JP2003071104A - パチンコ島における玉の還元供給装置 - Google Patents

パチンコ島における玉の還元供給装置

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JP2003071104A
JP2003071104A JP2001269817A JP2001269817A JP2003071104A JP 2003071104 A JP2003071104 A JP 2003071104A JP 2001269817 A JP2001269817 A JP 2001269817A JP 2001269817 A JP2001269817 A JP 2001269817A JP 2003071104 A JP2003071104 A JP 2003071104A
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pachinko balls
gutter
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Toshiaki Takemoto
俊明 武本
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JURIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揚送装置により揚送されたパチンコ玉を、島の
長手方向の各パチンコ台に対して補給が中断することな
く分配することができるパチンコ島における玉の還元供
給装置にする。 【解決手段】複数のパチンコ台2,2…に跨がってその
上方に島の長手方向に沿って各パチンコ台2,2…へパ
チンコ玉を供給する補給樋30、ならびに大量のパチン
コ玉を貯留可能な貯留タンク20を設け、各パチンコ台
2,2…からのアウト玉Pを受けて揚送する揚送装置1
の排出口1Aに接続して副貯留タンク11を設け、副貯
留タンク11のパチンコ玉の貯留レベルが低い段階ま
で、パチンコ玉は第1の排出口12から補給樋30に移
行し、パチンコ玉の貯留レベルが高くなったとき第2の
排出口11Aから貯留タンク20に移行するようにし、
貯留タンク内20に移行したパチンコ玉は、補給樋30
に向かうようする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる島単位還
元補給方式などにおけるパチンコ島における玉の還元供
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数台のパチンコ台が並設されたパチン
コ島の端部または中間の適宜の位置において研摩装置
(揚送装置でもある)が設けられ、各パチンコ台からの
アウト玉を受けて前記揚送装置により研摩しながら揚送
して各パチンコ台へと還元補給する島単位還元補給方式
が近年汎用されている。
【0003】この理由は、パチンコ店側から玉を補給す
る通路または樋が不要となり、美観的にも、補給トラブ
ルの減少などのメンテナンスの観点からも好ましいため
である。
【0004】しかし、この島還元補給方式を実現させる
ためには、景品玉として島からパチンコ店側に持ち去ら
れる分の玉数を考慮して充分な数の玉を、島が保留して
おく必要がある。
【0005】このために、古くは特公昭62−2411
0号公報、特にその第2図に示されているように、各パ
チンコ台からのアウト玉を集玉樋を介して、揚送装置の
下部の近くに設けた中継タンクに一時貯留しておく必要
がある。
【0006】また、特公平6−32687号公報に記載
されている(特にその第2図)ように、必要により複数
の中継タンクを設けて、揚送装置に直接的に連結される
一方の中継タンクの残量が少なくなった場合には、これ
を電気的に検出して他方の補助中継タンクへと補給する
ことも行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
