JPH10338534A - スクライブ装置、ブレーク装置、ガラス切断装置およびスクライブ方法 - Google Patents

スクライブ装置、ブレーク装置、ガラス切断装置およびスクライブ方法

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JPH10338534A
JPH10338534A JP14526697A JP14526697A JPH10338534A JP H10338534 A JPH10338534 A JP H10338534A JP 14526697 A JP14526697 A JP 14526697A JP 14526697 A JP14526697 A JP 14526697A JP H10338534 A JPH10338534 A JP H10338534A
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JP
Japan
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glass substrate
cutter
mounting surface
glass
bending
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Application number
JP14526697A
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English (en)
Inventor
Masakazu Yokoyama
正教 横山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/10Glass-cutting tools, e.g. scoring tools
    • C03B33/105Details of cutting or scoring means, e.g. tips
    • C03B33/107Wheel design, e.g. materials, construction, shape
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/027Scoring tool holders; Driving mechanisms therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/033Apparatus for opening score lines in glass sheets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工時間が短く、ガラス基板を正確かつ確実
に切断できるガラス切断装置、スクライブ装置、ブレー
ク装置およびスクライブ方法を提供すること。 【解決手段】 ガラス基板32をスクライブするスクラ
イブ装置において、載置面33を有し、この載置面33
に上記ガラス基板32を載置する基台31と、上記基台
31に対して移動自在に設けられた移動体38を有し、
上記移動体38は、上記ガラス基板32に対する押圧力
を設定する圧力設定機構39と、上記ガラス基板32上
をガイドするガイド機構42と、上記ガイド機構42近
傍に設けられたカッター43と、上記ガラス基板32に
所定の切れ込み深さを与えるように上記カッター43の
高さ位置を調整する調整手段44と、を具備したことを
特徴とするスクライブ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置など
を構成するガラスを切断するガラス切断装置およびその
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばTFTなどの液晶表示装置は、通
常液晶を上下両方に設けられたガラス板によって封入す
るように設けられている。ここで、このような間に液晶
が封入されるガラス基板を形成するためには、例えばこ
の端部を切断する工程がある。
【0003】そのために、このガラス基板を切断するた
めの装置としてガラス切断装置が用いられている。この
ガラス切断装置は、それぞれ別体に設けられた図7に示
すようなスクライブ装置1と、図8に示すようなブレー
ク装置10により、構成されている。
【0004】スクライブ装置1は、図7に示すように取
付体であるフレーム部2を有しており、このフレーム部
2に支点3を中心として、移動体4が揺動自在に設けら
れている。この移動体4の下端部には、材質を超硬ロー
ル刃やダイヤモンドとするカッター5が回転自在に取り
付けられている。
【0005】上記フレーム部2には、マイクロメータ6
が取り付けられており、上記移動体4との間の距離を計
測することが可能に設けられている。そして、このフレ
ーム部2と移動体4とは、下方側に設けられた例えば油
圧シリンダ7のような調整手段によって、このスクライ
ブ装置1の下方に設けられたガラス基板8に対する切れ
込み量を調整可能としている。すなわち、上記マイクロ
メータ6による計測を基に油圧シリンダ7を用いて、上
記ガラス基板8に対するカッター5の切れ込み量を調整
可能としている。
【0006】ここで、上記スクライブ装置1は、フレー
ム部2が不図示の上下駆動装置、およびスライド機構に
取り付けられており、また上記ガラス基板8を載置する
ための載置面が設けられた基台を有している。そして、
この載置面にガラス基板8を位置決めして載置し、上下
駆動機構によりフレーム部2を下降させ、スライド機構
によりフレーム部2をスライドさせることにより、上記
ガラス基板8をスクライブすることが可能となってい
る。
【0007】このようなスクライブ装置1によりスクラ
