JPH10337355A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH10337355A
JPH10337355A JP16535297A JP16535297A JPH10337355A JP H10337355 A JPH10337355 A JP H10337355A JP 16535297 A JP16535297 A JP 16535297A JP 16535297 A JP16535297 A JP 16535297A JP H10337355 A JPH10337355 A JP H10337355A
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JP
Japan
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light
lamp
holes
box
emitting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16535297A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Katsuhiro Hamada
克宏 浜田
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を低減し構造を簡素化し生産工程を単
純化すること、発光源の交換作業を容易とすること、配
線部材を単純化し不都合を解消すること、電力消費を抑
制すること。 【解決手段】ランプボックス30内の1つのランプ33
で全ての前述の遊技装置の点灯、消灯、点滅等を一括し
て制御する。ランプ33が点灯している場合、ランプ3
3からの光の照射により、ランプ風車用光ファイバ14
F,15F、入球口用光ファイバ21F,22F、サイ
ドランプ用光ファイバ27F,28Fの受光端部14
R,15R,21R,22R,27R,28Rに入射し
た光は伝送され、対応する放射端部15E,22E,2
7E等から放射され、各々対応するランプ風車14,1
5、入球口21,22、サイドランプ27,28が一斉
に点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機、更に
詳しくは、遊技盤上の遊技装置の構造の複雑性、発光源
の交換の困難性等を解消した弾球遊技機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の弾球遊技機の遊技盤にはランプ風
車、サイドランプ等のように発光可能に構成された遊技
装置が複数配設されたものがある。また、このような遊
技装置に加えて、入球口(遊技盤の貫設穴に入球部材が
固定されたもの)や通過口(遊技盤の表面に固定された
ものでゲートとも呼ぶ)も発光可能に構成されているも
のもある。これら遊技装置は、通常、その内部にランプ
等の発光源と、これが取り付けられたランプ基板、この
ランプ基盤から延出する配線等が各々内蔵され一体化さ
れている。その正面側は半透過性のプラスチック形成体
で形成されており、発光源から放射される光がプラスチ
ック形成体を透過することができる。こうして、電源が
発光源に供給され、また、ランプ基板から出力される制
御信号に基づいて、遊技装置を自在に点灯させる構成で
ある。したがって、これら遊技装置は装飾としての機能
の他、遊技状態によって点灯状態を変化させて遊技者を
盛上げるという機能も有していた。
【0003】ところが、このような遊技装置には次のよ
うな克服するべき課題が考えられた。 ランプやランプ基板等が内蔵されているため、部品点
数も多く構造が複雑となり、生産工程が複雑化されると
いう欠点がある。 ランプが切れた場合、前述した構造上、遊技装置の全
部を交換しなければならない場合が多く、コストも要
し、交換作業が面倒である。 1つのランプの配線部材(リード線等)は複数(少な
くとも2本)は必要であり、例えば1つの遊技装置に2
つ以上のランプを設けた場合更に多くの配線部材を必要
とする。このため、これら遊技装置が複数配設された場
合、配線部材が複雑化する。したがって、メンテナンス
