JP2001227667A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2001227667A
JP2001227667A JP2000041029A JP2000041029A JP2001227667A JP 2001227667 A JP2001227667 A JP 2001227667A JP 2000041029 A JP2000041029 A JP 2000041029A JP 2000041029 A JP2000041029 A JP 2000041029A JP 2001227667 A JP2001227667 A JP 2001227667A
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JP
Japan
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valve
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valve seat
sleeve
fixed
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JP2000041029A
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English (en)
Inventor
Yukinori Otsuka
幸典 大塚
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化を図ることができると共に、組付け工
数を削減可能な電磁弁を提供する。 【解決手段】 ヨーク8内に配置された筒状の電磁コイ
ル9と、この電磁コイル9の筒状内部に配置されて磁路
を形成するマグネットコア10及び可動子11と、この
可動子11が開閉する弁孔12を備えた弁座部材13
と、この弁座部材13に固定されて可動子11の軸方向
移動を案内するスリーブ14とを設ける。前記マグネッ
トコア10を略筒状に形成してヨーク9に固定する。前
記スリーブ14を有底筒状に形成して、可動子11を収
容した状態で開口端側を弁座部材13に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のブレーキ装
置等に施用して良好な電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁弁は、ヨーク内に配置され
た筒状の電磁コイルと、この電磁コイルの筒状内部に配
置されて磁路を形成するマグネットコア及び可動子と、
この可動子が開閉する弁孔を備えた弁座部材と、この弁
座部材に固定されて可動子の軸方向移動を案内するスリ
ーブとを備えている。
【0003】前記電磁弁は、例えば特開平9−6682
1号公報に示されるように、マグネットコアが中実の棒
状に形成される一方、スリーブが両端開放の円筒状に形
成されて、一端がマグネットコアに固定され、他端が弁
座部材に固定してある。
【0004】斯かる構成にあっては、前記スリーブが可
動子を収容した状態でマグネットコア及び弁座部材を連
結することによって、弁部分が一体化してあり、この一
体化した弁部分に、ヨーク内に筒状の電磁コイルが配置
された状態のソレノイド部分を組付けることによって電
磁弁が構成されるようになっている。また、前記電磁弁
は電磁コイルを励磁して可動子を作動させ、弁孔を開閉
制御することによってこの弁孔を流通する作動流体の流
通を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、前記マグネットコアが中実の棒状に形
成されているから重量が嵩む虞がある。また、前記スリ
ーブの一端がマグネットコアに固定され、他端が弁座部
材に固定されているから、両端を固定するために組付け
工数が嵩む虞がある。
【0006】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、軽量化を図ることができると共に、組付け工
数を削減可能な電磁弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、ヨーク内に配置された筒状の電磁コイルと、こ
の電磁コイルの筒状内部に配置されて磁路を形成するマ
グネットコア及び可動子と、この可動子が開閉する弁孔
を備えた弁座部材と、この弁座部材に固定されて可動子
の軸方向移動を案内するスリーブと、を備えた電磁弁に
おいて、前記マグネットコアを略筒状に形成してヨーク
に固定する一方、前記スリーブを有底筒状に形成して、
可動子を収容した状態で開口端側を弁座部材に固定して
なる構成にしてある。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記マグネットコアが板状部
材から形成されてなる構成にしてある。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記スリーブの開口端側は溶
接によって弁座部材に固定されてなる構成にしてある。
【0010】斯かる構成においては、前記スリーブが可
動子を収容した状態で弁座部材に固定されることによっ
て、弁部分が一体化してあり、この一体化した弁部分
に、マグネットコアを固定したヨーク内に電磁コイルが
配置された状態のソレノイド部分を組付けることによっ
て電磁弁が得られる。
【0011】前記電磁弁は自動車用のブレーキ装置等に
組み込まれて使用され、次のように作用する。即ち、前
記電磁弁が通常閉型電磁弁である場合にあっては、通常
は電磁弁の可動子が弁座部材に形成した弁孔を閉じてお
り、作動流体はこの弁孔を介して流通することがない。
一方、前記電磁コイルに通電されて電磁弁が電気的に制
御され、可動子が移動して弁座部材に形成した弁孔を開
くことによって、作動流体は弁孔を介して流通すること
