JPH10337906A - 固体走査型光書込みヘッドを備えた画像形成装置及び光書込みヘッドの光量測定方法 - Google Patents
固体走査型光書込みヘッドを備えた画像形成装置及び光書込みヘッドの光量測定方法Info
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- JPH10337906A JPH10337906A JP15072197A JP15072197A JPH10337906A JP H10337906 A JPH10337906 A JP H10337906A JP 15072197 A JP15072197 A JP 15072197A JP 15072197 A JP15072197 A JP 15072197A JP H10337906 A JPH10337906 A JP H10337906A
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Abstract
定と光量の確定を簡単に行うことができ、簡単な操作で
光量の補正が可能な光量測定方法及び画像形成装置を得
る。 【解決手段】 固体走査型光書込みヘッドの光シャッタ
チップを奇数番目又は偶数番目ごとに間引き点灯させて
印画紙4上にマーカー画像101a,101bを形成す
ると共に、全ての光シャッタチップを同時に所定の駆動
条件で点灯させて4階調の光量検出画像102a〜10
2d(但し、102aは全て消灯)を形成する。この画
像パターン100を読取り部60へ挿入して画像101
a,101b,102a〜102dの光反射強度を光セ
ンサ63で測定し、マーカー画像101a,101bか
ら光シャッタチップの位置を同定し、光量検出画像10
2a〜102dから各光シャッタチップの光量を確定す
る。
Description
タアレイやLEDアレイ等を用いて感光材上に画像(潜
像)を書き込むための固体走査型光書込みヘッドの光量
測定方法及び該光書込みヘッドを備えた画像形成装置に
関する。
るいはフィルムや電子写真用感光体に画像(潜像)を形
成するのに、PLZT等の光シャッタチップを用いて光
を1画素ずつオン/オフ制御したり、LEDチップをオ
ン/オフ制御する光書込み装置が種々提供されている。
そして、この種の固体走査型光書込み装置では、むらの
ない画像を得るために、各光チップの光量を調整できる
構成(例えば、駆動信号のパルス幅又は電圧値の変調、
パルス列の組み合わせの変更等)としたうえで、各光チ
ップの光量を測定し、測定値に基づいて光量補正を行っ
ている。
光量測定方法として、特開昭61−150286号公報
には、LEDチップを主走査方向に順次点灯させると共
に、光量検出センサをLEDチップに所定距離対向させ
た状態で移動させる方法が開示されている。しかし、こ
のようにLEDチップを順次点灯させると、LEDチッ
プの走査速度とセンサの移動速度を正確に同期させる必
要があり、スタート位置の微調整が必要で、エンコーダ
や正確な送り機構等が必要となる。従って、光量測定装
置が極めて高価なものとなり、画像形成装置へ組み込ん
で補正を行うことはできなかった。
からの漏れ光量等の影響が測定に反映されず、ベタ画像
再現時には画像のむらが充分に解消されないという問題
点を有していた。そのためには、複数の光チップを同時
に点灯して光量測定を行うことが考えられるが、各光チ
ップの位置の同定(アドレス)という問題が残されてい
る。
は、各光チップの同定と光量の確認を簡単に行うことが
でき、ベタ画像をむらなく再現でき、かつ、光量測定の
ための手段を画像形成装置へ組み込んで簡単な操作で光
量の補正が可能な光量測定方法及び画像形成装置を提供
することにある。
走査方向に並べられた多数の光チップを画像データに基
づいてオン、オフ制御し、副走査方向に移動する感光材
上に画像を形成する固体走査型光書込みヘッドの光量測
定方法において、光チップを少なくとも隣接する光チッ
プが点灯しないように間引き点灯させて感光材上にマー
