JPH1163280A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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Publication number
JPH1163280A
JPH1163280A JP23915097A JP23915097A JPH1163280A JP H1163280 A JPH1163280 A JP H1163280A JP 23915097 A JP23915097 A JP 23915097A JP 23915097 A JP23915097 A JP 23915097A JP H1163280 A JPH1163280 A JP H1163280A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
seat member
valve seat
hole
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP23915097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Hara
雅彦 原
Tomoaki Oi
知明 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
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Publication of JPH1163280A publication Critical patent/JPH1163280A/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座部材の固定時に金属粉を生じることがな
く、この異物による不具合の発生を未然に防止すること
が可能な弁装置を提供する。 【解決手段】 弁体12によって開閉される弁孔19を
有する弁座部材13を、この弁座部材13の弁孔19に
連通する第1通路3及び第2通路4が開口した弁収容孔
2内に収容する。前記弁座部材13は、この弁座部材1
3の外周側に、軸方向に開口する周溝14を設けて、こ
の周溝14内に、周溝14の開口端側から環状のくさび
部材15を挿入することにより、弁収容孔2内に収容固
定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ液
圧を制御するためのアンチロックブレーキ装置の電磁弁
などに施用して良好な弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弁装置は、例えば特開平9−5
8433号公報に示されるように、弁体によって開閉さ
れる弁孔を有する弁座部材が、この弁座部材の弁孔に連
通する通路が開口した弁収容孔内に収容固定されてい
る。前記弁座部材の弁孔を開閉する弁体は電磁弁の可動
子に連繋されており、また、弁座部材は弁収容孔内にか
しめによって固定されている。
【0003】前記従来の弁装置は、電磁弁の可動子に連
繋される弁体が弁座部材の弁孔を開閉することにより、
この弁孔を流通する作動液体の流通、即ち弁孔に連通す
る通路を流れる作動液体の流通を制御するように作用す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、前記弁座部材が弁収容孔内にかしめに
よって固定されている。このため、前記弁座部材を固定
するかしめ作業において金属粉が生じる虞がある。前記
金属粉が生じると、この金属粉が異物として弁装置の内
部に残り、弁装置の作動に不具合を生じる虞がある。
【0005】本発明は斯かる従来の従来の実情に鑑みて
案出されたもので、弁座部材の固定時に金属粉を生じる
ことがなく、この異物による不具合の発生を未然に防止
することが可能な弁装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、弁体によって開閉される弁孔を有する弁座部材
が、この弁座部材の弁孔に連通する通路が開口した弁収
容孔内に収容固定されてなる弁装置において、前記弁座
部材の外周側に、軸方向に開口する周溝を設けて、この
周溝内に、周溝の開口端側から環状のくさび部材を挿入
することにより、弁座部材を弁収容孔内に収容固定した
構成にしてある。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記弁座部材の外周面には、周
溝の外周側に位置して、滑り止め加工が施されてなる構
成にしてある。
【0008】ここで、前記弁座部材の外径寸法は、弁収
容孔の内径寸法と同じか、好ましくは僅かに小さい寸法
が選択される。また、請求項2記載の発明において施さ
れる滑り止め加工は、ローレット加工やセレーション加