各公報記載の島下部での玉貯留方式では、台群の下方部
分の空間に限界があるために貯留玉数に制限がある。こ
れを補助中継タンクを設けることにより解消しようとす
る場合には、主中継タンクとの間で玉の移送の電気的な
コントロールが必要となり、その設備費が嵩むととも
に、トラブルの原因ともなる。
【0008】したがって、島下部での玉貯留方式を根本
的に見直して、充分な玉の貯留数を確保し、島単位還元
補給方式の利点を最大限に生かすことが望ましい。ま
た、これを達成する装置として、構造的に簡素で、安価
な設備であることが望ましい。
【0009】このために、本出願人は、特許第2782
045号の発明を提案した。
【0010】しかるに、揚送装置(研摩装置)により揚
送されたパチンコ玉を、島の長手方向の各パチンコ台に
対して補給が中断することなく分配することに改良の余
地があることが知見された。
【0011】したがって、本発明の課題は、揚送装置
(研摩装置)により揚送されたパチンコ玉を、島の長手
方向の各パチンコ台に対して補給が中断することなく分
配することができるパチンコ島における玉の還元供給装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は次記のとおりである。 <請求項1項記載の発明>複数台のパチンコ台が並設さ
れたパチンコ島の端部または中間の適宜の位置に、各パ
チンコ台からのアウト玉を受けて揚送する揚送装置を設
け、複数のパチンコ台に跨がってその上方に島の長手方
向に沿って各パチンコ台へパチンコ玉を供給する補給
樋、ならびに大量のパチンコ玉を貯留可能な貯留タンク
を設け、前記揚送装置の排出口に接続して副貯留タンク
を設け、この副貯留タンクに、前記補給樋に連なる第1
の排出口と、前記貯留タンクに連なる第2の排出口とを
設け、前記副貯留タンクのパチンコ玉の貯留レベルが低
い段階まで、パチンコ玉は前記第1の排出口から補給樋
に移行し、パチンコ玉の貯留レベルが高くなったとき前
記第2の排出口から貯留タンクに移行するように、前記
第1の排出口及び第2の排出口を設け、前記貯留タンク
内に移行したパチンコ玉は、前記補給樋に向かうように
したことを特徴とするパチンコ島における還元供給装
置。
【0013】(前提たる作用効果)特許第278204
5号公報に記載されているように、島下部での玉貯留方
式に代えて(または併用して)、島の上部で玉を貯留す
ることが有効である。
【0014】島の上部の幕板間は、従来、実質的に揚送
装置からの排出玉を補給するための補給樋と、この補給
樋に対して連結され、各パチンコ台に連なる蛇腹状の分
岐路とを設けているのみであり、空間的に充分余裕があ
る。
【0015】本発明に従って、複数のパチンコ台に跨が
ってその上方に島の長手方向に沿って大量のパチンコ玉
を貯留する貯留タンクを設け、この貯留タンクへ揚送装
置により揚送された玉を供給し、前記貯留タンクから対
応する各パチンコ台に補給することにより、パチンコ台
群の上方の大空間を利用して、島単位還元補給方式に必
要な充分な数の玉を貯留できる。
【0016】本発明の利点は、円滑な補給を保証するこ
とである。すなわち、島において、短時間に多くのパチ
ンコ台から景品玉として排出されると、下部の中継タン
クから玉を受けて揚送装置により揚送して補給する際
に、揚送装置の揚送能力の限界との関係で、補給が追い
つかないことがあるが、本発明によれば、パチンコ台と
貯留タンクが短い距離で連結されているので、揚送装置
の揚送を待つことなしに、貯留タンク内の玉をそのまま
パチンコ台に補給できる。
【0017】また、貯留タンクは、1台のパチンコ台に
対して設けられているのではなく、複数のパチンコ台に
共通して設けられているので、あるパチンコ台の出玉が
多くなったとしても、貯留タンクの貯留玉数は多いため
に、補給が間に合わないことはなくなる。
【0018】本発明では、各パチンコ台に対して必要な
数の玉は上部貯留タンクにより貯留されているので、そ
