JPH1039885A - 楽音再生装置 - Google Patents

楽音再生装置

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JPH1039885A
JPH1039885A JP8213185A JP21318596A JPH1039885A JP H1039885 A JPH1039885 A JP H1039885A JP 8213185 A JP8213185 A JP 8213185A JP 21318596 A JP21318596 A JP 21318596A JP H1039885 A JPH1039885 A JP H1039885A
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music
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Hiroyuki Takada
博之 高田
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラオケ店において、利用時間が残り少なく
なったときに、予約されている曲を少なくとも一部ずつ
でも平等に歌うことができるカラオケ装置を実現する。 【解決手段】 ステップ310および320で読出した
終了時刻データおよび現在時刻データにより残り利用時
間Rを演算し、ステップ340で残り利用時間Rが20
分以下である場合にはステップ350で予約曲の頭出し
時間の最大値データt1および総演奏時間データt2を
読出し、ステップ360および370で全予約曲完奏時
間Tbを演算する。続いてステップ380で全予約曲完
奏時間Tbが20分以上である場合にはステップ400
でCRT12,14に残り時間が20分以下であること
などを表示し、ステップ410で、終了時刻まで予約曲
を頭から演奏するか、曲の一部はカットされるが予約曲
を全曲演奏するかの判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音を再生する
楽音再生装置であって、モニタにカラオケ用の背景映像
および歌詞映像を表示するカラオケ装置として好適なも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラオケ装置としては、モニタに
カラオケ用の背景映像および歌詞映像を表示してカラオ
ケを行うものが知られており、そのようなカラオケ装置
を設置したカラオケ店では、カラオケ装置の利用時間に
応じて使用料金を設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラオケ装
置を設置した部屋を複数備えた、いわゆるカラオケBO
Xでは、1時間当たり歌い放題でいくらかという料金設
定をしている場合が多いため、利用者は、時間内にでき
るだけ多くの曲を歌おうとして、誰かが歌っている間に
予約曲を追加する。しかし、予約曲が多くなると、利用
時間の終了時刻までにどの曲まで歌うことができるか分
からなくなってしまい、結局、終了時刻になったとき
に、歌うことができない者が発生することがある。つま
り、従来のものでは、曲を予約したにもかかわらず、利
用時間が終了したことにより、歌うことができない者が
発生するという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、利用時間の残りが、あ
る時間になった場合に、予約されている曲を少なくとも
曲の一部ずつでも歌うことができるようにすることによ
り、曲を予約した者全員に歌う機会を平等に与えること
ができる楽音再生装置の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、楽曲情報を再
生可能な再生手段と、この再生手段に再生させるべき楽
曲を予約する予約手段とを備えた楽音再生装置におい
て、少なくとも各楽曲情報の再生時間情報を記憶してい
る記憶手段と、前記予約手段により予約されている各楽
曲に対応する各再生時間情報を前記記憶手段から読出す
とともに、総再生時間を演算する総再生時間演算手段
と、本装置の利用時間を設定する利用時間設定手段と、
本装置の使用時間を計時する計時手段と、前記利用時間
設定手段により設定された利用時間と前記計時手段によ
り計時された使用時間とに基づいて残り利用時間を演算
する残り時間演算手段と、前記総再生時間演算手段の演
算した総再生時間と前記残り時間演算手段の演算した残
り利用時間とを比較するとともに、その比較結果を報知
する比較結果報知手段と、を備えているという技術的手
段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生装置において、前記比較結果報知手段に
は、前記比較結果報知手段による比較結果が、前記残り
時間演算手段の演算した残り時間よりも前記総再生時間
演算手段の演算した総再生時間の方が長いものである場
合に、前記予約手段により予約されている楽曲のうち、
前記利用時間内に再生できない楽曲を報知する楽曲報知
手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の楽音再生装置において、前記比較結
果報知手段による比較結果が、前記残り時間演算手段の
演算した残り時間よりも前記総再生時間演算手段の演算
した総再生時間の方が長いものである場合に、前記総再
生時間演算手段により演算された総再生時間が、前記残
りの利用時間以下となるように、前記予約手段により予
約された楽曲に対応する楽曲情報の所定部分の再生を禁
止する再生禁止手段が備えられたという技術的手段を採
用する。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の楽音再生装置において、前記再生禁止手段には、前
