JP2005282683A - 常開型電磁弁 - Google Patents

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Naoki Masuda
直己 増田
Takaomi Shirase
隆臣 白勢
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Abstract

【課題】 作動液流量を所望の適正量まで絞ることができ、液圧制御性を向上させることができる常開型電磁弁を提供する。
【解決手段】 常開型電磁弁10は、固定コア20と、作動液が流入する連通孔40aを有する弁座40と、弁座40に着座することにより連通孔40aを閉塞可能に設けられ、作動液流路を開閉する弁体30と、固定コア20に対向配置され、リテーナ24と共に弁座40に対して進退移動可能な可動コア28と、リテーナ24を弁座40に対して離座方向に付勢する座ばね50と、通電により固定コア20と可動コア28との間に電磁吸引力を発生させるコイル12と、弁座40に対して作動液流路の上流BFin側に設けられ、作動液の流量を制限する第1オリフィス60aを有する流量制限部材60とを備える。弁座40の連通孔40a内には、第1オリフィス60aと開口断面積が略同面積となるように第2オリフィス40bが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弁内部に作動液の流量を制限するオリフィスが設けられた常開型電磁弁に関する。
例えば車両用ブレーキ液圧制御装置に用いられる液圧制御部品として非制御時において常時開弁している常開型電磁弁が知られている。常開型電磁弁においては、その制御性を確保するために、作動液流路の上流側に弁内部への作動液の流量を制限するためのオリフィスを設けられることがある(特許文献1参照)。微小な液圧制御を必要とする場合には、流量制限性能を向上させるべくオリフィスの開口面積を縮小することが望まれるが、作動液充填時におけるエア抜き性の低下や使用時のコンタミ(ごみつまり)の発生が懸念される。
実開平6−56578号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作動液流量を所望の適正量まで絞ることができ、液圧制御性を向上させることができる常開型電磁弁を提供することにある。
本発明は、固定コアと、作動液が流入する連通孔を有する弁座と、前記弁座に着座することにより前記連通孔を閉塞可能に設けられ、作動液流路を開閉する弁部材と、前記固定コアに対向配置され、前記弁部材と共に前記弁座に対して進退移動可能な可動コアと、前記弁部材を前記弁座に対して離座方向に付勢する付勢部材と、通電により前記固定コアと前記可動コアとの間に電磁吸引力を発生させるコイルと、前記弁座に対して前記作動液流路の上流側に設けられ、作動液の流量を制限する第1オリフィスを有する流量制限部材と、を備えた常開型電磁弁において、前記弁座の連通孔内には、前記第1オリフィスと開口断面積が略同面積となるように第2オリフィスが設けられている常開型電磁弁に関するものである。
本発明によれば、上流側に設けられた流量制限部材の第1オリフィスで第1段階の流量制限を行うとともに、その下流に配置される弁座の連通孔内において第1オリフィスと開口断面積が略同面積となるように設けられた第2オリフィスで第2段階の流量制限を行うことができるため、エア抜き性の低下やコンタミの発生を防止しつつ、流量制限性能を向上させることができる。これにより作動液流量を所望の適正量まで絞ることが可能となり、液圧制御性を向上させることができる。
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る常開型電磁弁10を示す断面図である。
本実施の形態に係る常開型電磁弁10は、例えば車両用ブレーキ液圧制御装置において作動液流路を開閉するためのものである。常開型電磁弁10は、例えばアルミニウム製の基体1に形成された装着孔3にその一部を挿入され、環状の係止部材4によって固定される。常開型電磁弁10は、基体1に固定された固定コア20と、作動液流路の一部として内部に連通孔40aを有する弁座40と、固定コア20の一端から他端にかけて貫通した弁孔22内に収容される弁部材としてのリテーナ24及び弁体30と、リテーナ24を弁座40に対して離座方向に付勢する座ばね50(付勢部材)と、固定コア20に対向配置され、弁座40に対してリテーナ24を押動しながら前進する可動コア28と、弁座40に対して作動液流路の上流BFin側に設けられ、作動液の流量を制限する流量制限部材60とを有する。さらに、常開型電磁弁10は、通電により固定コア20を励磁させて、固定コア20と可動コア28との間に電磁吸引力を発生させ、可動コア28を弁体30の着座方向に前進させるコイル12と、を有する。なお常開型電磁弁10を車両用ブレーキ液圧制御装置に用いる場合には、作動液流路の上流BFin側には例えばマスタシリンダが接続され、下流BFout側には例えば車輪ブレーキが接続される。
固定コア20は、例えば鉄や鉄合金等の磁性材料で形成された略円筒状の部材である。固定コア20は、基体1に形成された装着孔3と同軸方向に開口する第1開口部21と作動液流路2に対して開口する第2開口部23とを有している。固定コア20の第1開口部21側には、ゴム組成物からなる環状シール部材C2が基体1との間に配置され、第1開口部21側と第2開口部23側の作動液流路2とを液密にシールしている。また、固定コア20の第2開口部23側には、ゴム組成物からなる環状シール部材C1が基体1との間に配置され、第2開口部23側の作動液流路2と基体1の外部とを液密にシールしている。固定コア20の第1開口部21にはフィルタ部材F1が装着されている。固定コア20の弁孔22の開口端である第1開口部21側には、円筒状の弁座40が嵌合固定されている。
