JP2018205513A - カラオケ装置 - Google Patents

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【課題】予約登録されている楽曲が多い場合であっても、予め設定された時間内でカラオケ歌唱を可能とするカラオケ装置を提供する。【解決手段】予約待ち行列に新たな楽曲が登録される都度、現在演奏されている楽曲の残りの演奏時間及び/または当該予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を合計した合計演奏時間を算出する合計演奏時間算出部、予め設定された歌唱待ち時間と合計演奏時間とを比較し、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が長い場合、合計演奏時間が歌唱待ち時間以下となるよう、現在演奏されている楽曲及び/または予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する設定を行う短縮設定部を有するカラオケ装置。【選択図】図2

Description

本発明はカラオケ装置に関する。
複数の利用者でカラオケ歌唱を行う場合、各利用者はリモコン装置等を介してカラオケ歌唱したい楽曲を選曲する。カラオケ装置は、利用者が選曲した楽曲を予約待ち行列に登録し、順番にカラオケ演奏を行う。
ここで、たとえばカラオケ喫茶のように大勢でカラオケ歌唱を行う場合、カラオケ楽曲の予約が頻繁に行われる。従って、ある利用者が予約したカラオケ楽曲は予約待ち行列の下位に登録されるため、実際のカラオケ歌唱を行うまでに長時間待たされることとなる。
このような問題に対し、たとえば特許文献1には、新たな楽曲を予約しようとする利用者に対し、現時点で予約待ち行列に登録されている楽曲の演奏所要時間情報に基づいて、予約される楽曲の演奏開始までの予定所要時間または演奏開始予定時刻を報知する技術が開示されている。
また、特許文献2には、カラオケ装置から送信された演奏曲情報に基づき、利用者の携帯用通信端末にて予約した楽曲の演奏開始までの時間や残りの曲数を表示させることにより、利用者に演奏待ち情報を把握させる技術が開示されている。
特開平8−115090号公報 特開2005−24689号公報
しかしながら、特許文献1及び2の技術を用いたとしても、予約されている楽曲が多い場合には、カラオケ歌唱まで長時間待たされることには変わりない。
本発明の目的は、予約登録されている楽曲が多い場合であっても、予め設定された時間内でカラオケ歌唱を可能とするカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、利用者が選曲した楽曲を予約待ち行列に登録し、順番にカラオケ演奏を行うカラオケ装置であって、前記予約待ち行列に新たな楽曲が登録される都度、現在演奏されている楽曲の残りの演奏時間及び/または当該予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を合計した合計演奏時間を算出する合計演奏時間算出部と、予め設定された歌唱待ち時間と前記合計演奏時間とを比較し、前記歌唱待ち時間よりも前記合計演奏時間が長い場合、前記合計演奏時間が前記歌唱待ち時間以下となるよう、現在演奏されている楽曲及び/または前記予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する設定を行う短縮設定部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、予約登録されている楽曲が多い場合であっても、予め設定された時間内でカラオケ歌唱を可能とする。
実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 実施形態に係る現在演奏されている楽曲及び予約待ち行列に登録されている楽曲の例を示す図である。 実施形態に係る現在演奏されている楽曲及び予約待ち行列に登録されている楽曲の例を示す図である。 実施形態に係る現在演奏されている楽曲及び予約待ち行列に登録されている楽曲の例を示す図である。 実施形態に係る現在演奏されている楽曲及び予約待ち行列に登録されている楽曲の例を示す図である。 実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
後述する明細書及び図面の記載から、上記の主たる発明の他、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
すなわち、前記短縮設定部が、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲のうち、短縮可能な時間が長い楽曲から順番に前記演奏時間を短縮する設定を行うカラオケ装置が明らかとなる。このように合計演奏時間を短縮する設定を行うことにより、予め設定された歌唱待ち時間内に確実にカラオケ歌唱を可能とする。
また、前記短縮設定部が、短縮する演奏時間が前記歌唱待ち時間と前記合計演奏時間との差分に近似するように、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲の中から所定の楽曲を選んで演奏時間を短縮する設定を行うカラオケ装置が明らかとなる。このように合計演奏時間を短縮する設定を行うことにより、必要以上に演奏時間を短縮することが無い。
また、前記短縮設定部が、ある期間における各利用者の歌唱回数に基づいて、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲のうち、歌唱回数が多い利用者が予約した楽曲から順番に前記演奏時間を短縮する設定を行うカラオケ装置が明らかとなる。このように合計演奏時間を短縮する設定を行うことにより、利用者毎の歌唱時間の均等化を図ることができる。
