JP3478059B2 - 固体走査型光書込み装置及びその光量測定方法 - Google Patents

固体走査型光書込み装置及びその光量測定方法

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JP3478059B2
JP3478059B2 JP14420997A JP14420997A JP3478059B2 JP 3478059 B2 JP3478059 B2 JP 3478059B2 JP 14420997 A JP14420997 A JP 14420997A JP 14420997 A JP14420997 A JP 14420997A JP 3478059 B2 JP3478059 B2 JP 3478059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLZT光シャッ
タアレイやLEDアレイ等を用いて感光体上に画像(潜
像)を書き込むための固体走査型光書込み装置及びその
光量測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、銀塩感材を用いた印画紙あ
るいはフィルムや電子写真用感光体に画像(潜像)を形
成するのに、PLZT等の光シャッタチップを用いて光
を1画素ずつオン/オフ制御したり、LEDチップをオ
ン/オフ制御する光書込み装置が種々提供されている。
そして、この種の固体走査型光書込み装置では、むらの
ない画像を得るために各光チップの光量を測定し、測定
値に基づいて光量補正を行う必要がある。
【0003】従来では、各光チップの光量測定方法とし
て、特開昭61−150286号公報には、LEDチッ
プを主走査方向に順次点灯させると共に、光量検出セン
サをLEDチップに所定距離対向させた状態で移動させ
る方法が開示されている。しかし、このようにLEDチ
ップを順次点灯させると、LEDチップの走査速度とセ
ンサの移動速度を正確に同期させる必要があり、スター
ト位置の微調整が必要で、エンコーダや正確な送り機構
等が必要となる。また、順次点灯方式では隣接する光チ
ップからの漏れ光量等の影響が測定に反映されず、ベタ
画像再現時には画像のむらが充分に解消されない。
【0004】
【発明の目的、要旨及び効果】そこで、本発明の目的
は、各光チップを簡単に同定でき、かつ、ベタ画像をむ
らなく再現できる光量測定方法及び固体走査型光書込み
装置を提供することにある。さらに、本発明の目的は、
フルカラー対応機種においても前記目的を達成できる光
量測定方法及び固体走査型光書込み装置を提供すること
にある。
【0005】以上の目的を達成するため、本発明は、主
走査方向に並べられた多数の光チップを画像データに基
づいてオン、オフ制御する固体走査型光書込みヘッドに
対して、少なくとも一つの光チップを隣接する他の光チ
ップが点灯しないように間引き点灯させた状態で光セン
サを主走査方向に移動させ、該光センサによる検出結果
から各光チップの位置を同定(アドレス)し、光チップ
を隣接する他の光チップと共に所定の駆動条件で全点灯
させた状態で光センサを主走査方向に移動させ、光チッ
プの光量を検出し、前記間引き点灯によって同定(アド
レス)された光チップの位置情報と、前記全点灯によっ
て得られた測定値とから各光チップの光量を確定する。
【0006】本発明においては、光チップを間引き点灯
するため、間引き点灯のパターンと光センサの検出結果
との関連で光チップを同定(アドレス)することができ
る。例えば、光チップを奇数番目あるいは偶数番目ごと
に所定の等間隔で間引き点灯させれば、検出されたピー
ク値が点灯された光チップのアドレスであり、点灯され
ていない光チップのアドレスはピーク値間を均等割りす
ることで算出することができる。また、光チップの配列
パターンを制御部に予め正確に入力しておけば、一つの
光チップを間引き点灯させて該光チップの出力ピーク値
を検出することで、全ての光チップのアドレスを得るこ
とができる。さらに、本発明においては、前記の如く間
引き点灯によって光チップを同定することに加えて、光
チップを隣接する他の光チップと共に所定の駆動条件で
順次、全点灯させてそれら光チップの光量を検出し、こ
の光量検出値を同定された光チップに当てはめて各光チ
ップの光量として確定する。
【0007】即ち、本発明によれば、多数の光チップの
うち特定のものを間引き点灯させてその光量を検出する
ようにしたため、検出ピーク値に基づいて簡単に光チッ
プを同定(アドレス)することができ、従来の如く順次
点灯方式による同定に比較して光センサの移動制御等が
簡単である。しかも、各光チップの光量は全点灯によっ
て測定するため、各光チップの光量を隣接光チップの点
灯からの影響を加味して測定することができる。換言す
れば、実際上の光量を正確に算出することができ、ベタ
画像再現時の濃度むらの解消に有効である。
【0008】さらに、本発明に係る光量測定方法は、事
前に間引き点灯などによって各光チップを同定(アドレ
ス)しておけば、光センサの1回の走査によって各光チ
ップの同定及び光量の測定を行うことができる。即ち、
主走査方向第2番目以外の光チップを所定の駆動条件で
点灯させた状態で光センサを主走査方向に移動させて光
量を測定する。この場合、第1番目の光チップは間引き
点灯されたことになり、その検出ピーク値に基づいて第
1番目の光チップを基準として各光チップの位置が同定
される。そして、このように同定された光チップの位置
情報に基づいて第3番目以後の各光チップの光量を確定
する。この方法によれば、第1及び第2番目の光チップ
