JPH1038125A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH1038125A
JPH1038125A JP18981096A JP18981096A JPH1038125A JP H1038125 A JPH1038125 A JP H1038125A JP 18981096 A JP18981096 A JP 18981096A JP 18981096 A JP18981096 A JP 18981096A JP H1038125 A JPH1038125 A JP H1038125A
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Masahiro Ida
田 雅 宏 位
Tomohiko Funabashi
橋 知 彦 舩
Toshihiro Maeno
野 敏 宏 前
Tatatomi Tokunaga
永 忠 臣 徳
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動コアの移動抵抗を増大させることなく磁
気抵抗を減少させること。 【解決手段】 スリーブ191の、少なくともコイルア
ッセンブリ21の一端及び可動コア193間に位置する
第1の部分並びにコイルアッセンブリの他端及び固定コ
ア192間に位置する第2の部分を磁性体で構成し、案
内部材23により可動コアを第1の部分に接触させない
ようにその移動方向に案内した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、電磁弁に
関するもので、例えばアンチロックブレーキ機能やトラ
クションコントロール機能を有する車両用ブレーキ装置
に適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁弁としては、例えば
特開平6−129559号公報に示されるものが知られ
ている。このものは、ボデーと、ボデー内に設けられた
第1通路及び第2通路と、第1通路及び第2通路間に位
置するようボデーに設けられた弁座と、ボデー内に弁座
に着脱可能に配設され第1及び第2通路間を開閉する弁
体と、一端がボデーに固定され他端が閉塞する筒状のス
リーブと、スリーブの周りに配設された筒状のボビン
と、ボビンに巻回されたコイルと、スリーブ内にその一
端側に配設されボデーに固定された固定コアと、固定コ
アとの間で磁気ギャップを形成するようスリーブ内にそ
の他端側に摺動自在に配設され、その摺動により弁体を
作動させる可動コアとを備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スリーブは非磁性
体で構成されるのが一般的であるが、その場合、ボビン
の一端及び可動コア間並びにボビンの他端及び固定コア
間に非磁性体のスリーブが存在するため、コイル通電時
において磁気抵抗が増大し、可動コア及び固定コア間の
磁気ギャップに発生する吸引力が低下することとなる。
【0004】磁気抵抗を減少させるため、スリーブ全体
を磁性体で構成することが考えられるが、その場合、可
動コアが磁性体のスリーブ内で摺動する構成となるた
め、コイル通電時にスリーブ及び可動コア間に発生する
磁力の影響で可動コアの摺動抵抗が増大し、結果、弁体
の応答性が低下する。
【0005】故に、本発明は、可動コアの移動抵抗を増
大させることなく磁気抵抗を減少させることを、その技
術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために、請求項1の発明は、スリーブの、少なくと
もコイルアッセンブリの一端及び可動コア間に位置する
第1の部分並びにコイルアッセンブリの他端及び固定コ
ア間に位置する第2の部分を磁性体で構成し、可動コア
を第1の部分に接触させないようにその移動方向に案内
する案内部材を更に備えた。
【0007】請求項1の発明によれば、スリーブの磁束
が通過する部分(即ち前記第1の部分及び第2の部分)
を磁性体で構成したので、コイル通電時における磁気抵
抗を減少させることができる。
【0008】また、案内部材により可動コアをスリーブ
の磁性体部分に接触させることなくその移動方向に案内
するので、スリーブの磁性体部分及び可動コア間に磁力
が作用しても、案内部材により可動コアをスリーブの磁
性体部分に接触させることを回避できる。従って、可動
コアは常にスリーブの磁性体部分と接触することはな
く、その結果、可動コアを磁性体のスリーブ内で摺動さ
せる場合と比較して、可動コアの移動抵抗を低下させる
ことができる。
【0009】請求項1において、請求項2に示すよう
に、スリーブ全体を磁性体で構成し、案内部材を、可動
コアの外周部に設けられ可動コアの移動時にスリーブと
