JPH09265027A - 一溝螺旋スロットの製造方法 - Google Patents

一溝螺旋スロットの製造方法

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JPH09265027A
JPH09265027A JP8074192A JP7419296A JPH09265027A JP H09265027 A JPH09265027 A JP H09265027A JP 8074192 A JP8074192 A JP 8074192A JP 7419296 A JP7419296 A JP 7419296A JP H09265027 A JPH09265027 A JP H09265027A
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JP
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groove
tension
thermoplastic resin
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JP8074192A
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Shigehiro Matsuno
繁宏 松野
Kenji Kozuka
健次 小塚
Riyouzou Nishikawa
量蔵 西川
Wataru Katsurajima
渉 桂島
Yoshinobu Kitayama
佳延 北山
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Ube Exsymo Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Ube Nitto Kasei Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4479Manufacturing methods of optical cables
    • G02B6/4489Manufacturing methods of optical cables of central supporting members of lobe structure

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撚りを付与してもピッチ変動を少なくするこ
と。 【解決する手段】 第一工程は、TMCをクリールスタ
ンド4にセットし、各TMCにダンサーローラ5により
張力を付加し、予熱装置6aを通じて溶融押出し機6の
クロスヘッドダイに供給する。この際、各TMCに1K
g/本の張力をかけることで、引張歪み率を約0.1%
とすることができる。次いで、TMCの外周に、PBT
樹脂を溶融状で押出して被覆し、冷却槽8で水冷しなが
らサイジングキー9によりサイジングしつつ引取り機1
0により引取り、ボビン11に巻取った。引続いて、ボ
ビン11に巻取られた直線状スロット1’を回転供給機
12に取付け、撚りがかかるように回転させながら巻戻
しつつ、熱処理炉13で加熱軟化させた後に、回転防止
ガイド14を介してサイジング装置15に供給した。サ
イジング装置15中でスロットは冷却されつつ直線状凹
溝の螺旋化と固定とサイジングが行われる。(第二工
程)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高密度光ファイ
バケーブルに用いられる一溝螺旋スロットの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各家庭まで光ファイバケーブルを
敷設(FTTH)し、これにより電話はもとより、FA
X、CATV、パソコン等を広範囲につなぎ、様々なサ
ービスに利用しようとする計画がある。この計画の実現
には、安価で信頼性の高い光ファイバケーブルが必要と
される。光ファイバケーブルの低コスト化の一つの手段
として高密度化が知られている。
【0003】この高密度光ファイバケーブルとしては、
例えば、特開平4−143710号公報、特開平5−3
45110号公報に、円形断面のロッドに螺旋状の矩形
溝を一つ設けたスロット(一溝螺旋スロット)を、中心
テンションメンバーの周囲に多数撚り合わせたケーブル
が提案されている。また、特開平5−261843号公
報,特開平5−261844号公報には、この種の一溝
螺旋スロットの製造方法が開示されている。これらの先
行技術によると、先ず、直線状の一溝スロットを得た後
