JP5299035B2 - パチンコ島台 - Google Patents

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本発明は、複数のパチンコ機と、該複数のパチンコ機毎に対応して設置され且つ獲得した景品玉を計数する計数装置と、該計数装置で計数されたパチンコ玉及び前記パチンコ機で使用されたパチンコ玉をまとめて回収する回収樋と、該回収樋から送り込まれたパチンコ玉と前記パチンコ機及び前記計数装置から直接受け入れたパチンコ玉とを貯留部に貯留する貯留タンクと、該貯留タンクの貯留部に貯留されたパチンコ玉を揚送する玉揚送装置と、が設置されたパチンコ島台に関するものである。
近年、遊技者が獲得したパチンコ玉を景品交換所に運ぶことなく、パチンコ機毎に対応して設置された計数装置を介して直接パチンコ島台に返却するキャリーレスシステム(個別JCともいう)を導入するパチンコホールが年々増加する傾向にある。このようなキャリーレスシステムのパチンコ島台では、パチンコ機の裏面側から排出される使用済みのパチンコ玉(アウト玉等)ばかりでなく景品玉も計数装置を介してパチンコ島台に返却されるため、多量のパチンコ玉がアウト玉回収樋で回収されていた。
ところで、上記したキャリーレスシステムのパチンコ島台に設けられる貯留タンクとしては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。この特許文献1の貯留タンクでは、当該貯留タンクの長手方向幅の範囲以外に配置されるパチンコ機及び計数装置に対して、当該パチンコ機及び計数装置の裏面側から排出されてアウト玉回収樋で回収されたパチンコ玉を貯留空間内に受け入れる一方、貯留タンクの長手方向幅の範囲内に配置されるパチンコ機及び計数装置に対して、当該パチンコ機及び計数装置の裏面側から排出されたパチンコ玉を直接貯留空間内に受け入れ、これらのパチンコ玉を貯留タンクの下流側の合流部で合流させて玉揚送装置に送り出すようになっていた。
また、アウト玉回収樋から受け入れるパチンコ玉は、貯留タンク内に設けられた閉断面形状(トンネル状)の回収通路を通して貯留タンクの上流側から下流側に誘導される。一方、パチンコ機及び計数装置の裏面側から直接貯留タンク内に排出されるパチンコ玉は、貯留タンクの底面上をそのまま流下するものと、前記回収通路との間で上下二段となる閉断面形状(トンネル状)の玉通路の側壁面に穿設された複数の玉取込口から入り込んで当該玉通路内を流下するものとがある。なお、玉通路の玉取込口は、貯留タンクの上流側に排出されるパチンコ玉の玉流れを確保するために、貯留タンクの上流側となる側壁面にも穿設されている。
特開2000−200469号公報(図4)
ところで、上記特許文献1の貯留タンクでは、下流側でパチンコ玉を合流させてこれを玉揚送装置に誘導するための構造として、貯留タンク内に直接落下して貯留タンクの底面上を流下するパチンコ玉と、貯留タンクの底面上から玉取込口を通って玉通路内を流下するパチンコ玉と、アウト玉回収樋から貯留タンク内に送り込まれて玉通路の上段通路となる回収通路を流下するパチンコ玉と、をそれぞれ下流側で合流させるに際し、上段の回収通路からのパチンコ玉が下段のパチンコ玉(玉通路及び底面を流下するパチンコ玉)を覆うようにして排出されることにより、回収通路からのパチンコ玉が優先的に合流部で合流されるようになっていた。このため、アウト玉回収樋から貯留タンク内に送り込まれるパチンコ玉の玉量が多いときには、このパチンコ玉によって下段のパチンコ玉(玉通路及び底面を流下するパチンコ玉)、言い換えれば貯留タンク内の貯留空間に貯留されたパチンコ玉の玉流れが滞ってしまい、玉揚送装置側へ誘導できなくなってしまう虞があった。
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、パチンコ機及び計数装置から排出されるパチンコ玉を貯留する貯留タンクにおいて、回収通路を流下するパチンコ玉が多量にあった場合でも、貯留タンク内の貯留空間に貯留されているパチンコ玉の玉流れを確保することができるパチンコ島台を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、複数のパチンコ機と、該複数のパチンコ機毎に対応して設置され且つ獲得した景品玉を計数する計数装置と、該計数装置で計数されたパチンコ玉及び前記パチンコ機で使用されたパチンコ玉をまとめて回収する回収樋と、該回収樋から送り込まれたパチンコ玉と前記パチンコ機及び前記計数装置から直接受け入れたパチンコ玉とを貯留部に貯留する貯留タンクと、該貯留タンクの貯留部に貯留されたパチンコ玉を揚送する玉揚送装置と、が設置されたパチンコ島台において、前記貯留タンクには、前記パチンコ機及び前記計数装置から排出されたパチンコ玉を前記貯留部に直接受け入れる上面開口と、該上面開口から受け入れたパチンコ玉を前記貯留部の底面に沿って前記玉揚送装置側に向けて誘導する誘導路と、前記回収樋から送り込まれたパチンコ玉を前記誘導路とは別に前記貯留部内に形成されて前記玉揚送装置側に向けて誘導する回収通路と、前記貯留部の下流側に設けられ且つ前記回収通路の下流端開口から排出されるパチンコ玉と前記誘導路の下流端開口から排出されるパチンコ玉とを合流させてこれを前記玉揚送装置側に送り出す合流部と、が設けられ、前記合流部には、当該合流部で合流した後のパチンコ玉を前記玉揚送装置側へ導出する導出口と、該導出口と前記誘導路の下流端開口とが一直線に連通する一直線通路と、前記回収通路の下流端開口から排出されたパチンコ玉の流下方向を転換することで流下速度を減速させて当該パチンコ玉を前記一直線通路の途中に合流させる方向転換通路と、が設けられることを特徴とする。
また、請求項2の発明においては、前記貯留タンクは、前記回収通路の下方に一体的に設けられてパチンコ玉を前記合流部に誘導する閉断面形状の玉通路を備え、該玉通路の上流側の側壁面には、前記貯留部に貯留されて前記誘導路を流下するパチンコ玉を前記玉通路内に取り込む玉取込口が穿設され、前記合流部には、前記方向転換通路とは異なり且つ前記玉通路の下流端開口から排出されたパチンコ玉を受け入れてこれを前記方向転換通路の合流位置よりも上流の前記一直線通路の途中に合流させる連結通路が設けられることを特徴とする。
さらに、請求項3の発明においては、前記方向転換通路は、通路形状寸法及び取付傾斜角度の変更が可能な単独の板状部材によって形成されて前記合流部に装着されることを特徴とする。
請求項1の発明においては、パチンコ機及び計数装置から排出されて上面開口を落下したパチンコ玉は、貯留タンク内の誘導路を通って玉揚送装置側に設けられた合流部に送り込まれる。また、パチンコ機及び計数装置から排出されて回収樋で回収されたパチンコ玉は、回収樋から貯留タンク内の回収通路を通って合流部に送り込まれる。そして、誘導路からのパチンコ玉と回収通路からのパチンコ玉とが合流部で合流され、この合流されたパチンコ玉が合流部の導出口から玉揚送装置側に導出される。このとき、誘導路からのパチンコ玉は、一直線通路を通って一直線で導出口に誘導されるのに対して、回収通路からのパチンコ玉は、流下方向を転換する方向転換通路を通って流下速度が減速され(玉流れの勢いが弱められ)、一直線通路の途中で誘導路からのパチンコ玉と合流される。これにより、回収樋で回収されたパチンコ玉を優先的に貯留タンク内の合流部に送り込むことができ、然も、回収樋で回収されて貯留タンク内に送り込まれるパチンコ玉、言い換えれば回収通路を流下するパチンコ玉が多量にあった場合でも、貯留タンク内の貯留空間(誘導路)に貯留されているパチンコ玉の玉流れを確保することができる。
