JP6901955B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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本発明はカラオケ装置に関する。
カラオケ装置には、カラオケ歌唱の予約が入っていない時間帯(曲間)に、新曲紹介、アーティスト紹介などの曲間番組を放音・放映する機能が備わっている。
そして、選曲に悩む利用者の中には、曲間に放音される楽曲(BGM)を歌唱してみようと考える者もいる。
特許文献1には、予めカラオケ装置に記憶したCM情報を曲間で出力し、その出力中に予約キーを押すだけでCM情報に対応する楽曲のカラオケ演奏予約ができるという技術が開示されている。
また、特許文献2には、カラオケ演奏が行われず、BGM曲の再生が行われる期間内の任意のタイミングにおいてクイック予約キーを押すことにより、再生中のBGM曲に対応付けられた楽曲の再生を予約する技術が開示されている。
特開平8−241091号公報 特開2005−107245号公報
ここで、特許文献1や特許文献2に開示された技術を利用した場合、予約キーが押されるとBGMの放音を直ちに中止し、その後、改めて楽曲の最初からカラオケ演奏を行うこととなる。
しかし、BGMの放音を直ちに中止した場合、カラオケ演奏の開始まで楽曲演奏が途切れてしまうため、利用者や聴衆は違和感を持つ。また、常に楽曲の最初からカラオケ演奏を行う場合、利用者がある楽曲を歌唱したいと考えてから、実際にカラオケ歌唱を開始するまでの流れが悪くなり、興趣性が削がれる。
本発明の目的は、BGM演奏されている楽曲を歌唱したいと考えた利用者が違和感を持つことなく、当該楽曲のカラオケ歌唱をスムーズに行うことを可能とするカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、前奏区間、歌唱区間、及び間奏区間を含む複数の演奏区間から構成される楽曲の伴奏データを記憶する記憶部と、前記伴奏データに基づいて、カラオケ演奏、及びカラオケ歌唱の予約が入っていない時間帯に行うBGM演奏に用いる放音信号を生成する音響処理部と、前記放音信号に基づいて、カラオケ演奏音またはBGM演奏音をスピーカから放音させる演奏制御部であって、ある楽曲のBGM演奏中に、当該ある楽曲のカラオケ演奏への切り替え指示があった場合、当該切り替え指示があった時点で演奏されている演奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を行った後、所定の歌唱区間から前記カラオケ演奏を開始させる演奏制御部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、BGM演奏されている楽曲を歌唱したいと考えた利用者が違和感を持つことなく、当該楽曲のカラオケ歌唱をスムーズに行うことが可能となる。
実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。 楽曲Xの演奏区間の一例を示した図である。 切り替え指示タイミングと、BGM演奏の終了タイミング及びカラオケ演奏の開始タイミングとの関係の一例を示した図である。 切り替え指示タイミングと、BGM演奏の終了タイミング及びカラオケ演奏の開始タイミングとの関係の一例を示した図である。 楽曲Xの演奏区間の一例を示した図である。 切り替え指示タイミングと、BGM演奏の終了タイミング及びカラオケ演奏の開始タイミングとの関係の一例を示した図である。 実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
<実施形態>
図1〜図7を参照して、本実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、利用者が選曲した楽曲のカラオケ演奏、BGM演奏、及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ演奏は、利用者がカラオケ歌唱する際に行われる演奏である。BGM演奏は、カラオケ歌唱の予約が入っていない時間帯に行われる演奏である。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は利用者の歌唱音声(マイク40からの入力音声)をアナログの歌唱音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。
(カラオケ本体のハードウェア)
図1に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏処理、BGM演奏処理、歌詞や背景画像等の表示処理、マイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理といった、各種処理を行う。
