JP2015198675A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の数を増やすことなく、強い光を放つことが可能な発光表示部を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機は、第一光源17と、第一光源17の前方に配置される第一レンズ22と、第一レンズ22の外周を覆う筒型の遮光反射部材21と、第一レンズ22及び遮光反射部材21の前方に配置される第一被照射部材23とを備え、第一光源17の照射光及び遮光反射部材21の筒内面で反射された第一光源17の反射光が、第一レンズ22により集約されて、第一被照射部材23に到達するように形成されている。
【選択図】図7

Description

この発明は、発光表示部を備えた遊技機に関するものである。
スロットマシンなどの遊技機においては、遊技機の正面に、ランプやLEDなどの光源が内蔵された電飾装置が設けられ、遊技の進行に応じて発光体を点灯点滅させることにより、演出効果を高めるようにしている。
例えば、特許文献1には、1枚の光源用基板に発光態様の異なる光源を実装し、これらの光源の間に遮光壁を設けて、光源の前方に配置されるレンズに表示される電飾の演出態様を、レンズごとに異ならせることが記載されている。
また、特許文献2では、光源の前方に、光を内側に向けて反射する反射面と光を外側に向けて反射する反射面とを有するリフレクタを配置し、遊技者のみならず周囲に対しても演出効果を高めるようにしている。
特開2006−326197号公報 特開2009−125493号公報
このように、従来の遊技機における電飾装置のリフレクタやレンズは、ほとんど、光源の照射光を拡散させるための構造を有している。ここで、電飾装置において、特定の箇所だけ強い光を放つように形成したい場合には、光源の数を増やしたり、光度の高い光源を用いることが考えられる。しかし、光源の数を増やしたり、光度の高い光源を用いると、コストが嵩むという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑み、光度の高い光源を数多く使用しなくても、強い光を放っているように見える発光表示部を備えた遊技機を提供することを目的とする。
本願発明は、上記課題を解決するために、以下のような構成を備える。
すなわち、本願の第一の発明は、基板面に実装される第一光源(LED17)と、第一光源の前方に配置され、前方に突出する前方レンズ面31及び後方に突出する後方レンズ面33を有する第一レンズ(インナーレンズ22)と、第一レンズの外周を覆い、第一光源の照射光を第一レンズに向けて反射させることができる筒型の遮光反射部材(リフレクタ21)と、第一レンズ及び遮光反射部材の前方に配置される第一被照射部材(カバーレンズ23)とから構成される発光表示部を備え、この発光表示部は、後方レンズ面33で受ける第一光源の照射光及び遮光反射部材の反射光が、前方レンズ面31により第一被照射部材に集約されて、第一被照射部材が発光して見えるように形成されていることを特徴とする。
本発明では、第一光源の照射光を遮光反射部材で反射させて第一レンズの後方レンズ面33に集め、後方レンズ面33が受けた光は前方レンズ面31から第一被照射部材に集約される。これにより、光源の光が増幅されて第一被照射部材に届くので、数多くの光源を用いなくても、第一被照射部材が強い光を放って見えるものとなる。
本願の第二の発明は、相対的に強い光で発光しているように見せるための強発光表示部と、相対的に弱い光で全体的に発光しているように見せるための弱発光表示部とを備えた遊技機に係る。強発光表示部は、基板面に実装される第一光源と、第一光源の前方に配置され、前方に突出する前方レンズ面及び後方に突出する後方レンズ面を有する第一レンズと、第一レンズの外周を覆い、第一光源の照射光を第一レンズに向けて反射させることができる筒型の遮光反射部材と、第一レンズ及び遮光反射部材の前方に配置される第一被照射部材とから構成され、後方レンズ面の受ける第一光源の照射光及び遮光反射部材の反射光が、前方レンズ面により第一被照射部材に集約されて、第一被照射部材が発光して見えるように形成されている。