JP2005282747A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2005282747A
JP2005282747A JP2004098726A JP2004098726A JP2005282747A JP 2005282747 A JP2005282747 A JP 2005282747A JP 2004098726 A JP2004098726 A JP 2004098726A JP 2004098726 A JP2004098726 A JP 2004098726A JP 2005282747 A JP2005282747 A JP 2005282747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
hydraulic fluid
coil
fixed core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004098726A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Takahashi
道雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2004098726A priority Critical patent/JP2005282747A/ja
Publication of JP2005282747A publication Critical patent/JP2005282747A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3615Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3615Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
    • B60T8/363Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems in hydraulic systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

【課題】 弁体付近での作動液の界面での剥離点を一定とすることで、弁体の動きを安定させ、脈動などの発生を抑えることができる電磁弁を提供する。
【解決手段】 通電可能なコイル12と、コイル12に通電することで励磁する固定コア20と、固定コアの励磁によって移動可能にされた可動コア28と、可動コア28の移動に伴って移動可能にされた弁体30と、弁体30の移動によって作動液通過用の弁孔44を開閉可能にされた弁座42とを有する常開型電磁弁10において、弁体30は、シール部36を除く弁本体34の外周面に、作動液が弁体30を通過する際に弁孔44の中心軸を中心とする同心円上の少なくとも対称位置に弁体30に対する作動液の剥離点を形成する剥離部54を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁弁に関し、特に、弁体に工夫を加えた電磁弁に関する。
弁体に工夫を加えた電磁弁としては、例えば、特許文献1に示すようなものが知られている。
この電磁弁は、弁体の先端の円錐形部分とそれに続く円筒形部分との境界域に隣接して、円錐形の頂部から裾野へ向かう流れを反転させるための環状隆起部を設け、磁性不純物を環状隆起部で反転される作動液により付着表面から引き離すようにしている。
特開平2−42287号公報
このような電磁弁における弁体は、円錐形の裾野の部分で環状隆起部により作動液の流れを反転させることができるが、円錐形の頂部から裾野までの距離が長いと、作動液が頂部から裾野へ向かう際に界面付近で作動液が弁体に対して剥離することとなるが、この剥離位置が不確定であるために、弁体の動きに不安定さが生じ、脈動等が発生することとなるものである。
特に、弁体の動きの不安定さによって脈動等が発生することより、微小なコントロールや、液圧の制御に影響を与えることとなる。
本発明の目的は、弁体付近での作動液の界面での剥離点を一定とすることで、弁体の動きを安定させ、脈動などの発生を抑えることができる電磁弁を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の電磁弁は、通電可能なコイルと、前記コイルに通電することで励磁する固定コアと、前記固定コアの励磁によって移動可能にされた可動コアと、前記可動コアの移動に伴って移動可能にされた弁体と、前記弁体の移動によって作動液通過用の弁孔を開閉可能にされた弁座とを有する電磁弁において、
前記弁体は、シール部を除く前記弁本体の外周面に、前記作動液が前記弁体を通過する際に前記弁孔の中心軸を中心とする同心円上の少なくとも対称位置に前記弁体に対する前記作動液の剥離点を形成する剥離部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、シール部を除く弁本体の外周面に形成した剥離部によって作動液が弁体を通過する際に弁孔の中心軸を中心とする同心円上の少なくとも対称位置に弁体に対する作動液の剥離点を形成することができ、これによって弁体付近での作動液の界面での剥離点が一定となり、弁体の動きが安定するととなって、脈動などの発生を抑えることができ、微小なコントロールや液圧の制御などに影響を与えるのを防止することができる。
