JPH1041116A - R−t−m−n系永久磁石粉末および異方性ボンド磁石の製造方法 - Google Patents

R−t−m−n系永久磁石粉末および異方性ボンド磁石の製造方法

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JPH1041116A
JPH1041116A JP8212006A JP21200696A JPH1041116A JP H1041116 A JPH1041116 A JP H1041116A JP 8212006 A JP8212006 A JP 8212006A JP 21200696 A JP21200696 A JP 21200696A JP H1041116 A JPH1041116 A JP H1041116A
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pulverized powder
finely pulverized
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pulverized
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JP8212006A
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Akira Makita
顕 槇田
Satoru Hirozawa
哲 広沢
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Hitachi Metals Ltd
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Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 R−T−M−N系ボンド磁石の製造方法にお
いて、工程中の熱履歴及び応力を受けたときの保磁力の
低下が少なく、磁気特性のすぐれたR−T−M−N系異
方性ボンド磁石用の永久磁石粉末の製造方法の提供。 【解決手段】 特定組成のR−T−M系粉末(R:Yを
含む希土類元素の少なくとも1種で、かつPrまたはN
dの1種または2種を50at%以上含有、T:Feま
たはFeの一部を30%以下のCoで置換、M:Ti、
V、Mo少なくとも1種含有)を、N2とH2の混合ガス
中で窒化処理し、得られたR−T−M−N系粗粉砕粉を
そのまま、あるいは、潤滑剤を添加後微粉砕し、該微粉
砕粉の表面に特定量のZnをコーティングした後、熱処
理し、さらに樹脂と混合し磁界中で成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、永久磁石粉末を
樹脂と混合して磁界中で成形し、各種モーター、アクチ
ュエーター等の磁気回路を構成するR−T−M−N系異
方性ボンド磁石に用いる永久磁石粉末の磁気特性の安定
性の改良に係り、窒化したThMn12型構造を有する化
合物からなる粗粉砕粉を、ジェットミル粉砕にて微粉砕
し、かつ粉末表面にZnを被覆して改質し、さらに熱処
理後、微粉末の形態で得ることにより、バインダー樹脂
の混合時や成形時に保磁力iHcを低下させることなく
異方性ボンド磁石を得るR−T−M−N系永久磁石粉末
およびR−T−M−N系異方性ボンド磁石の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】Th2Zn17構造を持つSm2Fe17合金
は、窒素を格子間に侵入させることによりTcが絶対温
度で2倍近く高くなり、このSm2Fe17x窒素侵入型
化合物(xはSm2Fe17xのxの値、以下同様)のT
cは、Nd2Fe14B化合物のTcよりも160℃も高
く、また、Nd2Fe14B化合物を上回る異方性磁界が
得られることが報告されている(J.Magn.Mag
n.Mat.87(1990)L251.)。
【0003】このSm2Fe17x窒素侵入型化合物を用
いた永久磁石の製造方法としては、Sm2Fe17x合金
粉末をアンモニアと水素の混合ガス中で加熱保持して窒
化処理を行った後冷却し、ボールミルを用いて平均粒径
3μm以下に微粉砕し、エポキシ等の熱硬化性樹脂を混
合した後、磁界中でプレス成形し、さらに樹脂を加熱硬
化させる微粉末型異方性ボンド磁石の製造方法が、例え
ば特開平2−257603号に開示されている。
【0004】しかし、このSm2Fe17x窒素侵入型化
合物を用いた永久磁石は、資源的に少ないSmを多く含
有することから比較的高価になる問題があり、資源的に
豊富な他の希土類元素を含有する永久磁石材料が求めら
れている。
【0005】一方、ThMn12型構造を持つRTiFe
11、RV2Fe10、RMo2Fe10などの合金は、窒素を
格子間に侵入させることによりTcが絶対温度で2倍近
く高くなり、このR−T−M−N系窒素侵入型化合物
は、希土類元素Rが資源的に豊富なPrまたはNdの場
合に強い結晶磁気異方性を持つため、Smを含有しない
低コストな永久磁石材料として注目されている。
【0006】出願人は、先に超急冷法、メカニカルアロ
イング法、HDDR法によりThMn12型構造を持つR
TiFe11、RV2Fe10、RMo2Fe10などの合金の
結晶粒径を微細化した後、窒化するR−T−M−N系永
久磁石粉末の製造方法を提案した(特願平5−2440
20号、特願平5−225256号、特願平5−244
019号)。この従来技術で得られる磁石粉末はすべて
結晶方位のバラバラな等方性のものであり、高い磁気特
性が得られない。
【0007】ThMn12型構造を持つ異方性のR−T−
M−N系永久磁石の製造方法としては、平均粒径20μ
m以上のR−T−M−N系化合物粉末の表面に、メッ
キ、蒸着、機械的結合等の方法により、Sn、Zn、P