イブされたガラス基板8を切断するブレーク装置10
は、図8に示すような構成となっている。上記ブレーク
装置10は、上記スクライブ装置1と別個独立の装置と
なっているが、上記スクライブ装置1と同様に、不図示
の上記ガラス基板8を載置するための載置面が設けられ
た基台を有している。
【0008】この基台には、フレーム部11が取り付け
られており、このフレーム部11に油圧シリンダ12が
係止されている。この油圧シリンダ12には、ピストン
ロッド13が挿通されており、このピストンロッド13
の下端部に、例えば材質をウレタンのような弾性部材と
するウレタン棒14が取り付けられている。そして、上
記油圧シリンダ12を作動させてピストンロッド13を
上下駆動させれば、このウレタン棒14を上記ガラス基
板8へと叩き付けることが可能となっている。
【0009】このブレーク装置10で上記ガラス基板8
を切断するためには、ガラス基板8が設けられる載置面
上にシート15を敷き、このシート15上に上記スクラ
イブ装置1により、ケガキ溝が形成された面を下面側に
なるようにガラス基板8を反転させ、そしてこのケガキ
溝が上記ウレタン棒14の下方に位置するように載置す
る。
【0010】そして、上記油圧シリンダ12を作動させ
て上記ウレタン棒14をガラス基板8へと叩き付け、こ
のガラス基板8に曲げモーメントを与えてケガキ溝に亀
裂を生じさせて切断する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なガラス切断装置、およびこれに設けられているスクラ
イブ装置1、ブレーク装置10においては、以下のよう
な欠点が生じていた。すなわち、上記ガラス切断装置に
おいては、上述のようにガラス基板8をスクライブする
スクライブ装置1と、ガラス基板8を叩いて切断するブ
レーク装置10が別個独立に設けられた構成となってい
る。そのため、上記ガラス基板8を切断するためには、
スクライブ装置1によってケガキ溝を形成した後に、上
記ガラス基板8を反転させてブレーク装置10の載置面
に敷かれたシート15上に載置し、この後に上記ガラス
基板8を叩いて切断するようになっている。
【0012】そのため、上記ガラス基板8の切断加工に
要する時間が大きいものとなっている。また、スクライ
ブ装置1およびブレーク装置10をそれぞれ別個独立に
設ける構成のため、ガラス切断装置の構成が小さくでき
ないものとなっている。
【0013】次に、上記スクライブ装置1によりガラス
基板8をスクライブする方法を、図4(a)をも参照し
ながら説明する。すなわち、図4(a)によれば、カッ
ター5の進行速度はガラス基板8の一端部から、例えば
1mm程度の所定距離分だけは、このガラス基板8に対す
るスクライブを確実にするために比較的遅い速度で進入
し、この後にカッター5の進行速度を所定の速度となる
まで加速する。そして、この速度をガラス基板8の他端
部まで維持し、この他端部通過後に上記カッター5の進
行を停止する。
【0014】しかしながら、このようなカッター5によ
るスクライブでは、上記ガラス基板8の進入時には、カ
ッター5が確実にガラス基板8に対して切り込まない場
合が多いため、一端部側でのスクライブは浅いものとな
ることが多く、そのためこの場合にはケガキ溝の底に亀
裂が生じ難いものとなる。また、スクライブの深さが浅
くなる場合が多いために、このスクライブによって生じ
るケガキ溝の幅がスクライブの深さに比較して大きいも
のとなっている。
【0015】さらに、上記ガラス基板8にカッター5が
確実に切れ込んでいないため、この状態でカッター5を
押圧すれば、ガラス基板8にスクライブ以外の圧力が付
与される結果となる場合が生じ、そのためこのガラス基
板8にかけらを生じさせる場合がある。
【0016】また、上記ウレタン棒14の叩き付けによ
ってガラス基板8を割る場合には、大きな加重が付加さ
れるため、他の部分にまで亀裂が生じる場合がある。そ
のため、このウレタン棒14による叩き付けでガラス基
板8を割ることは、好ましいものとはなっていない。
【0017】さらに、上記スクライブ装置1において
は、マイクロメータ6を用いて上記カッター5の切れ込
み量を微調整するように設けられているが、この場合、
上記スクライブ装置1のフレーム部2や基台に対する相
対的な切れ込み量は変化しない構成となっているため
に、上記ガラス基板8の表面の凹凸による変動で上記ガ
ラス基板8の切れ込み量が変動する場合も生じる。
【0018】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、加工時間が短く、また
ガラス基板を正確かつ確実に切断することが可能なガラ
ス切断装置、スクライブ装置、ブレーク装置およびその
方法を提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ガラス基板をスクライブするスクライブ装置において、
載置面を有し、この載置面に上記ガラス基板を載置する
基台と、上記基台に対して移動自在に設けられた移動体
を有し、上記移動体は、上記ガラス基板に対する押圧力
を設定する圧力設定機構と、上記ガラス基板上をガイド
するガイド機構と、上記ガイド機構近傍に設けられたカ
ッターと、上記ガラス基板に所定の切れ込み深さを与え
るように上記カッターの高さ位置を調整する調整手段
と、を具備したことを特徴とするスクライブ装置であ
る。
【0020】請求項2記載の発明は、上記調整手段に
は、圧電素子が用いられることを特徴とする請求項1記
載のスクライブ装置である。請求項3記載の発明は、ス
クライブによりケガキ溝が形成されたガラス基板を切断
するブレーク装置において、段部が形成された載置面を
有し、上記ガラス基板がこの載置面に載置される基台
と、上記基台に対して移動自在に設けられた移動体とを