摺接する非磁性体製のリングで構成すると、好ましい。
【0010】この構成によれば、スリーブ全体を磁性体
で構成したので、請求項1と同様に、コイル通電時にお
ける磁気抵抗を減少させることができる。また、安価に
スリーブを製造することができる。
【0011】また、可動コアの外周部に非磁性体製のリ
ングを設け、可動コアの移動時にリングがスリーブと摺
接するように構成したので、磁性体のスリーブ及び可動
コア間に磁力が作用しても、非磁性体のリングのスリー
ブとの摺接により可動コアをスリーブに接触させること
を回避できる。従って、可動コアは常にスリーブと接触
することはなく、その結果、可動コアを磁性体のスリー
ブ内で摺動させる場合と比較して、可動コアの移動抵抗
を低下させることができる。尚、リングはスリーブ内で
摺動するが、リングが非磁性体であるため、磁力の影響
を極力避けることができ、結果、リングの摺動抵抗は低
いものとなる。
【0012】更に、非磁性体のリングにより可動コアを
センタリングできるため、スリーブ及び可動コア間に発
生する磁力が打ち消され、結果、可動コアの移動抵抗を
一層低下させることができる。
【0013】請求項2において、請求項3に示すよう
に、可動コアの外周部にその軸方向に延在する液通路と
なる溝を形成し、リングを開放させ、その両開放端を溝
に向けて曲げると、好ましい。
【0014】この構成によれば、リングの両端を開放さ
せたので、可動コアへの組付が容易となる。また、その
両開放端を溝に曲げて係止したので、両開放端のエッジ
部によりスリーブが磨耗するのを防止できる。
【0015】請求項1において、請求項4に示すよう
に、案内部材を、スリーブに設けられた非磁性部と、可
動コアに設けられ非磁性部と摺接する摺接部とから構成
すると、好ましい。
【0016】この構成によれば、スリーブに非磁性部を
設け、可動コアに非磁性部と摺接する摺接部を設けたの
で、スリーブの磁性体部分及び可動コア間に磁力が作用
しても、摺接部の非磁性部との摺接により可動コアをス
リーブに接触させることを回避できる。従って、可動コ
アは常にスリーブと接触することはなく、その結果、可
動コアを磁性体のスリーブ内で摺動させる場合と比較し
て、可動コアの移動抵抗を低下させることができる。
尚、摺接部はスリーブの非磁性部と摺接するので、磁力
の影響を極力避けることができ、結果、摺接部の摺動抵
抗は低いものとなる。
【0017】請求項4において、請求項5に示すよう
に、非磁性部をスリーブの磁性体部分(第1及び第2の
部分)間に設けると、好ましい。この構成によれば、コ
イル通電時に第1の部分から第2の部分へ直接磁束が流
れるのを回避でき、結果、可動コア側に多量の磁束を流
すことができる。従って、磁気効率を低下させることは
ない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの出
願の実施形態に係る電磁弁を説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1〜図3を参照し
て、第1の実施形態の電磁弁について説明する。
【0020】図1に示すように、ボデー10内には、第
1通路11,第2通路12及び第3通路13が形成され
ている。第1通路11は、車輪を制動する車輪ブレーキ
シリンダ(図示せず)に接続され、第2通路12は、ブ
レーキペダル(図示せず)の操作力に対応するブレーキ
液圧を発生するマスタシリンダ(図示せず)に接続さ
れ、第3通路13は高圧ブレーキ液を蓄えるためのアキ
ュムレータ(図示せず)に接続されている。
【0021】ボデー10内には、第1弁座シート14及
び第2弁座シート15が固定されている。第1弁座シー
ト14は、第1通路11及び第2通路12間に位置して
おり、第2弁座シート15は、第1通路11及び第3通
路13間に位置している。これら第1及び第2弁座シー
トは、夫々互いに対向する第1弁座14a,第2弁座,
15aを有する。
【0022】第1及び第2弁座シート14及び15間に
は、ボール(弁体)16が図示上下方向に移動自在に配
設されている。このボール16は、常態では図1に示す
ように、第2弁座15aに着座しており、第1及び第2
通路11,12間を連通させると共に、第1及び第3通
路11,13間の連通を遮断している。このボール16
は、押え部材17により第2弁座15aから離脱する方
向への移動が規制されている。つまり、押え部材17
は、スプリング18によりボール16側に付勢され、ボ
ール16を第2弁座15aに押えつけている。
【0023】ボデー10には、図示上方に向けて開口す
る孔10aが形成され、この孔10aにはコアアッセン
ブリ19が取り付けられる。このコアアッセンブリ19
は、円筒状のスリーブ191と、固定コア192と、可
動コア193と、スプリング194とを備える。スリー