面においては遊技装置の交換が一層困難となる。また、
生産面においてはその他の部品の取り付けの際ランプの
配線部材を挟み込んでショートさせてしまうおそれがあ
る等の不都合が考えられる。 ランプを複数必要とするため電力消費が嵩むという欠
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1〜3
記載の発明の課題は、部品点数を低減し構造を簡素化し
生産工程を単純化すること、発光源の交換作業を容易と
すること、配線部材を単純化し不都合を解消することで
ある。さらに、請求項1および3記載の発明の課題は、
電力消費を抑制することをも課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1記載の発明はなされたものであり、複数の貫設穴と、
該複数の貫設穴の各々に対応する複数の遊技装置とを備
えた遊技盤と、ボックスと、該ボックスの内部に設けた
発光源とを備えた発光装置と、前記発光源を制御する発
光制御装置と、一端部は前記貫設穴を介して前記遊技装
置に各々挿入され、他端部は前記発光装置に挿入された
複数の光ファイバと、を備えたことを特徴とする弾球遊
技機である。請求項1記載の発明により、遊技装置と発
光装置とを分離し、光ファイバで接続したことから、前
述の諸課題が達成できるのである。
【0006】ここでいう「遊技装置」は、代表的には、
ランプ風車、サイドランプ、入球口、通過口等が例示さ
れるが、これらに制限されるものではない。「ボック
ス」は内部の発光源が交換できるものが好適であり、開
閉蓋等が取り付けられるものが挙げられる(図7(a)
に例示)。「発光源」は単数複数を問わないが、単数の
方が交換や電力消費面で有利な場合がある。「発光装
置」は、熱変換の過程を経て電気エネルギーを光エネル
ギーに変換するもの、例えば高輝度ハロゲンランプ、ま
たは熱変換の過程を経ないで電気エネルギーを光エネル
ギーに変換するデバイス、例えば発光ダイオード(指向
性の高いものが例示される)等が挙げられるが、前記遊
技装置が発光機能を果たすことができる程度のものであ
れば良い。「発光制御装置」は、発光源の点灯、消灯、
点滅等を制御するものであり、代表的には電気的制御装
置が挙げられるが、機械的制御装置でも良い。「光ファ
イバ」の伝送路構造としては、代表的には、ステップイ
ンデックス形ファイバ、グレーテッドインデックス形フ
ァイバが例示できる。また、材質としては、石英ファイ
バ、多成分系ガラスファイバ、プラスチックファイバ等
が例示できる。さらに、単一モードファイバ、GIマル
チモードファイバ、SIマルチモードファイバ等種々の
ものが例示されるがこれに限定されるわけではない。さ
らに光ファイバを複数本束ねたものが好適ではあるが制
限されるわけではない。光ファイバの一端部は貫設穴を
介して遊技装置内に進入していても良いし、貫設穴の途
中まで挿入されていても良いし、一端部と遊技盤の正面
と面一(同一平面上)となっても良い。
【0007】ここで前記ボックスの構造は、種々のもの
が考えられる。ボックス内の少なくとも1つの光源に対
して複数の光ファイバを対応させるもの、ボックスを分
割して複数の光源を設けるもの(図7(b)に例示)、
ボックスの一部を分割して少なくとも1つの光源を設け
たもの(図8)が挙げられる。請求項2に記載の発明
は、ボックスの構造の一態様を示すものであり、複数の
貫設穴と、該複数の貫設穴の各々に対応する複数の遊技
装置とを備えた遊技盤と、前記複数の遊技装置の各々に
対応して複数の発光室に分割されたボックスと、前記複
数の発光室の各々に設けられた複数の発光源とを備えた
発光装置と、前記発光源を制御する発光制御装置と、一
端部は、前記貫設穴を介して前記遊技装置に各々挿入さ
れ、他端部は、前記発光室に各々挿入された複数の光フ
ァイバと、を備えたことを特徴とする弾球遊技機であ
る。これにより請求項1と同様の課題を達成できる上、
故障した発光源だけを取り替えれば良いという利点があ
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、ボックスの構造