れ以上の玉の揚送は必要ではない。したがって、下部に
少量のアウト玉を貯留する下部貯留タンクを設ければ、
上部貯留タンクの残量が少なくなった場合にのみ、揚送
装置を運転して揚送し、他の場合には、運転しなくても
よい。その結果、揚送装置の運転費用を削減できるとと
もに、特に揚送装置(研摩装置)の運転による騒音から
解放される。また、下部貯留タンクを設けない場合に
も、揚送装置にはアウト玉のみが供給されるので、揚送
玉数は少なく、したがって、従来のオーバーフロー方式
に比較して、騒音が小さくなる利点がある。
【0019】このように、本発明では、島のパチンコ台
の下方に実質的に玉の貯留手段を設けない構成とすると
しても、島還元補給方式を構成できる。しかし、前述の
とおり、たとえば揚送装置を間欠的に運転する目的をも
って、必要ならば、下部貯留タンクを設けることもでき
る。この場合における下部貯留タンクとしては、上部貯
留タンクより少ない数のもので充分である。
【0020】さらに、本発明では、揚送装置の排出口と
貯留タンクとの間に副貯留タンクを設け、揚送装置から
排出されたパチンコ玉を副貯留タンクを介して貯留タン
クへ供給し、島単位還元補給に必要な玉数を、実質的に
貯留タンクと副貯留タンクとで負担させるようにする
と、副貯留タンクは、貯留タンクのオーバーフローおよ
び残量の過少を防止するためのバッファーとなり、円滑
な補給を保障する。
【0021】(特有の作用効果)しかるに、いかなる状
態においても、補給樋には、パチンコ玉が存在している
ことがパチンコ台への円滑な補給を約束する上で望まし
い。しかるに、本発明においては、揚送装置の排出口に
接続して副貯留タンクを設ける場合において、この副貯
留タンクに、補給樋に連なる第1の排出口と、前記貯留
タンクに連なる第2の排出口とを設け、前記副貯留タン
クのパチンコ玉の貯留レベルが低い段階まで、パチンコ
玉は前記第1の排出口から補給樋に移行し、パチンコ玉
の貯留レベルが高くなったとき前記第2の排出口から貯
留タンクに移行するように、前記第1の排出口及び第2
の排出口を設けたので、副貯留タンク内におけるパチン
コ玉の貯留レベルが低くとも、最低限、補給樋にはパチ
ンコ玉が存在するようになるので、パチンコ台への円滑
な補給を行うことができる。
【0022】逆に、副貯留タンク内のパチンコ玉を常に
貯留タンク内を通した後に、補給樋に導くようにする
と、貯留タンク内から補給樋への経路において詰まりな
どのトラブルが生じた場合には円滑な補給を行うことが
できない可能性があるが、本発明によればその問題を解
消できる。
【0023】補給樋への供給には充分な状態であり、副
貯留タンク内に貯留段階にある場合には、パチンコ玉
は、貯留タンク内に移行し補給樋に向かうようにした。
したがって、補給樋内のパチンコ玉数の急速な減少に対
しても、迅速に島全体においてパチンコ玉の補給樋内へ
の補給が可能である。
【0024】<請求項2項記載の発明>副貯留タンクの
下方に、第1の排出口を形成しパチンコ玉の自然流動に
より補給樋に連ね、副貯留タンクの上方に、第2の排出
口を形成しパチンコ玉の自然流動により貯留タンクに連
ねた請求項1記載のパチンコ島における還元供給装置。
【0025】(作用効果)第1の排出口と補給樋との連
結、第2の排出口と貯留タンクとの連結は、たとえばモ
ータ類及び流路による強制的なものであることが可能で
あるが、新たなトラブルの原因ともなるが、単純に、副
貯留タンクの下方に、第1の排出口を形成しパチンコ玉
の自然流動により補給樋に連ね、副貯留タンクの上方
に、第2の排出口を形成しパチンコ玉の自然流動により
貯留タンクに連ねることにより、パチンコ玉の円滑な補
給形態となる。
【0026】<請求項3項記載の発明>副貯留タンクの
下方に、第1の排出口を形成しパチンコ玉の自然流動に
より補給樋に連ね、副貯留タンクの上方に、第2の排出
口を形成しパチンコ玉の自然流動により貯留タンクに連
ね、貯留タンクにおけるパチンコ玉の堆積レベルが前記
