JP2000177561A - ブレーキ装置用電磁弁 - Google Patents

ブレーキ装置用電磁弁

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JP2000177561A
JP2000177561A JP10360696A JP36069698A JP2000177561A JP 2000177561 A JP2000177561 A JP 2000177561A JP 10360696 A JP10360696 A JP 10360696A JP 36069698 A JP36069698 A JP 36069698A JP 2000177561 A JP2000177561 A JP 2000177561A
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JP
Japan
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valve
valve seat
hole
passage
brake device
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Pending
Application number
JP10360696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Furuya
隆之 古屋
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低廉な電磁弁を提供する。 【解決手段】 ブレーキ装置内の排気時に開く逆止弁が
一体的に設けられてなる、通常閉型のブレーキ装置用電
磁弁において、第1通路3及び第2通路4が開口する弁
収容穴2を設ける。前記弁収容穴2内に、第1通路3及
び第2通路4に連通し、かつプランジャ11によって開
閉される弁孔18を備えた弁座部材15を収容固定す
る。前記弁座部材15の外周に逆止弁としてのカップシ
ール28を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレーキ装置用電磁
弁に関し、とりわけ、ブレーキ装置内の排気時に開く逆
止弁が一体的に設けられてなる、通常閉型のブレーキ装
置用電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】アンチロック制御やトラクション制御が
可能なブレーキ装置には、マスターシリンダの液圧をホ
イールシリンダに導く主通路の途中に設けられた通常開
型の電磁弁と、ホイールシリンダとリザーバとを連通す
るリターン通路の途中に設けられた通常閉型の電磁弁を
備えている。
【0003】このようなブレーキ装置は、作動液を完全
に充填するために、装置内の空気が排気されるのである
が、この場合に、通常閉型の電磁弁は空気を装置内に閉
じ込めてしまう虞がある。
【0004】そこで、特開平9−66821号公報に
は、ブレーキ装置内の排気時に開く逆止弁が一体的に設
けられてなる電磁弁が提案されている。
【0005】前記公報記載の電磁弁は、作動液体が流通
し、かつ電磁弁のプランジャによって開閉される弁孔を
備えた弁座部材が設けられており、この弁座部材に弁孔
を迂回する貫通孔を形成して、この貫通孔に球弁を付属
させることによって逆止弁が形成してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、前記逆止弁を構成する貫通孔は、その
直径が小さく、かつ長い寸法をもって形成されていると
共に、球弁が接する弁座部分に加工精度が要求される。
このため、前記逆止弁を構成する貫通孔の加工工数が嵩
み、電磁弁の製造コストが高くなる虞がある。
【0007】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、製造コストの低廉な電磁弁を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、ブレーキ装置内の排気時に開く逆止弁が一体的
に設けられてなる、通常閉型のブレーキ装置用電磁弁に
おいて、作動液体の通路が開口する弁収容穴内に収容固
定されてなり、前記通路に連通し、かつプランジャによ
って開閉される弁孔を備えた弁座部材と、この弁座部材
の外周に設けられた逆止弁としてのカップシールと、を
備えてなる構成にしてある。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記弁座部材が、弁座本体と、
この弁座本体に一体的に連結されるシール保持部材とか
らなり、カップシールが弁座本体とシール保持部材との
間に配置されている構成にしてある。
【0010】斯かる構成において、前記電磁弁はブレー
キ装置内に組み込まれて使用され、次のように作用す
る。即ち、通常は前記電磁弁のプランジャが弁座部材に
形成した弁孔を閉じており、作動液体はこの弁孔を介し
て流通することがない。また、前記電磁弁が電気的に制