有し、上記移動体は、上記ガラス基板に対する押圧力を
設定する圧力設定機構と、上記ガラス基板を載置面へ押
圧して固定する固定手段と、上記固定手段により載置面
に固定されたガラス基板に上記段差部を境として上記載
置面に接触していないガラス基板側に曲げモーメントを
与える曲げ手段と、を具備したことを特徴とするブレー
ク装置である。
【0021】請求項4記載の発明は、上記曲げ手段は、
固定手段と傾斜可能に連結されており、この傾斜により
上記曲げ手段は少なくとも一端部が上記固定手段より下
方側に位置するように設けられていることを特徴とする
請求項3記載のブレーク装置である。
【0022】請求項5記載の発明は、上記固定手段と曲
げ手段は支点により連結されていると共に、上記ガラス
基板と反対側には、これらが互いに反発する付勢力を生
じさせる付勢手段が設けられていることを特徴とする請
求項3または請求項4記載のブレーク装置である。
【0023】請求項6記載の発明は、ガラス基板をスク
ライブし、このスクライブされたガラス基板をブレーク
して切断するガラス切断装置において、段部が形成され
た載置面を有し、上記ガラス基板がこの載置面に載置さ
れる基台と、上記基台に対して移動自在に設けられた移
動体とを有し、上記移動体は、上記ガラス基板に対する
押圧を設定する圧力設定機構と、上記ガラス基板上をガ
イドするガイド機構と、上記ガイド機構近傍に設けられ
たカッターと、上記ガラス基板に所定の切れ込み深さを
与えるように上記カッターの高さ位置を調整する調整手
段と、上記カッターの進行方向後側の所定位置に設けら
れたガラス基板の上記段部の上側を上記載置面に押圧し
て固定する固定手段と、この固定手段により固定された
上記ガラス基板の上記段部の下側を押圧して上記ガラス
基板に曲げモーメントを与える曲げ手段と、を有するこ
とを特徴とするガラス切断装置である。
【0024】請求項7記載の発明は、上記曲げ手段は、
固定手段と傾斜可能に連結されており、この傾斜により
上記曲げ手段は少なくとも一端部が上記固定手段より下
方側に位置するように設けられていることを特徴とする
請求項6記載のガラス切断装置である。
【0025】請求項8記載の発明は、上記固定手段と曲
げ手段は支点により連結されていると共に、ガラス基板
と反対側には、これらが互いに反発する付勢力を生じさ
せる付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項
6または請求項7記載のガラス切断装置である。
【0026】請求項9記載の発明は、上記調整手段に
は、圧電素子が用いられることを特徴とする請求項6な
いし請求項8のいずれかに記載のガラス切断装置であ
る。請求項10記載の発明は、ガラス基板の表面をスク
ライブする方法において、上記ガラス基板への進入時
に、カッターをガラス基板の一端側の所定距離分だけを
往復動させる往復動工程と、上記往復動工程の終了後、
上記カッターを上記ガラス基板の他端側まで移動させる
直線動工程と、を具備したことを特徴とするスクライブ
方法である。
【0027】請求項1の発明によると、上記移動体に
は、上記ガラス基板に対する押圧力を設定する圧力設定
機構と、上記ガラス基板上をガイドするガイド機構と、
上記ガイド機構近傍に設けられたカッターと、上記ガラ
ス基板に所定の切れ込み深さを与えるように上記カッタ
ーの高さ位置を調整する調整手段が設けられたため、こ
のガイド機構がガラス基板上を走行すれば、上記カッタ
ーのガラス基板への切れ込みをガイドして、このガラス
基板の表面に生じている反りや凹凸にかかわらず、常に
ほぼ一定の切れ込み深さを与えることが可能となってい
る。
【0028】請求項2、請求項9の発明によると、上記
調整手段には、圧電素子が用いられるため、この圧電素
子に付加する電圧を調整によって、切れ込み深さの微調
整を容易に行うことが可能となっている。
【0029】請求項3の発明によると、上記移動体に
は、上記ガラス基板に対する押圧力を設定する圧力機構
が設けられ、上記ガラス基板を載置面へと押圧して固定
する固定手段が設けられ、上記固定手段により載置面に
固定されたガラス基板に上記段差部を境として上記載置
面に接触していないガラス基板側に曲げモーメントを与
える曲げ手段が設けられているため、上記固定ローラ体
が走行してガラス基板を固定し、さらに曲げローラ体が
走行してこの固定ローラ体によって固定されたガラス基
板に対して曲げモーメントを与えれば、これらローラ体
の走行のみによって上記ガラス基板を切断することが可
能となっている。
【0030】よって、ガラス基板を反転させたり、この
ガラス基板を反転させる場合にシートを敷く必要がなく
なり、加工に要する時間を短縮することが可能となって
いる。
【0031】請求項4、請求項7の発明によると、上記
曲げ手段は、固定手段と傾斜可能に連結され、この傾斜
により上記曲げ手段は少なくとも一端部が上記固定手段
より下方側に位置するように設けられているため、これ
ら固定手段および曲げ手段の走行によって容易に上記ガ
ラス基板に曲げモーメントを与えることが可能となり、
よってガラス基板の切断を容易に行うことが可能となっ
ている。
【0032】請求項5、請求項8の発明によると、上記
固定手段と曲げ手段は支点により連結されているととも
に、上記ガラス基板と反対側には、これらが互いに反発
する付勢力を生じさせる付勢手段が設けられているた
め、上記ガラス基板に対して所定の曲げモーメントをこ
れら固定手段と曲げ手段の走行によって自動的に与える
ことが可能となっている。
【0033】請求項6の発明によると、上記移動体に
は、上記ガラス基板に対する押圧力を設定する圧力設定
機構と、上記ガラス基板上をガイドするガイド機構と、
上記ガイド機構近傍に設けられたカッターと、上記ガラ
