JP4972388B2 - パチンコ玉流下管および貯留タンク - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ玉の自動補給装置を構成するパチンコ玉流下管およびこのパチンコ玉流下管を通じて流下するパチンコ玉を受け入れる貯留タンクに関する。
周知のように、パチンコ玉の自動補給装置は、パチンコ島内に組み込まれ、パチンコ玉を循環させながらパチンコ機や玉貸出機に対してパチンコ玉を自動供給する装置である。この自動補給装置は、たとえば、パチンコ島の下部に設置された貯留タンクからパチンコ玉を揚送するための揚送手段、揚送されたパチンコ玉を各パチンコ機や玉貸出機に配給するためにパチンコ島の上部に設けられる補給手段、揚送されたものの余剰玉としてオーバーフローするパチンコ玉を流下させるときの通路となるパチンコ玉流下管、配給に使用されないまま補給手段の端部よりパチンコ玉を流下させるときの通路となるパチンコ玉流下管、これらのパチンコ玉流下管や、各パチンコ機から排出されるパチンコ玉を貯留タンクに回収して揚送手段に送り込むためにパチンコ島の下部に設けられる回収手段などによって構成されている。
このようなパチンコ玉の自動補給装置では、多量のパチンコ玉がかなり速いスピードで循環する。そして、循環経路中の段差部や曲折部などでは、循環経路の構成部材とパチンコ玉との衝突や、跳ね返ったパチンコ玉同士の衝突などに起因する騒音の発生、および循環経路形成部材の損耗が問題となる。殊に、パチンコ島の上部と下部とを連絡するパチンコ玉流下管の装着箇所では落差が大きいだけに、騒音や損耗の度合いが激しくなる。特許文献1には、このような問題の解決を意図した技術が開示されている。
すなわち、オーバーフローホース(パチンコ玉流下管)の下端部分に、オーバーフローホースの内周面に沿って螺旋状の減速部を備えた玉減速部材を配置するとともに、オーバーフローホースの下端開放部にたとえばゴムやポリウレタンなどの落下玉の衝撃を吸収し得る材料からなる玉受部材を嵌合させて固定する。さらに、パチンコ玉が転動可能な上面を有するとともにこの上面を所定方向に向けて緩やかに下り傾斜させた板状部材によって構成した貯留均等化手段を玉貯留タンクに設ける。そして、オーバーフローホース下端部の玉流出開口を貯留均等化手段の上面の下り傾斜方向に向けた状態で、オーバーフローホースを貯留均等化手段上に配置し、玉流出開口から流出したパチンコ玉を、貯留均等化手段の上面の下り傾斜方向に沿って転動させるようにする。板状部材の上面に流出したパチンコ玉は、流出時の流出方向のいかんによって、あるいは流下途中で他の玉との衝突によって弾かれた方向のいかんによって、板状部材の側縁から自由に落下する玉もあれば、傾斜下端まで転動する玉も出現する。その結果、パチンコ玉は、玉貯留タンクに均等化された状態で貯留されるようになる。
特開平11−235459号公報(図10参照)
特許文献1に記載の貯留均等化手段は、パチンコ玉を貯留タンクの全長に亘って均等に貯留することができるとするものであるが、オーバーフローホースの直下部分についてはパチンコ玉が落下しにくい構造となっており、貯留タンクの全スペースが貯留のために有効に利用されているとは言えない。また、貯留均等化手段である板状部材の側縁から自由に落下する玉は、落下点となる貯留タンクの底板を打撃して満遍なく損耗させることとなる。本発明の目的は、このような損耗の予防を図るとともに、貯留スペースをより有効に利用することのできるパチンコ玉流下管および貯留タンクを提供することにある。
本発明は、上記の如き課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載の発明は、パチンコ玉の自動補給装置に組み込まれて流下するパチンコ玉の循環路を構成するパチンコ玉流下管であって、パチンコ玉が流下する主流下管と、衝撃緩衝材料からなり、前記主流下管を流下するパチンコ玉を受け止めて一方向に流出させる開放部を有する玉受部と、前記玉受部より流出するパチンコ玉の通路として略水平に配設され、かつ少なくともこの通路の一側が開放された玉流通路と、前記玉流通路の流出方向前方に設けた開口よりさらにパチンコ玉を流下させる副流下管とを備えたことを特徴とするパチンコ玉流下管である。