また、前記短縮設定部が、現在演奏されている楽曲及び前記予約待ち行列に既に登録されている楽曲のうち、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲全てについて前記演奏時間の短縮の設定を行っても、前記合計演奏時間が前記歌唱待ち時間よりも長くなる場合、前記演奏時間の短縮の設定を行った後の合計演奏時間を報知するカラオケ装置が明らかとなる。このようなカラオケ装置によれば、歌唱待ち時間内にカラオケ歌唱ができないことを利用者に対して報知できる。
<実施形態>
図1〜図7を参照して、実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、カラオケ演奏及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ装置1は、利用者が選曲した楽曲を予約待ち行列に登録し、順番にカラオケ演奏を行う。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は利用者の歌唱音声(マイク40からの入力音声)をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者はリモコン装置50を用いてカラオケ歌唱を希望する楽曲の選曲(予約)等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのアイコン等が表示される。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図1に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うための複数の楽曲データを記憶する。
楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲IDが付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ、ガイドメロディデータ等を含む。伴奏データは、カラオケ演奏音の元となるデータである。リファレンスデータは、利用者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準として用いられるデータである。ガイドメロディデータは、利用者のカラオケ歌唱を支援するガイドメロディを構成するデータである。
また、記憶部13は、各楽曲に対応する歌詞テロップを表示装置30等に表示させるための歌詞テロップデータ、カラオケ演奏時に表示装置30等に表示される背景画像等の背景画像データ、楽曲毎のカラオケ演奏時間を示す演奏時間データ及び楽曲の属性情報(歌手名、作詞・作曲者名、ジャンル等の当該楽曲に関する情報)を記憶する。
更に、本実施形態に係る記憶部13は、楽曲毎に演奏時間の短縮情報を記憶する。短縮情報は、演奏時間データが示すカラオケ演奏時間を短縮することが可能かどうかを示す情報、及びカラオケ演奏時間の短縮が可能な場合には、短縮できる時間(短縮可能時間)を含む。短縮可能時間は、たとえばカラオケ装置1が備える機能である2コーラスフェードアウトや後奏カット、非歌唱区間の早送り等を実行した場合に短縮される時間に相当する。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、楽曲に対するカラオケ演奏の制御およびマイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。MIDI音源は、楽曲データに基づいて楽音信号を生成する。ミキサは、当該音楽信号およびマイク40から出力される音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。
表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。或いは、表示処理部15は、リモコン装置50の表示画面に操作入力用の各種アイコンを表示させる。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、利用者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
(ソフトウェア構成)
図2はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、予約登録部100、合計演奏時間算出部200、短縮設定部300、及び演奏処理部400を備える。予約登録部100、合計演奏時間算出部200、短縮設定部300、及び演奏処理部400は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[予約登録部]
予約登録部100は、楽曲の予約登録等、楽曲予約に関する各種処理を行う。
予約登録される楽曲は、利用者がカラオケ歌唱を希望する楽曲である。予約登録される楽曲は、利用者がリモコン装置50を用いて選曲する。リモコン装置50は、選曲された楽曲に対応する楽曲ID等をカラオケ本体10に送信する。カラオケ本体10は、受信した楽曲IDを予約待ち行列に登録する。予約待ち行列は、たとえば、記憶部13の記憶領域の一部として提供される。予約待ち行列に登録される楽曲IDには、当該楽曲を選曲した利用者を識別するための利用者IDが関連付けられていてもよい。利用者IDは、利用者がリモコン装置50を介してカラオケ装置1にログインすることにより得られる。
予約登録部100は、予約待ち行列に登録された順番に、楽曲IDを読み出して演奏処理部400に出力する。そして、予約登録部100は、演奏処理部400に出力した予約楽曲の楽曲IDを予約待ち行列から消去する。