制御部11は、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリは、CPUに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。本実施形態においてCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部11は、演奏制御部100及び表示制御部200として機能する(詳細は後述)。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、複数の楽曲データを記憶する。
楽曲データは、個々の楽曲を特定するための識別情報(楽曲ID)が付与されている。個々の楽曲は、複数の演奏区間から構成されている。演奏区間は、前奏区間、歌唱区間、間奏区間、及び後奏区間を含む。一般に、一の楽曲について歌唱区間は複数存在する。また、一の歌唱区間は、Aメロ、Bメロ、サビといった複数の歌唱区間に細分化することができる。前奏区間は、最初の歌唱区間の前に設けられた演奏のみの区間(カラオケ歌唱に対応する歌詞が無い区間)であり、後奏区間は、最後の歌唱区間の後に設けられた演奏のみの区間である。間奏区間は、複数の歌唱区間がある場合に、歌唱区間と歌唱区間の間に設けられた演奏のみの区間である。なお、カラオケ演奏においては利用者の歌い出しのために前奏区間が必要であるが、楽曲によっては後奏区間を持たない場合もある。
たとえば、図2に示すように、ある楽曲Xについての演奏区間は、前奏区間X1、第1歌唱区間X2、第2歌唱区間X3、間奏区間X4、第3歌唱区間X5、及び後奏区間X6で構成されている。また、この場合、前奏区間X1の演奏開始時点がタイミングP0となり、第1歌唱区間X2の演奏開始時点がタイミングP1となり、第2歌唱区間X3の演奏開始時点がタイミングP2となり、間奏区間X4の演奏開始時点がタイミングP3となり、第3歌唱区間X5の演奏開始時点がタイミングP4となり、後奏区間X6の演奏開始時点がタイミングP5となる。すなわち、前奏区間X1はタイミングP0から(P0を含む)タイミングP1まで(P1を含まない)、以下同様に、第1歌唱区間X2はタイミングP1からタイミングP2まで、第2歌唱区間X3はタイミングP2からタイミングP3まで、間奏区間X4はタイミングP3からタイミングP4まで、第3歌唱区間X5はタイミングP4からタイミングP5まで、後奏区間X6はタイミングP5からタイミングP6までとなる。
楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ、背景画像データ、ガイドボーカルデータ、歌詞データ及び属性情報を含む。伴奏データは、カラオケ演奏及びBGM演奏の元となるMIDI形式のデータである。伴奏データは、上述の演奏区間及びタイミングが設定されている。リファレンスデータは、利用者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準として用いられるデータである。背景画像データは、カラオケ演奏時に合わせて表示装置30等に表示される背景画像に対応するデータである。ガイドボーカルデータは、カラオケ歌唱時にガイドボーカル機能を利用する際に用いる歌唱データである。ガイドボーカル機能は、予め登録されたガイドボーカル(プロの歌手等による歌唱)を楽曲演奏と併せて再生するものである。カラオケ装置の利用者は、ガイドボーカルをお手本とすることにより、あまり知らない楽曲であっても気軽に歌唱できる。歌詞データは、表示装置30等に表示させる歌詞(歌詞テロップ)に関するデータである。属性情報は、曲名、歌手名、作詞・作曲者名、及びジャンル等の当該楽曲に関する情報である。
音響処理部14は、制御部11(演奏制御部100)の制御に基づき、楽曲データの処理、及びマイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。たとえば、制御部11は、ある楽曲の伴奏データを、テンポクロック信号に基づいて順次読み出し、MIDI音源に入力する。MIDI音源は、当該伴奏データに基づいて楽曲演奏に用いる楽音信号を生成する。ミキサは、当該楽音信号およびマイク40から出力される歌唱音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づく演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。
本実施形態における音響処理部14は、伴奏データに基づいて、カラオケ演奏及びBGM演奏に用いる放音信号を生成することができる。たとえば、楽曲XのBGM演奏を行う場合、音響処理部14は、楽曲Xの伴奏データを記憶部13から読み出し、BGM演奏に用いる放音信号を生成する。同様に、楽曲Xのカラオケ演奏を行う場合、音響処理部14は、楽曲Xの伴奏データを記憶部13から読み出し、カラオケ演奏に用いる放音信号を生成する。