b、In、Al、Mgの少なくとも1種の金属膜を形成
し、100〜600℃で熱処理を行った後、金属または
樹脂を結合材として磁界中で成形し磁石体を得る希土類
ボンド磁石の製造方法が、例えば特開平5−21217
号に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術ではT
hMn12型構造を持つ平均粒径20μm以上のR−T−
M−N系化合物粉末を出発原料としているが、このよう
な粒径に粉砕したままの粉末は単磁区粒子径よりもはる
かに大きな粒径を有し、しかも表面に酸素を多く含んだ
アモルファス相からなる磁気的にソフトな相が存在する
ために実用的な保磁力を持ち得ない。
【0009】すなわち、ThMn12型構造を持つ平均粒
径20μm以上のR−T−M−N系化合物粉末の保磁力
は0.5kOe以下であり、Znコーティング後の熱処
理によって、コーティング層を構成するZn元素と、磁
石粒子を構成するR、Fe、およびN元素が相互に拡散
して混在部を形成し、もとのR−T−M−N相の表面の
構造が改善されて、初めて実用的な保磁力が得られる
が、Znコーティングのみで熱処理を行わないと、R−
T−M−N相の表面の構造が変化しないので、実用的な
保磁力は得られない。
【0010】Znコーティングと熱処理を施したThM
12型構造を持つ平均粒径20μm以上のR−T−M−
N系化合物粉末を樹脂と混合してボンド磁石を製造する
際に、粉末は、圧縮成形の場合には成形工程で強い圧縮
応力を、また、射出成形の場合には樹脂混練工程で強い
剪断応力を受ける。このため、粉末は容易に粒内破壊を
起こし、Znのコーティングされていない新しい破断面
(以下これを新生破面と呼ぶ)が露出される。
【0011】新生破面の表面には直ちに酸素を多く含む
アモルファス相が形成されるが、この表面状態はZnコ
ーティングを行う前と同じなので保磁力が実用レベルか
ら低下する。また、この新生破面が100℃以上の熱履
歴を受けるとさらに保磁力が低下する。
【0012】新生破面が発生する工程ではすでに樹脂が
混合されているので、新生破面に再度Znをコーティン
グして修復を計ることは困難である。たとえZnのコー
ティングができたとしても、Znの拡散が容易な高温で
熱処理すると樹脂が分解してしまい、ボンド磁石が製造
できない。
【0013】また、ThMn12型構造を持つ平均粒径2
0μm以上のR−T−M−N系化合物粉末は、新生破面
が露出するに至らなくても、前述のボンド磁石の製造工
程における圧縮応力、または、剪断応力を受けて大きく
歪む。この際に、Zn相とR−T−M−N相では弾性定
数が異なるため、両者の界面が剥離したり、界面構造の
不整合が生じたりして、保磁力が低下する可能性もある
と推定される。
【0014】さらに、従来技術における熱処理工程で形
成される混在部は、Zn7Fe3やZn9Fe1などの非磁
性の金属間化合物を含有し、このことが磁石粉末の保磁
力の向上をもたらしているが、磁石粉末中の磁性を担う
Fe原子が非磁性化されるために、磁化が減少してしま
うという問題点もあった。
【0015】以上述べたように、好ましい平均粒径20
μm以上のR−T−M−N系化合物粉末を出発原料とし
て、Znコーティング、および熱処理を施した従来技術
による磁石粉末は、樹脂と混合してボンド磁石を製造す
る工程において受ける応力を原因とする保磁力の低下を
免れ得ず、また、磁化が低いという問題点があった。
【0016】この問題の解決方法として、発明者らは、
ThMn12型構造を有するR−T−M−N系化合物を平
均粒径1〜5μmに微粉砕したものを出発原料とすれ
ば、Znコーティング、および熱処理を施さずとも3k
Oe以上の実用的な保磁力が得られ、しかも、前述のボ
ンド磁石を製造する工程において受ける応力を原因とす
る保磁力の低下を免れることを知見した。
【0017】しかし、平均粒径1〜5μmに粉砕したT
hMn12型構造を有するR−T−M−N系化合物の微粉
末は、Sm2Fe17xの微粉末と同様に100℃以上に
加熱すると保磁力が低下し、例えば、NdV2Fe10x
の微粉砕粉を120℃の大気中で1時間加熱すると、i
Hcが約50%低下する。この保磁力の低下は、加熱の
雰囲気を不活性ガスにしても起こる。
【0018】Sm2Fe17xの微粉砕粉の表面には、厚
さが約10nmの酸素を多く含んだアモルファス相が存
在することが知られており、このアモルファス相とSm
2Fe17x相の界面の構造が該微粉砕粉の保磁力を決定
すると考えられている(Journal of All
oys and Compounds,193(199
3)p.235)。R−T−M−N系化合物の微粉砕粉
の表面にも同様の酸素の多いアモルファス相が存在する
と考えられ、また、前述の保磁力の低下は、アモルファ
ス相とR−T−M−N相の界面の構造が変化したためと
推定される。
【0019】ところで、R−T−M−N系化合物の微粉
砕粉から異方性ボンド磁石を製造するには、圧縮成形ボ
ンド磁石の場合は、該微粉砕粉にエポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂を混合し、磁界中で成形した後、約150℃に
加熱して樹脂を硬化させる。また、射出成形ボンド磁石
の場合は、該微粉砕粉とナイロン等の熱可塑性樹脂を2
00〜300℃で混練してコンパウンドを製造し、さら
にコンパウンドを200〜300℃に加熱しながら磁界
中で射出成形する。いずれの場合も、該微粉砕粉が10
0℃以上の熱履歴を受ける工程が含まれており、前述の
保磁力の低下が避けられない。
【0020】この保磁力の低下を防止するために、該微
粉砕粉の表面にシランカップリング剤による表面処理を
施す永久磁石粉末の製造方法が、例えば特開平6−20
814号に開示されている。この従来技術では、前述の
酸素を多く含んだアモルファス相の表面にカップリング