の他の一態様を示すものであり、複数の貫設穴と、該複
数の貫設穴の各々に対応する複数の遊技装置とを備えた
遊技盤と、ボックス、該ボックスの内部に設けた発光
源、および前記複数の遊技装置に対応して前記ボックス
の一部を複数の仕切室に分割する複数の仕切部材を備え
た発光装置と、前記発光源を制御する発光制御装置と、
前記複数の仕切室と前記発光源のある発光室とを各々連
通または遮蔽することができる複数の遮蔽部材を備えた
遮蔽装置と、該複数の遮蔽部材を各々独立的に駆動制御
する駆動制御装置と、一端部は、前記貫設穴を介して前
記遊技装置に各々挿入され、他端部は、前記複数の仕切
室に各々挿入された複数の光ファイバと、を備えたこと
を特徴とする弾球遊技機である。これにより、請求項1
の課題が達成される上、仕切室毎の発光源の光の通過お
よび遮蔽を制御することもできるので、発光源の制御が
多様化される。また、自在に発光源のオンオフを制御で
きることから、制御性に優れている。
【0009】
【発明の実施の形態】まず本発明の実施形態の具体例1
の弾球遊技機としての、いわゆるフィーバー機とも呼ば
れるタイプの第一種パチンコ機1について、図1〜図9
を参照して説明する。図1に示すパチンコ機1は、周知
の通り、その前面に、ガラス板2が嵌められた前面枠3
が遊技機本体4に開閉可能に軸着され、施錠装置5によ
り開閉可能な構造となっている。前面枠3の下方には、
上皿6および下皿7が配置されている。上皿6および下
皿7には、それぞれに、パチンコ機1の内部から遊技球
を排出するための排出口6a,7aがそれぞれ開口して
いる。上皿6には複数の小孔からなるスピーカ面8が設
けられており、その裏側には遊技状態に応じた効果音を
発生するスピーカ9が装着されている。下皿7の裏側に
は、上皿6から供給される遊技球を遊技領域13(図2
参照)に発射するための発射装置(図示略)を操作する
発射ハンドル11が設けられている。この発射ハンドル
11には遊技者がタッチしていることを検出する導電性
のタッチスイッチ11aが内蔵されている。また、発射
ハンドル11の付近には遊技球の発射を一時的に停止す
るための発射停止ボタン11bが設置されている。
【0010】図2に示す遊技盤12の遊技領域13に
は、その上部に点滅が可能な一対のランプ風車14,1
5、中央部に開口部を備えた大型のセンター役物16、
センター役物16の裏側に、ディスプレイ、制御基盤等
から構成された液晶表示装置17、センター役物16の
両側に一対の始動ゲート18,19、センター役物16
の下側に始動入賞装置20、始動入賞装置20の両側に
一対の入球口21,22、始動入賞装置20の下側に開
閉板23、入球口24、普通図柄表示装置25を備えた
大入賞装置26、遊技領域13の両側端部に一対のサイ
ドランプ27,28、最下部にアウト口29が各々固定
されている。入球口21,22及びランプ風車14,1
5の回転体15b(図4参照)、サイドランプ27,2
8は半透過性プラスチックで構成されている。
【0011】図3に示す遊技盤12の裏側を説明する。
ここでは説明の便宜上、センター役物16、液晶表示装
置17、始動入賞装置20、大入賞装置26、および集
合盤(図示略)等の図示は省略してある。まず遊技盤1
2には、ランプ風車14,15に対応した位置に小径の
光ファイバ用貫設穴14H,15Hが各々貫設されてい
る。光ファイバ用貫設穴14Hの詳細は図示を略すが、
同様な構造の光ファイバ用貫設穴15Hの詳細は図4を
参照して後述する。遊技盤12の中央部には、センター
役物16および液晶表示装置17を取付けるためのセン
ター役物取付用貫設穴16Hが貫設されている。このセ
ンター役物取付用貫設穴16Hの下側には、始動入賞装
置20を取付けるための始動入賞口取付用貫設穴20H
が貫設されている。その両側には、入球口21,22に
対応した位置に小径の光ファイバ用貫設穴21H,22
Hが貫設されている。光ファイバ用貫設穴21Hの詳細
は図示を略すが、同様な構造の光ファイバ用貫設穴22
Hの詳細は図4を参照して後述する。それらの上部に
は、遊技球を受け入れるための、中径の入球口用貫設穴
51,52が貫設されている。始動入賞口取付用貫設穴
