JP3502240B2 - 光ファイバケーブル用合成樹脂ユニットの製造方法および光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブル用合成樹脂ユニットの製造方法および光ファイバケーブルの製造方法

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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4407Optical cables with internal fluted support member
    • G02B6/4408Groove structures in support members to decrease or harmonise transmission losses in ribbon cables

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度に光ファイ
バを実装した光ファイバケーブル用合成樹脂ユニットの
製造方法、および、同ユニットを用いる光ファイバケー
ブルの製造方法に関し、特に、複数本のユニットがSZ
状に撚り合わされたケーブルの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを高密度に実装した光ファイ
バケーブルとして、例えば、特開平5−241055号
には、図6に示すような構造が提案されている。同図に
示した光ファイバケーブルは、中央に配置される螺旋ス
ペーサ1と、この螺旋スペーサ1の外周に配置される複
数の光ファイバユニット2とを有している。
【0003】螺旋スペーサ1の外周には、光ファイバ3
を収納する複数の螺旋溝4が形成され、各螺旋溝4内に
は、光ファイバ3が段状に収納され、その外周に押え巻
きテープ5が捲回されている。
【0004】光ファイバユニット2は、螺旋状に形成さ
れた凹形形状のユニット本体6と、このユニット本体6
内に段状に積層収納された光ファイバ7とから構成され
ていて、押え巻きテープ5の外周面に沿って、光ファイ
バユニット2を相互に隣接するように撚り合わせて、光
ファイバユニット2の外周に押え巻きテープ8を捲回し
て、テープ8の外周をシース9で被覆した階層構造にな
っている。
【0005】このような構造の光ファイバケーブルは、
最近加入者系光ケーブルとしての採用が検討されてい
て、光ファイバケーブルを切り詰めることなく分岐が行
えるように螺旋スペーサ1,光ファイバユニット2を交
互撚りで集合させるSZ形の構造が実用化されている。
【0006】SZ状に撚られた光ファイバユニット2の
固定は、ユニット2を撚り合わせながら、テープ8で押
え巻きを行った後に、シース9を被覆することで行って
いるが、この固定構造には、以下に説明する問題があっ
た。
【0007】まず、主としてSZ反転部において、ユニ
ット本体6や光ファイバ7の剛性に起因したユニット2
の浮き上がり現象や、撚り戻り現象が生じ易く、最悪の
場合、SZ反転角が設計よりも小さくなる。
【0008】このような現象を防止するためには、例え
ば、強く押え巻きすることが考えられるが、このような
手段を採用すると、短期的もしくは長期的にユニット2
が変形することになる。
【0009】一方、前述した光ファイバケーブルでは、
直線状のユニット本体6をSZ状に撚り合わせているた
め、ユニット2自体には、残留歪みが存在しており、光
ファィバケーブルにしごき応力がかかったり、温度変化
によりユニット本体6を構成しているプラスチック材料
に再結晶化が生じて、長手方向に収縮する応力が新たに
付与された場合、ユニット2の位置がズレることで、反
転角やピッチが狂うという問題がある。
【0010】以上のような現象が光ファイバケーブルに
生じた場合、結果として、ユニット2に収納されている
光ファイバ7に負荷が生じて、光伝送特性が低下するこ
とになる。
【0011】このような現象を解決するために、ユニッ
ト本体6に、予め撚り合わせる反転角度とピッチに合わ
せた撚りを与えながら成形することは有効な手段であ
る。ところが、断面形状が実質的にU字状のユニット本
体6に撚りを与えながら成形する際には、以下に説明す
る技術的な課題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ユニット本
体6を構成する原料としては、高密度ポリエチレン樹脂
( HDPE) やPBT樹脂などの成形収縮率が大き
い結晶性樹脂が用いられる場合が多く、このような樹脂
を用いると、冷却速度にバラツキが生じ易く、U字形状
を精度良く安定して形成することが難しい上に、撚りな
がら成形する場合には、回転慣性力がかかるため、その
形状および精度の確保が非常に困難になる。
【0013】一方、特開平5−261844号公報に
は、このようなU字形ユニット本体6を撚りながら成形