処理がなされるため、アモルファス相とR−T−M−N
相の界面の構造は何ら改善されず、保磁力の低下に対し
て充分な防止効果が現れない。
【0021】この発明は、ThMn12型構造を持つ平均
粒径1〜5μmのR−T−M−N系化合物粉末を出発原
料とし、Znの薄いコーティング層を有し、100〜3
00℃の熱履歴を受けても保磁力が低下せず、また、樹
脂との混練時や、成形時に強い応力を受けても保磁力が
低下せず、微粉砕粉の形状を有する磁化の高いR−T−
M−N系永久磁石粉末を製造する方法を提供し、さら
に、磁気特性の安定性にすぐれたR−T−M−N系異方
性ボンド磁石を製造する方法の提供を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】発明者らは、平均粒径1
〜5μmに微粉砕したThMn12型構造を有するR−T
−M−N系化合物の微粉砕粉を100℃以上に加熱する
と保磁力が半減してしまうが、該微粉砕粉の表面に、微
粉末の表面積1m2当たり1〜500mgのZnをコー
ティングした後、熱処理を行うと磁化を大きく低下させ
ることなく、また、微粉砕粉の形状を保ったまま、加熱
時の保磁力の低下を防止できることを知見した。
【0023】また、発明者らは、上記の平均粒径1〜5
μmのR−T−M−N系化合物の微粉砕粉を製造する際
に、微粉砕前の粗粉砕粉に潤滑剤を添加し、不活性ガス
中でジェットミル粉砕すると、Znコーティング後の熱
処理における微粉末表面でのZnの拡散がスムーズに行
われ、より優れた耐熱性をもつ磁石粉末が得られること
を知見した。
【0024】さらにまた、発明者らは、上記の方法で得
られた、Znコーティングと熱処理を施した微粉砕粉に
樹脂を混合し樹脂ボンド磁石を作製すると、Znコーテ
ィングを行わない平均粒径1〜5μmの微粉砕粉から作
製した樹脂ボンド磁石に比べて、工程中の熱履歴による
保磁力の低下が少なく、また、従来技術で得られた平均
粒径20μm以上のR−T−M−N系化合物粉末を出発
原料とする、Znコーティング、および熱処理を行った
磁石粉末から作製した樹脂ボンド磁石に比べて磁石粉末
の粒径が小さいために、工程中に受ける応力を原因とす
る保磁力の低下が少なく、また、必要なZn量が少なく
てすむため優れた磁気特性を持つボンド磁石が得られる
ことを知見し、この発明を完成した。
【0025】すなわち、この発明は、次の工程からなる
R−T−M−N系永久磁石粉末の製造方法であり、ま
た、得られた永久磁石粉末と樹脂を混合し、磁界中で成
形することを特徴とするR−T−N系異方性ボンド磁石
の製造方法である。 1)R 7.0〜9.0at%(R:Yを含む希土類元
素の少なくとも1種で、かつPrまたはNdの1種また
は2種を50%以上含有)、T 74.0〜89.5a
t%(T:FeあるいはFeの一部を30%以下のCo
で置換)、M 3.5〜16.0at%(M:Ti、
V、Moの少なくとも1種含有)の組成の粒径が150
μm以下の少なくとも90vol%以上がThMn12
構造を有する化合物からなる粗粉砕粉を得る、 2)前記粗粉砕粉を、圧力0.2〜10atm、H2
モル比は1〜95%、残部N2からなるN2とH2の混合
ガス中で、350〜550℃に5〜50時間加熱保持し
た後冷却し、R 6.5〜8.5at%、T 65.0
〜85.0at%、M 3.3〜15.0at%、N
5.5〜12.0at%を含有し、主としてThMn12
型構造を有する粗粉砕粉を得る、 3)不活性ガス中でジェットミル粉砕機を用いて微粉砕
し、粒径が1〜5μmの粒子が全体の80wt%以上を
占めるような微粉砕粉を得る、 4)次いで、該微粉砕粉の表面にZnを微粉末の表面積
1m2当たり1〜500mgの割合でコーティングす
る、 5)コーティングしたZn含有微粉砕粉を、不活性ガス
中または真空中で300〜450℃で熱処理し、微粉砕
粉の形状を有する永久磁石粉末を得る。
【0026】また、この発明は、上記のR−T−M−N
系永久磁石粉末の製造方法において、R 6.5〜8.
5at%、T 65.0〜85.0at%、M 3.3
〜15.0at%、N 5.5〜12.0at%を含有
し、主としてThMn12型構造を有する粗粉砕粉を得た
後、該粗粉砕粉に少なくとも1種の潤滑剤を重量比で
0.1〜5.0wt%になるように添加混合し、その後
に不活性ガス中でジェットミル粉砕機を用いて微粉砕す
るR−T−M−N系永久磁石粉末の製造方法を併せて提
案する。
【0027】さらに、この発明は、前記製造方法で得ら
れたR−T−M−N系永久磁石粉末と樹脂を混合し、磁
界中で成形してR−T−M−N系異方性ボンド磁石を得
る製造方法を併せて提案する。
【0028】
【発明の実施の形態】
組成の限定理由 この発明に使用する粗粉砕粉および微粉砕粉の組成にお
いて、希土類元素RはY、La、Ce、Pr、Nd、S
m、Gd、Tb、Ho、Er、Tm、Luが包含され、
これらのうち少なくとも1種以上で、且つPr又はNd
の1種または2種をRの50at%以上含有する。希土
類元素Rの50at%以上をPrまたはNdとするの
は、50at%未満では十分な保磁力が得られないため
である。窒化処理前の粗粉砕粉の成分Rは、7.0at
%未満ではα−Feの析出により保磁力が低下し、また
9.0at%を超えるとRFe3相などが析出して磁化
が低下するため、7.0〜9.0at%とする。
【0029】Tは鉄属元素で、Fe、Coを含有する。
FeをTの70%以上含有することが重要である。すな
わち、T中のFeが70%未満では十分な磁化が得られ
ず好ましくない。なお、CoをTの30%以下添加する
ことは、キュリー温度が上昇し、磁化と異方性磁界が若
干向上するので好ましい。Coの添加量がTの30%を
超えることは、後工程の窒化処理における窒化量の低下
を招くので好ましくない。したがって、T中のCoの置
換率は30%以下とする。
【0030】窒化処理前の粗粉砕粉の成分Tは、74.