一方、弱発光表示部は、第一光源と同一平面の基板面に実装される第二光源(LED16)と、第二光源の前方に配置される第二レンズ(拡散レンズ板13)と、第二レンズの前方に配置される第二被照射部材(飾りレンズ15)とから構成され、第二光源の照射光が第二レンズにより拡散されて、第二被照射部材が全体的に発光して見えるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、弱発光表示部によって全体的に発光する弱発光と、強発光表示部によって強い光を放つ強発光とにより、演出効果を高めることができる。また、強発光表示部の上記した構成によって、強発光表示部の第一光源を弱発光表示部の第二光源と同一平面上に配置しても強発光を得ることができるので、弱発光と強発光を併せ持つ発光表示部を容易に設計・製造することができる。
ここで、第一の発明及び第二の発明おいて、第一レンズに、前方レンズ面の周囲に設けられ第一レンズの中心側から外側に向かって後方に傾斜する前方傾斜面(傾斜面32a)と、後方レンズ面の周囲に設けられ第一レンズの中心側から外側に向かって前方に傾斜する後方傾斜面(傾斜面34a)とをさらに設けることかできる。このように形成することにより、後方傾斜面の受けた第一光源の照射光及び遮光反射部材の反射光を、前方レンズ面及び前方傾斜面によって第一被照射部材に集約させることができるとともに、第一被照射部材の方向とは異なる方向に分散させることもでき、第一レンズによる光の集約を効率的かつ適度に行うことができる。
本発明は、以上のように構成されているので、光源の数を増やすことなく、強い光を放つことが可能な発光表示部を備えた遊技機を提供することかできる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの上扉の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上ランプユニットの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、レンズユニットの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、インナーレンズの斜視図である。 本発明の実施の形態であって、インナーレンズの正面図及び背面図である。 本発明の実施の形態であって、レンズユニットの横断面図である。 本発明の実施の形態であって、レンズユニットの拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、拡散レンズ板の部分横断面図である。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。なお、本明細書において、各構成部材の上下左右、前後(正面背面)の方向は、特に指定しない場合には、各構成部材をスロットマシンSに取り付けた状態で、スロットマシンSを正面(遊技者と対峙する前面)から見たときの方向を示すものである。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部を有する筐体1と、筐体1に開閉自在に取り付けられ筐体1の開口部を閉塞可能な前扉2とから構成されている。筐体1の内部には、図示しないが、3個の回転リール3を備えたリールユニットや、メダルを貯留可能であるとともに貯留しているメダルを払い出すホッパーユニットや、スロットマシンSの作動を制御するための制御装置等が配置されている。
前扉2は、上扉2Aと、下扉2Bに分割されており、上扉2A及び下扉2Bはそれぞれ、筐体1の側板にヒンジを介して回転自在に軸支されている。上扉2Aには、図1に示すように、回転リール3を正面側から見ることができるリール窓Wを有する正面パネルPと、正面パネルPの上側に位置する画像表示部8が設けられている。画像表示部8は、上扉2Aの背面側に配置された液晶表示装置(図示せず)の液晶画面を視認可能とする窓部である。また、画像表示部8の側方にはスピーカ7のうちの上スピーカ7Aが設けられているとともに、正面パネルPの両側及び上側、画像表示部8の上側及び上スピーカ7Aの前面には、電飾装置9が設けられている。
ここで、電飾装置9としては、図1及び図2に示すように、正面パネルPの両側に配置されたサイドランプユニット9Aと、正面パネルPと画像表示部8との間に配置された中ランプユニット9Bと、上スピーカ7Aの前面に配置されたスピーカランプユニット9Cと、画像表示部8の上側に配置された上ランプユニット10とが設けられている。