記再生の禁止された所定部分を除いた楽曲情報の再生時
間が、前記残りの利用時間以下であるという演算結果に
なるまで、前記再生を禁止する新たな所定部分の楽曲情
報を順次追加してゆく再生禁止部分追加手段が備えられ
たという技術的手段を採用する。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項3また
は請求項4に記載の楽音再生装置において、前記再生禁
止手段には、前記再生禁止部分を表示する再生禁止部分
表示手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記比較結果報知手段による比較の結果が、前記残
り時間演算手段の演算した残り時間よりも前記総再生時
間演算手段の演算した総再生時間の方が長いものである
場合に、前記予約手段による楽曲の新たな予約を禁止す
る予約禁止手段が備えられたという技術的手段を採用す
る。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記比較結果報知手段が機能を開始する時間を設定
する機能開始時間設定手段が備えられたという技術的手
段を採用する。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項1ない
し請求項7のいずれか1つに記載の楽音再生装置におい
て、前記楽曲情報を通信回線を介して受信する楽曲情報
受信手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0013】
【作用】請求項1ないし請求項8に記載の発明では、総
再生時間演算手段は、少なくとも各楽曲情報の再生時間
情報を記憶している記憶手段から、予約手段により予約
されている各楽曲に対応する各再生時間情報を読出すと
ともに、総再生時間を演算する。また、残り時間演算手
段は、利用時間設定手段により設定された利用時間と計
時手段により計時された使用時間とに基づいて残り利用
時間を演算する。そして、比較結果報知手段は、総再生
時間演算手段の演算した総再生時間と残り時間演算手段
の演算した残り利用時間とを比較するとともに、その比
較結果を報知する。したがって、上記報知された比較結
果を知ることにより、予約された楽曲を残り利用時間内
に再生できるか否かを判断することができる。
【0014】特に、請求項2に記載の発明では、上記比
較結果報知手段には、比較結果報知手段による比較結果
が、残り時間演算手段の演算した残り時間よりも総再生
時間演算手段の演算した総再生時間の方が長いものであ
る場合に、予約手段により予約されている楽曲のうち、
利用時間内に再生できない楽曲を報知する楽曲報知手段
が備えられている。したがって、上記利用時間内に再生
できない楽曲を知ることにより、その再生できない楽曲
を予約した者を知ることができる。これにより、再生を
あきらめる楽曲の決定、もしくは、残り時間内に再生す
る予約をしている者が、上記利用時間内に再生できない
と分かった者に楽曲の再生を譲るなど、残り利用時間の
使い方を決めることができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明では、上記比
較結果報知手段による比較結果が、残り時間演算手段の
演算した残り時間よりも総再生時間演算手段の演算した
総再生時間の方が長いものである場合に、総再生時間演
算手段により演算された総再生時間が、残りの利用時間
以下となるように、予約手段により予約された楽曲に対
応する楽曲情報の所定部分の再生を禁止する再生禁止手
段が備えられている。つまり、再生を禁止された所定部
分を除く部分を残り利用時間内に再生することができ
る。これにより、たとえば、後述する発明の実施の形態
に記載するように、予約者全員が自分の予約した曲の一
部を歌うことができるため、一部の者が歌えないことに
よる不満を持つという事態を避けることができる。
【0016】請求項4に記載の発明では、上記再生禁止
手段には、再生の禁止された所定部分を除いた楽曲情報
の再生時間が、残りの利用時間以下であるという演算結
果になるまで、再生を禁止する新たな所定部分の楽曲情
報を順次追加してゆく再生禁止部分追加手段が備えられ
ている。つまり、たとえば、後述する発明の実施の形態
に記載するように、残り利用時間内に予約曲を完奏する
ことができない場合には、まず、予約曲の後奏部分をカ
ットすれば利用時間内に収まるかを判定し、以降、カッ
トする部分を3番目の歌以降、2番目の歌というよう
に、カットする優先順位に従ってカットする部分を順次
追加してゆくことができる。したがって、なるべく歌の
中の重要部分を歌うことができるため、曲の頭から歌っ
て途中で中断されるよりも、歌い手の満足感を高めるこ
とができる。
【0017】請求項5に記載の発明では、上記再生禁止
手段には、上記再生禁止部分を表示する再生禁止部分表
示手段が備えられているため、再生が禁止された部分を
知ることができる。つまり、たとえば、後述する発明の
実施の形態に記載するように、残り利用時間が少ないこ
とにより、曲の後奏部分がカットされるのか、または、
3番目の歌以降がカットされるのかなどがCRTに表示
されるため、カットされる具体的な部分を知ることがで
きる。
【0018】請求項6に記載の発明では、上記比較結果
報知手段による比較の結果が、残り時間演算手段の演算
した残り時間よりも総再生時間演算手段の演算した総再
生時間の方が長いものである場合に、予約手段による楽
曲の新たな予約を禁止する予約禁止手段が備えられてい
る。したがって、残り利用時間が少ない場合に新たな楽
曲の予約を禁止することにより、残り利用時間内に再生