0at%未満ではRFe3相などが析出して磁化が低下
し、89.5at%を超えるとα−Feの析出により保
磁力が低下するため、74.0〜89.5at%とす
る。
【0031】また、窒化処理後の粗粉砕粉の窒素量N
は、5.5at%未満では結晶磁気異方性が弱いために
高保磁力が得られず、また、12.0at%を超えると
ThMn12型構造が不安定となり、母相がRNやα‐F
eに分解して好ましくないため、5.5〜12.0at
%とする。
【0032】窒化処理後の粗粉砕粉の成分R、およびT
の組成は、窒化処理前に比べて低下する。これは、新た
な成分Nを含有することにより組成比が下がるためであ
る。すなわち、窒化処理後のR、およびTの組成は、そ
れぞれR 6.5〜8.5at%、T 65.0〜8
5.0at%とする。
【0033】製造条件の限定理由 この発明において、所定の組成を持つ粗粉砕粉を製造す
るには、鋳塊粉砕法、還元拡散法、アトマイズ法等の公
知の技術を適宜選択すればよい。
【0034】この発明において、少なくとも90vol
%以上がThMn12型構造を有する化合物からなる粗粉
砕粉に限定した理由は、該化合物が90vol%未満で
あると、磁気特性が低下する。より具体的には、混在す
る第2相がα‐Fe相の場合は保磁力が低下し、Rリッ
チ相の場合は磁化が低下するため、ThMn12型化合物
の存在比を90vol%以上とした。体積比で90%以
上のThMn12型化合物を有する粗粉砕粉を得るために
は、鋳塊粉砕法の場合には、鋳造まま鋳塊を900〜1
200℃の温度で1時間以上焼鈍するか、造塊工程で鋳
塊の冷却速度を制御するなど、適宜選択できる。
【0035】還元拡散法の場合には、R23、鉄粉、成
分Mの粉末、およびCaを所定の比率で配合し、使用す
る鉄粉の粒径に応じて、ThMn12型化合物の合成に十
分な温度と時間で還元拡散処理を行った後、CaOを水
洗除去し、必要に応じて粉砕、整粒することにより、少
なくとも90vol%以上がThMn12型構造を有する
化合物からなる粗粉砕粉を得ることができる。
【0036】この発明において、粗粉砕粉の粒径を15
0μm以下に限定した理由は、150μmを超えると、
窒化処理において窒素の拡散経路が長いため、短時間で
粗粉砕粉の中心まで均一に窒化することが困難となるか
らである。粗粉砕の方法は、従来の機械的な粉砕方法の
ほか、H2吸蔵粉砕法で粗粉砕してもよく、また、これ
らの粉砕方法と不活性ガス中のジェットミル粉砕を組み
合わせる方法も好ましい。
【0037】この発明において、粗粉砕粉を窒化処理す
る場合、まず粗粉砕粉を耐熱容器に充填し、次に該粗粉
砕粉を耐熱容器ごとヒーターを内蔵した圧力容器内に装
入することが望ましい。耐熱容器は、N2ガスとの反応
性が低く窒化処理温度で変形しないものが望ましく、具
体的にはステンレス鋼、あるいはシリカなどのセラミッ
クスを用いる。
【0038】耐熱容器中の粗粉砕粉の充填深さは、あま
り深くするとN2ガスとの真空置換がスムーズに行え
ず、また、窒素との反応熱のために粉体が発熱し窒化処
理温度が変化してしまうといった弊害が生ずるため、l
cm以下にするのが望ましい。粗粉砕粉の充填深さをl
cm以下にする方法は、耐熱容器を二重にし、内側に高
さの低い容器を多数積み重ねる方法、あるいは、耐熱容
器の内部に多数の段を設ける方法などが適宜選定でき
る。
【0039】この発明において、内熱型加熱炉に用いる
内部ヒーターの材質はN2ガスとの反応性の低いものが
望ましく、具体的にはMo、Ptなどが用いられる。ヒ
ーターの形状は、被処理物を充填した耐熱容器を取り囲
むような籠状のもの、あるいは、耐熱容器の底部に接す
るプレート状のものが用いられ、また、両者を同時に用
いてもよい。
【0040】窒化処理時のN2とH2の混合ガスの圧力
は、0.2atm未満では窒化反応が遅く、10atm
を超えると処理設備が大きくなりすぎ工業生産コスト的
に好ましくないので、0.2〜10atmに限定する。
【0041】窒化処理に用いるN2とH2の混合ガス中の
2のモル比は、1%未満では窒化の反応速度が遅く、
また95%を超えると窒素分圧が低すぎてやはり窒化の
反応速度が遅くなるので、1〜95%とする。
【0042】窒化処理時の温度を350〜550℃に限
定した理由は、350℃未満では窒化が進行せず、55
0℃を超えるとR−T−M化合物がRNとα−Feに分
解し、磁気特性の劣化を招来するためである。また、窒
化処理時の保持時間は、5時間未満では充分な窒化が進
行せず、また、50時間を超えると分解が起こり、磁気
特性の劣化を招来するため、5〜50時間とする。
【0043】この発明において、潤滑剤をジェットミル
粉砕の前に添加することは、ジェットミル時の粉砕能率
と歩留まりが向上するために好ましい。また、潤滑剤は
ジェットミル粉砕時の強力な撹拌作用により微粉砕粉の
表面に均一に分散されるが、この潤滑剤はZnコーティ
ング後の熱処理時に先に溶けてフラックスの働きをする
ため、コーティングされたZnの拡散がスムーズに行わ
れ、微粉末の表面全体にZnが行き渡り、耐熱性の優れ
た磁石粉末が得られる。コーティング材料であるZnを
含むステアリン酸Znでは特にこの効果が大きいので好
ましい。
【0044】この発明において、潤滑剤の添加量を重量
比で0.1〜5.0wt%に限定した理由は、0.1w
t%未満では添加量が少なすぎて磁化の向上効果がな
く、5.0wt%を超えると磁界中での配向性の向上効
果が飽和してしまい、むしろ非磁性の添加物が増加して
