平衡的
な温度状態と冷却(凝固)条件が成立するが故に、この
ようなシリコン単結晶粒子群が形成されると推定され
る。また、シリコン単結晶粒子の基体の表面に対する選
択方位が略〈100〉方位となる理由は、例えばSiO
2から成る基体に対するSi表面の自由エネルギーの観
点から、基体上に形成される(基体を覆う)シリコン単
結晶粒子の選択方位が略〈100〉方位になると推定さ
れる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して、好ましい実施例に基
づき本発明を説明する。
【0033】(実施例1)実施例1は、本発明のシリコ
ン薄膜及びその形成方法に関する。実施例1において
は、SiO2から成る基体上に形成された非晶質のシリ
コン層に紫外線ビームをパルス状にて照射し、基体上に
シリコン単結晶粒子群から成るシリコン薄膜を形成し
た。紫外線ビームの照射条件等を、以下の表1に示す。
【0034】
【表1】 紫外線ビーム:XeClエキシマレーザ(波長308nm) 照射量 :320mJ/cm2 パルス幅:約26n秒 周波数 :約200Hz ビーム形状 :幅(W)400μm×長さ150mmの矩形形状 移動量L :4μm 移動量割合R:1%(=4μm/400μm×100)
【0035】具体的には、石英から成る基板10の上に
厚さ50nmのSiN膜11を成膜し、次いで、その上
に厚さ100nmのSiO2から成る基体12を成膜し
た。その後、基体12上に厚さ30nmの非晶質のシリ
コン層13をPECVD法にて成膜した。この状態を、
図1の(A)に模式的な一部断面図で示す。次いで、表
1に示した条件にて、基体12上に形成された非晶質の
シリコン層13に紫外線ビームをパルス状にて照射し
た。この状態を、図1の(B)に模式的な一部断面図で
示す。尚、図1の(B)において、前回の紫外線ビーム
が照射されたシリコン層13の領域を点線で表し、今回
の紫外線ビームが照射されたシリコン層13の領域を一
点鎖線で表した。実施例1においては、移動量割合(R
=L/W)が1%であるが故に、或る位置における非晶
質のシリコン層13は、100回、パルス状の紫外線レ
ーザに曝される。実施例1においては、紫外線ビーム源
を固定し、基板10を移動させたが、基板10を固定
し、紫外線ビーム源を移動させてもよいし、基板10及
び紫外線ビーム源の両方を移動させてもよい。得られた
シリコン薄膜14の模式的な一部断面図を図1の(C)
に示す。尚、図1の(C)中、点線は結晶粒界を示す。
シリコン単結晶粒子のそれぞれは、中央部が凹み、周辺
部が凸状の断面形状を有していた。
【0036】得られたシリコン薄膜を透過型電子顕微鏡
にて観察した結果を、図2の電子顕微鏡写真に示す。
尚、透過型電子顕微鏡観察のための試料は、基板10、
SiN膜11及び基体12を、HF/H2O=1/2の
混合液を用いてエッチングして得られたシリコン薄膜の
みから成る。得られたシリコン薄膜は、略矩形のシリコ
ン単結晶粒子群から成ることが図2から解る。シリコン
単結晶粒子の基体の表面に対する選択方位は略〈10
0〉方位であった。また、略矩形のシリコン単結晶粒子
の一辺の長さは0.1μm以上であった。略矩形のシリ
コン単結晶粒子の相対する二辺は、紫外線ビーム照射位
置の移動方向と略平行であった。この二辺を構成する結
晶面は{220}面であった。尚、観察場所によって
は、略矩形のシリコン単結晶粒子の相対する二辺は、紫
外線ビーム照射位置の移動方向と略45度の角度を成し
ていた。
【0037】多結晶シリコンが完全に無配向の場合、
{111}面からの回折強度I111と{220}面から
の回折強度I220の比は、I111:I220=5:3であっ
た。一方、実施例1にて得られたシリコン薄膜における
111:I220の値は、1:4であった。この回折強度比
の分析からも、シリコン単結晶粒子の基体の表面に対す
る選択方位は略〈100〉方位であることが解る。尚、
シリコン薄膜全体から見ると、シリコン単結晶粒子群を
構成するシリコン単結晶粒子の内、約30%の数のシリ
コン単結晶粒子が基体の表面に対して〈100〉方位を
有しており、残りのシリコン単結晶粒子の基体の表面に
対する方位はランダムであった。また、基体の表面に垂
直な方向と〈100〉方位が厳密には平行でないシリコ
ン単結晶粒子が存在していた。更には、数個のシリコン
単結晶粒子を単位として、隣接するシリコン単結晶粒子
の結晶方位が一致しているものが数多く認められた。
【0038】実施例1にて得られたシリコン薄膜の表面
を、AFM(Atomic Force Microscope)にて観察、測
定した。測定結果を表3に示す。また、表面観察結果の
写真を図3及び図4に示す。尚、図3は3μm四方の観
察結果であり、図4は20μm四方の観察結果である。
図3及び図4から、得られたシリコン薄膜は、基体上に
格子状に配列したシリコン単結晶粒子群であることが解
る。即ち、シリコン単結晶粒子のそれぞれは、規則正し
く恰も碁石のように並んでいることが解る。また、図4
には、右上から左下に向かって線状の縞が幾筋も認めら
れる。縞の間隔は約4μmであり、この値は、紫外線ビ
