JPH1033818A - パチンコ島台 - Google Patents

パチンコ島台

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JPH1033818A
JPH1033818A JP20920796A JP20920796A JPH1033818A JP H1033818 A JPH1033818 A JP H1033818A JP 20920796 A JP20920796 A JP 20920796A JP 20920796 A JP20920796 A JP 20920796A JP H1033818 A JPH1033818 A JP H1033818A
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Makoto Tayui
誠 田結
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウト玉箱の下方位置でパチンコ玉が山積み
される現象を回避してアウト玉箱での玉詰りを防止し得
るパチンコ島台を提供することにある。 【解決手段】 貯留タンク10には、アウト玉箱の玉排
出ノズル7aが臨む上部優先樋29と、該上部優先樋2
9から転送されるパチンコ玉を玉揚送装置に導く閉断面
形状の下部優先樋24と、を設けている。このように構
成することにより、貯留タンク10内に多量のパチンコ
玉が貯留された状態で玉排出ノズル7aからパチンコ玉
を排出した場合でも、玉排出ノズル7aからのパチンコ
玉は、玉排出ノズル7aの下方位置で山積みされること
なく優先的に玉揚送装置に送られる。このため、玉排出
ノズル7aの下方位置でパチンコ玉が山積みされること
に起因して発生するアウト玉箱での玉詰り及び玉溢れを
防止することができ、ひいてはパチンコ島台の内部でパ
チンコ玉を円滑に循環することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のパチンコ機
を並設すると共に該パチンコ機で使用するパチンコ玉を
循環的に利用するパチンコ島台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、複数のパチンコ機を並設
してなるパチンコ島台は、その下部空間に配設した貯留
タンクでパチンコ玉を貯留しておき、この貯留したパチ
ンコ玉を玉揚送装置で揚送して再度パチンコ機に供給す
るようになっていた。これにより、パチンコ島台の内部
では、パチンコ玉が循環的に使用されていた。また、貯
留タンクには、パチンコ機から排出されたパチンコ玉で
あってアウト玉箱を介して排出される使用済のパチンコ
玉と、揚送後パチンコ機に供給されず余剰玉還流通路を
介して還流される余剰のパチンコ玉と、パチンコ島台に
設けられた玉返却装置から返却されるパチンコ玉と、が
送り込まれて、これらのパチンコ玉を貯留するようにな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
パチンコ島台では、図9に示すように、アウト玉箱の玉
排出ノズル60から排出された使用済のパチンコ玉61
をそのまま自然落下させて貯留タンク62に貯留してい
た。このため、貯留タンク62内に多量のパチンコ玉6
3が貯留された状態で玉排出ノズル60からパチンコ玉
61を排出した場合には、玉排出ノズル60の下方位置
でパチンコ玉61が山積みされる現象が生じていた。そ
して、この山積みされたパチンコ玉61が玉排出ノズル
60からアウト玉箱の貯留部に溜まって玉詰りを起こし
たり、仮に玉詰りが生じなくてもアウト玉箱の貯留部に
玉が滞った場合には、アウト玉箱から玉が溢れてしまう
ことがあった。このため、アウト玉箱の重要な機能であ
る使用済玉を計数するという作業が正確に行われないと
いう欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、パチンコ機のア
ウト玉箱から排出される使用済のパチンコ玉を優先的に
玉揚送装置に送ることで、アウト玉箱の下方位置でパチ
ンコ玉が山積みされる現象を回避してアウト玉箱での玉
詰り及び玉溢れを防止し得るパチンコ島台を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の採用した具体的な手段について図面を
参照して説明する。請求項1の発明においては、図1及
び図2に示すように、複数のパチンコ機2を並設すると
共に該パチンコ機2で使用するパチンコ玉を循環的に利
用するパチンコ島台1において、前記パチンコ機2の下
方位置に配されて該パチンコ機2から排出される使用済
のパチンコ玉をアウト玉箱7を介してその貯留部9a・
10aに貯留する貯留タンク9・10と、該貯留タンク
9・10に貯留されるパチンコ玉を揚送して前記パチン
コ機2に供給する玉揚送装置5と、を備え、前記貯留タ
ンク9・10には、前記アウト玉箱7の下端が臨み且つ
該アウト玉箱7から排出されたパチンコ玉を前記貯留部
9a・10aに貯留することなく前記玉揚送装置5に優