できない楽曲の増加を防止することができる。つまり、
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するよう
に、まだ、利用時間内に歌えるつもりで予約したにもか
かわらず、残り利用時間が少ないことにより、歌うこと
ができなくなる者が出現するのを防止することができ
る。
【0019】請求項7に記載の発明では、上記比較結果
報知手段が機能を開始する時間を設定する機能開始時間
設定手段が備えられているため、上記比較結果が報知さ
れる時間、もしくは、上記再生禁止手段が実行される時
間を設定することができる。つまり、たとえば、後述す
る発明の実施の形態に記載するように、予約されている
曲を全曲演奏するのか、もしくは、ある部分をカットし
て演奏するかなどの演奏制御を開始する時間を任意に設
定することができる。
【0020】上記請求項1ないし請求項7のいずれか1
つに記載の技術的手段は、請求項8に記載の発明のよう
に、通信回線を介して前記楽曲情報を受信する楽曲情報
受信手段が備えられた楽音再生装置に用いることにより
特に効果がある。つまり、たとえば、後述する発明の実
施の形態に記載するように、いわゆる通信カラオケ装置
は、楽曲情報の記録された複数の記録媒体を再生するカ
ラオケ装置と比べて選曲から再生までの時間が短いた
め、利用時間内により多くの歌を歌うことができ、曲の
予約数も多くなることから、残り利用時間内に歌うこと
ができる曲の数を把握し難く、利用時間内に歌えなくな
る者が出るおそれがある。しかし、上記各技術的手段を
用いることにより、残り利用時間内で予約された曲を部
分的ではあっても可能な限り全部再生することが可能と
なるため、利用時間内に歌えなくなる者の出現を防止す
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
実施形態では、楽音再生装置として、通信回線を利用し
て曲が提供される、いわゆる通信カラオケ装置を代表に
説明する。まず、本実施形態の通信カラオケ装置の主要
構成について、その外観を示す図1を参照して説明す
る。
【0022】図1に示すように、カラオケ装置10に
は、カラオケ用のタイトル映像、背景映像および歌詞を
示す歌詞映像とを表示するCRTモニタ(以下、CRT
と略称する)12と、歌い手のモニタ用のCRT14と
が備えられている。また、カラオケ装置10を利用する
時間の残り時間(以下、残り利用時間と略称する)と予
約された曲の全完奏時間とを比較して、残り利用時間内
に予約された曲を全曲演奏できるのか、もしくは、曲の
ある部分をカットしなければ全予約曲を演奏できないか
などを演算し、この演算結果に基づいて利用者が設定し
た演奏モードに従って残り利用時間内において予約曲を
演奏させる制御(以下、予約曲演奏制御と略称する)を
行う制御装置20が備えられている。
【0023】また、制御装置20は、電話回線31を介
しての楽曲情報たる曲データの蓄積、選曲、曲の予約な
どの制御、マイク91,92から入力される音声と楽曲
たるカラオケ曲とのミキシング、音声とカラオケ曲との
音量バランス、エコー調整、ディレイ調整、音程の変更
(キーチェンジ)などの音声制御、ならびに、CRT1
2,14に表示される映像の切替え、合成、分割などの
映像制御などの各種制御を行う。
【0024】さらに、カラオケ装置10には、制御装置
20から出力される音声信号の増幅、高音、低音の制御
(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、この
アンプ16から出力される音声信号を音として再生する
1組のスピーカ90,90と、天井用の1組のスピーカ
93,93と、制御装置20を遠隔操作する送信器60
とが備えられている。
【0025】次に、制御装置20の装備について図2を
参照して説明する。図2(a)は、制御装置の前面パネ
ルの説明図、同図(b)は、制御装置の背面パネルの説
明図である。図2(a)に示すように、制御装置20の
前面パネルには、マイク81,82から入力される音声
とカラオケ曲との音量のバランス調整を行うためのバラ
ンス調整つまみ21と、エコーのかかり具合を調整する
ためのエコー調整つまみ22と、ディレイのかかり具合
を調整するためのディレイ調整つまみ23とが設けられ
ている。さらに、送信器60から送信される光信号を受
光するための受光部24と、選曲された曲の曲番号を表
示する曲番号表示体25と、変更されたキーの位置を表
示するキー表示部26と、マイク81,82のジャック
を差し込むマイク端子27,28とが設けられている。
【0026】一方、図2(b)に示すように、制御装置
20の背面パネルには、ホストコンピュータ84(図4
参照)から配信される曲データを受信する電話回線31
を接続する通信端子32が設けられており、この通信端
子32の右方には、CRT12の映像入力端子(図示省
略)と接続される映像出力端子34と、CRT14の映
像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子35
とが設けられている。また、背面パネルの左端には、ア
ンプ16の音声入力端子(図示省略)と接続される音声
出力端子36が設けられている。
【0027】次に、送信器60の構成について、それを
示す図3を参照して説明する。送信器60の右上には、
制御装置20の電源をON、OFFする電源ボタン61
が設けられており、その下には、選曲番号などを表示す
る液晶ディスプレイ62が設けられている。この液晶デ
ィスプレイ62の下には、スピーカ80,80、スピー
カ83,83から出る音の音量を調整する音量調整ボタ
ン63が設けられており、この音量調整ボタン63の下
には、曲の演奏を開始させる演奏ボタン64と、その演