ーム照射位置の移動量Lと概ね一致していた。また、略
矩形のシリコン単結晶粒子の相対する二辺は、紫外線ビ
ーム照射位置の移動方向と略平行、若しくは紫外線ビー
ム照射位置の移動方向と略45度の角度を成していた。
【0039】(比較例1)比較例1においては、移動量
L及び移動量割合Rを実施例1と異ならせた以外は、実
施例1と同様の方法で基体上にシリコン薄膜を形成し
た。比較例1における移動量L及び移動量割合Rを、以
下の表2に示す。
【0040】
【表2】 移動量L(μm) 移動量割合R(%) 比較例1A 40 10 比較例1B 200 50 比較例1C 400 100
【0041】比較例1にて得られたシリコン薄膜の表面
を、AFMにて観察、測定した。測定結果を表3に示
す。また、表面観察結果の写真を図5(比較例1A)及
び図6(比較例1B)に示す。尚、図5及び図6は3μ
m四方の観察結果である。図5及び図6から、移動量L
が40μm以上では、得られたシリコン薄膜は基体上に
格子状に配列した状態で無くなっていることが解る。ま
た、移動量Lが大きくなるに従い、シリコン薄膜の凹凸
も少なくなることが解った。
【0042】
【表3】 移動量割合R Ra(μm) RMS(μm) 実施例1 1% 11.71 14.50 比較例1A 10% 8.66 10.83 比較例1B 50% 4.81 5.98 比較例1C 100% 5.21 6.30
【0043】更に、移動量割合Rを10%に固定し、X
eClエキシマレーザから成る紫外線ビームの照射量を
280mJ/cm2、320mJ/cm2、340mJ/
cm2、360mJ/cm2と変化させたが、シリコン単
結晶粒子の基体の表面に対する選択方位が〈100〉方
位であるシリコン薄膜を形成することができなかった。
【0044】(実施例2)実施例2及び実施例3は、本
発明の半導体装置及びその製造方法に関する。実施例2
においては、実施例1にて説明したシリコン薄膜の形成
方法を適用して、ボトムゲート構造を有するn型−薄膜
トランジスタを作製した。この半導体装置の作製にあた
っては、先ず、ガラス基板20の表面にSiO2から成
る絶縁層21を形成した後、不純物がドーピングされた
多結晶シリコン層を全面にCVD法にて堆積させた。そ
して、かかる多結晶シリコン層をパターニングして、ゲ
ート電極22を形成した。次に、CVD法にて全面にS
iO2から成る基体23を形成した。この基体23はゲ
ート酸化膜としても機能する。
【0045】次に、実施例1と同様に、SiO2から成
る基体23上に、厚さ40nmの非晶質のシリコン層2
4をPECVD法にて成膜した(図7の(A)参照)。
そして、形成された非晶質のシリコン層24に紫外線ビ
ームをパルス状にて照射し(図7の(B)参照)、基体
上にシリコン単結晶粒子群から成るシリコン薄膜25を
形成した(図7の(C)参照)。紫外線ビームの照射条
件等は、表1に示したと同様とした。また、図7の
(B)において、前回の紫外線ビームが照射されたシリ
コン層24の領域を点線で表し、今回の紫外線ビームが
照射されたシリコン層24の領域を一点鎖線で表した。
【0046】その後、形成されたシリコン薄膜25のソ
ース・ドレイン領域を形成すべき領域に不純物のイオン
注入を施し、次いで、イオン注入された不純物を活性化
することによって、ソース・ドレイン領域26及びチャ
ネル領域27を形成した。そして、全面に、例えばSi
2から成る絶縁層28をCVD法にて堆積させた後、
ソース・ドレイン領域26の上方の絶縁層28に、フォ
トリソグラフィ技術及びRIE技術を用いて開口部を形
成した。そして、この開口部内を含む絶縁層28上にア
ルミニウム合金から成る配線材料層をスパッタ法にて堆
積させた後、配線材料層をパターニングして、絶縁層2
8上に配線29を完成させた(図8参照)。この配線2
9は、開口部内に埋め込まれた配線材料層を介して、ソ
ース・ドレイン領域26と接続されている。
【0047】(実施例3)実施例3においては、移動量
L及び移動量割合Rを実施例2と異ならせた以外は、実
施例2と同様の方法でボトムゲート型のn型−薄膜トラ
ンジスタを作製した。実施例2及び実施例3における移
動量L及び移動量割合Rを、以下の表4に示す。
【0048】(比較例2)比較例2においては、移動量
L及び移動量割合Rを実施例2と異ならせた以外は、実
施例2と同様の方法でボトムゲート型のn型−薄膜トラ
ンジスタを作製した。比較例2における移動量L及び移
動量割合Rを、以下の表4に示す。
【0049】
【表4】 移動量L(μm) 移動量割合R(%) 実施例2 4 1 実施例3 20 5 比較例2A 40 10 比較例2B 360 90
【0050】こうして作製された実施例2、実施例3、
比較例2A及び比較例2Bのボトムゲート型のn型−薄
膜トランジスタの特性を評価した。評価においては、V
d=10V、Vg=15Vとし、ドレイン電流(ION)の
測定を行った。結果を図9に示す。図9からも明らかな
ように、移動量割合Rが5%以下の場合、ドレイン電流
(ION)の値が増加している。
【0051】(実施例4)実施例4は、本発明のシリコ
ン単結晶粒子群及びその形成方法、並びに、フラッシュ