は光量測定用のダミーとなるが、一つの光センサを1回
走査するだけで迅速に同定及び光量測定を行うことがで
きる。また、光センサの移動を検出するセンサを別途設
け、このセンサによって光センサの測定開始位置を検出
することによって第1番目の光チップの位置を同定する
ようにしてもよい。
【0009】さらに、本発明に係る光量測定方法におい
ては、2種類の光センサを用いて特定のパターンで全て
の光センサを順次点灯すれば、ダミーの光センサを設け
ることなく、かつ、1回の走査で、各光チップの同定及
び光量の測定が可能である。即ち、主走査方向に隣接す
る複数の光チップ群とこの光チップ群から少なくとも一
つの光チップを隔てた特定の光チップとを点灯させるパ
ターンで全ての光チップを順次点灯させ、前記特定の光
チップから光チップ群までの間隔を保持して設置された
第1及び第2の光センサを主走査方向に移動させて各光
チップの光量を測定する。そして、第1の光センサによ
る測定結果から各光チップの位置を同定し、同定された
位置情報と第2の光センサによる測定値とから各光チッ
プの光量を確定する。
【0010】さらに、本発明に係る固体走査型光書込み
装置は、光書込みヘッドに対して、前述の光量測定を行
うための光センサや制御手段を組み込んで構成されてい
る。光書込みヘッドと光量測定手段を一体化すれば、任
意のタイミングで光量を測定してリアルタイムで光量補
正を処理でき、光チップや光源の経時変化や湿度等の環
境変化に即応でき、常時高品質の画像を得ることができ
る。
【0011】さらに、光書込み装置が複数の光源色を高
速に切り換えて光チップを点灯させるフルカラー対応タ
イプであれば、光センサを三原色それぞれの光を受光す
る三つのカラーセンサで構成すれば、各光源色ごとに正
確な光量を1回の走査で測定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る固体走査型光
書込み装置及びその光量測定方法の実施形態について添
付図面を参照して説明する。
【0013】(光書込みヘッド)図1は、銀塩感材を用
いた印画紙上にフルカラー画像を書き込むための光書込
みヘッド20を示す。この光書込みヘッド20は、概
略、ハロゲンランプ21、防熱フィルタ22、色補正フ
ィルタ23、拡散筒24、RGBフィルタ25、光ファ
イバアレイ26、スリット板27、光シャッタモジュー
ル30、結像レンズアレイ35、防塵ガラス36によっ
て構成されている。
【0014】ハロゲンランプ21から放射された光は、
防熱フィルタ22で熱線をカットされ、色補正フィルタ
23で光質を印画紙の分光感度特性と合うように調整さ
れる。拡散筒24は光の利用効率を向上させ、光量ムラ
を低減させるためのものである。RGBフィルタ25は
以下に説明するPLZTからなる光シャッタチップによ
る書込みと同期して回転駆動され、1ラインごとに通過
色を変化させる。
【0015】光ファイバアレイ26は、多数本の光ファ
イバからなり、一端26aは束ねて前記拡散筒24にR
GBフィルタ25を介して対向している。他端26bは
矢印Xで示す主走査方向に並べられ、光をライン状に出
射する。スリット板27のスリット端面27a,27a
は鏡面に仕上げられ、光ファイバアレイ26から出射す
る光を効率よく光シャッタモジュール30に導く。さら
に、スリット板27に光シャッタチップを一定の温度に
維持するためのヒータ(図示せず)が設けられており、
モジュール30に設けた温度検出素子(図示せず)の検
出結果に基づいて温度制御が行われる。
【0016】光シャッタモジュール30は、セラミック
基板のスリット状開口あるいはガラス基板上にPLZT
からなる光シャッタチップを設け、それと並べてドライ
バICを設けたものである。各光シャッタチップはドラ
イバICによって所定の画素に対応するもののみが駆動
される。また、モジュール30の前後には偏光子33及
び検光子34が設けられている。PLZTは、よく知ら
れているように、カー定数の大きい電気光学効果を有す
る透光性を有するセラミックであり、偏光子33で直線
偏光された光は、光シャッタチップへの電圧印加で発生
する電界のオン/オフによって偏光面の回転が生じ、検
光子34から出射される光がオン/オフされる。
【0017】検光子34から出射された光は、結像レン
ズアレイ35及び防塵ガラス36を透過して印画紙上に
結像し、潜像を形成する。印画紙は主走査方向Xと直交
する方向(副走査方向)に一定の速度で搬送される。
【0018】(光量測定装置と測定方法)図2は前記光
書込みヘッド20の各光シャッタチップの光量を測定す
る測定装置70を示す。
【0019】この測定装置70は、光電変換センサ72
と工具顕微鏡77を有する測定ユニット71をガイド棒
76にスライド可能に取り付けたものである。ガイド棒
76は前記光シャッタモジュール30による主走査方向
(矢印X方向)と平行に設置され、測定ユニット71は
センサ72が前記光シャッタチップの直上に位置した状
態で矢印X方向に定速で往復移動する。詳しくは、図1
6に示すように、一方のガイド棒76aは外周面に雄ね
じが形成され、この雄ねじに測定ユニット71に設けた
図示しないナットが螺着している。従って、測定ユニッ
ト71はガイド棒76aの正逆回転に伴って往復移動す
る。
【0020】センサ72の入射側にはスリット板73と
光拡散板74が設置されている。スリット板73は1画
素の幅寸法の25〜400%(好ましくは、50〜20
0%)の間口幅を有するスリット73aを有し、前記結
像レンズアレイ35のピント面F上に位置している。セ
ンサ72はその分光感度特性が記録媒体の分光感度特性
と略同等か広い範囲のものが使用されている。