本発明においては、前記剥離部は、連続または不連続の凸部または凹部にて形成されるようにすることができる。
このような構成とすることにより、連続または不連続の凸部または凹部にて容易かつ確実に作動液の界面での剥離点を形成することができる。
本発明においては、前記弁体は付勢手段によって開弁方向に付勢され、前記固定コアの励磁によって前記弁体が前記弁座に当接して閉弁可能にされた常閉型の電磁弁とすることができる。
このような構成とすることにより、常閉型の電磁弁においては、弁孔が常時開放され、作動液が自由に流動できるようになっているため、弁体の動きの不安定さから生じる脈動などの発生を抑えてその影響を防止することができる。
この場合、前記弁体による閉弁時における液圧流入口側の作動液の圧力が前記弁体を前記弁座に押しつける力を上回った場合に、前記作動液の圧力により前記弁体が前記弁座より押し離されて前記液圧流入口側の作動液の圧力を液圧流出口側に放出可能とされたレギュレータ機能を有するものとすることができる。
このような構成とすることにより、作動液の圧力により弁体が弁座より押し離されて液圧流入口側の作動液の圧力を液圧流出口側に放出する際に、弁体の動きが不安定化して脈動などが発生するのを抑え、安定した液圧制御を行うことが可能となる。
本発明においては、前記作動液は、前記弁体の先端から奥側に向かう流路を形成するようにすることができる。
このような構成とすることにより、弁体の先端から奥側に向かって作動液が通過する際に弁体に対する作動液の剥離点を一定とし、弁体の動きを安定させて脈動などの発生を抑えることができる。
本発明においては、前記弁体は、前記弁本体が先端に向かって先細りとなるほぼ円錐形状とすることができる。
このような構成とすることにより、弁本体がほぼ円錐形状で、作動液の剥離が生じにくい形状とされている場合であっても、作動液の剥離点が不確定となって、弁体の動きに不安定さが生じ、脈動等が発生するのを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係る常開型電磁弁を示す図である。
図1は、本発明の一実施の形態に係る常開型電磁弁の縦断面図である。図2は、弁体の正面図である。
この常開型電磁弁10は、例えば車両用アンチロックブレーキシステム(ABS)の作動液流路を開閉するためのもので、例えばアルミニウム製の基体1に形成された装着孔3にその一部を挿入され、環状の係止部材4によって固定される。
この常開型電磁弁10は、基体1に対して複数の環状シール部材C及び一方向弁Dによって液密にシールされた固定コア20と、固定コア20の縦軸方向に貫通する貫通孔22内に収容される弁体30と、弁体30を押動する可動コア28と、可動コア28を固定コア20に吸着させるためのコイル12とを有する。
固定コア20は、例えば鉄や鉄合金等の磁性材料で形成された略円筒状の部材で、基体1に形成された作動液流路2に対して開口する流入口21と流出口23とを有し、流入口21にフィルタ部材Fが装着されている。
固定コア20の貫通孔22の一方の開口端である流入口21側には、円筒状の弁座体40が嵌合固定されている。
基体1の上面から突出した固定コア20に対して、有底筒状の案内筒18が溶接固定されるとともに、樹脂製のボビン14に巻装されたコイル12と、コイル12の外側を覆う磁性材料からなるコイルケース16とが取り付けられている。
弁体30は、略円柱形の軸体24の先端に圧着等により固着され、その先端側に先端に向かって先細となるほぼ略円錐形状の弁本体34を有している。
これら軸体24及び弁体30は、非磁性材料、例えばステンレスで形成され、固定コア20の貫通孔22内で進退自在に配置される。
軸体24の弁体30と反対側の他端には、案内筒18内に配置された例えば磁性材料の可動コア28が当接して配置される。
弁体30は、弁座体40との間に配設された付勢部材である座ばね50によって開弁方向に付勢された状態となっている。
弁本体34は、ほぼ円錐形の先端に弁座体40に当接するほぼ半球状のシール部36を有している。
弁座体40は、略円筒状であって、小径の弁孔44と、大径の開口部46とを有する。
この弁座体40は、固定コア20の貫通孔22に嵌合固定され、開口部46は、固定コア20の流入口21に開口した状態となっている。
弁座体40の弁孔44には、弁体30のシール部36が着座する弁座42が形成される。
弁座42は、弁体30の先端に形成されたシール部36が当接することで、弁孔44を閉鎖する。
本実施の形態に係る常開型電磁弁10の動作について説明すると、コイル12が通電しない状態では、弁体30は、座ばね50によって可動コア28側に付勢され、弁座42から離間して配置される。
したがって、この通常状態で作動液は、流入口21から弁孔44を通過して、流出口23へと流れる。
コイル12に通電して励磁すると、可動コア28に対して固定コア20に働く吸引力によって、可動コア28が固定コア20側に吸引されて軸体24の端部を押し、この吸引力が座ばね50と作動液の液圧を上回ることで弁体30は、弁座42に着座して流路を塞ぐようになっている。
また、この実施の形態では、レギュレータ機能を有する常開型電磁弁10となっており、非作動時には、前述のように、座ばね50の働きにより、弁座42から弁体30が離れており、弁孔44が開となるため、作動液が流入口21と流出口23との間を自由に流動できるようになっており、コイル12を通電することにより、軸体24を介し、座ばね50を撓ませ、弁体30を弁座42に押し付け、弁孔44が閉となって作動液の流動が妨げられる。