メモリセル及びその製造方法に関する。以下、図10及
び図11を参照して、実施例4を説明する。
【0052】実施例4においては、先ず、シリコン半導
体基板30に、公知の方法でLOCOS構造を有する素
子分離領域31を形成し、ウエルイオン注入、チャネル
ストップイオン注入、閾値調整イオン注入を行う。尚、
素子分離領域はトレンチ構造を有していてもよい。その
後、RCA洗浄によりシリコン半導体基板30の表面の
微粒子や金属不純物を除去し、次いで、0.1%フッ化
水素酸水溶液によりシリコン半導体基板30の表面洗浄
を行い、シリコン半導体基板30の表面を露出させる。
次いで、公知の酸化法に基づき、シリコン半導体基板3
0の表面に厚さ3nmのトンネル酸化膜(基体に相当す
る)32を形成する。
【0053】その後、実施例1と同様に、トンネル酸化
膜32上に、厚さ約40nmの非晶質のシリコン層33
をPECVD法にて成膜した(図10の(A)参照)。
そして、形成された非晶質のシリコン層33に紫外線ビ
ームをパルス状にて照射し(図10の(B)参照)、ト
ンネル酸化膜32上にシリコン単結晶粒子群から成るシ
リコン薄膜34を形成した(図10の(C)参照)。紫
外線ビームの照射条件等は、表1に示したと同様とし
た。尚、図10の(B)において、前回の紫外線ビーム
が照射されたシリコン層33の領域を点線で表し、今回
の紫外線ビームが照射されたシリコン層33の領域を一
点鎖線で表した。
【0054】得られたシリコン薄膜を透過型電子顕微鏡
及びAFMにて観察した結果、一辺が約0.3μmの略
矩形のシリコン単結晶粒子35が基体上に格子状に配列
したシリコン単結晶粒子群が形成されていることが認め
られた。また、シリコン単結晶粒子の基体の表面に対す
る選択方位は略〈100〉方位であった。尚、シリコン
薄膜全体から見ると、シリコン単結晶粒子群を構成する
シリコン単結晶粒子の内、約30%の数のシリコン単結
晶粒子が基体の表面に対して〈100〉方位を有してお
り、残りのシリコン単結晶粒子の基体の表面に対する方
位はランダムであった。また、基体の表面に垂直な方向
と〈100〉方位が厳密には平行でないシリコン単結晶
粒子が存在していた。更には、数個のシリコン単結晶粒
子を単位として、隣接するシリコン単結晶粒子の結晶方
位が一致しているものが数多く認められた。また、略矩
形のシリコン単結晶粒子の相対する二辺は、紫外線ビー
ム照射位置の移動方向と略平行、若しくは紫外線ビーム
照射位置の移動方向と略45度の角度を成していた。
【0055】その後、隣接するシリコン単結晶粒子35
を離間状態とした。具体的には、得られたシリコン薄膜
34を1000゜C×20分の酸素ガス雰囲気中で酸化
し、隣接するシリコン単結晶粒子35Aの間に酸化シリ
コン(SiO2)から成る領域36を形成した(図11
の(A)参照)。酸化後のシリコン単結晶粒子35Aの
平均厚さは約10nmであり、大きさは7〜13nmと
なる。また、かかるシリコン単結晶粒子35Aが一定の
間隔(約0.3μm)にてトンネル酸化膜32(基体)
上に格子状に配列していた。即ち、シリコン単結晶粒子
のそれぞれは、規則正しく恰も碁石のように並んでい
た。こうして、複数のシリコン単結晶粒子35Aから成
るフローティングゲート37が形成される。尚、一般
に、シリコンの酸化は、結晶粒界から優先的に進行す
る。また、シリコン単結晶粒子35のトンネル酸化膜3
2(基体)の表面に対する選択方位は略〈100〉方位
であり、シリコン単結晶粒子群の方位が概ね揃っている
ので、酸化後のシリコン単結晶粒子の厚さ及び大きさの
制御性は良い。
【0056】その後、酸化シリコン(SiO2)から成
る領域36のパターニングを行い、不要な酸化シリコン
から成る領域36及びシリコン単結晶粒子35Aを除去
する。そして、全面に絶縁膜38をCVD法にて成膜
し、更に絶縁膜38の上に不純物がドーピングされた多
結晶シリコン層をCVD法にて成膜した後、多結晶シリ
コン層及び絶縁膜38をパターニングする。こうして、
多結晶シリコン層から成るコントロールゲート39が形
成される。
【0057】その後、露出したシリコン半導体基板30
のソース・ドレイン領域を形成すべき領域に不純物のイ
オン注入を施し、次いで、イオン注入された不純物を活
性化することによって、ソース・ドレイン領域40及び
チャネル領域41を形成した(図11の(B)参照)。
そして、全面に、例えばSiO2から成る絶縁層をCV
D法にて堆積させた後、ソース・ドレイン領域40の上
方の絶縁層に、フォトリソグラフィ技術及びRIE技術
を用いて開口部を形成した。そして、この開口部内を含
む絶縁層上にアルミニウム合金から成る配線材料層をス
パッタ法にて堆積させた後、配線材料層をパターニング
して、絶縁層上に配線を完成させた。この配線は、開口
部内に埋め込まれた配線材料層を介して、ソース・ドレ
イン領域40と接続されている。こうして、フラッシュ
メモリセル(ナノドットメモリ)を作製した。
【0058】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。実施例にて説明した各種の条件や半導体装置の
構造は例示であり、適宜変更することができる。実施例