に、それを加熱して撚りを加えている。この一溝スロッ
トには、図1に示すように、2〜3本のテンションメン
バー(以下、TMと略す)が配置されており、テンショ
ンメンバーによりスロットに加わる様々な張力からスロ
ット本体及び、収納された光ファイバを保護する。
【0004】スロットに加わる張力の種類は、以下のも
のがある。 スロットの製造工程中における張力 例えば、溝形状を良くするためにサイジングダイ等を通
過させるが、その時には、かなりの張力が発生する。 完成したスロットに加えられる張力 光ファイバテープ心線を収納し、更にこれらを複数本集
合して光ファイバケーブルとするが、この工程において
も大きな張力がかかる。 完成した光ファイバケーブルが敷設されるときにも張
力がかかる。
【0005】そこで、このような種々の張力を考慮し
て、スロット本体に埋設されるTMは、例えば、特開平
5−261843号公報、特開平5−261844号公
報に記載されているように、高強度、低伸度の有機繊
維、例えば、ケブラーのロービング等が好適に用いられ
ている。しかしながら、本発明者らの検討によると、従
来の一溝螺旋スロットおよびその製造方法には、以下に
説明する技術的な課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、一溝螺旋ス
ロットの製造方法は、予め造っておいた直線状の一溝ス
ロットを、その本体樹脂の軟化点以上に加熱して、撚り
を加えながら引取る方法、あるいは、直線状の一溝スロ
ットを製造する工程に引き続き、本体樹脂の軟化点以上
に加熱して、撚りを加えながら回転引き取り機で引き取
る方法がある。
【0007】ところで、直線状スロットを製造する際に
は、例えば、TMとして用いる所定デニールのケブラー
ロービングに適当な張力を架けて、押し出し機に供給し
ていた。このようなTMの供給状態においては、例え
ば、TMに張力を与えるダンサーローラを用いなくて
も、押出機のクロスヘッドダイに供給するためのガイド
や、ノズルでの摩擦抵抗により約50g程度のテンショ
ンが発生するので直線状のスロットを製造することは可
能である。
【0008】ところが、このような状態で製造した直線
状スロットを引張試験すると、以下に説明するような状
態になっていることが判明した。図3は、得られた直線
状スロットの引張試験の結果を示している。同図に示す
結果から判るように、引張荷重を掛けた初期は、本体樹
脂だけの引張特性を示し、歪みが約0.5%までは、T
Mを入れた効果が全く現れていない。
【0009】この原因は、TMの周辺に被覆された樹脂
が冷却固化する過程で収縮し、その結果、TMのロービ
ングが最初から有していた弛みに加えて、更に大きな弛
みを生ずるためと思われる。このような状態の直線状ス
ロットに、撚りを付与し、ボビンに巻取った後、再度螺
旋ピッチを測定したところ、平均値515mm、変動率
11.7%であった。このように螺旋ピッチが変動した
原因は、本体樹脂のスプリングバックによるものと思わ
れる。
【0010】次に、TMだけの引張試験を行なってみた
ところ、図4に示すような結果が得られた。この試験結
果から、同図に示すように、約1kgの荷重を架けると
ロービング中の各繊維の長さが揃い、弛みが除去され
る。そこで、ダンサーローラを用いて4kgの荷重を架
け、TMに0.5%の引張歪みを与えて直線状スロット
を製造した。
【0011】得られた直線状スロットを引張試験する
と、初期からTMが寄与することが判った。そして、こ
れに500mmピッチの撚りを付与し、ボビンに巻取っ
た。その後、ボビンからスロットを引出し螺旋ピッチを
測定したところ、螺旋ピッチの平均値は532mm、変
動率は18.9%にも達した。また、製造するスロット
の直径によって(正確には、スロットの中心とTMの位
置の距離:rによって)、同じピッチになるように回転
供給機の回転数と引取速度を設定しても、巻取り後のピ
ッチが異なることが判明した。つまり、直線状スロット
を製造する時にTMに加える張力を一定にしていても、
スロットの直径(r)が大きくなると巻取り後の平均ピ
ッチが大きくなり、ピッチのばらつきも大きくなるとい
う問題が判明した。
【0012】また、設定する螺旋ピッチを500mmか
ら300mmのように小さくした場合にも、巻取り後の
螺旋ピッチが大きい方へずれることが判明した。その原
因は、図5に示すように考えられる。スロットが直線状
のときは、スロット本体の長さとTMの長さは等しい
が、これにピッチ(Pmm)の撚りを与えると、スロッ
トの長さ(中心の長さ)は、変化しないが、1ピッチに
おけるTMの長さ(L)は、スロット中心からの距離
(rmm)とピッチ(Pmm)により次式で示すことが
