JP6452229B2 - カラオケ効果音設定システム - Google Patents

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Description

本発明はカラオケ効果音設定システムに関するものであり、詳しくは、演奏するカラオケ楽曲の曲調及び演奏構成を分析して、当該分析結果に基づき効果音を設定するためのカラオケ効果音設定システムに関するものである。
現在普及しているカラオケ演奏装置のコンテンツには、人気アーティストが実際に行ったライブやコンサートの映像及び音源を用いたものがある。このようなライブカラオケのコンテンツは、臨場感あふれる映像と音を用いて、ライブ会場やコンサート会場の熱気を感じながらカラオケを楽しむことができるため、利用者から好評を得ている。しかし、ライブカラオケのコンテンツは、アーティストがライブ会場等で実際に歌唱を行っている映像、音源、アーティストの音声を使用しているため、対応している楽曲数が少なく、利用者によっては好みのアーティストのカラオケ楽曲をライブカラオケとして楽しむことができない場合もある。
ライブカラオケのコンテンツが用意されていないカラオケ楽曲については、少しでもライブ会場やコンサート会場の雰囲気に近づけるため、カラオケ楽曲の曲調や会場の雰囲気に合致した手拍子、拍手、声援等の効果音を出力したり、残響効果を付与したりすればよい。また、手拍子、拍手、声援等の効果音や残響効果は、カラオケ楽曲を歌唱している際の雰囲気を盛り上げる効果もある。従来、手拍子、拍手、声援等の効果音を出力し、あるいは残響効果を付与する機能を搭載したカラオケ演奏装置が知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特許文献1には、カラオケ楽曲のイントロパート、間奏パート、エンディングパート等の演奏区間データを検出し、検出された演奏区間データ(パート)に合致した効果音を選択して、自動的に出力する技術が開示されている。特許文献2には、歌唱者がカラオケ楽曲を歌唱した際の歌唱区間毎の採点値と、基準採点値とを比較し、比較結果に基づき称賛する効果音(拍手)や非難する効果音(ブーイング)を自動的に出力する技術が開示されている。特許文献3には、カラオケシステムにログインしている利用者が単数か複数かに応じて、出力する効果音を発音データとするか表示データとするかを選択し、選択したデータ形式で効果音を出力する技術が開示されている。
特開2000−330574号公報 特開2008−209640号公報 特開2008−76677号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、検出されたパートに合致した効果音を自動的に選択して出力することはできるが、カラオケ楽曲の曲調に基づき手拍子を出力したり、会場の規模に合わせた効果音を出力したりすることはできない。また、特許文献2及び特許文献3に記載された技術では、歌唱区間毎の採点値やログイン利用者の人数に応じて適切な効果音を自動的に出力することはできるが、実際のライブ映像やライブ音声を用いたライブカラオケと同等の臨場感を得るための効果音等を自動的に出力することはできない。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、ライブカラオケのコンテンツが用意されていないカラオケ楽曲であっても、ライブ会場やコンサート会場に近い臨場感で歌唱することが可能なカラオケ効果音設定システムを提供することを目的とする。
本発明のカラオケ効果音設定システムは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明のカラオケ効果音設定システムは、演奏するカラオケ楽曲の曲調及び演奏構成を分析して、当該分析結果に基づき効果音を設定するようになっている。
