JPH10335281A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JPH10335281A
JPH10335281A JP14234497A JP14234497A JPH10335281A JP H10335281 A JPH10335281 A JP H10335281A JP 14234497 A JP14234497 A JP 14234497A JP 14234497 A JP14234497 A JP 14234497A JP H10335281 A JPH10335281 A JP H10335281A
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JP
Japan
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substrate
wafer
cleaning
scrub
scrub member
Prior art date
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Pending
Application number
JP14234497A
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English (en)
Inventor
Tadao Okamoto
伊雄 岡本
Atsuo Naganori
篤郎 永徳
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP14234497A priority Critical patent/JPH10335281A/ja
Publication of JPH10335281A publication Critical patent/JPH10335281A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の洗浄効率を向上できる基板処理装置を提
供すること。 【解決手段】処理が開始されると、ウエハの両面にそれ
ぞれ洗浄ブラシを接触させてウエハの両面をスクラブ洗
浄させる(S4)。第1接触時間ta1 経過後、洗浄ブラシと
ウエハとを回転させたまま離隔させる(S6)。その結果、
洗浄ブラシおよびウエハに付着している異物が遠心力に
よって除去され、洗浄ブラシおよびウエハが清浄な状態
にされる。離隔時間tb経過後、洗浄ブラシをウエハの両
面に接触させてウエハの両面を再度スクラブ洗浄させる
(S8)。第2接触時間ta2 経過後、洗浄ブラシをウエハか
ら離隔させ、処理を終了させる(S10) 。 【効果】洗浄ブラシおよびウエハをいったん清浄な状態
にしてからウエハを再度スクラブ洗浄するから、ウエハ
の洗浄効率を向上できる。よって、高品質なウエハを提
供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディス
プレイパネル)用ガラス基板などの各被処理基板に対し
て処理を施すための基板処理装置および基板処理方法に
関する。
【0002】
【背景技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエハ
(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に成膜やエッ
チングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形成
していく工程が含まれる。微細加工のためにはウエハ自
体の表面およびウエハ表面に形成された薄膜の表面を清
浄に保つ必要があるから、必要に応じてウエハの洗浄が
行われる。たとえば、ウエハの表面上に形成された薄膜
を研磨剤を用いて研磨した後には、研磨剤(スラリー)
などの異物がウエハ表面に残留しているから、この異物
を除去する必要がある。
【0003】図9は、上述のようなウエハの洗浄を行う
ためのウエハ洗浄装置の構成例を示す平面図であり、図
10は、図9に示された構成を図9のZ方向から見た側
面図である。このウエハ洗浄装置は、ウエハWの上面を
スクラブ洗浄して異物を除去するためのもので、ウエハ
Wの端面に当接してウエハWを水平に保持し、かつ回転
させる3つの保持ローラ251,252および253
と、これら保持ローラ251,252および253によ
って保持されたウエハWの上面を洗浄するための洗浄部
210とを備えている。
【0004】3つの保持ローラ251,252および2
53のうち、保持ローラ251は、モータMで発生され
た駆動力が駆動ベルトVを介して伝達される駆動ローラ
であり、残りの保持ローラ252および253は、ウエ
ハWの回転に伴って回転する従動ローラである。洗浄部
210は、保持ローラ251,252および253に干
渉しない位置に、ウエハWの中心部から周縁部までの領
域を覆うように配置されている。洗浄部210は、ほぼ
円形のベース板212の下面に、洗浄ブラシ213が固
設して構成されている。この洗浄ブラシ213のほぼ中
央には、洗浄液を吐出するノズル220が配設されてい
る。
【0005】ウエハWを洗浄する際には、保持ローラ2
51,252および253にウエハWが保持された状態
で駆動ローラ251に駆動力が与えられ、ウエハWが回
