JPH1037997A - 異形合成樹脂線コイルおよびその製造方法 - Google Patents

異形合成樹脂線コイルおよびその製造方法

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JPH1037997A
JPH1037997A JP8222993A JP22299396A JPH1037997A JP H1037997 A JPH1037997 A JP H1037997A JP 8222993 A JP8222993 A JP 8222993A JP 22299396 A JP22299396 A JP 22299396A JP H1037997 A JPH1037997 A JP H1037997A
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貴司 岩田
Yoshihiro Tomi
芳裕 富
Norihito Tokimitsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の合成樹脂線条を用いたコイルよりも著
しく太径の素線を用いることができ、バネ弾性も大き
く、さらに各種の用途に広く用いることができる合成樹
脂線条およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 コイルの素線として、異形断面を有する
ポリエチレンテレフタレート線条に延伸とねじりを施し
たものを用いる。異形断面の開口を有するノズルから押
し出したものを冷却固化し、次いで加熱延伸した異形断
面線条にねじりを与え、これをさらにコイル状に巻くこ
とによって製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂線コイル
およびその製造方法、具体的には、表面に螺旋状の連続
凸条が形成された合成樹脂製単線線材を素線とした異形
合成樹脂線コイルとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、合成樹脂線コイルとしては、例えば、特開昭61−
48624号公報、特開昭61−55417号公報等に
記載される、モノフィラメントの密着バネが知られてい
る。合成樹脂線のバネとしての利点は、錆びずに軽いこ
とがあげられるが、鋼線製コイルに較べ弾性強度および
形状安定性で劣るため、用途が限定されている。合成樹
脂線は延伸加工によって、引張強度、剛性が改善される
が、金属、特にバネ鋼と比較すると格段の差があるので
極力線径を太くする必要がある。ところが太い線を細い
芯金に巻き付けるには、比較的強い力が必要であるの
と、無理に巻き付けても線材の内側にしわが出来るなど
の問題点がある。
【0003】本発明の目的は、従来の合成樹脂線条から
なるコイルよりも著しく太径の素線を用いることがで
き、バネ弾性も大きく、さらに各種の用途に広く用いる
ことのできる合成樹脂線コイルおよびその製造方法を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる合成樹脂
線コイルにおいては、コイルの素線として、ポリエチレ
ンテレフタレート製であって、異形断面を有し、延伸さ
れ、かつ、ねじりを付与された合成樹脂線条が用いられ
る。
【0005】異形断面線条は同一断面積の通常の円形断
面線条に比べて表面積が大きいので、冷却加熱の際の表
面部と中心部の温度差が少なく、このため延伸加工が容
易で、均質な延伸を行うことが出来る。従って、今まで
の合成樹脂線モノフィラメントの常識を超えた太径の単
線を素線として使用することができ、そのため、従来の
合成樹脂製モノフィラメントコイルでは使用に耐えなか
った用途にも使用できる。
【0006】合成樹脂素線を芯金に巻き付けてコイルに
形成する際、単線では素線内側にしわが寄りやすいが、
ねじり線はしわが寄りにくい。また、素線表面に螺旋状
の連続凸条が形成されているため、外観上はあたかも撚
り線コイルのように見える。また、平滑表面の単線の場
合は使用に際して他の物品に対する接触の程度が大きい
ために、摩擦度が大きかったり、くっ付き易い性質を有
しているが、表面に螺旋状の連続凸条が存在して他の物
品に対する接触面積が小さくなるため、滑り性が良い。
また単線であるから、撚り線のように端部がほぐれない
ことは勿論である。ねじりピッチが細かい程、コイルの
弾性限界内でのバネ定数は大きくなる。ねじりピッチを
変えることによってもコイルの特性を選べる。さらにま
た、コイルの径方向の引っ張りないし圧縮のかたさにつ
いては、撚りピッチが細かいほど小さくなる。
【0007】芯金に異形素線を巻き付ける際の、ねじり