できる。
【0013】L=P/cosθ ここで、θ=ar
c tan(2πr/P) ε=(L−P)/P=(1/cosθ−1)・・・・・(1) つまり、1ピッチで考えると、スロット本体の長さはP
(mm)であるが、TMの長さは、L=P/cosθと
なり、ほんの少しだけTMが引き延ばされていたことに
なる。そのため、撚りを付与された後には、TMは元の
長さに戻ろうとして縮む傾向にある。この縮もうとする
力は、スロットに対しては、圧縮応力として作用し、ピ
ッチが大きくなるものと考えられる。
【0014】ピッチが変動すると、溝に光ファイバテー
プ心線を収納する工程で支障が出たり、溝形状に変化を
来し、その結果光ファイバの伝送損失を増大させる原因
になる。本発明は、このような問題点に鑑みてせされた
ものであって、その目的とするところは、撚りを付与し
てもピッチ変動が少なくなる一溝螺旋スロットおよびそ
の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、結晶性熱可塑性樹脂を主体とする本体と、
この本体に埋設されるテンションメンバーとを備え、前
記本体の長手方向に沿って螺旋状に設けられ、一端が外
方に開口した光ファイバ芯線担持用凹溝を有する一溝螺
旋スロットの製造方法において、前記テンションメンバ
ーの周囲に前記熱可塑性樹脂を押出して、当該熱可塑性
樹脂を軟化点以下の温度で冷却して、長手方向に沿って
直線状に延びる凹溝が形成された直線状スロットを形成
する第一工程と、この直線状スロットを前記熱可塑性樹
脂の軟化点以上、融点未満の温度条件下で、長軸回りに
回転させて撚りを付与した後に、冷却固化して前記直線
状凹溝を螺旋状に形成する第二工程とを含み、前記第一
工程において、前記直線状スロットの引張歪み率εが
0.1%以上〜0.2%未満の範囲になるような張力を
前記テンションメンバーに加えるようにした。すなわ
ち、本発明にかかる製造方法では、基本的な技術思想と
して、本体樹脂の成形収縮率に見合った引張歪み(ε
1)から、加える撚りピッチとTMのスロット中心まで
の距離から計算されるTMの引張歪み(ε2)を減算す
る値に相当する引張歪み率が、直線状スロットに残存す
るような張力をTMに第一工程で与える。このような引
張歪みを付与することによって、ピッチの変動が小さ
く、かつ微小変形時からTMが有効に作用する一溝螺旋
スロットを得られる。なお、TMにε<ε1−ε2なる引
張歪みが付与されている場合、撚りの付与の後、TMに
残留した引張歪みが解放され、スロットに圧縮歪みを生
じさせ、撚りピッチを大きい方にずらす。しかし、計算
値に等しいほぼ等しい引張歪みを付与しておけば、撚り
を付与した時にTMが引き延され、撚り付与後にはTM
に引張荷重が残留しなくなり、ピッチ変動を引き起すこ
とがない。このような効果が得られる引張歪み率の範囲
が0.1%以上〜0.2%未満である。この根拠として
は、引張歪み率が0.1%未満の場合には、撚りを付与
すると、TMに引張歪みが生じ、ピッチが大きくなる方
に変動する。逆に0.2%以上では、直線状スロットに
撚りを加える工程や、溝に光ファイバテープ心線を収納
する工程あるいはケーブルの敷設時にかかる張力によ
り、スロットが光ファイバに許容される引張歪み以上に
簡単に引き延されてしまい、伝送損失の増大を招くとい
うトラブルが発生することが確認されている。従って、
以上の範囲に限定される。本発明に使用できるTMとし
ては、高強度、高弾性率、低伸度、かつ本体樹脂の軟化
点における収縮率が5%以下の有機繊維(芳香族ポリア
ミド、芳香族ポリエステル、ポリアミド、ポリエステ
ル、ビニロン)や、無機繊維(ガラス繊維、炭素繊維、
セラミック繊維、金属繊維)及びこれらの集合体を用い
ることができる。また、本体樹脂に使用できる結晶性熱
可塑性樹脂としては、低温脆化温度が−40℃以下で環
境亀裂破壊を起し難い熱可塑性樹脂であれば基本的に使
用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について説明する。
【0017】
【実施例1】図1に断面形状を示すように、概略円断面
の熱可塑性樹脂を主体とする本体Aと、この本体Aの中
心上にあって、本体Aの長手方向に沿ってその全長に設
けられ、一端が外方に開口した螺旋状凹溝Bと、この凹
溝Bの両側と底部とに、中心からの距離が2.8(r)
mmとなるように本体Aに埋設された3本のTMCとか
らなる一溝螺旋スロット1を、図2に示す方法により製
造した。
【0018】なお、この製造方法では、光ファイバテー
プ芯線を収容する凹溝Bの目標形状寸法は、幅が3.9
mm、深さが5.5mmとし、スロット3の外径は7.