転させられる。そして、この状態のウエハWの上面に洗
浄ブラシ213が接触した状態で、図示しない回転駆動
機構によって洗浄部210が高速に回転させられ、さら
に、ノズル220から洗浄液が吐出される。このように
して、ウエハWの上面がスクラブ洗浄される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のウエハ洗浄装置
では、処理開始から処理終了まで洗浄ブラシ213をウ
エハWの上面に接触させたまま、スクラブ洗浄処理が行
われる。一方、洗浄ブラシ213によってウエハWの上
面から擦り出された異物は、洗浄ブラシ213とウエハ
Wとが洗浄ブラシ213の回転中において常時接触して
いる接触部215に蓄積されていく。この蓄積された異
物は、洗浄ブラシ213がウエハWの上面に接触してい
る限り除去することができない。したがって、汚染され
た洗浄ブラシ213によってウエハWがスクラブ洗浄さ
れることになるから、ウエハWをきれいに洗浄すること
ができず、ウエハWの洗浄効率があまり良くないという
問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、基板の洗浄効率を向上できる基板処理装置
および基板処理方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、基板を保持
するための基板保持手段と、この基板保持手段に保持さ
れた基板を回転させるための基板回転駆動源と、上記基
板保持手段に保持された基板の回転半径以上の回転直径
を有し、上記基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿う
回転軸線を中心に回転可能に設けられ、上記基板の表面
をスクラブ洗浄するためのスクラブ部材と、このスクラ
ブ部材を回転させるスクラブ部材回転駆動源と、上記基
板保持手段に保持された基板と上記スクラブ部材とを接
触/離隔させるために、上記基板保持手段または上記ス
クラブ部材を移動させるための移動手段と、上記基板保
持手段に保持された基板の表面に対して洗浄液を供給す
るための洗浄液供給手段と、上記基板保持手段に保持さ
れた基板と上記スクラブ部材とが接触され離隔された後
に再び接触され離隔されるように、上記移動手段を制御
するための制御部と、を備えたことを特徴とする基板処
理装置である。
【0009】また、請求項8記載の発明は、基板保持手
段に保持された基板を回転させる基板回転工程と、上記
基板に対して洗浄液を供給する洗浄液供給工程と、上記
基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿う回転軸線を中
心に、上記基板の回転半径以上の回転直径を有するスク
ラブ部材を回転させるスクラブ部材回転工程と、上記ス
クラブ部材と上記基板とを接触させる第1接触工程と、
この第1接触工程の後に、上記スクラブ部材と上記基板
とを離隔させる第1離隔工程と、この第1離隔工程の後
に、上記スクラブ部材と上記基板とを接触させる第2接
触工程と、この第2接触工程の後に、上記スクラブ部材
と上記基板とを離隔させる第2離隔工程と、を含むこと
を特徴とする基板処理方法である。
【0010】上記基板の回転半径とは、基板が回転する
ことによって基板端部の軌跡が描く円の最大半径に相当
する。また、上記スクラブ部材の回転直径とは、スクラ
ブ部材が回転することによってスクラブ部材の端部の軌
跡が描く円の最大直径に相当する。本発明によれば、1
枚の基板を処理する間にスクラブ部材と基板とを離隔さ
せる工程が含まれるから、この間に、スクラブ部材の回
転によって生じる遠心力によってスクラブ部材に付着し
ている異物を振り切ることができるとともに、基板の回
転によって生じる遠心力によって基板上に擦り出された
異物を振り切ることができる。したがって、スクラブ部
材および基板の両方をいったん清浄にした後基板を再度
スクラブ洗浄することができる。そのため、基板の洗浄
効率を向上することができるから、高品質な基板の提供
に寄与できる。
【0011】また、スクラブ部材の回転直径は基板の回
転半径以上に設定されているから、スクラブ部材を基板
の回転半径方向に対して固定配置した場合でも、スクラ
ブ部材を基板の回転中心から最も遠い端部までの領域を
覆うように配置すれば、スクラブ部材の表面全域をスク
ラブ洗浄することができる。したがって、スクラブ部材
と基板とを相対的に移動させる機構は不要であるから、
簡単な構成で済む。
【0012】請求項2記載の発明は、上記基板保持手段
は、上記基板の端面に当接しつつ回転し、ローラ回転駆
動源の駆動力が伝達されて回転駆動する駆動ローラを含
む少なくとも3つの保持ローラを有するものであること
を特徴とする請求項1記載の基板処理装置である。本発
明によれば、基板の端面を保持しつつ基板を回転させる
ことができるから、基板保持手段とスクラブ部材との機
械的干渉を避けた位置にスクラブ部材を配置すれば、基
板の周縁部を含む全域を良好に洗浄することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、上記スクラブ部材
は、上記基板保持手段に保持された基板の両面を洗浄す
るものであることを特徴とする請求項1または請求項2
記載の基板処理装置である。本発明によれば、基板の両
面を良好に洗浄することができる。請求項4記載の発明