ス基板に所定の切れ込み深さを与えるように上記カッタ
ーの高さ位置を調整する調整手段と、上記カッターの進
行方向後側の所定位置に設けられた上記ガラス基板の上
記段部の上側を上記載置面に押圧して固定する固定手段
と、この固定手段により固定された上記ガラス基板の上
記段部の下側を押圧して上記ガラス基板に曲げモーメン
トを与える曲げ手段が設けられたため、ガラス切断装置
の構成を小型化、軽量化することが可能であるととも
に、このガラス切断装置がガラス基板上を走行するだけ
で、ガラス基板をスクライブしてブレークすることが可
能となっている。
【0034】請求項10の発明によると、上記ガラス基
板への進入時に、カッターをガラス基板の一端側の所定
距離分だけを往復動させてスクライブする往復動工程を
設け、この往復動工程の終了後、上記カッターを上記ガ
ラス基板の他端側まで移動させる直線動工程が設けられ
ているため、上記往復動工程によって上記カッターのガ
ラス基板への切れ込みが深く、鋭利となり、よってこの
往復動工程の後の直線動工程によっても深くかつ鋭利に
切れ込んだスクライブ状態を維持し、他端側まで良好な
スクライブ状態とすることが可能となっている。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1ないし図6に基づいて説明する。図1に示す
ガラス切断装置30は、内部に駆動源や制御装置が設け
られた筐体を兼ねた基台31を有している。
【0036】この基台31には、ガラス基板32が載置
されるが、このガラス基板32は例えばTFT液晶ガラ
ス基板のようなガラス基板であり、二枚のガラス板が間
に介在する封止部材によって離間対向して取り付けられ
ており、このガラス板の間には液晶が封入されるように
なっている。そして、この封入された液晶に対して所定
の電圧を付与すると、入射する光の透過率が変動するよ
うになっている。
【0037】この基台31の内部には、後述するスライ
ドガイド機構37によって移動される移動体38、およ
び後述する油圧シリンダ39により生じるピストンロッ
ド40への押圧力を制御する図示しない制御機構が設け
られていて、これらの作動を制御するようになってい
る。
【0038】上記基台31には、所定の大きさのガラス
基板32を位置決め固定するための載置面33が設けら
れている。この載置面33には、僅かな高低差を有する
段差部34が、後述する貫挿路のほぼ真下部分に、この
貫挿路に沿うように形成されており、ガラス基板32は
所定位置がこの段差部34に差し掛かるように載置され
る。
【0039】なお上記段差部34は、この載置面33に
予め形成する構成とはせず、例えば所定の厚さを有する
シートなどを載置し、この載置面33に載置したシート
の厚さを利用して形成するようにしても良い。
【0040】上記基台31には、上記載置面33を進行
通路の中間に位置するようにした支持手段35が設けら
れている。この支持手段35は、上記基台31の対向す
る辺の端部側に、垂直に立設した立設部36を有してお
り、この立設部36の間に後述する移動体38のスライ
ドをガイドするスライドガイド機構37が橋渡し的に設
けられている。
【0041】上記スライドガイド機構37には、このス
ライドガイド機構37によりスライド自在にガイドされ
る移動体38が移動自在に懸吊された状態となってい
る。このような移動体38を懸吊する構成とするため
に、上記スライドガイド機構37の下面側には、不図示
の貫挿路がこの軸線方向に長尺状に設けられており、こ
の貫挿路よりスライドガイド機構37の内部側には、上
記移動体38の上端側に設けられた図示しない摺動部材
が内挿されている。この内挿された摺動部材は、例えば
ギヤやボールネジ、あるいはベルトなどの駆動手段、も
しくは駆動力の伝達手段によって構成されている。
【0042】この移動体38には、後述するフレーム部
材41を上下駆動させる、例えば油圧シリンダ39のよ
うな圧力設定機構が下方に取り付けられている。この油
圧シリンダ39には、ピストンロッド40が挿通されて
いるが、図2、図3に示すように、このピストンロッド
40の下端には、形状を例えばL字状とする取付体とし
てのフレーム部材41が、時計回りに略4分の1回転し
た状態で設けられている。このフレーム部材41は、上
方側が水平状に設けられた水平部41aであり、この水
平部41aの端部から下方に向かって鉛直部41bとな
っている。
【0043】上記水平部41aには、上記ピストンロッ
ド40の下端部が連結され、上記油圧シリンダ39の作
動によってフレーム部材41が上下駆動可能としてい
る。また上記鉛直部41bの下端部には、上記ガラス基
板32をスクライブするための機構として、上記ガラス
基板32上を転動するガイドローラ42、上記ガラス基
板32をスクライブするカッター43、およびこのカッ
ター43の上記ガラス基板32への切り込み深さを調整
する調整手段としてのボールネジ44が設けられてい
る。
【0044】上記鉛直部41bの下端部には、上記ガラ
ス基板32上を転動し、この転動によって上記カッター
43のガラス基板32へのスクライブをガイドするガイ
ドローラ42が回転自在に設けられている。このガイド
ローラ42は、上記ガラス基板32の凹凸に応じて上下
動しながら走行することにより、このガイドローラ42
が取り付けられている上記フレーム部材41を上下方向
に移動させるものであり、この上下方向への移動によっ
てこのガイドローラ42に近接して取り付けられている
カッター43も追動する。そのため、上記ガラス基板3
2の表面の凹凸に関係なく、常にほぼ一定のスクライブ
によるケガキ溝を形成することが可能となっている。
【0045】上記ガイドローラ42が設けられている鉛
直部41bの下端には、ガイドローラ42による移動方
向に沿って突出部45が上記鉛直部41bと一体的に突