【0021】工具顕微鏡77はCCDカメラ78と一体
的に設けられている。前記光シャッタチップは工具顕微
鏡77を介してCCDカメラ78で撮影され、モニタテ
レビ79に映し出される。測定者はモニタテレビ79の
画像を見て光書込みヘッド20の位置を光シャッタチッ
プの両端部で微調整(ピント及び位置調整)する。即
ち、光書込みヘッド20はセンサ72に対して、図示し
ない載置台によって、高さ、傾き、センサ72との距離
等が調整可能に取り付けられている。
【0022】以上の構成からなる光量測定装置70と光
書込みヘッド20はシーケンサで制御され、測定ユニッ
ト71の往復動及び光量測定のタイミング等が制御され
る。光書込みヘッド20は予めプログラムされている駆
動モード(駆動周波数、点灯デューティ、点滅データ)
で駆動される。測定装置70はこの駆動に同期して各光
シャッタチップの光量の積分値を得るように構成されて
いる。通常は、駆動周波数とセンサ72の駆動速度との
関係で、1チップ当り10数回のサンプリング及びホー
ルドを行うように設定される。センサ72の出力はA/
D変換され、制御部に転送し、必要な処理を行う。
【0023】光書込みヘッド20の駆動モードは実機の
駆動条件に合わせて設定する。光書込みヘッド20が4
00dpi(1インチ当りのドット数)の印字密度であ
り、1kHz(63.5mm/s)で駆動するプリンタ
に搭載する場合を例に説明する。
【0024】まず、光シャッタチップの奇数番目を繰り
返して点灯させ、センサ72を光シャッタチップの走査
領域外の初期位置から往動させる。そして、1ライン区
間(1mm/s)のセンサ出力を積分し、その積分値を
サンプリング/ホールドしてA/D変換を行い、制御部
に取り込ませる。センサ72を1mm/sの速度で移動
させると、400dpi(63.5μm)の場合、1チ
ップ(1画素)当り63.5回のサンプリング/ホール
ドを行うことになる。センサ72を主走査長さよりも若
干長く移動させた後、制御部へのデータの取り込みを停
止させ、センサ72を初期位置へ復動させる。次に、全
ての光シャッタチップを点灯(全点灯)させながら前記
同様に光量を測定し、データの取り込みを行う。これに
て、全ての光シャッタチップの光量測定が完了する。勿
論、全ての光シャッタチップの光量測定をセンサ72の
復動時に行ってもよく、この方が能率的である。
【0025】光量補正を考慮した有効な測定方法として
は、各光シャッタチップについて四つの異なる光量で測
定値を得ることである。点灯デューティを、高、中、低
とし、消灯(オフ)を加えた駆動モードで光書込みヘッ
ド20を動作させる。この場合、1光シャッタチップ当
りのサンプリング/ホールドは約16回で4段階の光量
での測定値を1回の走査で得ることができる。勿論、4
段階の光量を2〜4回の走査に分けて測定してもよい。
また、4段階の光量測定であることに拘泥する必要はな
い。
【0026】1光シャッタチップ当りのサンプリング/
ホールド数はセンサ72の移動速度を低下させるか、あ
るいは駆動周波数を高めれば増やすことができる。駆動
周波数に起因する光量変化は皆無ではないが、実用上許
容できるレベルに収まる。また、駆動周波数と光量変化
の相関関係を予め明確に把握しておけば、補正係数を導
入することで対応可能である。
【0027】また、光書込みヘッド20がカラープリン
ト対応である場合、各光源色(R,G,B)に分けて測
定することが必要になってくる。従って、前述の測定工
程は、RGBフィルタ25を切り換えながら各色ごとに
計3回実行することになる。なお、カラープリント対応
ヘッドの場合、照明光を白色としてセンサ72を各三原
色に対応して三種類用意し、それぞれ光量を測定しても
よい。
【0028】制御部では取り込んだ測定データのピーク
値から光シャッタチップの同定(アドレス)及び光量を
算出する。光量を4段階で測定した場合には、4点での
測定光量を3次曲線で近似し、各光量値(例えば、0〜
255段の多階調)の補正係数を決定する。
【0029】次に、間引き点灯時における光量測定の原
理を図3、図4を参照して説明する。まず、光シャッタ
チップの奇数番目に駆動信号Aを印加する。駆動信号A
は実機での駆動条件と同じか近い値の周波数及びデュー
ティとされている。各光シャッタチップからは光出力B
が出射され、主走査方向Xに往動する前記センサ72か
ら同波形が出力される。この出力は積分され、オン期間
終了時にサンプリング/ホールドしてA/D変換され
る。
【0030】光量測定において、チップ幅と略同寸法の
スリット73aを主走査方向Xに1チップ当たり複数回
の点灯を行う速度で走査しているので、A/D変換され
た出力は図4に示すようになる。センサ72が光シャッ
タチップ31と対面する位置で最大光量となり、チップ
31間で最小光量となる。従って、この出力光量のピー
ク検出を行うことで奇数番目のチップ31の位置を同定
(アドレス)することができる。チップ31間の最小光
量は結像レンズのMTF、スリット幅等で変化する。偶
数番目のチップ31の同定(アドレス)は最小光量位置
を同定すればよく、最大光量と同様にピーク検出を行う
ことで可能であるが、最大光量間の1/2時点の値を採
用することもできる。
【0031】以上の光量測定において、チップ位置は出
力光量から算出しているため、エンコーダ及びセンサ7
2の初期位置の検出等は不要である。また、本実施形態
では、オン時光量とオフ時光量とを同時に測定可能であ
り、駆動信号はオン期間とオフ期間を交互に測定するよ
うに構成されている。
【0032】オフ時光量(漏れ光量)もオン時光量と同