表示処理部15は、制御部11(表示制御部200)の制御に基づき、表示装置30における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景画像に歌詞や各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる処理を行う。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、利用者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者はリモコン装置50を用いて歌唱を希望するカラオケ楽曲の選曲(予約)等を行うことができる。
[演奏制御部]
演奏制御部100は、音響処理部14を制御し、放音信号に基づいて、カラオケ演奏音またはBGM演奏音をスピーカ20から放音させる。
カラオケ装置1は、カラオケ演奏用のモードとBGM演奏用のモードを有している。演奏制御部100は、BGM演奏用のモードにおいて、音響処理部14で生成されたBGM演奏用の放音信号に基づくBGM演奏音をスピーカ20から放音させる。また、楽曲の予約があった場合(或いは後述のカラオケ演奏への切り替え指示があった場合)、演奏制御部100は、カラオケ演奏用のモードにおいて、音響処理部14で生成されたカラオケ演奏用の放音信号に基づくカラオケ演奏音をスピーカ20から放音させる。なお、カラオケ演奏用のモードでは、カラオケ演奏の他、歌詞データに基づく歌詞表示の機能や、カラオケ歌唱を採点する機能が実行される。
なお、BGM演奏される楽曲は、記憶部13に記憶されている楽曲の中からランダムに選ばれる。或いは、利用者が自己の利用者IDでカラオケ装置1にログインしている場合、当該利用者の歌唱履歴に基づいて、過去にカラオケ歌唱したことのある楽曲、好みのジャンルや歌手の楽曲等を優先的にBGM演奏してもよい。或いは、配信されて間もない新曲を宣伝のためにBGM演奏してもよい。
また、本実施形態に係る演奏制御部100は、ある楽曲のBGM演奏中に、当該ある楽曲のカラオケ演奏への切り替え指示があった場合、当該切り替え指示があった時点で演奏されている演奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を行った後、所定の歌唱区間からカラオケ演奏を開始させる。
たとえば、楽曲XがBGM演奏されている場合に、それを聴いた利用者が楽曲Xのカラオケ歌唱を行いたいと考えたとする。この場合、利用者は、リモコン装置50等の表示画面に表示されたアイコン(たとえば「BGM演奏中の楽曲をカラオケ歌唱する」)を選択することで切り替え指示を行う。
演奏制御部100は、当該選択(切り替え指示)に応じて、楽曲XのBGM演奏からカラオケ演奏への切り替え(BGM演奏用のモードからカラオケ演奏用のモードへの切り替え)を行う。この際、演奏制御部100は、切り替え指示があった時点で演奏されている演奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を継続して行う。たとえば、図2で示した楽曲XがBGM演奏されている場合に、第2歌唱区間X3の途中で切り替え指示があったとする。この場合、演奏制御部100は、第2歌唱区間X3の演奏が終了するまでBGM演奏を行う。
そして、演奏制御部100は、BGM演奏の終了に続いて所定の歌唱区間からカラオケ演奏を開始させることで、カラオケ演奏への切り替えを行う。
ここで一例として、切り替え指示のタイミング(切り替え指示があった演奏区間。但し後演奏区間を除く)に関わらず、ある特定の一歌唱区間を所定の歌唱区間とすることが可能である。具体的には、演奏制御部100は、図2で示した楽曲Xの前奏区間X1〜第3歌唱区間X5いずれのBGM演奏中に切り替え指示があった場合であっても、当該演奏区間が終了するまでBGM演奏を行い、その後、第1歌唱区間X2の最初から(タイミングP1の時点から)カラオケ演奏を開始させることができる(図3参照)。この場合、第1歌唱区間X2が「所定の歌唱区間」に相当する。なお、後奏区間X6のBGM演奏中に切り替え指示があった場合、一般的に後奏区間の終了後すなわち楽曲の終了後にスムーズに歌唱区間につなぐことは困難であるため、前奏区間X1の最初から(タイミングP0の時点から)カラオケ演奏を開始させることができる。以後の他の例においても同様である。
