JP3004896B2 - ヘテロフィラメント複合ヤーン - Google Patents

ヘテロフィラメント複合ヤーン

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JP3004896B2
JP3004896B2 JP7198343A JP19834395A JP3004896B2 JP 3004896 B2 JP3004896 B2 JP 3004896B2 JP 7198343 A JP7198343 A JP 7198343A JP 19834395 A JP19834395 A JP 19834395A JP 3004896 B2 JP3004896 B2 JP 3004896B2
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アルテヴァ・テクノロジーズ・ソシエタ・アベール・レスポンサビリタ・リミタータ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘテロフィラメント
複合ヤーンに関する。更に詳しくは、本発明は各ヘテロ
フィラメントが高分子コア(芯)成分とポリ(ブチレン
テレフタレート)の鞘成分を有する複数のヘテロフィラ
メントから成る複合ヤーンに関する。ここで、本発明に
おけるヤーンは撚りを掛けないで一緒に束ねられた多数
の個々のヘテロフィラメントを有する紡織用フィラメン
トの連続ストランドと定義されるものである。
【0002】
【従来の技術】マルチフィラメント複合ヤーンは米国特
許第3,645,819号明細書に開示されている。斯
かるヤーンは、コア成分と、このコア成分とは融点が異
なるマトリックス若しくは鞘成分とを有する単位複合材
であることを特徴とし、複数のこの単位複合材を集めて
束にし、その鞘成分を融解させて複合ヤーンとされる。
使用される高分子材料には、ポリアミド、ポリカプロラ
クタム、ポリヘキサメチレン‐アジポアミド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンおよび
これら高分子の共重合体がある。その鞘成分はポリアミ
ド重合体である。また、このヤーンはその滑りを防ぐた
めに粗い表面を有することを特徴とし、そしてそのヤー
ン中には空隙が含まれている。斯かるヤーンはタイヤ、
特にタイヤのチェーファー布帛(chafer fab
ric)において使用されることが開示されている。
【0003】米国特許第5,162,153号明細書に
は、ジメチルテレフタレートと、ジメチルアジペート、
ジメチルグルタレートおよびジメチルスクシネートとブ
タンジオールおよびヘキサンジオールとの混合物とから
作られた特定のポリ(ブチレンテレフタレート)共重合
体を有する鞘/コア‐二成分繊維が開示されている。
【0004】本発明のヤーンは、普通、モノフィラメン
トの代替物として、または工業用材料若しくはタイヤの
各種成分中の強化材としての用途に使用される。このよ
うな用途はそのヤーンの性質、特にヘテロフィラメント
の場合にはそのコア成分の性質に基づいている。従っ
て、モノフィラメントとしての用途、さらには工業用用
途およびタイヤ中の成分としての用途に用いられる多様
な性質を有する適切なヘテロフィラメント複合ヤーンを
見いだすことが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はヘテロ
フィラメント、マルチフィラメント複合ヤーン、および
そのマルチフィラメント複合ヤーンを製造する方法を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のヘテロフィラメ
ントはポリエステル若しくはポリアミドの高分子コアと
ポリ(ブチレンテレフタレート)の鞘成分を含んでい
る。このマルチフィラメント複合ヤーンは、ある融点温
度を有する合成高分子材料から成るコア成分とそのコア
成分を取り囲んでいる鞘高分子成分からなる、熱的に結
合された多数の鞘‐コア型ヘテロフィラメントを含んで
いる。鞘成分はコア高分子材料の融点温度より低い融点
温度を有するポリ(ブチレンテレフタレート)から本質
的になる。このヘテロフィラメントはお互いに熱で結合
されてマルチフィラメント複合ヤーンを形成する。
【0007】ヘテロフィラメントはこの技術分野では公
知である(例えば、本明細書において引用、参照するも
のとする米国特許第3,616,183号;同第3,9
98,988号および同第3,645,819号明細書
を参照されたい)。ヘテロフィラメントは“二成分繊
維”、“コンジュゲート繊維”、“ヘテロ糸”または
“複合繊維”として知られるものである。本明細書で用
いられるヘテロフィラメントは、相対的に高い融点を有
する高分子コア成分と相対的に低い融点を有する鞘成分
とを含んでなる熱可塑性の合成有機重合体から作られた
フィラメントを意味する。一般に、このヘテロフィラメ
ントは鞘/コア型または並列型(side‐side
type)のいずれかである。このどちらの型でも、ヘ
テロフィラメントの両成分は連続相として存在する。
【0008】高融点重合体コア成分は低融点重合体成分