は、上記洗浄液供給手段は、上記基板保持手段に保持さ
れた基板と上記スクラブ部材とが離隔している期間にお
いて、上記基板およびスクラブ部材に対して洗浄液を供
給するものであることを特徴とする請求項1ないし3の
いずれかに記載の基板処理装置である。
【0014】本発明によれば、基板とスクラブ部材とが
離隔している間に基板およびスクラブ部材を洗浄液によ
って洗浄できるから、基板およびスクラブ部材を一層清
浄な状態にすることができる。請求項5記載の発明は、
上記洗浄液供給手段は、上記スクラブ部材の回転軸付近
に配置され、洗浄液が吐出されるノズルを含むものであ
ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
の基板処理装置である。
【0015】本発明によれば、ノズルから吐出される洗
浄液がスクラブ部材にも当たるようにしておけば、基板
に洗浄液を供給することができると同時に、スクラブ部
材に対しても洗浄液を供給することができる。したがっ
て、スクラブ部材に洗浄液を供給するための専用のノズ
ルは不要であるから、構成が簡単になる。請求項6記載
の発明は、上記スクラブ部材は、上記基板保持手段に保
持された基板との接触面側に凹部を有するものであるこ
とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基
板処理装置である。
【0016】本発明によれば、スクラブ部材によって擦
り出された異物を凹部を介してスクラブ部材の外に掃き
出すことができる。すなわち、スクラブ部材の基板との
接触部に蓄積する異物の量を減らすことができる。した
がって、スクラブ部材を清浄な状態にしやすくなる。よ
って、基板の洗浄効率を一層向上できる。請求項7記載
の発明は、上記基板保持手段に保持された基板と上記ス
クラブ部材とが離隔している期間において、上記基板保
持手段に保持された基板または上記スクラブ部材の回転
速度が上記基板とスクラブ部材との接触時よりも速くな
るように、上記基板回転駆動源またはスクラブ部材回転
駆動源を制御するための回転速度制御手段をさらに備え
たことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
の基板処理装置である。
【0017】本発明によれば、基板とスクラブ部材とが
離隔している期間において、基板の回転速度を速くすれ
ば、基板の回転によって生じる遠心力が増大する。その
ため、掃き出された異物を一層効率的に除去することが
できる。また、スクラブ部材の回転速度を速くすれば、
スクラブ部材の回転によって生じる遠心力が増大するか
ら、スクラブ部材に付着している異物を一層効率的に除
去することができる。よって、基板および/またはスク
ラブ部材を一層清浄な状態とすることができるから、基
板の洗浄効率をさらに向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態の基板処理装置であるウエハ洗浄装置の
構成を示す平面図である。また、図2は、図1に示され
る構成を図1のA方向から見た側面図であって、一部を
省略し、かつ一部を概念的に示している。
【0019】この装置は、ウエハWの表面に形成された
薄膜を研磨するCMP(Chemical Mechanical Polishin
g) 処理が行われた後にウエハWの表面に残っているス
ラリーおよび余分な薄膜などの異物を除去するためのも
ので、ウエハWを水平に保持し、かつ回転させることが
できるウエハ保持装置6と、ウエハ保持装置6により保
持されたウエハWの上面および下面に洗浄液供給ノズル
7,8から洗浄液を供給しつつウエハWの上面および下
面をスクラブ洗浄するための両面洗浄装置9とを備えて
いる。
【0020】ウエハ保持装置6は、対向配置された一対
の保持ハンド10,30を有している。保持ハンド1
0,30は、ベース部12,32と、ベース部12,3
2に回転自在に立設され、ウエハWを保持するための各
々3つの保持ローラ13,33とをそれぞれ有してい
る。これらの保持ローラ13,33は、ウエハWの端面
形状に対応した円周上に配置されている。ウエハWは、
保持ローラ13,33の側面にその端面が当接した状態
で保持されるようになっている。
【0021】保持ハンド10,30は、所定の保持方向
Bに沿って反対方向に近接/離反可能にされている。こ
れにより、保持ハンド10は、ウエハWを保持ローラ1
3,33の間で保持したり、この保持を解放したりする
ことができる。3つの保持ローラ33のうち中央の1つ
の保持ローラ33bには、モータMの駆動力がベルト4
3を介して伝達されるようになっている。さらに、中央
の保持ローラ33bに伝達されてきた駆動力は、ベルト
44,45を介して他の2つの保持ローラ33a,33
cにも伝達されるようになっている。
【0022】この構成により、モータMによって中央の
保持ローラ33bが駆動されると、これに伴って他の2
つの保持ローラ33a,33cも回転する。その結果、
保持ローラ13,33に保持されているウエハWは回転
を始める。このとき、保持ローラ13は、ウエハWの回
転に従動して回転する。このようにして、ウエハWは保
持ローラ13,33に保持された状態で回転する。
【0023】両面洗浄装置9は、ウエハ保持装置6によ
り保持されたウエハWの上方および下方にそれぞれ配置
された上面洗浄部60および下面洗浄部80を備えてい