20Hの下側には大入賞装置26を取付けるための大入
賞口取付用貫設穴26Hが貫設されている。サイドラン
プ27,28は、遊技盤12上に取り付ければ良いの
で、特に取付用貫設穴は必要なく、光ファイバ用貫設穴
を設けている。必要により取付用貫設穴を設けることも
できる。サイドランプ27,28の裏側の遊技盤12
に、小径の光ファイバ用貫設穴27H,28Hが水平方
向に貫設されている。光ファイバ用貫設穴28Hの詳細
は図示を略すが、同様な構造の光ファイバ用貫設穴27
Hの詳細は図5を参照して後述する。遊技盤12の裏側
の左下部には、ランプボックス30が固定されている。
【0012】つぎに光ファイバの接続構造について説明
する。図3に示すランプ風車用光ファイバ14F,15
F、入球口用光ファイバ21F,22F、サイドランプ
用光ファイバ27F,28Fは、各々、複数の光ファイ
バを結束したものである。各受光端部(請求項でいう他
端部)14R,15R,21R,22R,27Rおよび
28Rの近辺(図7(a)参照)は、ブッシュからなる
固定具14K,15K,21K,22K,27Kおよび
28Kにより各々集束され、それらの露出端部が、図7
(a)に示す通り、ランプボックス30内部において下
方に垂直に各々突出している。また、前述の各固定具1
4K,15K,21K,22K,27Kおよび28Kの
各々に対応して、ランプボックス30の上壁31には、
光ファイバ用貫設穴34,35,41,42,47およ
び48が設けられ、それらに各々抜き差し自在となって
いる。ランプボックス30の側蓋32は開閉可能な構造
とされ、内部に1つの横長のランプ33が配置されてい
る。このランプ33は、後述する主制御基盤55(図6
参照)によりオンおよびオフされる電源回路60(図6
参照)と接続されて電源が供給されるとともに、側蓋3
2の開閉により交換が可能となっている。ランプ33と
しては輝度の高いハロゲンランプが好ましい。ランプ3
3から照射された光は、前述のランプ風車用光ファイバ
14F,15F、入球口用光ファイバ21F,22F、
サイドランプ用光ファイバ27F,28Fに受光され、
伝送されるのである。また、図3に示す通り、それらの
各々の放射端部近辺(請求項でいう一端部)(図示例と
して、図4の15E,22E、図5の27E)は、ブッ
シュからなる固定具14L,15L,21L,22L,
27Lおよび28L(図3参照)により集束され、それ
らの露出端部が、各遊技装置内部に水平方向に突出して
いる。固定具14L,15L,21L,22L,27L
および28Lは、対応する光ファイバ用貫設穴14H,
15H,21H,22H,27Hおよび28Hに各々抜
き差し自在となっている。なお、以上述べた抜差自在構
造に代えて様々な脱着構造が採用可能である。
【0013】図4に示す通り、遊技盤12には、ランプ
風車15が固定されている。ランプ風車15は、そのピ
ン15aが遊技盤12に水平方向に打ち込まれ、このピ
ン15aの頭部に回転体15bが回転可能に軸支された
ものである。このランプ風車15の裏側の遊技盤12に
は、小径の光ファイバ用貫設穴15Hが水平方向に貫設
され、そこに固定具15Lが差し込まれて固定されてい
る。ランプ風車用光ファイバ15Fは固定具15Lの先
端より突出し、その自由端(放射端部15E)が回転体
15bの内部に収納されている。ここからの放射光が回
転体15bを透過して、ランプ風車15が点灯するよう
になっている。また、入球口22は球通過穴22aを備
え、遊技盤12には入球口用貫設穴51が水平方向に貫
設され、これらが連通されて、遊技球がそこを通過でき
るようにされている。入球口用貫設穴51の下部の遊技
盤12に小径の光ファイバ用貫設穴22Hが水平方向に
貫設されている。また入球口22の下部には放射室22
bが内設され、放射室22bの奥壁には小径の貫設穴2
2cが貫設されている。光ファイバ用貫設穴22Hに固
定具22Lが差し込まれると、入球口用光ファイバ22
Fは固定具22Lの先端から貫設穴22cを通過して放
射室22b内部へ突出し、その自由端が放射室22bに
収納されている。ここからの放射光が入球口22を透過
して、入球口22が点灯するようになっている。