カー画像を形成し、かつ、全ての光チップを所定の駆動
条件で点灯させて感光材上に前記マーカー画像に並べて
光量検出画像を形成し、現像後のマーカー画像及び光量
検出画像の光反射強度又は光透過強度を測定することに
より、マーカー画像の測定結果から各光チップの位置を
同定し、光量検出画像の測定結果から各光チップの光量
を確定するようにした。
走査型であるため、各光チップの書込み位置は一定であ
り、間引き点灯させたマーカー画像の光反射強度又は光
透過強度の測定ピーク値に基づいて光チップを正確に同
定(アドレス)することができる。例えば、光チップを
奇数番目あるいは偶数番目ごとに所定の等間隔で間引き
点灯させれば、検出されたピーク値が点灯された光チッ
プのアドレスであり、点灯されていない光チップのアド
レスはピーク値間を均等割りすることで算出することが
できる。また、光チップの配列パターンを制御部に予め
正確に入力しておけば、一つの光チップを間引き点灯さ
せて該光チップの出力ピーク値を検出することで、全て
の光チップのアドレスを得ることができる。さらに、本
発明においては、前記の如く間引き点灯によるマーカー
画像から光チップを同定することに加えて、測定の対象
となる全ての光チップを所定の駆動条件で点灯させて形
成した光量検出画像の光反射強度又は光透過強度の測定
値を同定された光チップに当てはめて各光チップの光量
として確定する。
うち特定のものを間引き点灯させて形成したマーカー画
像から簡単に光チップを同定(アドレス)することがで
きる。しかも、各光チップの光量は全点灯させて形成し
た光量検出画像から測定するため、各光チップの光量を
隣接光チップの点灯からの影響を加味して測定すること
ができ、ベタ画像再現時の光量むらの解消に有効であ
る。
た多数の光チップを画像データに基づいてオン、オフ制
御し、副走査方向に移動する感光材上に画像を形成する
固体走査型光書込みヘッドの光量測定方法において、光
チップを奇数番目ごとに及び偶数番目ごとに間引き点灯
させて感光材上に光量検出画像を形成し、現像後の光量
検出画像の光反射強度又は光透過強度を測定することに
より、各光チップの位置の同定と光量を確定するように
した。
点灯させて形成した画像の光反射強度又は光透過強度の
ピーク値から点灯された光チップの位置の同定と光量を
確定することができ、奇数番目及び偶数番目ごとに2列
の画像を形成することで全ての光チップに対して光量を
測定することができる。この場合、前記マーカー画像は
不要となる。
センサで測定するのではなく、感光材上に出力した画像
の光反射強度又は光透過強度から光量補正データを得る
ため、光書込みヘッドの特性のみならず感光材の特性等
を含めたシステムの全体系に対応したトータルな光量補
正が可能となる。さらに、感光材上に光量検出画像のみ
ならず、カラーバランスやγ特性等を補正するためのモ
ニタ画像も出力すれば、併せてこれらの補正データを得
ることができる。
記マーカー画像及び/又は光量検出画像の光反射強度又
は光透過強度を測定する画像読取り手段を組み込んで構
成されている。このような画像読取り手段を組み込むこ
とで、必要な時期に任意に光量を測定して補正データを
更新することができ、光チップや光源の経時変化や湿度
等の環境変化あるいは使用する感光材の特性の変化に対
応でき、常時高品質の画像を得ることができる。
及び光書込みヘッドの光量測定方法の実施形態について
添付図面を参照して説明する。
略構成を示す。このカラープリンタは、印画紙収容部1
と、作像部2と、処理部3とからなる。印画紙4は収容
部1にロール状に収容されている。作像部2には、図2
に示す光書込みヘッド20が搭載され、画像読取り部6
0が設置されている。さらに、作像部2には、印画紙4
の搬送ローラ対5,6,7、カッタ8が設置されてい
る。
ローラ対5から作像部2に導入され、規定長さ送り込ま
れた時点でローラ対5の回転を停止すると共にカッタ8
を動作させることでカットされる。カットされた印画紙
4はローラ対6,7によって一定の速度で搬送される。