においては、基体上に非晶質のシリコン層を形成した
が、多結晶のシリコン層を形成してもよい。非晶質若し
くは多結晶のシリコン層に紫外線ビームをパルス状にて
照射する際、基体を加熱しておいてもよい。場合によっ
ては、例えばエッチバックを行うことで、シリコン薄膜
の表面の平坦化を行ってもよい。また、本発明の半導体
装置あるいはその製造方法においては、基体上に形成さ
れた1つのシリコン単結晶粒子にソース・ドレイン領域
及びチャネル領域を形成し、1つのシリコン単結晶粒子
から1つのトランジスタ素子を作製することもできる。
この場合には、例えばリソグラフィ技術及びエッチング
技術に基づきシリコン薄膜をパターニングして不要なシ
リコン単結晶粒子を除去し、隣接するシリコン単結晶粒
子を分離すればよい。あるいは又、酸化シリコンとエッ
チング選択比のある例えば窒化シリコン等から成る基体
上に形成されたシリコン薄膜を酸化して、隣接するシリ
コン単結晶粒子の間に酸化シリコンから成る領域を形成
した後、かかる酸化シリコンをエッチングすることによ
って、隣接するシリコン単結晶粒子を分離すればよい。
更には、図12に模式的な一部断面図を示すように、本
発明のシリコン薄膜にてフラッシュメモリセルのフロー
ティングゲートを構成し、あるいは又、本発明のシリコ
ン薄膜の形成方法に基づきフラッシュメモリセルのフロ
ーティングゲートを形成することもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明においては、基体の表面に対する
選択方位が略〈100〉方位であるシリコン薄膜を容易
に且つ短時間で形成することができ、しかも、シリコン
単結晶粒子群を規則的に基体(絶縁膜)上に配列するこ
とができる。従って、例えばTFTのより一層高度な特
性の制御や特性の均一性の向上を図ることができるし、
微細なシリコン単結晶粒子内にTFTを形成することに
よって、SOI技術の実現が可能となる。また、マクロ
的にもシリコン薄膜の結晶性が向上することから、LC
D用液晶パネル等に用いられるTFTの特性も向上す
る。また、直接トンネリング効果と電子蓄積を応用した
低電圧動作が可能なフラッシュメモリセル(ナノドット
メモリ)を実現することができる。更には、本発明のシ
リコン薄膜にてフラッシュメモリセルのフローティング
ゲートを構成すれば、フローティングゲートを構成する
シリコン粒子の粒径のばらつきを小さくすることができ
るので、データ消去後の閾値電圧に変動が生じ難いフラ
ッシュメモリを実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるシリコン薄膜の形成方法を説
明するための模式図、及び形成されたシリコン薄膜の模
式的な一部断面図である。
【図2】実施例1にて得られたシリコン薄膜の透過型電
子顕微鏡写真である。
【図3】実施例1にて得られたシリコン薄膜の表面をA
FMにて観察して得られた写真の写しである。
【図4】実施例1にて得られたシリコン薄膜の表面をA
FMにて観察して得られた写真の写しである。
【図5】比較例1Aにて得られたシリコン薄膜の表面を
AFMにて観察して得られた写真の写しである。
【図6】比較例1Bにて得られたシリコン薄膜の表面を
AFMにて観察して得られた写真の写しである。
【図7】実施例2における半導体装置の製造方法を説明
するための基板等の模式的な一部断面図である。
【図8】実施例2におけるボトムゲート型の薄膜トラン
ジスタの模式的な一部断面図である。
【図9】実施例2、実施例3及び比較例2のボトムゲー
ト型のn型−薄膜トランジスタの特性評価結果を示すグ
ラフである。
【図10】実施例4におけるフラッシュメモリセルの製
造方法を説明するための基板等の模式的な一部断面図で
ある。
【図11】図10に引き続き、実施例4におけるフラッ
シュメモリセルの製造方法を説明するための基板等の模
式的な一部断面図である。
【図12】本発明のシリコン薄膜にてフラッシュメモリ
セルのフローティングゲートを構成した例を示す模式的
な一部断面図である。
【符号の説明】
10・・・基板、11・・・SiN膜、12・・・基
体、13・・・非晶質のシリコン層、14・・・シリコ
ン薄膜、20・・・基板、21・・・絶縁層、22・・
・ゲート電極、23・・・基体、24・・・非晶質のシ
リコン層、25・・・シリコン薄膜、26・・・ソース
・ドレイン領域、27・・・チャネル領域、28・・・
絶縁層、29・・・配線、30・・・シリコン半導体基
板、31・・・素子分離領域、32・・・トンネル酸化
膜(基体)、33・・・シリコン層、34・・・シリコ
ン薄膜、35,35A・・・シリコン単結晶粒子、36
・・・酸化シリコンから成る領域、37・・・フローテ
ィングゲート、38・・・絶縁膜、39・・・コントロ
ールゲート、40・・・ソース・ドレイン領域、41・
・・チャネル領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 H01L 29/78 620 29/792 627G 29/786 21/336 (72)発明者 池田 裕司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 碓井 節夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上に形成された非晶質若しくは多結晶