奏を停止させる停止ボタン65が設けられている。それ
らボタンの下には、選曲の開始、選曲の確定を行う選曲
ボタン66と、選曲の取消しを行う取消ボタン67とが
設けられている。
【0028】それらボタンの下には、選曲する曲の番号
の入力などを行うためのA、B、および0〜9のボタン
からなるテンキー68と、キーチェンジを行うキーチェ
ンジボタン69と、エコーのかかり具合を調整するエコ
ー調整ボタン70とが設けられている。また、エコー調
整ボタン70の下には、カラオケ装置10を利用する時
間を設定する利用時間設定手段たる利用時間設定ボタン
78が設けられており、この利用時間設定ボタン78の
下には、上記予約曲演奏制御を行うことを設定する設定
(する)ボタン71と、予約曲演奏制御を行わないこと
を設定する設定禁止(しない)ボタン72とが設けられ
ている。
【0029】また、それらボタンの下には、上記設定ボ
タン71を押して予約曲演奏制御を行うことを設定した
場合に、その予約曲演奏制御を開始する時間を設定する
ための時間プラスボタン75と、時間マイナスボタン7
4とが設けられている。これらボタンの下には、予約曲
演奏制御が行われた場合に、「予約曲の全曲を演奏しま
すか。」、もしくは、「後奏をカットして演奏します
か。」などの、残り利用時間内における予約曲をどのよ
うに演奏するかの演奏モードを選択するための選択(は
い)ボタン76と、選択否定(いいえ)ボタン77とが
設けられている。なお、上記各ボタンを押すと、各ボタ
ンそれぞれの機能に対応する光信号が発信窓73から発
せられ、その光信号は、制御装置20の受光部24によ
り受光される。
【0030】次に、上記制御装置20の制御系の構成に
ついて、それをブロック図で示す図4を参照して説明す
る。制御装置20には、上記予約曲演奏制御、音声制
御、映像制御、曲の演奏順序の予約および演奏順序の変
更などをプログラムにしたがって行うCPU37が備え
られている。このCPU37には、予約された曲の番号
および曲名データを一時保存するRAM38と、制御装
置20の電話番号、送信器60から送信されるコマンド
に対応する制御コマンドなどが記憶されたROM39
と、カラオケ装置10の起動時間(使用時間)をカウン
トする計時手段たるリアルタイムクロック41と、利用
時間の終了時刻を示す終了時刻データ、予約曲演奏制御
の開始時刻を示す開始時刻データ、予約曲の曲データに
含まれる後述の各種時間データ、CPU37の演算結果
などを記憶する記憶手段たるEEPROM52とが接続
されている。
【0031】また、CPU37には、通信用モデム42
によりデジタル信号に変換された曲データを蓄積するハ
ードディスクメモり43が接続されている。このハード
ディスクメモリ43には、上記各制御、後述する各回路
の動作制御、カラオケの背景映像が記録されたCD−R
OMを再生するCD−ROM再生装置40などの動作を
制御する制御プログラムなどが記録されている。
【0032】さらに、CPU37には、ハードディスク
メモリ43に蓄積された曲データ中のMIDIデータを
入力するとともに、そのMIDIデータに対応する音源
データをMIDI音源441から抽出し、その抽出され
た音源データをアンプ16によって増幅可能なアナログ
の音楽信号に変換したり、マイク81,82から入力さ
れた音声信号にエコーやディレイをかけたりする音声制
御回路44が接続されている。
【0033】また、CPU37には、CD−ROM再生
装置40から出力される背景映像データと、ハードディ
スクメモリ43に記憶された曲データ中の歌詞映像デー
タとを入力し、CRT12、14に表示される映像とし
て、図11に示すように、背景映像200中に歌詞映像
202がスーパーインポーズされた映像を作成したり、
予約曲演奏制御を実行中の各種メッセージなどの映像表
示を行う映像制御回路45が接続されている。
【0034】さらに、CPU37には、受光部24によ
り受光された光信号をデジタル信号に変換する受光回路
46と、曲番号表示体25およびキー表示体26へ表示
信号を出力する表示回路47と、各種つまみ21ないし
23の操作により変化する信号を入力する入力回路48
とが接続されている。なお、通信端子32および通信用
モデム42が、本発明の楽曲情報受信手段に相当する。
【0035】次に、利用者が選曲してカラオケをするに
至るまでのカラオケ装置10の一連の動作について説明
する。まず、利用者が、送信器60を制御装置20に向
けて、電源ボタン61を押すと、制御装置20の電源が
投入され、これに連動してCD−ROM再生装置40、
CRT12、14およびアンプ16が起動する。する
と、CRT12,14に「送信器の利用時間設定ボタン
を押して利用時間を入力してください。」と表示され
る。そして、利用者が利用時間設定ボタン78を1回押
すとCRT12,14に「1時間」と表示され、以降、
1回押す毎に「2時間」、「3時間」というように、1
時間単位で利用時間の表示が増加する。続いて、CRT
12,14に「利用時間が残り少なくなったときに、曲
を予約している人が平等に歌うことができるようにする
予約曲演奏制御を設定しますか。設定する場合は、送信
器の「する」を、設定しない場合は、「しない」を押し
てください。」と表示される。
【0036】そして、「する」を示す設定ボタン71を
押すと、CRT12,14に「予約曲演奏制御が設定さ
れました。予約曲演奏制御を開始する時刻を「+ボタ
ン」と「−ボタン」を押して設定してください。」と表
示される。続いて、時間プラスボタン75および時間マ
イナスボタン74のいずれかを押すと、CRT12,1
4に「残り時間20分から開始します。」と表示され、
以後、時間プラスボタン75を1回押す毎に、時間を示
す部分が5分ずつ増加し、時間マイナスボタン74を1