また、請求項2の発明においては、回収通路の下方に閉断面形状の玉通路を設けると共に、玉通路の上流側の側壁面に穿設された玉取込口から誘導路に貯留されたパチンコ玉を取り込んで玉通路内を流下させて合流部に送り込む。そして、玉通路から合流部に送り込まれたパチンコ玉は、回収通路からのパチンコ玉を受け入れる方向転換通路とは異なる連結通路を通って一直線通路の途中に合流される。つまり、誘導路に貯留されるパチンコ玉において、その下流側のパチンコ玉は、誘導路の下流端開口から順次合流部の一直線通路に送り込まれる一方、上流側のパチンコ玉は、玉取込口から玉通路を通って合流部の連結通路に送り込まれて一直線通路の途中で合流される。これにより、誘導路に貯留されたパチンコ玉を下流側からのみ合流部に送り込むことで誘導路の上流側に貯留されたパチンコ玉の玉流れが滞るようなことを確実に回避することができ、結果として、貯留タンク内の貯留空間(誘導路)に貯留されているパチンコ玉の循環の偏りを減らし、貯留タンク内のパチンコ玉を円滑に循環させることができる。
さらに、請求項3の発明においては、方向転換通路を形成する板状部材の通路形状寸法又は取付傾斜角度を変更するだけで、簡単に方向転換通路を流下するパチンコ玉の流下速度(玉流れの勢い)を変更することができる。これにより、パチンコ島台の状況に応じて、回収通路を通って合流部に合流されるパチンコ玉と誘導路を通って合流部に合流されるパチンコ玉との合流割合を簡単に変更することができる。
実施形態に係るパチンコ島台の内部を示す側面図である。 パチンコ島台の貯留タンクが設置される部分の断面図である。 貯留タンクを示す斜視図である。 貯留タンクの内部を第1側板側から透視した状態の斜視図である。 貯留タンクの内部を第2側板側から透視した状態の斜視図である。 貯留タンクを示す平面図である。 溢れ玉誘導樋と側方誘導樋と圧抜板を取り除いた状態の貯留タンクを示す平面図である。 溢れ玉誘導樋と側方誘導樋と圧抜板と回収通路を取り除いた状態の貯留タンクを示す平面図である。 図6のA−A線矢視断面である。 図6のB−B線矢視断面である。 図7のC−C線矢視断面である。 図7のD−D線矢視断面である。 前側合流部を示す部分拡大斜視図である。 第1及び第2の誘導路、回収通路、及び玉通路と、前側合流部との合流部分を示す部分拡大斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1及び図2を参照して本実施形態に係るパチンコ島台1の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係るパチンコ島台1の内部を示す側面図であり、図2は、パチンコ島台1の貯留タンク13が設置される部分の断面図である。
図1において、パチンコ島台1は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向両面に複数のパチンコ機2を背向列設するようになっている。また、パチンコ島台1には、各パチンコ機2に挟持されるように計数装置としての台間玉貸計数機3が設けられており、この台間玉貸計数機3は、パチンコ機2と1対1対応するように設けられていると共に、硬貨または紙幣、あるいはプリペイドカードまたは貯玉カードによりパチンコ玉を貸し出すようになっている。
また、台間玉貸計数機3は、遊技により獲得した景品玉を計数するための計数機能や、景品玉をレシートまたはカード等に交換する景品交換機能等を備えている。即ち、各パチンコ機2と対応する台間玉貸計数機3に上記のような各種機能が設けられているため、その玉数をレシートまたはカード等に記憶させて景品と交換することができ、パチンコ玉を景品交換所に運ぶ必要がない。前記カード等にはカードを識別するために必要なID番号が記憶されていると共に、各パチンコ機2毎にカード盗難防止装置が設けられているので、カード等が悪用されたり、盗難される心配がない。
パチンコ島台1のほぼ中央には、玉揚送装置(図示しない)が収納される玉揚送装置収納部5が立設されている。玉揚送装置は、帯状の搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送するものであり、その帯状の搬送ベルトがパチンコ島台1の長手方向と直交するように配置されて下部の導入樋18から導入したパチンコ玉を上部に研磨しながら揚送して上部の排出樋から次に説明する上部タンク6に排出するものである。
玉揚送装置の上部には、揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タンク6が設けられ、該上部タンク6からは、各パチンコ機2にパチンコ玉を供給するための補給樋8が、パチンコ島台1の長手方向端部に向かって傾斜状に設けられている。なお、本実施形態のパチンコ島台1は、前述したような台間玉貸計数機3を設けて景品玉を迅速且つ確実に自島に返還する構成とすることで、隣り合うパチンコ島台との間でパチンコ玉のやり取りを行うことがない完全独立島(他島との交流がない島)として構成されている。
しかして、玉揚送装置により揚送されたパチンコ玉は、先ず上部タンク6につながる補給樋8に最優先で送られ、上部タンク6でオーバーフローしたパチンコ玉は、オーバーフローダクト(図示しない)及び中継樋14を介してパチンコ島台1の下部にある貯留タンク13の溢れ玉誘導樋45(図4参照)に誘導されるようになっている。また、貯留タンク13内に十分なパチンコ玉が貯留されていない場合には、同じくオーバーフローダクト及び中継樋14を介してパチンコ島台1の下部にある貯留タンク13の溢れ玉誘導樋45に誘導される。溢れ玉誘導樋45に誘導されたパチンコ玉は、貯留タンク13内へ落下し、貯留タンク13に貯留されることとなるが、この貯留タンク13に貯留されたパチンコ玉は、玉揚送装置により研磨されているため、常にきれいにされた状態のパチンコ玉である。
なお、オーバーフローダクトは、玉揚送装置収納部5に一体的に形成されている。また、図示の実施形態においては、玉揚送装置の一側側方に貯留タンク13が設けられているが、貯留タンク13は、パチンコ機2の横幅寸法の約2〜3台分に相当する長さに形成されており、パチンコ島台1に設置される複数の玉箱26の総容量は許容できるよう設計されている。
また、補給樋8には、各パチンコ機2にパチンコ玉を誘導する分配シュート(図示しない)が各パチンコ機2に対応して設けられている。分配シュートにより取り込まれたパチンコ玉は、補給装置(図示しない)を介してパチンコ機2の背面上部に設けられた賞球タンク(図示しない)、及び台間玉貸計数機3に供給され、景品玉や遊技玉として使用される。また、補給樋8の下流端には、玉抜き用分離器(図示しない)が設けられており、補給樋8の下流端まで流下してきたパチンコ玉は、玉抜き用分離器から蛇腹(図示しない)を介して後述するアウト玉回収樋17,17’へ導出されることにより、パチンコ玉がパチンコ島台1内を循環している。