より約30℃高い融点を有することができる。望ましく
は、そのヘテロフィラメントの約80%を構成するコア
を有する鞘/コア型ヘテロフィラメントが用いられる。
【0009】高融点重合体コア成分はポリエステルまた
はポリアミドであることができる。ポリエステルはポリ
エチレンテレフタレート(PET)であることができ
る。ポリアミドはナイロン‐6またはナイロン‐6,6
であることができる。
【0010】低融点重合体鞘成分はポリブチレンテレフ
タレート(PBT)である。
【0011】本発明のヘテロフィラメントは、本明細書
で引用、参照するものとする米国特許第5,256,0
50号明細書に記載されている方法と装置を用いて紡糸
することができる。
【0012】PETの高融点重合体コア成分とPBTの
低融点重合体鞘成分とを有するヘテロフィラメントを製
造する場合に、PETは、融点を低下させる改質がなさ
れていない限り、通常、250℃の融点を有している。
高結晶性PETの融点は約270℃である。PBTの融
点はその結晶化度に依存し、約225℃から約235℃
の範囲にある。
【0013】本発明の複合ヤーンはヘテロフィラメント
束からなり、このフィラメント束が延伸され、加熱され
る。
【0014】通常、このヘテロフィラメント束は約2倍
から約6倍の範囲で延伸される。次いで、このヤーンは
巻き取れれる前に2%緩和される。次いで、このヤーン
は張力下で加熱ゾーンに通される。このゾーンの温度は
約220℃から約320℃であり;時間は約4秒から約
30秒であり;そして張力の大きさは約1から2グラム
/デニールである。実際の条件は装置および製品の要求
するところに従って決まる。例えば、ヤーンを連続的に
オーブンに通す場合、その温度は鞘の材料を融解させ、
流動させるべく十分高く保たれる。その操業温度は専門
的知識と試行錯誤を組合わせて決められるが、それはヤ
ーンのデニール、ヤーンの速度、加熱ゾーンの長さおよ
び熱交換速度などの因子に依存する。
【0015】このマルチフィラメントを圧縮して接着コ
ード(線状複合材)にするために数種の方法が用いられ
る。
【0016】方法1:マルチフィラメントヤーンを加熱
ゾーンに通す前にインチ当たり1〜2個の撚数で加撚す
る。この場合、ヤーンに張力を掛ける以外に圧縮用装置
は必要でない。
【0017】方法2:ヤーン(若しもヤーンのデニール
が十分大きくないなら、幾本かのヤーン束を一緒に合わ
せてもよい)を上に説明したのと同様に加熱ゾーンに通
す。このヤーンを、このゾーンの出口で、正三角形の頂
点のところに、お互いに約6cm離して置かれた、三本
一組の、直径約4cmで溝が切られている自由回転ロー
ラーの回りに通す。典型的な溝の形状はU字形で、接着
コードの寸法と同じにする。しかし、その複合材の希望
の断面に依存して、任意の実用的形状にすることが可能
である。
【0018】方法3:この方法は収束ノズルよりなる圧
縮装置を用い、それにヤーンが供給されることを除いて
方法2と同様である。ノズルの出口孔は複合材の希望の
断面と同じ形状であり、ヤーンが孔を完全に満たし、空
隙の無い複合材が作られるような寸法になっている。方
法2および3の場合、加熱ゾーンを提供する実際の方法
は、熱空気オーブンまたは熱ロールであることに留意さ
れたい。
【0019】本発明のヘテロフィラメントの太さは約1
から約25デニールの範囲であり、より望ましくは2と
15デニールの間である。マルチフィラメントヤーンの
中に含まれるヘテロフィラメントの数は最終用途の要求
に応じて決められる。普通、この複合ヤーンの太さは約
50から約80,000デニールで、約6から約26,
000本のヘテロフィラメントを含む。
【0020】このヤーンの一般的な物理的性質は、代表
的なPETだけのフィラメントヤーンの性質に似てい
る。従って、ヤーンは、この技術分野の熟練者なら、適
切な方法を用いてPETで達成できる任意の性質に近づ
けて製造することができる。かくして、米国特許第4,
101,525号および同第4,414,169号明細
書に開示される工程ルートで製造された代表的なヤーン
は、強度が8.0グラム/デニール、伸びが10%、そ
して175℃の熱空気での収縮が8%であると考えられ
る。
【0021】このような複合ヤーンは動力伝達ベルト、
タイヤ用チェーファー布帛、タイヤコードおよびモノフ
ィラメントとしての利用など多くの用途を持っている。
また、この複合ヤーンはワイヤーのような導電手段と組
み合わせて利用することもできる。特に、複数、例えば
3本の複合ヤーンを銅線の回りに巻き付けるか、編み合
せてヤーン/ワイヤー複合束を作ることもできる。次い
で、この複合束を加熱オーブン中に通して1〜7%延伸
し、ヤーンを融解させ、そのワイヤを封じ込めた強化鞘
にする。これによって静電気放散性または耐磨耗性の導
電性ヤーンが作られる。
【0022】
【実施例】実施例1 コアがポリエチレンテレフタレート(PET)から成
り、鞘がポリブチレンテレフタレート(PBT)から成
るヘテロフィラメントを米国特許第5,256,050
号明細書に開示されるヘテロ糸(コンジュゲート糸)紡
糸法を用いて紡糸する。紡糸条件は、デービス(Dev
ies)ら(米国特許第4,101,525号)および