方向とコイルの巻き方向の組み合わせによって、コイル
の密着度、巻きピッチ、コイルを引き延ばしたときの張
力などについて、その特性に大きな違いができる。異形
素線を図3の様にボビンを繰り出し方向に向かって左巻
きに回転させ、異形素線をZ撚りした場合、芯金の左方
向から右方向に向かって一列に巻き付けていく場合が、
素線が一番密着度が大きい。芯金の右方向から左方向に
向かって巻き付けても密着巻きになるが、密着性は弱
い。素線のねじり方向とコイルの巻き方向については、
コイルの密着性、形態安定性に重要な関係がある。それ
をまとめて以下に示す。 * 密着性:コイルの密度 * 形態安定性:コイルをのぱして戻したときの復元性
【0008】弾性限界を超えてピッチを広げて使用した
場合のコイルの特性として、使用分野の中にはピッチを
極端に広げて使う場合があるが、異形素線のねじり方向
によって張力の挙動に大きな差が生じる。Z撚り右巻
き、S撚り左巻きの組み合わせのコイルでは、コイルを
伸ばすと1ピッチあたり1回ねじりが増えるため、張力
が大きくなるが、S撚り右巻き、Z撚り左巻きでは逆に
ねじりが1回減って、素線の実質長さが増し、張力の増
加が遅い。S撚り右巻き、Z撚り左巻きでは、ピッチを
大きく広げると、ねじった状態で熱固定したねじりを無
理矢理戻すことになるので、経時的に材質が劣化した場
合、素線が縦にひび割れしてくるおそれがある。素線は
一軸方向のみに延伸しているので、延伸方向の強度は強
いが、素線の横方向の強度は比較的弱く、裂ける可能性
があるので好ましくない。従って、素線のねじり方向と
コイルの巻き方向で、密着性、形態安定性共に優れてい
るのは、Z撚り右巻き、S撚り左巻き、の2種である。
【0009】コイルの密着性を強くして初張力を大きく
する場合、従来より素線を巻き方向の逆にねじって巻き
付けたり、ひねったりすることが行われている。合成樹
脂線でも基本的には同じ効果があるが、むしろ巻き付け
角度より、ねじり方向の影響の方が強い。しかも合成樹
脂線の場合は剛性が低いので、バネ指数(コイル平均径
/素線径)が、例えば6以下のように小さい場合でない
と、コイルがくずれたりするので、初張力は大きくしな
い方がよいので、特に巻き付け角度は付けない方がよ
い。
【0010】本発明の異形断面合成樹脂線のコイルは、
バネとしてのみではなく、バネ弾性限界外での長ピッチ
コイル状態での使用にも適する。例えば、連続式ケーブ
ルハンガーとして使用することができる。従来、有線テ
レビの市中配線は、電柱に張り渡した硬鋼線撚り線のメ
ッセンジャーワイヤーに通信ケーブルを40〜50cm
おきに金属製ケーブルハンガーで吊り止めしている。ま
た別の方法として、長さ70cm程のラッシングロッド
(樹脂被覆鋼線製螺旋体)でメッセンジャーワイヤーと
ケーブルを一緒にして巻き付けることにより一束化配線
している。しかしこれらの作業は高所作業車を使って人
手で一つ一つ止めていかねばならず、作業者の安全性
や、作業性の点で大きな問題になっている。
【0011】本発明の異形合成樹脂線のコイルは、ケー
ブルハンガー、ラッシングロッドを使わずに、作業効率
よい配線作業が可能になる。具体的な作業方法として
は、まず電柱にメッセンジャーワイヤーを架線する時点
で、予め電柱間に見合った長さの密着巻き状コイルの中
を通してメッセンジャーワイヤーおよびケーブルを引き
込むためのリードロープを架線しておく。メッセンジャ
ーワイヤーを固定後、電柱間に1個当て通したコイルを
広げて両端を止め、最後にリードロープで引き込めば、
いっぺんに数1000mのケーブル延線作業が完了す
る。このような、作業性改善により作業車が長時間道路
を占有してしまうことに依る、交通渋滞の緩和にも寄与
する。
【0012】本発明の異形合成樹脂線コイルは、例え
ば、素線径5.2mm、コイル径82mmの密着巻きコ
イルをピッチ150mmに引き延ばすと内径60mmの
螺旋になる。その時の、コイルを広げるのに要する力は
5kgf前後なので、人手で簡単に引き延ばすことが出
来る。また、ケーブルの重さは、被覆外径10mmでも
1kg/m程度でなので、コイルの耐加重性については
問題がない。さらに、コイルにケーブルを引き込むとき
にかかる抵抗については、コイル内面は撚り線状のため
接触面が小さく滑りやすく、延線作業し易い。また、何
らかの理由で万一、コイルが切断した場合、コイルが元
の密着巻きに戻ってしまうと電柱間でケーブルが垂れ下
がってしまうことが心配されるが、本発明の異形合成樹
脂線コイルは弾性限界を超えて伸ばされたまま、長時間
おかれると残留ひずみが緩和されて元の密着巻き状態に
戻らないので好都合である。例えば上記の、素線径5.
