JP7223636B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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本発明は、カラオケ装置に関する。
一台のカラオケ装置を複数の利用者で使用する場合、利用者の人数が多くなるほど、カラオケ歌唱を行うまでの待ち時間が長くなる傾向にある。このような場合、カラオケ演奏を途中で(たとえば1コーラスのカラオケ演奏が終了した時点で)中止し、楽曲毎の演奏時間を短縮することで、より多くの歌唱機会が得られるようにすることがある。
カラオケ演奏を途中で中止する場合、一般的には、カラオケ歌唱を行っている利用者(歌唱者)がカラオケ装置に付属するリモコン装置を操作し、演奏中止の指示を行う。この際、歌唱者は、カラオケ歌唱を行いながら演奏中止の指示を行わなければならず煩雑である。また、歌唱者によってはカラオケ歌唱に熱中してしまい、演奏中止の指示を忘れる可能性もある。
ここで、特許文献1には、歌う人が多い場合の待ち時間を短くする技術が開示されている。具体的には、所定曲数以上の楽曲が予約された場合、楽曲の演奏データを1コーラス、或いは2コーラスの演奏データとして加工し、楽曲毎の演奏時間を短縮する技術が開示されている。
特開平4-313800号公報
しかし、特許文献1の技術は、所定曲数以上の楽曲が予約されなければ演奏データの加工が行われない、すなわち演奏時間の短縮ができない。そのため、複数の利用者でカラオケ装置を利用する場合であっても、予約されている楽曲が少ない場合(たとえば、ある利用者がカラオケ歌唱を行っている最中に順次予約を行う場合)には、楽曲毎の演奏時間が短縮されることはない。一方、予約されている楽曲が多い場合であっても、利用者の多くが演奏時間の短縮を望まないこともありうる。このような場合、特許文献1の技術を用いることにより、利用者の意思に反して楽曲の演奏時間が短縮されてしまうため、利用者はカラオケ歌唱を楽しむことができない。
本発明の目的は、複数の利用者でカラオケ装置を利用する場合に、利用者全体の歌唱傾向に応じて楽曲の演奏時間の短縮を可能とするカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための発明は、予約された楽曲のカラオケ演奏を行うカラオケ装置であって、通常演奏モード及び所定のタイミングでカラオケ演奏を自動的に中止する短縮演奏モードを有する演奏処理部と、歌唱者からの指示入力に基づきカラオケ演奏が途中で中止された場合、カラオケ演奏が中止されたことを示す演奏中止情報を記憶部に記憶させる情報処理部と、複数の利用者による前記カラオケ装置の利用時に、所定数以上の楽曲がカラオケ演奏された後、新たな楽曲の予約があった場合に、記憶されている前記演奏中止情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する判定部と、前記演奏中止情報が所定の条件を満たす場合、短縮演奏モードに設定して前記新たな楽曲の予約を行う予約部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、複数の利用者でカラオケ装置を利用する場合に、利用者全体の歌唱傾向に応じて楽曲の演奏時間の短縮ができる。
カラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 カラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 カラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 変形例1における記憶部に記憶されている演奏中止情報の例を示す図である。
図1~図3を参照して、本実施形態に係るカラオケ装置について説明する。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、カラオケ演奏、及び歌唱者がカラオケ歌唱を行うための装置である。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20は各種音声を放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は歌唱者の歌唱音声をアナログの信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者は、リモコン装置50を用いてカラオケ歌唱を希望する楽曲の選曲等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのアイコン等が表示される。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図1に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うための複数の楽曲データを記憶する。
楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲IDが付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ等を含む。伴奏データは、カラオケ演奏音の元となるデータである。リファレンスデータは、歌唱者によるカラオケ歌唱を採点するためのデータであり、採点時の基準として用いられるデータである。楽曲は、複数の演奏区間(前奏、1番のAメロ、Bメロ、サビ、間奏、2番のAメロ、・・・・後奏)により構成されている。伴奏データは、各演奏区間を区別するためのマーカや制御情報を含む。
また、記憶部13は、各楽曲に対応する歌詞テロップをカラオケ演奏に合わせて表示装置30等に表示させるための歌詞テロップデータ、カラオケ演奏時に表示装置30等に表示される背景画像等の背景画像データ、及び楽曲の属性情報(歌手名、作詞・作曲者名、音楽ジャンル等の当該楽曲に関する情報)を記憶する。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、楽曲に対するカラオケ演奏の制御およびマイク40を通じて入力された歌唱音声に基づく信号の処理を行う。表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、楽曲のカラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。或いは、表示処理部15は、リモコン装置50の表示画面に操作入力用の各種アイコンを表示させる。操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、歌唱者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
(ソフトウェア構成)
図2はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、演奏処理部100、情報処理部200、判定部300、及び予約部400を備える。演奏処理部100、情報処理部200、判定部300、及び予約部400は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[演奏処理部]
演奏処理部100は、予約された楽曲のカラオケ演奏を行う。具体的には、演奏処理部100は、楽曲の伴奏データを記憶部13から読み出し、音響処理部14を制御することで、スピーカ20からカラオケ演奏音を放音させる。
本実施形態における演奏処理部100は、通常演奏モード及び短縮演奏モードを有する。
通常演奏モードは、伴奏データに基づいて前奏から後奏までカラオケ演奏を行うモードである。短縮演奏モードは、各楽曲のカラオケ演奏を行う際に、所定のタイミングでカラオケ演奏を自動的に中止するモードである。本実施形態における所定のタイミングは、「1コーラス(前奏、1番のAメロ、Bメロ、サビまで)」のカラオケ演奏を終了したタイミングである。なお、所定のタイミングはこれに限られず、「2コーラス(前奏、1番のAメロ、Bメロ、サビ、間奏、2番のAメロ、Bメロ、サビまで)」のカラオケ演奏を終了したタイミングのように予め一のタイミングが設定されていればよい。
[情報処理部]
情報処理部200は、歌唱者からの指示入力に基づきカラオケ演奏が途中で中止された場合、演奏中止情報を記憶部13に記憶させる。
演奏中止情報は、カラオケ演奏が中止されたことを示す情報である。
記憶される演奏中止情報は、複数の利用者によるカラオケ装置1の1回の利用時に得られる情報である。たとえば、2019年5月25日の18:00-19:00において、利用者U1~利用者U5の5名でカラオケ装置1を利用するとする。この場合、記憶部13には、当該日時において得られる演奏中止情報がまとめて記憶される。なお、当該日時が経過した場合、記憶部13は、記憶した演奏中止情報を削除する。
カラオケ歌唱を行っている利用者(歌唱者)は、リモコン装置50を操作し、カラオケ演奏を途中で中止させることができる。
上記例において、利用者U1が楽曲X1のカラオケ歌唱を行っている途中でカラオケ演奏を中止したとする。この場合、情報処理部200は、楽曲X1のカラオケ演奏が途中で中止されたことを、演奏中止情報として記憶部13に記憶させる。なお、予め短縮演奏モードに設定して予約された楽曲がそのまま短縮演奏モードでカラオケ演奏された場合も、演奏中止情報を記憶部13に記憶させる。一方、楽曲の途中でカラオケ演奏が中止されなかった場合(楽曲の最後までカラオケ演奏が行われた場合)、演奏中止情報は存在しない。すなわち、記憶部13に演奏中止情報が記憶されることもない。或いは、楽曲の歌唱区間の終了後にカラオケ演奏を中止した場合には、記憶部13に演奏中止情報を記憶しないものとしてもよい。
[判定部]
判定部300は、複数の利用者によるカラオケ装置1の利用時に、所定数以上の楽曲がカラオケ演奏された後、新たな楽曲の予約があった場合に、記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する。
所定数は、「5曲」、「10曲」のように予め一の値が設定されている。或いは、「利用者が5名以上10名未満:5曲」、「利用者が10名以上15名未満:10曲」のように、利用者の人数によって所定数が設定されてもよい。
所定の条件は、新たな楽曲の予約を短縮演奏モードに設定するかどうかを決定するための条件である。