が可能となる。また、前記電磁弁が通常開型電磁弁であ
る場合にあっては、通常は電磁弁の可動子が弁座部材に
形成した弁孔を開いており、作動流体はこの弁孔を介し
て流通可能である。一方、前記電磁コイルに通電されて
電磁弁が電気的に制御され、可動子が移動して弁座部材
に形成した弁孔を閉じることによって、弁孔を介しての
作動流体の流通が遮断される。このように、前記電磁弁
が開閉制御されることによって、作動流体、例えばブレ
ーキ液圧が制御される。
【0012】この場合に、前記電磁コイルが励磁される
とき、ヨーク、マグネットコア及び可動子に磁路が形成
され、ヨーク及びマグネットコアが所謂E型磁石となっ
て可動子を吸引する。
【0013】ここで、前記電磁弁は、マグネットコアを
略筒状に形成してヨークに固定する一方、スリーブを有
底筒状に形成して、可動子を収容した状態で開口端側を
弁座部材に固定してある。このため、前記マグネットコ
アが筒状に形成してあることによって、このマグネット
コアの軽量化が図られる。また、前記スリーブを弁座部
材に固定するのみで弁部分が構成されるから、即ち、ス
リーブは弁座部材に固定されるのみであるから、スリー
ブの組付け工数が削減される。
【0014】したがって、軽量化を図ることができると
共に、組付け工数を削減可能な電磁弁が得られる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、前記
マグネットコアが板状部材から形成されてなるから、こ
のマグネットコアを塑性加工等の手段によって容易に形
成することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、前記
スリーブの開口端側は溶接によって弁座部材に固定され
てなるから、強固な固定が成就される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をアン
チロック制御可能なブレーキ装置の減圧側電磁弁に適用
した態様として、図面に基づいて詳述する。
【0018】図1は本発明の実施の形態を示す電磁弁の
断面図である。
【0019】図において、1は通路形成体、2はこの通
路形成体1に形成した弁収容穴である。前記弁収容穴2
には図外のホイールシリンダに連通する第1通路3及び
図外のリザーバに連通する第2通路4が開口している。
また、前記第1通路3及び第2通路4のうち、第1通路
3は弁収容穴2の半径方向に開口しており、第2通路4
は弁収容穴2の軸方向に開口している。
【0020】7は電磁弁で、この電磁弁7はヨーク8内
に配置された筒状の電磁コイル9と、この電磁コイル9
の筒状内部に配置されて磁路を形成するマグネットコア
10及び可動子11と、この可動子11が開閉する弁孔
12を備えた弁座部材13と、この弁座部材13に固定
されて可動子11の軸方向移動を案内するスリーブ14
とを備えており、弁座部材13が弁収容穴2内に挿入固
定してある。
【0021】前記ヨーク8は磁性体材料からなり、略筒
状に形成してある。前記ヨーク8内に収容配置される筒
状の電磁コイル9は接続端子(図示せず)を介して制御
装置(図示せず)に接続可能となっている。
【0022】前記マグネットコア10は磁性体材料の板
部材から塑性加工によって形成してある。前記マグネッ
トコア10は、略筒状に形成された胴部17とこの胴部
17の一端側形成された放射方向に延びるフランジ18
を備えており、胴部17が電磁コイル9の筒状内部に配
置された状態で、フランジ18を介してヨーク8に固定
してある。また、前記胴部17は電磁コイル9の筒状内
部に配置された状態において、その先端が電磁コイル9
の軸方向の略中央付近まで延びている。
【0023】前記可動子11は後に詳述するスリーブ1
4内に摺動自在に収容されており、その先端には球状の
弁体19が設けてある。前記可動子11の外周には軸方
向両端側に開放する軸方向溝20が形成してあり、これ
によって、流体の閉じ込みを防止して、スリーブ14内
における可動子11の軸方向移動が容易となるようにし
てある。また、前記可動子11の上端側には軸方向の窪
み21が形成されてばね部材22が収容してあり、この
ばね部材22のばね力によって、可動子11は弁孔12
を閉じる方向に常時付勢されている。
【0024】前記弁孔12は弁座部材13の軸心位置に
可動子11の弁体19側に向かって軸方向に開口してお
り、この開口端には可動子11の弁体19が着座する弁
座23が形成してある。前記弁孔12の下端側は拡径孔
24となっており、この拡径孔24は第2通路4に臨ん
で弁座部材13の軸方向の下端側に開放している。ま
た、前記弁座部材13には弁孔12及び拡径孔24を挟
んでその両側に対峙する一対の連通孔25が形成してあ
り、この連通孔25の一端は弁座部材13の上端に開放
し、他端は第1通路3に臨んで弁座部材13の胴部外周
に開口している。尚、前記連通孔25の弁座部材13の
胴部外周側に開口した開口端側にはフィルタ26が設け
てある。
【0025】前記スリーブ14は非磁性体材料から有底
筒状に形成してあり、筒状内部に可動子11を軸方向に
移動可能に収容した状態で、その開口端側が弁座部材1
3に固定してある。前記スリーブ14の開口端側の弁座
部材13への固定は、シーム溶接によって液密的に行わ
れ、弁孔12を流通可能な作動流体がスリーブ14の外
周側に漏れないようにしてある。即ち、前記スリーブ1
4は内部が密閉された状態で弁孔12及び連通孔25の
開口端を覆っている。また、前記スリーブ14の底部
(図1において上側)はばね部材22のばね受けとなっ
ている。
【0026】これによって、前記弁座部材13に軸方向
に形成された弁孔12は、弁座部材13が弁収容穴2内
に収容された状態で、この弁座部材13に形成した拡径
孔24及び連通孔25を介して第1通路3及び第2通路
4に連通可能であり、可動子11の弁体19が弁座23