1mmとした。図2に示す製造方法では、直線状のスロ
ット1’を得る第一工程と、この直線状スロット1’の
凹溝に撚りを加える第二工程とから構成されている。第
一工程では、TMCとして、1140デニールの芳香族
ポリアミド繊維(デュポン社製:商品名ケブラー49)
を3本準備し、これをクリールスタンド4にセットし
て、各3本のTMCにダンサーローラ5により張力を付
加し、予熱装置6aを通じて溶融押出し機6のクロスヘ
ッドダイに供給する。この際、各TMCに1Kg/本の
張力をかけることで、引張歪み率を約0.1パーセント
とすることができる。
【0019】そして、このTMCの外周に、図1の断面
形状に対応したダイスから,本体Aの形成用樹脂とし
て、PBT樹脂(三菱化学(株)製:ノバデゥール 5
040ZS)を溶融状で押出して被覆し 、冷却槽8で
水冷しながらサイジングキー9によりサイジングしつつ
引取り機10により引取り、これをボビン11に巻取る
ことで、直線状の凹溝を有する直線状スロット1’を得
た。(以上第一工程) 以上の第一工程における樹脂の押出し温度は245℃、
ドラフト比(V2/V1、V1:樹脂の吐出線速度、V
2:引取り速度)は、1.3、引取り速度4m/min、サ
イジング装置への冷却水量900ml/min、水圧0.2K
g/cm2、減圧チャンバーの圧力40mmHgに設定
した。
【0020】引続いて、ボビン11に巻取られた直線状
スロット1’を回転供給機12に取付け、500mmピッ
チの撚りがかかるように回転させながら巻戻しつつ、熱
風発生機の設定温度が200℃、入口温度140℃、出
口温度160℃の熱処理炉13に4m/minの速度で
通して加熱軟化させた後に、溝に係合する突起を有する
回転防止ガイド14を介してサイジング装置15に供給
した。
【0021】サイジング装置15は、回転引取り機16
の回転により加えられる撚りに伴い凹溝Bに嵌合して回
転しつつ溝Bをサイジングするサイジングピンが5組セ
ットされたものであり、このサイジング装置15中でス
ロット1’は、冷却されつつ直線状凹溝の螺旋化と固定
とサイジングが行われ、次いで、得られた一溝螺旋スロ
ット1を回転巻取り機17のボビンに巻取った(以上第
二工程)。
【0022】得られた一溝螺旋スロット1のピッチを測
定したところ、平均値518mm、変動率12.5%であ
った。また、第一工程で得られた直線状スロット1’を
引張試験した結果、図7に実線で示す歪み−荷重曲線を
得た。この試験結果を解析すると、引張歪み率が0.1
%付近までは、PTB樹脂だけの弾性率を示し、引張歪
み率が0.1%を越えるとTMCの弛みがなくなり、補
強材としての効果を発揮し始め、急激に伸び難くなって
いることが確認された。
【0023】つまり、本実施例によって得られた一溝螺
旋スロット1にあっては、光ファイバの伝送損失が急激
に増加し始める0.2%の引張歪み率に至る前にTMC
の作用により伸びの発生を抑制できることになる。
【0024】
【比較例1】直線状のスロットの製造時にTMCに張力
をかけないでクロスヘッドダイに供給した以外は実施例
1と同様にしてスロットを製造した。なお、無張力とは
言っても、その引取りなどにより約50g程度の張力が
かかっていることは勿論である。
【0025】この比較例1で得られたスロットのピッチ
の平均値は、515mm、変動率は11.7%であった。
この原因は、従来の技術の項でも述べたように本体樹脂
Aのスプリングバックによるものと思われる。ところ
が、この時の中間品である直線状スロットを引張試験す
ると、図7の鎖線で示すように、歪み−荷重曲線の変極
点が0.5%付近に現れる。つまり、伸度が0.5%ま
ではTM2が有効に作用しない状態となる。
【0026】従って、この比較例1では、製造時のピッ
チ変動率は、小さいが、実際に使用する際に光ファイバ