マッククラリー(McClary)(米国特許第4,4
14,169号)によって説明されているハイモジュラ
スのポリエステル繊維を製造する条件を真似て設定され
た。かくして、固有粘度(IV)0.92のPETから
成るコアと固有粘度(IV)1.00のPBTから成る
鞘の比が8:2である、3110デシテックス(dTe
x)/330フィラメント・ヤーンが1370m/分の
速度で紡糸された。紡糸温度は300℃であった。急冷
用空気は5cm/秒で供給された。これらの条件では、
通常、複屈折率約0.03の配向スパンヤーンが得られ
る。このヤーンを二段階で、総延伸率2.2倍まで延伸
した。次いで、このヤーンを220℃でロールを周回さ
せ、2%緩和させた後巻き取り、最終デニールを128
0にした。この段階で、まだマルチフィラメントの外観
を持っているこのヤーンを3回撚り、次いで460°F
の加熱ゾーンに張力下で60秒間通した。このゾーンに
おいて、この複数のフィラメントを圧縮装置を用いて1
本のモノフィラメントに圧着した。この装置は三本の自
由回転ロールから成り、そのロールにはモノフィラメン
トの形状を調節するために溝が切られている。これらの
直径の小さい(4cm)ロールは辺の長さが6cmの正
三角形の頂点の位置に置かれていた。次の性質が得られ
た。
【0023】 デシテックス 4577 強度 6.32g/デシテックス 伸び 10.9% 初期モジュラス 79.5g/デシテックス 熱空気収縮率 1.48%、@350°F テステライト(Test− rite)収縮率 0.74%、@0.55g/デシテックス 縦横比 3:1 比較のために、性質を最適にするために求められた条件
で得られたPETモノフィラメントの性質を次に示す: デシテックス 4024 強度 5.69g/デシテックス 伸び 20.2% 初期モジュラス 52.7g/デシテックス 熱空気収縮率 3.96%,350F テステライト収縮率 1.26%、@0.55g/テックス 縦横比 1.5:1 かくして、このヤーンは通常のモノフィラメントに較べ
て強度が11%強く、モジュラスが40%大きく、収縮
が40%である。これら性質の傾向は全てゴムの強化用
に望まれているものである。このヤーンの横方向での完
全さをゴムの剥離接着試験を行って調べた。即ち、ヤー
ンをタイヤコード用の標準条件で標準タイヤコード・エ
ポキシ樹脂接着剤を用い、次いで、RFLラテックス
(レゾルシノール・ホルマリン・ラテックス)で処理し
た。次いでこのヤーンを加硫してゴム・パッドにし、そ
れについて剥離試験を行なった。この剥離試験では、引
裂き破壊は全てゴム中で起こり、モノフィラメント中で
は起きないことが示された。このことは、横方向の強さ
が非常に優れていることを示す。仮に横方向の結合が弱
かったとすれば、ヤーン内でフィラメントは分離してい
たに違いない。これは、複数のフィラメントやフィブリ
ル化し易いモノフィラメントで、時に、見られるもので
ある。
【0024】実施例2 PET:PBT比が7:3であることを除いて、実施例
1で説明したのと同じ条件でヘテロフィラメントヤーン
を製造した。1000デニールのヤーンを4回撚り、温
度240℃に設定された一対の熱ロールに100m/分
の速度で供給した。そのロールは直径8インチで、ヤー
ンをそのロールに8回(巻き回数)巻いた。このロール
を離れたヤーンを、出口の孔の形状がL:S(長径:短
径)比1.5:1の長円形様となっている収束ノズルに
供給した。ヤーンはこの装置から第二の一対の冷ロール
に弱い張力下で供給された。これらのロールからヤーン
をボビンに巻き取った。得られた複合コードは従来のモ
ノフィラメントに似た平滑な外観を持っていた。その引
っ張り関連の性質は強度5.94g/デニール、伸度1
1.0%および初期モジュラス85g/デニールであっ
た。この複合材の断面はL:S比が1:5の長円形で、
その構造中に空隙は含まれていなかった。
【0025】本発明は、その精神または本質から離れる
ことなしに、他の特定の形で具体化できると考えられ
る。従って、本発明の範囲を示すものとしては請求の範
囲を参照すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D02G 3/48 D02G 3/48 (73)特許権者 599088922 Talstrasse 80,8001 Zu rich,Switzerland (72)発明者 ステファン・エフ・シェリフ アメリカ合衆国サウス・カロライナ州 29732,ロック・ヒル,ウッドウェイ・ レーン 929 (56)参考文献 特開 平1−229867(JP,A) 特開 平2−26944(JP,A) 特開 平3−8828(JP,A) 特開 平3−65011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/00 D01D 5/00 D01F 8/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の融点温度を有する合成高分子材料
    からなるコア成分と、該合成高分子材料の該所定融点温
    度より低い融点温度を有するポリ(ブチレンテレフタレ