一方、パチンコ機2から排出される使用済みのパチンコ玉は、計数機能を有するアウト玉回収ボックス(図示しない)で回収された後、下方に排出される。アウト玉回収ボックスから排出されたパチンコ玉は、パチンコ島台1の両端部からそのほぼ中央に立設される玉揚送装置の下部に向けて下り傾斜状に設けられる前記アウト玉回収樋17,17’上に落下せしめられる。なお、貯留タンク13の長手方向幅内の上方位置に配置される4台のパチンコ機2(パチンコ島台1の片側でパチンコ機2が2台対応し、両側で全4台のパチンコ機2が対応する)においては、アウト玉回収ボックスから排出されたパチンコ玉は、直接、貯留タンク13内へ落下せしめられ、玉揚送装置の貯留タンク13側の真横に設置される2台のパチンコ機2(パチンコ島台1の片側でパチンコ機2が1台対応し、両側で全2台のパチンコ機2が対応する)においては、アウト玉回収ボックスから排出されたパチンコ玉は、中継樋14上に落下せしめられる。
また、パチンコ機2の下部には、図2に示すように、パチンコ島台1に対してほぼ直交するように外側に向かってカウンター台25が突設されている。該カウンター台25には、玉箱26が載置されると共に、遊技者が遊技で獲得し、玉箱26に貯留した景品玉を台間玉貸計数機3に送り込む誘導路(図示しない)が形成されている。そして、当該誘導路を介して台間玉貸計数機3に送り込まれた景品玉は、台間玉貸計数機3内で計数された後、台間玉貸計数機3の裏面側に設けられた蛇腹状の景品玉排出路27の排出口28からアウト玉回収樋17,17’に落下せしめられる。なお、貯留タンク13の長手方向幅内の上方位置に配置される4台のパチンコ機2においては、台間玉貸計数機3裏面の景品玉排出路27の排出口28から排出された景品玉は、直接、貯留タンク13内へ落下せしめられ、玉揚送装置の貯留タンク13側の真横に設置される2台のパチンコ機2においては、台間玉貸計数機3裏面の景品玉排出路27の排出口28から排出された景品玉は、中継樋14上に落下せしめられる。さらに、カウンター台25の下方には、パチンコ島台1の下部外観を構成する腰板21がパチンコ島台1に対して着脱自在に設置されている。この腰板21に対応する位置のパチンコ島台1内部には、アウト玉回収樋17,17’が位置しているため、腰板21を取り外すことにより、アウト玉回収樋17,17’のメンテナンスや玉詰まり等のトラブルに対する処置を容易に行うことができる。
なお、アウト玉回収樋17,17’は、台間玉貸計数機3(計数機能)で計数されたパチンコ玉及びパチンコ機2で使用されたパチンコ玉をまとめて回収するものであり、簀の子状の誘導レールがパチンコ島台1の中央に長手方向に沿って敷設されている。また、玉揚送装置を挟んで右側のアウト玉回収樋17(回収樋)の下流端は、貯留タンク13に接続されており、玉揚送装置を挟んで左側のアウト玉回収樋17’は、連結樋19を介して貯留タンク13に接続されている。なお、アウト玉回収樋17,17’は、簀の子状の誘導レールに限らず、ベルトコンベア等により構成されるものであってもよい。
そこで、貯留タンク13の構造について図3乃至図14を参照して説明する。図3は、貯留タンク13を示す斜視図であり、図4は、貯留タンク13の内部を第1側板40a側から透視した状態の斜視図であり、図5は、貯留タンク13の内部を第2側板40b側から透視した状態の斜視図であり、図6は、貯留タンク13を示す平面図であり、図7は、溢れ玉誘導樋45と側方誘導樋47と圧抜板72を取り除いた状態の貯留タンク13を示す平面図であり、図8は、溢れ玉誘導樋45と側方誘導樋47と圧抜板72と回収通路50を取り除いた状態の貯留タンク13を示す平面図であり、図9は、図6のA−A線矢視断面であり、図10は、図6のB−B線矢視断面であり、図11は、図7のC−C線矢視断面であり、図12は、図7のD−D線矢視断面であり、図13は、前側合流部71を示す部分拡大斜視図であり、図14は、第1及び第2の誘導路54,55、回収通路50、及び玉通路51と、前側合流部71との合流部分を示す部分拡大斜視図である。
先ず、貯留タンク13は、パチンコ島台1の玉揚送装置から右側へ約2〜3台分のパチンコ機2のカウンター台25より下方の下部空間に設置されると共に(図1参照)、上方から落下してくるパチンコ玉を直接受け入れる上面開口13aが形成された直方体状のタンク基台によって構成されており、タンク基台は、図3乃至図12に示すように、第1側板40aと第2側板40bと前板41と後板42と底板43とから構成されている。
前板41の上端部中央には、前記中継樋14が接続される導入口44が形成され、この導入口44から後板42側に向けて、上部タンク6から溢れたパチンコ玉を貯留タンク13内の一端から他端に向かって誘導するための溢れ玉誘導樋45が下り傾斜して設けられている。この溢れ玉誘導樋45は、導入口44の開口幅とほぼ同じ幅寸法で形成されており、その下流端は、後板42との間で所定間隔を持って立設された逆T字状の後側仕切板46と当接されている。また、中継樋14の横幅方向における両端には、それぞれ中継樋14の底面からパチンコ玉1個分以上の高さ幅を有するゴム板15が左右一対に設けられている。ゴム板15は、玉揚送装置の貯留タンク13側の真横に設置される2台のパチンコ機2(隣接される台間玉貸計数機3を含む)から排出されるパチンコ玉を受け止めるための玉受け板として機能し、受け止めたパチンコ玉を貯留タンク13内に誘導するようになっている。
なお、上記したゴム板15上に落下したパチンコ玉は、ゴム板15上から中継樋14の底面上に落ちて上部タンク6から溢れたパチンコ玉と一緒に溢れ玉誘導樋45に誘導されるものもあれば、そのままゴム板15上を転動して後述する第1及び第2の各誘導路54,55に落下するものもある。このため、上部タンク6から溢れたパチンコ玉が中継樋14上を勢いよく流下することで、ゴム板15上のパチンコ玉が中継樋14上に落下できないようなときでも、ゴム板15上に落下したパチンコ玉は、ゴム板15上を転動して確実に貯留タンク13内に送り込まれるようになっている。また、中継樋14の中央側に対向するゴム板15の側壁面は、中継樋14の上流側から下流側に向けて徐々に中継樋14の底面幅を狭め、下流端で中継樋14の底面幅を溢れ玉誘導樋45の樋幅とほぼ同一にする形状に形成されている。これにより、左右一対のゴム板15は、中継樋14に送り込まれたパチンコ玉をその流下に伴って徐々に溢れ玉誘導樋45の樋幅内に寄せ集める機能も有している。
第1側板40a及び第2側板40bの上側内壁部には、それぞれ側方誘導樋47が設けられている。側方誘導樋47は、前板41の内壁面から後板42側に向けて下り傾斜して設けられており、その下流端は、逆T字状をなす後側仕切板46の上側両端に穿設された導入切欠部48に接続されている。また、側方誘導樋47の樋幅方向における先端には、立壁部49が立設されており、一旦、側方誘導樋47内に入ったパチンコ玉は、側方誘導樋47から外れることなく確実に後板42(後側仕切板46)側に誘導されるようになっている。