印画紙4は光書込みヘッド20上を通過するとき、露光
され画像(潜像)を形成される。露光後の印画紙4は処
理部3で現像、安定化された後、乾燥され、トレイ15
へ排出される。
に、概略、ハロゲンランプ21、防熱フィルタ22、色
補正フィルタ23、拡散筒24、RGBフィルタ25、
光ファイバアレイ26、スリット板27、光シャッタモ
ジュール30、偏光子33、検光子34、結像レンズア
レイ35、防塵ガラス36によって構成されている。
防熱フィルタ22で熱線をカットされ、色補正フィルタ
23で光質を印画紙4の分光感度特性と合うように調整
される。拡散筒24は光の利用効率を向上させ、ランプ
21の光量むらを低減させるためのものである。RGB
フィルタ25は以下に説明するPLZTからなる光シャ
ッタチップによる書込みと同期して回転駆動され、1ラ
インごとに通過色を変化させる。
イバからなり、一端26aは束ねて前記拡散筒24にR
GBフィルタ25を介して対向している。他端26bは
矢印Xで示す主走査方向に並べられ、光をライン状に出
射する。スリット板27のスリット端面27a,27a
は鏡面に仕上げられ、光ファイバアレイ26から出射す
る光を効率よく光シャッタモジュール30に導く。さら
に、スリット板27に光シャッタチップを一定の温度に
維持するためのヒータ(図示せず)が設けられており、
モジュール30に設けた温度検出素子(図示せず)の検
出結果に基づいて温度制御が行われる。
基板のスリット状開口あるいはガラス基板上にPLZT
からなる光シャッタチップを設け、それと並べてドライ
バICを設けたものである。各光シャッタチップはドラ
イバICによって所定の画素に対応するもののみが駆動
される。また、モジュール30の前後には偏光子33及
び検光子34が設けられている。PLZTは、よく知ら
れているように、カー定数の大きい電気光学効果を有す
る透光性を有するセラミックであり、偏光子33で直線
偏光された光は、光シャッタチップへの電圧印加で発生
する電界のオン/オフによって偏光面の回転が生じ、検
光子34から出射される光がオン/オフされる。検光子
34から出射された光は、結像レンズアレイ35及び防
塵ガラス36を透過して印画紙4上に結像し、潜像を形
成する。
いて説明する。光量の測定は、図3に示すモニタ用画像
パターン100(第1例)又は図4に示すモニタ用画像
パターン200(第2例)を印画紙4上に形成し、これ
らの画像パターン100,200の光反射強度を画像読
取り部60で測定することにより行う。画像読取り部6
0による測定は、画像パターン100,200を画像形
成時の主走査方向に走査して行われる。
に入力されて必要な演算を行って補正データとして作成
され、以後のプリント時における光書込みヘッド20の
駆動回路にフィードバックされる。光量の測定は、朝一
番に電源をオンしたとき、あるいは印画紙4を補充した
ときに定期的に行われる。勿論、オペレータが必要と判
断したときに随時実行してもよい。
するが、矢印Xが光書込みヘッド20の主走査方向であ
り、矢印Yが印画紙4の搬送方向(副走査方向)であ
る。画像読取り部60は、図3に示すように、搬送ロー
ラ対61,62の間に、複数の光センサ(CCDあるい
はフォトダイオード)63と照明用ランプ64,64を
設置したものである。画像パターン100,200は搬
送ローラ対61に矢印X’方向に挿入されて搬送され、
各光センサ63によって各画像の光反射強度を測定され
る。光センサ63は画像パターン列の数(以下に説明す
るように、画像パターン100では6列、画像パターン
200では28列)に対応して設置されている。
1マーカー画像101a及び第2マーカー画像101b
を副走査方向Yの前部と後部に2列形成し、それらの間
に4本の光量検出画像102a,102b,102c,
102dを形成したものである。2本のマーカー画像1
01a,101bは、光シャッタチップの奇数番目(偶
数番目でも可)を間引き点灯させて副走査方向Yに数m