ブ191は、一端が開口し他端が閉塞しており、開口端
は固定コア192と共にボデー10の孔10aに固定さ
れている。つまり、孔10a及びスリーブ191の開口
端間にスペーサ20が圧入されている。固定コア192
は、スリーブ191内にその開口端側に配設されてい
る。可動コア193は、スリーブ191内にその閉塞端
側にスリーブ191の延在方向に移動自在に配設され、
固定コア192との間で磁気ギャップ195を形成して
いる。この可動コア193には、ロッド196の一端が
圧入され、その他端は、ボール16に係合可能であり、
図示下方向への移動時にボール16と係合してボール1
6を第2弁座15aから離脱させる。可動コア193は
スリーブ191の閉塞端により図示上方向への移動が規
制されている。スプリング194は、固定コア192及
び可動コア193間に配設され、磁気ギャップを大きく
する方向に(即ち図示上方向に)可動コア193を付勢
している。
【0024】スリーブ191の外周には、円筒状のコイ
ルアッセンブリ21が配設され、コイルアッセンブリ2
1は抜け止めリング22を介してスリーブ191に固定
されている。コイルアッセンブリ21は、円筒状のボビ
ン211と、ボビン211に巻回されたコイル212
と、コイル212を囲むように設けられた第1ヨーク2
13及び第2ヨーク214とを備える。第1ヨーク21
3は、可動コア193側に位置し、コイル212の外
周、ボビン211の図示上端の外側及びボビン211の
内周に位置する。第2ヨーク214は、固定コア192
側に位置し、ボビン211の図示下端及びボデー10間
並びにボビン211の内周に位置する。
【0025】以下、図2〜図4を参照して本発明の主要
部に相当する部分について説明する。
【0026】スリーブ191は、その全体が磁性体(こ
こではSUS430)で構成され、その肉厚は極力薄く
なっている。図4に示すように、可動コア193の外周
部には、円周方向に延在するようにリング溝193aが
形成され、軸方向に延在するように液通路(ここでは2
個)193bが形成されている。液通路193bは、通
路側から固定コア191及びロッド195間を経由して
磁気ギャップ195に流入した液を案内するもので、そ
の結果、可動コア193が円滑に移動できる。リング溝
193aには、非磁性体製(ここではSUS304)の
リング(案内部材)23が挿入され、このリング溝19
3aによりリング23が軸方向へずれないように規制さ
れている。このリング23の外径は、スリーブ191の
内径と等しくされており、可動コア193の外径よりも
僅かに大きくなっている。つまり、リング23は、磁性
体のスリーブ191と常時接触しており、スリーブ19
1及び可動コア193間に、リング23の外径及び可動
コアの外径間の差に相当する隙間24を形成している。
リング23は、可動コア193をスリーブ191に接触
させないようにその移動方向に案内している。
【0027】図3及び図4に示すように、リング23
は、一対の開放端23a,23bをもち、これらの開放
端23a,23bは一方の液通路193bの底面に向け
て曲げられて係止されている。また、スリーブ191と
線接触にするため、リング23は断面円形状を呈してい
る。
【0028】次に、上記の3方向電磁弁の作用について
説明する。
【0029】コイル212への非通電時には、固定コア
192及び可動コア193間の磁気ギャップに吸引力が
作用しないため、スプリング194の付勢力によりロッ
ド196は図1に示すボール16を押圧しない位置に存
在する。その結果、スプリング18の付勢力によりボー
ル16が第2弁座15aに着座しており、第1及び第2
通路11,12間は開き、第1及び第3通路11,13
間は閉じている。従って、マスタシリンダのブレーキ液
が第2通路12及び第1通路11を介して車輪ブレーキ
シリンダに付与される。
【0030】一方、コイル212へ通電すると、コイル
212から第1ヨーク213、磁性体のスリーブ19
1、可動コア193、磁気ギャップ195、固定コア1
92、スリーブ191及び第2ヨーク214を介してコ
イル212に磁束が流れる。ここで、スリーブ191が
磁性体であるので、磁気抵抗が減少され、結果、磁気ギ
ャップ195に発生する吸引力を向上できる。
【0031】このように、磁気ギャップ195に吸引力
が作用するため、リング23により可動コア193がス
リーブ191に接触することなくセンタ位置を維持しな
がら図示下方向に移動する。これにより、可動コア19
3及びスリーブ191間に作用する磁力が打ち消され、
結果、可動コア193の移動抵抗は軽減される。可動コ
ア193の移動に伴い、ロッド196がボール16に向
けて移動しそれを押圧する。結果、ボール16がスプリ
ング18の付勢力に抗して第2弁座15aから離脱し、