の伝送損失が急激に増加することが予測される。
【0027】
【比較例2】TMCにかける張力を4Kg/本とした以
外は、実施例1と同様にしてスロットを作成した。この
比較例2で得られたスロットのピッチの平均値は、53
2mm、変動率は18.9%であった。そして、直線状ス
ロットの引張試験では、図7の一転鎖線で示すように、
変極点が現れなかった。
【0028】
【発明の効果】以上実施例及び比較例1、2で説明した
ように、本発明の一溝螺旋スロットの製造方法によれ
ば、従来に比べ、撚りを付与してもピッチ変動が少なく
なり、これによって溝に光ファイバーテープ心線を収納
する工程での支障を防止し、溝形状変化に伴う光ファイ
バの伝送損失を未然に防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一溝螺旋スロットの断面図である。
【図2】同スロットの成形工程を示す説明図である。
【図3】従来の一溝螺旋スロットの荷重−歪み曲線を示
すグラフである。
【図4】TMの引張挙動を示すグラフである。
【図5】スロットの撚りピッチを示す模式的説明図であ
る。
【図6】本発明の一溝直線状スロットおよび比較例の一
溝直線状スロットの荷重−歪み曲線を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 一溝螺旋スロット 1’ 直線状スロット A 熱可塑性樹脂を主体とする本体 B 螺旋状凹溝 C TM(テンションメンバー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 量蔵 岐阜市藪田西2丁目1番1号 宇部日東化 成株式会社岐阜研究所内 (72)発明者 桂島 渉 横浜市栄区田谷町1番地 住友電気工業株 式会社横浜製作所内 (72)発明者 北山 佳延 横浜市栄区田谷町1番地 住友電気工業株 式会社横浜製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性熱可塑性樹脂を主体とする本体
    と、この本体に埋設されるテンションメンバーとを備
    え、前記本体の長手方向に沿って螺旋状に設けられ、一
    端が外方に開口した光ファイバ芯線担持用凹溝を有する
    一溝螺旋スロットの製造方法において、 前記テンションメンバーの周囲に前記熱可塑性樹脂を押
    出して、当該熱可塑性樹脂を軟化点以下の温度で冷却し
    て、長手方向に沿って直線状に延びる凹溝が形成された
    直線状スロットを形成する第一工程と、 この直線状スロットを前記熱可塑性樹脂の軟化点以上、
    融点未満の温度条件下で、長軸回りに回転させて撚りを
    付与した後に、冷却固化して前記直線状凹溝を螺旋状に
    形成する第二工程とを含み、 前記第一工程において、前記直線状スロットの引張歪み
    率εが0.1%以上〜0.2%未満の範囲になるような
    張力を前記テンションメンバーに加えることを特徴とす
    る一溝螺旋スロットの製造方法。
JP8074192A 1996-03-28 1996-03-28 一溝螺旋スロットの製造方法 Pending JPH09265027A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343536A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Ube Nitto Kasei Co Ltd プラスチック光ファイバケーブル用スペーサ
CN110370592A (zh) * 2019-07-03 2019-10-25 宁波盈谷电子科技有限公司 一种光纤成缆生产线

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