る。上面洗浄部60および下面洗浄部80は、保持ハン
ド10,30に干渉しない位置に、ウエハWの中心部か
ら周縁部までの領域を覆うように、ウエハWの半径方向
に対して固定して配置されており、その場で回転するこ
とによりウエハWの上面および下面を洗浄する。上面洗
浄部60および下面洗浄部80が回転することによって
スクラブ可能な領域である洗浄領域は平面視において円
形であり、この洗浄領域の直径はウエハWの半径以上に
設定されている。
【0024】このように、上面洗浄部60および下面洗
浄部80の洗浄領域の直径がウエハWの半径以上に設定
され、かつ上面洗浄部60および下面洗浄部80がウエ
ハWの中心部から周縁部までの領域を覆うように配置さ
れているから、上面洗浄部60および下面洗浄部80と
ウエハWとを相対的に移動させなくても、ウエハWの上
面全域および下面全域をスクラブ洗浄することができ
る。
【0025】なお、上面洗浄部60および下面洗浄部8
0を、ウエハWの半径方向に関して固定するのではな
く、動かすようにしてもよい。この場合、上面洗浄部6
0および下面洗浄部80の径方向のサイズを小さくして
もよい。上面洗浄部60および下面洗浄部80は、円板
上の上面ベース部62および下面ベース部82をそれぞ
れ備えている。上面ベース部62の下面には、ウエハW
の上面に接触してウエハWの上面をスクラブするための
洗浄ブラシ66が取り付けられている。下面ベース部8
2の上面には、ウエハWの下面に接触してウエハWの下
面をスクラブするための洗浄ブラシ86が取り付けられ
ている。
【0026】上面ベース部62の上部および下面ベース
部82の下部には、それぞれ、回転軸63,83が取り
付けられている。回転軸63,83には、図示しないモ
ータを含む回転駆動部64,84からの回転駆動力がそ
れぞれ与えられるようになっている。この構成により、
上面洗浄部60,80は、保持ローラ13,33に保持
されているウエハWの表面に対してほぼ垂直な方向に沿
う回転軸線Oを中心に回転できるようにされている。
【0027】また、上面洗浄部60および下面洗浄部8
0は、それぞれ、昇降駆動部65,85によって上下方
向に移動できるようになっている。これにより、ウエハ
Wの上面および下面に洗浄ブラシ66,68をそれぞれ
接触させたり、その接触を解放したりすることができ
る。洗浄ブラシ66,86の中央付近には、ウエハWに
洗浄液を供給するための洗浄液供給ノズル7,8がそれ
ぞれ配置されている。洗浄液供給ノズル7,8には、洗
浄液供給路67,87の一端が接続されている。洗浄液
供給路67,87の他端は、洗浄液が貯留されている洗
浄液供給源68,88にそれぞれ接続されている。洗浄
液としては、たとえば、フッ酸、硝酸、塩酸、リン酸、
酢酸およびアンモニアなどの薬液、ならびに純水が用い
られる。洗浄液供給路67,87の途中部には洗浄液供
給弁69,89が介装されており、この洗浄液供給弁6
9,89の開閉を制御することにより、洗浄液供給ノズ
ル7,8から洗浄液を吐出させたり、その吐出を停止さ
せたりすることができる。
【0028】図3は、下面洗浄部80の平面図である。
また、図4は、図3のIV-IV 断面図である。洗浄ブラシ
86は、PVA(Poly-Vinyl Alchol)などのスポンジ材
で構成され、十字状に一体成形されている。さらに具体
的には、洗浄ブラシ86の下部からは、一体形成された
突出部100が水平方向に突出している。洗浄ブラシ8
6は、4枚の取付板101によって下面ベース部82の
上面に取り付けられている。4枚の取付板101は、そ
れぞれ、平面形状が1/4円形状の板状体であり、下面
には突出部100がはまり込む段差部102が形成され
ている。洗浄ブラシ86の下面ベース部82への取付け
は、下面ベース部82の上面に洗浄ブラシ86が載置さ
れた状態で、突出部100が段差部102にはまりこむ
ように、4枚の取付板101が洗浄ブラシ86の上方か
ら覆い被せられ、取付板101がボルト103によって
下面ベース部82に固定されることによって達成され
る。
【0029】洗浄ブラシ86の4つの端部86aは、下
面ベース部82の周縁部上に位置している。したがっ
て、下面洗浄部80の洗浄領域は、下面洗浄部80が回
転駆動部84によって回転させられる場合に、洗浄ブラ
シ86の端部86aの軌跡が描く円で囲まれた範囲とな
る。洗浄ブラシ86の中心部には、平面視においてほぼ
円形の凹部105が形成されており、この凹部105に
より洗浄液供給ノズル8が外部空間に臨んでいる。洗浄
ブラシ86の断面形状は、図4に示すように、中央が凹
んだ形状となっている。すなわち、洗浄ブラシ86は、
2つの突条部111,112と、この2つの突条部11
1,112に挟まれた谷部113とを有している。この
構成により、下面洗浄部80が回転させられている場合
に、洗浄液供給ノズル8から洗浄液が吐出されると、当
該洗浄液の一部は谷部113を通って洗浄ブラシ86の
端部86aに向けて導かれるようになっている。
【0030】洗浄ブラシ86がウエハWの下面に接触さ
せられる際には、突条部111,112の稜線部付近が
ウエハWの下面に接触する。したがって、取付板101
のうち洗浄ブラシ86のない部分とウエハWの下面との
間は、空間となる。すなわち、下面洗浄部80のウエハ
Wとの接触部側には、ウエハWの下面に接触しない凹部