第1及び第3通路11,13が開く。そして、ボール1
6が第1弁座14aに着座し、第1及び第2通路11,
12間を閉じる。従って、アキュムレータ内の高圧ブレ
ーキ液が第3通路13及び第1通路11を介して車輪ブ
レーキシリンダに付与される。
【0032】尚、第1実施形態では3ポート2位置弁に
ついて説明したが、第1実施形態の主要部は2ポート2
位置弁(常開弁及び常閉弁)にも適用可能である。
【0033】(第2の実施形態)図5は第2の実施形態
の電磁弁の全体構成図である。
【0034】図5に示すように、ボデー30内には、第
1通路31及び第2通路32が形成されている。ボデー
30内には、弁座シート33が固定され、第1通路31
及び第2通路32間に位置している。この弁座シート3
3は、弁座33aを有する。ボデー30には、図示上方
に向けて開口する孔30aが形成され、この孔30aに
はコアアッセンブリ34が取り付けられる。このコアア
ッセンブリ34は、円筒状のスリーブ341と、固定コ
ア342と、可動コア343と、スプリング344とを
備える。スリーブ341は、一端が開口し他端が閉塞し
ており、開口端はボデー30の孔30aにカシメ固定さ
れている。固定コア342は、スリーブ34内に圧入さ
れている。可動コア343は、スリーブ341内にその
閉塞端側にスリーブ341の延在方向に移動自在に配設
され、固定コア342との間で磁気ギャップ345を形
成している。この可動コア343には、ロッド346の
一端が圧入されている。ロッド346の他端には、弁体
347が一体的に設けられ、弁座33aと着脱可能にな
っている。尚、可動コア343はスリーブ341の閉塞
端により図示上方向への移動が規制されている。スプリ
ング344は、固定コア342及び可動コア343間に
配設され、開弁方向に(即ち図示上方向に)可動コア3
43を付勢している。
【0035】スリーブ341の外周には、円筒状のコイ
ルアッセンブリ35が配設され、コイルアッセンブリ3
5は抜け止めリング36を介してスリーブ341に固定
されている。コイルアッセンブリ35は、円筒状のボビ
ン351と、ボビン351に巻回されたコイル352
と、コイル352を囲むように設けられた第1ヨーク3
53及び第2ヨーク354とを備える。第1ヨーク35
3は、可動コア343側に位置し、コイル352の外周
及びボビン351の図示上端の外側に位置する。第2ヨ
ーク354は、固定コア342側に位置し、ボビン35
1の図示下端及びボデー30間に位置する。
【0036】以下、本発明の主要部に相当する部分につ
いて説明する。
【0037】スリーブ341は、第1磁性部341a
と、第2磁性部341bと、非磁性部341cとから構
成されている。第1磁性部341aは、磁性体(ここで
はSUS430)で構成され、コイルアッセンブリ35
の中央から所定距離上方に移動した位置よりも上方に位
置する。つまり、第1磁性部341aは、少なくともコ
イルアッセンブリ35の上端及び可動コア343間(つ
まり磁束が通過する部位)に存在している。第2磁性部
341bも、磁性体(ここではSUS430)で構成さ
れ、コイルアッセンブリ35の中央から所定距離下方に
移動した位置よりも下方に位置する。つまり、第2磁性
部341bは、少なくともコイルアッセンブリ35の下
端及び固定コア342間(つまり磁束が通過する部位)
に存在している。非磁性部341cは、非磁性体(ここ
ではSUS304)で構成され、第1及び第2磁性部3
41a,341b間に位置する。つまり、非磁性部34
1cは、コイルアッセンブリ35の中央部近傍に存在す
る。尚、これらの第1、第2及び第3磁性部341a,
341b,341cは、ロウ付けや溶接により一体的に
結合されている。
【0038】可動コア343は、スリーブ343の内径
よりも僅かに小さい外径をもつ小径部343aと、スリ
ーブ343の内径に等しい外径をもつ大径部(摺接部)
343bとを有する。大径部343bは、スリーブ34
1の非磁性部341cに常時接触しており、可動コア3
43の移動時にそれに摺接する。つまり、この大径部3
43cの非磁性部341cに対する摺動により、可動コ
ア343の小径部343aがスリーブ341の第1磁性
部341aに接触しないように案内される。
【0039】尚、第2実施形態では常開型の2ポート2
位置弁について説明したが、第2実施形態の主要部は常
閉型の2ポート2位置弁や3ポート2位置弁にも適用可
能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スリーブの磁
束が通過する部分(即ち前記第1の部分及び第2の部
分)を磁性体で構成したので、コイル通電時における磁
気抵抗を減少させることができる。
【0041】また、案内部材により可動コアをスリーブ
の磁性体部分に接触させることなくその移動方向に案内