また、演奏区間毎に所定の歌唱区間を設定しておくことも可能である。この場合、記憶部13は、各楽曲の演奏区間毎に、所定の歌唱区間を予め対応付けて記憶する。たとえば、図2で示した楽曲Xについて、前奏区間X1及び第1歌唱区間X2には第1歌唱区間X2を所定の歌唱区間として対応付け、第2歌唱区間X3及び間奏区間X4には第2歌唱区間X3を所定の歌唱区間として対応付け、第3歌唱区間X5には第3歌唱区間X5を所定の歌唱区間として対応付けることができる。後奏区間X6のBGM演奏中に切り替え指示があった場合は前述の通りである。この場合、たとえば、演奏制御部100は、楽曲Xの第1歌唱区間X2において切り替え指示があった場合、第1歌唱区間X2の演奏が終了するまで(タイミングP2の時点まで)BGM演奏を行い、その後、第1歌唱区間X2の最初から(タイミングP1の時点から)カラオケ演奏を開始させる(図4参照)。或いは、演奏制御部100は、間奏区間X4において切り替え指示があった場合、間奏区間X4の演奏が終了するまで(タイミングP4の時点まで)BGM演奏を行い、その後、第2歌唱区間X3の最初から(タイミングP2の時点から)カラオケ演奏を開始させる(図4参照)。
更に、演奏区間をより細分化し、それに合わせてカラオケ演奏を開始する所定の歌唱区間をより細かく設定することも可能である。
たとえば、図2で示した楽曲Xの演奏区間のうち、第1歌唱区間X2、第2歌唱区間X3、及び第3歌唱区間X5をそれぞれAメロ、Bメロ、サビの歌唱区間に細分化し、それぞれに所定の歌唱区間を設定することができる(図5参照)。図5において、前奏区間X1の演奏開始時点がタイミングP0となり、第1歌唱区間X2のAメロ歌唱区間X2−1の演奏開始時点がタイミングP1となり、第1歌唱区間X2のBメロ歌唱区間X2−2の演奏開始時点がタイミングP2となり、第1歌唱区間X2のサビ歌唱区間X2−3の演奏開始時点がタイミングP3となり、第2歌唱区間X3のAメロ歌唱区間X3−1の演奏開始時点がタイミングP4となり、第2歌唱区間X3のBメロ歌唱区間X3−2の演奏開始時点がタイミングP5となり、第2歌唱区間X3のサビ歌唱区間X3−3の演奏開始時点がタイミングP6となり、間奏区間X4の演奏開始時点がタイミングP7となり、第3歌唱区間X5のAメロ歌唱区間X5−1の演奏開始時点がタイミングP8となり、第3歌唱区間X5のBメロ歌唱区間X5−2の演奏開始時点がタイミングP9となり、第3歌唱区間X5のサビ歌唱区間X5−3の演奏開始時点がタイミングP10となり、後奏区間X6の演奏開始時点がタイミングP11となる。すなわち、前奏区間X1はタイミングP0から(P0を含む)P1まで(P1を含まない)、以下同様に、第1歌唱区間X2のAメロ歌唱区間X2−1はタイミングP1からタイミングP2まで、第1歌唱区間X2のBメロ歌唱区間X2−2はタイミングP2からタイミングP3まで、第1歌唱区間X2のサビ歌唱区間X2−3はタイミングP3からタイミングP4まで、第2歌唱区間X3のAメロ歌唱区間X3−1はタイミングP4からタイミングP5まで、第2歌唱区間X3のBメロ歌唱区間X3−2はタイミングP5からタイミングP6まで、第2歌唱区間X3のサビ歌唱区間X3−3はタイミングP6からタイミングP7まで、間奏区間X4はタイミングP7からタイミングP8まで、第3歌唱区間X5のAメロ歌唱区間X5−1はタイミングP8からタイミングP9まで、第3歌唱区間X5のBメロ歌唱区間X5−2はタイミングP9からタイミングP10まで、第3歌唱区間X5のサビ歌唱区間X5−3はタイミングP10からタイミングP11まで、後奏区間X6はタイミングP11からタイミングP12までとなる。
この場合、記憶部13は、たとえば、前奏区間X1、各歌唱区間のサビ、及び間奏区間X4には第1歌唱区間X2のAメロ歌唱区間X2−1を所定の歌唱区間として対応付け、各歌唱区間のAメロ歌唱区間には第1歌唱区間X2のBメロ歌唱区間X2−2を所定の歌唱区間として対応付け、各歌唱区間のBメロには第1歌唱区間X2のサビ歌唱区間X2−3を所定の歌唱区間として対応付けることができる。後奏区間X6のBGM演奏中に切り替え指示があった場合は前述の通りである。
演奏制御部100は、いずれかの歌唱区間のAメロにおいて切り替え指示があった場合、Aメロの演奏が終了するまで(タイミングP2、P5、またはP9の時点まで)BGM演奏を行い、その後、第1歌唱区間X2のBメロ歌唱区間X2−2から(タイミングP2の時点から)カラオケ演奏を開始させる(図6参照)。或いは、演奏制御部100は、第1歌唱区間X2のサビにおいて切り替え指示があった場合、第1歌唱区間X2のサビの演奏が終了するまで(タイミングP4の時点まで)BGM演奏を行い、その後、第1歌唱区間X2のAメロ歌唱区間X2−1から(タイミングP1の時点から)カラオケ演奏を開始させる(図6参照)。
上述の所定の歌唱区間の設定はあくまでも一例であり、様々な態様で設定することが可能である。たとえば、図2で示した楽曲Xについて、前奏区間X1には第1歌唱区間X2を所定の歌唱区間として対応付け、第1歌唱区間X2には第2歌唱区間X3を所定の歌唱区間として対応付け、第2歌唱区間X3及び間奏区間X4には第3歌唱区間X5を所定の歌唱区間として対応付けることができる。後奏区間X6のBGM演奏中に切り替え指示があった場合は前述の通りである。なお、所定の歌唱区間は、BGM演奏からカラオケ演奏に切り替えた場合に、利用者や聴衆が各演奏を違和感なく(自然に)聴くことができることが好ましい。