また、固定コア20の弁孔22の第1開口部21側であって、弁座40よりさらに作動液流路の上流BFin側には、フィルタ部材F1と弁孔22の第1開口部に設けられた段差部との間に狭持された流量制限部材60が設けられている。流量制限部材60は、絞り成形された薄肉の有底筒状に形成され、底部に作動液流路の上流BFin側から弁内部に流入する作動液の流量を制限するための第1オリフィス60aが開口形成されている。本実施の形態の常開型電磁弁10においては、例えばアンチロックブレーキ制御時において、弁が一旦閉弁することにより常開型電磁弁10に対して作動液流路の上流BFin側(マスタシリンダ側)と下流BFout側(車輪ブレーキ側)との間で差圧が生じた状態で再び弁が開弁した際に、上流BFin側と下流BFout側との間の差圧によって作動液が急激に下流BFout側に流れ出さないよう、流量制限部材60の第1オリフィス60aにおいて第1段階の流量制限を行うことにより、作動液流路の下流BFout側の液圧を急上昇させることなく調圧制御を行うことができる。
基体1の上面から突出した固定コア20に対して、有底筒状の案内筒18の開口側が溶接固定されると共に、樹脂製のボビン14に巻装されたコイル12と、コイル12の外側を覆うコイルケース16とが取り付けられている。案内筒18は、固定コア20の外周面とほぼ同径の内径を有する薄肉の筒状部と、該筒状部の端部を閉塞する半球状の底部と、を有している。案内筒18の筒上部の開口側内周面が、固定コア20の外周面と溶接固定されている。案内筒18の内部には、可動コア28が内蔵され、可動コア28は、案内筒18の筒状部の内周面に摺動案内されると共に、案内筒18の底部内面に当接して後退規制される。
コイル12は、端子13によって、図示せぬ電流制御手段に電気的に接続されている。電流制御手段は、車両ブレーキ液圧制御装置の使用状況に応じてコイル12へ選択的に通電電流を制御する。
可動コア28は、磁性材料例えば鉄系金属からなる略円筒状で、外周面には縦軸方向に沿って延びる連通溝29が周方向に複数、例えば3つ形成され、固定コア20の弁孔22と連通させることで作動液を流通可能としている。可動コア28は、コイル12の非通電状態において、固定コア20に対向して離間配置され、コイル12の通電状態において、電磁吸引力により固定コア20側に吸引されて前進する。可動コア28が固定コア20側に前進する際には、端部において当接するリテーナ24が押動される。これにより座ばね50が圧縮されながらリテーナ24の先端に設けられた弁体30が弁座40に着座して弁座の連通孔40aを閉塞して作動液流路における作動液の流通が遮断される。
リテーナ24は、略円柱形状で、固定コア20の軸方向に沿って貫通する弁孔22に摺動案内されて進退自在に配設される。リテーナ24の先端には球状の弁体30が圧入固定され、他端においては可動コア28が当接する。リテーナ24の外周壁面には、流通溝32が複数形成され、作動液を流通可能にしている。リテーナ24は、座ばね52に当接して弁座40に対して離座方向に付勢されている。
弁座40は、略円筒状に形成され、固定コア20の弁孔22の第1開口部21側に嵌合固定されている。また弁座40は、弁体30側から作動液流路の上流BFin側にかけて軸方向に貫通した連通孔40aを有し、この連通孔40a内の弁体50側の開口端部には、縮径した第2オリフィス40bが設けられている。本実施の形態では第2オリフィス40bが流量制限部材60の第1オリフィス60aと開口断面積が略同面積となるように設けられている。「略同面積」とは、常開型電磁弁10を基体1に組み付けて作動液を充填する際のエア抜き性や第1オリフィス60a及び第2オリフィス40bの流量制限特性に支障がない範囲であればよいことを意味する。したがって第1オリフィス60aの開口断面積と第2オリフィス40bとの開口断面積とが厳密に同じであることを必要とするものではない。
ここで、流量制限部材60に設けられた第1オリフィス60aと弁座40の連通孔40a内に設けられた第2オリフィス40bとがともに円形状の断面を有する場合には、図2(A)に示すように、それぞれの開口径d1,d2が略同径となるようにすれば、第1オリフィス60aと第2オリフィス40bとの開口断面積を略同面積とすることができる。
また従来の常開型電磁弁においては、弁座40の連通孔40aの開口径d2は、第1オリフィス60aの開口径d1と比べて大きくなるように形成されていたため、弁座40において作動液の流量を制限することができなかった。このため図2(B)に示すように弁内部に流入する作動液の流量を制限しようとする場合には、流量制限部材60の第1オリフィス60aに大きく依存しており、例えばアンチロックブレーキ制御において、常開型電磁弁10が一旦閉弁した後の開弁による調圧制御性が要求されると、第1オリフィス60aの開口径d1を小さく形成する必要がある。しかし、第1オリフィス60aの開口径d1を縮小しすぎると、作動液充填時におけるエア抜き性の低下や使用時のコンタミの発生が生じ得る。
しかし、本実施の形態によれば、作動液流路の上流BFin側に設けられた流量制限部材60の第1オリフィス60aで第1段階の流量制限を行うとともに、流量制限部材60よりも作動液流路の下流に配置される弁座40の連通孔40a内に設けられた第2オリフィス40bで第2段階の流量制限を行うことができるため、作動液の真空充填時のエア抜き性の低下や使用時のコンタミの発生を防止しつつ、流量制限性能を向上させることができる。これにより本実施の形態によれば、例えばアンチロックブレーキ制御において、常開型電磁弁10が一旦閉弁した後の開弁による調圧制御のために流量を十分に絞る必要がある場合でも、第1オリフィス60aの開口断面積を縮小して形成する必要がなく、作動液流量を所望の適正量まで絞ることが可能となり、液圧制御性を向上させることができる。
なお、本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
本実施の形態に係る常開型電磁弁を示す断面図である。 図2(A)は、図1における弁座付近の拡大断面図である。図2(B)は、従来の常開型電磁弁における弁座付近の拡大断面図である。
符号の説明
10 常開型電磁弁、12 コイル、20 固定コア、24 リテーナ、28 可動コア、30 弁体、40 弁座、40a 連通孔、40b 第2オリフィス、50 座ばね(付勢部材)、60 流量制限部材、60a 第1オリフィス