第2の排出口まで達し流出しなくなった後は、前記副貯
留タンク内にパチンコ玉の貯留が図られるように構成し
た請求項1記載のパチンコ島における還元供給装置。
【0027】(作用効果)貯留タンクにパチンコ玉が堆
積し、その堆積レベルがある段階になると、第2の排出
口まで達する。したがって、第2の排出口からそれ以上
パチンコ玉が流出しなくなった後は、副貯留タンク内に
パチンコ玉の貯留が図られるように構成することによ
り、単純ながら確実な副貯留タンク内への貯留を図るこ
とができる。
【0028】<請求項4項記載の発明>複数台のパチン
コ台が背中合わせに並設されたパチンコ島の端部または
中間の適宜の位置に、各パチンコ台からのアウト玉を受
けて揚送する揚送装置を設け、複数のパチンコ台に跨が
ってその上方に島の長手方向に沿って各パチンコ台へパ
チンコ玉を供給する補給樋、ならびに大量のパチンコ玉
を貯留可能な貯留タンクを設け、前記補給樋は、背中合
わせの各パチンコ台列方向に沿う樋受面有し、この樋受
面上のパチンコ玉が対応する台列の各パチンコ台に導か
れる構成とされ、前記補給樋の上方に貯留タンクを設
け、その貯留タンクの下面に長手方向に間隔をおいて形
成した流下孔の下方に前記樋受面を臨ませ、前記貯留タ
ンクの下面から下方において、前記流下孔の左右位置
に、幅方向間隔が25mm〜200mmでかつ前記流下
孔の下端が前記樋受面と11mmを超え25mmまで離
間間隔をもって延びる延在部を有し、前記揚送装置に揚
送され前記貯留タンクに導かれその流下孔から流下した
パチンコ玉は、樋受面上を前記各離間間隔部を通って対
応する台列の各パチンコ台に導かれる構成とされている
ことを特徴とするパチンコ島における還元供給装置。
【0029】(作用効果)先行特許の例では、貯留タン
クから補給樋上に移行したパチンコ玉は、樋受面からパ
チンコ台に速やかに流れることを想定したものである。
しかしながら、貯留タンク内から補給樋へ補給する段階
において、補給樋内のパチンコ玉数の急速な減少があっ
た場合には、先行特許の例では、その減少に追いつかな
い場合も想定される。そこで、ある数のパチンコ玉は、
樋受面上にも残存させておき、その残存により貯留して
おくことで、パチンコ玉の迅速な補給が可能である。
【0030】この状態が得られるためには、貯留タンク
の下面から下方において、流下孔の左右位置に、幅方向
間隔が25mm〜200mmでかつ流下孔の下端が樋受
面と11mmを超え25mmまで離間間隔をもって延び
る延在部を形成しておくことが好適な条件であることが
知見された。
【0031】<請求項5項記載の発明>複数台のパチン
コ台が背中合わせに並設されたパチンコ島の端部または
中間の適宜の位置に、各パチンコ台からのアウト玉を受
けて揚送する揚送装置を設け、複数のパチンコ台に跨が
ってその上方に島の長手方向に沿って;各パチンコ台へ
パチンコ玉を供給する補給樋を設け、この補給樋の上方
にあって大量のパチンコ玉を貯留可能であり下面に長手
方向に間隔をおいて流下孔が形成された貯留タンクを設
け、さらにその貯留タンク内の底面より上方に、多数の
パチンコ玉透過孔が形成された案内板を島の端部側に向
かって下り勾配をもって配置し、前記補給樋は、背中合
わせの各パチンコ台列方向に沿う前記流下孔に臨む樋受
面有し、この樋受面上のパチンコ玉が対応する台列の各
パチンコ台に導かれる構成とされ、前記揚送装置に揚送
され前記案内板上に移行したパチンコ玉は、案内板の上
面を流れパチンコ玉透過孔を透過して前記貯留タンク内
に導かれ、その流下孔から流下したパチンコ玉は、樋受
面上を前記各離間間隔部を通って対応する台列の各パチ
ンコ台に導かれる構成とされたことを特徴とするパチン
コ島における還元供給装置。
【0032】(作用効果)貯留タンク内の底面より上方
に、多数のパチンコ玉透過孔が形成された案内板を島の
端部側に向かって下り勾配をもって配置することによ
り、パチンコ玉を(島の)長手方向に全体にほぼ均等に
