JPH1163281A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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Publication number
JPH1163281A
JPH1163281A JP23915197A JP23915197A JPH1163281A JP H1163281 A JPH1163281 A JP H1163281A JP 23915197 A JP23915197 A JP 23915197A JP 23915197 A JP23915197 A JP 23915197A JP H1163281 A JPH1163281 A JP H1163281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve seat
seat member
fixed
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP23915197A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Tamai
伸弘 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
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Publication of JPH1163281A publication Critical patent/JPH1163281A/ja
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座部材の固定時に金属粉を生じることがな
く、この異物による不具合の発生を未然に防止すること
が可能な電磁弁を提供する。 【解決手段】 通路成形体1に、作動流体の第1通路3
及び第2通路4が開口する弁収容孔2を形成する。この
弁収容孔2内に、作動流体の通路3、4に連通可能な弁
孔18を備えた弁座部材14を挿入固定する。この弁座
部材14の弁孔18を開閉する弁体12を備えたプラン
ジャ11を設ける。このプランジャ11が摺動自在に収
容されたシリンダ8を設ける。このシリンダ8の一端側
8aに固定コア10を固定する。この固定コア10の外
周側に電磁コイル7を設ける。前記弁座部材14を、シ
リンダ8の他端側8bに固定し、かつ弁収容孔2内に圧
入して固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ液
圧を制御するためのアンチロックブレーキ装置などに施
用して良好な電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁弁は、例えば特開平9−5
8433号公報に示されるように、通路形成体に形成さ
れ、作動流体の通路が開口する弁収容孔と、この弁収容
孔内に収容固定され、前記作動流体の通路に連通可能な
弁孔を備えた弁座部材と、この弁座部材の弁孔を開閉す
る弁体を備えたプランジャと、このプランジャが摺動自
在に収容されたシリンダと、このシリンダの一端側にが
固定された固定コアと、この固定コアの外周に配置され
た電磁コイルとを備えている。
【0003】前記従来の電磁弁は、プランジャに備えら
れた弁体が弁座部材の弁孔を開閉することにより、この
弁孔を流通する作動流体の流通、即ち弁孔に連通する通
路を流れる作動流体の流通を制御するように作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、前記弁座部材が弁収容孔内にかしめに
よって固定されている。このため、前記弁座部材を固定
するかしめ作業において金属粉が生じる虞がある。前記
金属粉が生じると、この金属粉が異物として電磁弁の内
部に残り、電磁弁の作動に不具合を生じる虞がある。
【0005】本発明は斯かる従来の従来の実情に鑑みて
案出されたもので、弁座部材の固定時に金属粉を生じる
ことがなく、この異物による不具合の発生を未然に防止
することが可能な電磁弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、通路形成体に形成され、作動流体の通路が開口
する弁収容孔と、この弁収容孔内に収容固定され、前記
作動流体の通路に連通可能な弁孔を備えた弁座部材と、
この弁座部材の弁孔を開閉する弁体を備えたプランジャ
と、このプランジャが摺動自在に収容されたシリンダ
と、このシリンダの一端側に固定された固定コアと、こ
の固定コアの外周に配置された電磁コイルとを備え、前
記弁座部材が、シリンダの他端側に固定され、かつ弁収
容孔内に圧入して固定された構成にしてある。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記弁座部材がシリンダの他端
側に溶接によって固定されている構成にしてある。
【0008】斯かる構成によれば、前記プランジャを摺
動自在に収容したシリンダの一端側に固定コアが固定さ
れ、他端側に弁座部材が固定された状態で、この弁座部