具体的に、所定の条件は、たとえばカラオケ演奏の中止が一定回数以上(たとえば、3回以上)連続して続いたかどうか、一定曲数の楽曲のカラオケ演奏が終了した時点で、カラオケ演奏が途中で中止された楽曲の割合が一定割合以上(たとえば、8割以上)であるかどうか、といった条件である。或いは、所定の条件として「カラオケ演奏の中止が一定回数以上連続し、且つカラオケ演奏が途中で中止された楽曲の割合が所定割合以上である」のように複数の条件を含んでいてもよい。
判定部300は、所定数以上の楽曲がカラオケ演奏された後、新たな楽曲の予約があった場合に判定を行う。
たとえば、上記例において、利用者U1~利用者U5により、既に5曲(楽曲X1~楽曲X5)のカラオケ演奏が終了しているとする。また、所定数が「5曲」と設定され、所定の条件が「カラオケ演奏の中止が3回以上連続し、且つカラオケ演奏が途中で中止された楽曲の割合が8割以上」と設定されているとする。
ここで、利用者U1がリモコン装置50を操作し新たな楽曲X6を選曲した場合、予約部400は楽曲X6の予約を行う(予約処理の詳細は後述)。
この際、判定部300は、所定数以上の楽曲がカラオケ演奏されているかどうかを判定する。上述の通り、所定数は「5曲」であり、既に楽曲X1~楽曲X5の5曲のカラオケ演奏が終了している。よって、判定部300は、記憶部13に記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する。
ここで、記憶部13には、楽曲X1、楽曲X3、楽曲X4、及び楽曲X5の演奏中止情報が記憶されていたとする。なお、楽曲X2は、カラオケ演奏の中止がなされなかったため、演奏中止情報が存在しない。
この例によれば、カラオケ演奏の中止が3回連続し、且つ5曲のカラオケ演奏が終了した時点で、カラオケ演奏が途中で中止された楽曲の割合が8割となっている。よって、判定部300は、新たな楽曲X6の予約があった時点において、記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たすと判定する。
[予約部]
予約部400は、利用者がリモコン装置50を操作して選曲した楽曲を予約待ち行列に登録することで楽曲の予約を行う。また、予約部400は、予約を行う際に、楽曲毎に通常演奏モードまたは短縮演奏モードのいずれかを設定する。
たとえば、ある利用者がリモコン装置50を操作し、ある楽曲を選曲したとする。この場合、予約部400は、ある楽曲の楽曲IDを予約待ち行列に登録することで楽曲X1の予約を行う。この際、ある利用者はリモコン装置50を操作し、通常演奏モードに設定して楽曲X1の予約を行う。なお、本実施形態のリモコン装置50は、ディフォルトで通常演奏モードに設定した状態で設定画面の表示を行うものとする。
更に本実施形態において、予約部400は、演奏中止情報が所定の条件を満たす場合、短縮演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行う。
たとえば、上記例の通り、判定部300が、新たな楽曲X6の予約があった時点において、記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たすと判定したとする。この場合、予約部400は、短縮演奏モードに設定して楽曲X6の予約を行う。その後、楽曲X6のカラオケ演奏を行う際に、演奏処理部100は、楽曲X6のカラオケ演奏を1コーラスだけ行う。
一方、記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たさないと判定された場合、予約部400は、短縮演奏モードではなく、通常演奏モードの設定のまま新たな楽曲の予約を行う。
==カラオケ装置における処理について==
次に、図3を参照して本実施形態に係るカラオケ装置1における処理の具体例について述べる。図3は、カラオケ装置1における処理例を示すフローチャートである。ここでは、ある日時において、複数の利用者がカラオケ装置1を利用している例について述べる。
演奏処理部100は、予約待ち行列に登録されている順に楽曲データを読み出し、カラオケ演奏を行う(予約されている楽曲のカラオケ演奏。ステップ10)。
情報処理部200は、歌唱者からの指示入力に基づきカラオケ演奏が途中で中止された場合(ステップ11でYの場合)、カラオケ演奏が中止されたことを示す演奏中止情報を記憶部13に記憶させる(演奏中止情報の記憶。ステップ12)。
ここで、所定数以上の楽曲がカラオケ演奏された後(ステップ13でYの場合)、新たな楽曲の予約があったとする(新たな楽曲の予約。ステップ14)。この場合、判定部300は、記憶部13に記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する。