分配できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1及びその一部を表した図
2は本発明の概要を示したもので、遊技場内のパチンコ
島の中央に揚送(研摩)装置1が立設されており、この
揚送装置1の両側には複数台、たとえば各側10台程度
のパチンコ台2が設けられている(図面上には、台数を
減らした状態で図示されている。また、背面側のパチン
コ台列についても図示されていない。)。
【0034】揚送装置1としては、研摩しながら揚送す
る機能を有するもので、公知の研摩ビーズを用いる方
式、研摩布を用いる方式のほか、特許2789179号
などの方式を適宜選択できる。また、研磨装置がパチン
コ店の他の個所に配設されている場合には、図示の揚送
装置は研摩機能を有せず揚送機能のみを有するものでも
よい。
【0035】一方、各パチンコ台からのアウト(パチン
コ)玉P,P…は、集合樋3により下部貯留タンクを介
することなく揚送装置1の入口に直接導かれる。しか
し、図示のとおり、必要により、下部貯留タンク10を
設けることもできる。いわゆるジェットカウンター4に
よる精算玉は、集合樋3を介して又は専用の延長樋5に
より受け入れ可能である。
【0036】かかる集合されたアウト玉P,P…は揚送
装置1によりその上部に揚送され、この揚送過程におい
て研摩が行われる。揚送装置1の上部の排出口1Aから
たとえば8列で排出されたパチンコ玉は、一部が排出口
1Aの両側部(図7参照)から副貯留タンク11内に落
ちる他は、下端が島の長手方向に向かって2つに分岐し
て開口した誘導ダクト13を通して副貯留タンク11内
に投入される。パチンコ玉の一部が排出口1Aの両側部
から落ちると、全てが誘導ダクト13を通して副貯留タ
ンク11内に投入されるよりもパチンコ玉の流動性が増
すことが知見されている。
【0037】副貯留タンク11は、パチンコ玉をたとえ
ば10〜30万個程度を一時貯留可能なものであり、こ
の副貯留タンク11の島の長手方向両側には、補給樋3
0に連なる第1の排出口12と主貯留タンク20に連な
る第2の排出口11Aとが設けられている。この第2の
排出口11Aは、図7にも示すように、副貯留タンク1
1内に配置された上方が開口した溝形の樋14の両端と
連なっている。溝形の樋14は、中央部からその両端に
連なる第2の排出口11A,11Aに向かってそれぞれ
下り勾配となっている。
【0038】副貯留タンク11は、図13に示すよう
に、受け渡し樋6,6を通して他の島の副貯留タンク1
1とパチンコ玉の出入りがなされる態様となっている。
具体的には、図14及び図15に示すように、受け渡し
樋6に連なるパチンコ玉を他の島の副貯留タンク11へ
移行するための第3の排出口6Aと、受け渡し樋6に連
なるパチンコ玉を他の島の副貯留タンク11から受け取
るための流入口6Bとが、副貯留タンク11の他の島に
臨む2つの面それぞれに形成されている。また、第3の
排出口6Aは流入口6Bより高い位置に形成されており
受け渡し樋6が傾斜した形態となっているので、パチン
コ玉の出入りは自然流動によりなされる。さらに、排出
口6Aの下縁は、副貯留タンク11内に配置された板状
の渡り用誘導15と連なっている。なお、図14におい
ては、第3の排出口6Aと流入口6Bとが島の長手方向
に関して同じ位置に形成されている場合を示している
が、受け渡し樋6,6どうしの接触をさせるため、適
宜、第3の排出口6A又は流入口6Bの位置をずらすこ
とができる。
【0039】副貯留タンク11内のパチンコ玉は、その
貯留レベルが低い段階では、図3に示すように、第1の
排出口12から補給樋30に移行する。その後、貯留レ
ベルが高くなり、誘導ダクト13の下端開口部13A,
13Aがパチンコ玉で埋まると、図4に示すように、誘
導ダクト13内にパチンコ玉がたまり、誘導ダクト13
内がパチンコ玉で埋まると、揚送装置1からのパチンコ
玉のほとんどが排出口1Aの両側部から渡り誘導15上
に落ち(図14及び図15参照)、第3の排出口6A,