このカラオケ効果音設定システムは、カラオケ楽曲の楽曲ジャンルと効果音とを対応付けた効果音種別テーブルと、カラオケ楽曲の演奏区間データと効果音とを対応付けた効果音出力テーブルと、演奏するカラオケ楽曲の楽曲データに含まれる楽曲ジャンル及び演奏区間データを抽出するデータ抽出手段と、演奏するカラオケ楽曲の楽曲データに含まれるリズム信号を分析して少なくとも強拍及び弱拍のタイミングを含む拍節構造を特定する拍節構造特定手段と、抽出した楽曲ジャンル及び演奏区間データに基づき、効果音種別テーブル及び効果音出力テーブルを参照して、出力する効果音の種別を設定するとともに、特定した拍節構造に基づき、種別が設定された効果音の出力タイミングを設定する出力効果音設定手段を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のカラオケ効果音設定システムは、上述した構成に加えて、仮想的なライブ会場の会場規模を選択する会場規模選択手段と、会場規模選択手段により選択された会場規模に対応する観客数に基づいて、出力する効果音の出力態様を設定する効果音出力態様設定手段とを備えることが可能である。
また、本発明のカラオケ効果音設定システムは、上述した構成に加えて、会場規模選択手段により選択された会場規模に対応させて、出力する少なくとも効果音のリバーブタイプを設定するリバーブタイプ設定手段を備えることが可能である。
本発明のカラオケ効果音設定システムでは、演奏するカラオケ楽曲の曲調及び演奏構成を分析して、当該分析結果に基づき設定された効果音を出力する。したがって、従来技術のように、単純にカラオケ楽曲のパートに合致した効果音を自動的に出力するだけではなく、歌唱中のカラオケ楽曲に対してその曲調に合致した手拍子を出力することができる。また、実際のライブ会場やコンサート会場で、観客から発せられる歓声や掛け声等の効果音を出力することができる。
このように、本発明のカラオケ効果音設定システムによれば、利用者がライブカラオケを所望するアーティストのカラオケ楽曲に対して、ライブカラオケのコンテンツが用意されていない場合であっても、ライブ会場やコンサート会場に近い臨場感で歌唱することができるので、カラオケの楽しさをより一層高めることが可能となる。
本発明の実施形態に係るカラオケ効果音設定システムの概略構成を示すブロック図。 効果音種別テーブルの説明図。 効果音出力テーブルの説明図。
図面を参照して、本発明のカラオケ効果音設定システムの実施形態について説明する。図1〜図3は本発明の実施形態に係るカラオケ効果音設定システムを説明するもので、図1はカラオケ効果音設定システムの概略構成を示すブロック図、図2は効果音種別テーブルの説明図、図3は効果音出力テーブルの説明図である。
<カラオケ効果音設定システムの概要>
本発明の実施形態に係るカラオケ効果音設定システム100は、図1に示すように、カラオケ演奏装置10を含むカラオケシステムに組み込まれて機能するシステムであって、効果音種別テーブル24cと、効果音出力テーブル24dと、データ抽出手段27と、拍節構造特定手段28と、出力効果音設定手段29を備えている。また、これらの手段に加えて、会場規模選択手段30と、効果音出力態様設定手段31を備えることが可能であり、さらに、リバーブタイプ設定手段32を備えることが可能である。このカラオケ効果音設定システム100の機能により、演奏するカラオケ楽曲の曲調及び演奏構成を分析して、当該分析結果に基づき効果音を設定する。そして、カラオケ演奏装置10では、設定した効果音を出力するようになっている。
以下の説明において、プログラムとは、RAM等に記憶され、CPU等のハードウェアで実行されることにより、その機能を発揮するソフトウェアだけではなく、同等の機能を発揮することが可能な論理回路も含む概念である。
<カラオケ演奏装置>
本発明の実施形態に係るカラオケ効果音設定システム100を適用するカラオケ演奏装置10は、図1に示すように、カラオケ本体11、カラオケリモコン装置12、マイクロホン13、スピーカ14、表示装置15、ミキシングアンプ16を備えている。また、カラオケ演奏装置10は、ルータ40及びインターネット、専用電話回線、一般電話回線、無線通信回線等のデータ通信回線50を介して、管理サーバとネットワーク接続されていてもよい。
<カラオケリモコン装置>
カラオケリモコン装置12は、ユーザインタフェース機能を備えており、ルータ40及びデータ通信回線50を介して、カラオケ本体11との間でデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置12は、楽曲検索手段12aとして機能するプログラム、楽曲索引データベース12b、種々のデータを記憶するためのデータ記憶部12c、データの入出力を行うための入出力表示部12dを備えている。このカラオケリモコン装置12に付帯するスイッチ類や、入出力表示部12dに表示される各種のアイコン等を操作することにより、選曲操作等が行われる。