する方法として、一旦直線状に成形した後に、ユニット
本体6の形成樹脂の軟化点以上で融点未満の温度域で、
撚りを加えながらそのまま冷却することで、撚りを与え
る方法が提案されている。
【0014】しかし、この提案方法では、一方向に撚り
を与えることができても、SZ状に撚りを与えること
は、非常に難しい。また、仮にSZ状に撚りを与えたユ
ニットが成形できたとしても、ボビンなどへの巻き取り
が難しく、ユニットの曲げ剛性の異方性に起因して、ド
ラムに巻き付けることで、撚りピッチや反転角度にズレ
が生じたり、ユニットの重ね巻きによる圧力で溝がつぶ
されたり、溝同士が噛み合って変形するなどの問題が予
想される。
【0015】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、集合時
およびケーブル化した際の位置ズレを防ぎ、曲げ振動や
温度変化などに対しても安定した光伝送特性が得られる
光ファイバケーブル用合成樹脂ユニットの製造方法およ
び光ファイバケーブルの製造方法を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、中央に凹形のファイバ収納溝が形成さ
れ、横断面が実質上U字形に形成された合成樹脂ユニッ
トを熱可塑性樹脂により押出成形する際に、回転モーメ
ントに対して抗力を有する鋼線,FRP線などの抗張力
体を中心として、その周囲に前記熱可塑性樹脂と溶融状
態でも相溶性を示さない剥離可能な熱可塑性樹脂を、前
記ファイバ収納溝内に共押し出しして光ファイバケーブ
ル用合成樹脂ユニットを製造する方法であって、押出機
のダイスノズルまたは前記抗張力体のいずれか一方を回
転させて、一方向もしくはSZ状の撚りを前記ファイバ
収納溝に付与するようにした。このように構成された光
ファイバケーブル用合成樹脂ユニットの製造方法によれ
ば、合成樹脂ユニットの光ファイバ収納溝内に、ユニッ
ト形成用の熱可塑性樹脂と溶融状態でも相溶性を示さな
い剥離可能な熱可塑性樹脂を共押し出ししてSZ状の撚
りを形成するので、収納溝の形状および寸法が高精度の
ものを比較的簡単に製作することができる。また、本発
明は、光ファイバケーブルの製造方法において、前記製
造方法により得られた合成樹脂ユニットを、前記剥離可
能な熱可塑性樹脂を剥離することなくボビンに巻き取
り、巻き取られた前記合成樹脂ユニットを繰り出しなが
ら前記光ファイバ収納溝内に光ファイバを収納させつつ
螺旋スペーサないしはテンションメンバに撚り合わせ集
合させる際に、前記光ファイバを収納する直前に、前記
抗張力体および剥離可能な熱可塑性樹脂を剥離除去する
ことを特徴としています。このように構成された光ファ
イバケーブルの製造方法によれば、合成樹脂ユニットの
光ファイバ収納溝内には、光ファイバを収納する直前ま
で剥離可能な熱可塑性樹脂が充填されているので、ボビ
ンなどへの巻き取りが簡単に行え、ユニットの曲げ剛性
の異方性に起因して、ドラムに巻き付けることで、撚り
ピッチや反転角度にズレが生じたり、ユニットの重ね巻
きによる圧力で溝がつぶされたり、溝同士が噛み合って
変形するなどの問題がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照にして説明する。実施例1 光ファイバケーブル用合成樹脂ユニット 図1は、本実施例の光ファイバケーブル用合成樹脂ユニ
ット10の横断面を示している。同図に示した合成樹脂
ユニット10は、熱可塑性樹脂で全体が成形されてい
て、所定本数の光ファイバまたは光ファイバテープを収
納する凹状の収納溝12が中央部分に形成され、横断面
が実質的にU字状になっている。
【0018】収納溝12は、後述する螺旋スペーサと同
じ反転角および撚りピッチのSZ状撚りが形成されてい
る。この合成樹脂ユニット10は、螺旋スペーサないし
はテンションメンバの外周に複数本が周方向に密接した
状態でSZ状に撚り合わされる。
【0019】本実施例の合成樹脂ユニット10は、図2
に示すように、収納溝12内に、抗張力体14を中心と
して、その周囲にユニット10の熱可塑性樹脂と溶融状
態でも相溶性を示さない剥離可能な熱可塑性樹脂からな
る溝充填樹脂16が共押出しすることにより充填されて
いる。
【0020】次に、このような形状の合成樹脂ユニット
10の製造方法について説明する。合成樹脂ユニット1
0を成形する際には、抗張力体14として、1mmΦの
鋼線を7本撚り合わせた鋼撚線を、予め予備加熱槽で8
0℃に加熱した後に、回転ダイスに10m/minの引
取速度で挿通しながら、ユニット10の形成用樹脂とし
て、MI=0.05の高密度ポリエチレン樹脂(HDP
E)を、溝充填樹脂16として、MI=0.24のポリ
プロピレン樹脂を、それぞれ200℃の樹脂温度で共押
出しして、図2に示した横断面形状を有する成形体を得
た。
【0021】得られた成形体の合成樹脂ユニット10の
形状は、外寸が、外幅7.0mm,底幅5.3mm,高