このとき、一方向弁Dがあることにより流出口23側からの作動液は流入口21側へ流動可能となっている。
自動ブレーキ制御等の自己加圧作動においては、常開型電磁弁10の作動とともにポンプを作動させるようになっており、ポンプから突出された圧力は、弁孔44が弁体30によって閉じられ、流入口21側の圧力が高まり、弁体30への圧力が発生する。
このとき、コイル12に印加する電流の大きさにより、弁体30を弁座42に押し付ける力が決まり、この押し付け力(推力)に対し、流入口21側の圧力による力が上回った場合、弁体30は弁座42から押し離され、流入口21側の圧力を流出口23側へ開放する。
そして、制御圧の低下により再び推力が流入口21側の圧力による力を上回った場合、弁体30が弁座42に押し付けられ、弁孔44を閉にし、この動きの繰り返しにより、流入口21側の作動液の圧力を所定液圧に調圧するようになっている。
ところで、本実施の形態に係る常開型電磁弁10は、弁体30が弁孔44を常時開にした状態にしており、流入口21と流出口23との間で作動液が流動し得る状態となっているため、流入口21側の作動液が弁孔44を通ってほぼ円錐形状の弁本体34に対し先端から奥側に向かう流路を形成して通過する際に、界面付近で作動液が弁体30に対して不確定な位置で剥離し、弁体30の動きに不安定さが生じて脈動等が発生するのを防止しようとするものである。
そのため、図2に示すように、弁本体34のシール部36を除く外表面に、作動液が弁体30を通過する際に弁孔44の中心軸を中心とする同心円上の少なくとも対称位置に弁体30に対する作動液の剥離点52を形成する剥離部54を設けている。
この剥離部54は、弁本体34の外表面に不連続状態で複数の凹部56を環状にかつ均一に配置した状態となっており、作動液が弁本体を図中矢印で示すように、外表面に沿って通過する際に、各凹部56内に入り込んで流れに変化を与えることで剥離点52が周方向で均一に生じ、弁体30の動きを安定させ、脈動等の発生を防止し得るようになっている。
図3は、剥離部54の変形例を示すもので、この例では、図2の凹部56に変えて複数の凸部58を不連続に、かつ、均一に環状に配置することで、周方向で均一に剥離点52を形成するようにしている。
図4は、剥離部54の他の変形例を示すもので、この剥離部54は、複数、例えば3本の環状に連続する凹部60を弁本体34の外表面に形成することで、周方向で均一に剥離点52を形成し得るようにしている。
さらに、図示せぬが図4の環状凹部60にて代えて環状凸部としても同様の効果が得られる。
図5には、本発明の他の実施の形態に係る常閉型電磁弁を示す。
この常閉型電磁弁110は、例えば、車両用アンチロックブレーキシステム(ABS)の作動液流路を開閉するためのもので、例えばアルミニウム製の基体130に形成された装着孔132にその一部を挿入され、環状の係止部材126によって固定される。
この常閉型電磁弁110は、円筒状の非磁性体からなるボディ部材112を有する。
このボディ部材112は、一端から他端にかけて貫通した収容空間112aを有し、その一端側が閉塞されるように、例えば、溶接などにより固定コア114が固着され、この収容空間112a内に可動コア116と弁座体120が収容され、可動コア116に118、弁座体120に弁座120aが設けられている。
ボディ部材112は、円筒状のものに限られず、可動コア116と弁座体120を収容するための収容空間112aを有しているものであれば、貫通孔を有するハウジングであってもよい。
ただし、常閉型電磁弁110の小型化の観点からは、肉薄の筒状のものが好適である。
このようなボディ部材112は、例えば、絞り加工により形成することができる。
また、ボディ部材112の収容空間112a内には、固定コア114に対して縮設された付勢部材であるバネ部材115を介して可動コア116が嵌装されている。
可動コア116には、可動コア116と弁座体120との間に作動液が閉じ込められることを防止し、かつ、可動コア116を円滑に作動させるために作動液の通孔116aが設けられている。
また、可動コア116には、固定コア114と反対側の端部に弁体118が嵌装されている。
弁体118は、ボディ部材112の端部に固定された弁座体120の弁座120aと当接して常閉型電磁弁110が閉弁状態となる。
また、ボディ部材112と固定コア114との外周には、磁性材料からなるコイルケース142が嵌装されている。
このコイルケース142は、主として磁性体から構成され、その内部にコイル146を巻装したボビン144が収納されている。
ここで、本実施の形態に係る常閉型電磁弁110においては、コイル146が励磁されることにより、可動コア116に対して固定コア114側への磁気の吸引力が発生する。
すると、可動コア116は、ボディ部材112の内壁にガイドされながら、収容空間112a内の固定コア114と弁座体120との間において摺動することができる。
すなわち、可動コア116は、コイル146の消磁状態においては、バネ部材115により付勢される力を受けて閉弁動作を行い、コイル146が励磁されることにより、可動コア116に対して固定コア114側に働く磁気の吸引力によって開弁動作を行う。
この開弁/閉弁動作は、弁座体120の弁座120aに設けられた弁孔120cが弁体118により開閉されることにより実現される。
ここで、弁座体120は、弁座120aと筒状部120bとから構成される。
弁座120aは、弁体118が当接されることにより開閉される弁孔120cを有し、筒状部120bは、弁孔120cから開口部120dに至る連通空間を有し、この連通空間が作動液の流動経路の一部を構成する。