なお、側方誘導樋47と溢れ玉誘導樋45との間には、幅方向で隙間が設けられており(図2参照)、貯留タンク13の長手方向幅内の上方位置に配置される6台のパチンコ機2において、アウト玉回収ボックスから排出されるパチンコ玉や景品玉排出路27の排出口28から排出されるパチンコ玉は、この隙間から貯留タンク13内へ落下することとなる。そして、側方誘導樋47は、貯留タンク13内に貯留するパチンコ玉が立壁部49の上端部分よりも高い位置まで積み上げられたときに、これを受け入れて後板42(後側仕切板46)側に誘導することで、パチンコ玉が貯留タンク13から溢れ出るのを防止するようになっている。また、側方誘導樋47の傾斜角度、言い換えれば、立壁部49の上端部分の傾斜角度は、溢れ玉誘導樋45の傾斜角度と同一に設定されている。これにより、貯留タンク13の長手方向のいずれの箇所においても、溢れ玉誘導樋45と立壁部49の上端部分との高さ間隔は一定となっている。
また、溢れ玉誘導樋45の傾斜角度と側方誘導樋47の傾斜角度とを異ならせた場合には、溢れ玉誘導樋45の底面の傾斜と立壁部49の上端部分との傾斜角度が同一となるように、立壁部49を構成すればよい。しかし、このような構成では、立壁部49が大きくなり、貯留タンク13内のスペースを有効活用できなくなるため、望ましくは、溢れ玉誘導樋45と側方誘導樋47との傾斜角度を同一にするとよい。このように溢れ玉誘導樋45と立壁部49の上端部分との高さ間隔を一定にすることで、貯留タンク13の長手方向の何れの箇所においても、溢れ玉誘導樋45よりも上方に積み上がったパチンコ玉を均等に側方誘導樋47に誘導することができるため、アウト玉回収ボックスや台間玉貸計数機3といった貯留タンク13の上方から直接パチンコ玉を落下させる装置の排出口の位置を容易に設定することができる。
底板43は、後板42側から前板41側に向かって下り傾斜しており、その傾斜に沿った短手方向における中央部分、即ち、貯留タンク13内の一端から他端に向かって伸びる溢れ玉誘導樋45の真下部分には、回収通路50及び玉通路51が上下二段に積層して設けられている(図10参照)。回収通路50は、貯留タンク13内に貯留されるパチンコ玉が入り込まないような閉断面形状をなし(図9乃至図12参照)、その上流端は、後側仕切板46に穿設された導入口52に接続されている(図5参照)。一方、回収通路50の下流端は、後述する第3底面板77と連通するように配されている(図13参照)。また、玉通路51の上流側における左右の側壁部分には、それぞれ貯留タンク13内(厳密には、玉通路51の左右側方に設けられる後述する第1及び第2の各誘導路54,55)に貯留されるパチンコ玉を取り込むための玉取込口53が穿設されており、玉通路51の下流端は、後述する第2底面板76と連通するように配されている。即ち、玉通路51においても、玉取込口53以外となる部分では回収通路50と同様に閉断面形状をなしている。そして、このように閉断面の通路形状に形成された回収通路50及び玉通路51は、通路内を流下するパチンコ玉が外部からの玉圧を受けることがないので、ほぼ縦1段でパチンコ玉を流下させて貯留タンク13の下流側(後述する前側合流部71)に誘導するようになっている。
また、上記した上下二段の回収通路50及び玉通路51と、第1及び第2の各側板40a,40bとの間は、それぞれ底板43の傾斜に沿ってパチンコ玉を後板42側から前板41側に誘導する第1及び第2の各誘導路54,55(左右の誘導路)として形成されいる。第1誘導路54は、上流部分となる第1側板40aと玉取込口53との間の部分が、その他の部分に比べて一段高くなった段差部56として形成されている。一方、第1誘導路54の下流端には、第1前側仕切板57が設けられ、該第1前側仕切板57には、第1誘導路54と後述する第1底面板75とを連通する連通切欠部58が穿設されている。なお、第1誘導路54上における第1前側仕切板57(連通切欠部58以外の部分)と玉通路51の側壁面との隅角部分には、当該隅角部分で第1誘導路54を流下するパチンコ玉が詰らないようにするための誘導突片83が設けられている(図6乃至図8参照)。
また、第2誘導路55は、第1誘導路54とは異なり、上流端から下流端に亘って段差がなくストレートに傾斜した通路形状に形成され、上流部分となる第2側板40bと玉取込口53との間に位置する底面の高さは、第1誘導路54の段差部56の高さと同一に設定されている(図9参照)。言い換えれば、玉取込口53よりも下流側となる第2誘導路55の底面高さは、段差部56を除いた第1誘導路54の底面高さに比べて一段高く設定されている(図10参照)。なお、第1誘導路54、第2誘導路55、回収通路50、及び玉通路51は、それぞれ水平面に対して3.7度となる同一の傾斜角度に設定されている。一方、第2誘導路55の下流端には、第2前側仕切板59が設けられ、該第2前側仕切板59の下端と第2誘導路55の底面との間の隙間が、第2誘導路55と後述する第2底面板76とを連通する連通口60を形成している。
しかして、上記した第1及び第2の各誘導路54,55は、アウト玉回収ボックス及び景品玉排出路27の排出口28から直接貯留タンク13内へ落下したパチンコ玉と、中継樋14から溢れ玉誘導樋45に導かれたパチンコ玉と、を受け入れて、貯留タンク13の下流側(前側合流部71)に誘導するようになっている。各誘導路54,55の間に設けられた玉通路51の上流側には、前述したように各誘導路54,55のパチンコ玉を取り込むための玉取込口53を設けることで、各誘導路54,55の上流側に貯留されるパチンコ玉を、玉通路51を通して速やかに貯留タンク13の下流側(前側合流部71)に誘導するようになっている。これにより、各誘導路54,55の下流側に貯留されるパチンコ玉だけが優先的に貯留タンク13の下流側(前側合流部71)に誘導されて、上流側のパチンコ玉が各誘導路54,55に滞ってしまうことを回避するようになっている。
なお、玉取込口53の側方に位置する各誘導路54,55の底面は、前述したように段差部56を設けることで同一の高さに設定されており、然も、玉通路51の底面高さは、各誘導路54,55の底面高さに比べて若干低く設定されている(図9参照)。これにより、各誘導路54,55の上流側に貯留されるパチンコ玉は、均等且つスムーズに玉通路51内に送り込まれるようになっている。但し、各誘導路54,55から玉通路51内へのパチンコ玉の玉流れ量に差をもたせたい場合には、玉流れ量を多くした方の底面を高く設定したり、玉取込口53を上流側に設ける等してもよい。また、玉取込口53の側方(段差部56を設けた上流部分)以外では、第1誘導路54の底面高さを第2誘導路55の底面高さよりも低く設定しているが、これは、各誘導路54,55からのパチンコ玉を前側合流部71で合流するための設計に基づくものである。
後板42と後側仕切板46との間には、後側合流部61が形成されている。後側合流部61は、アウト玉回収樋17と回収通路50とを連通する連通樋62と、第1側板40a及び第2側板40bの内壁面からそれぞれ連通樋62に向けて下り傾斜して設けられた第1及び第2の各誘導板63,64と、を備えている。連通樋62は、その上流端が後板42に穿設された導入口65を通してアウト玉回収樋17に連結され、連通樋62の下流端は、前述した後側仕切板46の導入口52を通して回収通路50に連結されている。また、第1誘導板63は、第1側板40a側に設けられた側方誘導樋47を通って後側仕切板46の導入切欠部48から送り込まれるパチンコ玉を連通樋62に誘導する一方、第2誘導板64は、第2側板40b側に設けられた側方誘導樋47を通って後側仕切板46の導入切欠部48から送り込まれるパチンコ玉を連通樋62に誘導する。これにより、後側合流部61を構成する連通樋62は、アウト玉回収樋17から送り込まれたパチンコ玉と、側方誘導樋47から送り込まれたパチンコ玉とを合流して、回収通路50に誘導するようになっている。