114が形成されている。
【0031】なお、上面洗浄部60の構成は、下面洗浄
部80の天地を反転した構成と同様であるので、その説
明を省略する。図5は、ウエハ洗浄装置の電気的構成を
示すブロック図である。このウエハ洗浄装置は、制御中
枢として機能するマイクロコンピュータなどで構成され
た制御部120を備えている。制御部120は、予め設
定された制御プログラムに従って、モータM、回転駆動
部64,84、および昇降駆動部65,85の動作、な
らびに洗浄液供給弁69,89の開閉を制御し、スクラ
ブ洗浄処理を実行する。
【0032】図6は、スクラブ洗浄処理の流れを説明す
るためのフローチャートであり、図7は、その図解図で
ある。洗浄前においては、保持ハンド10,30は、保
持ローラ13,33によるウエハWの保持が解放されて
いる待機位置で待機し、かつ上面洗浄部60および下面
洗浄部80は、洗浄ブラシ66,86がウエハWの上面
および下面に接触していない待機位置で待機している。
【0033】前工程が終了し図示しない搬送アームによ
ってウエハWが保持ローラ13,33の間に搬送されて
くると、制御部120は、保持ハンド10,30を接近
させ、ウエハWを保持ローラ13,33によって保持さ
せる。その後、モータMを駆動し、保持ローラ33を回
転させる。これに伴って、ウエハWが回転する。さら
に、ウエハWの回転に従って保持ローラ13が従動する
(ステップS1)。これと同時に、洗浄液供給弁69,
89を開成する(ステップS2)。その結果、洗浄液供
給ノズル7,8から洗浄液がそれぞれウエハWの上面お
よび下面に供給される。その後、回転駆動部64,84
を駆動し、上面洗浄部60および下面洗浄部80を回転
させる(ステップS3)。さらに、昇降駆動部65,8
5を駆動し、洗浄ブラシ66,86の突条部111,1
12の稜線部付近がウエハWの上面および下面に接触す
るまで、上面洗浄部60および下面洗浄部80をウエハ
Wに接近させる(ステップS4)。
【0034】その結果、洗浄ブラシ66,86の突条部
111,112の稜線部付近によってウエハWの上面お
よび下面がスクラブ洗浄される(図7(a) )。この場
合、上面洗浄部60および下面洗浄部80は、ウエハW
の中心から周縁部までの領域を覆うように配置されてい
るから、ウエハWの上面全域および下面全域がスクラブ
される。
【0035】また、ウエハWの上面および下面から擦り
出された異物の一部は、突条部111,112の稜線部
付近に付着し、蓄積されていく。一方、突条部111,
112の稜線部付近に付着しなかった異物は、突条部1
11,112の側面によって上面洗浄部60および下面
洗浄部80の各洗浄領域外に掃き出される。すなわち、
洗浄ブラシ66,86は上面ベース部62および下面ベ
ース部82から十字状に突出していて、その横には凹部
114が形成されているから、洗浄ブラシ66,86が
いわばワイパーのような働きをして、異物を洗浄領域外
に掃き出す。
【0036】制御部120は、この洗浄ブラシ66,8
6をウエハWの上面および下面に接触させてから所定の
第1接触時間ta1 (たとえばta1 =9(sec) )が経過し
たか否かを監視する(ステップS5)。第1接触時間ta
1 が経過すれば、制御部120は、昇降駆動部65,8
5を駆動し、上面洗浄部60および下面洗浄部80をウ
エハWから離隔させる(ステップS6、図7(b) )。
【0037】この場合、洗浄ブラシ66,86は回転し
たままであるから、突条部111,112の稜線部付近
に付着している異物は、洗浄ブラシ66,86の回転に
よって生じる遠心力によって洗浄ブラシ66,86の外
に吐き出される。また、ウエハWも回転したままである
から、ウエハWの上面および下面に残っている異物も遠
心力によってウエハWの外に吐き出される。これによ
り、洗浄ブラシ66,86とウエハWの上面および下面
とを清浄な状態とすることができる。
【0038】さらに、洗浄液供給ノズル69,89から
は洗浄液が吐出されている。当該洗浄液は、遠心力によ
って洗浄ブラシ66,86の谷部113を伝っていく。
その結果、洗浄ブラシ66,86に洗浄液が染み込んで
いく。また、上記洗浄液は、ウエハWの上面および下面
にも供給される。したがって、異物を単に振り切るだけ
でなく、洗浄ブラシ66,86およびウエハWは洗浄液
によって洗浄され、その結果、異物を含んだ洗浄液自身
も遠心力によって振り切られる。そのため、洗浄ブラシ
66,86とウエハWの上面および下面とを一層清浄な
状態とすることができる。
【0039】制御部120は、洗浄ブラシ66,86を
ウエハWから離隔させてから所定の離隔時間tb(たとえ
ばtb=2(sec) )が経過したか否かを監視する(ステッ
プS7)。離隔時間tbが経過すれば、洗浄ブラシ66,
86のウエハWとの接触部側、およびウエハWの上面お
よび下面が清浄な状態となっていると考えられるから、
制御部120は、昇降駆動部65,85を駆動し、洗浄
ブラシ66,86がウエハWの上面および下面に接触す
るまで、上面洗浄部60および下面洗浄部80をウエハ
Wに接近させる(ステップS8)。その結果、洗浄ブラ
シ66,86およびウエハWは図7(a) に示すような状
態となり、ウエハWの上面および下面は、再度、洗浄ブ
ラシ66,86によって擦られる。この場合、洗浄ブラ
シ66,86の接触部側およびウエハWの両面は清浄な