出して形成されている。
【0046】この突出部45には、スライド部材46が
この突出部45に対して上下動可能なように係合してい
る。このスライド部材46の下端側は、突出部45より
も下方に突出するように設けられており、このスライド
部材46の下端側には支点が設けられ、カッター43が
回転自在に取り付けられている。
【0047】上記スライド部材46の上端側には、上記
カッター43の上記ガラス基板32への送り込み量を調
整する調整手段としてのボールネジ44の下端が連結さ
れており、またこのボールネジ44の上端は、上記水平
部41aに螺合してこの上端が水平部41aの上方に突
出するように設けられている。そして、このボールネジ
44の上端には、調整つまみ47が設けられ、この調整
つまみ47を回転作動させれば、上記カッター43の送
り込み量を容易に調整できるようになっている。
【0048】上記鉛直部41bより進行方向後側に所定
距離だけ離間した上記水平部41aの所定位置には、ス
クライブによってケガキ溝が形成されたガラス基板32
をブレークする、ブレーク機構48が設けられている。
このブレーク機構48は、ガラス基板32を上記載置面
33のハイポジション側に押圧によって固定する固定ロ
ーラ体49と、この固定ローラ体49と並列的に設けら
れ、上記載置面33のローポジション側に押圧によって
ガラス基板32を折り曲げることによってブレークする
曲げローラ体50とによって構成されている。
【0049】上記固定ローラ体49は、ガイド部51を
有し、このガイド部51の周囲に複数のローラ53がこ
のガイド部51に接触して周方向を覆うように設けられ
ている。このガイド部51は、下端側が上記載置面33
と同様に平行となるような偏平部52に形成され、上方
側の外周部54は略円形状となっている。そして偏平部
52及び外周部54の周りをローラ53が接触して自転
しながら公転するように設けられている。
【0050】ここで、上記ローラ53がこのガイド部5
1に良好に接触して転動するために、上記外周部54に
接触しているローラ53は、固定ローラ体49の本体部
分49aと所定の隙間を有して非接触となっている。
【0051】そのために、上記固定ローラ体49の本体
部分49a、およびこの固定ローラ体49の一側面に取
り付けられるカバー体55の所定位置には、このガイド
部51の周方向に沿って図示しないガイド溝が形成され
ていて、このカバー体55を上記本体部分49aに取り
付けた場合に、このガイド溝に上記ローラ53の不図示
の軸が係止されて上記ガイド部51と接触し、上記固定
ローラ体49の本体部分49aとは非接触となるように
設けられている。
【0052】そのため上記ローラ53は、ガラス基板3
2へ接触して順次転動しながら移動して、このローラ5
3が入れ替わることができるようになっている。上記固
定ローラ体49と並列的に設けられている曲げローラ体
50は、上記固定ローラ体49と同様な構成、すなわち
ガイド部51、ローラ53、カバー体55、ガイド溝が
形成されている。なお、これらローラ53、カバー体5
5については、構成が同様であるため、同符号を付して
いる。
【0053】ここでこの曲げローラ体50は、上記固定
ローラ体49から所定角度だけ傾斜するように設けられ
ている。そのために、これら固定ローラ体49、曲げロ
ーラ体50の下方では、互いに支点56を介して回動自
在に連結された状態となっている。この支点56を介し
ての回動により、曲げローラ体50側のローラ53の少
なくとも一端部が、固定ローラ体49側のローラ53よ
りも下方に位置するようになる。
【0054】ここで、上記曲げローラ体50の固定ロー
ラ体49に対する所定角度の傾斜を容易とするために、
この固定ローラ体49と曲げローラ体50の間には、こ
の曲げローラ体50を容易に傾斜させる付勢手段として
のバネ57が設けられている。このバネ57は、上記固
定ローラ体49と曲げローラ体50に対して挿通される
固定軸58に挿通されている。なお、本実施の形態で
は、上記固定ローラ体49および曲げローラ体50の上
方側には、このバネ57を受け止めるために凹状に形成
された受け部59,60が形成されている。また、上記
固定軸58の曲げローラ体50側の端部には、係止具6
1が取り付けられ、このバネ57によって生じた付勢力
により反発された曲げローラ体50を受け止めるように
なっている。
【0055】なお、本実施の形態では、上記固定ローラ
体49と曲げローラ体50とで成す傾斜角度は、略10
度以下程度となるように係止具61の係止位置などが設
定されている。
【0056】以上のような構成を有するガラス切断装置
30の作用について、以下に説明する。上記ガラス基板
32を基台31の載置面33に、スクライブする位置を
位置決めして載置する。
【0057】この場合、上記ガラス基板32のスクライ
ブする位置の下方には、段差部34が位置しており、こ
の段差部34にガラス基板32が差し掛かるように載置
する。
【0058】スクライブを行うに際しては、上記調整つ
まみ47を回転させてカッター43の位置を調整し、所
定の切れ込み深さを形成するように調整する。この調整
の後に、上記ガイドローラ42を常に上記ガラス基板3
2に接触させるように、上記基台31の内部に設けられ
た制御機構によって上記油圧シリンダ40の作動を制御
する。そして、上記カッター43によってガラス基板3
2のスクライブを開始すると、このガラス基板32に生
じている凹凸面によらずに上記カッター43の切れ込み
深さが一定となる。
【0059】ここで、従来の上記ガラス基板32のスク
ライブは、図4(a)に示すように、ガラス基板32の
一端部でカッター43が低速度で進入するようになって
いるが、本実施の形態では、上記ガラス基板32のスク
ライブは、図4(b)に示すように行われる。すなわ