材が弁収容孔内に圧入して固定される。即ち、前記プラ
ンジャ、シリンダ、固定コア及び弁座部材が予備組立て
した状態とされ、この状態で、弁座部材が弁収容孔内に
圧入して固定される。
【0009】前記弁座部材とシリンダの他端側との固定
は、請求項2記載の発明にあっては溶接によって固定さ
れ、この溶接は例えばレーザビーム溶接やスポット溶接
等の各種溶接が適用可能である。
【0010】このため、前記弁座部材の弁収容孔内への
収容固定は、弁収容孔内に弁座部材を圧入することによ
って足り、かしめ作業を必要としないから、この弁座部
材の固定作業において金属粉が生じることがない。
【0011】したがって、前記弁座部材の固定時に金属
粉を生じることがなく、この異物による不具合の発生を
未然に防止することが可能な電磁弁が得られる。
【0012】また、前記プランジャ、シリンダ、固定コ
ア及び弁座部材を予備組立てした状態とするから、この
予備組立て時に、プランジャに設けた弁体と弁座部材の
弁孔との間の弁隙間の調節をすることが容易に可能とな
る。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、前記
弁座部材がシリンダの他端側に溶接によって固定されて
いるから、この弁座部材を固定する場合にあっても金属
粉を生じることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ア
ンチロックブレ−キ装置の減圧側電磁弁に適用した態様
として、図面に基づいて詳述する。
【0015】図1はこの発明の実施の形態を示す電磁弁
の断面図である。図において1は通路形成体、2はこの
通路形成体1に形成した弁収容孔である。前記弁収容孔
2には図外のホイールシリンダに連通する第1通路3及
び図外のリザーバに連通する第2通路4が開口してい
る。
【0016】5は電磁ソレノイドで、この電磁ソレノイ
ド5は、カバー6によって覆われた円筒状の電磁コイル
7と、この電磁コイル7の筒状内部に設けられたシリン
ダ8と、このシリンダ8の一端側8aに溶接9によって
固定された固定コア10と、シリンダ8内に摺動自在に
収容されたプランジャ11とを備えており、このプラン
ジャ11の先端には弁体12が設けられている。また、
前記シリンダ8には、プランジャ11に設けた弁体12
に臨む位置に、貫通孔13が形成してある。なお、7a
は前記電磁コイル7の接続端子であり、この接続端子7
aは図外の制御装置に接続される。
【0017】前記シリンダ8の一端側8aと固定コア1
0との溶接9は、レーザビーム溶接やスポット溶接等の
各種溶接が適用される。
【0018】また、前記シリンダ8の他端側8bには弁
座部材14が固定してあり、この弁座部材14は弁収容
孔2内に圧入して固定してある。詳しくは、前記弁座部
材14は、小径部15と大径部と16を有し、小径部1
5胴部がシリンダ8の他端側8bに溶接17によって固
定され、大径部16胴部が弁収容孔2内に圧入してあ
る。
【0019】前記シリンダ8の他端側8bと弁座部材1
4との溶接17は、レーザビーム溶接やスポット溶接等
の各種溶接が適用される。
【0020】前記弁座部材14には、軸方向に貫通して
弁孔18が形成されており、この弁孔18は弁座部材1
4が弁収容孔2内に収容された状態で、シリンダ8に形
成した貫通孔13を介して第1通路3及び第2通路4に
連通可能である。また、前記弁座部材14に形成された
弁孔18は、プランジャ11に設けた弁体12に臨んで
開口しており、弁体12が弁孔18の開口端に形成した
弁座19に着座または離間して、この弁体12によって
開閉される。
【0021】20は前記固定コア10とプランジャ11
との間に設けられた圧縮ばねである。前記圧縮ばね20
は、プランジャ11の固定コア10側の端部に形成した
盲穴21内に収容され、プランジャ11を弁座部材14
側に付勢しており、これによって、プランジャ11に取
付けられた弁体12は、常態にあって弁座19に着座し
て弁孔18を閉塞している。
【0022】23は前記第1通路3に面して、弁収容孔
2内に設けたフィルタで、このフィルタ23は第1通路
3から弁収容孔2内に流入する作動流体(ブレーキ液)
を濾過する。
【0023】24は前記電磁ソレノイド5を通路形成体
1に取付けるためのプラグで、このプラグ24は弁収容
孔2の開口端側にかしめ25によって固定される。ま
た、26はシリンダ8と弁収容孔2と間を封止するシー
ルリングである。
【0024】斯かる構成において、この電磁弁は次のよ
うに作動する。即ち、常態にあって、前記電磁ソレノイ
ド5のプランジャ11が圧縮ばね20のばね力により弁
座部材14側に付勢されている。このため、前記プラン
ジャ11に取付けられた弁体12は、図1に示すよう
に、弁座部材14に形成した弁孔18の弁座19に着座
して、この弁孔18を閉じており、図外のホイールシリ
ンダに連通する第1通路3と図外のリザーバに連通する
第2通路4との連通を遮断している。
【0025】制動作動時に図外のホイールシリンダの液
圧が上昇し、車輪がロックする虞がある場合はアンチロ
ック制御が開始され、図外の制御装置からの信号によっ