6A及び受け渡し樋6,6を通って、他の島の副貯留タ
ンク11,11に設けられた流入口6B,6Bから他の
島の副貯留タンク11,11内に移行する。その後、他
の島の副貯留タンク11内の貯留レベルが高くなって流
入口6Bがパチンコ玉で埋まり、受け渡し樋6内がパチ
ンコ玉で埋まると、渡り誘導15上のパチンコ玉は副貯
留タンク11内に落ち、あるいは図5に示すように、溝
形の樋14上に落ちて第2の排出口11Aから貯留タン
ク20に移行する。
【0040】他の島の副貯留タンク11内の貯留レベル
が高くなった場合、他の島の副貯留タンク11内のパチ
ンコ玉が第3の排出口6A及び受け渡し樋6を通して流
入口6Bから投入される。これにより、他の島との間で
パチンコ玉量のバランスが保たれることになる。
【0041】誘導ダクト13の下端開口部13A,13
Aの位置を溝形の樋14よりも上方とすれば、他の島へ
のパチンコ玉の移行に先立って自らの島の貯留タンク2
0にパチンコ玉を移行させることができる。主貯留タン
ク20内へのパチンコ玉の移行が遅くなると、今度は、
図6に示すように、副貯留タンク11内上方にパチンコ
玉が貯留される。
【0042】主貯留タンク20は、たとえば最大30万
〜60万個程度貯留可能なものであり、図8〜図10に
示す、長手方向に連結される上方の開口した溝形のタン
ク本体21を主な構成要素とする。各タンク本体21の
下面には、その長手方向両端部に長方形の流下孔21
A,21Aが形成されており、この流下孔21A,21
Aからタンク本体21内のパチンコ玉が、その下方にか
つ島の複数のパチンコ台2,2…に跨がってその上方に
島の長手方向に沿って設けられた補給樋30内に移行す
る。
【0043】連結されたタンク本体21,21…は、そ
の長手方向両端がカバー材22,22で塞がれ、またそ
の上面にはパチンコ玉の重みによる幅方向への広がりを
防止するための補強材24,24…が取り付けられてい
る。さらに、タンク本体21の底面より上方には、図1
1に示す、多数のパチンコ玉透過孔40A,40A…が
形成された案内板40が島の端部側に向かって下り勾配
をもって配置されている。第2の排出口11Aからのパ
チンコ玉は、その一部は案内板40上を転がって島の端
部へ向かい、他の一部はパチンコ玉透過孔40Aを通っ
てタンク本体21内に落ち、さらに他の一部は案内板4
0の両側部からタンク本体21内に落ちる。したがっ
て、タンク本体21内に長手方向及び幅方向に分散して
パチンコ玉が貯留されていく。島の端部に貯留されたパ
チンコ玉は、図1に示すように、連絡ダクト41を通し
て集合樋3に移行させることもできる。
【0044】流下孔21Aの上方には、それぞれ四隅に
形成された脚23A,23A…がタンク本体21の底面
に差し込まれる形態の集積防止材23が取り付けられ、
流下孔21Aへのパチンコ玉の過数の集まりを防止し、
流下孔21Aから円滑にパチンコ玉が流出落下するよう
にしている。
【0045】図12に示すように、流下孔21A,21
A…を通って落下したパチンコ玉は、取り付けベース板
Bと一体形成された補給樋30内に設けられた樋受面3
0A上に落下する。樋受面30Aは、パチンコ玉を背中
合わせのパチンコ台列に振り分けるためのものであり、
中央が高いほぼ円弧状の上面を有し、その両側には、各
パチンコ台2,2…に対応した位置にシュート31,3
2が設けられている。
【0046】タンク本体21の下面から下方において、
流下孔21Aの左右位置に、幅方向間隔が25mm〜2
00mmでかつ下端が樋受面30Aと11mmを超え2
5mmまで離間間隔をもって延びる延在部25,25
(図8及び図10参照)が形成されている。
【0047】また、延在部25,25の左右位置には、
玉もれを防ぐための減圧板51,51がタンク本体21
の下面から下方に設けられている。
【0048】図1に示すように、副貯留タンク11の排
出口11Aのレベルを設定することで主貯留タンク20
の貯留レベルを設定し、主貯留タンク20のオーバーフ
