JP4518522B2 - パチンコ玉の合流の経路構造 - Google Patents

パチンコ玉の合流の経路構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、上部玉タンクからあふれたいわゆるオーバーフロー玉と、他の遊技島から上部玉タンクへ回収された回収玉とが合流するパチンコ玉の合流の経路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自身の遊技島内にてオーバーフローしたパチンコ玉は、他の遊技島からの補給・回収されたパチンコ玉と、それぞれ別々の経路を利用して研磨機の上部に設けられている上部玉タンク(島上タンク)から遊技島下部に設けられた貯蔵タンクに案内され貯留されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
自身の遊技島から他の遊技島へパチンコ玉を移動させるとき、他の遊技島にて研磨機の異常停止やパチンコ玉経路における玉詰まり・玉噛み等のトラブルが発生した場合、他の遊技島内で玉通路が閉鎖されてしまい、その遊技島への玉移動を行うことができないことがある。
このような場合、従来例では、特に、補給・回収玉とオーバーフロー玉とを別々の経路で遊技島内を循環させ、それぞれのパチンコ玉をお互いに干渉させることなく遊技島内に貯留するものにあっては、他の遊技島に玉を移動させることができないため、自身の遊技島内では補給・回収玉を受け入れ、またオーバーフロー玉は遊技島内で循環し、時間の経過と共にそれぞれのパチンコ玉が次々と貯留されて遊技島の貯留能力を超えて溢れてしまう。そして遊技島の上部玉タンクには、パチンコ玉を研磨する研磨材とパチンコ玉とを分離する分離装置(分離タンク)が設けられており、通常では分離装置内でパチンコ玉が渋滞しないようにパチンコ玉を流下させつつ研磨材を落下させている。ところが、遊技島内にてパチンコ玉の貯留能力を超えてしまうと、パチンコ玉が分離装置に混入し、スムーズに流れず渋滞してしまい、パチンコ玉と研磨材との分離機能を果たすことができず、研磨材が落下できず遊技島内を流れ補給装置に混入してしまい、その結果として、遊技者への賞球が正常に行われず、遊技者に不測の損害を与えてしまうという問題が生じてしまう。
この発明の目的は、遊技島上部でのパチンコ玉の渋滞を防止して、分離装置への悪影響をなくすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、他の遊技島からきた回収玉の経路と上部玉タンクから溢れた玉(オーバーフロー玉)の経路を途中からボックスで合流させて一つの経路とし、遊技島下部へ案内する経路構造であり、上記ボックスでは自身の遊技島の余り玉であるオーバーフロー玉が他の遊技島の余り玉である回収玉より優先的に流れるようにして、自身の遊技島には他の遊技島の動作の影響が及ぶことを抑制するものである。
この発明では、遊技島に設けてある上部玉タンクからあふれたパチンコ玉が通るオーバーフロー経路と、このオーバーフロー経路に連通しているオーバーフロータンクと、上記遊技島とは別の他の遊技島から上記上部玉タンクへ回収されたパチンコ玉が通る回収経路と、上記オーバーフロータンクが連通している連絡口を側壁に設け、上記回収経路が連通している連絡口を他方の側壁に設けているボックスと、このボックスの底部に設けてある連絡口に連通している回収・オーバーフロー経路とを具備する合流の経路構造である。上記上部玉タンクには、パチンコ玉とこのパチンコ玉を研磨する研磨材とを分離する分離装置を経て研磨されたパチンコ玉が流入可能であり、上記オーバーフロータンクを介して上記オーバーフロー経路に通じる連絡口となる開口は上記回収経路に通じる連絡口となる開口より上方に配置されており、上記オーバーフロー経路に通じる連絡口となる開口と、上記回収経路に通じる連絡口となる開口とは、その向きが互いに交差しており、上記オーバーフロータンクの内底面は、上記オーバーフロー経路に通じる連絡口に向かって下り勾配の傾斜面を有しており、上記回収・オーバーフロー経路は、オーバーフローのパチンコ玉及び回収された上記パチンコ玉のそれぞれの通路となる。
【0005】
【発明の実施の形態】
まず、この発明に係るパチンコ玉の合流の経路構造を説明する前に、本経路構造を備えている図1及び図2に示すパチンコ玉の補給・回収装置について説明する。この補給・回収装置は、メインタンク1、遊技島群2、パチンコ玉の補給ライン3及び回収ライン4と、パチンコ玉の回収タンク5及び貯留タンク6とを具備している。