2mm、コイル径82mmの密着巻きコイルをピッチ1
50mmに引き延ばして両端を固定して屋外に張り、一
週間後に固定を外しても、ピッチ100mm程度以下に
は縮まない。
【0013】以上のように、本発明のコイルは有線テレ
ビ用ケーブル、光通信ケーブルなど、各種ケーブル用の
ハンガーとして最適である。その他の用途として、土
木、農業用途での、コイルに不織布を巻いた形での暗渠
パイプ、地中熱交換パイプとして使える。コンパクトに
折り畳めるので輸送運賃が安く、またパイプとして安価
で施工も簡単に出来る。
【0014】次に、本発明の異形合成樹脂線コイルにつ
いて、まず素線となる異形合成樹脂線の製造方法、次に
コイルの製造方法について説明する。本発明に使用する
コイル素線は、その材料としてポリエチレンテレフタレ
ート樹脂が用いられる。また材料の溶融ポリエチレンテ
レフタレート樹脂をノズルから押し出す際の押し出しノ
ズルとして、その押し出し口が単なる円形断面の物では
なく周囲に各種形状の突起を有する形状の異形断面を有
する押し出しノズルが用いられる。この異形断面のノズ
ルから押し出された異形断面の線条を、一旦冷却後に一
軸に加熱延伸して、線条の表面に連続凸条を形成せしめ
た異形合成樹脂線材とする。本発明のコイル素線の製造
方法において用いられる異形断面の開口を有するノズル
は、例えば第4図又は第5図のごとき断面形状を有す
る。ノズルから押し出し後の線条にねじりを与えた後に
その表面に螺旋状の連続凸条が形成されるような形状で
あれば足りるが、ノズルの直径方向を基線とする線対称
形状またはノズルの中心基点とする点対称形状のものと
することが望ましい。線材の中心その他の個所の中空が
形成されることになるような断面形状のノズルを用いて
も良い。ノズル口径断面の大きさは、最終製品(ねじり
を与えられた後の線材)に線経が1.5から10mm程
度となるように適宜に定められる。上記の断面を有する
ノズルから押し出して得られた合成樹脂線条、すなわ
ち、上記ノズル断面に対応する異形断面を有する合成樹
脂線条は、次の工程において一旦冷却固化され、安定し
た形状の異形断面線条とされる。次に、線材の強度を増
大させるために加熱時に延伸することが望ましい。好適
な加熱温度は80〜120℃、好適な延伸倍率は3.5
ないし6倍程度である。異形断面線条は同一断面積の通
常の円形断面線条に比べて表面積が大きいので、冷却加
熱の際の表面部と中心部の温度差が少なく、このため延
伸加工が容易で、均質な延伸を行うことが出来る。
【0015】異形合成樹脂線をボビン巻き取り機でボビ
ンに巻き取った物を、次に図3のように、ストランダー
(ロープ撚り機)に取り付け、一定の繰り出し速度、旋
回数、旋回方向で引き出した線材にねじりを生起させ、
ついで、例えば旋盤の様に回転できる装置に芯金を取り
付け、回転させた芯金に素線を一列に密着巻きにする。
その際移動可能なガイドによって線材はパイプに対して
一定の角度に供給できるようにしておく。続いて、コイ
ルの両端を固定した状態で芯金ごと、熱風加熱層中で加
熱した後、水冷して形状を固定化し、芯金を外してコイ
ルを作成する。線材の曲げ強さは、主として断面形状お
よびピッチを変化する事によって調整することができ
る。例えば3本撚り線状ねじり線の場合、各突起が離れ
ているほど、またねじりのピッチが細かいほど、腰の軟
らかいねじり線材になる。逆に、各突起を構成する円ま
たは楕円の中心が近づいて、全体の外形が円に近いほ
ど、またねじりのピッチが荒いほど、腰の強い、曲げ強
さの大きいねじり線が得られる。かくして得られた異形
合成樹脂線コイルは、素線の表面に螺旋状の連続凸条が
形成されているため、外観上はあたかも撚り線コイルの
ように見える。また、平滑表面の単線の場合は使用に際
して他の物品に対する接触の程度が大きいために摩擦度
が大きかったりくっ付き易い性質を有しているが、表面
に螺旋状の連続凸条が存在して他の物品に対する接触面
積が小さくなるため、滑り性が良い。また単線であるか
ら、撚り線のように、端部がほぐれないことは勿論であ
る。しかも、上記のごとき異形合成樹脂単線条を素線と
したコイルを、撚り線コイルより遙かに簡単な工程で連
続的に生産することが出来、素線径が太くなっても加工
が容易であり素線の曲げ強度、コイルの引張強度等も任
意に調節することが出来る。
【0016】
【製造実施例1】極限粘度(IV値)0.85のポリエ
チレンテレフタレート樹脂を直径8mmの円が3個相互
に接触した断面形状を有する押し出し機先端のノズル
(孔面積154mm)より溶融押出し、冷却水槽で冷
却固化して未延伸線条体とし、これを熱風循環加熱延伸
槽内に導き、素材表面温度で90〜120℃に加熱して
延伸倍率5.0倍に延伸し続いて冷却水槽内で水冷した
後、ボビン巻き取り機に巻き取ることにより断面積15
mmのほぼノズル孔と相似形の異形線材を得た。次
に、そのボビンをストランダー(ロープ撚り機)に取り
付け、繰り出し速度8m/min.、旋回数320rp
m、旋回方向左巻きに旋回しながら引き出した線材を、
70〜80℃の温度に再び加熱しつつ、線材にねじりを
生起させ、ついで連続して、旋盤に取り付けたΦ76.