回押す毎に、5分ずつ減少する(機能開始時間設定手
段)。なお、利用時間の設定は、店側において利用者の
入店時に設定するように構成することもできる。
【0037】次に、送信器60の選曲ボタン66を押す
と、選曲可能状態になり、次にテンキー68を押して歌
いたい曲の曲番号を入力する。このとき、テンキーを押
す毎に、その押したキーのA、Bおよび0〜9の符号
が、液晶ディスプレイ62、CRT12,14および制
御装置20の曲番号表示体25とに表示され、曲番号の
確認をできるようになっている。なお、選曲中であるこ
とは、表示された符号が点滅表示されることにより確認
できるようになっている。
【0038】そして、曲番号の入力が終了し、演奏ボタ
ン64を押すと入力した曲番号が確定されるとともに、
曲番号表示が点滅を中止した後に消え、CPU37は、
その曲番号に対応する曲データの送信要求をホストコン
ピュータ84に対して行う。すると、ホストコンピュー
タ84は、ROM39に記憶されている電話番号を読み
出して、その電話番号が契約された正規のものであるか
を確認する作業を行い、その確認後に上記要求された曲
データが、ホストコンピュータ84から電話回線31を
介して受信され、通信用モデム42によってCPU37
により処理可能なデータに変換されてハードディスクメ
モリ43に蓄積される。
【0039】続いて、ハードディスクメモリ43から曲
データの読出しが行われ、曲データに含まれるMIDI
データは、音声制御回路44に入力されるとともに、そ
のMIDIデータに対応する音源データに書き込まれ
る。この書込みにより、MIDI音源441から出力さ
れた音源データは、アンプ16によって増幅可能なアナ
ログの音楽信号に変換される。この音楽信号は、アンプ
16へ出力され、増幅された後にスピーカ83,83、
スピーカ80,80へ出力され、両スピーカによって再
生される。
【0040】一方、曲データには、曲のジャンルを特定
するジャンルデータが含まれており、このジャンルデー
タに対応する背景映像データが、CD−ROM再生装置
40により再生され、この再生された背景映像データ
は、映像制御回路45により、上記歌詞映像と合成され
る。
【0041】また、マイク81、または、マイク82か
ら入力された音声は、音声信号となって音声制御回路4
4に入力され、上記音楽信号とミキシングされる。この
ミキシングされたミキシング信号は、アンプ16へ出力
され、増幅された後にスピーカ83,83、スピーカ8
0,80へ出力され、両スピーカによって音楽信号およ
び音声信号が再生される。つまり、利用者は、自分の選
んだ曲をCRT12、14の画面に映し出された背景映
像200および歌詞映像202を見ながらマイク81、
または、マイク82を通して歌う(カラオケする)こと
ができる。
【0042】つぎに、CPU37による予約曲演奏制御
について、その制御内容を示す図6ないし図10のフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、曲データの構成
について、その構成をブロック図で示す図5を参照して
説明する。図5に示すように、曲データ100は、MI
DIデータおよび歌詞映像データなどからなる楽曲デー
タD1、曲の頭出し時間の最大値データ(曲データ10
0を選曲してから再生されるまでに要する時間の最大値
を示すデータ)t1、総演奏時間データ(曲データ10
0を総て演奏するに要する時間を示すデータ)t2、前
奏時間データ(前奏部分を再生するに要する時間を示す
データ)t3、1番演奏時間データ(1番の歌を示す部
分を再生するに要する時間を示すデータ)t4、間奏時
間データ(間奏部分を再生するに要する時間を示すデー
タ)t5、2番演奏時間データ(2番の歌を示す部分を
再生するに要する時間を示すデータ)t6、3番以降時
間データ(3番の歌を示す部分以降を再生するに要する
時間を示すデータ)t7および後奏時間データ(後奏部
分を再生するに要する時間を示すデータ)t8から構成
される。
【0043】CPU37は、図6に示すように、選曲さ
れた曲の演奏を行うための制御(ステップ100)と、
その演奏が終了した場合の(ステップ200)、残り利
用時間の演算(ステップ300)とを主な処理内容とし
ており、残り利用時間の演算は、図7に示すステップに
従って行われる。まず、EEPROM52に記憶されて
いる終了時刻データを読出し(ステップ310)、リア
ルタイムクロック41から現在時刻データを読出し(ス
テップ320)、この読出された現在時刻データから終
了時刻データを減算して残り利用時間Rを演算する(ス
テップ330)。
【0044】続いて、利用時間Rが予めEEPROM5
2に記憶されている開始時間20分以下であるかを判定
し(ステップ340)、20分以下である場合には、E
EPROM52に記憶されている各予約曲の曲の頭出し
時間の最大値データt1および総演奏時間データt2を
読出し(ステップ350)、この読出した総演奏時間デ
ータt2に基づいて全予約曲の総演奏時間Taを演算す
る(ステップ360)。つまり、全予約曲の総演奏時間
Taは、予約されている曲それぞれの総演奏時間データ
t2を加算して算出する。たとえば、予約されている曲
が5曲あり、1曲目の総演奏時間データt2から5曲目
の総演奏時間データt2が、それぞれ5分、5分、6
分、7分、4分である場合には、全予約曲の総演奏時間
Taは、(5分+5分+6分+7分+4分)=27分と
なる。
【0045】続いて、予約曲それぞれの頭出しに要する
時間を上記算出された全予約曲の総演奏時間を加算して
全予約曲を完全に演奏し終わるために要する全予約曲完
奏時間Tbを演算する(ステップ370)。つまり、予
約曲それぞれの頭出し時間の最大値データt1を予約曲
数分加算し、その加算値に上記算出された全予約曲の総