ち、ガラス基板32の一端部では、例えば3往復のよう
な複数回の往復作動を行って、カッター43のガラス基
板32に対する切れ込み深さ、および切れ込み角度を鋭
利な角度とする。
【0060】このように切れ込み角度、および切れ込み
角度を良好とした後に、上記ガラス基板32の他端部に
至るまで、カッター43が進行するように上記移動体3
8を移動させ、このガラス基板32に所定の深さおよび
切れ込み角度を有するスクライブを形成する。
【0061】ここで、上記カッター43によりケガキ溝
が形成されると、このケガキ溝が上記段差部34の上方
に位置するようになっている。すなわち、この段差部3
4を境として、ケガキ溝が形成された一方側が載置面3
3のハイポジション側と接触するように設けられてお
り、他方側が段差部34を境とする載置面33のローポ
ジション側と所定の隙間を有して離間するように設けら
れている。
【0062】そして、このスクライブを上記ガラス基板
32に形成した後に、上記カッター43の進行方向の後
方側に設けられた固定ローラ体49および曲げローラ体
50が進行して上記ガラス基板32をブレークする。
【0063】すなわち、上記固定ローラ体49により、
上記ガラス基板32は載置面33のハイポジション側と
接触して挟み込まれて固定される状態となり、また上記
段差部34、すなわちケガキ溝を境として、載置面33
のローポジションと非接触であり、上記ガラス基板32
には曲げローラ体50が接触しつつ進行するために、下
方へ向かう曲げモーメントが付加されてこのガラス基板
32に形成されたケガキ溝の頂角部に亀裂が生じ、上記
ガラス基板32がブレークされるようになる。
【0064】このため、上記ガラス切断装置30を作動
させると、上記カッター43によりガラス基板32がス
クライブされるとともに、上記ケガキ溝が形成されたガ
ラス基板32の進行方向の後方側でこのガラス基板32
に形成されたケガキ溝の底部よりクラックが生じてブレ
ークされることになる。
【0065】なお、本実施の形態では、このガラス基板
32は、二枚のガラス板が離間対向して取り付けられて
いるが、このガラス基板32の一方側のみにケガキ溝が
形成されるものであるために、このガラス板の一方のみ
を切断する構成としている。
【0066】ここで、上記ガラス基板32に対する上記
曲げローラ体50の傾斜角度は、略10度以下と比較的
緩やかに設けられているために、ケガキ溝が形成されて
いない他方のガラス板には何等破損が生じずに、良好に
一方のガラス板のみを切断することが可能となってい
る。
【0067】このような構成のガラス切断装置30によ
ると、上記フレーム部材41には、カッター43のガラ
ス基板32への高さ位置を調整可能なボールネジ44が
設けられており、上記調整つまみ47を回転作動させる
だけでカッター43のガラス基板32への送り込み量を
調整することが可能となっている。
【0068】ここで、上記カッター43に近接してガイ
ドローラ42が設けられており、このガイドローラ42
が上記ガラス基板32の凹凸に応じて上下動しながら走
行するため、カッター43の上記ガラス基板32に対す
る切れ込み量をほぼ一定に調整することが可能となって
いる。
【0069】また、上記ガラス基板32を載置面33の
ハイポジション側へと押圧固定する固定ローラ体49が
設けられ、さらに上記ガラス基板32を載置面33のロ
ーポジション側へと曲げモーメントを与える曲げローラ
体50が設けられているため、一度の動作によって、上
記ガラス基板32へのスクライブ、およびブレークを行
うことが可能となっている。
【0070】このため、従来のガラス基板32の切断の
ように、上記ガラス基板32を反転させたり、あるいは
反転させた後に上記載置面33にシートを敷く必要がな
くなる。
【0071】さらに、上記ガラス切断装置30は、ガラ
ス基板32をスクライブするカッター43、ガイドロー
ラ42と、このガラス基板32をブレークする固定ロー
ラ体49、曲げローラ体50が一体的に設けられた構成
のため、このガラス切断装置30の構成を小型化、軽量
化することが可能となっている。
【0072】また、上記曲げローラ体49は下方側に設
けられた支点56によって上記固定ローラ体50と所定
角度を成すように傾斜回転可能に連結されており、この
傾斜回転により上記曲げローラ50は少なくとも一端部
が上記固定ローラ体49より下方側に位置するようにな
っているため、これら固定ローラ体49、曲げローラ体
50の走行によって容易に上記ガラス基板32に曲げモ
ーメントを与えることが可能となっている。
【0073】さらに、上記固定ローラ体49と曲げロー
ラ体50の間には、これらが互いに反発する付勢力を生
じさせるバネ57が設けられているために、この曲げロ
ーラ体50が上記固定ローラ体49から所定の傾斜角度
を自動的に与えることが可能となっており、そのため上
記ガラス基板32上を走行させるだけで、このガラス基
板32に対して曲げモーメントを与えてブレークするこ
とが可能となっている。
【0074】また、上記ガラス基板32をスクライブす
る場合には、このガラス基板32への進入時には、カッ
ター43をガラス基板32の一端側の所定距離分だけを
往復動させてスクライブさせ、この往復動のスクライブ
の後に、上記ガラス基板32に対して直線的にスクライ
ブを行うようにしている。そのため、上記ガラス基板3
2へのカッター43による切れ込みが深く鋭利となり、
よってカッター43を往復動させて深く切れ込ませた後
にこのカッター43を直線的に作動させても、上記ガラ
ス基板32への切れ込みを深く、かつ鋭利な状態を維持
することが可能となっている。
【0075】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となってい
