JPH10335280A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JPH10335280A
JPH10335280A JP14234397A JP14234397A JPH10335280A JP H10335280 A JPH10335280 A JP H10335280A JP 14234397 A JP14234397 A JP 14234397A JP 14234397 A JP14234397 A JP 14234397A JP H10335280 A JPH10335280 A JP H10335280A
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JP
Japan
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substrate
scrub
wafer
cleaning
rotation
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JP14234397A
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English (en)
Inventor
Tadao Okamoto
伊雄 岡本
Atsuo Naganori
篤郎 永徳
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の周縁部にノッチやオリフラなどの切欠部
が形成されていても、その切欠部分における基板端面ま
で良好に洗浄することのできる基板処理装置および基板
処理方法を提供すること。 【解決手段】スクラブ洗浄処理が開始されると、ウエハ
が反時計回りに所定の第1ウエハ速度Vw1で回転される
(ステップS1)。また、上面洗浄部および下面洗浄部
が、第1ウエハ速度Vw1よりも高速である第1ブラシ速
度Vb1で反時計回りに回転駆動される(ステップS
3)。その結果、洗浄用ブラシ66,86の表面が、見
かけ上、ウエハに対して反時計回りに移動されて、ウエ
ハの表面がスクラブ洗浄される。スクラブ洗浄処理が開
始されてから第1時間が経過すると(ステップS5でY
ES)、上面洗浄部および下面洗浄部の回転方向が反転
されて、上面洗浄部および下面洗浄部が時計回りに回転
駆動される(ステップS7)。これにより、ウエハに対
する洗浄ブラシ66,86の見かけ上の移動方向が反転
されて時計回りとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディス
プレイパネル)用ガラス基板などの各被処理基板に対し
て処理を行うための基板処理装置および基板処理方法に
関する。
【0002】
【背景技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエハ
(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に成膜やエッ
チングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形成
していく工程が含まれる。微細加工のためにはウエハ自
体の表面およびウエハ表面に形成された薄膜の表面を清
浄に保つ必要があるから、必要に応じてウエハの洗浄が
行われる。たとえば、ウエハの表面上に形成された薄膜
を研磨剤を用いて研磨した後には、研磨剤(スラリー)
などの異物がウエハ表面に残留しているから、この異物
を除去する必要がある。
【0003】図13は、上述のようなウエハの洗浄を行
うためのウエハ洗浄装置の構成例を示す平面図であり、
図14は、図13に示された構成をZ方向から見た側面
図である。このウエハ洗浄装置は、ウエハWの上面をス
クラブ洗浄して異物を除去するためのもので、ウエハW
の端面に当接してウエハWを水平に保持し、かつ回転さ
せる3つの保持ローラ251,252および253と、
これら保持ローラ251,252および253によって
保持されたウエハWの上面を洗浄するための洗浄部21
0とを備えている。
【0004】3つの保持ローラ251,252および2
53のうち、保持ローラ251は、モータMで発生され
た駆動力が駆動ベルトVを介して伝達される駆動ローラ