ローを防止する。排出口11Aのレベルを主貯留タンク
20の上端レベルより高くする場合や、貯留レベルを排
出口11Aのレベルより低くしたい場合には、排出口1
1Aに開閉シャッターなどの供給制御手段を設ける。こ
の場合、主貯留タンク20の貯留レベルを制御するため
に、主貯留タンク20の高さ方向に上下限レベルセンサ
ーを設けて、下限レベルとなった場合には、開閉シャッ
ターを開け、上限レベルとなった場合には、開閉シャッ
ターを閉じる制御を行うことができる。主貯留タンク2
0の高さ方向に上下限レベルセンサーを設けることは、
揚送装置1の間欠的な運転を可能とする。すなわち、下
限レベルから上限レベルに達する期間のみは揚送装置1
を運転し、その後、上限レベルから下限レベルに達する
までの期間は揚送装置1の運転を休止して、騒音の発生
を極力防止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、揚送装
置(研摩装置)により揚送されたパチンコ玉を、島の長
手方向の各パチンコ台に対して補給が中断することなく
分配することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ島における玉の還元供給装置を概要的
に示す正面図である。
【図2】図1の一部拡大図である(パチンコ玉の貯留な
しの段階)。
【図3】図1の一部拡大図である(パチンコ玉が補給樋
に移行している段階)。
【図4】図1の一部拡大図である(パチンコ玉が他の島
へ送られている段階)。
【図5】図1の一部拡大図である(パチンコ玉が主貯留
タンクに移行している段階)。
【図6】図1の一部拡大図である(パチンコ玉が副貯留
タンクに貯留されている段階)。
【図7】副貯留タンクにおけるパチンコ玉の流れを示す
一部破断斜視図である。
【図8】主貯留タンクの斜視図である。
【図9】タンク本体及び集積防止材の斜視図である。
【図10】主貯留タンクの断面図である。
【図11】案内板の斜視図である。
【図12】主貯留タンクから補給樋へのパチンコ玉の流
れを示す断面図である。
【図13】パチンコ島間のパチンコ玉の流れを説明する
ための図である。
【図14】副貯留タンクにおけるパチンコ玉の流れを示
す縦断面模式図である。
【図15】副貯留タンクにおけるパチンコ玉の流れを示
す横断面模式図である。
【符号の説明】
1…揚送(研摩)装置、1A…排出口、2…パチンコ
台、3…集合樋、4…ジェットカウンター、5…延長
樋、6…受け渡し樋、6A…第3の排出口、6B…流入
口、10…下部貯留タンク、11…副貯留タンク、11
A…第2の排出口、12…第1の排出口、13…誘導ダ
クト、13A…下端開口部、14…溝形の樋、15…渡
り用誘導、20…貯留タンク、21…タンク本体、21
A…流下孔、22…カバー材、23…集積防止材、23
A…脚、24…補強材、25…延在部、30…補給樋、
30A…樋受面、31,32…シュート、40…案内
板、40A…パチンコ玉透過孔、41…連絡ダクト、5
1…減圧板、B…取り付けベース板、P…アウト(パチ
ンコ)玉。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台のパチンコ台が並設されたパチンコ
    島の端部または中間の適宜の位置に、各パチンコ台から
    のアウト玉を受けて揚送する揚送装置を設け、複数のパ
    チンコ台に跨がってその上方に島の長手方向に沿って各
    パチンコ台へパチンコ玉を供給する補給樋、ならびに大
    量のパチンコ玉を貯留可能な貯留タンクを設け、 前記揚送装置の排出口に接続して副貯留タンクを設け、
    この副貯留タンクに、前記補給樋に連なる第1の排出口
    と、前記貯留タンクに連なる第2の排出口とを設け、 前記副貯留タンクのパチンコ玉の貯留レベルが低い段階
    まで、パチンコ玉は前記第1の排出口から補給樋に移行
    し、パチンコ玉の貯留レベルが高くなったとき前記第2