工等が採用可能である。
【0009】斯かる構成にあっては、前記弁座部材は、
弁収容孔内に挿入された後、弁座部材の周溝内にこの周
溝の開口端側から環状のくさび部材が挿入されて、弁収
容孔内に収容固定される。つまり、前記弁座部材の周溝
内にくさび部材を挿入することにより、この弁座部材の
周溝を形成した位置の外周面が弁収容孔の内周面に所定
の押圧力をもって接することになる。これによって、前
記弁座部材の外周面と弁収容孔の内周面との両面間の封
止作用が図られると共に、弁座部材が弁収容孔内に固定
される。
【0010】このため、前記弁座部材の弁収容孔内への
収容固定は、周溝内にくさび部材を挿入することによっ
て足り、かしめ作業を必要としないから、この弁座部材
の固定作業において金属粉を生じることがない。
【0011】したがって、前記弁座部材の固定時に金属
粉を生じることがなく、この異物による不具合の発生を
未然に防止することが可能な弁装置が得られる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、前記
弁座部材の外周面に、周溝の外周側に位置して滑り止め
加工が施されているから、弁座部材のより安定した固定
が成就される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ア
ンチロックブレ−キ装置の増圧側電磁弁に適用した態様
として、図面に基づいて詳述する。
【0014】図1はこの発明の実施の形態を示す弁装置
の断面図である。図において1は通路形成体、2はこの
通路形成体1に形成した弁収容孔である。前記弁収容孔
2には図外のマスターシリンダに連通する第1通路3及
び図外のホイールシリンダに連通する第2通路4が開口
している。
【0015】5は電磁ソレノイドで、この電磁ソレノイ
ド5は、カバー6によって覆われた円筒状の電磁コイル
7と、この電磁コイル7の筒状内部に設けられたシリン
ダ8と、このシリンダ8内に摺動自在に収容されたアー
マチュア9と、このアーマチュア9に一体に取付けられ
たプランジャ10と、このプランジャ10を摺動自在に
案内するスリーブ11とを備えており、このスリーブ1
1がシリンダ8を介して通路形成体1に取付けられてい
る。なお、7aは前記電磁コイル7の接続端子であり、
この接続端子7aは図外の制御装置に接続される。
【0016】前記プランジャ10の先端には弁体12が
取付けられており、この弁体12は電磁ソレノイド5が
通路成形体1に取付けられた状態において、弁収容孔2
の内部に突出している。
【0017】13は前記弁収容孔2内に収容固定された
弁座部材で、この弁座部材13は次のようにして固定し
てある。即ち、前記弁座部材13の外周側に、軸方向に
開口する周溝14を設けて、この周溝14内に、周溝1
4の開口端側から環状のくさび部材15を挿入して弁座
部材13の外周側を拡径することにより、この弁座部材
13を弁収容孔2内に収容固定してある(図2参照)。
【0018】詳しくは、前記周溝14の開口端側の内周
には、開口端側に向かって拡径するテーパ面16が形成
され、この周溝14内に挿入されるくさび部材15の外
周には周溝14のテーパ面16に適合するテーパ面17
が形成されており、これによって、弁座部材13の外周
側が容易に拡径されるようにしてある。また、前記弁座
部材13の外周面13aには、周溝14の外周側に位置
して、ローレット加工やセレーション加工等の滑り止め
加工18が施してある。
【0019】19は前記弁座部材13の軸方向に貫通し
て形成した弁孔19で、この弁孔19は弁座部材13が
弁収容孔2内に収容された状態で、第1通路3及び第2
通路4に連通可能である。また、前記弁座部材13に形
成された弁孔19は、弁体12に臨んで開口しており、
弁体12が弁孔19の開口端に形成した弁座20に着座
または離間して、この弁体12によって開閉される。
【0020】また、前記弁座部材13には、弁孔19に
平行な貫通孔21が形成されており、この貫通孔21に
は、第1通路3から第2通路4への流通を阻止し、逆方
向の流通を許容するチェック弁22が付設されている。
【0021】23は前記第1通路3に面して、弁座部材
13に形成した弁孔19の開口端に設けたフィルタ、2
4は前記第2通路4に面して弁収容孔2内に設けたフィ
ルタで、これらフィルタ23、24はそれぞれ第1通路
3から弁収容孔2内に流入する液体及び弁収容孔2内か
ら第2通路4に流通する液体を濾過する。
【0022】25は前記プランジャ10の端部と弁座部
材13との間に設けられた圧縮ばねである。前記圧縮ば
ね25によってプランジャ10がアーマチュア9側に付
勢されており、これによって、プランジャ10に取付け
られた弁体12は、常態にあって弁孔19を開いてい
る。
【0023】26は前記電磁ソレノイド5のシリンダ8