【0006】
メインタンク1と遊技島群2とは、パチンコホール(パチンコ遊技場)内に互いに隣接して設けられている。メインタンク1は、遊技島群2へ補給するためのパチンコ玉を貯留しており、また遊技島群から回収したパチンコ玉を受け入れるものである。
遊技島群2は、所定間隔を置いて配置してある複数の遊技島7からなり、図1の例では左側から右側に向けて順次配置してある第1島7A1、第2島7A2、第3島7A3及び第4島7A4の各遊技島から構成されている。もちろん、遊技島7の数はこの例に限られない。
なお、符号「7」及び「7A1〜7A4」に関して、説明上、遊技島を具体的に特定する場合には符号「7A1〜7A4」を使用し、特定しない場合には「7」を使用する。
全遊技島7は1本の補給ライン3により接続されている。補給ライン3について、具体的には、隣接している各遊技島7間は、遊技島の中央上部に設けられている上部玉タンク16を介して補給ライン3A1,3A2,3A3によってそれぞれ接続されている。図1左端に位置している遊技島7A1に接続されている補給ライン3A1は最終的にメインタンク1に通じている。補給ライン3A1は第1島7A1の上部玉タンク16A1と、第2島7A2の上部玉タンク16A2との間を接続し、そして補給ライン3A2は第2島7A2の上部玉タンク16A2と、第3島7A3の上部玉タンク16A3との間を接続し、また補給ライン3A3は、第3島7A3の上部玉タンク16A3と、第4島7A4の上部玉タンク16A4との間を接続している。
また各遊技島7から回収されるパチンコ玉は回収ライン4によって、メインタンク1に回収可能である。回収ライン4は、図1の例では、回収のパチンコ玉を第4島7A4から第3島7A3へ回収するための回収ライン4A1と、第3島7A3から第2島7A2及び第1島7A1を貫通して直接メインタンク1へ回収するための回収ライン4A2と、第2島7A2から第1島7A1を貫通して直接メインタンクへ回収するための回収ライン4A3と、第1島7A1からメインタンクへ回収するための回収ライン4A4とからなる。回収ライン4A1は第4島7A4の上部玉タンク16A4と、第3島7A3の上部玉タンク16A3との間を接続し、そして回収ライン4A2は第3島7A3の上部玉タンク16A3から第2島7A2の上部玉タンク16A2及び第1島7A1の上部玉タンク16A1を貫通してメインタンク1へ案内され、また回収ライン4A3は、第2島7A2の上部玉タンク16A2から第1島7A1の上部玉タンク16A1を貫通してメインタンク1へ案内されている。回収ライン4A4は、第1島7A1の上部玉タンク16A1からメインタンク1へ伸びている。
遊技島群2は、回収タンク5と貯留タンク6の双方を備えている遊技島7(図1の例では第2島7A2と第4島7A4)と、貯留タンクのみを備えている遊技島(図示の例では第3島7A3)と、貯留タンクと回収タンクの双方を備えていない遊技島(図示の例では第1島7A1)とを有している。第2島7A2と第4島7A4とにはパチンコ玉計数機9が接続されている。
【0007】
ここで、各遊技島7の具体的構成を説明する。
まず、第2島7A2について説明する。
図3に示す第2島7A2において、基台10上には支持フレームを介して互いに背中合わせに対向しているパチンコ機11を取り付けている。基台10内には図3右側に回収タンク5を同図左側に貯留タンク6とを研磨機8を挾んで配置してある。
回収タンク5の内底面は遊技島1の長手方向(図3左右方向)の端部から中央に向かって傾斜面となっている。回収タンク5内には遊技島7A2の中央に向けて傾斜状態に設けられているV字状の集合樋12が配置されており、この集合樋は遊技島7A2の一端部に設けてあるパチンコ玉計数機9からのパチンコ玉を回収タンク5に案内可能である。パチンコ機11から排出されたパチンコ玉及びパチンコ玉計数機9からのパチンコ玉は回収タンク5に貯留されて、この回収タンク内のパチンコ玉はミニリフト13により徐々に遊技島7A2の中央の集積部14に集まる。またこの集積部を挾んで回収タンク5とは反対側の貯留タンク6が配置されている基台10内にも集積部に向けて下り勾配の集合樋15を設けてあり、パチンコ機11から排出されたパチンコ玉が集合樋15を流下して集積部へ集まる。集められたパチンコ玉は、集積部14から研磨機8の揚送手段によって研磨されながら上方に揚送され、研磨機の上部に設けられている上部玉タンク16A2に搬送される。