磁化が下がるため、0.1〜5.0wt%とする。
【0045】また、添加する潤滑剤の種類は、ステアリ
ン酸Zn、ステアリン酸Caなどの固形のもの、あるい
は脂肪酸エステルなどを液状にしたものの何れでもよ
く、また、両者を併用してもよい。潤滑剤の添加方法
は、そのままで、あるいは、シクロヘキサンなどの溶媒
に溶解した状態でR−T−M−N粗粉砕粉に添加し、ロ
ッキングミキサーなどを用いて均一混合することが望ま
しい。
【0046】この発明において、粗粉砕粉を不活性ガス
中でジェットミル粉砕機を用いて微粉砕するときの平均
粒径は3μm以下が望ましい。また、微粉砕粉の粒度分
布は、粒径が5μmを超える粒子が増えると保磁力、お
よび滅磁曲線の角型性が低下し、粒径が1μm未満の粒
子が増えると磁化が低下するため、微粒子全体のうち粒
径が1〜5μmのものの占める割合が80wt%以上に
なるように粉砕するのが望ましい。
【0047】このような粒度分布は、気流分級機を備え
たジェットミル粉砕機を用いて、分級点を制御すること
によって得られる。ジェットミル粉砕に用いる不活性ガ
スはN2、Arの何れでもよく、粉砕効率の向上、およ
び粉砕機の配管内壁への粉末の付着防止のために5vo
l%以下のO2を混合することが望ましい。
【0048】この発明において得られる微粉砕粉は粒径
が1〜5μmと細かいため、Znコーティングや熱処理
を行わなくてもすでにボンド磁石用の粉末として充分な
保磁力を有している。また、3μmの平均粒径というの
は、一般のジェットミル粉砕機で金属系材料を粉砕する
ときの限界の粒径に近く、これ以上細かく粉砕しようと
すると必要とされる機械的エネルギーが飛躍的に増大す
る。従って、このような微粉砕粉に樹脂を混練したり、
成形したりして強い応力を加えても、粒内破壊による新
生破面はほとんど生じない。これが、平均粒径20μm
以上のR−T−M−N系化合物粉末を出発原料とする従
来技術と大きく異なる点である。
【0049】この発明において、Znをコーティングす
る目的は微粉末の表面改質であるから、Znのコーティ
ング量を表示するには、磁石粉末中に占めるZnの重量
比ではなく、磁石粉末の単位表面積をコーティングして
いるZnの重量を用いるのが適切である。実際の微粉砕
粉の表面積を求める方法は、BET法や、粒度分布を測
定して計算で求める方法など、適宜選択できる。
【0050】また、Znのコーティング量を微粉末の表
面積1m2当たり1〜500mgに限定した理由は、1
mg未満だとR−T−M−N微粉砕粉の表面全体に拡散
するのに充分でないため、保磁力低下の防止効果がなく
なり、また、500mgを越えると非磁性相の割合が増
えて磁化が著しく低下するため、Znの量は微粉末の表
面積1m2当たり1〜500mgとする。
【0051】R−T−M−N微粉砕粉の表面にZnをコ
ーティングする方法としては、微粉砕粉の形状を保つも
のならば、スパッタリング、真空蒸着などのいずれの公
知技術を用いてもよい。スパッタリング、真空蒸着の場
合のZnのコーティング量は、微粉砕粉の表面積1m2
当たり1〜200mgが好ましい。コーティング中に微
粉砕粉を撹拌する機構を有する装置を用いて、Znの均
一な分散を図ることも好ましい。
【0052】また、微細なR−T−M−N微粉砕粉の表
面にZnを薄くコーティングする方法としてZnの超微
粉を用いることも好ましい。Znの超微粉は、金属Zn
をプラズマ加熱によって気化、凝固することによって製
造される。この発明に用いる場合は、Zn超微粉の粒径
は0.3μm以下が好ましい。
【0053】コーティング方法としては、Zn超微粉と
R−T−M−N微粉砕粉を機械的に混合するか、あるい
は、超微粉生成装置中のZn超微粉が凝固、生成する直
近の位置にR−T−M−N微粉砕粉を分散しながら供給
し、微粉砕粉の表面にZn超微粉を付着させる方法があ
る。後者の方法は、連続的にコーティング処理ができる
ので特に好ましい。Znの超微粉を用いる場合のZnの
コーティング量は、微粉砕粉の表面積1m2当たり10
0〜500mgが好ましい。
【0054】この発明において、Zn含有微粉砕粉の熱
処理温度を300〜450℃に限定した理由は、300
℃未満ではZnの拡散が起こりにくく、保磁力の低下を
防止する効果がなくなり、また、450℃を越えるとR
−T−M−N微粉砕粉の熱分解が進み、磁気特性が低下
するため300〜450℃とする。
【0055】この発明においてコーティングするZnの
量は、微粉砕粉の表面に存在する厚みl0nmの酸素の
多いアモルファス相内を拡散して、R−T−M−N相に
到達するのに充分な量(微粉末の表面積1m2当たり
0.5g以下)であればよく、平均粒径20μm以上の
R−T−M−N粉末を出発原料とする従来技術において
保磁力を実用レベルまで増加させるのに必要な量(好ま
しい実施形態では、粉末表面積1m2当たり3.6g以
上)に比べるとずっと少量で目的の効果が得られる。従
って、この発明では、Znコーティング、熱処理後も出
発原料である平均粒径1〜5μmのR−T−M−N微粉
砕粉が互いに凝集することなく、元の形態をそのまま保
ったままで表面改質を行うことができる。
【0056】また、Znコーティング後、熱処理した微
粉砕粉の表面には、Zn7Fe3やZn9Fe1などの非磁
性の金属間化合物を含有する混在部が形成される必要は
ない。従って、平均粒径20μm以上のR−T−M−N
粉末を出発原料とする従来技術に比べて、熱処理での磁
化の低下が少ない。