状態であるから、ウエハWの上面および下面を良好に洗
浄できる。
【0040】制御部120は、洗浄ブラシ66,86を
ウエハWの上面および下面に再度接触させてから所定の
第2接触時間ta2 (たとえばta2 =ta1 =9(sec) )が
経過したか否かを監視する(ステップS9)。第2接触
時間ta2 が経過すれば、ウエハWの上面および下面の異
物はほとんど除去されたと考えられるから、制御部12
0は、スクラブ洗浄処理を終了させる(ステップS1
0)。具体的には、昇降駆動部65,85を駆動し、上
面洗浄部60および下面洗浄部80を離隔させる。その
結果、図7(b) に示すような状態となる。その後、回転
駆動部64,84を制御し、上面洗浄部60および下面
洗浄部80の回転を停止させる。また、洗浄液供給弁6
9,89を閉成し、洗浄液のウエハWの上面および下面
への供給を停止させる。さらに、モータMを停止させ、
ウエハWの回転を停止させる。
【0041】スクラブ洗浄終了処理時において、上面洗
浄部60および下面洗浄部80を離隔させるときには、
洗浄ブラシ66,86の回転およびウエハWの回転は継
続されており、しかも洗浄液の吐出も継続されている。
したがって、洗浄ブラシ66,86のウエハWへの再接
触後に洗浄ブラシ66,86のウエハWとの接触部に蓄
積された異物を除去することができる。そのため、ウエ
ハWを清浄な状態にして次の工程に移行させることがで
きる。また、洗浄ブラシ66,86を清浄な状態にして
次の処理まで待機させることができる。
【0042】以上のようにこの実施形態によれば、ウエ
ハWをスクラブ洗浄している最中に、洗浄ブラシ66,
86およびウエハWを回転させたまま、洗浄ブラシ6
6,86とウエハとを一時的に離隔させることにより、
洗浄ブラシ66,86とウエハWの上面および下面とを
清浄な状態としている。したがって、清浄な状態でスク
ラブ洗浄を再開することができるから、ウエハWの洗浄
効率を向上できる。そのため、高品質なウエハWを提供
することができる。
【0043】また、従来のウエハ洗浄装置におけるスク
ラブ処理時間を基準にした場合に、スクラブ処理時間を
延ばさなくても、ウエハWの洗浄効率を向上することが
できる。さらに詳述すれば、本願発明者らは、従来のウ
エハ洗浄装置において1枚のウエハWに対して処理が施
される時間と同じ20秒間にわたって、この実施形態の
スクラブ洗浄処理を行った。その結果、従来のウエハ洗
浄装置よりもウエハWを良好に洗浄することができるこ
とを確認した。これにより、処理時間を延ばさなくて
も、ウエハWの洗浄効率を向上できることが確認され
た。
【0044】また、この実施形態によれば、ウエハWを
保持ローラ13,33によって端面にて保持していると
ともに、両面洗浄装置9の洗浄領域の直径をウエハWの
半径以上とし、さらに、両面洗浄装置9を、保持ハンド
10,30に干渉しない位置に、ウエハWの中心部から
周縁部までを覆うように配置しているから、ウエハWの
周縁部はもちろんウエハWの表面全域を良好に洗浄する
ことができる。
【0045】さらに、洗浄液供給ノズル7,8を洗浄ブ
ラシ66,86のほぼ中央に形成された凹部100の中
に配置しているから、ウエハWに洗浄液を供給すること
ができると同時に、洗浄ブラシ66,86に対しても洗
浄液を供給することができる。そのため、洗浄ブラシ6
6,86に洗浄液を供給するための専用のノズルは不要
であるから、簡単な構成にすることができる。
【0046】本発明の一実施形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は上述の実施形態に限定されるもので
はない。たとえば上記実施形態では、洗浄ブラシ66,
86とウエハWの上面および下面とを接触、離隔および
接触させた後に、再度離隔させて処理を終了するように
しているが、接触させた後に離隔させる工程を3回以上
繰り返しすようにしてもよい。たとえば、図8にタイミ
ングチャートを示すように、2秒間の接触工程および1
秒間の離隔工程を合計6回繰り返した後、2秒間の接触
工程を実行し、最後に洗浄ブラシ66,86とウエハW
の上面および下面とを離隔させて処理を終了させるよう
にしてもよい。このように、離隔工程が多いほど、ウエ
ハWおよび洗浄ブラシ66,86を一層清浄な状態にす
ることができるから、ウエハWの洗浄効率を一層向上す
ることができる。
【0047】また、上記実施形態では、洗浄ブラシ6
6,86をウエハWに接触させる場合とウエハWから離
隔させる場合とで、洗浄ブラシ66,86の回転速度お
よびウエハWの回転速度を変更していないが、たとえば
洗浄ブラシ66,86とウエハWとを離隔させる期間に
おいては、洗浄ブラシ66,86の回転速度およびウエ
ハWの回転速度のうちいずれか一方あるいは両方を、接
触期間のときよりも速くするようにしてもよい。これ
は、制御部120が回転駆動部64,84に備えられて
いるモータ、および保持ローラ33を回転させるための
モータMの回転数を制御することによって実現可能であ
る。このようにすれば、洗浄ブラシ66,86の回転に
よる遠心力、および/またはウエハWの回転による遠心
力を増加させることができるから、洗浄ブラシ66,8
6に付着している異物、および/またはウエハWの表面
に残留している異物を一層効率的に除去することができ
る。これにより、ウエハWの洗浄効率を一層向上でき
る。