さ5.2mmで、光ファイバ収納溝12の寸法が、外幅
4.6mm,内幅3.8mm,溝深さ4.7mmであっ
た。
【0022】なお、本実施例の場合には、回転ダイスの
回転側ダイに、約2.2秒毎に340°ずつ交互回転を
与えた。得られた成形体は、鋼撚線を中心として、反転
ピッチ367mm,反転角度305°のSZ状撚りが付
与されていた。この成形体は、溝充填樹脂16を剥離す
ることなくボビンに巻き取った。
【0023】光ファイバケーブルの製造 外径2mmΦの鋼線を7本撚り合わせたテンションメン
バを中心として、外幅4.6mm,内幅3.8mm,深
さ4.7mmの溝を10個備えた、外径が24.5mm
Φの高密度ポリエチレン製のSZ螺旋スペーサ1(SZ
反転角300°,反転ピッチ350mm)に対し、8芯
の光ファイバテープ3を一溝に10枚ずつ積層挿入し
て、押え巻きテープ(不織布)5を隙間なく巻き付け
た。
【0024】次に、この光ファイバを収納した螺旋スペ
ーサ1を芯材として、その周囲に上述した合成樹脂ユニ
ット10を、底部を中心側に向けた状態で、厚み0.3
mm、幅2.1mmの8芯の光ファイバテープ7を10
枚ずつ実装しながら、押え巻きテープ5の外周に15本
を反転角300°,反転ピッチ350mmの条件で、S
Z状に撚り合わせた後に、その外周に押え巻きテープ
(不織布)8を隙間なく巻き付け、さらにその外周にポ
リエチレンシース9で被覆し、図4に示した構造とほぼ
同じ構造で、長さ200m,外径45mmΦの2000
芯光ファイバケーブルを得た。
【0025】なお、合成樹脂ユニット10の集合に際し
ては、溝充填樹脂16を剥離しないままの状態でボビン
に巻き取られている15本を 、クリールスタンドにセ
ットし、光ファイバテープ7を挿入する直前に、溝充填
樹脂16を剥離しながら、ユニット10だけを集合ライ
ンに供給し、15本の撚り状態が同調した時点で集合を
開始した。
【0026】この光ファイバケーブルについて、光ファ
イバユニット部の波長1.55μmでの伝送損失を測定
したところ、15本の全てが0.21〜0.26dB/
kmの範囲に納まっていた。
【0027】次に、得られた光ファイバケーブルに対し
て、R500のローラーガイドで90°に曲げるしごき
工程を2個所設けた系列にて、テンション30kg,引
取速度30m/minでの巻返しを行った後に、伝送性
能を測定したところ、伝送損失値は、0.22〜0.2
7dB/kmであって、殆ど変化していなかった。
【0028】その後、光ファイバケーブルをドラム巻き
の状態でヒートサイクル試験室に入れ、−30℃から+
70℃の温度でのヒートサイクルを5サイクル繰返した
後に、伝送性能を測定したところ、伝送損失値は、0.
22〜0.26dB/kmであって、変化は認められな
かった。
【0029】なお、本実施例では、U字状合成樹脂ユニ
ット10の側壁部ないしは底部に抗張力体を使用しない
場合を例示したが、ユニット10を構成する樹脂と同期
して回転する抗張力体供給ボビンを備えた装置を用いれ
ば、抗張力体を備えた合成樹脂ユニットを得ることがで
きる。
【0030】実施例2 2mmΦの単鋼線を予備加熱槽で80℃に加熱した後
に、3.0mmΦの丸穴ダイスノズルを取付けたクロス
ヘッドダイに10m/minの引取速度で挿通しなが
ら、エチレン・エチルアクリレート樹脂(日本ユニカー
製;商品名GA−006)を被覆して、外径3.2mm
Φの丸棒状線状体を得た。
【0031】この丸棒に被覆層15を設けた丸棒状線状
体を抗張力体14aとして使用し、合成樹脂ユニット1
0aの形成用樹脂として、230℃でのMFRが3.2
g/10minのPBT樹脂を、また、溝充填樹脂16
aとして、MI= 0.05のHDPE樹脂を用い、2
40℃の樹脂温度で共押出ししたこと以外は、実施例1
と同様の方法で収納溝12a内にHDPED樹脂が充填
された、図3に示す断面を持つ合成樹脂ユニット10a
を得た。
【0032】この合成樹脂ユニット10aを使用して、
実施例1と同様に長さ200m,4.5mmΦの200
0芯光ファイバケーブルを得た。
【0033】比較例1 外周に撚り合わせる合成樹脂ユニットとして、直線状に
成形されたPBT樹脂製ユニットを用いたこと以外は、
実施例1と同じ条件で、同様に長さ200m,4.5m
mΦの2000芯光ファイバケーブルを得た。
【0034】比較例2 材質がHDPE樹脂であること以外は、比較例1と同じ
条件で、長さ200m,4.5mmΦの2000芯光フ
ァイバケーブルを得た。
【0035】比較例3 押え巻き用繊維により、従来の2倍の力で撚り合わされ
たユニットの押え巻きを行ったこと以外は、比較例2と
同じ条件で、長さ200m,4.5mmΦの2000芯
光ファイバケーブルを得た。
【0036】比較例4 合成樹脂ユニットと同様の穴形状を有する口金を回転ダ
イスに取付け、ダイスを約2.2秒毎に340°ずつ交
互回転させながら、200℃の樹脂温度で、MI=0.