【0057】Zn含有微粉砕粉の熱処理の雰囲気は窒素
を含む不活性ガス中、あるいは真空中が好ましい。Zn
は蒸気圧が高いため熱処理中に微粉砕粉の表面に拡散す
る前に雰囲気中に蒸発してしまう恐れがある。このよう
な場合には、熱処理する粉末を密閉容器に収容するか、
別のZn源を加熱するなどして、Znの蒸気圧を高める
工夫を行うことが望ましい。また、Zn含有微粉砕粉の
熱処理時間は特に限定しないが、Znが微粉砕粉表面に
拡散するのに充分な時間だけ熱処理することが好まし
い。熱処理に要する時間は、Zn量、熱処理温度、雰囲
気などの条件によって経験的に決定するのが望ましい。
【0058】この発明において、Znのコーティング処
理と、コーティングした粉末の熱処理を、同一の装置内
で連続的に行うことも好ましい実施形態である。具体的
な実施方法としては、真空蒸着の場合は微粉砕粉を予め
熱処理温度まで加熱保持しながら蒸着を行う、あるい
は、Zn超微粉コーティングの場合は超微粉生成装置の
プラズマ加熱の温度が熱処理温度と一致する位置に微粉
砕粉を供給するなど、適宜選択できる。
【0059】この発明におけるR−T−M−N系ボンド
磁石は、以下に示す圧縮成形、射出成形、押し出し成
形、圧延成形、樹脂含浸法など、公知のいずれの製造方
法であってもよい。圧縮成形の場合は、磁石粉末に熱硬
化性樹脂、カップリング剤、滑剤などを添加混練した
後、磁界中で圧縮成形後加熱し、樹脂を硬化して得られ
る。射出成形、押し出し成形、圧延成形の場合は、磁石
粉末に熱可塑性樹脂、カップリング剤、滑剤などを添加
混練した後、磁界中で射出成形、押し出し成形、圧延成
形のいずれかの方法で成形して得られる。樹脂含浸法に
おいては、磁石粉末を磁界中で圧縮成形後、必要に応じ
て熱処理した後、熱硬化性樹脂を含浸し、加熱して樹脂
を硬化させ得る。あるいは磁石粉末を圧縮成形後、必要
に応じて熱処理した後、熱可塑性樹脂を含浸して得る。
【0060】上述のいずれのボンド磁石の製造方法にお
いても、磁石粉末は微粉砕粉の形態を保持しているた
め、磁界中での配向性がよく、強い応力が加わっても新
生破面が生ずることなく耐熱性が保たれる。また、応力
によって微粉砕粉に歪が生じても、粒径が小さいために
歪量は小さく、さらに、Znコーティング相の厚みも薄
いので剥離や界面の不整合は起こらない。
【0061】この発明において、ボンド磁石中の磁石粉
末の充填率は、前記製造方法により異なるが、70〜9
9.5wt%であり、残部0.5〜30wt%が樹脂そ
の他である。圧縮成形法の場合、磁石粉末の充填率は9
5〜99.5wt%、射出成形法の場合、90〜95w
t%、樹脂含浸法の場合、96〜99.5wt%が好ま
しい。
【0062】この発明において、バインダーとして用い
る合成樹脂は熱硬化性、熱可塑性のいずれでも使用でき
るが、熱的に安定な樹脂が好ましく、例えば、エポキシ
樹脂、ナイロンなどが適宜選択される。
【0063】
【実施例】
実施例1 高周波溶解法によって得られた表1に示す試料No.1
〜7の組成の鋳塊を、1100℃、50時間溶体化処理
して、鋳塊中のThMn12型化合物を95vol%以上
となした後、N2ガス雰囲気中でジョークラッシャーお
よびパワーミルにて粒径150μm以下に粗粉砕し、こ
の粗粉砕粉をH2のモル比が50%、残部N2からなる、
圧力1atmのN2とH2の混合ガス中で、450℃、3
0時間の窒化条件で窒化処理を行った後冷却し、表1に
示す平均組成を有する粗粉砕粉を得た。
【0064】次に、得られたR−T−M−N粗粉砕粉を
気流分級機を有する衝突型ジェットミルを用いて3vo
l%のO2ガスを混合したN2ガス中で、平均粒径が約3
μmになるように微粉砕した。得られた微粉砕粉の粒度
分布を調べたところ、微粒子全体のうち粒径が1〜5μ
mのものの占める割合が85wt%以上であった。ま
た、BET法で測定した微粉砕粉の表面積は1g当たり
0.26m2であった。得られたR−T−M−N微粉砕
粉の保磁力を表2に示す。
【0065】さらに、得られたR−T−M−N微粉砕粉
を5×10-5Torrの真空中で撹拌しながら、微粉砕
粉の表面積1m2当たり、表2に示す量のZnを真空蒸
着した後、3atmのN2ガス中で380℃、12時間
の熱処理を行った。得られた粉体は、微粉砕粉の形態を
保っており、X線回折パターンはThMn12型構造のピ
ークと低いα−Feのピークを示していた。
【0066】得られたZnコーティング、熱処理後の粉
体の保磁力を表2に示す。また、このZnコーティン
グ、熱処理後の粉体を120℃、大気中で100時間放
置した後、室温まで冷却したところ、表2に示すように
保磁力はほとんど低下しなかった。
【0067】比較例1 高周波溶解法によって得られた表1に示す試料No.8
〜9の組成の鋳塊を、1100℃、50時間溶体化処理
して、鋳塊中のThMn12型化合物を95vol%以上
となした後、N2ガス雰囲気中でジョークラッシャーお
よびパワーミルにて粒径150μm以下に粗粉砕し、こ
の粗粉砕粉H2のモル比が50%、残部N2からなる、圧
力1atmのN2とH2の混合ガス中で、450℃、30
時間の窒化条件で窒化処理を行った後冷却し、表1に示
す平均組成を有する粗粉砕粉を得た。
【0068】次に、得られたR−T−M−N粗粉砕粉を
気流分級機を有する衝突型ジェットミルを用いて3vo
l%のO2ガスを混合したN2ガス中で、平均粒径が約3
μmになるように微粉砕した。得られた微粉砕粉の粒度
分布を調べたところ、微粒子全体のうち粒径が1〜5μ