先的に誘導する優先通路29・24を設けたことを特徴
とする。このように構成することにより、貯留タンク9
・10内に多量のパチンコ玉が貯留された状態でアウト
玉箱7からパチンコ玉が排出された場合でも、アウト玉
箱7からのパチンコ玉は、アウト玉箱7の下方位置で山
積みされることなく優先通路29・24を介して優先的
に玉揚送装置5に送られる。このため、アウト玉箱7の
下方位置でパチンコ玉が山積みされることに起因して発
生するアウト玉箱7での玉詰り及び玉溢れを防止するこ
とができ、アウト玉箱7による使用済玉の計数作業が正
確に行われ、ひいてはパチンコ島台1の内部でパチンコ
玉を円滑に循環することができる。
【0005】また、上記請求項1の優先通路は、前記貯
留タンク9・10の上部で一端から他端に向けて傾斜状
に配置される上部優先樋29と、該上部優先樋29に連
通し且つ前記貯留タンク9・10の底面(底板18)で
他端から前記玉揚送装置5の入口(玉導出口22a)に
向けて傾斜状に配置されると共に、前記貯留部9a・1
0aに貯留されたパチンコ玉が入り込まない下部優先樋
24と、から構成することができる。
【0006】また、上記した目的を達成するために、本
発明の採用した他の具体的な手段について図面を参照し
て説明する。請求項3の発明においては、図1及び図5
に示すように、複数のパチンコ機2を並設すると共に該
パチンコ機2で使用するパチンコ玉を循環的に利用する
パチンコ島台1において、前記パチンコ機2の下方位置
に配されて該パチンコ機2から排出される使用済のパチ
ンコ玉をアウト玉箱7を介してその貯留部9a・50a
に貯留する貯留タンク9・50と、該貯留タンク9・5
0に貯留されるパチンコ玉を揚送して前記パチンコ機2
に供給する玉揚送装置5と、を備え、前記貯留タンク9
・50には、前記アウト玉箱7の下端よりやや下方のず
れた位置に、該アウト玉箱7から排出されたパチンコ玉
が前記貯留部5に貯留されて所定の高さ以上となったと
きにアウト玉箱7から排出される後続のパチンコ玉を前
記貯留部9a・50aに貯留することなく前記玉揚送装
置5に優先的に誘導する優先通路を設けたことを特徴と
する。このように構成することにより、アウト玉箱7か
ら排出されたパチンコ玉が貯留部に貯留されて所定の高
さ(上部優先樋51の高さ)以上となった場合、アウト
玉箱7からのパチンコ玉は、アウト玉箱7の下方位置で
山積みされることなく優先通路51・24を介して優先
的に玉揚送装置5に送られる。このため、アウト玉箱7
の下方位置でパチンコ玉が山積みされることに起因して
発生するアウト玉箱7での玉詰り及び玉溢れを防止する
ことができ、アウト玉箱7による使用済玉の計数作業が
正確に行われ、ひいてはパチンコ島台1の内部でパチン
コ玉を円滑に循環することができる。
【0007】また、上記請求項3の貯留タンク9・50
には、その底面(底板18)に端部から前記玉揚送装置
5に向けて下り傾斜状に配置され且つ任意の箇所に貯留
部9a・50aに貯留されるパチンコ玉を取り込む取込
口25aが形成された玉誘導路25を設け、前記アウト
玉箱7の下端を前記取込口25aのほぼ上方位置に対応
させた場合には、玉誘導路25を設けることで貯留タン
ク9・50内の上流乃至下流に位置するパチンコ玉を均
等に玉揚送装置5に送ることができる。このため、貯留
タンク9・50内の一定部分にパチンコ玉を長期間に亘
って滞留させることがなく、結果として滞留に伴うパチ
ンコ玉のサビ付き防止することができる。また、このよ
うな構成において、玉誘導路25の取込口25aでパチ
ンコ玉が偏り減少する現象が生ずるが、その場合には、
その減少部分にアウト玉箱7からのパチンコ玉が確実に
補われるため、貯留タンク9・50内でのパチンコ玉の
偏り減少が回避される。従って、貯留したパチンコ玉の
玉量を検出する玉量検出手段を貯留タンクに設けた場合
でも、パチンコ玉の偏り減少がないためパチンコ玉の適
正な貯留管理が行える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して本実施
形態に係るパチンコ島台1の概略構成について説明す
る。図1は、実施形態に係るパチンコ島台1の縦断面図
である。図1において、パチンコ島台1は、周知のよう
に、直方体状に枠組み構成され、その長手方向側面中央
にパチンコ機2を背向並設するようになっている。ま
た、パチンコ島台1には、その中央部の玉揚送装置収納
部4の一側にパチンコ機2で獲得したパチンコ玉を返却
するための玉返却装置3もパチンコ機2と並列状に設け
られるが、この玉返却装置3は、後述する非優先側の貯
留タンク10が内蔵されるパチンコ機列側に設けられる
ことが望ましい。これは、通常の営業状態でほとんど満
杯状態となることのない非優先側の貯留タンク10への
玉返却装置3からの賞球の返却を確実に行うことができ
るからである。なお、玉返却装置3には、返却口が形成
され、その返却口から返却されたパチンコ玉(賞球)
は、後述する搬送樋27・28上に導かれるようになっ
ている。さらに、玉返却装置3の返却口は、図示しない