であり、残りの保持ローラ252および253は、ウエ
ハWの回転に伴って回転する従動ローラである。洗浄部
210は、保持ローラ251,252および253に干
渉しない位置に、ウエハWの中心部から周縁部までの領
域を覆うように配置されている。洗浄部210は、ほぼ
円形のベース板212の下面に、洗浄ブラシ213が固
設して構成されている。この洗浄ブラシ213のほぼ中
央には、洗浄液を吐出するノズル220が配設されてい
る。
【0005】ウエハWを洗浄する際には、保持ローラ2
51,252および253にウエハWが保持された状態
で駆動ローラ251に駆動力が与えられて、ウエハWが
図13における反時計回りに回転される。そして、この
状態のウエハWの上面に洗浄ブラシ213が接触した状
態で、図示しない回転駆動機構によって洗浄部210が
図13における反時計回りに高速回転され、さらにノズ
ル220から洗浄液が吐出される。このようにして、ウ
エハWの上面がスクラブ洗浄される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の装置
では、洗浄されるウエハWの周縁部にノッチやオリフラ
(オリエンテーションフラット)などの切欠部が形成さ
れている場合に、その切欠部におけるウエハWの端面に
洗浄むらを生じることがあった。たとえば、洗浄ブラシ
213がウエハWよりも高速で回転駆動され、かつ、洗
浄ブラシ213の回転方向およびウエハWの回転方向が
いずれも反時計回りである場合、洗浄ブラシ213の接
触面は、見かけ上、ウエハWの表面に対して反時計回り
に移動する。したがって、図15に示すように、ウエハ
Wの周縁部にノッチ260が形成されている場合、洗浄
ブラシ213は、ノッチ260内に入り込んでノッチ2
60の右側端面261に接触し、この右側端面261を
主にスクラブ洗浄する。よって、ノッチ260の左側端
面262には、スラリーなどの異物が除去されずに残っ
てしまうおそれがある。
【0007】また、図16に示すように、ウエハWの周
縁部にオリフラ270が形成されている場合、洗浄ブラ
シ213の回転中心からオリフラ端面271に下ろした
垂線とオリフラ端面271との交点272よりも図16
における右側のオリフラ端面領域Gにおいては、洗浄ブ
ラシ213の接触面がウエハWの外側から内側に向けて
移動するので、この端面領域Gに付着した異物は洗浄ブ
ラシ213によって積極的に除去される。これに対し、
交点272よりも図16における左側のオリフラ端面領
域Nにおいては、洗浄ブラシ213の接触面がウエハW
の内側から外側に向けて移動するので、この端面領域N
に付着した異物は洗浄ブラシ213によって除去される
ことなく残ってしまうおそれがある。
【0008】オリフラ270の端面271は、図16
(a)〜(c)に示すように、ウエハWの回転に伴って
右側端部から順にスクラブ洗浄されるが、オリフラ端面
271の左側端部付近は他の部分に比べて洗浄ブラシ2
13による洗浄時間が相対的に短くなる。ゆえに、オリ
フラ端面271の左側端部付近に、スラリーなどの異物
が残留することがあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、基板の周縁部に
ノッチやオリフラなどの切欠部が形成されていても、そ
の切欠部分における基板端面まで良好に洗浄することの
できる基板処理装置および基板処理方法を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の基板処理装置は、
周縁部に切欠部を有する基板を保持する基板保持手段
と、この基板保持手段に保持された基板を回転させるた
めの基板回転駆動源と、上記切欠部の基板回転半径方向
の幅以上の回転直径を有し、上記基板の表面に対してほ
ぼ垂直な方向に沿う回転軸を中心に回転可能に設けら
れ、上記基板の表面をスクラブ洗浄するスクラブ部材
と、上記スクラブ部材を回転させるためのスクラブ部材
回転駆動源と、上記基板に対して洗浄液を供給する洗浄
液供給手段と、上記基板回転駆動源およびスクラブ部材
回転駆動源のうち少なくともいずれか一方の駆動源を制
御して、上記基板の切欠部の縁部に対するスクラブ部材