mの幅で形成した画像である。光量検出画像102a〜
102dは4段階の光量レベル(濃度)で、測定の対象
となる全ての光シャッタチップを点灯させて副走査方向
Yに数mmの幅で形成した画像である。図3(A)にお
いて斜線は画像102a〜102dの濃淡を表してい
る。画像102aは全く点灯していない最小濃度レベル
であり、光シャッタチップの漏れ光量が測定される。画
像102bは低濃度レベル、画像102cは中濃度レベ
ル、画像102dは最大濃度レベルで形成したものであ
る。
100を矢印X’方向に読取り部60へ挿入すると、各
画像101a,101b,102a〜102dがランプ
64で照射されて、その光反射強度が各光センサ63に
て測定される。画像読取り部60は、マーカー画像及び
光量検出画像の副走査方向の幅に対応して設ければよ
く、画像読取り部60は小型のものでよい。また、画像
パターン100を形成する際は、そのときプリンタに装
填されている印画紙4の幅寸法に対応する光シャッタチ
ップのみを点灯させればよい。
は、点灯部分と消灯部分とで明らかな濃度差を生じるた
め、測定ピーク値を選択することで印字位置、即ち、点
灯した光シャッタチップの位置を確実に同定(アドレ
ス)することができる。消灯されている光シャッタチッ
プの位置の同定は、測定の最小値に対応させるか、ピー
ク値間の1/2の位置に対応させてもよい。なお、マー
カー画像は奇数番目又は偶数番目ではなく、光シャッタ
チップを所定の等間隔で(例えば、8×n番目ごとに)
間引き点灯させ、測定ピーク値に対応して点灯チップの
位置を同定し、消灯チップの位置はピーク値間を均等割
りすることで同定してもよい。光シャッタチップはチッ
プ間隔が予め決められており、チップと印字された画素
との対応関係が正確であるため、点灯チップの同定のみ
ならず消灯チップの同定も正確に算出できる。
か一方を用いて光シャッタチップを同定すればよい。2
列形成したのは、画像パターン100を読取り部60に
オペレータが斜めに挿入した場合に、2列のマーカー画
像101a,101bの測定結果を比較することで、斜
め挿入を検出でき、位置の同定を補正することが可能と
なる。また、マーカー画像101a,101bを読み取
ることで、ローラ対61,62による画像パターン10
0の搬送むらや印字の歪みを補正することも可能であ
る。
は、それぞれを中央部に配置した四つの光センサ63で
光反射強度を測定し、マーカー画像101a,101b
による位置の同定と関連付けて各チップの光量を確定
し、各チップごとの光量補正データを作成する。光量は
全点灯状態で測定するため、各チップの光量を隣接チッ
プの点灯からの影響を加味して測定できる。換言すれ
ば、実際上の光量を正確に算出することができ、ベタ画
像再現時の濃度むらの解消に有効である。
印字可能であり、光出力特性がリニアな特性を有し、消
灯時光量が0であれば、特定の一つの光量レベル(濃
度)を出力してその光反射強度を測定すれば多階調でも
正確な光量補正が可能である。しかし、現実には階調特
性がリニアな光シャッタチップは存在しないことから、
各光シャッタチップについて4階調で出力し、その測定
光量を3次曲線で近似し、各階調の補正係数を決定す
る。
ド20はフルカラー用であるが、モノカラー用であれば
白色のみの画像出力で済む。フルカラー用であっても三
原色それぞれの出力特性が同じないしは特性差が小さけ
れば、例えばG光のみで画像を形成して補正データを作
成してもよい。しかし、3色それぞれで光量検出画像1
02a〜102dを形成して補正データを作成すること
が好ましく、この場合、光量検出画像は階調数4×色数
3の計12本形成されることになる。
よって、BGR各色で露光して作成したグレイ画像パタ
ーンを、BGRのフィルタを設けた光センサで三原色に
分解して測定する、あるいは、照明ランプの光源色を高
速に切り換えて三原色を測定することによって、各色に
対応した補正データを作成するようにしてもよい。
数mm幅であるので、トータルでも数cmの幅である。