下扉2Bには、図1に示すように、メダル投入口4、遊技を行う際に操作する操作スイッチ5、遊技の結果払い出されるメダルを貯留することができる下皿6を備えている。操作スイッチ5としては、回転リール3を回転させるためのスタートスイッチ5Aと、回転中の回転リール3を停止させるための停止スイッチ5Bとが少なくとも設けられている。下皿6の奥側の壁には、スピーカ7のうちの下スピーカ7Bが配置されている。
スロットマシンSは、スタートスイッチ5Aが操作されることに伴い、制御装置により所定の図柄組合せが対応付けられた役について当選か否かの役抽選が行われるとともに、回転リール3が回転を開始する。そして、回転リール3の回転中に停止スイッチ5Bが操作されると、回転リール3の回転が停止する。回転リール3の停止時に、当選役に対応する図柄組合せがリール窓Wの所定の有効ライン上に表示された場合には、ホッパーユニットから入賞に対応するメダルが払い出されたり、ボーナスゲームなどの有利遊技が開始されたりするようになっている。また、役抽選の結果や遊技結果に基づいて、スピーカ7から所定の音声が出力されたり、画像表示部8に所定の画像が表示されたり、電飾装置9が所定の態様で発光したりする演出が行われるようになっている。
(上ランプユニット10)
次に、上述の電飾装置9のうちの、上ランプユニット10の構造について説明する。なお、サイドランプユニット9A、中ランプユニット9B及びスピーカランプユニット9Cについては説明を省略する。
上ランプユニット10は、図3に示すように、ベース11と、LED16、17を実装したLED基板12と、拡散レンズ板13と、枠体14と、飾りレンズ15と、レンズユニット20とを備えている。
ベース11は、正面側に凹部を有する薄板箱状の部材であり、凹部内にLED基板12を収納固定するものである。
拡散レンズ板13は、LED基板12の正面側に配置される透明な板部材であり、正面視して左側に位置する左レンズ板13Lと、正面視して右側に位置する右レンズ板13Rとに分割されている。左レンズ板13L及び右レンズ板13Rの背面側には、図示しないスペーサー突起が形成されており、LED基板12の正面側に、前後方向の間隙をあけて配置されるようになっている(図9参照)。
また、左レンズ板13L及び右レンズ板13RをLED基板12の適位置に配置すると、左レンズ板13Lの右端部と、右レンズ板13Rの左端部との間に、左右方向の隙間が生じるようになっている。そして、この隙間の、拡散レンズ板13によって覆われないLED17の正面側に、レンズユニット20を設置することができるようになっている。レンズユニット20の詳細については後述する。
拡散レンズ板13の正面には、図3に示すように、拡散レンズ板13を適位置に配置したときにLED基板12に設けられたLED16と合致する箇所に、正面視して後方に凹んだ凹部13Aが形成されている。また、拡散レンズ板13の背面には、前記凹部13Aの背面側となる箇所に、正面視して後方に突出する凸部13Bが形成されているとともに、凸部13Bの周囲には、カット部13Cが形成されている(図9参照)。凹部13A、凸部13B、カット部13Cは、いずれも、LED16の照射光を前方に拡散して照射するためのものである。
枠体14は、ベース11、LED基板12、拡散レンズ板13、レンズユニット20及び飾りレンズ15を一体化させるためのものである。枠体14の正面14Aには、図示しないが、飾りレンズ15を取り付けるための取り付け部(例えば飾りレンズ15の背面に設けられた突起を嵌入可能な孔)が設けられているとともに、拡散レンズ板13を透過したLED16の照射光が通過可能な開口部が設けられている。この開口部は飾りレンズ15によって覆われるものである。また、枠体14の中央部には、前後方向に貫通する貫通孔14Bが形成されており、この貫通孔14Bの内部にレンズユニット20を装着することができるようになっている。
飾りレンズ15は、透光性を有する着色部材又は透明部材であり、枠体14の正面に取り付けられて上ランプユニット10の正面意匠を形成するものである。すなわち、枠体14を上扉2Aに装着すると、飾りレンズ15がスロットマシンSの正面側の表面に露出するものとなる。また、飾りレンズ15の背面側には、図示していないが、後方からの光を拡散させるためのカット面が形成されており、拡散レンズ板13によって拡散されたLED16の照射光をさらに分散して正面側に透過させることができるようになっている。飾りレンズ15としては、正面左側に位置する左レンズ15Lと、正面右側に位置する右レンズ15Rと、中央に位置する中レンズ15Cとが設けられている。中レンズ15Cの中央部には、中レンズ15Cを枠体14に取り付けたとき枠体14の貫通孔14Aと合致する貫通孔15Aが形成されており、この貫通孔15Aの正面側から、以下に述べるレンズユニット20のカバーレンズ23が露出するようになっている。