が電気的駆動源(例えば、モータやソレノイド)によっ
て開閉駆動されるようになっている。
【0009】また、パチンコ島台1のほぼ中央には、玉
揚送装置収納部4が構成され、該玉揚送装置収納部4内
に玉揚送装置5が収納設置されている。本実施形態に係
る玉揚送装置5は、詳細には図示しないが帯状の搬送ベ
ルトによってパチンコ玉を揚送するものであり、その帯
状の搬送ベルトがパチンコ島台1に対して縦方向に設置
されてパチンコ玉を上部に揚送するものである。玉揚送
装置5の上部には、揚送されたパチンコ玉を一時的に貯
留する上部タンク6が設けられている。その上部タンク
6からは、左右に図示しない補給樋が傾斜状に設けられ
ており、上部タンク6からパチンコ玉を流下させるよう
になっている。この補給樋には、各パチンコ機2に対応
して分配シュート(図示しない)が設けられ、補給樋を
流下するパチンコ玉を取り込むようになっている。分配
シュートによって取り込まれたパチンコ玉は、分配シュ
ートの下部に設けられる計数装置(図示しない)によっ
て計数された後、パチンコ機2の背面上部に設けられる
賞球タンク(図示しない)に供給され、遊技によって遊
技者に払い出される賞球として使用される。なお、図1
中には、台間玉貸機を設けないパチンコ島台1を図示し
ているが、各パチンコ機2に挟まれるようにして台間玉
貸機を設けた構成とした場合には、この台間玉貸機にも
対応するように分配シュートが設けられるものである。
【0010】一方、各パチンコ機2から排出される使用
済玉は、計数機能を有するアウト玉箱7の玉排出ノズル
7a(図2参照)から下方に排出される。この玉排出ノ
ズル7aは、貯留タンク9・10の上部に設けられる後
述の上部優先樋29に臨んで配される。これにより、ア
ウト玉箱7から排出されたパチンコ玉は、貯留タンク9
・10内の上部優先樋29に導かれるようになってい
る。なお、貯留タンク9・10は、それぞれパチンコ機
2の3〜4台分に相当する長さに形成されるため(所謂
1ユニット島の長さ)、その貯留タンク9・10が収納
されるユニット島の外側にさらにユニット島が接続され
る場合(多くの場合接続される)には、その外側に接続
されるユニット島の下部中央にアウト玉誘導レール8が
設けられる。このアウト玉誘導レール8の下流端は、貯
留タンク9・10の上流部外側に設けられる後述の中継
ボックス37に連通するようになっている。
【0011】また、パチンコ島台1の下部であって玉揚
送装置5の両サイドには、貯留タンク9・10が設けら
れている。この貯留タンク9・10には、多量のパチン
コ玉を貯留する程大きく形成される。具体的には、貯留
タンク9・10の貯留部9a・10aに貯留されるパチ
ンコ玉数は、当該パチンコ島台1に設置される複数のパ
チンコ機2の各種の遊技状態に十分対処し得る程度(例
えば、各15〜20万個ずつ)の大きさに設計される。
なお、この貯留タンク9・10の詳細な構造について
は、後に詳述する。
【0012】上記した貯留タンク9・10には、上部タ
ンク6からオーバフローしたパチンコ玉を下部に還流す
るオーバーフローボックス11がそれぞれ接続されてい
る。オーバーフローボックス11は、玉揚送装置5の隣
接空間を利用する形で設けられた直方体状のボックスで
あり、その内部が分岐仕切12によって縦方向に仕切ら
れている。分岐仕切12は、オーバーフローボックス1
1の一側に寄せて設けられ、その幅広領域に連通する一
側の通路内に複数の流下板を段差状に交互に設けてボッ
クス優先通路11aを構成し、その幅狭領域に連通する
他側の通路内にも複数の流下板を段差状に交互に設けて
ボックス非優先通路11bを構成している。即ち、上部
タンク6からオーバーフローしたパチンコ玉は、ボック
ス優先通路11aに優先的に導かれ、そのボックス優先
通路11aが満杯となったときにボックス非優先通路1
1bに溢れ出るようになっている。そして、ボックス優
先通路11a及びボックス非優先通路11bは、それぞ
れ後述する玉導入口22bを介して左側の貯留タンク9
(以下、優先貯留タンク9という場合がある)及び右側
の貯留タンク10(以下、非優先貯留タンク10という
場合がある)に連通するようになっている。このよう
に、本実施形態においては、オーバーフロー機構を従来
のフレキシブルパイプに代えてボックス状に構成したの
で、還流されるパチンコ玉による騒音の発生を極めて小
さくすることができると共に、還流機能だけでなく相当
量のパチンコ玉(本実施形態においては、約2〜3万
個)を貯留する貯留機能もあるので、従来使用されてい
なかった空間を利用してパチンコ島台1内部における貯
留空間として有効に利用し得る。
【0013】また、貯留タンク9・10の内側側壁に
は、それぞれ貯留玉量を検出するための貯留レベル検出
センサ13a〜13e・14a〜14eが設けられてい
る。本出願人らの実験によれば、貯留タンク9・10内
のパチンコ玉の貯留変化は、各貯留タンク9・10の上
流側から滞留するものであることが分かった。このた
め、貯留レベル検出センサ13a〜13e・14a〜1