上部玉タンク16A2は、図3乃至図5に示すように一側(図4右側)にスモールタンク17を、他側にマジックタンクを備えており、このマジックタンクは第1マジックタンク18と第2マジックタンク19とを有している。スモールタンク17は、底部17aが中央から左右両側に下り勾配となっており、先端側の開口部17bが補給樋20,20と接続されている。上部玉タンク16A2内上部において、スモールタンク17の上部一端に研磨機8の排出口から研磨されたパチンコ玉が分離装置である分離タンク30を経て流入する流入口17cを設けてある。分離タンク30は、研磨材とパチンコ玉とを分別するためのものである。上部玉タンク16A2内の上部には、流入口17cから入ったパチンコ玉を案内するための案内部21a,21b,21c,21dを設けてある。第1マジックタンク18と第2マジックタンク19とは仕切り板22aを挾んで隣接し、スモールタンク17と第2マジックタンク19とは仕切り板22bを挾んで隣接している。またスモールタンク17と第1,第2マジックタンク18,19の上部とは仕切り板を兼用している案内部21dと仕切り板22cにより仕切られている。また上部玉タンク16A2の前方(図4紙面側)の側壁には、補給ライン用の受取口23a、回収ラインの開口24e、回収ラインの開口24c、回収ライン用の渡し口24aをそれぞれ開けてある。また後方(図4紙面に垂直方向側)の側壁には、点線で示すように回収ライン用の受取口24d、回収ラインの受取口24b、補給ライン用の渡し口23bをそれぞれ開けてある。
第1マジックタンク18は、隣接する第1島7A1からの補給ライン3A1を通じて誘導されてくるパチンコ玉を受入れるための空間である。このため第1マジックタンク18の側壁に開けてある受取り口23aには補給ライン3A1が接続されている。またスモールタンク17において、パチンコ玉を隣接する第3島7A3へ補給するための補給ライン3A3の一端が渡し口23bに接続されている。
またスモールタンク17において、回収されたパチンコ玉を隣接する遊技島へ渡すための回収ライン4A3の一端が渡し口24aに接続されている。この例では、回収ライン4A3の他端はメインタンク1に直接接続され、第1島7A1を通過している。第2マジックタンク19は、本来隣接する第3島7A3からの回収ラインを通じて回収されてくるパチンコ玉を受入れるための空間として機能するべきものであるが、第2島7A2自体に回収タンク5を持ち、遊技島内に不足していた場合には、この回収タンクのパチンコ玉を利用するために、開口24cと回収ラインの受取口24bには回収ライン4が貫通している。
なお、回収ライン用の受取口24d及び開口24eは、本例では使用する必要がないので、プレート(図示せず。)などで閉じられている。
研磨されたパチンコ玉は上部玉タンク16A2の流入口17cから案内部21a〜21dによって第1,第2マジックタンク18,19の上部へ導かれ折り返されてスモールタンク17へ落下し、底部17aから補給樋20を流れ、各パチンコ機11毎に設けられた補給シュート(図示せず。)を経由して、それぞれのパチンコ機の景品玉タンクへと送られる。パチンコ玉は、上部玉タンク16A2から優先的に補給樋20に流れるようになっている。そしてパチンコ玉が補給樋20に十分補給され、パチンコ玉が上部玉タンク16A2から溢れたときに、渡し口23bから補給ライン3A3へ流れ、この流れが制御手段により制御されると、渡し口24aから回収ライン4A3に流れ込む。もし、回収ライン4A3による回収が不可能となった場合には、パチンコ玉は開口17dからオーバーフロー管25へ流れて、最終的には回収タンク5へ回収される。
オーバーフロー管25は、図4及び図5に示すようにスモールタンク17の側部に垂直に取付けられており、その下部はスモールタンクの底部17aの下方に形成されているオーバーフロータンク26に連絡口25aを介して連なっている。オーバーフロー管25は図4左右両側壁に開口26a,26bが開けられており、一方の開口26bがジャンクションボックス29と連通し、このジャンクションボックスには回収タンク5に通じている回収樋27(図3)の一端が接続されている。他方の開口26aはプレート(図示せず)などで閉じられている。
また第2島7A2内でパチンコ玉の供給が不足した場合には、第1島7A1から補給ライン3A1を通じて上部玉タンク16A2の受取口23aから第1マジックタンク18へ補給されて、補給経路28を介して貯留タンク6へ補給される(図3)。