[表示制御部]
表示制御部200は、カラオケ装置1における各種表示制御を行う。たとえば、表示制御部200は、表示処理部15を制御し、上述の切り替え指示用のアイコンをリモコン装置50の表示画面に表示させる。或いは、表示制御部200は、表示処理部15を制御し、BGM演奏の終了が近くなった時点で、表示装置30に「まもなくカラオケ演奏が始まります」といったメッセージ、或いはカラオケ演奏開始までの時間のカウントダウン表示を行うことで、利用者が歌い出しのタイミングを把握し易いようにできる。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図7を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図7は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。
カラオケ歌唱の予約が入ってない場合、演奏制御部100は、ある楽曲のBGM演奏を行う(BGM演奏。ステップ10)。
ある楽曲について、利用者よりBGM演奏からカラオケ演奏への切り替え指示があった場合(ステップ11でYの場合)、まず、演奏制御部100は、切り替え指示があった時点で演奏されている演奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を継続して行う(演奏区間の演奏終了までBGM演奏を継続。ステップ12)。
その後、演奏制御部100は、所定の歌唱区間からカラオケ演奏を開始させる(所定の歌唱区間からカラオケ演奏を開始。ステップ13)。演奏制御部100は、所定の歌唱区間からある楽曲のカラオケ演奏が終了(ステップ14でYの場合)するまで、カラオケ演奏を行う。演奏終了時点までにカラオケ歌唱の新たな予約が無い場合(ステップ15でNの場合)、カラオケ装置1は、ステップ10に戻って、別の楽曲のBGM演奏を開始する。一方、演奏終了時点までにカラオケ歌唱の新たな予約があった場合(ステップ15でYの場合)、演奏制御部100は、予約された楽曲について、通常のカラオケ演奏(前奏区間からのカラオケ演奏)を行う(予約された楽曲のカラオケ演奏。ステップ16)。
このように本実施形態に係るカラオケ装置1は、前奏区間、歌唱区間、間奏区間、及び後奏区間を含む複数の演奏区間から構成される楽曲の伴奏データを記憶する記憶部13と、伴奏データに基づいて、カラオケ演奏、及びカラオケ歌唱の予約が入っていない時間帯に行うBGM演奏に用いる放音信号を生成する音響処理部14と、放音信号に基づいて、BGM演奏音またはカラオケ演奏音をスピーカ20から放音させる演奏制御部100を有する。また、演奏制御部100は、ある楽曲のBGM演奏中に、当該ある楽曲のカラオケ演奏への切り替え指示が後奏区間以外であった場合、当該切り替え指示があった時点で演奏されている演奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を行った後、所定の歌唱区間からカラオケ演奏を開始させる。カラオケ演奏への切り替え指示が後奏区間であった場合には前奏区間からカラオケ演奏を開始させる。
このようなカラオケ装置1によれば、利用者がBGM演奏中の楽曲をカラオケ歌唱したいと考えて切り替え指示を行った場合であっても、当該切り替え指示を行った時点の演奏区間についてはBGM演奏が継続される。よって、すぐにBGM演奏が中止されることが無いため、利用者や聴衆はカラオケ演奏の開始まで楽曲演奏が無いことによる違和感を持つことが無い。一方、BGM演奏を中止した後に、連続してカラオケ演奏が開始されることにより、予約楽曲が再生されるまでに時間を要することが無い。更に、後奏区間で切り替え指示を行った場合を除き、歌唱区間からカラオケ演奏が開始されるため利用者は直ぐにカラオケ歌唱を行うことができるため、興趣性が削がれることない。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、BGM演奏されている楽曲を歌唱したいと考えた利用者が違和感を持つことなく、当該楽曲のカラオケ歌唱をスムーズに行うことが可能となる。
<その他>
なお、演奏制御部100は、カラオケ演奏及びBGM演奏に合わせて、ガイドボーカルを放音させることも可能である。この際、演奏制御部100は、BGM演奏に合わせて第1の音量でガイドボーカルデータに基づく音声を放音させ、所定の歌唱区間からのカラオケ演奏に合わせて第1の音量よりも小さい第2の音量でガイドボーカルデータに基づく音声を放音させることができる。