【0048】さらに、ウエハWとの接触部が十字状とな
る洗浄ブラシ66,86を例にとって説明しているが、
たとえば、ウエハWとの接触部がほぼ平坦面となる洗浄
ブラシを用いるようにしてもよい。ただし、上述の実施
形態のように、ウエハWと洗浄ブラシ66,86との間
に異物が移動できる凹部114を設けている方が異物を
効率的に洗浄領域外に掃き出すことができ、より好まし
い。
【0049】さらにまた、上記実施形態では、ウエハW
に洗浄液を供給するための洗浄液供給ノズル7,8を利
用して、洗浄ブラシ66,86とウエハWとの離隔期間
に、洗浄ブラシ66,86に洗浄液を供給するようにし
ている。しかし、たとえば離隔期間において洗浄ブラシ
66,86に洗浄液を供給するための専用のノズルを別
に設けるようにしてもよい。この構成によれば、洗浄ブ
ラシ66,86に多量の洗浄液を供給することができる
から、洗浄ブラシ66,86の一層効果的に洗浄でき
る。
【0050】また、この場合に、ウエハWに洗浄液を供
給するためのノズルを洗浄ブラシ66,86の中央部分
に設けるのではなく、洗浄ブラシ66,86から離れた
位置に設けるようにしてもよい。なお、ウエハWおよび
洗浄ブラシ66,86への洗浄液の供給を兼用する上記
実施形態の構成では1つのノズルだけで済むから、構成
の簡素化を図るという観点からすれば、上記実施形態の
方が有利である。
【0051】さらに、上記実施形態では、洗浄ブラシ6
6,86を含む両面洗浄装置9を移動させることによっ
て、洗浄ブラシ66,86をウエハWの上面および下面
に接触させている。しかし、たとえば、両面洗浄装置9
およびウエハWを保持する保持ハンド10,30の両方
を移動させることによって、洗浄ブラシ66,86をウ
エハWの上面および下面に接触させてもよい。
【0052】さらにまた、ウエハWの上面および下面の
両面を洗浄する両面洗浄装置9を備えるウエハ洗浄装置
を例にとっているが、本発明は、たとえばウエハWの上
面および下面のうちいずれか一方の面を洗浄する片面洗
浄装置を備えるウエハ洗浄装置に対しても適用すること
ができる。この場合、たとえば片面洗浄装置を固定した
ままウエハWを保持する保持ハンド10,30を移動さ
せることによって、洗浄ブラシをウエハWの表面に接触
させるようにしてもよい。
【0053】さらに、上記実施形態では、ウエハWを保
持し回転させるための構成としてウエハWを端面にて保
持しつつ回転させることのできる保持ローラ13,33
を用いる場合について説明しているが、片面洗浄装置を
備えるウエハ洗浄装置においては、たとえば、ウエハW
の上面または下面を真空吸着してウエハWを保持しつつ
回転させることのできるバキュームチャックを用いても
よい。
【0054】さらにまた、上記実施形態では、本発明を
ウエハWを洗浄する装置に適用する場合を例にとって説
明しているが、本発明は、たとえばウエハWの表面に対
して洗浄以外の処理を施すウエハ処理装置に対しても適
用することができる。また、ウエハWのような円形基板
だけでなく、液晶表示装置用ガラス基板やPDP用ガラ
ス基板などの角形基板を処理する装置に対しても適用す
ることができる。この場合、角形基板の表面を洗浄する
洗浄部材として、たとえば上述の上面洗浄部60および
下面洗浄部80を用いるとき、上面洗浄部60および下
面洗浄部80の洗浄領域の直径は、角形基板が回転する
際の軌跡が描く円の半径(回転半径)以上に設定する方
が好ましい。このようにすれば、上面洗浄部60および
下面洗浄部80と角形基板とを相対的に移動させなくて
も、角形基板の上面全域および下面全域を洗浄すること
ができる。
【0055】その他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板処理装置であるウエ
ハ洗浄装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1に示される構成を図1のA方向から見た側
面図である。
【図3】下面洗浄部の構成を示す平面図である。
【図4】図3のIV-IV 断面図である。
【図5】ウエハ洗浄装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【図6】スクラブ洗浄処理の流れを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】スクラブ洗浄処理の流れを説明するための図解
図である。
【図8】スクラブ洗浄処理の他の例を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図9】従来のウエハ洗浄装置の構成を示す平面図であ
る。
【図10】図9に示される構成を図9のZ方向から見た
側面図である。
【符号の説明】
6 基板保持装置(基板保持手段) 7,8 洗浄液供給ノズル(洗浄液供給手段) 13,33 保持ローラ(基板保持手段、駆動ローラ) 60 上面洗浄部(スクラブ部材) 66 洗浄ブラシ(スクラブ部材) 80 下面洗浄部(スクラブ部材) 86 洗浄ブラシ(スクラブ部材) 64,84 回転駆動部(スクラブ部材回転駆動源) 65,85 昇降駆動部(移動手段) 67,87 洗浄液供給路(洗浄液供給手段) 68,88 洗浄液供給源(洗浄液供給手段) 69,89 洗浄液供給弁(洗浄液供給手段) 120 制御部 O 回転軸線 W ウエハ(基板)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を保持するための基板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板を回転させるための