補給経路28は、図3及び図4に示すように補給管28a、補給樋28b及び補給ホース28cからなる。補給管28aは、第1マジックタンク18の底部から下方に伸びており、補給管の下端はジャンクションボックス29に連通している。補給樋28bの一端はジャンクションボックス29に接続され、その他端は補給ホース28cの上端部に接続され、この補給ホースの下端は貯留タンク6の上流側内部へ垂直に伸びている。
ジャンクションボックス29内は、図4に示すように仕切り板29cにより左右に第1連絡室29aと第2連絡室29bとに仕切られている。第1連絡室29aの側壁には補給管28aの先端の連絡口28a1が接続されている。補給管28aの先端は第1連絡室29aの側壁に向けてフック状に屈曲しているため、補給管を落下する補給のパチンコ玉は、先端部側でほぼ水平にその流れが変更されて連絡口28a1から第1連絡室内へ流入する。第1連絡室29a内へ流入したパチンコ玉は、図4左側の出口29dから補給樋28bへ流れる。また第2連絡室29bは、回収樋27と開口26bを介して連通している。このため、オーバーフローのパチンコ玉は、オーバーフロータンク26から開口26bを経てジャンクションボックス29へ流入して、回収樋27へ流出する。
貯留タンク6A2は、図6及び図7に示すように本体を構成するタンクボックス31の底面が、底部下方を通過する図6右方向に下り勾配の集合樋15に沿って傾斜面となっている。タンクボックス31の一端(図6右端)側壁下部に貯留するパチンコ玉Pを集合樋15へ排出する排出口31aを設けてあり、この排出口は開閉弁(図示せず。)で制御される。またタンクボックス31内の上流側(図6左側)に補給ホース28cの下端部が伸びている。補給ホース28cの下端部には、内部を通過する補給のパチンコ玉をタンクボックス31へ排出するための排出口28c1を開けてある。補給ホース28cの排出口28c1からパチンコ玉はタンクボックス31内の傾斜する内底面を転がって排出口31aからタンクボックス外へこぼれて、集合樋15へ落下して、集合樋を流れるパチンコ玉と合流して、集積部14へ集められて、研磨機8へ移動する。
【0008】
第4島7A4について図8及び図9に基づいて説明する。
第4島7A4の構成は第2島7A2のそれと実質的に共通するので、相違する構成のみ説明し、共通するものについての説明を省略し、両者の符号を一致させて対応関係を明確にしている。
図9に示す上部玉タンク16A4において、渡し口23b、受取口24b、開口24c,24e及び受取口24dはすべて閉じられている。これは、渡し口23b及び受取口24bに関しては、図2に示すように第4島の右隣には遊技島が存在しないからであり、開口24c,24e及び受取口24dについても同様の理由である。
【0009】
第3島7A3について図10乃至図18を参照して説明する。
第3島7A3の構成は、回収タンク5を有していない点を除いて第2島7A2のそれと実質的に共通するので、相違する構成のみを説明し、共通するものは必要に応じて説明を省略し、また符号を一致させて対応関係を明確にしている。
第3島7A3が第2島7A2と相違する点は、第1に、第3島7A3の上部玉タンク16A3が隣接する第4島7A4からの余り玉である回収玉を受取ること、第2に、第3島7A3は、自身の島の余り玉であるオーバーフロー玉と、第4島7A4から受取った回収のパチンコ玉とを上部玉タンク16A3の下方で合流させて、貯留タンク6A3へ流すという、この発明に係るパチンコ玉の合流の経路構造を備えていることである。
上部玉タンク16A3において、受取口23aには補給ライン3A2、渡し口24aには回収ライン4A2、渡し口23bには補給ライン3A3、受取口24bには回収ライン4A1をそれぞれ接続しているものである(図1,図2,図11参照)。
図11乃至図14に示すパチンコ玉の合流の経路構造において、上部玉タンク16A3の第2マジックタンク19は、貯留タンク6A3に回収・オーバーフローホース32により通じている。また回収管33は、回収・オーバーフローホース32にジャンクションボックス29を介して接続されている。回収管33は、上端部が第2マジックタンク19に連通されており、下端部はフック状に屈曲して先端開口33aがジャンクションボックス29の側壁に接続されている(図14)。ジャンクションボックス29の底部には連絡口29eが開けられており、この連絡口に回収・オーバーフローホース32の上端部が接続されている。ジャンクションボックス29は、開口26bを通じてオーバーフロータンク26と連通している。なお、開口26aは閉じられている。