様に、オフ期間のセンサ出力を積分し、オフ期間終了時
にサンプリング/ホールドしてA/D変換する。前記測
定方法は、奇数番目ごとに点灯させる例で説明したが、
点灯パターンは種々のもの、例えば、ある整数番目ごと
に間引き点灯させてそのピーク値から点灯チップを同定
してもよい。チップ間隔は製作時に予め決まっており、
ピーク値を間引き点灯間隔で均等割りすることで、点灯
されていないチップを同定することができる。
【0033】ここで、光量積分回路80を図5に示し、
そのタイミングチャートを図6に示す。この光量積分回
路80は高、中、低の3種のデューティとオフとの計4
段階の光量を測定するためのもので、4系統(図5では
2系統のみを図示する)で構成されている。センサ72
からの光電圧信号は極性反転アンプ81を介して各積分
器82へ入力され、さらにサンプルホールドアンプ84
を介してA/D変換される。光電圧信号は各アナログス
イッチ83が信号AS−1〜4でオンされている間積分
器82で積分され、信号SH−1〜4の立ち下がりタイ
ミングでサンプルホールドアンプ84で保持され、図示
しないA/Dコンバータでデジタル信号に変換される。
【0034】前記積分回路80によれば、1回の走査で
4値の光量を測定することができる。これらの測定値に
基づいて光量特性の近似式を算出し、光量補正テーブル
を作成することにより、階調再現用の良好な光量補正が
可能となる。
【0035】(ドライバICの構成と動作)次に、前記
光量測定装置70によって光量測定する際に光書込みヘ
ッド20を駆動するためのドライバICについて説明す
る。光シャッタチップの光量測定時に実行される間引き
点灯は、CPUから必要なデータを転送して光書込みヘ
ッド20を駆動すれば実現可能であるが、その機能をド
ライバICに付加することもできる。
【0036】図7はドライバICとして2値画像再現用
のものを使用した場合の構成を示す。このドライバIC
60は、n個のICをラダーチェーンで接続して使用す
るのであるが、各ICは64ドットを駆動するように構
成され、シフトレジスタ61、ラッチ回路62、ゲート
回路63、レベルシフト回路64、ドライバ回路65か
らなる。
【0037】画像データDATA(A),(B)はシフ
ト信号R/Lに基づいてシフトクロック信号S−CLK
に同期してシフトレジスタ61へ転送され、ストローブ
信号STBでラッチ回路62にラッチされる。ゲート信
号GATEがゲート回路63に入力されると、信号D1
〜D64がレベルシフト回路64を介してドライバ回路6
5に転送される。ドライバ回路65には駆動電圧Vdが
印加されており、レベルシフト回路64からの信号D1
〜D64に基づいて出力HV1〜HV64が光シャッタチッ
プに印加される。
【0038】このドライバIC60において、光量測定
モードが指令されると、データ信号DATAはシフトク
ロック信号S−CLKに同期してシフトレジスタ61へ
転送され、ストローブ信号STBでラッチ回路62にラ
ッチされる。そして、ゲート信号GATEを所定のデュ
ーティで駆動すれば、所定の光量で光シャッタチップを
動作させることができる。間引き点灯は、データ信号D
ATAとシフトクロック信号S−CLKを分周した信号
とをアンド条件で動作させることで実現できる。1/2
分周すれば1オン/1オフとなる。間引き点灯用の信号
は繰り返し信号であり、複数のデューティのゲート信号
GATEを用意しておけば、プリンタコントローラがな
くても光量測定モードを実行できる。光シャッタチップ
が奇数列と偶数列に分割されている場合は、片列のDA
TAを“H”にして、少なくとも片列に対してチップ数
以上のDATAをシフトレジスタ61へ転送した後、ス
トローブ信号STBでラッチし、前述の制御を行えば、
1オン/1オフをさらに容易に実現できる。また、ゲー
ト回路63にTEST入力端子を設けてゲート回路63
を強制的にオンする機能を付加し、この端子に所定のデ
ューティ信号を転送すれば、容易に光量測定モードを実
行可能である。
【0039】より詳しくは、図8、図9に示すように、
発振器66から発振された基本クロック信号CLKは分
周器67で適当な周波数に変換され、シフトクロック信
号S−CLK、カウンタ計数信号となる。ライン周期カ
ウンタ68は、ライン周期をカウントするもので、スト
ローブ信号STBを生成する。即ち、カウントアップで
1ショットマルチバイブレータを動作させてストローブ
信号STBを生成し、同時にカウンタ68のリセットが
行われるので、ストローブ信号STBは一定周期で出力
されることになる。このカウンタ68の規定値を選択可
能とすることでデューティを変更することができる。シ
フト量カウンタ69は、前記シフトレジスタ61へ転送
するデータ数を決定するもので、カウント中は出力を発
生するため、クロック信号CLKとアンド条件で動作さ
せてシフトクロック信号S−CLKを生成する。
【0040】データ信号DATAは、クロック信号CL
Kから種々のパターンを生成することが可能であり、1
/2分周したものを使用すれば、1オン/1オフの間引
き点灯用の信号を生成できる。他のパターンも簡単なロ
ジック回路で生成可能である。光シャッタチップが奇数
列と偶数列に分割されている構成では、シフト量カウン
タ69は不要であり、回路はさらに簡単になる。即ち、
データ信号DATAを常時“H”にしてシフトクロック
信号S−CLKを連続的に出力すればよい。
【0041】(間引き点灯と光量測定の態様)光量測定
に関しては、前述の如く、光シャッタチップを順次点灯
させて測定するよりも、特定チップの近傍を含めて点灯
(全点灯)して測定することが、隣接チップからの回り