演奏中止情報が所定の条件を満たす場合(ステップ15でYの場合)、予約部400は、所定のタイミングでカラオケ演奏を自動的に中止する短縮演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行う(短縮演奏モードに設定して予約。ステップ16)。一方、演奏中止情報が所定の条件を満たさない場合(ステップ15でNの場合)、予約部400は、通常演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行う(通常演奏モードに設定して予約。ステップ17)。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケ装置1は、予約された楽曲のカラオケ演奏を行う。カラオケ装置1は、通常演奏モード及び所定のタイミングでカラオケ演奏を自動的に中止する短縮演奏モードを有する演奏処理部100と、歌唱者からの指示入力に基づきカラオケ演奏が途中で中止された場合、カラオケ演奏が中止されたことを示す演奏中止情報を記憶部13に記憶させる情報処理部200と、複数の利用者によるカラオケ装置1の利用時に、所定数以上の楽曲がカラオケ演奏された後、新たな楽曲の予約があった場合に、記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する判定部300と、演奏中止情報が所定の条件を満たす場合、短縮演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行う予約部400と、を有する。
このようなカラオケ装置1によれば、あるカラオケ歌唱の場においてカラオケ演奏を途中で中止する傾向にある場合、新たに予約される楽曲については、短縮演奏モードに設定して予約を行うことができる。カラオケ演奏を途中で中止する傾向にある場合、カラオケ歌唱の場にいる利用者の多くが、楽曲の演奏時間を短縮することで、多くの歌唱機会を得たいと考えているといえる。そこで、演奏中止情報が所定の条件を満たす場合には、新たな楽曲の予約を短縮演奏モードに設定して行うことにより、カラオケ歌唱の場にいる利用者の意思に沿ったカラオケ演奏が可能となる。また、予約部400により短縮演奏モードが自動的に設定されるため、歌唱者はカラオケ歌唱の最中に演奏中止の指示を行う必要が無い。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、複数の利用者でカラオケ装置を利用する場合に、利用者全体の歌唱傾向に応じて楽曲の演奏時間の短縮ができる。
<変形例1>
なお、演奏処理部100は、所定のタイミングが異なる複数の短縮演奏モードを有し、情報処理部200は、演奏中止情報にカラオケ演奏が中止されたタイミングを含めて記憶部13に記憶させ、予約部400は、記憶部13に記憶されている演奏中止情報に基づいて、複数の短縮演奏モードから一の短縮演奏モードを決定し、当該一の短縮演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行ってもよい。
たとえば、演奏処理部100は、短縮演奏モードとして、「1コーラス(前奏、1番のAメロ、Bメロ、サビまで)」でカラオケ演奏を中止する「短縮演奏モード(1)」、及び「2コーラス(前奏、1番のAメロ、Bメロ、サビ、間奏、2番のAメロ、Bメロ、サビまで)」でカラオケ演奏を中止する「短縮演奏モード(2)」の2つを有する。
本変形例において、演奏中止情報は、カラオケ演奏が中止されたタイミングを含む。中止されたタイミングは、演奏区間により特定することができる。たとえば、ある楽曲の1番と2番の間奏でカラオケ演奏の中止がなされたとする。この場合、中止されたタイミングは「1番と2番の間奏」となる。
たとえば、上記実施形態において、利用者U1が楽曲X1のカラオケ歌唱を行っている途中、1番のサビのカラオケ演奏が終了した後、間奏の間にカラオケ演奏を中止したとする。この場合、情報処理部200は、中止されたタイミングを「1番と2番の間奏」として特定し、演奏中止情報に含めて記憶部13に記憶させる。
ここで、記憶部13には、図4に示すような演奏中止情報が記憶されていたとする。具体的に、図4はカラオケ演奏が行われた順番に、楽曲名及びカラオケ演奏が中止されたタイミングを示している。なお、楽曲X2は、カラオケ演奏の中止がなされなかったため、演奏中止情報が存在しない。
この場合、予約部400は、記憶部13に記憶されている演奏中止情報に基づいて、複数の短縮演奏モードのいずれかに設定して新たな楽曲の予約を行う。
図4の例において、カラオケ演奏が中止されたタイミングは、楽曲X1が「後奏」であり、楽曲X3~楽曲X5が「1番と2番の間奏」である。
新たな楽曲の予約があった場合、予約部400は、演奏中止情報として最も多い「1番と2番の間奏」に基づいて、短縮演奏モード(1)及び短縮演奏モード(2)から、短縮演奏モード(1)を決定し、短縮演奏モード(1)に設定して新たな楽曲の予約を行う。演奏中止情報(カラオケ演奏が中止されたタイミング)が「1番と2番の間奏」の場合、利用者の多くは1番のサビまでカラオケ歌唱を行っていると考えられる。よって、予約部400は、1番のサビまでカラオケ歌唱を行うことができる「短縮演奏モード(1)」に設定して予約を行う。或いは、予約部400は、最も多い演奏中止情報の代わりに、直近の演奏中止情報に基づいて短縮演奏モードを設定して予約を行ってもよい。
このように、予約部400は、記憶部13に記憶されている演奏中止情報に基づいて、複数の短縮演奏モードから一の短縮演奏モードを決定し、当該一の短縮演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行うことができる。このような構成により、利用者の歌唱傾向に応じてカラオケ演奏を自動的に中止するタイミングの異なる複数の短縮演奏モードのいずれかに設定して新たな楽曲の予約を行うことができる。