このようにオーバーフロー経路を構成するオーバーフロー管25と、回収経路を構成する回収管33とはジャンクションボックス29にそれぞれ連通している。そして図13及び図14に示すように、ジャンクションボックス29の側壁に設けてありかつ回収管33の連絡口となる開口33aは、他方の側壁に設けてありかつオーバーフロー管25の連絡口となる開口26bより下方に位置しかつ開口の向きが互いに交差している。このため、ジャンクションボックス29における第2連絡室29b内では、オーバーフロー管25を落下するパチンコ玉と回収管33から落下するパチンコ玉とが合流する。合流時には、一方の開口26bが他方の開口33aより上方に位置しているので、オーバーフロー管25を落下するパチンコ玉の方の流れが回収の玉の流れより優先し、島内のパチンコ玉の渋滞防止を図っている。合流したパチンコ玉は、ジャンクションボックス29の第2連絡室29bから回収・オーバーフローホース32を落下して貯留タンク6A3へ流入する。
オーバーフロー玉が回収玉より優先的に流れる構成とすることにより、他の遊技島からのパチンコ玉を堰き止めることが可能となり、自身の遊技島内にパチンコ玉が溢れてしまい分離タンク30まで達することがなくなり、その結果、研磨材が遊技島内の補給装置等に混入されず、したがって遊技者に不測の損害を被らせることがなくなる。
貯留タンク6A3は、図15乃至図18に示すようにタンクボックス31は上部板34を設けている。タンクボックス31内の上流側(図15左側)に補給ホース28cの下端部が、下流側には回収・オーバーフローホース32からのパチンコ玉をタンクボックスへ案内する案内板35が接続されている。
貯留タンク6A3は、図15乃至図17に示すようにタンクボックス31の底面が、底部下方を通過する図15右方向に下り勾配の集合樋15に沿って傾斜面となっている。タンクボックス31の一端(図15右端)側壁下部に貯留するパチンコ玉Pを集合樋15へ排出する排出口31aを設けてあり、この排出口は開閉弁(図示せず。)で制御される。またタンクボックス31内の上流側(図15左側)に補給ホース28cの下端部が伸び、その下端部には、内部を通過する補給のためのパチンコ玉をタンクボックス31へ排出するための排出口28c1を開けてある。補給ホース28cの排出口28c1からパチンコ玉はタンクボックス31内の傾斜する内底面を転がって排出口31aからタンクボックス外へこぼれて、集合樋15へ落下する。
上部板34はタンクボックス31内上部に図15左右方向に渡されており、図左側に向けて下り勾配となっている。上部板34の一端側(図15右端側)上面の中央に分配部、図示の例では平面三角形の分配板36を設けてあり、さらに端部が案内板35と連結されている。上部板34の他端はタンクボックス31の側壁に開けている排出口31bと連なっている。上部板34の両側(図16上下両側)に空間37が開けれており、これらの空間からタンクボックス内にパチンコ玉が落ちこぼれるようになっている。タンクボックス31内に伸びている補給ホース28cの下端部は、一方の空間37内に配置されている。
回収・オーバーフローホース32のパチンコ玉は、案内板35から上部板34に至り、分配板36に衝突するパチンコ玉の影響を受けて、流れる方向が分配板を中心として空間37に分かれて、タンクボックス31内に落下して排出口31aからタンクボックス外へ排出されて集合樋15に流れる。パチンコ玉の排出量よりも入る量が多い場合には、上部板34のレベルまで貯留されるので、上部板上を流れて、排出口31bから集合樋15上に落下する。また補給ホース28cの排出口28c1からタンクボックス31内に補給された補給玉であるパチンコ玉Pは、鎖線に示すようにタンクボックス上流側に盛上り状態P1に貯留され、下流側の上部空間に空いたスペースができるので、この空いたスペースに回収・オーバーフローホース32からのパチンコ玉を分配板36を介して貯留させる。このため、タンクボックス31のスペースを有効に使用することができる。
【0010】
第1島7A1について図19を参照して説明する。
第1島7A1の構成は、回収タンク5及び貯留タンク6を有していない点を除いて第2島7A2のそれと実質的に共通するので、相違点のみ説明し、共通点の説明を省略する。また符号を一致させて対応関係を明確にしている。
第1島7A1では、補給のパチンコ玉はメインタンク1から直接に案内樋(図示せず。)によって基台10内の集合樋15へ供給されるために、第2島7A2の補給管28のような補給管は不要である。メインタンク1の出口1aから案内樋を通じて補給されるパチンコ玉は合流部で集合樋15を流れるパチンコ玉と合流する。また第1島7A1では、隣接する他の遊技島7A2〜7A4から回収されるパチンコ玉を受取らないから、第2島7A2の回収管33のような回収管は不要である。このため、上部玉タンク16A1には、補給管、回収管及びジャンクションボックスを設けていない。