【0014】図5に示す通り、遊技盤12の表面側に
は、サイドランプ27が固定されている。また、サイド
ランプ27の裏側の遊技盤12には、小径の光ファイバ
用貫設穴27Hが水平方向に貫設され、そこに固定具2
7Lが差し込まれている。サイドランプ用光ファイバ2
7Fは固定具27Lの先端より突出し、その自由端(放
射端部27E)がサイドランプ27の内部に収容されて
いる。ここからの放射光はサイドランプ27を透過し
て、これにより点灯するようになっている。
【0015】図6はパチンコ機1の裏面を示すものであ
り、遊技盤12、液晶表示装置17、裏セット盤49、
カバー等がすべて装着された状態を示している。パチン
コ機1の裏面の中央部には液晶表示装置17等を保護す
るための裏蓋50が装着されている。その下方には裏セ
ット盤49の表面に取り外し可能に固定された主制御基
盤55が装着されている。発光制御手段としての主制御
基盤55は、CPU、ROM、RAMを中心として、こ
れらと入力インタフェース、出力インタフェース等をバ
スで接続した論理演算回路として構成されており、パチ
ンコ機の種々の制御を実行することができるが、これら
の技術は周知に至っているので、図示および詳しい説明
は省略する。なお、発光制御手段はこれらに限定される
わけではなく様々な実施態様が考えられる。また、上部
右側には、ランプ33用の電源回路60、また電源ケ−
ブル61が設けられている。
【0016】以上の通り説明した遊技盤12上の遊技装
置であるランプ風車14,15、入球口21,22、サ
イドランプ27,28の点灯、消灯、点滅動作について
説明する。主制御基盤55(図6参照)が遊技内容を司
り、始動入賞装置20への遊技球の入球等、遊技状態に
起因して、電源回路60(図6参照)を制御することに
より、ランプ33の点灯、消灯、点滅等を行う。つまり
ランプボックス30内の1つのランプ33で全ての前述
の遊技装置の点灯、消灯、点滅等を一括して制御するも
のである。例えば、ランプ33が点灯している場合、ラ
ンプ33からの光の照射により、ステップインデックス
形またはグレーテッドインデックス形のランプ風車用光
ファイバ14F,15F、入球口用光ファイバ21F,
22F、サイドランプ用光ファイバ27F,28Fの受
光端部(請求項でいう他端部)14R,15R,21
R,22R,27R,28Rに、ある角度で入射した光
は、屈折率の高いコア(図示略)と屈折率の低いクラッ
ド(図示略)との界面で全反射を繰り返しながらコア
(図示略)を伝送されてゆくか、またはコア内を連続的
に屈折して蛇行しながら伝送されてゆく。そして、伝送
されてきた光は、図4及び図5に示す通り、対応する放
射端部(請求項でいう一端部)15E,22E,27E
等から放射され、各々対応するランプ風車14,15、
入球口21,22、サイドランプ27,28が一斉に点
灯状態となる。消灯の場合、主制御基盤55からの制御
信号により、電源回路60からの電源が遮断され、ラン
プ33が点灯しないことにより、光が伝送されず、ラン
プ風車14,15、入球口21,22、サイドランプ2
7,28は一斉に消灯状態となる。点滅の場合、点灯と
消灯とが短い時間間隔で一斉に繰り返し行われる。
【0017】以上述べた本実施形態によれば、次の優れ
た効果がある。 ランプ風車14,15、入球口21,22、サイドラ
ンプ27,28は、ランプボックス30から場所的に分
離され発光源を何ら内蔵していないことから、これらの
部品点数が減少し、生産工程が簡素化される。 ランプ33が切れた場合でも、ランプ33の交換作業
のみで良く、ランプ風車14,15、入球口21,2
2、サイドランプ27,28の交換が全く不要であり、
コストが減少するとともにランプ33の交換作業が簡単
となる。 ランプ風車14,15、入球口21,22、サイドラ
ンプ27,28に2つ以上の放射端部を設けようとする
場合でも、光ファイバの本数を単位増加するだけであ
り、何らの配線部材を必要ともしないため、構造が簡素
化される。メンテナンス面においても、単に固定具14
L,15L,21L,22L,27L,28Lを引き抜
くだけで、ランプ風車14,15、入球口21,22、