このような構成によって、玉受部にて一旦受け止められた流下パチンコ玉は、玉流通路に放出されたのち、その大多数が玉流通路の流出方向前方に設けた開口まで転動して、この開口から流下する。これらのパチンコ玉は、貯留タンクの底板に向かって落下することになるが、開口から副流下管を通じての落下による底板への打撃は、落差が小さいだけに緩和される。そののち、パチンコ玉は、貯留タンクの底面を敷き詰めるように貯留されていき、やがて、増加したパチンコ玉によって玉の流れが鈍ってくると、副流下管の近傍に滞るようになる。さらにこのようなパチンコ玉が堆積して、副流下管の開口から溢れるほどとなった場合は、玉流通路に放出された全てのパチンコ玉が、玉流通路の開放された一側から流出するようになる。しかしながらこの時点では、貯留タンクの底板はすでに一面がパチンコ玉で敷き詰められた状態にあるので、前記開放された一側から流出したパチンコ玉は、これらの貯留されたパチンコ玉の上に落下することとなり、その結果、貯留タンクの底板を直撃することから回避でき、底板の損耗の予防が図られる。
請求項2に記載の発明は、前記玉受部は、前記主流下管の下端部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ玉流下管である。
請求項3に記載の発明は、前記副流下管の下方には、該副流下管の下端との間にパチンコ玉が溢れ出るだけの間隙を有して玉受皿が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ玉流下管である。
このような構成によって、落差が小さくパチンコ玉の落下衝撃の緩和された副流下管部についても、さらに貯留タンクの底板に対する直撃から回避されることとなる。副流下管を流下したパチンコ玉は、補給装置稼動の最初のうちは玉受皿に滞留するが、滞留したパチンコ玉によって玉受皿が一杯となったあとは、これらの滞留したパチンコ玉の上に後続のパチンコ玉が落下するようになる。そして、玉受皿から溢れ出すパチンコ玉は、貯留タンクの底板に打撃を加えることなく、流れるように底面に広がっていく。その結果、玉受皿に対しても、貯留タンクに対しても、損耗の予防が図られることとなる。
請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のパチンコ玉流下管を介して排出されるパチンコ玉を受け入れる貯留タンクであって、底板を所定方向の下り傾斜に形成したタンク本体と、前記タンク本体の幅より幅狭の平板状に形成して該タンク本体の中空部に所定方向の下り傾斜を有して架設するとともに、前記玉流通路の開放された一側に隣接させて配設したパチンコ玉の転動レールとを備えたことを特徴とする貯留タンクである。
既述のように、貯留タンクに貯留されるパチンコ玉は、タンク底面での貯留に始まり、次には主にパチンコ玉流下管の副流下管近傍に堆積する。すなわち、貯留タンクの下り傾斜を有する底板の上流側から先に堆積されることとなる。副流下管近傍のパチンコ玉の堆積が進めば、やがて副流下管が満杯となり、玉流通路の開放された一側からしか流出できない状況となる。このような場合、前記一側より流出するパチンコ玉は、転動レールの上を転がることになる。転動レール上のパチンコ玉は、不規則に動いて転動レールの側縁から転落する。その落下位置が一様でないことから、貯留タンクの下流側が均されるようにパチンコ玉で埋まる。その結果、貯留タンク内のスペースが、上流から下流まで有効に利用されることとなる。また、この時点では、タンク内の底面は玉受皿から溢れ出したパチンコ玉ですでに埋まっているので、転動レールから落下するパチンコ玉が貯留タンクの底板を直撃することがなく、それ故、貯留タンクの損耗が予防できる。