【0011】
次に補給及び回収時のパチンコ玉の流れについて説明する。
補給時の玉の流れを図20乃至図23に基づいて説明する。
第1島7A1への補給に関しては、図20に示すようにメインタンク1の貯留玉は、研磨機8から上部玉タンク16A1へ補給される。
第2島7A2への補給に関して図21に基づいて説明する。
第1島7A1の上部玉タンク16A1からの補給玉は、補給ライン3A1(図1)を通じて第2島7A2の上部玉タンク16A2へ流れ、ここから補給管28aを通ってジャンクションボックス29を経由して貯留タンク6A2(6)に貯留される。貯留玉は、第3島7A3へ補給するために、研磨機8から上部玉タンク16A2を経て補給ライン3A2へ流れる。
第3島7A3への補給に関して図22に基づいて説明する。
第2島7A2から補給ライン3A2を通じて上部玉タンク16A3へ補給される。もし、第3島7A3で大量のパチンコ玉の補給が必要となった場合には、メインタンク1からの補給では、不十分であるときには、第2島7A2の回収タンク5A2の貯留玉が研磨機8及び上部玉タンク16A2を経て補給ライン3A2を通じて補給される(図1,図21)。
第4島7A4の補給は、図22及び図23に示すように第3島7A3の上部玉タンク16A3からの補給ライン3A3により上部玉タンク16A4へ補給される。この島自体の補給は、回収タンク5に貯留されているパチンコ玉が利用される。
【0012】
回収時の玉の流れを図24乃至図27を参照して説明する。
第4島7A4の回収に関して説明する。
図24に示すように集合樋12,15及び回収タンク5のパチンコ玉は、研磨機8から上部玉タンク16A4を経由して回収ライン4A1から第3島7A3へ回収される(図1)。もし、回収ライン4A1への回収が不能である場合には上部玉タンク16A4からオーバーフロータンク26を経てジャンクションボックス29から回収タンク5へ再び流入し、その後研磨機へと循環され、第3島7A3へ回収可能になるまで、待機する。
第3島7A3の回収に関して説明する。
図25に示すように第4島7A4からの回収玉は、上部玉タンク16A3に入り、ここからジャンクションボックス29を経由して貯留タンク6A3から研磨機8,上部玉タンク16A3を経て回収ライン4A2によって第1島7A1のメインタンク1へ回収される(図1,図26)。もし、回収ライン4A2への回収が不能である場合には、上部玉タンク16A3の回収玉はオーバーフロータンク26及びジャンクションボックス29を経て貯留タンク16A3へ回収され、さらに集合樋12,15のアウト玉と共に再び研磨機へと循環され、回収時期を待つ。
第2島7A2の回収に関して説明する。
図27に示すように第2島7A2の回収玉は、第3島7A3から回収したもの含まれず、島自体のものすなわち回収タンク5A2及び集合樋12,15の貯留玉及びアウト玉は研磨機8から上部玉タンク16A2から回収ライン4A3によって第1島7A1のメインタンク1へ回収される(図1,図26)。回収ライン4A3への回収が不能の場合には、オーバーフロータンク26及びジャンクションボックス29から貯留タンク6A2を経て再び研磨機8へ移動して、回収時期を待つ。
第1島7A1の回収に関しては、図26に示すように集合樋12,15のアウト玉は、研磨機8から上部玉タンク16A1を経由して、回収ライン4A4によりメインタンク1へ回収される(図1)。
【0013】
【発明の効果】
この発明によれば、オーバーフロー玉が回収玉より優先的に流れるようにして、遊技島内にパチンコ玉が溢れてしまい分離装置まで達することを抑制して、分離装置内までパチンコ玉が渋滞し研磨材が流れ出すことを未然に防止できる。
この発明によれば、オーバーフロー経路と回収経路とを下流側で単一経路とすることができるので、パチンコ玉の経路が削減され、遊技島内にスペースが設けられ、遊技島の施工やパチンコ台の入替等の作業が容易となる
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ玉の補給・回収装置を平面からみた構成図である。
【図2】パチンコ玉の補給・回収装置を側面からみた構成図である。
【図3】第2島を示す一部切欠正面図である。
【図4】第2島の上部玉タンクを示す一部切欠拡大正面図である。