    ート)重合体から本質的に構成されている、該コア成分
    を取り囲んでいる鞘高分子成分からなる、熱的に結合さ
    れた鞘‐コア型ヘテロフィラメントからなるマルチフィ
    ラメント複合ヤーンにして、複数の該鞘‐コア型ヘテロ
    フィラメントが熱的に一緒に結合されて一本のマルチフ
    ィラメント複合ヤーンを形成している、前記マルチフィ
    ラメント複合ヤーン。
  2. 【請求項2】 前記コア成分がポリエステルまたはポリ
    アミドである、請求項1に記載のマルチフィラメント複
    合ヤーン。
  3. 【請求項3】 前記鞘高分子化合物が前記コア成分の所
    定の融点温度より少くとも約15℃低い融点を有する、
    請求項1に記載のマルチフィラメント複合ヤーン。
  4. 【請求項4】 前記鞘が前記ヘテロフィラメントの断面
    積の30%またはそれ以下を構成している、請求項1に
    記載のマルチフィラメント複合ヤーン。
  5. 【請求項5】 前記ヤーンの数が少くとも約50本のフ
    ィラメントである、請求項1に記載のマルチフィラメン
    ト複合ヤーン。
  6. 【請求項6】 前記コア成分がポリエチレンテレフタレ
    ートからなる、請求項1に記載のマルチフィラメント複
    合ヤーン。
  7. 【請求項7】 次の: 個々のヘテロフィラメントの各々が所定の融点温度を有
    する合成高分子材料から成るコア成分と、該合成高分子
    材料の該所定融点温度より低い融点温度を有するポリ
    (ブチレンテレフタレート)重合体から本質的に構成さ
    れている、該コア成分を取り囲んでいる鞘高分子成分か
    らなる複数のそのようなヘテロフィラメントを用意し; 該複数の個々のヘテロフィラメントを一緒に束ねて一本
    のマルチフィラメント複合材を作り;そして該ヘテロフ
    ィラメントの鞘成分を、該コア成分の融点温度と該鞘成
    分の融点温度との間の温度で融解させて該ヘテロフィラ
    メントを一緒に結合し、一本のマルチフィラメント複合
    ヤーンを形成する工程を含んでなる、マルチフィラメン
    ト複合ヤーンの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記コア成分がポリエステルおよびポリ
    アミドよりなる群から選ばれる、請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記合成高分子材料がポリエチレンテレ
    フタレートである、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記コア成分の融点温度が前記鞘成分
    の融点温度より少くとも約15℃高い、請求項7に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 本質的にヘテロフィラメントからなる
    束であって、束中のヘテロフィラメントは、紡糸に続い
    て2倍から6倍の範囲で延伸されることにより形成され
    たものであり、且つポリエチレンテレフタレートのコア
    成分と該コア成分より低い融点温度を有するポリ(ブチ
    レンテレフタレート)重合体から本質的になる鞘成分と
    からなり、ヘテロフィラメントが熱的に一緒に結合され
    て1本になっていることを特徴とする前記へテロフィラ
    メントの束。
  12. 【請求項12】 金属ワイヤの回りに巻き付けられた複
    数のマルチフィラメント複合ヤーンからなり;ここで該
    マルチフィラメント複合ヤーンは所定の融点温度を有す
    る合成高分子材料から成るコア成分と、該合成高分子材
    料の該所定融点温度より低い融点温度を有するポリ(ブ
    チレンテレフタレート)重合体から本質的に構成されて
    いる、該コア成分を取り囲んでいる鞘高分子成分からな
    り;該鞘‐コア型ヘテロフィラメントは熱的に一緒に結
    合されて一本のマルチフィラメント複合ヤーンを形成し
    ている、ワイヤー強化糸条束。
JP7198343A 1994-08-03 1995-08-03 ヘテロフィラメント複合ヤーン Expired - Fee Related JP3004896B2 (ja)

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US08/285,460 US5439741A (en) 1994-08-03 1994-08-03 Heterofilament composite yarn
US285460 1994-08-03

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Publication Number Publication Date
JPH0860472A JPH0860472A (ja) 1996-03-05
JP3004896B2 true JP3004896B2 (ja) 2000-01-31

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