一方、前板41と第1及び第2の前側仕切板57,59との間には、合流部としての前側合流部71が形成されている。前側合流部71は、第1側板40aの内壁面から第2側板40bの内壁面に亘った貯留タンク13の短手方向幅一杯に延設されて、当該前側合流部71の上壁面を構成する圧抜板72を備えている。圧抜板72は、前板41から後板42の方向へ下り傾斜して設けられ、その前板41側の端部は、前板41の内壁面と当接されている。一方、圧抜板72の後板42側の端部は、前側仕切板57,59の各上端部分、及び回収通路50の下流端の上壁部分と当接されている。
圧抜板72の下方には、図13及び図14に示すように、前側合流部71内を複数の誘導路に区画形成するための第1及び第2の各区画板73,74と、該区画板73,74によって区画形成された各誘導路の通路底面を構成する第1乃至第4の各底面板75〜78と、が設けられている。第1及び第2の区画板73,74は、それぞれ第2前側仕切板59(厳密には、第2誘導路55及び玉通路51の各下流端)と前板41との間で、各々の板面を前板41の板面と平行に配し、且つ、所定間隔を置いて設けられている。また、区画板73,74の各一側端は、それぞれ第2側板40bの内壁面と当接され、区画板73,74の各他側端は、それぞれ第1側板40aの内壁面から所定間隔を置いて配置されている。なお、区画板73,74の各他側端と第1側板40aの内壁面との間隔は、第1前側仕切板57の横幅寸法、言い換えれば第1誘導路54の通路幅寸法と同一に設定されている。
そして、区画板73,74の各他側端と第1側板40aの内壁面との間には、第1前側仕切板57の連通切欠部58を通して第1誘導路54と導入樋18とを連通する一直線通路としての第1底面板75が、第1誘導路54と同様に後板42から前板41の方向へ下り傾斜して設けられている。なお、前板41には、第1底面板75の下流端を導入樋18に接続するための導出口79が穿設されている(図3参照)。また、第1底面板75上における第1側板40aと前板41との隅角部分には、当該隅角部分で第1底面板75を流下するパチンコ玉が詰らないようにするための誘導突片84が設けられている(図7、図8、及び図13参照)。
なお、本実施形態では、導出口79を前板41の中央部ではなく側端側に寄せて穿設しているが、これは、貯留タンク13から導出されたパチンコ玉をスムーズに玉揚送装置へと導くために、導入樋18を直線状に形成しているからである。玉揚送装置の玉導入口をパチンコ島台1の奥行き方向中央部に設置できない理由としては、玉揚送装置は日常のメンテナンス性を考慮して作業者が点検し易いように、パチンコ島台1の奥行き方向一側に寄せる必要があることや、玉揚送装置の構造自体の都合、パチンコ島台1内に設置されるその他設備品の設置環境等が挙げられる。
第2誘導路55及び玉通路51の各下流端と第1区画板73との間には、第2側板40bから第1側板40aの方向へ下り傾斜して連結通路としての第2底面板76が設けられている(図14参照)。第2底面板76の上流端は、第2側板40bの内壁面と当接されている。一方、第2底面板76の下流端は、区画板73,74の各他側端と同様に、第1側板40aの内壁面から所定間隔を置いて配置されて、第1底面板75の上流部分で連通するようになっている。また、このような第2底面板76の配置により、第2底面板76の上流部分に対して、第2誘導路55が第2前側仕切板59の連通口60を通して連通され、第2底面板76の下流部分に対して、玉通路51が連通されるようになっている(図11参照)。
なお、玉通路51の上段に位置する回収通路50の下流端は、第2底面板76の上方を通って第1区画板73の他側端に穿設された導入切欠部80の位置まで延設されている。また、第2底面板76の下流部分と連通する玉通路51の下流端は、第1前側仕切板57側となる部分(以下、これを下流分岐部82という)が若干第1誘導路54の下流端部分と連通するように配置されている(図14参照)。即ち、玉通路51の下流端は、第2底面板76と連通して配置されると共に、その側端部分には、第1前側仕切板57の裏面側で第1誘導路54と連通する下流分岐部82が設けられている。これにより、第2誘導路55から第2底面板76上に流れ込んだパチンコ玉の玉流れの勢いが強く、その玉流れの勢いによって玉通路51からのパチンコ玉が第2底面板76上に流れ込み難くなるような場合でも、玉通路51からのパチンコ玉は下流分岐部82を通って第1誘導路54に流れることができるので、玉通路51の下流部分でパチンコ玉が滞ってしまうことを回避できる。
第1区画板73と第2区画板74との間には、第2側板40bから第1側板40aの方向へ下り傾斜して方向転換通路としての第3底面板77が設けられている。第3底面板77の上流端は、第2側板40bの内壁面と当接されている。一方、第3底面板77の下流端は、区画板73,74の各他側端と同様に、第1側板40aの内壁面から所定間隔を置いて配置されて、第1底面板75の中流部分で連通するようになっている。また、第1区画板73の他側端には、前述したように回収通路50の下流端が接続される導入切欠部80が穿設されている。これにより、第3底面板77の下流部分に対して、回収通路50が連通されるようになっている(図12参照)。
第2区画板77と前板41との間には、第2側板40bから第1側板40aの方向へ下り傾斜して第4底面板78が設けられている。第4底面板76の上流端は、第2側板40bの内壁面と当接されている。一方、第4底面板76の下流端は、区画板73,74の各他側端と同様に、第1側板40aの内壁面から所定間隔を置いて配置されて、第1底面板75の下流部分で連通するようになっている。また、第4底面板76の上流部分と対応する前板41の部分には、連結樋19が接続される連結口81が穿設されている(図3参照)。これにより、第4底面板78の上流部分に対して、連結樋19が連通されるようになっている。
ここで、上記した前側合流部71と該前側合流部71に合流する各種構成部材の設定寸法について、図13及び図14を参照して説明する。先ず、前側合流部71に合流する各種構成部材となる第1及び第2の誘導路54,55、回収通路50、及び玉通路51の設定寸法について説明する。第1誘導路54、第2誘導路55、回収通路50、及び玉通路51は、前述したように水平面に対して3.7度の傾斜角度に設定されている。第1誘導路54の通路幅寸法W1は、図14に示すように、140mmに設定されている。第1誘導路54の下流端に配置されて第1誘導路54と前側合流部71の第1底面板75とを連通する第1前側仕切板57の連通切欠部58は、第1側板40aの内壁面から第2側板40b側に90mmの横幅寸法W2に設定され、第1誘導路54の底壁面から上方に31mmの高さ幅寸法H1に設定されている。これにより、第1誘導路54のパチンコ玉は、パチンコ玉の直径寸法が11mmとなることから、連通切欠部58を通して縦2段で前側合流部71の第1底面板75に送り込まれる。