演奏時間Taを加算する。たとえば、各曲の頭出し時間
は同じ3秒であるとすると、上記例では、全予約曲完奏
時間Tb=(3秒×5)+27分=27分15秒とな
る。
【0046】続いて、上記算出された全予約曲完奏時間
Tbが20分以上であるかを判定する(ステップ38
0)。つまり、残り利用時間の20分以内に上記予約さ
れている5曲を完奏できるかを判定する。続いて、演奏
中でない場合には(ステップ390)、CRT12,1
4に「残り時間が20分以下になりました。予約されて
いる全曲を頭から全部演奏するには時間が不足していま
す。次の曲は、残り時間内に演奏できません。時間にな
るまで頭から演奏する場合は、送信器の「はい」を、曲
の一部をカットして全曲演奏したい場合は、「いいえ」
を押してください。」と表示する(ステップ400)。
【0047】ここで、「はい」を示す選択ボタン76を
押すと、CRT12,14に「これより全曲演奏モード
になりますので予約はできません。」と表示し(ステッ
プ420)、予約曲を全曲演奏する全曲演奏モードへ処
理を移行する(ステップ430)。つまり、予約された
ある曲の途中で終了時刻になっても構わない場合など
に、全曲演奏モードを選択して終了時刻になるまで予約
曲を頭から演奏することができる。
【0048】一方、ステップ410で「いいえ」を示す
選択否定ボタン77を押した場合、つまり、全曲演奏モ
ードを選択しなかった場合は、図8に示すステップ44
0へスキップしてEEPROM52に記憶されている終
了時刻データを読出し、現在時刻データを読出す(ステ
ップ450)。そして、残り時間Rを演算し(ステップ
460)、各予約曲の後奏時間データt8をEEPRO
M52から読出すとともに、予約曲の総てを後奏部分を
カットした場合の全完奏時間T1を演算する(ステップ
470)。つまり、全予約曲完奏時間Tbから各予約曲
の後奏時間データt8の合計を減算した値を算出する。
たとえば、予約曲の1曲目から5曲目の後奏時間が、そ
れぞれ30秒、20秒、25秒、30秒、30秒である
場合には、予約曲の後奏時間データt8の合計は、(3
0秒+20秒+25秒+30秒+30秒)=2分15秒
となる。したがって、全完奏時間T1=27分15秒−
2分15秒=25分となる。
【0049】そして、残り利用時間Rが全完奏時間T1
より長い場合、つまり、残り利用時間内に後奏カットし
た予約曲の全曲を完奏できる場合には(ステップ48
0)、CRT12,14に「これにより総ての曲を後奏
カットして演奏します。」と表示し(ステップ49
0)、各予約曲の後奏部分をカットして演奏する後奏カ
ットモードの処理へ移行する(ステップ500)。この
ように、曲を予約している者全員が、後奏部分をカット
して平等に歌うことができる。
【0050】上記例では、全完奏時間T1(25分)
は、残り利用時間R(20分)より長いため、ステップ
510へ進み、予約曲の総てを3番以降をカットした場
合の全完奏時間T2を演算する。つまり、全予約曲完奏
時間Tbから各予約曲の3番以降時間データt7の合計
を減算した値を算出する。たとえば、予約曲の1曲目か
ら5曲目の3番以降時間データt7が、それぞれ1分3
0秒、1分20秒、2分、1分50秒、1分15秒であ
る場合には、予約曲の3番以降時間データt7の合計
は、(1分30秒+1分20秒+2分+1分50秒+1
分15秒)=7分55秒となる。したがって、全完奏時
間T2=27分15秒−7分55秒=19分20秒とな
る。
【0051】続いて、残り利用時間Rが全完奏時間T2
より長い場合、つまり、残り利用時間内に3番以降カッ
トした予約曲の全曲を完奏できる場合には(ステップ5
20)、CRT12,14に「これにより総ての曲の3
番以降をカットして演奏します。」と表示し(ステップ
530)、各予約曲の3番以降をカットして演奏する3
番以降カットモードの処理へ移行する(ステップ54
0)。上記例では、全完奏時間T2(19分20秒)
は、残り利用時間R(20分)より短いため、ステップ
530およびステップ540へ進み、3番以降カットモ
ードの処理へ移行する。このように、曲を予約している
者全員が、曲の3番以降をカットして平等に歌うことが
できる。
【0052】一方、ステップ520で全完奏時間T2の
方が残り利用時間Rより長い場合、つまり、予約曲の総
てを3番以降をカットして演奏した場合であっても、残
り利用時間内に総て演奏できない場合には、図9に示す
ステップ550へ進み、予約曲の総てを前奏および3番
以降をカットした場合の全完奏時間T3を演算する。つ
まり、全予約曲完奏時間Tbから各予約曲の前奏時間デ
ータt3の合計値および3番以降時間データt7の合計
値を減算した値を算出する。
【0053】続いて、その算出された全完奏時間T3
が、残り利用時間Rより短い場合には(ステップ56
0)、CRT12,14に「これより総ての曲を前奏お
よび3番以降をカットして演奏します。」と表示し(ス
テップ570)、各予約曲を前奏部分および3番以降を
カットして演奏する前奏および3番以降カットモードの
処理へ移行する(ステップ580)。このように、曲を
予約している者全員が、曲の前奏部分および3番以降を
カットして平等に歌うことができる。
【0054】また、ステップ560で全完奏時間T3の
方が残り利用時間Rより長い場合、つまり、各予約曲の
前奏部分および3番以降をカットした場合であっても、
残り利用時間内に全予約曲を演奏できない場合には、ス
テップ590へ進み、予約曲の総ての演奏部分を前奏お
よび1番のみにした場合の全完奏時間T4を演算する。
つまり、各予約曲の前奏時間データt3の合計値および
1番演奏時間データt4の合計値を加算した値を算出す
る。
【0055】続いて、その算出された全完奏時間T4