【図5】第2島の上部玉タンクを示す一部切欠拡大正面図であって、補給管を省略している図である。
【図6】第2島の貯留タンクを示す一部切欠拡大正面図である。
【図7】第2島の貯留タンクを示す拡大平面図である。
【図8】第4島を示す一部切欠正面図である。
【図9】第4島の上部玉タンクを示す一部切欠拡大正面図である。
【図10】第3島を示す一部切欠正面図である。
【図11】第3島の上部玉タンクを示す一部切欠拡大正面図である。
【図12】第3島の上部玉タンクを示す一部切欠拡大側面図であって、回収管を省略している図である。
【図13】補給管,回収管及びジャンクションボックスの関係を示す一部切欠拡大正面図である。
【図14】図13A−A線断面図である。
【図15】第3島の貯留タンクを示す一部切欠拡大正面図である。
【図16】第3島の貯留タンクを示す拡大平面図である。
【図17】第3島の貯留タンクを示す拡大側面図である。
【図18】第3島の貯留タンクにおける上部板を示す拡大平面図である。
【図19】第4島を示す一部切欠正面図である。
【図20】第1島の補給時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【図21】第2島の補給時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【図22】第3島の補給時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【図23】第4島の補給時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【図24】第4島の回収時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【図25】第3島の回収時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【図26】第1島の回収時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【図27】第2島の回収時におけるパチンコ玉の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
3A2 補給ライン
3A3 補給ライン
4 回収ライン
4A1 回収ライン
4A2 回収ライン
6A3 貯留タンク
7A3 第3島
8A3 研磨機
11 パチンコ機
16A3 上部玉タンク
25 オーバーフロー管(オーバーフロー経路)
26 オーバーフロータンク
26b 開口(連絡口)
27 回収樋
28c1 排出口
29 ジャンクションボックス(ボックス)
29e 連絡口
30 分離タンク(分離装置)
31 タンクボックス
31a 排出口
31b 排出口
32 回収・オーバーフローホース(回収・オーバーフローホース経路)
33 回収管(回収経路)
33a 開口(連絡口)
P パチンコ玉

Claims (1)

  1. 遊技島に設けてある上部玉タンクからあふれたパチンコ玉が通るオーバーフロー経路と、
    このオーバーフロー経路に連通しているオーバーフロータンクと、
    上記遊技島とは別の他の遊技島から上記上部玉タンクへ回収されたパチンコ玉が通る回収経路と、
    上記オーバーフロータンクが連通している連絡口を側壁に設け、上記回収経路が連通している連絡口を他方の側壁に設けているボックスと、
    このボックスの底部に設けてある連絡口に連通している回収・オーバーフロー経路と
    を具備しており、
    上記上部玉タンクには、パチンコ玉とこのパチンコ玉を研磨する研磨材とを分離する分離装置を経て研磨されたパチンコ玉が流入可能であり、
    上記オーバーフロータンクを介して上記オーバーフロー経路に通じる連絡口となる開口は上記回収経路に通じる連絡口となる開口より上方に配置されており、
    上記オーバーフロー経路に通じる連絡口となる開口と、上記回収経路に通じる連絡口となる開口とは、その向きが互いに交差しており、
    上記オーバーフロータンクの内底面は、上記オーバーフロー経路に通じる連絡口に向かって下り勾配の傾斜面を有しており、
    上記回収・オーバーフロー経路は、オーバーフローのパチンコ玉及び回収された上記パチンコ玉のそれぞれの通路となる
    ことを特徴とするパチンコ玉の合流の経路構造。
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