本発明のパチンコ玉流下管は、パチンコ玉の落下衝撃が小さい状態のなかでパチンコ玉を一旦貯留したのちは、これらの貯留されたパチンコ玉の上に後続のパチンコ玉が流下するように形成したことから、流路を構成する部材をパチンコ玉が直接打撃することから回避でき、流路を構成する部材の損耗を予防することができる。同時に騒音も低減される。貯留タンクでは、パチンコ玉の流れの上流側での堆積に始まり、そののち下流に貯留が及ぶので、貯留タンクの下流にパチンコ玉の貯留が偏るということが防げる。
次に、本発明の実施の一形態について、図を参照しながら説明する。なお、図1は、パチンコ島の外観を示す正面図である。図2は、本発明パチンコ玉流下管の下部斜視図である。図3は、本発明パチンコ玉流下管および貯留タンクの使用状態の一場面を表わす斜視図である。図4は、使用状態の他の一場面を表わす斜視図である。
図1に例示するパチンコ島10は、複数のパチンコ機11と台間玉貸出機12とを並置し、図では明らかでないが、さらにそれらを背向配置して表裏両面からゲームを行うことができるようにした両面島として形成されたものである。パチンコ島10の両端は妻板13によって閉塞され、妻板13の一方には、玉計数機14が、その背面を妻板13に当接するように設置されている。さらにパチンコ島10には、パチンコ玉を循環させながらパチンコ機11や玉貸出機12にパチンコ玉を自動補給する装置が組み込まれている。この自動補給装置は、以下の如き装置類によって構成されている。
すなわち、パチンコ島10の中央部には、揚送研磨塔15が立設されるとともに、その上部に上部貯留タンク16が配設されている。そして、揚送研磨塔15内には、パチンコ玉を研磨しながら揚送する揚送研磨装置17が収容されている。また、上部貯留タンク16からは、パチンコ島10の左右両翼に沿って、上部貯留タンク16から送出されるパチンコ玉を各パチンコ機11や玉貸出機12に供給するための補給樋18が、パチンコ玉が転動する緩やかな下り勾配を有して延設されている。この補給樋18は、両面島の表裏両側に設けた幕板19によって、外部から隠蔽されている。
パチンコ島10の両端部には、補給樋18の下端部と連通してパチンコ玉を島の下部へと還流させるためのエンドホース20(パチンコ玉流下管)が配設されている。また、揚送研磨塔15の両脇には、補給樋18に流出することなく貯留され溢れ出たパチンコ玉を下部に逃がすためのオーバーフローホース21(パチンコ玉流下管)が配設されている。そして、これらのホース20,21より流下するパチンコ玉は、下部に配設された回収貯留手段に受け入れられる。さらに、遊技客によって各パチンコ機11に投入されて落下するパチンコ玉も、下部回収貯留手段に受け入れられる。また、遊技客が計数のために玉計数機14に投入したパチンコ玉も、計数後には、玉計数機14の背後に設けた排出口22を通じて下部回収貯留手段に戻される。
本実施例における上記の下部回収貯留手段は、詳しくは、エンドホース20を流下するパチンコ玉を貯留する第1下部貯留タンク23と、第1下部貯留タンク23から送られてくるパチンコ玉およびオーバーフローホース21を流下するパチンコ玉を受け入れて貯留する第2下部貯留タンク24の片翼2槽のタンク構造としている。
第1下部貯留タンク23の底板25は、島の中央に向かう緩やかな下り勾配を有して形成されている。そして、下り勾配によって最下部に寄せ集められたパチンコ玉は、バケット式のリフター26によって上方に汲み上げられて、同じように緩やかな下り勾配に形成された樋状をなすアウトレール27に放出される。放出されたパチンコ玉は、アウトレール27内の傾斜面を転動して、第2下部貯留タンク24に送出される。したがって、各パチンコ機11に投入されて落下するパチンコ玉は、具体的には、下部回収貯留手段を構成する貯留タンク23,24およびアウトレール27のいずれかに受け止められることとなる。そして、パチンコ島10の下部は、両面島の表裏両側に設けた図示しない腰板によって外部から隠蔽されている。なお、このような2槽式のタンク構造とした理由は、パチンコ島10の長さが長い場合に、リフター26による揚送なしには、第1下部貯留タンク23などの底板25部でパチンコ玉の転動に必要な勾配が確保できないからである。また、状況によっては3槽以上にタンクを連ねることもあり、この場合には、補給樋18の中間部にもパチンコ玉流下管が適宜付設される。