<楽曲検索手段/楽曲索引データベース>
楽曲検索手段12aは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース12bを参照して楽曲を検索するためのプログラムからなる。楽曲索引データベース12bは、カラオケ演奏装置10で演奏に供されるカラオケ楽曲について、その属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・アーティスト名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。楽曲検索手段12aは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース12bを参照して楽曲を検索する。
<マイクロホン>
マイクロホン13は、歌唱音声の入力を行うための装置である。マイクロホン13から入力された歌唱音声信号は、ミキシングアンプ16により、音楽再生制御手段33から送出されるカラオケ演奏信号とミキシングされると共に増幅され、スピーカ14へ出力される。また、図示しないが、マイクロホン13からの音声入力信号をA/Dコンバータによりデジタル変換し、歌唱採点手段における歌唱採点等に使用してもよい。
<表示装置>
表示装置15は、カラオケ楽曲に関連した背景映像や歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。
<カラオケ本体>
カラオケ本体11は、中央制御手段21、ROM22、RAM23、HDD24、送受信手段25、予約楽曲管理手段26、データ抽出手段27、拍節構造特定手段28、出力効果音設定手段29、会場規模選択手段30、効果音出力態様設定手段31、リバーブタイプ設定手段32、音楽再生制御手段33、映像再生制御手段34を備えている。
<中央制御手段>
中央制御手段21は、カラオケ本体11を総合的に制御するための電子機器であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM22等に記憶されたプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
<ROM/RAM>
ROM22は、カラオケ本体11を構成する各機器を制御するためのプログラムデータや数値データを記憶するための電子機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM23は、プログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。本実施形態では、RAM23に、予約楽曲管理テーブル23aが記憶されている。
<HDD>
HDD24は、大容量記憶装置として機能するもので、楽曲データベース24a、映像データベース24b、効果音種別テーブル24c、効果音出力テーブル24dが格納されている。なお、HDD24に替えて、あるいはHDD24と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶手段を用いてもよい。
<楽曲データベース/映像データベース>
楽曲データベース24aは、演奏制御データ(MIDI規格のデータ)及び歌詞描出データが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ構成されたデータベースである。演奏制御データは、各楽曲の演奏を制御するためのデジタルデータであり、歌詞描出データは演奏に同期した歌詞文字の表示タイミングデータ及び色変わりデータを含んでいる。映像データベース24bは、演奏されるカラオケ楽曲に対応した背景映像を、当該カラオケ楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。なお、楽曲データには、カラオケ楽曲を演奏区間毎に分割する演奏区間データが記憶されており、当該演奏区間データは、通常、歌唱採点時に区間毎の採点値を算出する際に用いられる。