る。以下それについて述べる。上記実施の形態において
は、カッター43の送り込み量の微調整はボールネジ4
4によって行うように設けられているが、このボールネ
ジ44に代えて圧電素子を設け、この圧電素子によって
送り込み量を微調整する構成でも良い。この場合には、
上記カッター43によるガラス基板32への切れ込み量
の調整を適宜に行うことが可能となっている。
【0076】また、上記実施の形態では、一つの実施の
形態としてガラス切断装置30について述べたが、上記
ガラス基板32をスクライブするスクライブ装置のみの
構成、すなわち上記基台31、載置面33、支持手段3
5、立設部36、スライドガイド機構37、移動体3
8、油圧シリンダ39、ピストンロッド40、フレーム
部材41、ガイドローラ42、カッター43、ボールネ
ジ44、突出部45、スライド部材46、調整つまみ4
7のみを有する構成としても良い。この状態を図5に示
す。
【0077】さらに、上記実施の形態では一実施の形態
としてガラス切断装置30について述べたが、ガラス基
板32にケガキ溝が形成されている場合には、このガラ
ス基板32の切断のみを行うブレーク装置としての構
成、すなわち、上記基台31、載置面33、段差部3
4、支持手段35、立設部36、スライドガイド機構3
7、移動体38、油圧シリンダ39、ピストンロッド4
0、フレーム部材41、切断機構48を有する構成とし
ても良い。この状態を図6に示す。さらに、ブレーク装
置としては、ローラ体を用いる構成ではなく、図9に示
すような板状部材を利用する構成としても構わない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、上記移動体には、上記ガラス基板に対する
押圧力を設定する圧力設定機構と、上記ガラス基板上を
ガイドするガイド機構と、上記ガイド機構近傍に設けら
れたカッターと、上記ガラス基板に所定の切れ込み深さ
を与えるように上記カッターの高さ位置を調整する調整
手段が設けられたため、このガイド機構がガラス基板上
を走行すれば、上記カッターのガラス基板への切れ込み
をガイドして、このガラス基板の表面に生じている反り
や凹凸にかかわらず、常にほぼ一定の切れ込み深さを与
えることができる。
【0079】請求項2、請求項9記載の発明によると、
上記調整手段には、圧電素子が用いられるため、この圧
電素子に付加する電圧を調整によって、切れ込み深さの
微調整を容易に行うことができる。
【0080】請求項3記載の発明によると、上記移動体
には、上記ガラス基板に対する押圧力を設定する圧力機
構が設けられ、上記ガラス基板を載置面へと押圧して固
定する固定手段が設けられ、上記固定手段により載置面
に固定されたガラス基板に上記段差部を境として上記載
置面に接触していないガラス基板側に曲げモーメントを
与える曲げ手段が設けられているため、上記固定ローラ
体が走行してガラス基板を固定し、さらに曲げローラ体
が走行してこの固定ローラ体によって固定されたガラス
基板に対して曲げモーメントを与えれば、これらローラ
体の走行のみによって上記ガラス基板を切断することが
できる。
【0081】よって、ガラス基板を反転させたり、この
ガラス基板を反転させる場合にシートを敷く必要がなく
なり、加工に要する時間を短縮することができる。請求
項4、請求項7記載の発明によると、上記曲げ手段は、
固定手段と傾斜可能に連結され、この傾斜により上記曲
げ手段は少なくとも一端部が上記固定手段より下方側に
位置するように設けられているため、これら固定手段お
よび曲げ手段の走行によって容易に上記ガラス基板に曲
げモーメントを与えることが可能となり、よってガラス
基板の切断を容易に行うことができる。
【0082】請求項5、請求項8記載の発明によると、
上記固定手段と曲げ手段は支点により連結されていると
ともに、上記ガラス基板と反対側には、これらが互いに
反発する付勢力を生じさせる付勢手段が設けられている
ため、上記ガラス基板に対して所定の曲げモーメントを
これら固定手段と曲げ手段の走行によって自動的に与え
ることができる。
【0083】請求項6記載の発明によると、上記移動体
には、上記ガラス基板に対する押圧力を設定する圧力設
定機構と、上記ガラス基板上をガイドするガイド機構
と、上記ガイド機構近傍に設けられたカッターと、上記
ガラス基板に所定の切れ込み深さを与えるように上記カ
ッターの高さ位置を調整する調整手段と、上記カッター
の進行方向後側の所定位置に設けられた上記ガラス基板
の上記段部の上側を上記載置面に押圧して固定する固定
手段と、この固定手段により固定された上記ガラス基板
の上記段部の下側を押圧して上記ガラス基板に曲げモー
メントを与える曲げ手段が設けられたため、ガラス切断
装置の構成を小型化、軽量化することが可能であるとと
もに、このガラス切断装置がガラス基板上を走行するだ
けで、ガラス基板をスクライブしてブレークすることが
できる。
【0084】請求項10記載の発明によると、上記ガラ
ス基板への進入時に、カッターをガラス基板の一端側の
所定距離分だけを往復動させてスクライブする往復動工
程を設け、この往復動工程の終了後、上記カッターを上
記ガラス基板の他端側まで移動させる直線動工程が設け
られているため、上記往復動工程によって上記カッター
のガラス基板への切れ込みが深く、鋭利となり、よって
この往復動工程の後の直線動工程によっても深くかつ鋭
利に切れ込んだスクライブ状態を維持し、他端側まで良
好なスクライブ状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるガラス切断装置
の構成を示す斜視図。
【図2】上記実施の形態に係わるガラス切断装置のピス
トンロッドより下方側の状態を示す側面図。
【図3】上記実施の形態に係わるガラス切断装置のピス