    のシリコン層に紫外線ビームをパルス状にて照射し、シ
    リコン単結晶粒子群から成るシリコン薄膜を基体上に形
    成するシリコン薄膜の形成方法であって、 矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外
    線ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射
    位置の移動量を40μm以下とし、且つ、移動方向に沿
    って測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合を
    0.1乃至5%とし、 以て、基体上に格子状に配列した略矩形のシリコン単結
    晶粒子群から成り、シリコン単結晶粒子の基体の表面に
    対する選択方位が略〈100〉方位であるシリコン薄膜
    を形成することを特徴とするシリコン薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の長さ
    は0.05μm以上であることを特徴とする請求項1に
    記載のシリコン薄膜の形成方法。
  3. 【請求項3】シリコン薄膜の平均膜厚は1×10-8m乃
    至1×10-7mであることを特徴とする請求項1に記載
    のシリコン薄膜の形成方法。
  4. 【請求項4】基体は酸化シリコン又は窒化シリコンから
    成ることを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の
    形成方法。
  5. 【請求項5】略矩形のシリコン単結晶粒子の相対する二
    辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、若し
    くは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴とする
    請求項1に記載のシリコン薄膜の形成方法。
  6. 【請求項6】(イ)基体上に形成された非晶質若しくは
    多結晶のシリコン層に紫外線ビームをパルス状にて照射
    し、以て、基体上に格子状に配列した略矩形のシリコン
    単結晶粒子群から成り、シリコン単結晶粒子の基体の表
    面に対する選択方位が略〈100〉方位であるシリコン
    薄膜を形成する工程と、 (ロ)隣接する該シリコン単結晶粒子を離間状態とする
    工程、から成るシリコン単結晶粒子群の形成方法であっ
    て、 矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外
    線ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射
    位置の移動量を40μm以下とし、且つ、移動方向に沿
    って測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合を
    0.1乃至5%とすることを特徴とするシリコン単結晶
    粒子群の形成方法。
  7. 【請求項7】前記工程(ロ)の隣接するシリコン単結晶
    粒子を離間状態とする工程は、前記工程(イ)において
    形成されたシリコン薄膜を酸化し、隣接するシリコン単
    結晶粒子の間に酸化シリコンから成る領域を形成する工
    程から成ることを特徴とする請求項6に記載のシリコン
    単結晶粒子群の形成方法。
  8. 【請求項8】前記工程(イ)において形成されたシリコ
    ン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の長
    さは0.05μm以上であることを特徴とする請求項6
    に記載のシリコン単結晶粒子群の形成方法。
  9. 【請求項9】前記工程(イ)において形成されたシリコ
    ン薄膜の平均膜厚は1×10-8m乃至1×10-7mであ
    ることを特徴とする請求項6に記載のシリコン単結晶粒
    子群の形成方法。
  10. 【請求項10】基体は酸化シリコン又は窒化シリコンか
    ら成ることを特徴とする請求項6に記載のシリコン単結
    晶粒子群の形成方法。
  11. 【請求項11】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の相対す
    る二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、
    若しくは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴と
    する請求項6に記載のシリコン単結晶粒子群の形成方
    法。
  12. 【請求項12】基体上に格子状に配列した略矩形のシリ
    コン単結晶粒子群から成り、シリコン単結晶粒子の基体