が、残り利用時間Rより短い場合には(ステップ60
0)、CRT12,14に「これより総ての曲を前奏お
よび1番のみを演奏します。」と表示し(ステップ61
0)、各予約曲を前奏部分および1番のみを演奏する前
奏および1番のみ演奏モードの処理へ移行する(ステッ
プ620)。このように、曲を予約している者全員が、
曲の前奏部分および1番のみを演奏して平等に歌うこと
ができる。
【0056】また、ステップ600で全完奏時間T4の
方が残り利用時間Rより長い場合、つまり、各予約曲を
前奏部分および1番のみを演奏した場合であっても、残
り利用時間内に全予約曲を演奏できない場合には、ステ
ップ630へ進み、予約曲の総ての前奏をカットして1
番のみにした場合の全完奏時間T5を演算する。つま
り、各予約曲の1番演奏時間データt4の合計値を加算
した値を算出する。
【0057】続いて、その算出された全完奏時間T5
が、残り利用時間Rより短い場合には(ステップ64
0)、CRT12,14に「これより総ての曲を前奏カ
ットの1番のみにして演奏します。」と表示し(ステッ
プ650)、各予約曲を前奏部分をカットした1番のみ
を演奏する前奏カットの1番のみ演奏モードの処理へ移
行する(ステップ660)。このように、曲を予約して
いる者全員が、曲の前奏部分をカットした1番のみを平
等に歌うことができる。
【0058】また、ステップ640で全完奏時間T5の
方が残り利用時間Rより長い場合、つまり、各予約曲を
前奏カットの1番のみを演奏した場合であっても、残り
利用時間内に全予約曲を演奏できない場合には、ステッ
プ670へ進み、残り利用時間Rを予約曲数で除算して
1曲当たりの演奏時間tcを演算する。続いて、CRT
12,14に「これより総ての曲をtc時間のみ演奏し
ます。」と表示し(ステップ680)、各予約曲をtc
時間演奏するtc時間演奏モードの処理へ移行する(ス
テップ690)。このように、曲を予約している者全員
が、tc時間ずつ平等に歌うことができる。
【0059】以上のように、本実施形態のカラオケ装置
によれば、残り利用時間が少なくなった場合に、予約し
ている曲を歌うことができない者が出現しないようにし
て予約者全員が平等に歌うことができるようにすること
ができる。しかも、予約曲の全部を曲の頭から演奏する
と残り利用時間内に収まらない場合には、曲のある部分
をカットして全員が平等に歌うことができる。この場
合、カットする部分を曲の後奏部分、3番以降、前奏部
分および3番以降というようにカットする優先順位を決
め、なるべく曲の重要な部分のカットを避けて歌うこと
ができるため、歌う楽しみを維持することができる。
【0060】なお、上記曲データ100の中に曲の特徴
部分、いわゆるサビの部分を演奏するに要する時間を示
すサビ部分演奏時間データt9を含めておき、たとえ
ば、上記実施形態のステップ670において、各予約曲
のサビ部分演奏時間データt9の合計値を演算し、ステ
ップ680でCRT12,14に「これより総ての曲を
サビの部分だけ演奏します。」と表示し、ステップ69
0で各予約曲をサビの部分だけ演奏するサビ部分演奏モ
ードの処理に移行するように構成することもできる。ま
た、予約曲のカットする部分の優先順位は、曲の後奏、
3番、2番、3番および後奏など、上記実施形態に限定
されるものではない。
【0061】ところで、CPU37により実行されるス
テップ310ないしステップ330が、本発明の残り時
間演算手段として機能し、ステップ350ないしステッ
プ370が、総再生時間演算手段として機能する。ま
た、ステップ380ないしステップ400が、本発明の
比較結果報知手段として機能し、ステップ400が楽曲
報知手段として機能し、ステップ420が予約禁止手段
として機能する。さらに、ステップ410ないしステッ
プ690が、本発明の再生禁止手段として機能し、ステ
ップ440ないしステップ480、ステップ510およ
びステップ520、ステップ550およびステップ56
0、ステップ590およびステップ600、ステップ6
30およびステップ640およびステップ670が、再
生禁止部分追加手段として機能する。また、ステップ4
90、ステップ530、ステップ570、ステップ61
0、ステップ650およびステップ680が、本発明の
再生禁止部分表示手段として機能する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、利用時
間の残り時間が、ある時間になった場合に、予約されて
いる曲を少なくとも曲の一部ずつでも歌うことができる
ようにすることにより、曲を予約した者全員に歌う機会
を平等に与えることができる楽音再生装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図で
ある。
【図2】(a)は、カラオケ装置に備えられた制御装置
の前面パネルの説明図であり、(b)は、制御装置の背
面パネルの説明図である。
【図3】カラオケ装置に備えられた送信器の説明図であ
る。
【図4】制御装置の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】曲データの構成を示す説明図である。
【図6】CPU37の主な制御内容を示すメインフロー
チャートである。
【図7】CPU37により実行される予約曲演奏制御の
内容を示すフローチャートである。
【図8】CPU37により実行される予約曲演奏制御の
内容を示すフローチャートである。
【図9】CPU37により実行される予約曲演奏制御の
内容を示すフローチャートである。
【図10】CPU37により実行される予約曲演奏制御
の内容を示すフローチャートである。
【図11】背景映像に歌詞映像がスーパーインポーズさ