(レンズユニット20)
次に、レンズユニット20について詳述する。
レンズユニット20は、図3及び図4に示すように、筒型のインナーレンズ22と、インナーレンズ22の外周を覆うリフレクタ21と、リフレクタ21及びインナーレンズ22の正面側に配置されるカバーレンズ23とを備えている。なお、図4(A)はレンズユニット20を正面視した分解斜視図であり、図4(B)はレンズユニット20を背面視した分解斜視図である。
インナーレンズ22は、図5乃至図7に示すように、正面開口22B及び背面開口22Cを有する筒体22Aと、筒体22Aの筒内空間を前後に仕切るレンズ部30を備えている。なお、図5(A)はインナーレンズ22の正面斜視図であり、図5(B)はインナーレンズ22の背面斜視図である。筒体22Aの背面には、図5(B)に示すように、円柱状のスペーサー突起220が設けられている。また、図6(A)はインナーレンズ22の正面図であり、図6(B)はインナーレンズ22の背面図である。図7は、図6(A)におけるI−I線の部分で切断した場合のレンズユニット20の横断面図である。
レンズ部30の正面側には、図5(A)及び図6(A)に示すように、正面視円弧状の外縁を有する前方レンズ面31が上下方向に並んで2つ形成されている。前方レンズ面31は、図7に示すように、前方に突出する球面を有し、円形の前方レンズ面31の中心は、レンズユニット20をLED基板12の正面側に配置したときに、LED基板12の中心部に位置するLED17の位置と合致するようになっている。また、前方レンズ面31の周囲には、正面視すると前方レンズ面31の円弧と同心の円弧状を呈する前方カット部32が複数個形成されている。前方カット部32は、図6(A)及び図8に示すように、前方レンズ面31の中心側から外側に向かって後方に傾斜する傾斜面32aと、隣接する前方レンズ面31又は傾斜面32aとの間に形成される立面32bとから形成されている。なお、図8は図7を拡大した図である。
一方、レンズ部30の背面側には、図5(B)及び図6(B)に示すように、背面視円形の外縁を有する後方レンズ面33が上下方向に並んで2つ形成されている。後方レンズ面33は、図7に示すように、後方に突出する球面を有し、後方レンズ面33の円の中心は、前方レンズ面31の円弧の中心と一致している。そして、前方レンズ面31と後方レンズ面33により、レンズ部30は概略凸レンズ形状を呈するものとなっている。ここで、図6に示すように、後方レンズ面33の直径y(例えば5.5ミリメートル)は前方レンズ面31の直径x(例えば9ミリメートル)よりも小さく、図7に示すように、後方レンズ面33の曲率は、前方レンズ面31よりも大きくなるように形成されている。
また、後方レンズ面33の周囲には、後方レンズ面33の円弧と同心の円弧状を呈する後方カット部34が複数個形成されている。後方カット部34は、図6(B)及び図8に示すように、後方レンズ面33の中心側から外側に向かって前方に傾斜する傾斜面34aと、隣接する後方レンズ面33又は傾斜面34aとの間に形成される立面34bとから形成されている。そして、図8に示すように、後方カット部34の傾斜面34aの垂直面(レンズ部30の背面)に対する傾斜角度θは、前方カット部32の傾斜面32aの垂直面(レンズ部30の正面)に対する傾斜角度θ’よりも大きく形成されている。また、後方カット部34の立面34bの前後方向の長さは、前方カット部32の立面32aよりも大きく形成されている。つまり、後方カット部34の突出距離は前方カット部32の突出距離よりも大きく形成されており、レンズ部30の背面は正面よりも凹凸の差が大きく、表面積が広くなっている。