て電磁コイル7を励磁して、プランジャ11を図1に示
す位置から圧縮ばね20のばね力に抗して上動させる。
これによって、プランジャ11に取付けられた弁体12
が弁座部材14の弁座19から離間して、弁孔18を開
通させる。即ち、前記図外のホーイルシリンダへ連通す
る第1通路3とリザーバに連通する第2通路4とを連通
させる。これと同時に、図外の増圧側電磁弁がホイール
シリンダへの導入通路を閉じる。その結果、ホイールシ
リンダ内の液圧が制御され、車輪のロックが解除される
のである。
【0026】ここで、前記プランジャ11を摺動自在に
収容したシリンダ8の一端側8aに固定コア10が溶接
9によって固定され、他端側8bに弁座部材14が溶接
17によって固定された状態で、この弁座部材14が弁
収容孔2内に圧入して固定される。即ち、前記プランジ
ャ11、シリンダ8、固定コア10及び弁座部材14が
予備組立てした状態とされ、この状態で、弁座部材14
が弁収容孔2内に圧入して固定される。このとき、前記
弁座部材14の弁収容孔2内への圧入固定は、弁座部材
14の小径部15と大径部16との段部14aを押圧す
ることによって達成される。
【0027】このため、前記弁座部材14の弁収容孔2
内への収容固定は、弁収容孔2内に弁座部材14を圧入
することによって足り、かしめ作業を必要としないか
ら、この弁座部材14の固定作業において金属粉が生じ
ることがない。
【0028】したがって、前記弁座部材14の固定時に
金属粉を生じることがなく、この異物による不具合の発
生を未然に防止することが可能な電磁弁が得られる。
【0029】また、前記プランジャ11、シリンダ8、
固定コア10及び弁座部材14を予備組立てした状態と
するから、この予備組立て時に、プランジャ11に設け
た弁体12と弁座部材14の弁孔18との間、詳しくは
弁体12と弁孔18の開口端に形成した弁座19との間
の弁隙間を調節することが容易に可能となる。
【0030】また、前記弁座部材14がシリンダ8の他
端側8bに溶接17によって固定してあるから、この弁
座部材14を固定する場合にあっても固定作業において
金属粉を生じることがない。
【0031】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施例に限られるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、弁座部材の固定時に金属粉を生じることがなく、
この異物による不具合の発生を未然に防止することが可
能な電磁弁が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電磁弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 通路形成体 2 弁収容孔 3 第1通路(通路) 4 第2通路(通路) 7 電磁コイル 8 シリンダ 8a 一端側 8b 他端側 10 固定コア 11 プランジャ 12 弁体 14 弁座部材 17 溶接 18 弁孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路形成体に形成され、作動流体の通路
    が開口する弁収容孔と、この弁収容孔内に収容固定さ
    れ、前記作動流体の通路に連通可能な弁孔を備えた弁座
    部材と、この弁座部材の弁孔を開閉する弁体を備えたプ
    ランジャと、このプランジャが摺動自在に収容されたシ
    リンダと、このシリンダの一端側に固定された固定コア
    と、この固定コアの外周に配置された電磁コイルとを備
    え、前記弁座部材が、シリンダの他端側に固定され、か
    つ弁収容孔内に圧入して固定されていることを特徴とす
    る、電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記弁座部材がシリンダの他端側に溶接
    によって固定されていることを特徴とする、請求項1記
    載の電磁弁。
JP23915197A 1997-08-21 1997-08-21 電磁弁 Pending JPH1163281A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002012039A1 (de) * 2000-08-04 2002-02-14 Robert Bosch Gmbh Magnetventil, insbesondere für eine schlupfgeregelte, hydraulische fahrzeugbremsanlage
US9023946B2 (en) 2009-12-22 2015-05-05 Henkel IP & Holding GmbH Moisture cure hot melt adhesives
US9212300B2 (en) 2007-08-10 2015-12-15 Henkel Ag & Co. Kgaa Reactive hot melt adhesive

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