開口部120dは、基体130の第1液路130a側に開口しており、作動液の入出口として常時開口されている。
また、弁座体120は、ボディ部材112の収容空間112aにおいて、固定コア114により閉塞された端部と反対側の開口端部に設けられた抱持部112cにより抱持され、圧入されている。
抱持部112cは、ボディ部材112が例えば、絞り加工される場合には一連の工程において形成することができる。
また、抱持部112cは、ボディ部材112を筒状に形成しておき、後に一方の端部を曲げ加工により形成してもよい。
なお、ボディ部材112の薄肉化及び加工の簡便性の観点からは、絞り加工により形成することが好ましい。
ここで、本実施の形態に係る常閉型電磁弁110は、例えば、車両用アンチロックブレーキ制御装置等の基体130に設けられた装着孔132に、例えば、Oリングからなるシール部材127、128及びストッパ部材129を介して嵌装され、環状の係止部材126により固着されて組み付けられている。
基体130は、常閉型電磁弁110の嵌装方向に装着孔132を兼用する第1液路130aが設けられ、シール部材127、128の間には第2液路130bが設けられている。
本実施の形態では、第1液路130aが作動液の流入口、第2液路130bが作動液の流出口として形成されており、開弁時に第1液路130a側から弁孔120cを通って第2液路130bへと作動液が流れるようになっている。
弁体118は、先端側に弁本体162を有し、この弁本体162は、先端に向かって先細となるほぼ円錐形状とされ、その先端に弁座120aに着座して弁孔120cを閉塞するシール部164が形成されている。
従って、開弁状態において、第1液路130a側の作動液が弁孔120cを通り弁体118における弁本体162の先端から奥側に向かう流路を形成することとなり、作動液が弁本体162を通過する際に、界面付近で作動液が不確定な位置に剥離点を形成して、弁体118の動きに不安定さが生じ、脈動等が発生するのを防止するため、弁本体162のシール部164を除く外表面に、作動液が弁体118を通過する際に弁孔120cの中心軸を中心とする同心円上の少なくとも対称位置に弁体118に対する作動液の剥離点を形成する剥離部166を設けるようにしている。
この剥離部166は、図2の場合と同様に、不連続の複数の凹部56を環状に、かつ、均一に配置することで、剥離点52を一定位置とし、弁体118の動きを安定させ、脈動等の発生を防止するようにしている。
また、この剥離部166は、図3に示すような、不連続の複数の凸部58を環状にかつ均一に配置するようにしてもよく、あるいは、図4に示すように、連続した環状の凹部60を複数設けるようにしてもよく、さらには、連続した環状の凸部を複数設けるようにしてもよい。
他の構成及び作用は、前記実施の形態と同様につき説明を省略する。
本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
例えば、前記実施の形態では、弁体における弁本体の形状をほぼ円錐形状としたが、この例に限らず、作動液の剥離点が不確定な位置に生じやすい弁本体の形状を有する弁体に対しても適用することが可能である。
本発明の一実施の形態に係る常開型電磁弁を示す断面図である。 図1における弁体を拡大して示す正面図である。 図2の剥離部の変形例を示す弁体の正面図である。 剥離部の他の変形例を示す弁体の正面図である。 剥離部の他の他の実施の形態に係る常閉型電磁弁を示す断面図である。
符号の説明
10 常開型電磁弁
12、146 コイル
20、114 固定コア
28、116 可動コア
30、118 弁体
34、162 弁本体
42、120a 弁座
36、164 シール部
52 剥離点
54、166 剥離部
56、60 凹部
58 凸部

Claims (6)

  1. 通電可能なコイルと、前記コイルに通電することで励磁する固定コアと、前記固定コアの励磁によって移動可能にされた可動コアと、前記可動コアの移動に伴って移動可能にされた弁体と、前記弁体の移動によって作動液通過用の弁孔を開閉可能にされた弁座とを有する電磁弁において、
    前記弁体は、シール部を除く前記弁本体の外周面に、前記作動液が前記弁体を通過する際に前記弁孔の中心軸を中心とする同心円上の少なくとも対称位置に前記弁体に対する前記作動液の剥離点を形成する剥離部を設けたことを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1において、
    前記剥離部は、連続または不連続の凸部または凹部にて形成されていることを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1または2において、
    前記弁体は付勢手段によって開弁方向に付勢され、前記固定コアの励磁によって前記弁体が前記弁座に当接して閉弁可能にされた常閉型とされていることを特徴とする電磁弁。
  4. 請求項3において、
    前記弁体による閉弁時における液圧流入口側の作動液の圧力が前記弁体を前記弁座に押しつける力を上回った場合に、前記作動液の圧力により前記弁体が前記弁座より押し離されて前記液圧流入口側の作動液の圧力を液圧流出口側に放出可能とされたレギュレータ機能を有することを特徴とする電磁弁。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記作動液は、前記弁体の先端から奥側に向かう流路を形成することを特徴とする電磁弁。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記弁体は、前記弁本体が先端に向かって先細りとなるほぼ円錐形状とされていることを特徴とする電磁弁。