<効果音種別テーブル>
効果音種別テーブル24cは、カラオケ楽曲の楽曲ジャンルと効果音とを対応付けたデータテーブルである。この効果音種別テーブル24cは、例えば、図2に示すように、楽曲ジャンルと効果音の態様を関連付けたテーブルであり、効果音は、歓声、手拍子、掛け声、拍手等に分類されている。図2では、演歌、ロック、POPSの楽曲ジャンルの効果音について例示したが、楽曲ジャンルは、これらの他に、ジャズ、民謡、アニメソング等、種々のジャンルについて効果音の態様を関連付けることができる。また、効果音の分類は、図2に示したものに限られず、他の分類について関連付けを行ってもよい。
<効果音出力テーブル>
効果音出力テーブル24dは、カラオケ楽曲の楽曲データに記憶されている演奏区間データと効果音とを対応付けたデータテーブルである。この効果音出力テーブル24dは、例えば、図3に示すように、楽曲ジャンル別に、演奏区間の種別と出力する効果音とを関連づけたテーブルであり、どの演奏区間で、どのような効果音を発生させるかが定義されている。図3に示した例では、演奏区間として、前奏区間、通常歌唱区間、サビ区間、間奏区間、後奏区間が定義されており、各演奏区間に対して、歓声、手拍子、掛け声、拍手等が関連付けられている。効果音種別テーブル24cと同様に、音楽ジャンルの種類、効果音の分類は、適宜設定することができる。
<送受信手段>
送受信手段25は、カラオケ本体11とルータ40との間におけるデータの送受信を行うための電子機器及びプログラムからなる。本実施形態では、カラオケ本体11は、ルータ40及びデータ通信回線50を介してカラオケリモコン装置12とデータの送受信を行うようになっている。
<予約楽曲管理手段/予約楽曲管理テーブル>
予約楽曲管理手段26は、任意の利用者がカラオケ楽曲の予約を行う際に、当該利用者の利用者IDと予約楽曲の楽曲IDとを紐付けして、予約楽曲管理テーブル23aにて管理するためのプログラムからなる。すなわち、予約楽曲管理手段26は予約楽曲管理テーブル23aを作成し、この予約楽曲管理テーブル23aをRAM23に格納して管理する。予約楽曲管理テーブル23aは、利用者により楽曲検索手段12aの機能を用いて選曲された楽曲IDを演奏順に並べて作成したデータテーブルである。
なお、図示しないが、利用者IDは、IDカードや携帯情報端末に記憶されており、カラオケリモコン装置12に付帯した読取装置を用いて取得することができる。また、携帯情報端末を用いて楽曲予約を行うことができる構成とした場合には、携帯情報端末に記憶された個人識別情報を楽曲予約データとともにカラオケ演奏装置10に送信することにより、利用者IDを取得することができる。さらに、システムログインした利用者に対して、仮の利用者IDを付与してもよい。
<データ抽出手段>
データ抽出手段27は、演奏するカラオケ楽曲の楽曲データに含まれる楽曲ジャンル及び演奏区間データを抽出するためのプログラムからなる。なお、楽曲データとは、カラオケ楽曲のインデックスデータ及びカラオケ楽曲を演奏するための種々のデータのことをいう。この楽曲データには、楽曲ジャンル及び演奏区間データが含まれており(特開2005−107332号公報の段落「0024」及び特開2000−330574号公報の段落「0029」、「0043」参照)、データ抽出手段27は、楽曲データを参照して、楽曲ジャンル及び演奏区間データを抽出する。
上述したように、楽曲ジャンルとは、演歌、ロック、POPSのように、リズム、メロディ、ハーモニー等に基づいて分類した楽曲の種別のことであり、楽曲ジャンルの種別に対応して、歓声、手拍子、掛け声、拍手等の効果音の態様が異なるのが一般的である。また、演奏区間データとは、前奏区間、通常歌唱区間、サビ区間、間奏区間、後奏区間等を表すデータのことであり、演奏区間の種別に対応して、歓声、手拍子、掛け声、拍手等の効果音の出力タイミングが異なるのが一般的である。
<拍節構造特定手段>