前記リフレクタ21は、インナーレンズ22の外周を覆う遮光部材である。すなわち、リフレクタ21は、図4に示すように、前後方向に貫通する開口部21Aを有する筒型に形成されており、図7に示すように、開口部21A内にインナーレンズ22を嵌め込むことができるようになっている。リフレクタ21は、枠体14の背面に固定されるものであり、インナーレンズ22を嵌め込んだリフレクタ21を上ランプユニット10の適位置に設置すると、LED17が開口部21Aの内側に位置し、レンズ部30がLED17から所定距離(後述するD1)離れ、かつ前方レンズ面31及び後方レンズ面33の中心がLED17の位置と合致するように配置されるものとなる。なお、図示した例では、リフレクタ21の下部が切り欠かれて外周面が不連続な筒体となっているが、この切り欠きはレンズユニット20の設置スペースの関係上発生したものであり、必須のものではない。リフレクタ21がインナーレンズ22の外周全部を覆うように形成してもよいものである。
前記カバーレンズ23は、透光性を有する着色部材又は透明部材であり、飾りレンズ15とともに上ランプユニット10の正面意匠の一部を形成するものである。カバーレンズ23は、図4に示すように、前面板23Aと側面板23Bを有し、背面側に背面開口23Cを備えたキャップ型に形成されている。また、側面板23Bには、側方に張り出すフランジ230が形成されている。そして、図7に示すように、インナーレンズ22を嵌め込んだリフレクタ21の正面側に配置されることにより、インナーレンズ22の正面開口22Bを塞ぐようになっている。
カバーレンズ23は、枠体14の貫通孔14Bに後方からセットされ、フランジ230が貫通孔14Bの縁部(図示せず)に係止されるようになっている。そして、インナーレンズ22を嵌め込んだリフレクタ21を枠体14に背面側から固定することにより、レンズユニット20が枠体14に装着される。レンズユニット20を装着した枠体14の背面に、LED基板12を収納固定したベース11を固定することにより、インナーレンズ22のレンズ部30がLED17の正面側に位置するものとなる(図7参照)。
ここで、レンズユニット20において、LED17からインナーレンズ22のレンズ部30の前後方向の中心までの長さD1(図7参照)は、レンズ部30の中心からインナーレンズ22の正面(すなわちカバーレンズ23の背面)までの長さD2よりも短く設定されている。例えば、D1は約6.5ミリメートルであり、D2は約20ミリメートルである。なお、LED16から拡散レンズ板13の背面までの長さD3(図9参照)は、例えば約2ミリメートルとなっている。すなわち、インナーレンズ22のレンズ部30は、拡散レンズ板13よりも光源から離れた位置に配置されているものとなっている。
さらに、前方レンズ面31の焦点距離が、カバーレンズ23の前面板23Aの付近となるよう、前方レンズ面31及び後方レンズ面33の曲率が設定されている。
レンズユニット20の発光について具体的に説明する。図8に示すように、LED17の照射光(放射光)のうち、インナーレンズ22を通過してリフレクタ21の内面21aに到達した光線αは、内面21aで反射される。そして、レンズ部30の前方カット部32の傾斜面32aを出て、反対側の内面21aに到達し、さらに反射して前方レンズ面31の焦点の方向に向かって進む。あるいは、内面21aで反射された光線εは、後方カット部34の傾斜面34aから入り、前方カット部32の傾斜面32aを出て、前方レンズ面31の焦点の方向に向かって進む。また、レンズ部30の後方カット部34の傾斜面34aに到達した光線βや、後方レンズ面33に到達した光線γは、前方レンズ面31を出て前方レンズ面31の焦点の方向に進む。また、後方カット部34の立面34bに到達した光線δは、立面34bで反射されて傾斜面34aに入り、前方レンズ面31を出て前方レンズ面31の焦点の方向に進む。なお、立面34bを通過した光線δ’は、リフレクタ21の内面21aで反射してカバーレンズ23方向に進む。
ここで、前方カット部32及び後方カット部34により、前方レンズ面31の焦点の方向に進まない光線が発生する。これらの光線は、焦点からずれたカバーレンズ23の所定部位に到達する場合もあるが、直接カバーレンズ23に到達しなくても、リフレクタ21で反射されて間接的にカバーレンズ23に到達する。このように乱反射される光線は、結果としてLED17の照射光を増幅するので、強発光の手助けとなり、カバーレンズ23を全体的に強発光させる要因ともなる。例えば、前方カット部32及び後方カット部34を設けずに、前方レンズ面31と後方レンズ面33によってカバーレンズ23に照射光を集約すると、カバーレンズ23から放出される光が強烈すぎて、遊技者の目を痛めたりするおそれがあるが、このような乱反射する光線を発生させることにより、かかるトラブルを防止することができる。