3mmの鋼管パイプに左方向から右巻きに一列に密着巻
きした。その際移動可能なガイドによって線材はパイプ
に対して直角に供給できるようにした。続いて次に、コ
イルの両端を固定した状態で鋼管芯パイプごと、温度1
50℃の熱風加熱槽中で30分加熱した後水冷して形状
を固定化してから、鋼管芯パイプを外しコイルを作成し
た。コイルは、線径5.2mm、断面積15mm、ピ
ッチ25mmの、表面に3条の、撚り方向Z撚りの螺旋
状連続凸条を有する外観上3本撚り線状のねじり線を素
線としたZ撚り右巻き密着コイルであった。
【0017】
【製造実施例2】極限粘度(IV値)1.06のポリエ
チレンテレフタレート樹脂を直径5.5mmの円が7個
集まった形状、すなわち、1個の円の周囲に6個の円が
接触した断面形状を有する押し出し機先端のノズル(孔
面積170mm)より溶融押出し、冷却水槽で冷却固
化して未延伸線条体とし、これを熱風循環加熱延伸槽内
に導き、素材表面温度で90〜120℃に加熱して延伸
倍率4.7倍に延伸し続いて冷却水槽内で水冷した後、
ボビン巻き取り機に巻き取ることにより断面積22.5
mmのほぼノズル孔と相似形の異形線材を得た。次
に、そのボビンをストランダー(ロープ撚り機)に取り
付け、繰り出し速度5m/min.、旋回数55rp
m、旋回方向左巻きに旋回しながら引き出した線材を、
線材にねじりを生起させ、ついで連続して、旋盤に取り
付けたΦ101.6mmの鋼管パイプに左方向から右巻
きに一列に密着巻きした。その際移動可能なガイドによ
って線材はパイプに対して直角に供給できるようにし
た。続いて次ぎに、コイルの両端を固定した状態で鋼管
芯パイプごと、温度150℃の熱風加熱槽中で30分加
熱した後水冷して形状を固定化してから、鋼管芯パイプ
を外しコイルを作成した。コイルは、線径6mm、断面
積22.5mm、ピッチ90mmの、表面に6条の、
撚り方向Z撚りの螺旋状連続凸条を有する外観上7本撚
り線状のねじり線を素線としたZ撚り右巻き密着コイル
であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる異形合成樹脂線コイルの一例の
斜視図。
【図2】図1のコイルの一部拡大図。
【図3】本発明の異形合成樹脂線コイルの製造方法の一
例の概略図。
【図4】及び
【図5】本発明の異形合成樹脂線コイルの素線押出成形
用ノズル孔部の形状の例。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 53/32 B29C 53/32 55/00 55/00 B29D 31/00 B29D 31/00 // B29K 67:00 B29L 31:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異形断面を有し、延伸され、かつねじり
    を付与されたポリエチレンテレフタレート製の線条を素
    線としてコイル状に形成した異形合成樹脂線コイル。
  2. 【請求項2】 素線径が2〜8mmである、請求項1記
    載の異形合成樹脂線コイル。
  3. 【請求項3】 素線のねじりピッチが素線径の3〜15
    倍である、請求項1又は請求項2記載の異形合成樹脂線
    コイル。
  4. 【請求項4】 素線のねじり方向がZ撚りであってコイ
    ルの巻方向が右巻きである、請求項1ないし請求項3記
    載の異形合成樹脂線コイル。
  5. 【請求項5】 素線のねじり方向がS撚りであってコイ
    ルの巻方向が左巻きである、請求項1ないし請求項3記
    載の異形合成樹脂線コイル。
  6. 【請求項6】 ポリエチレンテレフタレート樹脂を押出
    機の異形断面の開口を有するノズルより溶融押出し、冷
    却水槽で冷却固化して未延伸線条とし、これを加熱延伸
    して、異形線材を作成し、次に、上記異形線材を、ねじ
    りピッチが素線径の3〜15倍となるようにねじりを付
    与すると共にこれを芯金に巻き、続いて加熱、冷却によ
    って形状を固定化してコイルを作成する、異形合成樹脂
    線コイルの製造方法。
  7. 【請求項7】 素線に対するねじり方向がZ撚りであっ
    て芯金への巻方向が右巻きである、請求項6記載の異形
    合成樹脂線コイルの製造方法。
  8. 【請求項8】 素線に対するねじり方向がS撚りであっ
    て芯金への巻方向が左巻きである、請求項6記載の異形
    合成樹脂線コイルの製造方法。
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