パチンコ玉の循環機構について、さらに詳しく説明する。揚送研磨装置17の最下部には導入樋28が付設されており、その両端部は、第2下部貯留タンク24の底板25の最下端と連通している。この導入樋28は、第2下部貯留タンク24から送出されるパチンコ玉を中央部に集合させ、内部に形成された整列溝でもって整列させてから、揚送研磨装置17の揚送研磨機構に送り込むものである。揚送研磨機構は、上下2本の水平ローラ間に張架された平ベルトからなる無端ベルト29と、蝶番によって手前方に開閉自在に装着された揚送研磨塔15の前扉(図示せず)とが、前扉を閉じた状態において所定の間隙を有して対面するように構成されている。前扉の裏面には、多数の縦溝からなる研磨溝が条設され、さらにこの研磨溝部を覆うように研磨布が装着されている。パチンコ玉は、下から上へと周回する無端ベルト29の表面と、研磨布を介した研磨溝とによって挟持されながら上方へ搬送される。パチンコ玉は、この揚送途中で研磨布によって汚れが拭い取られて、揚送研磨装置17の上部にて放出される。
放出されたパチンコ玉は、上部貯留タンク16に貯留される。この上部貯留タンク16の底部は、パチンコ島10の両翼に向かって下り傾斜を有する補給玉分流底板30によって形成されており、タンク内に貯留されるパチンコ玉を左右に振り分ける。補給玉分流底板30の両端部は補給樋18と連通しており、上部貯留タンク16から流れ出たパチンコ玉は、補給樋18を下流へと向かう。補給樋18には、各パチンコ機11や玉貸出機12に対応させた補給シュート31が付設されており、下流に向かう途中のパチンコ玉を取り込んで整列させ、補給シュート31に接続されている図示しない補給パイプを通じて、対応するパチンコ機11の内蔵タンクや、玉貸出機12内部のホッパータンクに供給する。一方、補給玉として利用されなかったパチンコ玉は、補給樋18の下端部まで転動したのち、エンドホース20を通じて第1下部貯留タンク23に向かって流下する。
また、上部貯留タンク16の内部には、オーバーフロー玉取込管32が、その取込口33を上方に向けて下方から突設されている。すなわち、上部貯留タンク16のパチンコ玉貯留容量は、取込口33の高さ位置によって決定される。パチンコ玉の流入量が流出量を上回り、上部貯留タンク16のパチンコ玉貯留量が取込口33を越えるようになると、オーバーフロー玉取込管32の中へと落下する。オーバーフロー玉取込管32の直下には、パチンコ島10の左右両翼に向かって下り傾斜を有するオーバーフロー玉分流樋34が配設され、その両端部はオーバーフローホース21に連通している。オーバーフロー玉取込管32より流下したパチンコ玉は、オーバーフローホース21を通じて第2下部貯留タンク24に流下して貯留される。
本発明のパチンコ玉流下管および貯留タンクは、エンドホース20と第1下部貯留タンク23、あるいはオーバーフローホース21と第2下部貯留タンク24などのように、パチンコ玉の打撃による消耗が起きやすいパチンコ玉流下管と貯留タンクとが関係する部分について適用することができるが、本実施例では、パチンコ玉の流下量の多いエンドホース20に関わる部分に代表させて、まず図2に基づいて説明する。