そのため、光量測定時には、書込み時に感光材が走査さ
れた方向(副走査方向)と90度異なる方向(書込み時
の主走査方向)で走査することにより、幅の狭い検出装
置(少ない検出素子数)で全ての光シャッタチップの光
量を測定することが可能になる。また、高密度のCCD
ラインセンサを用いれば、一つのパターンに対して複数
の検出素子が対応するので、複数の光反射強度を同時に
測定することができ、平均化処理などによってより正確
な測定が可能になる。
データを作成し、次の画像形成時に光シャッタチップの
駆動回路へフィードバックする方法は、この種の技術分
野では周知であり、その説明は省略する。
いて説明する。画像パターン200は、印画紙4上に、
R,B,G3色ごとに4階調で奇数番目及び偶数番目ご
とに光シャッタチップを点灯させ、都合24本の光量検
出画像(パターン1〜24)を副走査方向Yに並べて形
成したものである。さらに、G光での中間調画像221
を1本、グレイ画像222、黒画像223及びB光、G
光、R光で各色の画像224,225,226を主走査
方向Xに光量が大から小へと段階的に変化させてパッチ
状に形成した。
が光量最大レベル、パターン7〜12が光量中レベル、
パターン13〜18が光量低レベル、パターン19〜2
4が光量最小(オフ)レベルであり、パターン1,7,
13,19はB光で奇数番目チップの点灯による画像、
パターン2,8,14,20はB光で偶数番目チップの
点灯による画像、パターン3,9,15,21はG光で
奇数番目チップの点灯による画像、パターン4,10,
16,22はG光で偶数番目チップの点灯による画像、
パターン5,11,17,23はR光で奇数番目チップ
の点灯による画像、パターン6,12,18,24はR
光で偶数番目チップの点灯による画像である。
では、各パターン1〜24によって各光シャッタチップ
の同定と光量の確定を行う。奇数番目と偶数番目の測定
結果を組み合わせると全チップについて同定及び光量を
確定したことになる。間引き点灯による画像形成では、
消灯チップに対応する位置では全く濃度が付かないのが
理想であるが、現実には消灯チップから漏れ光があり、
隣接した点灯チップからの回り込み光も存在し、若干の
濃度が付く。しかし、これらの漏れ光、回り込み光の情
報を含めて光反射強度として測定し、補正データを作成
することで、濃度むらのない良好な画像が得られる。
光シャッタチップ31(奇数番目のチップ点灯時をモデ
ルとして示している)に対して複数回のサンプリングを
行いながら、光センサ63の出力をA/D変換してCP
Uへ取り込んでいく。サンプリング値からピーク値の検
出を行い、最大となったタイミングがチップ位置であ
り、そのときの出力値を光量として確定する。
ベルでの出力画像は非常に低濃度でマーカーとしての機
能を果たさない。そのため、他のレベルでの点灯チップ
間の最小出力値を光量最小レベルとみなしている。よっ
て、光量最小パターン19〜24を省略して、計18本
の光量検出画像を形成している。
大レベルと光量低レベルとを交互に出力したパターン、
及び、光量中レベルと光量最小レベルとを交互に出力し
たパターンを出力するようにすれば、計12本の光量検
出画像を形成することで目的を達成できる。また、第1
例である画像パターン100として説明したように、光
シャッタチップの出力特性がリニアであれば測定階調は
一つでもよく、あるいは、グレイあるいは特定の1色の
みを印字して補正データを作成してもよい。
パターン1〜24が第1例でのマーカー画像101a,
101bを兼ねている。読取り部60に対する斜め挿入
に対しては、パターン1〜24の副走査方向Yの幅寸法
をある程度大きく設置しておけば支障なく測定すること
ができる。また、測定のピーク値までのサンプル数やピ
ークの数をモニタすれば、何らかの異常や斜め挿入の程
度が算出でき、画像パターン100,200の再印字や
再読取りを促す等の警告を発するようにしてもよい。
は、光量むらの補正用画像のみならず、中間調を補正す
るための画像や各チップのピント位置を補正するための