サイドランプ27,28の交換が簡単にできる。また、
生産面においては、その他の部品の取り付けの際、配線
部材を挟み込んでショートさせてしまうおそれがない。 ランプ33が1つであり電力消費が少ない。
【0018】ランプボックス30の第一変形例であるラ
ンプボックス130を、図7(b)を参照して、図7
(a)と異なる点を中心として説明する。このランプボ
ックス130の特徴は、主制御基盤55から電源回路6
0に発光制御信号が出力されることにより、2つのラン
プ風車(ランプ風車14,15に対応)、2つの入球口
(入球口21,22)、2つのサイドランプ(サイドラ
ンプ27,28に対応)の3種類の遊技装置の点灯、消
灯、点滅等を各々独立して制御するものである。すなわ
ち、ランプボックス130の内部が2つの仕切壁13
1,132により仕切られて、発光室133,134お
よび135に分割され、各々に3つのランプ136,1
37および138が設置されている。また、発光室13
3には、サイドランプ用光ファイバ127F,128
F、発光室134には、ランプ風車用光ファイバ114
F,115F、発光室135には、入球口用光ファイバ
121F,122Fが各々に差し込まれて固定されてい
る。さらに発光室133ないし135は、各々蓋141
ないし143を備え、各々独立的に開閉可能な構造とさ
れ、ランプ136,137および138が各々交換可能
とされている。なお、遊技盤、光ファイバの伝送経路等
その他の構成の説明は、前述のランプボックス30の場
合を準用(図1ないし図5参照)できることから、図示
および説明は割愛する。以上の変形例であるランプボッ
クス130によれば、ランプボックス30の場合の前述
した効果に加えて、3種類の点灯、消灯、点滅等を各々
独立して制御でき、点灯等の制御の自由度がより一層向
上する。またランプ交換が個別に実施されることから、
コスト低減に結びつく。第一変形例では、例えば1つの
発光室133ないし135(発光源)の各々に同種類の
2つの遊技部材(例えば2つのランプ風車)を対応させ
ているがが、必ずしも同種類で無くても良い。例えば、
1つの発光室133にランプ風車とサイドランプを対応
させることができる。その組合せは様々に挙げられる
し、1つの発光室に対応する遊技装置の数、種類に限定
はない。
【0019】つぎにランプボックス30の第二変形例で
あるランプボックス230を、図8及び図9(a)
(b)を参照し、図7(b)と異なる点を中心として説
明する。このランプボックス230の特徴は、主制御基
盤55からの発光制御信号が電源回路60に出力される
ことにより、1つのランプ231で、2つのランプ風車
(ランプ風車14,15に対応)、2つの入球口(入球
口21,22に対応)、2つのサイドランプ(サイドラ
ンプ27,28に対応)の全部(6個)の遊技装置の点
灯、消灯、点滅等を各々独立して制御するものである。
すなわち、前述の複数の遊技装置に対応して、ランプボ
ックス230の一部、例えば上端部を6個の仕切室23
2ないし237に分割する複数の5つの仕切壁241な
いし245を備え、仕切室232ないし237と、ラン
プ231のある発光室246とを各々連通または遮蔽す
ることができる6枚の水平方向に配置され水平方向に移
動可能な遮蔽板251ないし256と、これらを各々進
退させることができる、ランプボックス230の側壁に
貫設された角型の進退穴261ないし266と、これら
6枚の遮蔽板251ないし256を水平方向に各々独立
的に駆動できる6個の電磁ソレノイド271ないし27
6と、これを支持するためランプボックス230の側壁
に固定された取付板279と、から構成されている。6
個の電磁ソレノイド271ないし276へは、各々、主
制御基盤55から駆動制御信号が独立的に出力されるよ
うになっている。なお、ストッパ282(図9(a)
(b)参照)が電磁ソレノイド271ないし276の遮
蔽板251ないし256の中間地点に各々固定されてい
る。
【0020】したがって、各電磁ソレノイド271ない
し276がオフの場合、図9(a)に示す通り、遮蔽板
251ないし256は退避位置にあり、仕切室232な
いし237と発光室246とは連通し、ランプ231の