御され、プランジャが弁座部材に形成した弁孔を開くこ
とによって、作動液体は弁孔を介して流通することが可
能となる。このように、前記電磁弁が開閉制御されるこ
とによって、ブレーキ液圧が制御される。
【0011】ここで、前記電磁弁が組み込まれたブレー
キ装置内の空気を排気する場合には、通常閉型の電磁弁
のプランジャは弁座部材に形成した弁孔を通常閉じてい
るけれども、逆止弁としてのカップシールが空気の流通
を許容し、排気が成就されることになる。
【0012】ここに、前記逆止弁は弁座部材の外周に設
けられたカップシールであるから、構成が簡単であると
共に、カップシールの装着に際して格別高精度の加工を
必要とすることもない。
【0013】したがって、製造コストの低廉な電磁弁が
得られる。
【0014】また、請求項2記載の発明によれば、前記
カップシールが弁座本体とシール保持部材との間に配置
されているから、カップシールが弁座部材に容易に装着
される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をアン
チロック制御可能なブレーキ装置の減圧側電磁弁に適用
した態様として、図面に基づいて詳述する。
【0016】図1は本発明の実施の形態を示す電磁弁の
断面図である。
【0017】図において、1は通路形成体、2はこの通
路形成体1に形成した弁収容穴である。前記弁収容穴2
には図外のホイールシリンダに連通する第1通路3及び
図外のリザーバに連通する第2通路4が開口している。
これら第1通路3及び第2通路4のうち、第1通路3は
弁収容穴2の半径方向に開口しており、第2通路4は弁
収容穴2の軸方向に開口している。
【0018】5は電磁ソレノイドで、この電磁ソレノイ
ド5は、カバー6によって覆われた円筒状の電磁コイル
7と、この電磁コイル7の筒状内部に設けられたシリン
ダ8と、このシリンダ8の一端側8aに固定された固定
コア10と、シリンダ8内に摺動自在に収容されたプラ
ンジャ11とを備えており、このプランジャ11の先端
には弁体12が設けられている。また、前記シリンダ8
には、プランジャ11に設けた弁体12に臨む位置に、
貫通孔13が形成してある。なお、7aは前記電磁コイ
ル7の接続端子であり、この接続端子7aは図外の制御
装置に接続される。
【0019】15は弁座部材で、この弁座部材15はシ
リンダ8の他端側8bに固定された状態で、弁収容穴2
内に収容固定してある。また、前記弁座部材15は弁座
本体16と、この弁座本体16に一体的に連結されたシ
ール保持部材17とから形成してある。
【0020】前記弁座本体16には、軸方向に貫通して
弁孔18が形成されており、この弁孔18の下端側は拡
径孔19となっている。また、前記シール保持部材17
は弁座本体16の拡径孔19内に圧入される軸部20
と、この軸部20の下端側に形成されたフランジ部21
とを有していると共に、軸部20及びフランジ部21を
軸方向に貫通する貫通孔22が形成してある。このた
め、前記弁座本体16に形成した弁孔18は、拡径孔1
9およびシール保持部材17に形成した貫通孔22を介
して、弁座部材15を軸方向に貫通していることにな
る。
【0021】これによって、前記弁座部材15に軸方向
に貫通して形成された弁孔18は、この弁座部材15が
弁収容穴2内に収容された状態で、シリンダ8に形成し
た貫通孔13を介して、第1通路3及び第2通路4に連
通可能である。
【0022】また、前記弁座部材15に形成された弁孔
18は、プランジャ11に向かって開口しており、この
プランジャ11によって開閉可能である。詳しくは、前
記弁孔18は、プランジャ11に設けた弁体12に向か
って開口しており、弁体12が弁孔18の開口端に形成
した弁座23に着座または離間して、この弁体12によ
って開閉される。
【0023】25は、前記固定コア10とプランジャ1
1との間に設けられた圧縮ばねである。前記圧縮ばね2
5は、プランジャ11の固定コア10に面する端部に形
成された盲穴26内に収容され、プランジャ11を弁座
部材15側に付勢している。これによって、前記プラン
ジャ11は常態にあって、弁孔18を閉じている。即
ち、前記プランジャ11に設けられて弁体12が弁座2
3に着座して弁孔18を閉じている。
【0024】28は逆止弁としてのカップシールであ
る。前記カップシール28は弁座部材15の外周に設け
られており、外周側のリップ部29が収容孔2の内周に
接して、逆止弁としての機能を発揮する。詳しくは、前
記カップシール28の内周基部30が弁座部材15を構
成するシール保持部材17の軸部20の外周に装着さ
れ、この状態でシール保持部材15の軸部20を弁座本
体16の拡径孔19内に挿入固定することによって、弁
座部材15の外周に設けられている。
【0025】即ち、前記弁座部材15は、シール保持部
材17の軸部20を弁座本体16の拡径孔19内に挿入
固定することによって、弁座本体16と、シール保持部
材17の軸部20及びフランジ部21とによってカップ
シール28を装着する周溝31が形成されることにな
り、カップシー28はこの周溝31内に装着されること