図2において、エンドホース20(パチンコ玉流下管)の主要な構成部品である主ホース35(主流下管)の下端部は、段付き箱状体をなすケース36の最上面に設けた開口37よりケース36の内部に覗くように配設されている。この主ホース35のさらに下方には、ゴムやポリウレタンなどの衝撃緩衝材料からなる平板をU溝状に曲折させた玉受部38が、ケース36と当て板39とに挟まれる形でネジにて止着されている。そして、主ホース35の下端部は、当て板39の切欠部に絡めたバンド40によって締付固定されている。玉受部38は、補給樋18から流下するパチンコ玉の落下先となるものだが、衝撃緩衝材料によって形成した玉受部38が落下の衝撃を和らげるので、騒音を低減させるとともに、ケース36へのパチンコ玉の直撃を回避して損耗を予防する。なお、主ホース35が劣化した場合や、仕様の異なるパチンコ島に設置する場合などは、バンド40を緩めれば、適切な主ホース35に容易に交換することができる。
ケース36の一側面、および段付き箱状体の上段前方立設面には壁が形成されず、開放された状態にある。また、ケース36の底面は、玉流通路41として略水平に形成されている。U溝状に形成した玉受部38の開放部は、この玉流通路41に向かって配設されている。玉流通路41の玉流出方向前方には開口42が設けられ、この開口42の下方に管状部が突設されている。そして、この管状部に副ホース43(副流下管)が嵌合され、バンド40によって外周側から管状部に締付固定されている。また、玉受部38の開放部前方には衝撃緩衝材料からなる衝撃緩衝板44が吊着され、ケース36の上段前方立設面にも同様の衝撃緩衝板45が吊着されている。これは、衝撃緩衝板44,45を用いなかった場合に起きるパチンコ玉の跳ね返りによる騒音や、ケース36へのパチンコ玉の打撃を防止するものである。なお、玉流通路41にも衝撃緩衝板46が敷かれている。さらに、後述する玉受皿や貯留タンクの内面、転動レールの上面なども衝撃緩衝板の貼着でもってパチンコ玉の打撃から保護されているが、以後の図や説明からは省略する。
副ホース43の下端部は、外観コ字状をなす玉受皿47の天板48に設けた開口49に自由端となる状態で差し込まれている。玉受皿47は、傾斜面に倣って載置され、また高さ位置についても若干の融通がきくようにするために、副ホース43と玉受皿47とは固着されないのである。また、副ホース43が劣化した場合や、仕様の異なるパチンコ島に設置する場合などは、バンド40を緩めれば、適切な副ホース43に容易に交換することができる。そして、玉受皿47は、その側板50に穿設した取付穴51を介して、タンクの側壁にネジ止め固定される。また、玉受皿47下部の受皿部52は、その底部に少なくとも一層のパチンコ玉を滞留させるだけの深さを有している。さらに、副ホース43の下端部と受皿部52との間は、受皿部52よりパチンコ玉が溢れ出ることのできる間隙を持って形成されている。
次に、図3に示すように、玉受皿47は、第1下部貯留タンク23の底板25上に、傾斜に倣って載置される。そして、エンドホース20は、玉受皿47の天板48に設けた開口49に副ホース43の下端部を差し入れた状態で設置される。さらに、第1下部貯留タンク23の中空部には、転動レール53が架設されている。この転動レール53は、第1下部貯留タンク23のタンク本体の幅より幅狭の平板状に形成され、タンクの底板25と同様の下り勾配を有し、かつその上部一側が、玉流通路41の開放された一側と隣接した状態に配設される。
ところで図3は、第1下部貯留タンク23にパチンコ玉Pが貯留される初期の段階を表している。補給樋18の端部よりエンドホース20の主ホース35を流下するパチンコ玉Pは、衝撃緩衝材料からなる玉受部38に落下したのち、そのほとんどが玉流通路41に設けた開口42まで転動して、この開口42から流下する。流下するパチンコ玉Pは、副ホース43を通じて玉受皿47の受皿部52に受け入れられて滞留する。この際、副ホース43での落差が小さいため、受皿部52に与える落下時の衝撃は小さい。そして、受皿部52にパチンコ玉Pが一旦滞留したのちは、このパチンコ玉Pの上に後続のパチンコ玉Pが落下するようになるので、受皿部52の損耗を防止することができる。