JP2004098726A 2004-03-30 2004-03-30 電磁弁 Withdrawn JP2005282747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004098726A JP2005282747A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004098726A JP2005282747A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005282747A true JP2005282747A (ja) 2005-10-13

Family

ID=35181369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004098726A Withdrawn JP2005282747A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005282747A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270900A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 弁装置
JP2011012792A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Nissin Kogyo Co Ltd 常開型電磁弁
FR2971574A1 (fr) * 2011-02-10 2012-08-17 Bosch Gmbh Robert Soupape de commande d'un fluide
JP2013200043A (ja) * 2013-06-03 2013-10-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 弁装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270900A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 弁装置
JP2011012792A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Nissin Kogyo Co Ltd 常開型電磁弁
US8220776B2 (en) 2009-07-03 2012-07-17 Nissin Kogyo Co., Ltd. Normally opened solenoid valve
FR2971574A1 (fr) * 2011-02-10 2012-08-17 Bosch Gmbh Robert Soupape de commande d'un fluide
JP2013200043A (ja) * 2013-06-03 2013-10-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 弁装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4734264B2 (ja) 電磁弁
JP2004360750A (ja) 電磁弁
JP4744459B2 (ja) 常開型電磁弁
US20100051839A1 (en) Magnet valve
JP2005024077A (ja) 電磁弁
JP2010510447A (ja) 電磁弁
JP2004340325A (ja) 電磁弁
US8936230B2 (en) Normally open electromagnetic valve
EP1484538A1 (en) Normally open solenoid valve
JP5563391B2 (ja) 電磁弁
US7195226B2 (en) Solenoid valve with spherical armature
JP2005282747A (ja) 電磁弁
JP2009085321A (ja) 電磁弁
JP6375185B2 (ja) ソレノイド及びソレノイドバルブ
KR20150092908A (ko) 브레이크시스템용 솔레노이드밸브
JP5315911B2 (ja) 電磁弁及びこれを備える電磁弁ユニット
JP2005291383A (ja) 常閉型電磁弁
JP2000136888A (ja) 電磁弁
JPH08200537A (ja) ソレノイド
JP2005289216A (ja) 常閉型電磁弁
JP2008190567A (ja) 電磁弁
JP2005282683A (ja) 常開型電磁弁
JP2006071003A (ja) ソレノイドバルブ
JP6460779B2 (ja) 電磁弁および車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2004340324A (ja) 電磁弁

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051213

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605