拍節構造特定手段28は、演奏するカラオケ楽曲の楽曲データに含まれるリズム信号を分析して拍節構造を特定するためのプログラムからなる。拍節構造は、リズム信号に含まれる「強」「中強」「弱」等の組み合わせ及びその検出時間に基づいて、「強」「中強」「弱」等の配列および検出の時間間隔Δtの遷移により特定することができる。そして、拍節構造を特定する(特開2004−302484号公報の段落「0017」参照)ことにより、手拍子のタイミング等を決定することができる。なお、本実施例では手拍子のタイミングを決定するために拍節構造を用いているが、拍節構造の利用態様はこれに限られず、掛け声等を出力するタイミングを決定するために用いてもよい。
<出力効果音設定手段>
出力効果音設定手段29は、抽出した楽曲ジャンル及び演奏区間データと、拍節構造特定手段28により特定した拍節構造とに基づき、効果音種別テーブル24c及び効果音出力テーブル24dを参照して、出力する効果音及びその出力タイミングを設定するためのプログラムからなる。上述したように、効果音種別テーブル24cでは、楽曲ジャンルの種別に対応して、歓声、手拍子、掛け声、拍手等の効果音の態様が規定されており、効果音出力テーブル24dでは、演奏区間の種別に対応して、歓声、手拍子、掛け声、拍手等の効果音の出力タイミングが規定されている。
したがって、演奏するカラオケ楽曲の楽曲ジャンル及び演奏区間データと、拍節構造とを特定することにより、出力する効果音の種類及びその出力タイミングを決定することができる。そして、各カラオケ楽曲を演奏する際に、出力効果音設定手段29により決定した種類の効果音及びその出力タイミングに基づいて効果音を出力する。
<会場規模選択手段>
会場規模選択手段30は、仮想的なライブ会場の会場規模、すなわち、利用者がライブの雰囲気を楽しみたい会場規模を選択するためのプログラムからなる。会場規模とは、例えば、大ホール、小ホール、ライブハウス等、収容人数や舞台構造等に基づいた会場の態様のことである。会場規模選択手段30は、利用者がカラオケリモコン装置12等を利用して入力した会場規模の選択信号に基づいて、会場規模を選択する。
また、会場規模選択手段30による会場規模の選択は、利用者の入力指示に基づいて行うだけではなく、抽出した音楽ジャンルに基づいて行ってもよい。例えば、音楽ジャンルがロックの場合には大ホールを選択し、音楽ジャンルが演歌の場合には小ホールを選択し、音楽ジャンルがジャズの場合にはライブハウスを選択することができる。
<効果音出力態様設定手段>
効果音出力態様設定手段31は、会場規模選択手段30により選択された会場規模に対応させて、出力する効果音の出力態様を設定するためのプログラムからなる。効果音の出力態様とは、例えば、手拍子や歓声を発する人数のことであり、大ホールが選択されると、大人数による熱狂的な手拍子や声援を出力し、ライブハウスが選択されると、少人数による控えめな手拍子や掛け声を出力するような設定が行われる。ライブハウスのような小規模な会場での掛け声は、大ホールなどに比べて一人ひとりの声がはっきりと聴こえるという特徴がある。
<リバーブタイプ設定手段>
リバーブタイプ設定手段32は、会場規模選択手段30により選択された会場規模に対応させて、出力するカラオケ演奏音や効果音のリバーブタイプを設定するためのプログラムからなる。リバーブタイプとは、残響音のタイプのことであり、大ホール、小ホール、ライブハウス等の会場規模に応じて、異なるリバーブタイプが設定される。例えば、大ホールでは、残響時間を長く設定し、ライブハウスでは残響時間を短く設定する。また、会場規模に応じて、反射音の到達時間や音量を設定してもよい。
上述した効果音の種類及び出力タイミングを設定するタイミングは、予約楽曲の演奏が開始された後であってもよいし、予約楽曲管理テーブル23aが作成されて、各予約楽曲の演奏が開始されるまでの間であってもよい。
<音楽再生制御手段>
音楽再生制御手段33は、楽曲IDに基づいて楽曲データから抽出された演奏制御データに基づいて、音源(シンセサイザ)を駆動しカラオケ演奏信号を構成する楽音信号を生成するとともにアナログ変換してミキシングアンプ16に出力するための電子機器である。また、上記音源は楽音信号を生成するための波形データを多数記憶するとともに、効果音信号を生成するための歓声、手拍子、掛け声、拍手などの波形データを、会場規模に基づいたバリエーションの数に応じて記憶している。