第2誘導路55の通路幅寸法W3は、第1誘導路54と同一の140mmに設定されており、第2誘導路55の下流端に配置されて第2誘導路55と前側合流部71の第2底面板76とを連通する第2前側仕切板59の連通口60は、第1前側仕切板57の連通切欠部58と同様に、第2誘導路55の底壁面から上方に31mmの高さ幅寸法H2に設定されている。これにより、第2誘導路55のパチンコ玉は、連通口60を通して縦2段で前側合流部71の第2底面板76に送り込まれる。
なお、連通口60の横幅寸法は、第2誘導路55の通路幅寸法W3と同一の140mmとなり、連通切欠部58の横幅寸法W2(90mm)よりも50mm広く設定されている。言い換えれば、連通切欠部58の横幅寸法W2は、連通口60の横幅寸法W3よりも50mm狭く設定されている。これは、前述した貯留タンク13の設計構造(第1誘導路54が前側合流部71の第1底面板75と直線的に接続される構造)上、第1誘導路54のパチンコ玉が最も勢いよく第1底面板75に流れ込むため、連通切欠部58の横幅寸法W2を狭めて第1誘導路54から第1底面板75に流れ込むパチンコ玉の量を減らし、第1誘導路54からのパチンコ玉と第2誘導路55からのパチンコ玉とを第1底面板75上でほぼ均等に合流させるための設定であり、このような構成とすることで、第1誘導路54に貯留されるパチンコ玉と第2誘導路55に貯留されるパチンコ玉とを均等に循環させることができる。
上下二段の回収通路50及び玉通路51は、それぞれ102mmの通路幅寸法W4,W5に設定されている。回収通路50の通路高さ寸法H3は、30mmであり、玉通路51の通路高さ寸法H4は、連通切欠部58及び連通口60の高さ幅寸法と同一の31mmである。また、第1誘導路54側に連通する玉通路51の下流分岐部82は、第1誘導路54の底壁面から高さ寸法H5が20.2mmとなる位置に配され、その横幅寸法W6は30mmに設定されている。なお、玉通路51の上流側に設けられた玉取込口53の高さ幅寸法H6は、玉通路51の通路高さ寸法H4と同一の31mmであり、玉取込口53の横幅寸法W7は、108mmに設定されている(図4参照)。
次に、前側合流部71を構成する第1乃至第4の底面板75〜78の設定寸法について説明する。第1底面板75の通路幅寸法W8は、第1誘導路54と同一の140mmに設定されており、第2底面板76の通路幅寸法W9は、65mmに設定されている。また、第2底面板76は、3.4度の傾斜角度に設定されており、第2底面板76の下流端は、図13に示すように、その通路幅方向における両端部分でそれぞれ第1底面板75から高さ寸法H7,H8が9mm、15mmとなる位置に配置されている。また、第3及び第4の底面板77,78は、それぞれ第2底面板76と同一の65mmの通路幅寸法W10,W11に設定されると共に、各々8度の傾斜角度に設定されている。また、第3及び第4の底面板77,78の下流端は、それぞれの通路幅方向における一端部分(第1底面板75の上流側の一端部分)で第1底面板75から高さ寸法H9,H10が40mmとなる位置に配置されている。
ところで、上記した第3底面板77は、パチンコ玉を誘導する通路方向が回収通路50の通路方向と直交する方向に配置されている。このため、回収通路50から第3底面板77上に流れ込むパチンコ玉は、第3底面板77側に対向する第2区画板74の側壁面に衝突して流下方向が変わると共に、その衝突によって玉流れの勢いが弱められるようになっている。しかしながら、第3底面板77の下流端は、前述したように第1底面板75からパチンコ玉1個分以上の高さとなる40mmの位置に配置されることで、回収通路50を通って第3底面板77に流れ込んだパチンコ玉は、ある程度の勢いをもって第1底面板75上に落下することになる。このため、第3底面板77を流下したパチンコ玉は、第1底面板75の上流で合流して下流側に流下するパチンコ玉(第1誘導路54を流下したパチンコ玉と、第2誘導路55及び玉通路51を通った後に第2底面板76を流下したパチンコ玉)の玉流れに止められることなく、第1底面板75上で合流できるようになっている。
また、これと同様に、第4底面板78は、パチンコ玉を誘導する通路方向が連結樋19の通路方向と直交する方向に配置されているため、連結樋19から第4底面板78上に流れ込むパチンコ玉は、第4底面板78側に対向する第2区画板74の側壁面に衝突して流下方向が変わり玉流れの勢いが弱められるが、第4底面板78の下流端は、前述したように第1底面板75からパチンコ玉1個分以上の高さとなる40mmの位置に配置されることで、連結樋19を通って第4底面板78に流れ込んだパチンコ玉は、ある程度の勢いをもって第1底面板75上に落下することになる。このため、第4底面板78に流れ込んだパチンコ玉は、第1底面板75の中流で合流して下流側に流下するパチンコ玉(第1底面板75の上流で合流したパチンコ玉と、回収通路50を通った後に第3底面板77を流下したパチンコ玉)の玉流れに止められることなく、第1底面板75上で合流できるようになっている。
以上、貯留タンク13の構造について説明してきたが、次に、貯留タンク13の作用をパチンコ玉の流れに沿って説明する。先ず、前述したように玉揚送装置によって揚送され、上部タンク6でオーバーフローしたパチンコ玉が中継樋14を介して貯留タンク13内の溢れ玉誘導樋45に導入され、溢れ玉誘導樋45上を流下する。パチンコ玉は、溢れ玉誘導樋45を流下した後に後側仕切板46にぶつかることで第1及び第2の誘導路54,55に向けて落下して、各誘導路54,55の上流側から順に誘導路54,55内に貯留されていく。但し、中継樋14を介して貯留タンク13内に誘導されるパチンコ玉は、上部タンク6でオーバーフローしたパチンコ玉だけではなく、玉揚送装置の貯留タンク13側の真横に設置された2台のパチンコ機2の各アウト玉回収ボックスから排出されるパチンコ玉と、当該2台のパチンコ機2に隣接された各台間玉貸計数機3の景品玉排出路27(排出口28)から排出される景品玉と、が中継樋14のゴム板15上に落下されて貯留タンク13内に誘導される。また、誘導路54,55内には、貯留タンク13の長手方向幅内の上方位置に配置された4台のパチンコ機2の各アウト玉回収ボックスから排出されるパチンコ玉と、当該4台のパチンコ機2に隣接された各台間玉貸計数機3の景品玉排出路27(排出口28)から排出される景品玉と、が直接落下せしめられる。
なお、上記した誘導路54,55内のパチンコ玉が後側仕切板46の下流端部分までの高さ位置まで貯留されて、後側仕切板46から誘導路54,55内へのパチンコ玉の落下が滞るような場合、溢れ玉誘導樋45上を流下するパチンコ玉は、後側仕切板46に到達する以前に溢れ玉誘導樋45から外れて誘導路54,55内に貯留されたパチンコ玉の上に落下する。さらには、誘導路54,55内に多量のパチンコ玉が貯留されて、側方誘導樋47の側壁となる立壁部49の上端部分よりも高い位置までパチンコ玉が積み上げられた場合、立壁部49の上端部分よりも高い位置にあるパチンコ玉は、立壁部49を乗り越えて側方誘導樋47内に入り込み、側方誘導樋47を通って後側合流部61に送り込まれる。
そして、誘導路54,55内のパチンコ玉は、それぞれ各誘導路54,55の傾斜に沿ってその下流側となる前側合流部71に向けて流下する。また、誘導路54,55の上流側に貯留されるパチンコ玉は、それぞれ玉取込口53から玉通路51内に入り込み、該玉通路51を通って前側合流部71に誘導される。