込み光量及び漏れ光量を含めて測定できるために好まし
い。しかし、全点灯では測定すべき特定チップの同定が
困難なため、本発明では同定のために間引き点灯させる
こととしたのである。
【0042】図10は同定及び測定の第1例を示す。図
10(A)は図4で説明した奇数番目の光シャッタチッ
プを間引き点灯させた場合のセンサ72の出力波形を示
し、この出力波形に基づいて各チップの同定を行う。図
10(B)は光量測定のために全ての光シャッタチップ
を点灯(全点灯)させた場合のセンサ72の出力波形を
示す。間引き点灯時の第1番目のチップ311の立上が
り特性あるいはピーク値から位置情報を得、全点灯時の
出力波形とを関連付け、各チップの光量を確定する。
【0043】図11は光量測定の第2例を示す。この第
2例は、センサ72の1回の走査で光量測定/確定を行
うもので、第2番目のチップ312以外のチップを点灯
させた状態でセンサ72を主走査方向Xに移動させて光
量を測定する。このときのセンサ72の出力波形を図1
1の下段に示す。この場合、第1番目のチップ311
間引き点灯された状態となり、該チップ311の立上が
り特性あるいはピーク値から位置情報を得、第3番目の
チップ313以後の各チップの光量を確定する。本第2
例において実際の画像書込みに使用されるのは第3番目
以後のチップである。なお、この第2例では各光チップ
の位置情報は、事前に間引き点灯を行って、あるいは設
計値等から得られている場合に実行可能である。
【0044】図12は同定及び光量測定の第3例を示
す。この第3例は、R,G,B3色それぞれのカラーセ
ンサ72R,72G,72Bを使用して各センサ72
R,72G,72Bごとに各チップの同定及び光量測定
を行うようにしたものである。間引き点灯及び全点灯の
態様は図10(A),(B)に示した第1例と同様であ
り、図12(A)に示した間引き点灯時の出力波形及び
図12(B)に示した全点灯時の出力波形は各センサ7
2R,72G,72Bごとに得られ、各色ごとに各チッ
プの同定及び光量が確定される。この場合、各チップに
対しては白色の照明光が入力され、各センサ72R,7
2G,72Bには図示しない色補正フィルタが設置され
ている。なお、チップの位置の同定はセンサ72R,7
2G,72Bのいずれか一つで行うことも可能である。
【0045】図13は同定及び光量測定の第4例を示
す。この第4例は、主走査方向Xに隣接する複数のチッ
プ群311〜316と第10番目のチップ3110とを点灯
させるパターンで全てのチップを順次点灯させ、五つの
チップを隔てて設置した二つのセンサ72a,72bを
主走査方向Xに移動させて各チップの光量を測定する。
センサ72a,72bの出力波形は図13の下段に示す
とおりであり、チップ3110が間引き点灯された状態で
あり、このチップ3110の立上がり特性あるいはピーク
値から他のチップ311〜315の位置情報を得、センサ
72bの出力波形から全点灯させたチップ311〜315
の光量を確定する。次に、同じパターンでチップ315
〜3110及び3114を点灯させ、センサ72a,72b
で光量を測定し、同定及び光量を確定する。以下、セン
サ72a,72bをX方向に移動させながら前記と同じ
パターンで全てのチップの光量を確定する。間引き点灯
及び測定点近傍を全点灯させるパターンは図13に示す
もの以外に種々考えられることは勿論である。
【0046】図14は同定及び光量測定の第5例を示
す。この第5例は、一つの同定用センサ72aと三原色
カラーセンサ72R,72G,72Bとを用い、前記第
4例と同様のパターンでチップを順次点灯させ、センサ
72a,72R,72G,72Bの走査によって光量を
測定する。このカラー対応光量測定にあっては前記第3
例と同様に白色の照明光が使用され、カラーセンサ72
R,72B,72Gには図示しない色補正フィルタが設
置されている。同定はセンサ72aの出力波形に基づい
て行われ、光量の測定は各カラーセンサ72R,72
B,72Gの出力波形に基づいて行われる。
【0047】(カラープリンタ)図15は写真焼付け用
のカラープリンタの概略構成を示す。このカラープリン
タは、印画紙収容部1と、作像部2と、処理部3とから
なる。印画紙4は収容部1にロール状に収容されてい
る。作像部2には、図1に示した光書込みヘッド20、
図2に示した測定ユニット71(但し、工具顕微鏡7
7、CCDカメラ78は省かれている)が搭載されてい
る。さらに、作像部2には、印画紙4の搬送ローラ対
5,6,7、カッタ8及び搬送ガイド板11,12が設
置されている。
【0048】印画紙4は、感光面を下方に向けて、搬送
ローラ対5から作像部2に導入され、規定長さ送り込ま
れた時点でローラ対5の回転を停止すると共にカッタ8
を動作させることでカットされる。カットされた印画紙
4はローラ対6,7によって一定の速度で搬送される。
印画紙4は光書込みヘッド20上を通過するとき、ガイ
ド板11に形成した開口を通じて露光され画像(潜像)
を形成される。露光後の印画紙4は処理部3で現像、安
定化された後、乾燥され、トレイ15上へ排出される。
【0049】前記印画紙4は、光書込みヘッド20の書
出し開始と印画紙4上の画像書出し開始位置が同期する
ように露光部へ搬送され、書込み期間中は連続して所定
の速度で搬送される。但し、露光部での搬送は、連続的
でなくとも副走査方向の密度に対応したピッチで間欠的
に搬送してもよい。
【0050】印画紙4のカットは露光中に実行されると
同期ずれの原因になりやすい。このような不具合を排除
するには、印画紙4を適当な量だけ湾曲させてカットす
るか、あるいは搬送経路が若干長くなるがカットした後