    の表面に対する選択方位は略〈100〉方位であること
    を特徴とするシリコン薄膜。
  13. 【請求項13】略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の長
    さは0.05μm以上であることを特徴とする請求項1
    2に記載のシリコン薄膜。
  14. 【請求項14】平均膜厚が1×10-8m乃至1×10-7
    mであることを特徴とする請求項12に記載のシリコン
    薄膜。
  15. 【請求項15】基体は酸化シリコン又は窒化シリコンか
    ら成ることを特徴とする請求項12に記載のシリコン薄
    膜。
  16. 【請求項16】シリコン単結晶粒子群は、基体上に形成
    された非晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫外線ビー
    ムをパルス状にて照射することによって形成され、矩形
    状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外線ビ
    ームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射位置
    の移動量は40μm以下であり、且つ、移動方向に沿っ
    て測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合は
    0.1乃至5%であることを特徴とする請求項12に記
    載のシリコン薄膜。
  17. 【請求項17】略矩形のシリコン単結晶粒子の相対する
    二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、若
    しくは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴とす
    る請求項16に記載のシリコン薄膜。
  18. 【請求項18】基体の表面に対する選択方位が略〈10
    0〉方位である複数の略矩形のシリコン単結晶粒子から
    成り、シリコン単結晶粒子は基体上に格子状に配列さ
    れ、隣接するシリコン単結晶粒子は離間状態にあること
    を特徴とするシリコン単結晶粒子群。
  19. 【請求項19】シリコン単結晶粒子群は、 (イ)基体上に形成された非晶質若しくは多結晶のシリ
    コン層に紫外線ビームをパルス状にて照射し、以て、基
    体上に格子状に配列した略矩形のシリコン単結晶粒子群
    から成り、シリコン単結晶粒子の基体の表面に対する選
    択方位が略〈100〉方位であるシリコン薄膜を形成す
    る工程と、 (ロ)隣接する該シリコン単結晶粒子を離間状態とする
    工程、に基づき形成され、 矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外
    線ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射
    位置の移動量は40μm以下であり、且つ、移動方向に
    沿って測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合
    は0.1乃至5%であることを特徴とする請求項18に
    記載のシリコン単結晶粒子群。
  20. 【請求項20】前記工程(ロ)の隣接するシリコン単結
    晶粒子を離間状態とする工程は、前記工程(イ)におい
    て形成されたシリコン薄膜を酸化し、隣接するシリコン
    単結晶粒子の間に酸化シリコンから成る領域を形成する
    工程から成ることを特徴とする請求項19に記載のシリ
    コン単結晶粒子群。
  21. 【請求項21】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の
    長さは0.05μm以上であることを特徴とする請求項
    19に記載のシリコン単結晶粒子群。
  22. 【請求項22】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜の平均膜厚は1×10-8m乃至1×10-7mで
    あることを特徴とする請求項19に記載のシリコン単結
    晶粒子群。
  23. 【請求項23】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の相対す
    る二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、
    若しくは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴と
    する請求項19に記載のシリコン単結晶粒子群。
  24. 【請求項24】基体は酸化シリコン又は窒化シリコンか
    ら成ることを特徴とする請求項18に記載のシリコン単
    結晶粒子群。
  25. 【請求項25】基体上に形成された非晶質若しくは多結
    晶のシリコン層に紫外線ビームをパルス状にて照射し、