[合計演奏時間算出部]
合計演奏時間算出部200は、予約待ち行列に新たな楽曲が登録される都度、現在演奏されている楽曲の残りの演奏時間及び/または当該予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を合計した合計演奏時間を算出する。
合計演奏時間は、予約待ち行列に新たな楽曲が登録された時点から、当該新たな楽曲のカラオケ歌唱が可能となるまで(当該新たな楽曲のカラオケ演奏が開始されるまで)の実時間に相当する。
図3を参照して合計演奏時間の算出の具体例について説明する。図3に示すように、現在演奏中の楽曲Aがあり、且つ予約待ち行列には楽曲B〜楽曲Hまでが登録されている状況において、新たな楽曲Iが予約されたとする。
この場合、合計演奏時間算出部200は、楽曲Aの残りの演奏時間(3分37秒)と楽曲B〜楽曲Hそれぞれの演奏時間を合計し、合計演奏時間(32分57秒)を算出する。
なお、ある楽曲の演奏終了後、次に予約登録されている楽曲の演奏開始前に新たな楽曲が登録される場合のように、新たな楽曲が登録された時点でカラオケ演奏されている楽曲が無いこともありうる。この場合、合計演奏時間算出部200は、予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間のみを合計した合計演奏時間を算出する。
合計演奏時間算出部200は、算出した合計演奏時間を短縮設定部300に出力する。
[短縮設定部]
短縮設定部300は、予め設定された歌唱待ち時間と合計演奏時間とを比較し、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が長い場合、合計演奏時間が歌唱待ち時間以下となるよう、現在演奏されている楽曲及び/または予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する。
歌唱待ち時間は、楽曲の予約がなされてから当該楽曲のカラオケ歌唱を行うまでに待機する時間の最大値(演奏時間の短縮を行うかどうかの閾値)に相当する。歌唱待ち時間は、たとえば、カラオケ喫茶の従業員等が利用者の年齢や性別、これまでの歌唱傾向等を考慮してリモコン装置50を介して入力することで設定される。或いは、カラオケ装置毎に歌唱待ち時間として所定の時間が予め設定されていることでもよい。
合計演奏時間算出部200から合計演奏時間の入力を受けた場合、短縮設定部300は、歌唱待ち時間と合計演奏時間との比較を行う。歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が短い場合、短縮設定部300は、特段の処理を行わない。
一方、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が長い場合、利用者は長時間待たないと自己の予約した楽曲のカラオケ歌唱を行うことができない。そこで、本実施形態において、短縮設定部300は、合計演奏時間が歌唱待ち時間以下となるよう、現在演奏されている楽曲及び/または予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する。
ここで、図3〜図6を参照して、演奏時間の短縮処理について説明する。この例では、歌唱待ち時間として「30分」が設定されている場合に、合計演奏時間として「32分57秒」が入力されたとする(図3の例参照)。
この場合、短縮設定部300は、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が「2分57秒」長いと判断する。そこで、短縮設定部300は、現在演奏されている楽曲及び/または予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を少なくとも「2分57秒」だけ短縮するよう設定を行う。
具体的には、短縮設定部300は、予約待ち行列に登録されている各楽曲の演奏時間の短縮情報(図3参照)を参照し、演奏時間の短縮が可能な楽曲を特定する。図3の例において、楽曲A〜楽曲Hのうち、短縮可能な時間を有する楽曲は、楽曲B〜D、F、Hである。
そして、短縮設定部300は、特定された各楽曲の短縮可能時間(図3参照)を参照し、当該時間が長い楽曲から順番に演奏時間を短縮する設定を行うことができる。
上記例において、短縮設定部300は、演奏時間を「2分57秒」以上短縮できるように、短縮可能時間が長い楽曲から順に楽曲D及び楽曲Hを選択し、それぞれの楽曲について演奏時間を短縮する設定を行う。
図4は、短縮設定を行った結果を示す図である。この図から明らかなように、楽曲D及びHの演奏時間を短縮することで、短縮の設定を行った後の合計演奏時間は3分間短縮され「29分57秒」となる。この場合、楽曲Iを予約した利用者は、歌唱待ち時間(30分)以内でカラオケ歌唱を行うことが可能となる。
なお、カラオケ装置1は、上記短縮設定を行った後、改めて新たな楽曲の登録があった場合にも同様の処理を繰り返し行うことができる。
たとえば、楽曲Iが予約待ち行列に登録された後、楽曲Aの演奏中に新たな楽曲Jの予約があったとする(図5)。
この場合、合計演奏時間算出部200は、現在演奏されている楽曲Aの残りの演奏時間(1分5秒)及び当該予約待ち行列に既に登録されている楽曲B〜Iの演奏時間を合計した合計演奏時間(31分40秒)を算出する。
その後、短縮設定部300は、合計演奏時間(31分40秒)が歌唱待ち時間(30分)以下となるよう、予約待ち行列に既に登録されている楽曲B〜Iの演奏時間を短縮する設定を行う。この際、短縮設定部300は、既に短縮設定が行われている楽曲D、H以外で短縮設定が可能な楽曲を選んで短縮設定を行う。