光が光ファイバ221F,222F,214F,215
F,227F,228Fに各々独立的に伝達される。一
方、各電磁ソレノイド271ないし276がオンの場
合、図9(b)に示す通り、遮蔽板251ないし256
は前進し、仕切室232ないし237と発光室246と
は連通し、ランプ231から仕切室232ないし237
への光が各々独立的に遮断されるようになっている。ま
た、仕切室232ないし237の上部には、サイドラン
プ用光ファイバ227F,228F、ランプ風車用光フ
ァイバ214F,215F、入球口用光ファイバ221
F,222Fが各々に差し込まれて固定されている。さ
らにランプボックス230は蓋281を備え、開閉可能
な構造とされている。図9(a)(b)は各電磁ソレノ
イド271ないし276の一状態を示すに過ぎず、それ
らの各々のオンオフの組合せにより、光の伝送状態を多
彩に制御することができる。なお、遊技盤、光ファイバ
の伝送経路等その他の構成の説明は、前述のランプボッ
クス30の場合を準用できることから、説明は割愛す
る。以上の変形例であるランプボックス230によれ
ば、ランプボックス30の場合の前述した効果に加え
て、全部の遊技装置の点灯、消灯、点滅等を各々独立し
て制御でき、点灯等の制御が精密に制御でき、遊技内容
が格段に向上する。さらにランプ交換が1回で良いの
で、作業が容易である。
【0021】以上本実施形態を説明したが、前述の第一
変形例と第二変形例を組み合わせる等、様々な組合せに
より、多彩な発光制御ができることにも特徴がある。な
お、その他、パチンコ機1の全体的な構成も従来技術に
従っているので、これらの図示及び説明は省略する。
【0022】以上、本実施形態を説明したが、本発明の
技術的思想を逸脱しない範囲において本発明の構成を適
宜改変できることは当然であり、このような改変も、本
発明の技術的範囲に属するものである。例えば、高輝度
ハロゲンランプに代えて他の発光源、例えば、指向性の
高い発光ダイオードを採用することも可能である。ま
た、光ファイバの放射端部(請求項でいう一端部)15
E,22E,27E等は、図4および図5に示す通り、
光ファイバ用貫設穴15H,22H,27H等から突出
しているが、これに代えて、突出しない態様、つまり、
光ファイバ用貫設穴15H,22H,27H等の内部に
係止された態様も可能である。光ファイバ用貫設穴は遊
技盤12に設けているが、遊技盤12に遊技装置取付穴
を設けてこれに遊技装置を装着し、光ファイバ用貫設穴
をその遊技装置に直接貫設しても良い。さらに、本発明
は、いわゆる権利物、アレンジボールと呼ばれている機
種、一般電役等の種々の弾球遊技機に適用が可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】請求項1〜3記載の発明によれば、、部
品点数を低減し構造を簡素化し生産工程を単純化し、発
光源の交換作業を容易とし、配線部材を単純化すること
ができる。請求項1、3によれば、電力消費を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の弾球遊技機の正面図であ
る。
【図2】同弾球遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技盤の裏面図である。
【図4】同遊技盤のA−A線断面の一部を示す断面図で
ある。
【図5】同遊技盤のB−B線断面の一部を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の実施形態の弾球遊技機の裏面図であ
る。
【図7】(a)は弾球遊技機のランプボックスの正面
図、(b)はランプボックスの第一変形例の正面図であ
る。
【図8】本実施形態の第二変形例のランプボックスの正
面図である。
【図9】(a)は第二変形例に係る電磁ソレノイドのオ
フにより遮蔽板を退避させ、光ファイバに光を供給する
例を示す動作図(左側面図)、(b)は電磁ソレノイド
のオンにより遮蔽板を前進させ、光ファイバへの光を遮