    基板回転駆動源と、 上記基板保持手段に保持された基板の回転半径以上の回
    転直径を有し、上記基板の表面に対してほぼ垂直な方向
    に沿う回転軸線を中心に回転可能に設けられ、上記基板
    の表面をスクラブ洗浄するためのスクラブ部材と、 このスクラブ部材を回転させるためのスクラブ部材回転
    駆動源と、 上記基板保持手段に保持された基板と上記スクラブ部材
    とを接触/離隔させるために、上記基板保持手段または
    上記スクラブ部材を移動させるための移動手段と、 上記基板保持手段に保持された基板の表面に対して洗浄
    液を供給するための洗浄液供給手段と、 上記基板保持手段に保持された基板と上記スクラブ部材
    とが接触され離隔された後に再び接触され離隔されるよ
    うに、上記移動手段を制御するための制御部と、を備え
    たことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記基板保持手段は、上記基板の端面に当
    接しつつ回転し、ローラ回転駆動源の駆動力が伝達され
    て回転駆動する駆動ローラを含む少なくとも3つの保持
    ローラを有するものであることを特徴とする請求項1記
    載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記スクラブ部材は、上記基板保持手段に
    保持された基板の両面を洗浄するものであることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記洗浄液供給手段は、上記基板保持手段
    に保持された基板と上記スクラブ部材とが離隔している
    期間において、上記基板および上記スクラブ部材に対し
    て洗浄液を供給するものであることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】上記洗浄液供給手段は、上記スクラブ部材
    の回転軸付近に配置され、洗浄液が吐出されるノズルを
    含むものであることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】上記スクラブ部材は、上記基板保持手段に
    保持された基板との接触面側に凹部を有するものである
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    基板処理装置。
  7. 【請求項7】上記基板保持手段に保持された基板と上記
    スクラブ部材とが離隔している期間において、上記基板
    保持手段に保持された基板または上記スクラブ部材の回
    転速度が上記基板とスクラブ部材との接触時よりも速く
    なるように、上記基板回転駆動源または上記スクラブ部
    材回転駆動源を制御するための回転速度制御手段をさら
    に備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】基板保持手段に保持された基板を回転させ
    る基板回転工程と、 上記基板に対して洗浄液を供給する洗浄液供給工程と、 上記基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿う回転軸線
    を中心に、上記基板の回転半径以上の回転直径を有する
    スクラブ部材を回転させるスクラブ部材回転工程と、 上記スクラブ部材と上記基板とを接触させる第1接触工
    程と、 この第1接触工程の後に、上記スクラブ部材と上記基板
    とを離隔させる第1離隔工程と、 この第1離隔工程の後に、上記スクラブ部材と上記基板
    とを接触させる第2接触工程と、 この第2接触工程の後に、上記スクラブ部材と上記基板
    とを離隔させる第2離隔工程と、を含むことを特徴とす
    る基板処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6740171B2 (en) 2001-08-29 2004-05-25 Renesas Technology Corp. Manufacturing method of semiconductor integrated circuit device
JP2006181417A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Fujitsu Ltd 洗浄装置
JP2018148179A (ja) * 2017-03-09 2018-09-20 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置

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CN108573897A (zh) * 2017-03-09 2018-09-25 株式会社斯库林集团 基板处理方法以及基板处理装置
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