また、貯留タンク13の長手方向幅内の上方位置に配置された4台のパチンコ機2、及び玉揚送装置の貯留タンク13側の真横に設置された2台のパチンコ機2以外となるパチンコ機2において、玉揚送装置を挟んで左側(貯留タンク13が配置されない側)のアウト玉回収樋17’の上方に配置されたパチンコ機2では、当該パチンコ機2のアウト玉回収ボックスから排出されるパチンコ玉と、当該パチンコ機2に隣接された台間玉貸計数機3の景品玉排出路27(排出口28)から排出される景品玉と、がアウト玉回収樋17’及び連結樋19を通って前側合流部71に誘導される。一方、玉揚送装置を挟んで右側(貯留タンク13が配置される側)のアウト玉回収樋17の上方に配置されたパチンコ機2では、当該パチンコ機2のアウト玉回収ボックスから排出されるパチンコ玉と、当該パチンコ機2に隣接された台間玉貸計数機3の景品玉排出路27(排出口28)から排出される景品玉と、がアウト玉回収樋17を通って後側合流部61に誘導される。
後側合流部61では、アウト玉回収樋17を流下したパチンコ玉が導入口65を通って連通樋62上に流れ込み、また、前述したように側方誘導樋47を流下したパチンコ玉が導入切欠部48を通って第1及び第2の誘導板63,61上に流れ込む。誘導板63,61上に流れ込んだパチンコ玉は、連通樋62上のパチンコ玉と合流し、この合流したパチンコ玉が導入口52を通って回収通路50に送り込まれる。そして、回収通路50内のパチンコ玉は、回収通路50の傾斜に沿ってその下流側となる前側合流部71に向けて流下する。
一方、前側合流部71では、第1誘導路54を流下したパチンコ玉が連通切欠部58を通って第1底面板75上に流れ込む。また、第2誘導路54を流下したパチンコ玉は、連通口60を通って第2底面板76の上流部分に流れ込み、玉通路51を流下したパチンコ玉は、第2底面板76の下流部分に流れ込む。これにより、第2誘導路54から送り込まれて第2底面板76上を流下するパチンコ玉に対して、玉通路51からのパチンコ玉が第2底面板76の下流部分で合流され、この合流したパチンコ玉が第1誘導路54から送り込まれて第1底面板75上を流下するパチンコ玉に合流される。なお、このとき、玉通路51の下流端から排出されるパチンコ玉のうち一部のパチンコ玉は、下流分岐部82を通って第1前側仕切板57の裏面側で第1誘導路54に送り込まれる。但し、第2誘導路55から第2底面板76上に流れ込んだパチンコ玉の玉流れの勢いが強いような場合、玉通路51からのパチンコ玉は、第2底面板76上に流れ込み難くなるため、その大半が下流分岐部82を通って第1誘導路54に送り込まれる。
また、回収通路50を流下したパチンコ玉は、第1区画板73の導入切欠部80から第3底面板77上に流れ込む。第3底面板77上に流れ込んだパチンコ玉は、第3底面板77の傾斜に沿って流下して第1底面板75上に落下し、第1底面板75の上流から流下するパチンコ玉(第1誘導路54を流下したパチンコ玉と、第2誘導路55及び玉通路51を通った後に第2底面板76を流下したパチンコ玉)と合流される。なお、第3底面板77から第1底面板75上に落下するパチンコ玉は、第1底面板75の第2側板40b側となる側端部分で第1底面板75の上流から流下するパチンコ玉と合流されるようになっている。言い換えれば、回収通路50から前側合流部71に送り込まれるパチンコ玉は、第1底面板75の第1側板40a側まで到達しないように設計されている。これにより、第3底面板77を流下したパチンコ玉が第1底面板75全体を覆うことがなくなるため、第1底面板75の上流から流下するパチンコ玉(貯留空間から流下してきたパチンコ玉)の玉流れが滞ることがない。
また、アウト玉回収樋17’を介して連結樋19を流下したパチンコ玉は、前板41の連結口81から第4底面板78上に流れ込む。第4底面板78上に流れ込んだパチンコ玉は、第4底面板77の傾斜に沿って流下して第1底面板75上に落下し、第1底面板75の中流から流下するパチンコ玉(第1底面板75の上流で合流したパチンコ玉と、回収通路50を通った後に第3底面板77を流下したパチンコ玉)と合流される。そして、このようにして第1底面板75の下流で合流されたパチンコ玉は、前板41の導出口79から導入樋18を通って玉揚送装置に送り込まれる。
ところで、以上説明した貯留タンク13内でのパチンコ玉の玉流れにおいて、貯留タンク13内でのパチンコ玉の貯留空間となる第1及び第2の誘導路54,55では、玉取込口53側方の底面高さをそれぞれ同一に設定することで、各誘導路54,55間に設けられた玉通路51(玉取込口53)内へのパチンコ玉の流れ込み量を均等にしている。また、第1誘導路54から前側合流部71に送り込まれるパチンコ玉は、そのまま真っ直ぐ前側合流部71の第1底面板75上に流れ込むのに対して、第2誘導路55から前側合流部71に送り込まれるパチンコ玉は、一旦、第2底面板76上で直角に流下方向が切り換えられて第1底面板75上に流れ込むようになっている。このため、第1底面板75上で合流されるパチンコ玉の玉流れの勢いは、第1誘導路54から流れ込むパチンコ玉に比べて第2誘導路55から流れ込むパチンコ玉の方が弱くなってしまう。
そこで、本実施形態では、第1誘導路54から前側合流部71にパチンコ玉を導入する第1前側仕切板57の連通切欠部58を、第2誘導路55から前側合流部71にパチンコ玉を導入する第2前側仕切板59の連通口60よりも横幅寸法を50mm短く設定している。即ち、第1誘導路54からのパチンコ玉の導入口(連通切欠部58)を第2誘導路55からのパチンコ玉の導入口(連通口60)よりも小さく形成している。これにより、第1誘導路54から第1底面板75に流れ込むパチンコ玉の量を減らして、第1誘導路54からのパチンコ玉と第2誘導路55からのパチンコ玉とを第1底面板75上でほぼ均等に合流させるようになっている。しかして、第1及び第2の誘導路54,55に貯留されたパチンコ玉はそれぞれ均等に循環され、貯留タンク13内の特定の部分にだけパチンコ玉が滞るようなことを回避するようになっている。
なお、貯留タンク13内に貯留されたパチンコ玉を合流させて玉揚送装置に誘導する前側合流部71を形成する各構成部材(区画板73,74、及び底面板75〜78)は、それぞれ単独の板状部材からなる。このため、パチンコ島台1の状況に応じて各構成部材の形状寸法又は取付傾斜角度を若干変更するだけで、誘導路54,55に貯留された後に前側合流部71に合流されるパチンコ玉と、誘導路54,55に貯留されることなくアウト玉回収樋17から回収通路50を通って前側合流部71に合流されるパチンコ玉と、の合流割合を簡単に変更することができる。
例えば、貯留タンク13の長手方向幅の寸法を長めに設定することで、パチンコ島台1に設置されるパチンコ機2のうち、貯留タンク13に直接パチンコ玉を排出するパチンコ機2の割合が多くなるような場合、誘導路54,55に貯留されるパチンコ玉の絶対量が増える一方で、アウト玉回収樋17を通って回収通路50に送り込まれるパチンコ玉の絶対量が減ることになる。このような場合には、回収通路50からのパチンコ玉を受け入れてこれを第1底面板75に誘導する第3底面板77の傾斜角度を緩やかにすることで、アウト玉回収樋17から回収通路50を通って前側合流部71に合流されるパチンコ玉の割合を減らすことができる。言い換えれば、誘導路54,55に貯留された後に前側合流部71に合流されるパチンコ玉の割合を増やすことができる。即ち、絶対量が増えた誘導路54,55内のパチンコ玉の合流割合を増やす一方で絶対量が減ったアウト玉回収樋17からのパチンコ玉の合流割合を減らすことにより、誘導路54,55内のパチンコ玉とアウト玉回収樋17からのパチンコ玉とを均等に玉揚送装置に送り込むことができる。