BGM演奏に合わせてガイドボーカルデータに基づく音声(ガイドボーカル音声)を放音させることにより、利用者は、BGM演奏されている楽曲の歌詞や歌いまわし等を把握できる。よって、利用者は、当該楽曲をカラオケ歌唱するかどうかをより判断し易くなる。また、BGM演奏時は、ガイドボーカル音声をある程度大きい音量で放音させてもカラオケ歌唱の邪魔になることが無い。一方、カラオケ演奏時には、カラオケ歌唱の邪魔にならないよう、放音するガイドボーカル音声の音量をBGM演奏時に比べて(カラオケ歌唱の歌唱支援ができる程度に)小さくすることが好ましい。そこで、演奏制御部100は、カラオケ演奏時には、BGM演奏時よりも小さい音量でガイドボーカル音声を放音する。
また、表示制御部200は、所定の歌唱区間からのカラオケ演奏が開始された場合に、歌詞データに基づいて、ある楽曲の歌詞を表示装置30またはリモコン装置50に表示させることも可能である。このように、カラオケ演奏の開始に合わせて歌詞を表示させることにより、利用者はカラオケ演奏用のモードに切り替わったことを容易に把握できる。表示装置30またはリモコン装置50は、「表示部」の一例である。
また、BGM演奏中や、切り替え指示に応じてカラオケ演奏を開始した後に、通常の楽曲予約がなされた場合、演奏制御部100は、現在行われているBGM演奏またはカラオケ演奏を中止し、予約された楽曲のカラオケ演奏を優先的に行ってもよい。
また、切り替え指示について、上記実施形態ではリモコン装置50等の表示画面に表示されたアイコンを選択する例について述べたが、その代わりに、カラオケ装置1の操作部16を介して直接切り替え指示を行うよう構成することも可能である。或いは、利用者が所有する携帯端末(スマートフォン等)で専用のアプリケーションソフトウェア(アプリ)を実行し、当該アプリを介して切り替え指示を行うことも可能である。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
13 記憶部
14 音響処理部
100 演奏制御部
200 表示制御部

Claims (5)

  1. 前奏区間、歌唱区間、及び間奏区間を含む複数の演奏区間から構成される楽曲の伴奏データを記憶する記憶部と、
    前記伴奏データに基づいて、カラオケ演奏、及びカラオケ歌唱の予約が入っていない時間帯に行うBGM演奏に用いる放音信号を生成する音響処理部と、
    前記放音信号に基づいて、カラオケ演奏音またはBGM演奏音をスピーカから放音させる演奏制御部であって、
    ある楽曲のBGM演奏中に、当該ある楽曲のカラオケ演奏への切り替え指示があった場合、当該切り替え指示があった時点で演奏されている演奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を行った後、所定の歌唱区間から前記カラオケ演奏を開始させる演奏制御部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記伴奏データはさらに演奏区間として後奏区間を含み、
    前記演奏制御部は、後奏区間においてカラオケ演奏への切り替え指示があった場合、後奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を行った後、前奏区間からカラオケ演奏を開始させ、後奏区間以外の演奏区間においてカラオケ演奏への切り替え指示があった場合、当該演奏区間の演奏が終了するまでBGM演奏を行った後、前記所定の歌唱区間からカラオケ演奏を開始させることを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記記憶部は、前記伴奏データに対応したガイドボーカルデータを記憶し、
    前記演奏制御部は、前記BGM演奏に合わせて第1の音量で前記ガイドボーカルデータに基づく音声を放音させ、前記所定の歌唱区間からのカラオケ演奏に合わせて前記第1の音量よりも小さい第2の音量で前記ガイドボーカルデータに基づく音声を放音させることを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。
  4. 前記記憶部は、前記楽曲の歌詞を示す歌詞データを記憶し、
    前記所定の歌唱区間からのカラオケ演奏が開始された場合に、前記歌詞データに基づいて、前記ある楽曲の歌詞を表示部に表示させる表示制御部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のカラオケ装置。
  5. 前記記憶部は、楽曲の前記演奏区間毎に、前記所定の歌唱区間を予め対応付けて記憶していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のカラオケ装置。
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