及びスリーブ11を通路形成体1に取付けるためのプラ
グ、27はスリーブ11と弁収容孔2と間を封止するシ
ールリングである。
【0024】斯かる構成において、この弁装置は、常態
にあって、前記電磁ソレノイド5のプランジャ10が圧
縮ばね25のばね力によりアーマチュア9側に付勢され
ている。このため、前記プランジャ10に取付けられた
弁体12は、図1に示すように弁座部材13の弁孔19
を開いており、この弁孔19に第1通路3を介して導か
れるマスターシリンダの液圧を弁収容孔2及び第2通路
4を介してホイールシリンダに導くことが可能である。
【0025】制動動作時にホイールシリンダの液圧が上
昇し、車輪がロックする虞がある場合は、アンチロック
制御が開始され、図外の制御装置からの信号によって電
磁コイル7を励磁して、アーマチュア9を図1に示す位
置から下動させる。これによって、プランジャ10が圧
縮ばね25のばね力に抗して下動して、プランジャ10
に取付けられた弁体12が弁座部材13の弁座20に着
座し、弁孔19を閉じる。即ち、前記第1通路3と第2
通路4との連通を遮断する。これと同時に、図外の減圧
電磁弁がリターン通路を開く。その結果、ホイールシリ
ンダ内の液圧が減圧制御され、車輪のロックが回避され
る。
【0026】ここで、前記弁座部材13は、弁収容孔2
内に挿入された後、弁座部材13の周溝14内にこの周
溝14の開口端側から環状のくさび部材15が挿入され
て、弁収容孔2内に収容固定される。つまり、前記弁座
部材13の周溝14内にくさび部材15を挿入すること
により、この弁座部材13の周溝14を形成した位置の
外周面13aが弁収容孔2の内周面2aに所定の押圧力
をもって接することになる。これによって、前記弁座部
材13の外周面13aと弁収容孔2の内周面2aとの両
面間の封止作用が図られると共に、弁座部材13が弁収
容孔2内に固定される。
【0027】このため、前記弁座部材13の弁収容孔2
内への収容固定は、周溝14内にくさび部材15を挿入
することによって足り、かしめ作業を必要としないか
ら、この弁座部材13の固定作業において金属粉を生じ
ることがない。
【0028】したがって、前記弁座部材13の固定時に
金属粉を生じることがなく、この異物による不具合の発
生を未然に防止することが可能な弁装置が得られる。
【0029】また、前記弁座部材13の外周面13a
に、周溝14の外周側に位置して滑り止め加工18が施
されているから、弁座部材13のより安定した固定が成
就される。
【0030】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施例に限られるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例
えば、本発明を電磁ソレノイドを用いない弁装置に採用
することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、弁座部材の固定時に金属粉を生じることがなく、
この異物による不具合の発生を未然に防止することが可
能な弁装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す弁装置の断面図であ
る。
【図2】図1の要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 通路形成体 2 弁収容孔 3 第1通路(通路) 4 第2通路(通路) 12 弁体 13 弁座部材 14 周溝 15 くさび部材 19 弁孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体によって開閉される弁孔を有する弁
    座部材が、この弁座部材の弁孔に連通する通路が開口し
    た弁収容孔内に収容固定されてなる弁装置において、前
    記弁座部材の外周側に、軸方向に開口する周溝を設け
    て、この周溝内に、周溝の開口端側から環状のくさび部
    材を挿入することにより、弁座部材を弁収容孔内に収容
    固定したことを特徴とする弁装置。
  2. 【請求項2】 前記弁座部材の外周面には、周溝の外周
    側に位置して、滑り止め加工が施されてなることを特徴
    とする、請求項1記載の弁装置。
JP23915097A 1997-08-21 1997-08-21 弁装置 Pending JPH1163280A (ja)

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JP23915097A JPH1163280A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 弁装置

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