に着座または離間することによって、遮断または開通さ
れる。
【0027】斯かる構成においては、前記スリーブ14
が可動子11を収容した状態で弁座部材13に固定され
ることによって、弁部分7Aが一体化してあり、この一
体化した弁部分7Aに、マグネットコア10を固定した
ヨーク8内に電磁コイル9が配置された状態のソレノイ
ド部分7Bを組付けることによって電磁弁7が得られ
る。
【0028】前記電磁弁7は自動車用のブレーキ装置に
組込まれて次のように作動する。即ち、常態にあって
は、前記電磁弁7の可動子11がばね部材22のばね力
によって弁座部材13側に付勢されている。このため、
前記可動子11は弁孔12を通常閉じており、この弁孔
12を介しての第1通路3と第2通路4との連通を遮断
している。詳しくは、図1に示すように、前記可動子1
1に設けられた弁体19が弁座部材13に形成した弁孔
12の弁座23に着座してこの弁孔12を閉じており、
図外のホイールシリンダに連通する第1通路3と図外の
リザーバに連通する第2通路4との連通を遮断してい
る。
【0029】制動作動時に図外のホイールシリンダの液
圧が上昇し、車輪がロックする虞がある場合はアンチロ
ック制御が開始され、図外の制御装置からの信号によっ
て電磁コイル9が励磁されて、可動子11が図1に示す
位置からばね部材22のばね力に抗して上方向に移動す
る。前記電磁コイル9が励磁されるとき、ヨーク8、マ
グネットコア10及び可動子11に磁路が形成され、ヨ
ーク8及びマグネットコア10が所謂E型磁石となって
可動子11を吸引する。これによって前記可動子11が
弁座部材13から離間し、弁孔12を開ける。詳しく
は、前記可動子11に設けられた弁体19が弁座部材1
3に形成した弁孔12の弁座23から離間して、弁孔1
2を開ける。
【0030】前記弁孔12が開通することによって、図
外のホイールシリンダへ連通する第1通路3と図外のリ
ザーバに連通する第2通路4とが、拡径孔24及び連通
孔25を介して連通することになる。これと同時に、図
外の増圧側電磁弁が図外のホイールシリンダへの導入通
路を閉じる。その結果、図外のホイールシリンダ内の液
圧が制御され、車輪のロックが解除されるのである。
【0031】ここで、前記電磁弁7は、マグネットコア
10を略筒状に形成してヨーク8に固定する一方、スリ
ーブ14を有底筒状に形成して、可動子11を収容した
状態で開口端側を弁座部材13に固定してある。このた
め、前記マグネットコア10が略筒状に形成してあるこ
とによって、このマグネットコア10の軽量化が図られ
る。また、前記スリーブ14を弁座部材13に固定する
のみで弁部分7Aが構成されるから、即ち、スリーブ1
4は弁座部材13に固定されるのみであるから、スリー
ブ14の組付け工数が削減される。
【0032】したがって、軽量化を図ることができると
共に、組付け工数を削減可能な電磁弁7が得られる。
【0033】また、前記マグネットコア10が板状部材
から形成されているから、このマグネットコア10を塑
性加工等の手段によって容易に形成することができる。
【0034】また、前記スリーブ14の開口端側は溶接
によって弁座部材13に固定されているから、強固な固
定が成就される。
【0035】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、通常閉型電磁弁に適用した実施の形態について
述べたが、通常開型電磁弁に適用することも可能であ
る。
【0036】また、前記可動子11の先端に別体として
の弁体19を設けた実施の形態について述べたが、可動
子11の先端に弁体を一体に形成する構成としてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、軽量化を図ることができると共に、組付け工数
を削減可能な電磁弁が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電磁弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
7 電磁弁 8 ヨーク 9 電磁コイル 10 マグネットコア 11 可動子 12 弁孔 13 弁座部材 14 スリーブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク内に配置された筒状の電磁コイル
    と、この電磁コイルの筒状内部に配置されて磁路を形成
    するマグネットコア及び可動子と、この可動子が開閉す
    る弁孔を備えた弁座部材と、この弁座部材に固定されて
    可動子の軸方向移動を案内するスリーブと、を備えた電
    磁弁において、前記マグネットコアを略筒状に形成して
    ヨークに固定する一方、前記スリーブを有底筒状に形成
    して、可動子を収容した状態で開口端側を弁座部材に固
    定してなることを特徴とする、電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記マグネットコアが板状部材から形成
    されてなることを特徴とする、請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの開口端側は溶接によって
    弁座部材に固定されてなることを特徴とする、請求項1
    記載の電磁弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082430A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Aisin Seiki Co Ltd ソレノイドバルブ
CN101846197A (zh) * 2009-03-25 2010-09-29 爱信精机株式会社 通过嵌件成型固定于树脂罩壳的电磁阀的结构

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