するので、スリーブの磁性体部分及び可動コア間に磁力
が作用しても、案内部材により可動コアをスリーブの磁
性体部分に接触させることを回避できる。従って、可動
コアは常にスリーブの磁性体部分と接触することはな
く、その結果、可動コアを磁性体のスリーブ内で摺動さ
せる場合と比較して、可動コアの移動抵抗を低下させる
ことができる。
【0042】請求項2の発明によれば、非磁性体のリン
グにより可動コアをセンタリングできるため、スリーブ
及び可動コア間に発生する磁力が打ち消され、結果、可
動コアの移動抵抗を一層低下させることができる。
【0043】請求項3の発明によれば、リングの両端を
開放させたので、可動コアへの組付が容易となる。ま
た、その両開放端を溝に向けて曲げたので、両開放端の
エッジ部によりスリーブが磨耗するのを防止できる。
【0044】請求項5の発明によれば、非磁性部をスリ
ーブの磁性体部分(第1及び第2の部分)間に設けたの
で、コイル通電時に第1の部分から第2の部分へ直接磁
束が流れるのを回避でき、結果、可動コア側に多量の磁
束を流すことができる。従って、磁気効率を低下させる
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電磁弁の断面図で
ある。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る電磁弁の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ボデー 11 第1通路 12 第2通路 14a 第1弁座(弁座) 16 ボール(弁体) 191 スリーブ 192, 固定コア 193 可動コア 193b 液通路 195 磁気ギャップ 21 コイルアッセンブリ 23 リング(案内部材) 30 ボデー 31 第1通路 32 第2通路 33a 弁座 347 弁体 341 スリーブ 341a 第1磁性部 341b 第2磁性部 341c 非磁性部 342, 固定コア 343 可動コア 343b 大径部(摺接部) 343b 液通路 345 磁気ギャップ 35 コイルアッセンブリ
フロントページの続き (72)発明者 徳 永 忠 臣 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデーと、前記ボデー内に設けられた第
    1通路及び第2通路と、前記第1及び第2通路間に位置
    するよう前記ボデーに設けられた弁座と、前記ボデー内
    に前記弁座に着脱可能に配設され前記第1及び第2通路
    間を開閉する弁体と、一端が前記ボデーに固定され他端
    が閉塞する筒状のスリーブと、前記スリーブ内に配設さ
    れ前記ボデーに固定された固定コアと、前記固定コアと
    の間で磁気ギャップを形成するよう前記スリーブ内に移
    動自在に配設され、その移動により前記弁体を作動させ
    る可動コアと、前記スリーブの周りに配設され電磁力に
    より前記可動コアを作動させる筒状のコイルアッセンブ
    リとを備えた電磁弁において、 前記スリーブは、少なくとも前記コイルアッセンブリの
    一端及び前記可動コア間に位置する第1の部分並びに前
    記コイルアッセンブリの他端及び前記固定コア間に位置
    する第2の部分が磁性体で構成され、 前記可動コアを前記第1の部分に接触させないようにそ
    の移動方向に案内する案内部材を更に備えたことを特徴
    とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記スリーブの全体が磁性体で構成され、 前記案内部材は、前記可動コアの外周部に設けられ、前
    記可動コアの移動時に前記スリーブと摺接する非磁性体
    製のリングを有することを特徴とする電磁弁。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記可動コアの外周部にその軸方向に延在する液通路と
    なる溝が形成され、前記リングは一対の開放端をもち、
    その両開放端は前記溝に向けて曲げられていることを特
    徴とする電磁弁。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記案内部材は、前記スリーブに設けられた非磁性部
    と、 前記可動コアに設けられ前記非磁性部と摺接する摺接部
    とを有することを特徴とする電磁弁。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記非磁性部は、前記スリーブの前記第1及び第2の部
    分間に設けられることを特徴とする電磁弁。
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