05のHDPE樹脂を押出したが、口金の直後の部分で
変形が生じ、ユニット自体の成形が行えなかった。
【0037】比較例5 樹脂をPBT樹脂とし、樹脂温度を240℃としたこと
以外は、比較例4と同一の条件で押出しを行ったが、比
較例4と同様の変形が生じ、ユニットの成形ができなか
った。
【0038】比較例6 特開平5-261844号公報に開示されている方法と
同様な方法で、まず、直線状の収納溝を有しているPB
T樹脂製のユニットを成形し、200℃の雰囲気温度下
で、ユニット自体をSZ状に回転させたが、与えた回転
がラインの全てのユニットに分散し、更に冷却固化する
前に反転するため、得られたユニットは、殆ど直線状態
になった。
【0039】比較例7 実施例1と同様の方法で、図2に示した断面を持つ合成
樹脂ユニット10を成形した後に、溝充填樹脂16を剥
離しながらユニット10のみをボビンに巻き取ったとこ
ろ、ユニット10の重ね巻き部分で収納溝12に変形が
生じていたため生産を中止した。
【0040】以上の実施例1,2および比較例1〜3の
光ファイバケーブルについて、各ユニット内の光ファイ
バの伝送性能を測定した結果を以下の表に示している。
【0041】
【表1】
【0042】表に示した結果から判るように、実施例
1,2では、各比較例に対して、伝送損失が少なく、特
に、比較例の場合には、ヒートサイクル試験後の伝送損
失が非常に大きくなるが、実施例1,2では、殆ど変化
しない。
【0043】
【発明の効果】以上実施例で詳細に説明したように、本
発明にかかる光ファイバケーブル用合成樹脂ユニットの
製造方法および光ファイバケーブルの製造方法によれ
ば、ケーブルを曲げたり温度変化を与えても、ユニット
の位置ズレが生じ難いため、長期的に安定した高伝送特
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光ファィバケーブル用合成樹脂
ユニットの一実施例を示す断面図である。
【図2】同合成樹脂ユニットの溝充填樹脂を剥離する前
の断面図である。
【図3】本発明にかかる光ファィバケーブル用合成樹脂
ユニットにおいて、溝充填樹脂を剥離する前の他の実施
例を示す断面図である。
【図4】本発明および従来の光ファイバケーブルの一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
10,10a 合成樹脂ユニット 12,12a 光ファイバ収納溝 14,14a 抗張力体 16,16a 溝充填樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 徳 岐阜県岐阜市薮田西2丁目1番1号 宇 部日東化成株式会社岐阜研究所内 (72)発明者 岩田 秀行 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 石川 弘樹 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 末次 義行 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (56)参考文献 特開 平8−227031(JP,A) 特開 平8−211262(JP,A) 特開 平5−164949(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に凹形のファイバ収納溝が形成さ
    れ、横断面が実質上U字形に形成された合成樹脂ユニッ
    トを熱可塑性樹脂により押出成形する際に、回転モーメ
    ントに対して抗力を有する鋼線,FRP線などの抗張力
    体を中心として、その周囲に前記熱可塑性樹脂と溶融状
    態でも相溶性を示さない剥離可能な熱可塑性樹脂を、前
    記ファイバ収納溝内に共押し出しして光ファイバケーブ
    ル用合成樹脂ユニットを製造する方法であって、 押出機のダイスノズルまたは前記抗張力体のいずれか一
    方を回転させて、一方向もしくはSZ状の撚りを前記フ
    ァイバ収納溝に付与することを特徴とする光ファイバケ
    ーブル用合成樹脂ユニットの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製造方法により得られた
    合成樹脂ユニットを、前記剥離可能な熱可塑性樹脂を剥
    離することなくボビンに巻き取り、 巻き取られた前記合成樹脂ユニットを繰り出しながら前
    記光ファイバ収納溝内に光ファイバを収納させつつ螺旋
    スペーサないしはテンションメンバに撚り合わせ集合さ
    せる際に、 前記光ファイバを収納する直前に、前記抗張力体および
    剥離可能な熱可塑性樹脂を剥離除去することを特徴とす
    る光ファイバケーブルの製造方法。
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