になる。
【0026】33は前記収容孔2とシリンダ8との間を
封止するシールリング、24は同じく収容孔2とシリン
ダとの間に配置されたフィルタである。
【0027】斯かる構成において、この電磁弁は次のよ
うに作動する。即ち、常態にあって、前記電磁ソレノイ
ド5のプランジャ11が圧縮ばね25のばね力により弁
座部材15側に付勢されている。このため、前記プラン
ジャ11は弁孔18を通常閉じており、第1通路3と第
2通路4との連通を遮断している。詳しくは、図1に示
すように、前記プランジャ11に設けられた弁体12が
弁座部材15に形成した弁孔18の弁座23に着座し、
この弁孔18を閉じており、図外のホイールシリンダに
連通する第1通路3と図外のリザーバに連通する第2通
路4との連通を遮断している。
【0028】制動作動時に図外のホイールシリンダの液
圧が上昇し、車輪がロックする虞がある場合はアンチロ
ック制御が開始され、図外の制御装置からの信号によっ
て電磁コイル7が励磁され、プランジャ11が図1に示
す位置から圧縮ばね25のばね力に抗して上動する。こ
れによってプランジャ11が弁座部材15から離間し、
弁孔18を開ける。詳しくは、前記プランジャ11に設
けられた弁体12が弁座部材15に形成した弁孔18の
弁座23から離間して、弁孔18を開ける。
【0029】前記弁孔18が開通することによって、図
外のホイールシリンダへ連通する第1通路3とリザーバ
に連通する第2通路4とが連通することになる。これと
同時に、図外の増圧側電磁弁がホイールシリンダへの導
入通路を閉じる。その結果、ホイールシリンダ内の液圧
が制御され、車輪のロックが解除されるのである。
【0030】ここで、この電磁弁が組み込まれたブレー
キ装置内の空気を排気する場合には、先ず図外のマスタ
ーシリンダ側から排気される。この際に、通常閉型の電
磁弁のプランジャ11は弁座部材14に形成した弁孔1
8を通常閉じているけれども、逆止弁としてのカップシ
ール28が空気の流通を許容し、排気が成就されること
になる。
【0031】ここに、前記逆止弁は弁座部材15の外周
に設けられたカップシール28であるから、構成が簡単
であると共に、カップシール28の装着に際して格別高
精度の加工を必要とすることもない。
【0032】したがって、製造コストの低廉な電磁弁が
得られる。
【0033】また、前記カップシール28が弁座本体1
6とシール保持部材17との間に配置されているから、
カップシール28が弁座部材15に容易に装着される。
即ち、前記カップシール28の内周基部30が弁座部材
15を構成するシール保持部材17の軸部20の外周に
装着され、この状態でシール保持部材15の軸部20を
弁座本体16の拡径孔19内に挿入固定することによっ
て、弁座部材15の外周に容易に装着される。
【0034】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記弁座部材15を、弁座本体16とシール保
持部材17とから形成した実施の形態について述べた
が、この弁座部材15を一体に形成して、外周側に周溝
31を形成してカップシール28を装着するようにして
もよい。
【0035】また、前記プランジャ11の先端に別体と
しての弁体12を設けた実施の形態について述べたが、
プランジャ11の先端に弁体を一体に形成する構成とし
てもよい。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、製造コストの低廉な電磁弁が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電磁弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 弁収容穴 3 第1通路(通路) 4 第2通路(通路) 15 弁座部材 16 弁座本体 17 シール保持部材 18 弁孔 28 カップシール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ装置内の排気時に開く逆止弁が
    一体的に設けられてなる、通常閉型のブレーキ装置用電
    磁弁において、 作動液体の通路が開口する弁収容穴内に収容固定されて
    なり、前記通路に連通し、かつプランジャによって開閉
    される弁孔を備えた弁座部材と、 この弁座部材の外周に設けられた逆止弁としてのカップ
    シールと、を備えてなることを特徴とする、ブレーキ装
    置用電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記弁座部材が、弁座本体と、この弁座
    本体に一体的に連結されるシール保持部材とからなり、
    前記カップシールが弁座本体とシール保持部材との間に
    配置されていることを特徴とする、請求項1記載のブレ
    ーキ装置用電磁弁。
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Effective date: 20041217