トンロッドより下方側の状態を示す正面図。
【図4】上記実施の形態に係わるガラス切断装置による
ガラス基板のスクライブ方法を示すグラフであり、
(a)は従来のスクライブ方法、(b)は本実施の形態
におけるカッターのスクライブ方法に係わる。
【図5】本発明の変形例に係わり、ガラス基板をスクラ
イブするスクライブ装置のみの構成を示す図。
【図6】本発明の変形例に係わり、ガラス基板を切断す
るブレーク装置のみの構成を示す図。
【図7】本発明の変形例に係わり、板状部材を用いたブ
レーク装置の構成を示す図。
【図8】従来のスクライブ装置の構成を示す側面図。
【図9】従来のブレーク装置の構成を示す図。
【符号の説明】
30…ガラス切断装置 31…基台 32…ガラス基板 33…載置面 34…段差部 40…ピストンロッド 41…フレーム部材 42…ガイドローラ 43…カッター 44…ボールネジ 49…固定ローラ体 50…曲げローラ体 51…ガイド部 56…支点 57…バネ 61…係止具

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板をスクライブするスクライブ
    装置において、 載置面を有し、この載置面に上記ガラス基板を載置する
    基台と、 上記基台に対して移動自在に設けられた移動体を有し、 上記移動体は、 上記ガラス基板に対する押圧力を設定する圧力設定機構
    と、 上記ガラス基板上をガイドするガイド機構と、 上記ガイド機構近傍に設けられたカッターと、 上記ガラス基板に所定の切れ込み深さを与えるように上
    記カッターの高さ位置を調整する調整手段と、 を具備したことを特徴とするスクライブ装置。
  2. 【請求項2】 上記調整手段には、圧電素子が用いられ
    ることを特徴とする請求項1記載のスクライブ装置。
  3. 【請求項3】 スクライブによりケガキ溝が形成された
    ガラス基板を切断するブレーク装置において、 段部が形成された載置面を有し、上記ガラス基板がこの
    載置面に載置される基台と、 上記基台に対して移動自在に設けられた移動体とを有
    し、 上記移動体は、 上記ガラス基板に対する押圧力を設定する圧力設定機構
    と、 上記ガラス基板を載置面へ押圧して固定する固定手段
    と、 上記固定手段により載置面に固定されたガラス基板に上
    記段差部を境として上記載置面に接触していないガラス
    基板側に曲げモーメントを与える曲げ手段と、 を具備したことを特徴とするブレーク装置。
  4. 【請求項4】 上記曲げ手段は、固定手段と傾斜可能に
    連結されており、この傾斜により上記曲げ手段は少なく
    とも一端部が上記固定手段より下方側に位置するように
    設けられていることを特徴とする請求項3記載のブレー
    ク装置。
  5. 【請求項5】 上記固定手段と曲げ手段は支点により連
    結されていると共に、上記ガラス基板と反対側には、こ
    れらが互いに反発する付勢力を生じさせる付勢手段が設
    けられていることを特徴とする請求項3または請求項4
    記載のブレーク装置。
  6. 【請求項6】 ガラス基板をスクライブし、このスクラ
    イブされたガラス基板をブレークして切断するガラス切
    断装置において、 段部が形成された載置面を有し、上記ガラス基板がこの
    載置面に載置される基台と、 上記基台に対して移動自在に設けられた移動体とを有
    し、 上記移動体は、 上記ガラス基板に対する押圧を設定する圧力設定機構
    と、 上記ガラス基板上をガイドするガイド機構と、 上記ガイド機構近傍に設けられたカッターと、 上記ガラス基板に所定の切れ込み深さを与えるように上
    記カッターの高さ位置を調整する調整手段と、 上記カッターの進行方向後側の所定位置に設けられたガ
    ラス基板の上記段部の上側を上記載置面に押圧して固定
    する固定手段と、 この固定手段により固定された上記ガラス基板の上記段
    部の下側を押圧して上記ガラス基板に曲げモーメントを
    与える曲げ手段と、 を有することを特徴とするガラス切断装置。
  7. 【請求項7】 上記曲げ手段は、固定手段と傾斜可能に
    連結されており、この傾斜により上記曲げ手段は少なく
    とも一端部が上記固定手段より下方側に位置するように
    設けられていることを特徴とする請求項6記載のガラス
    切断装置。
  8. 【請求項8】 上記固定手段と曲げ手段は支点により連
    結されていると共に、ガラス基板と反対側には、これら
    が互いに反発する付勢力を生じさせる付勢手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項6または請求項7記載
    のガラス切断装置。
  9. 【請求項9】 上記調整手段には、圧電素子が用いられ
    ることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか
    に記載のガラス切断装置。
  10. 【請求項10】 ガラス基板の表面をスクライブする方
    法において、 上記ガラス基板への進入時に、カッターをガラス基板の
    一端側の所定距離分だけを往復動させる往復動工程と、 上記往復動工程の終了後、上記カッターを上記ガラス基
    板の他端側まで移動させる直線動工程と、 を具備したことを特徴とするスクライブ方法。
JP14526697A 1997-06-03 1997-06-03 スクライブ装置、ブレーク装置、ガラス切断装置およびスクライブ方法 Pending JPH10338534A (ja)

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