4eは、ほぼ水平方向の直線状に配置し、貯留タンク9
・10の各上流側に配された貯留レベル検出センサ13
a・14aで貯留量の下限を検出する一方、貯留タンク
9・10の各下流側に配された貯留レベル検出センサ1
3e・14eで貯留量の上限を検出する構成としてい
る。そして、これら検出センサ13a〜13e・14a
〜14eの検出信号に基づいて、パチンコ島台1の両端
外部に取り付けられた貯留レベル報知器15が貯留タン
ク9・10内の貯留量を報知するようになっている。
【0014】次に、貯留タンク9・10の詳細な構造に
ついて説明する。先ず、非優先貯留タンク10について
図2及び図3を参照して説明する。非優先貯留タンク1
0は、図2に示すように、カウンター台16より下方の
下部空間に設置される直方体状のタンク基台17によっ
てパチンコ玉の貯留部10aを構成しており、該タンク
基台17は、底板18と、接続底板19と、左右一対の
側壁板20・21と、前壁板22と、後壁板23と、か
ら形成されている。底板18は、後壁板23から前壁板
22に向かう長手方向と、側壁板20から側壁板21に
向かう幅方向と、で傾斜状に設けられており、この幅方
向の傾斜下端と側壁板21との間には、底板18の長手
方向の傾斜に沿って接続底板19が取り付けられてい
る。接続底板19の上面には、下部優先樋24と玉誘導
路25とが上下二段に設けられている。下部優先樋24
は、タンク10内に貯留されるパチンコ玉が入り込まな
いような閉断面形状をなし、その後端部は、図3に示す
ように、後壁板23に穿設された玉導入口23bに接続
されている。一方、玉誘導路25は、タンク10内に貯
留されるパチンコ玉を取り込むための取込口25aがそ
の中央部及び後端部に形成されている。なお、本実施形
態では、玉誘導路25の中央部の2箇所及び後端部の1
箇所からなる計3箇所に取込口25aを設けているが、
これに限らず、少なくとも玉誘導路25の中央部乃至後
端部、言い換えれば貯留タンク10の中流部乃至上流部
に取込口25aを設けた構成であればよい。また、下部
優先樋24の前端部は、玉誘導路25の前端部よりも前
壁板22側に延びた位置に配されている。接続底板19
の前端部は、前壁板22に穿設された玉導出口22aに
接続されており、該玉導出口22aは、玉揚送装置5側
の導入樋41に接続されている。
【0015】また、タンク基台17の前端を形成する側
壁板20・21及び前壁板22の上部には、T字状の上
段プレート26が後端側に下り傾斜して固設されてい
る。T字状を形取る上段プレート26の切込部26a
は、側壁板20・21及び前壁板22との間で貫通穴を
形成している。上段プレート26の前端部は、前壁板2
2に穿設された玉導入口22bに接続されている。ま
た、側壁板20・21の内面上部には、それぞれ後端側
に下り傾斜した平板状の搬送樋27・28が所定間隔を
空けて固設されている。この搬送樋27・28は、各前
端部が上段プレート26の後端部に接続される一方、各
後端部が後壁板23から所定の間隔を置いて配されてい
る。上段プレート26の後端部中央には、プレート26
上を流下するパチンコ玉を左右の搬送樋27・28に分
岐する分流突起26bが突設されている。各搬送樋27
・28の間には、後端側に下り傾斜した断面コの字状の
上部優先樋29が設けられている。この上部優先樋29
は、前端部が上段プレート26の後端側に配される一
方、後端部が後壁板23に穿設された玉導出口23aを
介して中継ボックス37に連通されている。なお、上記
切込部26aによって形成された貫通穴は、前記玉返却
装置3からパチンコ玉が送り込まれるのと同時に玉導入
口22bからパチンコ玉が送り込まれたときに、玉導入
口22bからのパチンコ玉の一部をそのまま落下させる
ことで、玉導入口22b付近での玉詰りを防止するよう
になっている。
【0016】また、タンク基台17の前端であって上段
プレート26の下方には、圧抜きプレート30が後端側
に下り傾斜して固設されている。圧抜きプレート30
は、タンク10内にパチンコ玉が大量に貯留されている
場合、タンク10の前端(パチンコ玉の流下端)にかか
るパチンコ玉の圧力を分散させてパチンコ玉の円滑な流
下を招来するようになっている。この圧抜きプレート3
0と底板18との間には、仕切板31〜34が設けられ
ている。仕切板31・32によって仕切られたその内部
空間は、前壁板22に穿設された玉導入口22cと連通
されることで、該玉導入口22cから送り込まれるパチ
ンコ玉の転送路35(図3中の実線矢印)を形成してい
る。仕切板31・32の外部と仕切板33・34との間
の空間は、前壁板22に穿設された玉導入口22dと連
通されることで、該玉導入口22dから送り込まれるパ
チンコ玉の転送路36(図3中の一点鎖線矢印)を形成
している。また、タンク基台17の後端となる後壁板2
3の外面には、中継ボックス37が設けられている。こ
の中継ボックス37には、前記アウト誘導レール8を接
続する玉導入口37aが穿設されると共に、そのアウト