やがて、受皿部52に受容しきれなくなったパチンコ玉Pは、第1下部貯留タンク23の底板25に溢れ出す。このとき、パチンコ玉Pは、流れるように溢れ出るだけであるから、底板25に与える打撃はほとんどない。溢れ出たパチンコ玉Pは、傾斜する底板25を下流側から敷き詰めるように貯留されていく。
図4は、パチンコ玉Pの貯留が進んだ状況を表している。底板25がパチンコ玉Pによって埋め尽くされたのちは、玉の流動が鈍くなり、玉受皿47の周囲にパチンコ玉Pが堆積するようになる。そのうち、堆積したパチンコ玉Pの山も大きく崩れなくなると、やがて副ホース43の中まで満杯となる。主ホース35を流下する新たなパチンコ玉Pは、玉流通路41の開放された一側より流出するしかなくなる。流出したパチンコ玉Pは、傾斜する転動レール53の上面を下流方向に転動するのだが、転動レール53が平板であることから、パチンコ玉Pは平板の側縁から落下する。このとき、第1下部貯留タンク23の底部は、すでに貯留されたパチンコ玉Pで満たされているから、転動レール53から落下するパチンコ玉Pが、タンクの底板25を直撃することはない。
パチンコ玉Pの転動レール53の側縁からの落下位置は一定しないから、前述のように上流となる玉受皿47周辺にパチンコ玉Pの山が形成されたのちは、その下流側にある程度均された状態でパチンコ玉Pが貯留されることとなり、従来のように貯留タンクの下流にパチンコ玉Pの貯留が偏るということがない。
パチンコ島の外観を示す正面図である。 本発明パチンコ玉流下管の下部斜視図である。 本発明パチンコ玉流下管および貯留タンクの使用状態の一場面を表わす斜視図である。 使用状態の他の一場面を表わす斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ島
15 揚送研磨塔
16 上部貯留タンク
18 補給樋
20 エンドホース(パチンコ玉流下管)
21 オーバーフローホース(パチンコ玉流下管)
23 第1下部貯留タンク(貯留タンク)
24 第2下部貯留タンク(貯留タンク)
25 底板
26 リフター
27 アウトレール
35 主ホース(主流下管)
36 ケース
38 玉受部
41 玉流通路
42 開口
43 副ホース(副流下管)
44,45,46 衝撃緩衝板
47 玉受皿
52 受皿部
53 転動レール
P パチンコ玉

Claims (4)

  1. パチンコ玉の自動補給装置に組み込まれて流下するパチンコ玉の循環路を構成するパチンコ玉流下管であって、
    パチンコ玉が流下する主流下管と、
    衝撃緩衝材料からなり、前記主流下管を流下するパチンコ玉を受け止めて一方向に流出させる開放部を有する玉受部と、
    前記玉受部より流出するパチンコ玉の通路として略水平に配設され、かつ少なくともこの通路の一側が開放された玉流通路と、
    前記玉流通路の流出方向前方に設けた開口よりさらにパチンコ玉を流下させる副流下管とを備えたことを特徴とするパチンコ玉流下管。
  2. 前記玉受部は、前記主流下管の下端部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ玉流下管。
  3. 前記副流下管の下方には、該副流下管の下端との間にパチンコ玉が溢れ出るだけの間隙を有して玉受皿が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ玉流下管。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項記載のパチンコ玉流下管を介して排出されるパチンコ玉を受け入れる貯留タンクであって、
    底板を所定方向の下り傾斜に形成したタンク本体と、
    前記タンク本体の幅より幅狭の平板状に形成して該タンク本体の中空部に所定方向の下り傾斜を有して架設するとともに、前記玉流通路の開放された一側に隣接させて配設したパチンコ玉の転動レールと、
    を備えたことを特徴とする貯留タンク。
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