    シリコン単結晶粒子群から成るシリコン薄膜を基体上に
    形成した後、該シリコン薄膜若しくはシリコン単結晶粒
    子にソース・ドレイン領域及びチャネル領域を形成する
    工程を含む半導体装置の製造方法であって、 矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外
    線ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射
    位置の移動量を40μm以下とし、且つ、移動方向に沿
    って測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合を
    0.1乃至5%とし、 以て、基体上に格子状に配列した略矩形のシリコン単結
    晶粒子群から成り、シリコン単結晶粒子の基体の表面に
    対する選択方位が略〈100〉方位であるシリコン薄膜
    を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  26. 【請求項26】略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の長
    さは0.05μm以上であることを特徴とする請求項2
    5に記載の半導体装置の製造方法。
  27. 【請求項27】シリコン薄膜の平均膜厚は1×10-8
    乃至1×10-7mであることを特徴とする請求項25に
    記載の半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】基体は、基板上に形成された酸化シリコ
    ン又は窒化シリコンから成ることを特徴とする請求項2
    5に記載の半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】略矩形のシリコン単結晶粒子の相対する
    二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、若
    しくは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴とす
    る請求項25に記載の半導体装置の製造方法。
  30. 【請求項30】(イ)トンネル酸化膜上に形成された非
    晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫外線ビームをパル
    ス状にて照射し、以て、トンネル酸化膜上に格子状に配
    列した略矩形のシリコン単結晶粒子群から成り、シリコ
    ン単結晶粒子のトンネル酸化膜の表面に対する選択方位
    が略〈100〉方位であるシリコン薄膜を形成する工程
    と、 (ロ)隣接する該シリコン単結晶粒子を離間状態とし、
    以て、シリコン単結晶粒子群から成るフローティングゲ
    ートを形成する工程、を含むフラッシュメモリセルの製
    造方法であって、 矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外
    線ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射
    位置の移動量を40μm以下とし、且つ、移動方向に沿
    って測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合を
    0.1乃至5%とすることを特徴とするフラッシュメモ
    リセルの製造方法。
  31. 【請求項31】前記工程(ロ)の隣接するシリコン単結
    晶粒子を離間状態とする工程は、前記工程(イ)におい
    て形成されたシリコン薄膜を酸化し、隣接するシリコン
    単結晶粒子の間に酸化シリコンから成る領域を形成する
    工程から成ることを特徴とする請求項30に記載のフラ
    ッシュメモリセルの製造方法。
  32. 【請求項32】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の
    長さは0.05μm以上であることを特徴とする請求項
    30に記載のフラッシュメモリセルの製造方法。
  33. 【請求項33】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜の平均膜厚は1×10-8m乃至1×10-7mで
    あることを特徴とする請求項30に記載のフラッシュメ
    モリセルの製造方法。
  34. 【請求項34】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の相対す
    る二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、
    若しくは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴と
    する請求項30に記載のフラッシュメモリセルの製造方
    法。