誘導レール8乃至上部優先樋29からのパチンコ玉を後
壁板23の玉導入口23bに誘導する誘導片37b・3
7cが設けられている。なお、中継ボックス37は、貯
留タンク10の満タン時にアウト誘導レール8乃至上部
優先樋29からパチンコ玉が送り込まれる場合には、そ
のパチンコ玉を一時的に貯留する機能を有している。
【0017】しかして、上記した非優先貯留タンク10
は、玉導入口22bを介してボックス非優先通路11b
から還流玉を受け入れると共に、玉返却装置3から返却
玉を受け入れる。そして、この還流玉と返却玉とをそれ
ぞれ上段プレート26及び搬送樋27・28で流下させ
てタンク基台17の底板18上に貯留し、これを玉導出
口22aから玉揚送装置5側の導入樋41に導出する。
なお、搬送樋27・28を流下するパチンコ玉の流量が
多い場合、パチンコ玉の一部は、搬送樋27・28と上
部優先樋29との間隙から直接的に底板18上に落下さ
れる。また、貯留後に玉導出口22aから導出されるパ
チンコ玉は、貯留順に圧抜きプレート30を介して導出
されるものと、取込口25aで取り込まれて玉誘導路2
5から導出されるものと、の2種類がある。このよう
に、本実施形態では、取込口25aが形成された玉誘導
路25を貯留タンク10に設けることで、タンク10内
の上流乃至下流に位置するパチンコ玉を均等に玉揚送装
置5に送ることができる。このため、貯留タンク10内
の一定部分にパチンコ玉を長期間に亘って滞留させるこ
とがなく、結果として滞留に伴うパチンコ玉のサビ付き
を防止することができる。また、非優先貯留タンク10
は、図4に示すように、前記アウト玉箱7の玉排出ノズ
ル7aから排出された使用済玉を上部優先樋29(又は
アウト誘導レール8)を介して受け入れる。そして、こ
の使用済玉を中継ボックス37及び下部優先樋24を介
してタンク9の下流端に転送し、これを玉導出口22a
から玉揚送装置5側の導入樋41に導出する。
【0018】次に、優先貯留タンク9の構造を図1に基
づいて説明する。なお、優先貯留タンク9は、前述の非
優先貯留タンク10とほぼ同様な構造をなしているた
め、貯留タンク10と同一機能を有する構成部材につい
ては同一の符号を付記すると共に、その詳細な説明を省
略するものである。優先貯留タンク9は、ボックス優先
通路11aから受け入れた還流玉を上段プレート26及
び搬送樋27・28で流下させて底板18上に貯留し、
これを導入樋38に転送する。導入樋38に転送された
パチンコ玉は、ミニリフト39の揚送によって非優先貯
留タンク10の前記玉導入口22dに送り込まれる。な
お、優先貯留タンク9の底板18上には、非優先貯留タ
ンク10と同様な玉誘導路25が設けられている。ま
た、優先貯留タンク9は、並設されたパチンコ機2から
の使用済玉を上部優先樋29及びアウト誘導レール8を
介して受け入れる。そして、この使用済玉を中継ボック
ス37及び下部優先樋24を介してバイパスレール40
に転送し、該バイパスレール40から非優先貯留タンク
10の前記玉導入口22cに送り込む。このように、優
先貯留タンク9は、受け入れたパチンコ玉を直接的に玉
揚送装置5に導出するのではなく、ミニリフト39又は
バイパスレール40を介して非優先貯留タンク10に送
り込む。即ち、本実施形態のパチンコ島台1では、貯留
タンク9・10で受け入れたパチンコ玉を貯留タンク1
0側の玉導出口22aから一括して玉揚送装置5に導出
する構成となっている。
【0019】ところで、本実施形態に係る貯留タンク1
0は、玉導出口22aの近傍構造(下部優先樋24や転
送路35・36等)に基づいて、玉導出口22aから導
出するパチンコ玉の優先順位を決定している。具体的
に、このパチンコ玉の導出優先順位は、玉導出口22a
に導かれるパチンコ玉の種類によって決定されている。
玉導出口22aに導かれるパチンコ玉の種類は、以下に
示す〜の4種類である。 非優先貯留タンク10の底板18上に貯留されるパチ
ンコ玉、言い換えれば非優先貯留タンク10に送り込ま
れる還流玉及び返却玉。なお、こののパチンコ玉は、
前述した貯留順に圧抜きプレート30を介して導出され
るものと、取込口25aで取り込まれて玉誘導路25か
ら導出されるものと、を合せたパチンコ玉である。 非優先貯留タンク10の下部優先樋24を流下するパ
チンコ玉、言い換えれば非優先貯留タンク10に送り込
まれる使用済玉。 優先貯留タンク9の底板18上に貯留されるパチンコ
玉、言い換えれば優先貯留タンク9に送り込まれる還流
玉。 優先貯留タンク9の下部優先樋24を流下するパチン
コ玉、言い換えれば優先貯留タンク9に送り込まれる使
用済玉。
【0020】このうち、最も優先的に玉導出口22aか
ら導出されるパチンコ玉は、タンク10内を通って直接
的に玉導出口22aに導かれるのパチンコ玉である。
2番目は、タンク9内を通って直接的にタンク10内の
転送路35に導かれるのパチンコ玉である。3番目
は、タンク9内に貯留された後にミニリフト39を介し
てタンク10内の転送路36に導かれるのパチンコ玉
である。4番目は、タンク10内に貯留された後に圧抜