のスクラブ方向を変更するスクラブ変更部とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0011】上記の構成によれば、スクラブ変更部によ
って基板の切欠部の縁部に対するスクラブ部材のスクラ
ブ方向が変更されるので、切欠部の端面において、スク
ラブ方向が一定方向である上記図13および図14の装
置では洗浄できなかった部分をスクラブ洗浄することが
できる。ゆえに、基板の表面領域だけではなく、基板の
端面全域を良好にスクラブ洗浄することができる。
【0012】なお、スクラブ変更部によって基板の切欠
部の縁部におけるスクラブ部材のスクラブ方向が反転さ
れるのが最も好ましいが、基板の切欠部の縁部における
スクラブ方向が少しでも変更されると、切欠部の端面を
スクラブする方向が変わり、切欠部の端面全域が良好に
洗浄されるのでよい。請求項2記載の発明は、上記スク
ラブ部材は、上記基板の回転半径以上の回転直径を有す
るものであることを特徴とする請求項1記載の基板処理
装置である。
【0013】上記の構成によれば、スクラブ部材が基板
の回転半径以上の回転直径を有しているので、スクラブ
部材が固定配置されていても、基板を回転させることに
よって、スクラブ部材を基板の表面全域に接触させるこ
とができる。ゆえに、簡単な構成で、基板の表面全域を
良好にスクラブ洗浄することができる。なお、基板の回
転半径とは、基板が回転することによって基板端部の軌
跡が描く円の最大半径のことであり、スクラブ部材の回
転直径とは、スクラブ部材が回転することによってスク
ラブ部材の端部の軌跡が描く円の最大直径のことであ
る。
【0014】請求項3記載の発明は、上記スクラブ変更
部は、上記スクラブ部材回転駆動源を制御して、上記ス
クラブ部材の回転速度を変更するスクラブ部材回転速度
変更部を含むものであることを特徴とする請求項1また
は2記載の基板処理装置である。上記の構成によれば、
スクラブ部材の回転速度が変更されることにより、基板
の切欠部の縁部に対するスクラブ部材のスクラブ方向が
変更されるので、切欠部の端面全域を良好に洗浄するこ
とができる。
【0015】請求項4記載の発明は、上記スクラブ部材
回転速度変更部は、上記切欠部の縁部におけるスクラブ
部材のスクラブ方向が反転するように、上記スクラブ部
材の回転速度を変更するものであることを特徴とする請
求項3記載の基板処理装置である。上記の構成によれ
ば、スクラブ部材回転速度変更部による制御の下、スク
ラブ部材の回転速度が変更されて、スクラブ部材のスク
ラブ方向が反転される。たとえば、スクラブ部材が基板
よりも高速で回転駆動され、かつ、スクラブ部材の回転
方向と基板の回転方向とが同一の場合には、スクラブ部
材回転速度変更部によって、スクラブ部材の回転速度が
基板の回転速度よりも小さくされる。その結果、スクラ
ブ部材の回転速度を変更する前後で、基板の周縁部に対
するスクラブ部材の見かけ上の移動方向(スクラブ方
向)が反転される。
【0016】これにより、ノッチやオリフラのような切
欠部が基板の周縁部に形成されている場合に、この切欠
部の端面をほぼ一様に洗浄することができる。ゆえに、
切欠部の端面に洗浄ムラを生じるおそれをなくすことが
できる。請求項5記載の発明は、上記スクラブ部材回転
速度変更部は、スクラブ部材の回転速度を正負切換えす
るものであることを特徴とする請求項4記載の基板処理
装置である。
【0017】上記の構成によれば、スクラブ部材回転速
度変更部による制御の下、スクラブ部材の回転速度が正
負切換えされることにより、スクラブ部材のスクラブ方
向が反転される。すなわち、スクラブ部材の回転方向が
反転されることによって、この反転の前後で、基板の周
縁部に対するスクラブ部材の見かけ上の移動方向が反転
される。これにより、請求項4記載の発明と同様の効果
を奏することができる。
【0018】請求項6記載の発明は、上記スクラブ変更
部は、上記基板回転駆動源を制御して、上記基板の回転
速度を変更する基板回転速度変更部を含むものであるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置で
ある。上記の構成によれば、基板の回転速度が変更され
ることにより、基板の切欠部に対するスクラブ部材のス
クラブ方向が変更されるので、切欠部の端面全域を良好
に洗浄することができる。
【0019】請求項7記載の発明は、上記基板回転速度