音楽再生制御手段33は、出力効果音設定手段29及び効果音出力態様設定手段31により設定された効果音の種類及びその出力タイミングに応じて効果音の波形データを読み出して効果音信号を生成し、カラオケ演奏信号とともにミキシングアンプ16に出力する。さらに、音楽再生制御手段33は、少なくともカラオケ演奏信号や効果音信号に残響音を付与する機能を備えており、リバーブタイプ設定手段32により設定されたリバーブタイプに基づいて、カラオケ演奏信号及び効果音信号に残響音を付与する。すなわち、音楽再生制御手段33は、カラオケ演奏信号に設定された効果音信号を付与して出力する出力手段や、設定されたリバーブタイプに基づいてカラオケ演奏信号及び効果音信号に残響音を付与して出力する出力手段にも相当する。
<ミキシングアンプ>
ミキシングアンプ16は、マイクロホン13から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段33から送出される効果音信号及び残響音が付与されたカラオケ演奏信号をミキシングするとともに、アンプ機能により増幅してスピーカ14より出力するための装置である。
<映像再生制御手段>
映像再生制御手段34は、カラオケ楽曲の演奏中に、映像データベース24bから抽出した背景映像データと、楽曲データに含まれる歌詞描出データに基づいて作成される歌詞文字とを、当該カラオケ楽曲の楽曲データに同期させて表示装置15に出力するための電子機器である。
<他の実施形態>
本発明のシステム及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
100 カラオケ効果音設定システム
10 カラオケ演奏装置
11 カラオケ本体
12 カラオケリモコン装置
12a 楽曲検索手段
12b 楽曲索引データベース
12c データ記憶部
12d 入出力表示部
13 マイクロホン
14 スピーカ
15 表示装置
16 ミキシングアンプ
21 中央制御手段
22 ROM
23 RAM
23a 予約楽曲管理テーブル
24 HDD
24a 楽曲データベース
24b 映像データベース
24c 効果音種別テーブル
24d 効果音出力テーブル
25 送受信手段
26 予約楽曲管理手段
27 データ抽出手段
28 拍節構造特定手段
29 出力効果音設定手段
30 会場規模選択手段
31 効果音出力態様設定手段
32 リバーブタイプ設定手段
33 音楽再生制御手段
34 映像再生制御手段
40 ルータ
50 データ通信回線

Claims (3)

  1. 演奏するカラオケ楽曲の曲調及び演奏構成を分析して、当該分析結果に基づき効果音を設定するためのカラオケ効果音設定システムであって、
    カラオケ楽曲の楽曲ジャンルと効果音とを対応付けた効果音種別テーブルと、
    カラオケ楽曲の演奏区間データと効果音とを対応付けた効果音出力テーブルと、
    演奏するカラオケ楽曲の楽曲データに含まれる楽曲ジャンル及び演奏区間データを抽出するデータ抽出手段と、
    前記演奏するカラオケ楽曲の楽曲データに含まれるリズム信号を分析して少なくとも強拍及び弱拍のタイミングを含む拍節構造を特定する拍節構造特定手段と、
    前記抽出した楽曲ジャンル及び演奏区間データに基づき、前記効果音種別テーブル及び前記効果音出力テーブルを参照して、出力する効果音の種別を設定するとともに、前記特定した拍節構造に基づき、種別が設定された効果音の出力タイミングを設定する出力効果音設定手段と、
    を備えたことを特徴とするカラオケ効果音設定システム。
  2. 仮想的なライブ会場の会場規模を選択する会場規模選択手段と、
    前記会場規模選択手段により選択された会場規模に対応する観客数に基づいて、出力する効果音の出力態様を設定する効果音出力態様設定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ効果音設定システム。
  3. 前記会場規模選択手段により選択された会場規模に対応させて、出力する少なくとも効果音のリバーブタイプを設定するリバーブタイプ設定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のカラオケ効果音設定システム。
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