きプレート30又は玉誘導路25を介して玉導出口22
aに導かれるのパチンコ玉である。また、玉揚送装置
5が1分間に揚送するパチンコ玉の数を15000個と
すると共に、ミニリフト39が1分間に揚送(優先貯留
タンク9から非優先貯留タンク10への転送)するパチ
ンコ玉の数を10000個とした場合には、各種パチン
コ玉の1分間当りの揚送個数は、おおよそのパチンコ
玉が1000個、のパチンコ玉が2000個、のパ
チンコ玉が10000個、のパチンコ玉が2000
個、となる。即ち、本実施形態のパチンコ島台1では、
並設した複数のパチンコ機2から1分間に排出される4
000個程度の使用済玉(及びのパチンコ玉)を最
優先で揚送し、次に優先貯留タンク9から非優先貯留タ
ンク10へ1分間に転送される10000個程度の還流
玉(のパチンコ玉)を揚送して、最後に非優先貯留タ
ンク10内に貯留された還流玉及び返却玉(のパチン
コ玉)から残りの1000個程度を揚送する。
【0021】以上、実施形態に係る貯留タンク9・10
の構成について説明してきたが、本実施形態によれば、
貯留タンク9・10には、アウト玉箱7の下端が臨む上
部優先樋29と、該上部優先樋29から転送されるパチ
ンコ玉を玉揚送装置5に導く閉断面形状の下部優先樋2
4と、を設けている。このように構成することにより、
貯留タンク9・10内に多量のパチンコ玉が貯留された
状態でアウト玉箱7からパチンコ玉を排出した場合で
も、アウト玉箱7からのパチンコ玉は、アウト玉箱7の
下方位置で山積みされることなく上部優先樋29及び下
部優先樋24を介して優先的に玉揚送装置5に送られ
る。このため、アウト玉箱7の下方位置でパチンコ玉が
山積みされることに起因して発生するアウト玉箱7での
玉詰り及び玉溢れを防止することができ、アウト玉箱7
による使用済玉の計数作業が正確に行われ、ひいてはパ
チンコ島台1の内部でパチンコ玉を円滑に循環すること
ができる。
【0022】なお、上記実施形態(第一実施形態)の貯
留タンク9・10では、アウト玉箱7から排出されるパ
チンコ玉を全て断面コの字状の上部優先樋29(及びア
ウト玉誘導レール8)で受け止めて、これを優先的に玉
揚送装置5に導出しているが、この構成に限定するもの
ではない。以下、その他の構成を第二実施形態として図
5乃至図8を参照して説明する。第二実施形態の貯留タ
ンク50は、上部優先樋29を除いて前記第一実施形態
の貯留タンク9・10と同一の構成部材から構成されて
いる。このため、以下の説明では、第一実施形態と同一
の構成部材については同一の符号を付記すると共に、第
一実施形態と異なる構成についてのみ説明を行う。ま
た、第一実施形態と異なる構成は、左右の貯留タンクで
同一部分となっているため、右側の非優先貯留タンク5
0を例に挙げて説明する。第二実施形態の貯留タンク5
0は、図5及び図6に示すように、各搬送樋27・28
の間に平板状の上部優先樋51を備えている。この上部
優先樋51は、各搬送樋27・28と所定の間隔を置い
た状態でタンク50の後端側(上流側)に下り傾斜して
配され、その前端部が上段プレート26の後端側に配さ
れる一方、後端部が後壁板23に穿設された玉導出口2
3aを介して中継ボックス37に連通されている。ま
た、上部優先樋51の上方に配されるアウト玉箱7の玉
排出ノズル7aは、図7(A)(B)に示すように、上部
優先樋51と搬送樋27・28との間隙に対応して配さ
れる。
【0023】次に、上記した上部優先樋51による使用
済玉の転動動作について説明する。先ず、図7(A)に
示すように、タンク50内で貯留するパチンコ玉が比較
的少ない状態、具体的には貯留するパチンコ玉の上端部
が上部優先樋51及び搬送樋27・28よりも下方に位
置する状態では、玉排出ノズル7aから排出される使用
済玉は、上部優先樋51と搬送樋27・28との間隙か
ら直接的にタンク50内の貯留部に落下する。このた
め、パチンコ玉の貯留量が少ない状態では、上部優先樋
51による使用済玉の転動動作は行われない。これに対
して、図7(B)に示すように、タンク50内で多量の
パチンコ玉を貯留した状態、具体的には貯留するパチン
コ玉の上端部が上部優先樋51及び搬送樋27・28よ
りも上方に位置して、このパチンコ玉が上部優先樋51
と搬送樋27・28との間隙を覆った状態では、玉排出
ノズル7aからの使用済玉は、上部優先樋51と搬送樋
27・28との間隙を覆ったパチンコ玉によって上部優
先樋51側に弾かれ、その上部優先樋51上を流下す
る。即ち、パチンコ玉の貯留量が多い状態でのみ、上部
優先樋51によるパチンコ玉の転動動作が行われる。な
お、上部優先樋51上を流下した使用済玉は、図8に示
すように、一旦、中継ボックス37に入った後、下部優
先樋24を通ってタンク50の下流端に導かれる。
【0024】以上のように、第二実施形態に係る上部優
先樋51は、タンク50内でのパチンコ玉の貯留量が多
いときには、アウト玉箱7から排出される使用済玉を転
動して優先的にタンク50の下流端(玉導出口22a)
に導くようになっている。従って、貯留タンク50内に