このようにして、レンズ部30に到達する光線には、LED17から直接照射される照射光の他、インナーレンズ22の背面開口22Cにおいてリフレクタ21により反射された反射光が加わり、LED17の照射光が増幅されてレンズ部30に集約される。また、レンズ部30の後方レンズ面33及び後方カット部34は、前方レンズ面31及び前方カット部32よりも凹凸が深く形成されているので、LED17の照射光や、リフレクタ21又はインナーレンズ22で反射された反射光を集約しやすくなっている。そして、レンズ部30に集約されレンズ部30を通過した光は、カバーレンズ23の前面板23Aの近傍に設定された前方レンズ面31の焦点付近に集約されるので、正面側からは、カバーレンズ23が強い光を放っているように見えるものとなる。
(作用)
上記構成を有する上ランプユニット10において、LED16を点灯させた場合には、LED16の照射光は、拡散レンズ板13により拡散されて、枠体14を通過し、飾りレンズ15に到達する。飾りレンズ15の内側に設けられたカット面がさらに光を乱反射するので、飾りレンズ15は全体的に発光して見える。一方、LED17を点灯させた場合には、LED17の照射光は、上述のごとくリフレクタ21より増幅されインナーレンズ22によって凝縮されてカバーレンズ23に向かうので、カバーレンズ23は、飾りレンズ15の全体発光に比べると強く発光して見える。このように、LED16及び拡散レンズ板13及び飾りレンズ15は、相対的に弱い光で全体的に発光する弱発光表示部を構成するものであり、LED17及びレンズユニット20は、相対的に強い光を放つことができる強発光表示部を構成するものである。
なお、LED16及びLED17を同時に点灯させた場合には、飾りレンズ15の弱発光と、カバーレンズ23の強発光が同時に行われるものとなる。
(まとめ)
以上のように、本実施の形態では、発光表示部としてのレンズユニット20において、レンズ部30を備えたインナーレンズ22(第一レンズ)をリフレクタ21(遮光反射部材)で被覆し、レンズ部30をLED17(第一光源)から所定距離に位置させている。このように、LED17とレンズ部30との間に空間を設けたことにより、LED17の照射光をリフレクタ21で反射させることができる。そして、レンズ部30の背面部の構造を、球面(後方レンズ面33)と傾斜面(後方カット部34の傾斜面34a)とで形成することにより、LED17の照射光やリフレクタ21による反射光を、効率的かつ適度にレンズ部30の後方レンズ面33に集約させることができる。さらに、レンズ部30の正面側の前方レンズ面31の曲率を、カバーレンズ23(第一被照射部材)の前面板23Aの付近が焦点となるように設定したので、レンズ部30に集約された光がカバーレンズ23に凝縮される。これにより、多数のLEDを設けなくても、あるいは、特別に光度の高いLEDを用いなくても、カバーレンズ23を強発光させることができる。
また、本実施の形態では、電飾装置9としての上ランプユニット10には、拡散レンズ板13(第二レンズ)によってLED16(第二光源)の照射光を拡散させて飾りレンズ15(第二被照射部材)を全体的に発光させるようにした弱発光表示部と、上記したレンズユニット20によってLED17の照射光を集約・凝縮させて強く発光するようにした強発光表示部とを設けてある。これにより、強発光表示部の発光を際立たせて、演出効果を高めることができる。
また、レンズユニット20のインナーレンズ22はリフレクタ21により外周を覆われているので、インナーレンズ22に外部からの光(LED16の照射光)が入ることがなく、逆に、LED17の光がインナーレンズ22から外部に漏れることがない。これにより、弱発光表示部の発光と強発光表示部の発光が互いに影響を及ぼし合うことなく、発光表示にメリハリを付けることができる。
そして、本実施の形態では、レンズユニット20を上記したように形成することにより、強発光表示部を発光させるための光源(LED17)と、弱発光表示部を発光させるための光源(LED16)とを、同一平面上(単一のLED基板12)に配置してあっても、強発光表示部と弱発光表示部をひとつの電飾装置9(上ランプユニット10)に設置することができる。また、強発光表示部を発光させるための光源と、弱発光表示部を発光させるための光源の光度が同じであっても、強発光表示部を強発光させることができる。これにより、電飾装置9の設計、製造が容易となり、上述したように少ない光源により強発光を実現できるので、コスト削減を図ることができる。