に露光を開始する構成を採用することが好ましい。印画
紙がロール状の場合で、カットが露光前に行われる構成
の場合、印画紙が不必要に露光されないように光源ラン
プ21をオフ状態とするか、ほとんど露光されない程度
の明るさに減光する、あるいは、光書込みヘッド20を
メカニカルなシャッタ手段で遮光することが必要であ
る。
【0051】測定ユニット71は、図16に示すよう
に、光書込みヘッド20に対向した位置で駆動用ガイド
棒76aの正逆回転に伴って主走査方向Xに往復動可能
に設置されている。測定ユニット71は印画紙4への露
光に先立って光書込みヘッド20の各光シャッタチップ
の光量を前述の如く測定する。この測定ユニット71は
光量測定時以外は搬送される印画紙4に干渉しないよう
に印画紙4の搬送経路外で待避している(図16中一点
鎖線参照)。
【0052】ガイド板11はガイド面11’が光書込み
ヘッド20のピント面F(図17(A)参照)と一致す
るように設定されており、印画紙の厚みが異なってもピ
ントずれが生じない。また、搬送ローラ対6,7は図示
しないパルスモータで等速制御され、副走査速度の一定
化が図られている。上ガイド板12は印画紙の浮き上が
りを防止するためのもので、自重であるいはばね等で印
画紙上に圧接するように構成されている。測定ユニット
71に設置されているスリット板73はピント面Fと同
一面に設定されているが、前述の如く、光量測定時以外
は印画紙の搬送経路から待避している。
【0053】光量測定時において、光書込みヘッド20
から出射された光はガイド板11,12の開口を通じて
センサ72へ入射する。ガイド板11は全体あるいは光
通過部をガラス、アクリル等の透光性材料で形成すれ
ば、開口を設ける必要はない。開口がなくなれば、印画
紙のガイド機能が向上する。上ガイド板12に関して
は、開口を設けることなく、光量測定時にはガイド位置
から退避するように構成してもよい。
【0054】一方、図17(B)に示すように、結像レ
ンズアレイ35とスリット板73との間にレンズ75を
介在させてもよい。レンズ75を配置することで、測定
ユニット71をピント面Fから離すことができ、露光時
に測定ユニット71を待避させる必要がなくなり、装置
の小型化に寄与する。この場合、上ガイド板12は透光
性材料で形成することが可能となる。
【0055】本カラープリンタにあっては、光書込みヘ
ッド20のRGBフィルタ25を回転させて光源色を高
速で切り換え、1ラインごとにR,B,Gの画像をPL
ZT光シャッタチップをオン/オフさせて書き込む。本
プリンタは、通常、タイマによって電源が投入され、現
像液の温度制御等が実行される。このウォームアップ期
間に光シャッタチップの光量測定とその補正(キャリブ
レーション)が行われる。キャリブレーションは、前述
の如く、露光と略同等の条件で光書込みヘッド20を駆
動し、その出力光量に基づいて光量補正を行う工程であ
り、むらのない良好な階調画像が得られる。
【0056】光量測定の階調数は光シャッタチップの出
力特性に依存する。リニアリティが良好であれば、2点
測定でも実用化が可能である。さらに、漏れ光量が零で
あれば、1点測定でも可能である。しかし、通常、光シ
ャッタチップの出力特性は理想的なリニアリティと一致
しないため、4点で測定すればどのようなチップにも対
応可能である。光源色に関しても、各色に対する出力特
性が同じであれば、1色の測定で補正を行うことが可能
である。また、若干の特性差が存在しても、画像上で許
容できるのであれば、グリーン1色あるいは白色の測定
で補正を行ってもよい。
【0057】また、PLZTの光シャッタチップは駆動
電圧に起因して分光透過特性が変化する。そのため、光
量測定時と実写時の駆動電圧波形を同一に設定すること
が好ましい。その手段の一つが、青色露光時の最適電圧
(透過光強度の最も大きい電圧、半波長電圧とも称す
る)を駆動電圧として、他の色(赤、緑)も同じ電圧で
駆動して光量を測定することである。波長の短い青色域
露光時の最適電圧で他の色の露光時にも光シャッタチッ
プを駆動すれば、各色のコントラスト各差を最も小さく
できるからである。
【0058】他の手段としては、各光源色の最適電圧で
駆動して光量を測定することである。但し、高速で駆動
電圧を変化させる必要があり、駆動電圧の波形になまり
等が発生するので、同一の特性を有する(同一の)電源
を使用して測定及び実写を実行することが好ましい。
【0059】以上説明した光量測定方法、特に、図4、
図10を参照して説明したように、各光シャッタチップ
のアドレスを決定する特別な装置を必要とすることな
く、間引き点灯されたチップの出力光量のピーク値から
アドレスを決定するため、ピーク値とピーク値との間の
サンプリング回数をカウントすることにより、検査装置
として使用した場合には、光書込みヘッド20の異常
(ピッチ誤差、アライメント不良等)の検出が可能であ
る。また、測定ユニット71を実機に搭載した場合に
は、測定ユニット71の移動不良を検出することができ
る。この場合は、異常を表示/警告してプリンタの動作
を停止させる。さらに、光シャッタチップの経時的な劣
化に対応した光量補正が可能となる。
【0060】一方、フィルムスキャナで読み取られた画
像データは画像メモリのビットマップメモリ上に展開さ
れる。ビットマップメモリ上の情報は、前記光量補正内
容を格納したルックアップテーブルを参照し、入力され
た画像データに補正を加えた状態で光シャッタモジュー
ル30のドライバへ転送され、所定の速度で切り換えら
れる光源色で元の画像と同等の濃度で再現される。