画像、各色の再現性やγ特性(階調性)を補正するため
の画像、解像度を確認するための画像、さらには処理液
の管理を行うための画像等種々のモニタ画像を1枚の印
画紙4上に作成することで、プリンタを最適な状態で常
時稼動させることができる。
とタイミングチャートを図6、図7に示す。ドライバI
C40は、n個のICをラダーチェーンで連続して使用
するのであるが、各IC40は64ドットを駆動するよ
うに構成され、6ビットのシフトレジスタ41、6ビッ
トのラッチ回路42、6ビットのコンパレータ43、6
ビットのカウンタ44、ゲート回路45、ドライバ回路
46からなる。
ト信号R/Lに基づいてシフトロック信号S−CLKに
同期してシフトレジスタ41へ転送され、ストローブ信
号STBでラッチ回路42にラッチされる。これによっ
て、各画素の階調数がセットされる。クロック信号C−
CLKはカウンタ44でカウントされ、コンパレータ4
3はラッチされた値とカウンタ値とを比較し、ゲート回
路45は両者が一致した時点で出力を停止する。また、
カウンタ44はクリア信号CLによってクリアされる。
されており、ゲート回路45からの信号D1〜D64に基
づいて出力HV1〜HV64が光シャッタチップに印加さ
れることになる。即ち、各画素は画像データDATAに
応じた時間(パルス幅)だけ光シャッタチップをオンさ
せることになる。
C40で光量測定モードを実行する場合、所定の光量は
データ信号DATA(ディプスイッチ等)で指定し、シ
フトレジスタ41へ転送後、ストローブ信号STBでラ
ッチし、データ信号DATAに応じたデューティをコン
パレータ43等で生成し、ゲート信号GATEによって
所定の光シャッタチップを所定の光量で動作させる。こ
のような間引き点灯用の信号は繰り返し信号であり、比
較的簡単な回路で実現できる。
に分割されている場合には、片列のDATAを”H”に
しておけば、間引き点灯を容易に実現でき、制御はさら
に簡単になる。光量を可変するには、ディップスイッチ
等の設定を変更すればよい。
形成装置及び光量測定方法は前記実施形態に限定するも
のではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することが
できる。特に、光書込みに使用する固体走査型の素子と
しては、PLZT以外に、LED(Light Emitting Dio
de)、LCS(Liquid Crystal Shutter)、DMD(De
formable Mirror Device)、FLD(Fluorecent Devic
e)等を用いることができる。
反射強度の測定を行うものを例にとって説明したが、本
発明では、マーカー画像及び光量検出画像の測定には、
記録媒体として例えばフィルム等の光透過性材料を用い
る場合は、光透過強度を測定するようにしてもよい。さ
らに、画像読取り部60を処理部3に設け、現像された
直後の画像の光反射強度又は光透過強度をを測定するよ
うにしてもよい。あるいは、この種のフィルムプリンタ
に設置されているフィルムスキャナを改良して読取り部
60としてもよい。
への画像書込み装置以外にも、銀塩フィルムや電子写真
用感光体への画像書込み装置あるいはディスプレイ上へ
の画像投影装置に対して適用可能である。
タを示す概略構成図。
を示す斜視図。
像パターン(第1例)と読取り部を示し、(A)は平面
図、(B)は側面図。
像パターン(第2例)を示す平面図。
ート図。
Claims (13)
- 【請求項1】 主走査方向に並べられた多数の光チップ
を画像データに基づいてオン、オフ制御し、副走査方向
に移動する感光材上に画像を形成する固体走査型光書込
みヘッドの光量測定方法において、 光チップを少なくとも隣接する光チップが点灯しないよ
うに間引き点灯させて感光材上にマーカー画像を形成
し、 全ての光チップを所定の駆動条件で点灯させて感光材上
に前記マーカー画像に並べて光量検出画像を形成し、 現像後のマーカー画像及び光量検出画像の光反射強度又