  35. 【請求項35】基体上に格子状に配列した略矩形のシリ
    コン単結晶粒子群から成り、シリコン単結晶粒子の基体
    の表面に対する選択方位は略〈100〉方位であるシリ
    コン薄膜、若しくは該シリコン単結晶粒子に形成された
    ソース・ドレイン領域及びチャネル領域を備えて成るこ
    とを特徴とする半導体装置。
  36. 【請求項36】略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の長
    さは0.05μm以上であることを特徴とする請求項3
    5に記載の半導体装置。
  37. 【請求項37】シリコン薄膜の平均膜厚は1×10-8
    乃至1×10-7mであることを特徴とする請求項35に
    記載の半導体装置。
  38. 【請求項38】基体は、基板上に形成された酸化シリコ
    ン又は窒化シリコンから成ることを特徴とする請求項3
    5に記載の半導体装置。
  39. 【請求項39】シリコン単結晶粒子群は、基体上に形成
    された非晶質若しくは多結晶のシリコン層に紫外線ビー
    ムをパルス状にて照射することによって形成され、矩形
    状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外線ビ
    ームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射位置
    の移動量は40μm以下であり、且つ、移動方向に沿っ
    て測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合は
    0.1乃至5%であることを特徴とする請求項35に記
    載の半導体装置。
  40. 【請求項40】略矩形のシリコン単結晶粒子の相対する
    二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、若
    しくは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴とす
    る請求項39に記載の半導体装置。
  41. 【請求項41】半導体装置はボトムゲート型の薄膜トラ
    ンジスタであることを特徴とする請求項35に記載の半
    導体装置。
  42. 【請求項42】トンネル酸化膜上に形成され、そして、
    トンネル酸化膜の表面に対する選択方位が略〈100〉
    方位である複数の略矩形のシリコン単結晶粒子から成る
    フローティングゲートを備えたフラッシュメモリセルで
    あって、 シリコン単結晶粒子はトンネル酸化膜上に格子状に配列
    され、隣接するシリコン単結晶粒子は離間状態にあるこ
    とを特徴とするフラッシュメモリセル。
  43. 【請求項43】複数のシリコン単結晶粒子は、 (イ)トンネル酸化膜上に形成された非晶質若しくは多
    結晶のシリコン層に紫外線ビームをパルス状にて照射
    し、以て、トンネル酸化膜上に格子状に配列した略矩形
    のシリコン単結晶粒子群から成り、シリコン単結晶粒子
    のトンネル酸化膜の表面に対する選択方位が略〈10
    0〉方位であるシリコン薄膜を形成する工程と、 (ロ)隣接する該シリコン単結晶粒子を離間状態とする
    工程、に基づき形成され、 矩形状の紫外線ビームの照射完了から次の矩形状の紫外
    線ビームの照射開始までの間における紫外線ビーム照射
    位置の移動量は40μm以下であり、且つ、移動方向に
    沿って測った紫外線ビームの幅に対する該移動量の割合
    は0.1乃至5%であることを特徴とする請求項42に
    記載のフラッシュメモリセル。
  44. 【請求項44】前記工程(ロ)の隣接するシリコン単結
    晶粒子を離間状態とする工程は、前記工程(イ)におい
    て形成されたシリコン薄膜を酸化し、隣接するシリコン
    単結晶粒子の間に酸化シリコンから成る領域を形成する
    工程から成ることを特徴とする請求項43に記載のフラ
    ッシュメモリセル。
  45. 【請求項45】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の一辺の
    長さは0.05μm以上であることを特徴とする請求項
    43に記載のフラッシュメモリセル。
  46. 【請求項46】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜の平均膜厚は1×10-8m乃至1×10-7mで
    あることを特徴とする請求項43に記載のフラッシュメ
    モリセル。
  47. 【請求項47】前記工程(イ)において形成されたシリ
    コン薄膜における略矩形のシリコン単結晶粒子の相対す
    る二辺は、紫外線ビーム照射位置の移動方向と略平行、
    若しくは移動方向と略45度の角度を成すことを特徴と
    する請求項43に記載のフラッシュメモリセル。
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