なお、本実施形態の構成によれば、貯留タンク13の中でパチンコ玉の流下方向を変換する構成を、貯留タンク13の長手方向端部、即ち、貯留タンク13の前板41側に構成した前側合流部71、及び貯留タンク13の後板42側に構成した後側合流部61に集約し、パチンコ玉を貯留する空間となる貯留タンク13の長手方向中央部、即ち、各誘導路54,55が設けられている空間(貯留空間)の構成を、平面視直線状の部材のみで構成したため、例えば、貯留タンク13のパチンコ玉の貯留量を変更したい場合には、前側合流部71、及び後側合流部61の構成はそのままで、貯留空間を構成する各部材の長さを変更するだけで容易に対応することができる。また、貯留タンク13の向きを変更したい場合(導入樋18が接続される導出口79の位置を前板41の反対方向に変更したい場合)であっても、前記貯留空間においては、各部材の位置を取り換えるだけで容易に対応することができるため、従来のように貯留タンク全体を各向きにあわせて製作する必要がなくなり、部材の共通化を図ることが可能となる。
以上のように、本実施形態の構成によれば、パチンコ機及び計数装置から排出されて上面開口を落下したパチンコ玉は、貯留タンク内の誘導路を通って玉揚送装置側に設けられた合流部に送り込まれる。また、パチンコ機及び計数装置から排出されて回収樋で回収されたパチンコ玉は、回収樋から貯留タンク内の回収通路を通って合流部に送り込まれる。そして、誘導路からのパチンコ玉と回収通路からのパチンコ玉とが合流部で合流され、この合流されたパチンコ玉が合流部の導出口から玉揚送装置側に導出される。このとき、誘導路からのパチンコ玉は、一直線通路を通って一直線で導出口に誘導されるのに対して、回収通路からのパチンコ玉は、流下方向を転換する方向転換通路を通って流下速度が減速され(玉流れの勢いが弱められ)、一直線通路の途中で誘導路からのパチンコ玉と合流される。これにより、回収樋で回収されたパチンコ玉を優先的に貯留タンク内の合流部に送り込むことができ、然も、回収樋で回収されて貯留タンク内に送り込まれるパチンコ玉、言い換えれば回収通路を流下するパチンコ玉が多量にあった場合でも、貯留タンク内の貯留空間(誘導路)に貯留されているパチンコ玉の玉流れを確保することができる。
また、回収通路の下方に閉断面形状の玉通路を設けると共に、玉通路の上流側の側壁面に穿設された玉取込口から誘導路に貯留されたパチンコ玉を取り込んで玉通路内を流下させて合流部に送り込む。そして、玉通路から合流部に送り込まれたパチンコ玉は、回収通路からのパチンコ玉を受け入れる方向転換通路とは異なる連結通路を通って一直線通路の途中に合流される。つまり、誘導路に貯留されるパチンコ玉において、その下流側のパチンコ玉は、誘導路の下流端開口から順次合流部の一直線通路に送り込まれる一方、上流側のパチンコ玉は、玉取込口から玉通路を通って合流部の連結通路に送り込まれて一直線通路の途中で合流される。これにより、誘導路に貯留されたパチンコ玉を下流側からのみ合流部に送り込むことで誘導路の上流側に貯留されたパチンコ玉の玉流れが滞るようなことを確実に回避することができ、結果として、貯留タンク内の貯留空間(誘導路)に貯留されているパチンコ玉の循環の偏りを減らし、貯留タンク内のパチンコ玉を円滑に循環させることができる。
さらに、方向転換通路を形成する板状部材の通路形状寸法又は取付傾斜角度を変更するだけで、簡単に方向転換通路を流下するパチンコ玉の流下速度(玉流れの勢い)を変更することができる。これにより、パチンコ島台の状況に応じて、回収通路を通って合流部に合流されるパチンコ玉と誘導路を通って合流部に合流されるパチンコ玉との合流割合を簡単に変更することができる。
1 パチンコ島台
2 パチンコ機
3 台間玉貸計数機(計数装置)
5 玉揚送装置収納部
6 上部タンク
13 貯留タンク
13a 上面開口
14 中継樋
17,17’ アウト玉回収樋(回収樋)
18 導入樋
19 連結樋
25 カウンター台
26 玉箱
27 景品玉排出路
28 排出口
45 溢れ玉誘導樋
46 後側仕切板
47 側方誘導樋
50 回収通路
51 玉通路
53 玉取込口
54 第1誘導路
55 第2誘導路
56 段差部
57 第1前側仕切板
58 連通切欠部
59 第2前側仕切板
60 連通口
61 後側合流部
62 連通樋
71 前側合流部(合流部)
72 圧抜板
73 第1区画板
74 第2区画板
75 第1底面板(一直線通路)
76 第2底面板(連結通路)
77 第3底面板(方向転換通路)
78 第4底面板
79 導出口
82 下流分岐部

Claims (3)

  1. 複数のパチンコ機と、該複数のパチンコ機毎に対応して設置され且つ獲得した景品玉を計数する計数装置と、該計数装置で計数されたパチンコ玉及び前記パチンコ機で使用されたパチンコ玉をまとめて回収する回収樋と、該回収樋から送り込まれたパチンコ玉と前記パチンコ機及び前記計数装置から直接受け入れたパチンコ玉とを貯留部に貯留する貯留タンクと、該貯留タンクの貯留部に貯留されたパチンコ玉を揚送する玉揚送装置と、が設置されたパチンコ島台において、
    前記貯留タンクには、前記パチンコ機及び前記計数装置から排出されたパチンコ玉を前記貯留部に直接受け入れる上面開口と、該上面開口から受け入れたパチンコ玉を前記貯留部の底面に沿って前記玉揚送装置側に向けて誘導する誘導路と、前記回収樋から送り込まれたパチンコ玉を前記誘導路とは別に前記貯留部内に形成されて前記玉揚送装置側に向けて誘導する回収通路と、前記貯留部の下流側に設けられ且つ前記回収通路の下流端開口から排出されるパチンコ玉と前記誘導路の下流端開口から排出されるパチンコ玉とを合流させてこれを前記玉揚送装置側に送り出す合流部と、が設けられ、
    前記合流部には、当該合流部で合流した後のパチンコ玉を前記玉揚送装置側へ導出する導出口と、該導出口と前記誘導路の下流端開口とが一直線に連通する一直線通路と、前記回収通路の下流端開口から排出されたパチンコ玉の流下方向を転換することで流下速度を減速させて当該パチンコ玉を前記一直線通路の途中に合流させる方向転換通路と、が設けられることを特徴とするパチンコ島台。
  2. 前記貯留タンクは、前記回収通路の下方に一体的に設けられてパチンコ玉を前記合流部に誘導する閉断面形状の玉通路を備え、
    該玉通路の上流側の側壁面には、前記貯留部に貯留されて前記誘導路を流下するパチンコ玉を前記玉通路内に取り込む玉取込口が穿設され、
    前記合流部には、前記方向転換通路とは異なり且つ前記玉通路の下流端開口から排出されたパチンコ玉を受け入れてこれを前記方向転換通路の合流位置よりも上流の前記一直線通路の途中に合流させる連結通路が設けられることを特徴とする請求項1記載のパチンコ島台。
  3. 前記方向転換通路は、通路形状寸法及び取付傾斜角度の変更が可能な単独の板状部材によって形成されて前記合流部に装着されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ島台。
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