この例では、「1分40秒」の短縮が必要となる。そこで、短縮設定部300は、楽曲D、H以外で、短縮可能な時間が長い楽曲B及びCを順に選択し、それぞれの楽曲について演奏時間を短縮する設定を行う。
図6は、短縮設定を行った結果を示す図である。この図から明らかなように、楽曲B及びCの演奏時間を短縮することで、短縮の設定を行った後の合計演奏時間は1分57秒間短縮され「29分23秒」となる。この場合、楽曲Jを予約した利用者は、歌唱待ち時間(30分)以内でカラオケ歌唱を行うことが可能となる。
上記例では、予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する例について述べたが、現在演奏されている楽曲の残り演奏時間で短縮設定が可能な場合(たとえば、後奏カットの設定が可能な場合)、現在演奏されている楽曲に対して演奏時間の短縮設定を行ってもよい。
ところで、予約待ち行列に登録された楽曲の短縮可能な時間を合計しても、短縮が必要な時間に満たない場合もありうる。
そこで、短縮設定部300は、現在演奏されている楽曲及び予約待ち行列に既に登録されている楽曲のうち、演奏時間の短縮が可能な楽曲全てについて演奏時間の短縮の設定を行っても、歌唱待ち時間が所定時間よりも長くなる場合、演奏時間の短縮の設定を行った後の合計演奏時間を報知することができる。このような合計演奏時間は、歌唱待ち時間に相当する。
合計演奏時間の報知は、様々な方法で行うことができる。たとえば、短縮設定部300は、楽曲の予約を行ったタイミングで、表示装置30やリモコン装置50の表示画面に「●●分後に歌唱できます」といったメッセージを表示させることで報知する。或いは、短縮設定部300は、スピーカ20を介して上記メッセージを音声として放音してもよい。
なお、演奏時間の短縮設定は、上述の短縮可能な時間が長い楽曲から順番に設定を行う方法以外に様々な手法が可能である。
たとえば、短縮設定部300は、短縮する演奏時間が所定時間と歌唱待ち時間との差分に近似するように、演奏時間の短縮が可能な楽曲の中から所定の楽曲を選んで演奏時間を短縮する設定を行うことも可能である。
上記例と同様、短縮設定部300は、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が「2分57秒」長いと判断したとする。この場合、短縮設定部300は、短縮する演奏時間が差分「2分57秒」に近似するように選曲を行う。たとえば図3の例において楽曲B、C、Fの短縮可能な時間を合計するとちょうど2分57秒となる。そこで、短縮設定部300は、所定の楽曲として楽曲B、C、Fを選び、それぞれ演奏時間を短縮する設定を行う。
或いは別の手法として、短縮設定部300は、ある期間における各利用者の歌唱回数に基づいて、演奏時間の短縮が可能な楽曲のうち、歌唱回数が多い利用者が予約した楽曲から順番に演奏時間を短縮する設定を行うことも可能である。
ある期間は、歌唱回数をカウントする所定期間であり、たとえば、カラオケ喫茶の開店から現時点までの連続した期間であってもよいし、3時間毎、6時間毎のように所定の範囲を持った期間であってもよい。
カラオケ装置1は、ある期間において予約待ち行列に楽曲が登録される度に、当該楽曲に関連付けられている利用者IDを参照し、各利用者の歌唱回数をカウントしておく。
そして、短縮設定部300は、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が長いと判断した場合、それまでに得られた各利用者の歌唱回数に基づいて、歌唱回数が多い利用者の利用者IDを特定する。そして、短縮設定部300は、特定した利用者IDが関連付けられている楽曲が予約待ち行列に登録されている場合、且つ当該楽曲が演奏時間の短縮が可能な楽曲である場合には、その楽曲の演奏時間を短縮する設定を行う。
[演奏処理部]
演奏処理部400は、楽曲のカラオケ演奏を行う。
具体的に、演奏処理部400は、予約登録部100から登録された楽曲の楽曲IDの入力を受けると、当該楽曲IDに対応する楽曲データを記憶部13から読み出し、楽曲のカラオケ演奏を行う。短縮設定部300により短縮設定がなされた楽曲については、演奏処理部400は、演奏時間を短縮してカラオケ演奏を行う。具体的には2コーラスフェードアウトや後奏カット等の機能を実行することで演奏時間の短縮を行う。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図7を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図7は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。この例では、ある楽曲のカラオケ演奏中に、予約待ち行列に新たな楽曲が登録される例について述べる。
予約登録部100は、利用者によって選曲された楽曲を予約待ち行列に登録する(楽曲の予約。ステップ10)。
合計演奏時間算出部200は、予約待ち行列に新たな楽曲が登録される都度、現在演奏されている楽曲の残りの演奏時間及び当該予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を合計した合計演奏時間を算出する(合計演奏時間の算出。ステップ11)。合計演奏時間算出部200は、算出した合計演奏時間を短縮設定部300に出力する。
短縮設定部300は、歌唱待ち時間とステップ11で算出された合計演奏時間とを比較する(歌唱待ち時間と合計演奏時間の比較。ステップ12)。
歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が長い場合(ステップ13でYの場合)、短縮設定部300は、合計演奏時間が歌唱待ち時間以下となるよう、現在演奏されている楽曲または予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する設定を行う(演奏時間の短縮設定。ステップ14)。
演奏処理部400は、予約待ち行列に登録された楽曲のカラオケ演奏を行う(カラオケ演奏。ステップ15)。この際、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が長い場合(ステップ13でYの場合)、演奏処理部400は、ステップ14で演奏時間を短縮する設定を行った楽曲については演奏時間を短縮してカラオケ演奏を行う。一方、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が短い場合(ステップ13でNの場合)、演奏処理部400は、予め設定されている演奏時間のままでカラオケ演奏を行う。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1は、予約待ち行列に新たな楽曲が登録される都度、現在演奏されている楽曲の残りの演奏時間及び/または当該予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を合計した合計演奏時間を算出する歌唱待ち時間算出部200と、予め設定された歌唱待ち時間と合計演奏時間とを比較し、歌唱待ち時間よりも合計演奏時間が長い場合、合計演奏時間が歌唱待ち時間以下となるよう、現在演奏されている楽曲及び/または予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する設定を行う短縮設定部300と、を有する。
このような構成により、予約した楽曲のカラオケ演奏までに長時間を要する場合には、既に予約されている楽曲等の演奏時間を短縮することによって、合計演奏時間を歌唱待ち時間以下とすることができる。従って、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、予約登録されている楽曲が多い場合であっても、予め設定された時間内でカラオケ歌唱が可能となる。この場合、楽曲を予約した利用者は、カラオケ歌唱を行うまでに長時間待たされることが無いため、カラオケ歌唱を楽しむことができる。
また、現在演奏されている楽曲及び予約待ち行列に既に登録されている楽曲のうち、演奏時間の短縮が可能な楽曲全てについて演奏時間の短縮の設定を行っても、合計演奏時間が歌唱待ち時間よりも長くなる場合、短縮設定部300は、演奏時間の短縮の設定を行った後の合計演奏時間を報知することができる。このようなカラオケ装置1によれば、歌唱待ち時間内でカラオケ歌唱できない場合であっても、利用者は自己が予約した楽曲をカラオケ歌唱できる大凡の時間を把握することができる。
<その他>
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
10 カラオケ本体
11 制御部
200 合計演奏時間算出部
300 短縮設定部

Claims (5)

  1. 利用者が選曲した楽曲を予約待ち行列に登録し、順番にカラオケ演奏を行うカラオケ装置であって、
    前記予約待ち行列に新たな楽曲が登録される都度、現在演奏されている楽曲の残りの演奏時間及び/または当該予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を合計した合計演奏時間を算出する合計演奏時間算出部と、
    予め設定された歌唱待ち時間と前記合計演奏時間とを比較し、前記歌唱待ち時間よりも前記合計演奏時間が長い場合、前記合計演奏時間が前記歌唱待ち時間以下となるよう、現在演奏されている楽曲及び/または前記予約待ち行列に既に登録されている楽曲の演奏時間を短縮する設定を行う短縮設定部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記短縮設定部は、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲のうち、短縮可能な時間が長い楽曲から順番に前記演奏時間を短縮する設定を行うことを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記短縮設定部は、短縮する演奏時間が前記歌唱待ち時間と前記合計演奏時間との差分に近似するように、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲の中から所定の楽曲を選んで演奏時間を短縮する設定を行うことを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  4. 前記短縮設定部は、ある期間における各利用者の歌唱回数に基づいて、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲のうち、歌唱回数が多い利用者が予約した楽曲から順番に前記演奏時間を短縮する設定を行うことを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  5. 前記短縮設定部は、現在演奏されている楽曲及び前記予約待ち行列に既に登録されている楽曲のうち、前記演奏時間の短縮が可能な楽曲全てについて前記演奏時間の短縮の設定を行っても、前記合計演奏時間が前記歌唱待ち時間よりも長くなる場合、前記演奏時間の短縮の設定を行った後の合計演奏時間を報知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のカラオケ装置。
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