なお、上記した実施の形態では、LED16とLED17が実装されるLED基板12は一枚の基板としてあったが、LED16とLED17が同一平面の基板面に実装されるのであれば、LED基板12が複数に分割されていてもよい。
また、上記した本実施の形態では、上ランプユニット10に弱発光表示部と強発光表示部を設けた例を述べたが、同様の構成は、他の電飾装置9(サイドランプユニット9A、中ランプユニット9B及びスピーカランプユニット9C)にも応用することができる。
さらに、上記した実施の形態では、第一被照射部材(カバーレンズ23)、第二被照射部材(飾りレンズ15)をレンズ部材としてあったが、第一被照射部材、第二被照射部材は、レンズでなくてもよい。例えば、光が屈折しない板部材でもよいし、所定の立体形状を有する役物であってもよい。第一被照射部材は第一レンズによって強発光して見え、第二被照射部材は第二レンズによって全体的に弱発光して見えるようになっていればよい。
そして、本発明は、スロットマシン以外の遊技機、例えばパチンコ遊技機にも応用することができる。
S スロットマシン 2 前扉
3 回転リール 9 電飾装置
10 上ランプユニット 12 LED基板
13 拡散レンズ板(第二レンズ) 15 飾りレンズ(第二被照射部材)
16 LED(第二光源) 17 LED(第一光源)
20 レンズユニット 21 リフレクタ(遮光反射部材)
22 インナーレンズ(第一レンズ)23 カバーレンズ(第一被照射部材)
30 レンズ部 31 前方レンズ面
32 前方カット部 32a 傾斜面(前方傾斜面)
33 後方レンズ面 34 後方カット部
34a 傾斜面(後方傾斜面)

Claims (3)

  1. 基板面に実装される第一光源と、
    第一光源の前方に配置され、前方に突出する前方レンズ面及び後方に突出する後方レンズ面を有する第一レンズと、
    第一レンズの外周を覆い、第一光源の照射光を第一レンズに向けて反射させることができる筒型の遮光反射部材と、
    第一レンズ及び遮光反射部材の前方に配置される第一被照射部材とから構成される発光表示部を備え、
    発光表示部は、後方レンズ面の受ける第一光源の照射光及び遮光反射部材の反射光が、前方レンズ面により第一被照射部材に集約されて、第一被照射部材が発光して見えるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 相対的に強い光で発光しているように見せるための強発光表示部と、相対的に弱い光で全体的に発光しているように見せるための弱発光表示部とを備えた遊技機であって、
    強発光表示部は、
    基板面に実装される第一光源と、第一光源の前方に配置され、前方に突出する前方レンズ面及び後方に突出する後方レンズ面を有する第一レンズと、第一レンズの外周を覆い、第一光源の照射光を第一レンズに向けて反射させることができる筒型の遮光反射部材と、第一レンズ及び遮光反射部材の前方に配置される第一被照射部材とから構成され、後方レンズ面の受ける第一光源の照射光及び遮光反射部材の反射光が、前方レンズ面により第一被照射部材に集約されて、第一被照射部材が発光して見えるように形成されており、
    弱発光表示部は、
    第一光源と同一平面の基板面に実装される第二光源と、第二光源の前方に配置される第二レンズと、第二レンズの前方に配置される第二被照射部材とから構成され、第二光源の照射光が第二レンズにより拡散されて、第二被照射部材が全体的に発光して見えるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  3. 第一レンズは、前方レンズ面の周囲に設けられ第一レンズの中心側から外側に向かって後方に傾斜する前方傾斜面と、後方レンズ面の周囲に設けられ第一レンズの中心側から外側に向かって前方に傾斜する後方傾斜面とをさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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