【0061】なお、光量の測定、補正は、プリンタのウ
ォーミングアップ時に以外にも任意の時期に実行するこ
とも可能である。
【0062】(ドライバICの構成と動作)次に、多値
再現用ドライバIC40の構成とタイミングチャートを
図18、図19に示す。ドライバIC40は、n個のI
Cをラダーチェーンで連続して使用するのであるが、各
ICは64ドットを駆動するように構成され、6ビット
のシフトレジスタ41、6ビットのラッチ回路42、6
ビットのコンパレータ43、6ビットのカウンタ44、
ゲート回路45、ドライバ回路46からなる。
【0063】画像データDATA(A),(B)はシフ
ト信号R/Lに基づいてシフトクロック信号S−CLK
に同期してシフトレジスタ41へ転送され、ストローブ
信号STBでラッチ回路42にラッチされる。これによ
って、各画素の階調数がセットされる。クロック信号C
−CLKはカウンタ44でカウントされ、コンパレータ
43はラッチされた値とカウンタ値とを比較し、ゲート
回路45は両者が一致した時点で出力を停止する。ま
た、カウンタ44はクリア信号CLによってクリアされ
る。
【0064】ドライバ回路46には駆動電圧Vdが印加
されており、ゲート回路45からの信号D1〜D64に基
づいて出力HV1〜HV64が光シャッタチップに印加さ
れることになる。即ち、各画素は画像データDATAに
応じた時間(パルス幅)だけ光シャッタチップをオンさ
せることになる。
【0065】以上の構成からなる多値再現用ドライバI
C40で光量測定モードを実行する場合も、前述の2値
再現用ドライバIC60と基本的には同様の制御を行
う。所定の光量はデータ信号DATA(ディプスイッチ
等)で指定し、シフトレジスタ41へ転送後、ストロー
ブ信号STBでラッチし、データ信号DATAに応じた
デューティをコンパレータ43等で生成し、ゲート信号
GATEによって所定の光シャッタチップを所定の光量
で動作させる。このような間引き点灯用の信号は繰り返
し信号であり、比較的簡単な回路で実現できる。
【0066】また、光シャッタチップが奇数列と偶数列
に分割されている場合には、片列のDATAを“H”に
しておけば、間引き点灯を容易に実現でき、制御はさら
に簡単になる。光量を可変するには、ディップスイッチ
等の設定を変更すればよい。
【0067】(他の実施形態)なお、本発明に係る光書
込み装置及びその光量測定方法は前記実施形態に限定す
るものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更するこ
とができる。特に、光書込みに使用する固体走査型の素
子としては、PLZT以外に、LED(Light Emitting
Diode)、LCS(Liquid Crystal Shutter)、DMD
(Deformable Mirror Device)、FLD(Fluorescent
Device)等を用いることができる。
【0068】また、多階調での光シャッタモジュールの
変調はパルス幅を変調する方式以外にも、パルス強度を
変調する方式であってもよい。さらに、本発明は銀塩感
材を用いた印画紙への画像書込み装置以外にも、銀塩フ
ィルムや電子写真用感光体への画像書込み装置あるいは
ディスプレイ上への画像投影装置に対して適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光量測定方法に用いられる光書込
みヘッドを示す斜視図。
【図2】光量測定装置を示す概略構成図。
【図3】光量測定時のアナログ信号の波形図。
【図4】光量測定時のデジタル信号の波形図。
【図5】光量測定に用いられる積分回路のブロック図。
【図6】前記積分回路の動作を示すタイミングチャート
図。
【図7】2値画像再現用ドライバICを示すブロック
図。
【図8】前記2値画像再現用ドライバICへ転送される
信号の生成回路を示すブロック図。
【図9】前記信号生成回路の動作を示すタイミングチャ
ート図。
【図10】チップの同定と光量測定の第1例を示すチャ
ート図。
【図11】チップの同定と光量測定の第2例を示すチャ
ート図。
【図12】チップの同定と光量測定の第3例を示すチャ
ート図。
【図13】チップの同定と光量測定の第4例を示すチャ
ート図。
【図14】チップの同定と光量測定の第5例を示すチャ
ート図。
【図15】本発明に係る光書込みヘッドを備えたカラー
プリンタを示す概略構成図。
【図16】前記カラープリンタに搭載されている光量測
定ユニットを示す斜視図。
【図17】光書込みヘッドと光量測定ユニットとの位置
関係を示す説明図。
【図18】多値画像再現用ドライバICを示すブロック
図。
【図19】前記多値画像再現用ドライバICの動作を示
すタイミングチャート図。
【符号の説明】
20…光書込みヘッド 30…光シャッタモジュール 31…光シャッタチップ 40,60…ドライバIC 70…光量測定装置 71…測定ユニット 72…光電変換センサ 80…積分回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−93933(JP,A) 特開 平10−185684(JP,A) 特開 平4−273033(JP,A) 特開 平4−176669(JP,A) 特開 平8−187891(JP,A) 特開 平4−221735(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/08 G01J 1/00 - 1/60 B41J 3/21

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に並べられた多数の光チップ