多量のパチンコ玉が貯留された状態でアウト玉箱7から
パチンコ玉を排出した場合でも、アウト玉箱7からのパ
チンコ玉は、アウト玉箱7の下方位置で山積みされるこ
となく優先的に玉揚送装置5に送られる。このため、ア
ウト玉箱7の下方位置でパチンコ玉が山積みされること
に起因して発生するアウト玉箱7での玉詰り及び玉溢れ
を防止することができ、アウト玉箱7による使用済玉の
計数作業が正確に行われ、ひいてはパチンコ島台1の内
部でパチンコ玉を円滑に循環することができる。
【0025】また、上記した上部優先樋51とアウト玉
箱7の玉排出ノズル7aとの関係は、タンク50内での
パチンコ玉の貯留量が少ないとき、アウト玉箱7からの
使用済玉を転動せずにそのまま貯留部50aに落下させ
る構成となっている。このため、貯留玉のサビ付き防止
用に設けた玉誘導路25の取込口25aで貯留玉が偏り
減少するような現象に対しては、その減少部分をアウト
玉箱7からの使用済玉で補うことができる。従って、貯
留レベル検出センサ13a〜13e・14a〜14e
(玉量検出手段)でパチンコ玉の貯留量を検出するとき
でも、貯留玉の偏り減少がないためタンク50内のパチ
ンコ玉を適正に貯留管理することができる。なお、この
ような貯留玉の偏り減少部分を使用済玉で補う構成にお
いては、アウト玉箱7(玉排出ノズル7a)の下端を取
込口25aのほぼ上方位置(貯留玉の偏り減少位置)に
対応させることが望ましく、この構成を採用することに
より、玉排出ノズル7aからの使用済玉で貯留玉の偏り
減少部分をより確実に補わせることができる。
【0026】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記貯留タンクは、前記玉揚送装置の左側方に配
される左側貯留タンクと、玉揚送装置の右側方に配され
る右側貯留タンクと、から構成され、これら左右の貯留
タンクのいずれか一方の貯留タンク(優先貯留タンク
9)に送り込まれたパチンコ玉を他方の貯留タンク(非
優先貯留タンク10)に送り込み、この他方の貯留タン
クから一括して玉揚送装置にパチンコ玉を導出すること
を特徴とする。このように構成することにより、玉揚送
装置の左右側方に一対の貯留タンクを設けてパチンコ島
台の内部でより多量なパチンコ玉を循環するような場合
でも、玉揚送装置へのパチンコ玉の導出優先順位を明確
化することができ、ひいてはパチンコ島台での円滑なパ
チンコ玉の循環が可能になる。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1記載の構成においては、複数のパ
チンコ機を並設すると共に該パチンコ機で使用するパチ
ンコ玉を循環的に利用するパチンコ島台において、前記
パチンコ機の下方位置に配されて該パチンコ機から排出
される使用済のパチンコ玉をアウト玉箱を介してその貯
留部に貯留する貯留タンクと、該貯留タンクに貯留され
るパチンコ玉を揚送して前記パチンコ機に供給する玉揚
送装置と、を備え、前記貯留タンクには、前記アウト玉
箱の下端が臨み且つ該アウト玉箱から排出されたパチン
コ玉を前記貯留部に貯留することなく前記玉揚送装置に
優先的に誘導する優先通路を設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、貯留タンク内に多量の
パチンコ玉が貯留された状態でアウト玉箱からパチンコ
玉を排出した場合でも、アウト玉箱からのパチンコ玉
は、アウト玉箱の下方位置で山積みされることなく優先
的に玉揚送装置に送られる。このため、アウト玉箱の下
方位置でパチンコ玉が山積みされることに起因して発生
するアウト玉箱での玉詰り及び玉溢れを防止することが
でき、アウト玉箱による使用済玉の計数作業が正確に行
われ、ひいてはパチンコ島台の内部でパチンコ玉を円滑
に循環することができる。
【0028】また、本発明の請求項3記載の構成におい
ては、複数のパチンコ機を並設すると共に該パチンコ機
で使用するパチンコ玉を循環的に利用するパチンコ島台
において、前記パチンコ機の下方位置に配されて該パチ
ンコ機から排出される使用済のパチンコ玉をアウト玉箱
を介してその貯留部に貯留する貯留タンクと、該貯留タ
ンクに貯留されるパチンコ玉を揚送して前記パチンコ機
に供給する玉揚送装置と、を備え、前記貯留タンクに
は、前記アウト玉箱の下端よりやや下方のずれた位置
に、該アウト玉箱から排出されたパチンコ玉が前記貯留
部に貯留されて所定の高さ以上となったときにアウト玉
箱から排出される後続のパチンコ玉を前記貯留部に貯留
することなく前記玉揚送装置に優先的に誘導する優先通
路を設けたことを特徴とする。このように構成すること
により、アウト玉箱から排出されたパチンコ玉が貯留部
に貯留されて所定の高さ以上となった場合、アウト玉箱
からのパチンコ玉は、アウト玉箱の下方位置で山積みさ
れることなく優先的に玉揚送装置に送られる。このた
め、アウト玉箱の下方位置でパチンコ玉が山積みされる
ことに起因して発生するアウト玉箱での玉詰り及び玉溢
れを防止することができ、アウト玉箱による使用済玉の