変更部は、上記切欠部の縁部におけるスクラブ部材のス
クラブ方向が反転するように、上記基板の回転速度を変
更するものであることを特徴とする請求項6記載の基板
処理装置である。上記の構成によれば、基板回転速度変
更部による制御の下、基板の回転速度が変更されて、ス
クラブ部材のスクラブ方向が反転される。たとえば、ス
クラブ部材が基板よりも高速で回転駆動され、かつ、ス
クラブ部材の回転方向と基板の回転方向とが同一の場合
には、基板回転速度変更部によって、基板の回転速度が
スクラブ部材の回転速度よりも大きくされる。これによ
り、基板の回転速度を変更する前後で、基板表面に対す
るスクラブ部材の見かけ上の移動方向が反転される。し
たがって、請求項4記載の構成と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0020】請求項8記載の発明は、上記基板回転速度
変更部は、基板の回転速度を正負切換えするものである
ことを特徴とする請求項7記載の基板処理装置である。
上記の構成によれば、基板回転速度変更部による制御の
下、基板の回転速度が正負切換えされることにより、ス
クラブ部材のスクラブ方向が反転される。すなわち、基
板の回転方向が反転されることによって、この反転の前
後で、基板の周縁部に対するスクラブ部材の見かけ上の
移動方向が反転される。これにより、請求項5記載の発
明と同様の効果を奏することができる。また、請求項7
記載の構成よりも制御を簡単にすることができる。
【0021】請求項9記載の発明は、上記基板とスクラ
ブ部材とが互いに接近および離隔されるように、上記基
板保持手段または上記スクラブ部材を移動させる移動手
段と上記スクラブ変更部がスクラブ方向を変更するのに
先立って、上記基板とスクラブ部材とを互いに離隔させ
るように上記移動手段を制御する制御部とをさらに備え
たことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載
の基板処理装置である。
【0022】基板の表面にスクラブ部材が接触した状態
でスクラブ方向が反転される場合、基板表面に対するス
クラブ部材の接触面の移動速度が零になった時に、スク
ラブ部材によって捕獲された異物が、基板の表面に再付
着して、基板全体に広がるおそれがある。上記の構成に
よれば、スクラブ変更部がスクラブ方向を変更する際に
は、基板の表面からスクラブ部材が離間されるので、ス
クラブ部材に捕獲された異物が基板に再付着するといっ
たことがない。ゆえに、基板の表面をより清浄に保つこ
とができる。
【0023】請求項10記載の発明は、上記基板保持手
段は、基板の端面に当接しつつ回転し、ローラ回転源の
駆動力を伝達されて回転駆動される駆動ローラを含む少
なくとも3つの保持ローラを有するものであることを特
徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の基板処理
装置である。上記の構成によれば、処理されるべき基板
は、保持ローラによってその端面が保持されつつ回転さ
れるので、保持ローラと基板端面との当接位置は常に変
化する。よって、基板の周縁部を良好に洗浄することが
できる。
【0024】請求項11記載の発明は、上記スクラブ部
材は、基板の両面をスクラブ洗浄するものであることを
特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の基板
処理装置である。上記の構成によれば、スクラブ部材に
よって、基板の両面を同時に洗浄することができる。
【0025】請求項12記載の発明は、上記スクラブ部
材は、基板との接触面側に凸部を有するものであること
を特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の基
板処理装置である。上記の構成によれば、基板に形成さ
れた切欠部に凸部が入り込むので、切欠部の端面をより
良好に洗浄することができる。
【0026】請求項13記載の発明は、基板保持手段に
保持された切欠部を有する基板を回転させる基板回転工
程と、上記基板に対して洗浄液を供給する洗浄液供給工
程と、上記基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿う回
転軸を中心に、上記切欠部の基板回転方向の幅以上の回