    を画像データに基づいてオン、オフ制御する固体走査型
    光書込み装置の光量測定方法において、 少なくとも一つの光チップを隣接する他の光チップが点
    灯しないように間引き点灯させた状態で光センサを主走
    査方向に移動させ、該光センサによる検出結果から各光
    チップの位置を同定する工程と、 光チップを隣接する他の光チップと共に所定の駆動条件
    で全点灯させた状態で光センサを主走査方向に移動さ
    せ、光チップの光量を測定する工程と、 間引き点灯によって同定された光チップの位置情報と、
    全点灯によって得られた測定値とから各光チップの光量
    を確定する工程と、 を備えたことを特徴とする光量測定方法。
  2. 【請求項2】 光チップの同定は所定の等間隔で光チッ
    プを間引き点灯させて行い、 光量の測定は全ての光チップを点灯させて行う、 ことを特徴とする請求項1記載の光量測定方法。
  3. 【請求項3】 光チップの同定は、光チップを一定周期
    で駆動して光センサの検出値を積分し、そのピーク値に
    基づいて行うことを特徴とする請求項1又は請求項2
    載の光量測定方法。
  4. 【請求項4】 点灯されていない光チップの同定は、点
    灯された光チップの検出ピーク値間を均等割りすること
    で算出することを特徴とする請求項記載の光量測定方
    法。
  5. 【請求項5】 前記光センサは三原色それぞれの光を受
    光する三つのカラーセンサであることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の光量測定方法。
  6. 【請求項6】 主走査方向に並べられた多数の光チップ
    を画像データに基づいてオン、オフ制御する固体走査型
    光書込み装置の光量測定方法において、 主走査方向に隣接する複数の光チップ群とこの光チップ
    群から少なくとも一つの光チップを隔てた特定の光チッ
    プとを点灯させるパターンで全ての光チップを順次点灯
    させ、 前記特定の光チップから光チップ群までの間隔を保持し
    て設置された第1及び第2の光センサを主走査方向に移
    動させて各光チップの光量を測定し、 前記第1の光センサによる測定結果から各光チップの位
    置を同定し、同定された位置情報と前記第2の光センサ
    による測定値とから各光チップの光量を確定する、 ことを特徴とする光量測定方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の光センサは三原色それぞれの
    光を受光する三つのカラーセンサであることを特徴とす
    る請求項記載の光量測定方法。
  8. 【請求項8】 前記光チップを点灯させる駆動電圧は青
    色発光時の半波長電圧であることを特徴とする請求項
    又は請求項記載の光量測定方法。
  9. 【請求項9】 主走査方向に並べられた多数の光チップ
    を画像データに基づいてオン、オフ制御する固体走査型
    光書込みヘッドと、 前記光チップに対向して主走査方向に移動可能な光セン
    サと、 少なくとも一つの光チップを隣接する他の光チップが点
    灯しないように間引き点灯させた状態で光センサを主走
    査方向に移動させ、該光センサによる検出結果から各光
    チップの位置を同定する第1の制御手段と、 光チップを隣接する他の光チップと共に所定の駆動条件
    で全点灯させた状態で光センサを主走査方向に移動さ
    せ、光チップの光量を測定する第2の制御手段と、 間引き点灯によって同定された光チップの位置情報と、
    全点灯によって得られた測定値とから各光チップの光量
    を確定する演算手段と、 を備えたことを特徴とする固体走査型光書込み装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御手段は光チップを所定
    の等間隔で間引き点灯させ、 前記第2の制御手段は全ての光チップを点灯させる、 ことを特徴とする請求項記載の固体走査型光書込み装
    置。
  11. 【請求項11】 前記光センサは三原色それぞれの光を
    受光する三つのカラーセンサであることを特徴とする請
    求項9又は請求項10記載の固体走査型光書込み装置。
  12. 【請求項12】 主走査方向に並べられた多数の光チッ
    プを画像データに基づいてオン、オフ制御する固体走査
    型光書込みヘッドと、 所定の間隔で設置され、前記光チップに対向して主走査
    方向に移動可能な第1及び第2の光センサと、 特定の光チップとこの光チップから前記二つの光センサ
    の設置間隔に対応した間隔で設けられた複数の光チップ
    群とを点灯させるパターンで全ての光チップを順次点灯
    させつつ、二つの光センサを主走査方向に移動させて各
    光チップの光量を測定する制御手段と、 前記第1の光センサによる測定結果から各光チップの位
    置を同定し、同定された位置情報と前記第2の光センサ
    による測定値とから各光チップの光量を確定する演算手
    段と、 を備えたことを特徴とする固体走査型光書込み装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の光センサは三原色それぞれ
    の光を受光する三つのカラーセンサであることを特徴と
    する請求項12記載の固体走査型光書込み装置。
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