mのものの占める割合が85wt%以上であった。ま
た、BET法で測定した微粉砕粉の表面積は1g当たり
0.26m2であった。得られたR−T−M−N微粉砕
粉の保磁力を表2に示す。
【0069】さらに、得られたR−T−M−N微粉砕粉
を120℃、大気中で100時間放置した後、室温まで
冷却したところ、表2に示すように保磁力は大きく低下
した。
【0070】実施例2 実施例1で得られた表1に示す組成を持つ試料No.2
の窒化後の粗粉砕粉に、ステアリン酸Znを重量比で
0.5wt%になるように添加後、ロッキングミキサー
で均一混合し、気流分級機を有する衝突型ジェットミル
を用いて3vol%のO2ガスを混合したN2ガス中で、
平均粒径が約3μmになるように微粉砕した。得られた
微粉砕粉の粒度分布を調べたところ、微粒子全体のうち
粒径が1〜5μmのものの占める割合が85wt%以上
であった。また、BET法で測定した微粉砕粉の表面積
は1g当たり0.28m2であった。得られたR−T−
M−N微粉砕粉のiHcは3.5kOeであった。
【0071】次に、ジェットミル粉砕後の微粉砕粉を、
プラズマ加熱によるZn超微粉生成装置の内部に分散供
給し、該微粉砕粉の表面に粒径0.1μmのZn超徴粉
を、微粉砕粉の表面積1m2当たり300mgないし4
50mgコーティングした後、3atmのN2ガス中で
380℃、12時間の熱処理を行った。
【0072】得られた粉体は微粉砕粉の形態を保ってお
り、X線回折パターンはThMn12型構造のピークと低
いα−Feのピークを示していた。得られたZnコーテ
ィング、熱処理後の粉体のiHcは、Znコーティング
量が300mg/m2の場合は3.6kOe、Znコー
ティング量が450mg/m2の場合は3.9kOeで
あった。
【0073】その後、この粉体に9.0wt%のナイロ
ン樹脂を混合し、280℃に加熱しながら樹脂を混練
し、冷却後、粉砕してペレット状のコンパウンドを得
た。このコンパウンドを射出成形機に充填し、250℃
に加熱後、10kOeの磁界中で1.5ton/cm2
の圧力で金型中に射出成形し、ボンド磁石を作製した。
Znコーティング量が300mg/m2の場合、得られ
たボンド磁石のiHcは3.5kOe、Brは6.4k
Gであった。また、Znコーティング量が450mg/
2の場合、得られたボンド磁石のiHcは3.8kO
e、Brは6.0kGであった。
【0074】さらに、得られた2種類のボンド磁石を1
20℃、大気中で100時間放置した後、室温まで冷却
した時の磁気特性は、Znコーティング量が300mg
/m2の場合、iHcは3.4kOe、Brは6.3k
Gであった。また、Znコーティング量が450mg/
2の場合、iHcは3.8kOe、Brは6.0kG
であった。
【0075】比較例2 高周波溶解法によって得られた表1に示す試料No.2
の組成の鋳塊を、1100℃、50時間溶体化処理し
て、鋳塊中のThMn12型化合物を95vol%以上と
なした後、N2ガス雰囲気中で平均粒径20μmに粉砕
し、この粉砕粉をH2のモル比が50%、残部N2からな
る、圧力1atmのN2とH2の混合ガス中で、450
℃、30時間の窒化条件で窒化処理を行った後冷却し、
R−T−M−N粉砕粉を得た。BET法で測定した粉砕
粉の表面積は1g当たり0.07m2であった。得られ
たR−T−M−N粉砕粉のiHcは0.2kOeであっ
た。
【0076】次に、得られた平均粒径20μmのR−T
−M−N粉砕粉を、プラズマ加熱によるZn超微粉生成
装置の内部に分散供給し、該微粉砕粉の表面に粒径0.
1μmのZn超微粉を、微粉砕粉の表面積1m2当たり
3gコーティングした後、3atmのN2ガス中で38
0℃、12時間の熱処理を行った。得られた粉体は徴粉
砕粉の形態を保っており、X線回折パターンはThMn
12型構造のピークとZn7Fe3のピーク、および低いα
‐Feのピークを示していた。得られたZnコーティン
グ、熱処理後の粉体のiHcは3.8kOeであった。
【0077】その後、この粉体に9.0wt%のナイロ
ン樹脂を混合し、280℃に加熱しながら樹脂を混練
し、冷却後粉砕してペレット状のコンパウンドを得た。
このコンパウンドを射出成形機に充填し、250℃に加
熱後、10kOeの磁界中で1.5ton/cm2の圧
力で金型中に射出成形し、ボンド磁石を作製した。
【0078】ボンド磁石の表面を研磨して顕微鏡で観察
すると、多くの磁石粒子が混練、成形時に受けた応力に
より粉砕され、細かく分裂しているのが見られた。得ら
れたボンド磁石のiHcは3.3kOe、Brは5.1
kGであった。さらに、得られたボンド磁石を120
℃、大気中で100時間放置した後、室温まで冷却した
ときのiHcは1.2kOe、Brは3.6kGであっ
た。
【0079】実施例3 220gのNd23、450gの電解鉄粉、230gの
Fe−V合金粉末(V50wt%)、100gの粒状の
Caを混合し、蓋付きの容器に入れて、Ar雰囲気中で
900℃、10hの還元拡散処理を行い、NdV2Fe
10とCaOおよびその他の不純物との混合物を得、これ
を純水で洗浄してCaOを除去し、NdV2Fe10化合
物を98vol%以上含有した粗粉約800gを得た。
これをパワーミルにて粒径150μm以下に粗粉砕し、
この粗粉砕粉をH2のモル比が50%、残部N2からな
る、圧力1atmのN2とH2の混合ガス中で、450
℃、30時間の窒化条件で窒化処理を行った後冷却し、
Nd 6.9at%、Fe69.0at%、V 13.