計数作業が正確に行われ、ひいてはパチンコ島台の内部
でパチンコ玉を円滑に循環することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ島台を示
す縦断面図である。
【図2】パチンコ機と非優先貯留タンクとを示す斜視図
である。
【図3】非優先貯留タンク内でのパチンコ玉の流れを示
す説明図である。
【図4】上部優先樋及び下部優先樋でのパチンコ玉の流
れを示す説明図である。
【図5】第二実施形態におけるパチンコ機と非優先貯留
タンクとを示す斜視図である。
【図6】第二実施形態における非優先貯留タンク内での
パチンコ玉の流れを示す説明図である。
【図7】同図(A)(B)はそれぞれ第二実施形態におけ
る上部優先樋でのパチンコ玉の流れを示す説明図であ
る。
【図8】第二実施形態における上部優先樋及び下部優先
樋でのパチンコ玉の流れを示す説明図である。
【図9】従来例の貯留タンクにパチンコ玉が貯留される
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ島台 2 パチンコ機 3 玉返却装置 5 玉揚送装置 7 アウト玉箱 7a 玉排出ノズル 8 アウト玉誘導レール 9・10 貯留タンク 11 オーバーフローボックス 16 カウンター台 17 タンク基台 18 底板 19 接続底板 20・21 側壁板 22 前壁板 22a 玉導出口 22b〜22d 玉導入口 23 後壁板 23a 玉導出口 23b 玉導入口 24 下部優先樋 25 玉誘導路 25a 取込口 27・28 搬送樋 29 上部優先樋 35・36 転送路 37 中継ボックス 37a 玉導入口 39 ミニリフト 40 バイパスレール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパチンコ機を並設すると共に該パ
    チンコ機で使用するパチンコ玉を循環的に利用するパチ
    ンコ島台において、 前記パチンコ機の下方位置に配されて該パチンコ機から
    排出される使用済のパチンコ玉をアウト玉箱を介してそ
    の貯留部に貯留する貯留タンクと、 該貯留タンクに貯留されるパチンコ玉を揚送して前記パ
    チンコ機に供給する玉揚送装置と、を備え、 前記貯留タンクには、前記アウト玉箱の下端が臨み且つ
    該アウト玉箱から排出されたパチンコ玉を前記貯留部に
    貯留することなく前記玉揚送装置に優先的に誘導する優
    先通路を設けたことを特徴とするパチンコ島台。
  2. 【請求項2】 前記優先通路は、 前記貯留タンクの上部で一端から他端に向けて傾斜状に
    配置される上部優先樋と、 該上部優先樋に連通し且つ前記貯留タンクの底面で他端
    から前記玉揚送装置の入口に向けて傾斜状に配置される
    と共に、前記貯留部に貯留されたパチンコ玉が入り込ま
    ない下部優先樋と、から構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のパチンコ島台。
  3. 【請求項3】 複数のパチンコ機を並設すると共に該パ
    チンコ機で使用するパチンコ玉を循環的に利用するパチ
    ンコ島台において、 前記パチンコ機の下方位置に配されて該パチンコ機から
    排出される使用済のパチンコ玉をアウト玉箱を介してそ
    の貯留部に貯留する貯留タンクと、 該貯留タンクに貯留されるパチンコ玉を揚送して前記パ
    チンコ機に供給する玉揚送装置と、を備え、 前記貯留タンクには、前記アウト玉箱の下端よりやや下
    方のずれた位置に、該アウト玉箱から排出されたパチン
    コ玉が前記貯留部に貯留されて所定の高さ以上となった
    ときにアウト玉箱から排出される後続のパチンコ玉を前
    記貯留部に貯留することなく前記玉揚送装置に優先的に
    誘導する優先通路を設けたことを特徴とするパチンコ島
    台。
  4. 【請求項4】 前記貯留タンクには、 その底面に端部から前記玉揚送装置に向けて下り傾斜状
    に配置され且つ任意の箇所に貯留部に貯留されるパチン
    コ玉を取り込む取込口が形成された玉誘導路を設け、 前記アウト玉箱の下端を前記取込口のほぼ上方位置に対
    応させたことを特徴とする請求項3記載のパチンコ島
    台。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002248254A (ja) * 2001-02-23 2002-09-03 Takeya Co Ltd 貯留タンク
JP2008168005A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Sophia Co Ltd 島設備
JP2010104822A (ja) * 2010-02-15 2010-05-13 Takeya Co Ltd パチンコ島台

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