は光透過強度を測定することにより、マーカー画像の測
定結果から各光チップの位置を同定し、光量検出画像の
測定結果から各光チップの光量を確定する、 ことを特徴とする光量測定方法。 - 【請求項2】 現像後のマーカー画像及び光量検出画像
の光反射強度又は光透過強度の測定は、マーカー画像及
び光量検出画像を画像形成時の主走査方向と同一の方向
に走査して行うことを特徴とする請求項1記載の光量測
定方法。 - 【請求項3】 前記マーカー画像は感光材上に副走査方
向の前部と後部に2列形成することを特徴とする請求項
1記載の光量測定方法。 - 【請求項4】 前記光量検出画像は光チップを複数階調
のレベルで点灯させて形成することを特徴とする請求項
1又は請求項3記載の光量測定方法。 - 【請求項5】 前記光量検出画像は光チップを三原色の
各色ごとに全点灯させて形成することを特徴とする請求
項1又は請求項4記載の光量測定方法。 - 【請求項6】 主走査方向に並べられた多数の光チップ
を画像データに基づいてオン、オフ制御し、副走査方向
に移動する感光材上に画像を形成する固体走査型光書込
みヘッドと、 光チップを少なくとも隣接する光チップが点灯しないよ
うに間引き点灯させて感光材上にマーカー画像を形成す
ると共に、全ての光チップを所定の駆動条件で点灯させ
て感光材上に前記マーカー画像に並べて光量検出画像を
形成する制御手段と、 現像後のマーカー画像及び光量検出画像の光反射強度又
は光透過強度を測定する画像読取り手段と、 前記画像読取り手段によるマーカー画像の測定結果から
各光チップの位置を同定し、光量検出画像の測定結果か
ら各光チップの光量を確定する演算手段と、を備えたこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】 前記画像読取り手段は、マーカー画像及
び光量検出画像を画像形成時の主走査方向と同一の方向
に走査して測定することを特徴とする請求項6記載の画
像形成装置。 - 【請求項8】 主走査方向に並べられた多数の光チップ
を画像データに基づいてオン、オフ制御し、副走査方向
に移動する感光材上に画像を形成する固体走査型光書込
みヘッドの光量測定方法において、 光チップを奇数番目ごとに及び偶数番目ごとに間引き点
灯させて感光材上に光量検出画像を形成し、 現像後の光量検出画像の光反射強度又は光透過強度を測
定することにより、各光チップの位置の同定と光量を確
定する、 ことを特徴とする光量測定方法。 - 【請求項9】 現像後の光量検出画像の光反射強度又は
光透過強度の測定は、光量検出画像を画像形成時の主走
査方向と同一の方向に走査して行うことを特徴とする請
求項8記載の光量測定方法。 - 【請求項10】 前記光量検出画像は光チップを複数階
調のレベルで間引き点灯させて形成することを特徴とす
る請求項8記載の光量測定方法。 - 【請求項11】 前記光量検出画像は光チップを三原色
の各色ごとに間引き点灯させて形成することを特徴とす
る請求項8記載の光量測定方法。 - 【請求項12】 主走査方向に並べられた多数の光チッ
プを画像データに基づいてオン、オフ制御し、副走査方
向に移動する感光材上に画像を形成する固体走査型光書
込みヘッドと、 光チップを奇数番目ごとに及び偶数番目ごとに間引き点
灯させて感光材上に光量検出画像を形成する制御手段
と、 現像後の光量検出画像の光反射強度又は光透過強度を読
み取る画像読取り手段と、 前記画像読取り手段による光量検出画像の測定結果から
各光チップの位置の同定と光量を確定する演算手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項13】 前記画像読取り手段は、光量検出画像
を画像形成時の主走査方向と同一の方向に走査して測定
することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
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