<変形例2>
たとえば、既に5曲(楽曲Y1~楽曲Y5)のカラオケ演奏が終了しており、且つ予約待ち行列に2曲(楽曲Y6、楽曲Y7)が登録されている状態において、新たな楽曲Y8の予約があったとする。また、カラオケ装置1において上記実施形態で述べた処理を行った結果、予約部400は、楽曲Y8について短縮演奏モードに設定して予約を行うとする。この場合、利用者の多くが短縮演奏モードでのカラオケ演奏を望んでいると考えられるため、現在予約待ち行列に登録されている楽曲(未だカラオケ演奏されていない楽曲)についても短縮演奏モードでカラオケ演奏を行うことが好ましい。
そこで、予約部400は、演奏中止情報が所定の条件を満たす場合、且つ新たな楽曲の前に既に予約されており、未だカラオケ演奏されていない楽曲がある場合、当該既に予約されている楽曲についても短縮演奏モードに設定することが可能である。上記例の場合、予約部400は、楽曲Y6及び楽曲Y7の予約についても短縮演奏モードに設定する。
<その他>
上記実施形態においては、各利用者がリモコン装置50を用いてカラオケ装置1に対する指示入力を行う例について説明した。一方、各利用者が所有するスマートフォンのような携帯端末を用いてカラオケ装置1に対する指示入力を行ってもよい。この場合、携帯端末には、予め専用のアプリケーションソフトウェア(デンモクアプリ)をインストールしておく。利用者は、携帯端末を操作してデンモクアプリを起動し、カラオケ装置1とペアリングさせることで、カラオケ装置1に対する各種指示入力が可能となる。
上記実施形態において、予約部400が短縮演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行ったとしても、利用者は当該楽曲のカラオケ演奏開始前であれば、リモコン装置50を用いて通常演奏モードに設定し直すことができる。この場合、記憶部13は演奏中止情報を記憶しない。そして、判定部300は、新たな楽曲の予約の度に、記憶されている演奏中止情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する。すなわち、演奏中止情報が所定の条件を一旦満たした後も、その時々の利用者全体の歌唱傾向に応じた演奏モードでカラオケ演奏を行うことが可能である。
一方、利用者によっては、たとえばカラオケ装置1の利用時間が少なくなってきた場合に、短縮演奏モードでカラオケ演奏されているにも関わらず、更に早いタイミングでカラオケ演奏の中止を指示することもあり得る。このような場合であっても上記実施形態と同様の処理を実行することにより、カラオケ装置1は、現在の短縮演奏モードよりも更に早いタイミングでカラオケ演奏を自動的に中止する他の短縮演奏モードに設定して新たな楽曲の予約を行うことができる。たとえば、前回の楽曲の予約で上述の「短縮演奏モード(2)」を設定した場合であっても、新たな楽曲の予約では、直近の演奏中止情報に基づいて自動的に「短縮演奏モード(1)」に設定することができる。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
10 カラオケ本体
11 制御部
100 演奏処理部
200 情報処理部
300 判定部
400 予約部

Claims (3)

  1. 予約された楽曲のカラオケ演奏を行うカラオケ装置であって、
    通常演奏モード及び所定のタイミングでカラオケ演奏を自動的に中止する短縮演奏モードを有する演奏処理部と、
    歌唱者からの指示入力に基づきカラオケ演奏が途中で中止された場合、カラオケ演奏が中止されたことを示す演奏中止情報を記憶部に記憶させる情報処理部と、
    複数の利用者による前記カラオケ装置の利用時に、所定数以上の楽曲がカラオケ演奏された後、新たな楽曲の予約があった場合に、記憶されている前記演奏中止情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する判定部と、
    前記演奏中止情報が所定の条件を満たす場合、短縮演奏モードに設定して前記新たな楽曲の予約を行う予約部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記演奏処理部は、前記所定のタイミングが異なる複数の短縮演奏モードを有し、
    前記情報処理部は、前記演奏中止情報にカラオケ演奏が中止されたタイミングを含めて前記記憶部に記憶させ、
    前記予約部は、前記記憶部に記憶されている前記演奏中止情報に基づいて、複数の短縮演奏モードから一の短縮演奏モードを決定し、当該一の短縮演奏モードに設定して前記新たな楽曲の予約を行うことを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記予約部は、前記演奏中止情報が所定の条件を満たす場合、且つ前記新たな楽曲の前に既に予約されており、未だカラオケ演奏されていない楽曲がある場合、当該既に予約されている楽曲についても前記短縮演奏モードに設定することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。
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