8at%、N 10.3at%の平均組成を有する粗粉
砕粉を得た。
【0080】次に、得られたR−T−M−N粗粉砕粉を
気流分級機を有する衝突型ジェットミルを用いて3vo
l%のO2ガスを混合したN2ガス中で、平均粒径が約3
μmになるように微粉砕した。得られた微粉砕粉の粒度
分布を調べたところ、微粒子全体のうち粒径が1〜5μ
mのものの占める割合が87wt%以上であった。ま
た、BET法で測定した微粉砕粉の表面積は1g当たり
0.27m2であった。得られたR−T−M−N微粉砕
粉のBrは8.3kG、iHcは3.3kOeであっ
た。
【0081】さらに、得られたR−T−M−N微粉砕粉
を5×10-5Torrの真空中で撹拌しながら、微粉砕
粉の表面積1m2当たり、70mgのZnを真空蒸着し
た後、3atmのN2ガス中で380℃、12時間の熱
処理を行った。得られた粉体は微粉砕粉の形態を保って
おり、X線解析パターンはThMn12型構造のピークと
低いα−Feのピークを示していた。得られたZnコー
ティング、熱処理後の粉体のBrは5.8kG、iHc
は3.7kOeであった。また、このZnコーティン
グ、熱処理後の粉体を120℃、大気中で1000時間
放置した後、室温まで冷却したときのBrとiHcは放
置前と同一で、全く低下しなかった。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【発明の効果】この発明によれば、平均粒径1〜5μm
のR−T−M−N微粉砕粉の表面に、微粉末の表面積1
2当たり1〜500mgのZnをコーティングした
後、熱処理を行うことにより、磁化を大きく低下させる
ことなく、微粉砕粉の形状を保ったまま、加熱時の保磁
力の低下を防止でき、また、微粉砕粉を得る際に、微粉
砕前の粗粉砕粉に潤滑剤を添加し、不活性ガス中でジェ
ットミル粉砕すると、Znコーティング後の熱処理にお
ける微粉末表面でのZnの拡散が円滑になり、より優れ
た耐熱性をもつ磁石粉末が得られる。
【0085】また、この発明によれば、上記の方法で得
られた微粉砕粉に樹脂を混合し樹脂ボンド磁石を製造す
ることにより、従来技術で得られた微粉砕粉から作製し
た樹脂ボンド磁石に比べて、工程中の熱履歴による保磁
力の低下が少なく、また、樹脂との混練時や成形時に強
い応力を受けても保磁力が低下せず、優れた磁気特性を
持つボンド磁石が製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 1/08 H01F 1/04 A 41/02 1/08 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成が、R 7.0〜9.0at%
    (R:Yを含む希土類元素の少なくとも1種で、かつP
    rまたはNdの1種又は2種を50%以上含有)、T
    74.0〜89.5at%(T:FeあるいはFeの一
    部を30%以下のCoで置換)、M 3.5〜16.0
    at%(M:Ti,V,Moのうち少なくとも1種含
    有)からなり、粒径が150μm以下の少なくとも90
    vol%以上がThMn12型構造を有する化合物からな
    る粗粉砕粉を、圧力0.2〜10atm、H2のモル比
    は1〜95%、残部N2からなるN2とH2の混合ガス中
    で、350〜550℃に5〜50時間加熱保持した後冷
    却し、R 6.5〜8.5at%、T 65.0〜8
    5.0at%、M 3.3〜15.0at%、N 5.
    5〜12.0at%を含有し、主としてThMn12型構
    造を有する粗粉砕粉を得た後、不活性ガス中でジェット
    ミル粉砕機を用いて微粉砕し、粒径が1〜5μmの粒子
    が全体の80wt%以上を占めるような微粉砕粉を得
    て、次いで、該微粉砕粉の表面にZnを微粉末の表面積
    1m2当たり1〜500mgの割合でコーティングした
    Zn含有微粉砕粉を、不活性ガス中または真空中で30
    0〜450℃で熱処理し、微粉砕粉の形状を有する永久
    磁石粉末を得るR−T−M−N系永久磁石粉末の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、粗粉砕粉は鋳塊を溶
    体化処理後、粗粉砕してなるR−T−M−N系永久磁石
    粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、粗粉砕粉は還元拡散
    法により得られたR−T−M−N系永久磁石粉末の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、R 6.5〜8.5
    at%、T 65.0〜85.0at%、M 3.3〜
    15.0at%、N 5.5〜12.0at%を含有
    し、主としてThMn12型構造を有する粗粉砕粉を得た
    後、該粗粉砕粉に少なくとも1種の潤滑剤を重量比で
    0.1〜5.0wt%になるように添加混合し、その後
    に不活性ガス中でジェットミル粉砕機を用いて微粉砕す
    るR−T−M−N系永久磁石粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項4で得られた永久
    磁石粉末と樹脂を混合し、磁界中で成形するR−T−M
    −N系異方性ボンド磁石の製造方法。
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