Claims (1)

  1. 固定コアと、
    作動液が流入する連通孔を有する弁座と、
    前記弁座に着座することにより前記連通孔を閉塞可能に設けられ、作動液流路を開閉する弁部材と、
    前記固定コアに対向配置され、前記弁部材と共に前記弁座に対して進退移動可能な可動コアと、
    前記弁部材を前記弁座に対して離座方向に付勢する付勢部材と、
    通電により前記固定コアと前記可動コアとの間に電磁吸引力を発生させるコイルと、
    前記弁座に対して前記作動液流路の上流側に設けられ、作動液の流量を制限する第1オリフィスを有する流量制限部材と、
    を備えた常開型電磁弁において、
    前記弁座の連通孔内には、前記第1オリフィスと開口断面積が略同面積となるように第2オリフィスが設けられていることを特徴とする常開型電磁弁。
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JP2011051496A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Nissin Kogyo Co Ltd 常開型電磁弁および車両用ブレーキ液圧制御装置
CN106515694A (zh) * 2017-01-25 2017-03-22 天津英创汇智汽车技术有限公司 一种用于汽车电子稳定控制中的新型增压阀
CN106696933A (zh) * 2017-01-25 2017-05-24 天津英创汇智汽车技术有限公司 一种用于汽车电子稳定控制系统中的增压阀

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