    の排出口から貯留タンクに移行するように、前記第1の
    排出口及び第2の排出口を設け、 前記貯留タンク内に移行したパチンコ玉は、前記補給樋
    に向かうようにしたことを特徴とするパチンコ島におけ
    る還元供給装置。
  2. 【請求項2】副貯留タンクの下方に、第1の排出口を形
    成しパチンコ玉の自然流動により補給樋に連ね、副貯留
    タンクの上方に、第2の排出口を形成しパチンコ玉の自
    然流動により貯留タンクに連ねた請求項1記載のパチン
    コ島における還元供給装置。
  3. 【請求項3】副貯留タンクの下方に、第1の排出口を形
    成しパチンコ玉の自然流動により補給樋に連ね、副貯留
    タンクの上方に、第2の排出口を形成しパチンコ玉の自
    然流動により貯留タンクに連ね、貯留タンクにおけるパ
    チンコ玉の堆積レベルが前記第2の排出口まで達し流出
    しなくなった後は、前記副貯留タンク内にパチンコ玉の
    貯留が図られるように構成した請求項1記載のパチンコ
    島における還元供給装置。
  4. 【請求項4】複数台のパチンコ台が背中合わせに並設さ
    れたパチンコ島の端部または中間の適宜の位置に、各パ
    チンコ台からのアウト玉を受けて揚送する揚送装置を設
    け、複数のパチンコ台に跨がってその上方に島の長手方
    向に沿って各パチンコ台へパチンコ玉を供給する補給
    樋、ならびに大量のパチンコ玉を貯留可能な貯留タンク
    を設け、 前記補給樋は、背中合わせの各パチンコ台列方向に沿う
    樋受面有し、この樋受面上のパチンコ玉が対応する台列
    の各パチンコ台に導かれる構成とされ、 前記補給樋の上方に貯留タンクを設け、その貯留タンク
    の下面に長手方向に間隔をおいて形成した流下孔の下方
    に前記樋受面を臨ませ、 前記貯留タンクの下面から下方において、前記流下孔の
    左右位置に、幅方向間隔が25mm〜200mmでかつ
    前記流下孔の下端が前記樋受面と11mmを超え25m
    mまで離間間隔をもって延びる延在部を有し、 前記揚送装置に揚送され前記貯留タンクに導かれその流
    下孔から流下したパチンコ玉は、樋受面上を前記各離間
    間隔部を通って対応する台列の各パチンコ台に導かれる
    構成とされていることを特徴とするパチンコ島における
    還元供給装置。
  5. 【請求項5】複数台のパチンコ台が背中合わせに並設さ
    れたパチンコ島の端部または中間の適宜の位置に、各パ
    チンコ台からのアウト玉を受けて揚送する揚送装置を設
    け、 複数のパチンコ台に跨がってその上方に島の長手方向に
    沿って;各パチンコ台へパチンコ玉を供給する補給樋を
    設け、この補給樋の上方にあって大量のパチンコ玉を貯
    留可能であり下面に長手方向に間隔をおいて流下孔が形
    成された貯留タンクを設け、さらにその貯留タンク内の
    底面より上方に、多数のパチンコ玉透過孔が形成された
    案内板を島の端部側に向かって下り勾配をもって配置
    し、 前記補給樋は、背中合わせの各パチンコ台列方向に沿う
    前記流下孔に臨む樋受面有し、この樋受面上のパチンコ
    玉が対応する台列の各パチンコ台に導かれる構成とさ
    れ、 前記揚送装置に揚送され前記案内板上に移行したパチン
    コ玉は、案内板の上面を流れパチンコ玉透過孔を透過し
    て前記貯留タンク内に導かれ、その流下孔から流下した
    パチンコ玉は、樋受面上を前記各離間間隔部を通って対
    応する台列の各パチンコ台に導かれる構成とされたこと
    を特徴とするパチンコ島における還元供給装置。
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Cited By (7)

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