れたCRT12の表示を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カラオケ装置 12、14 CRT 16 アンプ 20 制御装置 31 電話回線 37 CPU 40 CD−ROM再生装置 43 ハードディスクメモリ 44 音声制御回路 45 映像制御回路 52 EEPROM 60 送信器 81、82 マイク 100 曲データ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲情報を再生可能な再生手段と、 この再生手段に再生させるべき楽曲を予約する予約手段
    とを備えた楽音再生装置において、 少なくとも各楽曲情報の再生時間情報を記憶している記
    憶手段と、 前記予約手段により予約されている各楽曲に対応する各
    再生時間情報を前記記憶手段から読出すとともに、総再
    生時間を演算する総再生時間演算手段と、 本装置の利用時間を設定する利用時間設定手段と、 本装置の使用時間を計時する計時手段と、 前記利用時間設定手段により設定された利用時間と前記
    計時手段により計時された使用時間とに基づいて残り利
    用時間を演算する残り時間演算手段と、 前記総再生時間演算手段の演算した総再生時間と前記残
    り時間演算手段の演算した残り利用時間とを比較すると
    ともに、その比較結果を報知する比較結果報知手段と、 を備えていることを特徴とする楽音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記比較結果報知手段には、 前記比較結果報知手段による比較結果が、前記残り時間
    演算手段の演算した残り時間よりも前記総再生時間演算
    手段の演算した総再生時間の方が長いものである場合
    に、前記予約手段により予約されている楽曲のうち、前
    記利用時間内に再生できない楽曲を報知する楽曲報知手
    段が備えられたことを特徴とする請求項1に記載の楽音
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記比較結果報知手段による比較結果
    が、前記残り時間演算手段の演算した残り時間よりも前
    記総再生時間演算手段の演算した総再生時間の方が長い
    ものである場合に、前記総再生時間演算手段により演算
    された総再生時間が、前記残りの利用時間以下となるよ
    うに、前記予約手段により予約された楽曲に対応する楽
    曲情報の所定部分の再生を禁止する再生禁止手段が備え
    られたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の楽音再生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生禁止手段には、 前記再生の禁止された所定部分を除いた楽曲情報の再生
    時間が、前記残りの利用時間以下であるという演算結果
    になるまで、前記再生を禁止する新たな所定部分の楽曲
    情報を順次追加してゆく再生禁止部分追加手段が備えら
    れたことを特徴とする請求項3に記載の楽音再生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生禁止手段には、 前記再生禁止部分を表示する再生禁止部分表示手段が備
    えられたことを特徴とする請求項3または請求項4に記
    載の楽音再生装置。
  6. 【請求項6】 前記比較結果報知手段による比較の結果
    が、前記残り時間演算手段の演算した残り時間よりも前
    記総再生時間演算手段の演算した総再生時間の方が長い
    ものである場合に、前記予約手段による楽曲の新たな予
    約を禁止する予約禁止手段が備えられたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の楽音
    再生装置。
  7. 【請求項7】 前記比較結果報知手段が機能を開始する
    時間を設定する機能開始時間設定手段が備えられたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに
    記載の楽音再生装置。
  8. 【請求項8】 前記楽曲情報を通信回線を介して受信す
    る楽曲情報受信手段が備えられたことを特徴とする請求
    項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の楽音再生装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232886A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Daiichikosho Co Ltd 時間管理型カラオケシステム
JP2009086313A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Daiichikosho Co Ltd 締めの楽曲群演奏管理システムを備えたカラオケ装置
JP2012215611A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Xing Inc カラオケ装置及びカラオケプログラム
JP2018205513A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社第一興商 カラオケ装置
JP2020194070A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 株式会社第一興商 カラオケ装置

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