蔽する例を示す動作図(左側面図)である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 12 遊技盤 13 遊技領域 14,15 ランプ風車(遊技装置) 21,22 入球口(遊技装置) 27,28 サイドランプ(遊技装置) 30 ランプボックス(発光装置) 33 ランプ(発光源) 14R、15R、21R、22R、27R、28R 受
光端部(他端部) 15E、22E、27E 放射端部(一端部) 14F,15F ランプ風車用光ファイバ 21F,22F 入球口用光ファイバ 27F,28F サイドランプ用光ファイバ 14K,15K,21K,22K,27K,28K
固定具 14L,15L,21L,22L,27L,28L
固定具 14H,15H,21H,22H,27H,28H 光
ファイバ用貫設穴 55 主制御基盤(発光制御装置、駆動制御装置) 60 電源回路 114F,115F ランプ風車用光ファイバ 121F,122F 入球口用光ファイバ 127F,128F サイドランプ用光ファイバ 130 ランプボックス(発光装置) 131,132 仕切壁 133ないし135 発光室 136ないし138 ランプ(発光源) 141ないし143 蓋 214F,215F ランプ風車用光ファイバ 221F,222F 入球口用光ファイバ 227F,228F サイドランプ用光ファイバ 230 ランプボックス(発光装置) 231 ランプ(発光源) 232ないし237 仕切室 241ないし245 仕切壁(仕切部材) 251ないし256 遮蔽板(遮蔽部材) 246 発光室 261ないし266 進退穴 271ないし276 電磁ソレノイド(駆動制御装置) 279 取付板 281 蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貫設穴と、該複数の貫設穴の各々
    に対応する複数の遊技装置とを備えた遊技盤と、 ボックスと、該ボックスの内部に設けた発光源とを備え
    た発光装置と、 前記発光源を制御する発光制御装置と、 一端部は前記遊技装置に対応して前記貫設穴に各々挿入
    され、他端部は前記発光装置に挿入された複数の光ファ
    イバと、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 複数の貫設穴と、該複数の貫設穴の各々
    に対応する複数の遊技装置とを備えた遊技盤と、 前記複数の遊技装置の各々に対応して複数の発光室に分
    割されたボックスと、前記複数の発光室の各々に設けら
    れた複数の発光源とを備えた発光装置と、 前記発光源を制御する発光制御装置と、 一端部は、前記遊技装置に対応して前記貫設穴に各々挿
    入され、他端部は、前記発光室に各々挿入された複数の
    光ファイバと、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 複数の貫設穴と、該複数の貫設穴の各々
    に対応する複数の遊技装置とを備えた遊技盤と、 ボックス、該ボックスの内部に設けた発光源、および前
    記複数の遊技装置に対応して前記ボックスの一部を複数
    の仕切室に分割する複数の仕切部材を備えた発光装置
    と、 前記発光源を制御する発光制御装置と、 前記複数の仕切室と前記発光室とを各々連通または遮蔽
    することができる複数の遮蔽部材を備えた遮蔽装置と、 該複数の遮蔽部材を各々独立的に駆動制御する駆動制御
    装置と、 一端部は、前記遊技装置に対応して前記貫設穴に各々挿
    入され、他端部は、前記複数の仕切室に各々挿入された
    複数の光ファイバと、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000367A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Samii Kk スロットマシン
JP2007143618A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Olympia:Kk 遊技機の衝撃吸収装置

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