転直径を有するスクラブ部材を回転させるスクラブ部材
回転工程と、上記スクラブ部材を上記基板に接触させる
第1接触工程と、この第1接触工程の後に、上記基板の
切欠部の縁部に対するスクラブ部材のスクラブ方向を変
更するスクラブ変更工程と、このスクラブ変更工程の後
に、上記スクラブ部材を上記基板から離隔させる第1離
隔工程とを備えたことを特徴とする基板処理方法であ
る。
【0027】この方法により、請求項1記載の発明と同
様な効果を奏することができる。請求項14記載の発明
は、上記第1接触工程とスクラブ変更工程との間に、上
記スクラブ部材を上記基板から離隔させる第2離隔工程
と、上記スクラブ変更工程と第1離隔工程との間に、上
記スクラブ部材を上記基板に接触させる第2接触工程と
をさらに備えたことを特徴とする請求項13記載の基板
処理方法である。
【0028】この方法により、請求項9記載の発明と同
様な効果を奏することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態の基板処理装置であるウエハ洗浄装置の
構成を示す平面図である。また、図2は、図1に示され
る構成を図1のA方向から見た側面図であって、一部を
省略し、かつ一部を概念的に示している。
【0030】この装置は、ウエハWの表面に形成された
薄膜を研磨するCMP(Chemical Mechanical Polishin
g) 処理が行われた後にウエハWの表面に残っているス
ラリーおよび余分な薄膜などの異物を除去するためのも
ので、ウエハWを水平に保持し、かつ回転させることが
できるウエハ保持装置6と、ウエハ保持装置6により保
持されたウエハWの上面および下面に洗浄液供給ノズル
7,8から洗浄液を供給しつつウエハWの上面および下
面をスクラブ洗浄するための両面洗浄装置9とを備えて
いる。
【0031】ウエハ保持装置6は、対向配置された一対
の保持ハンド10,30を有している。保持ハンド1
0,30は、ベース部12,32と、ベース部12,3
2に回転自在に立設され、ウエハWを保持するための各
々3つの保持ローラ13,33とをそれぞれ有してい
る。これらの保持ローラ13,33は、ウエハWの端面
形状に対応した円周上に配置されている。ウエハWは、
保持ローラ13,33の側面にその端面が当接した状態
で保持されるようになっている。
【0032】保持ハンド10,30は、所定の保持方向
Bに沿って互いに近接/離反可能にされている。これに
より、保持ハンド10は、ウエハWを保持ローラ13,
33の間で保持したり、この保持を解放したりすること
ができる。3つの保持ローラ33のうち中央の1つの保
持ローラ33bには、モータMの駆動力がベルト43を
介して伝達されるようになっている。さらに、中央の保
持ローラ33bに伝達されてきた駆動力は、ベルト4
4,45を介して他の2つの保持ローラ33a,33c
にも伝達されるようになっている。
【0033】この構成により、モータMによって中央の
保持ローラ33bが駆動されると、これに伴って他の2
つの保持ローラ33a,33cも回転する。その結果、
保持ローラ13,33に保持されているウエハWは回転
を始める。このとき、保持ローラ13は、ウエハWの回
転に従動して回転する。このようにして、ウエハWは保
持ローラ13,33に保持された状態で回転する。
【0034】両面洗浄装置9は、ウエハ保持装置6によ
り保持されたウエハWの上方および下方にそれぞれ配置
された上面洗浄部60および下面洗浄部80を備えてい
る。上面洗浄部60および下面洗浄部80は、保持ハン
ド10,30に干渉しない位置に、ウエハWの中心部か
ら周縁部までの領域を覆うように、ウエハWの半径方向
に対して固定して配置されており、その場で回転するこ
とによりウエハWの上面および下面を洗浄する。上面洗
浄部60および下面洗浄部80が回転することによって
スクラブ可能な領域である洗浄領域は平面視において円
形であり、この洗浄領域の直径はウエハWの半径以上に
設定されている。
【0035】このように、上面洗浄部60および下面洗
浄部80の洗浄領域の直径がウエハWの半径以上に設定
され、かつ上面洗浄部60および下面洗浄部80がウエ
ハWの中心部から周縁部までの領域を覆うように配置さ
れているから、上面洗浄部60および下面洗浄部80と
ウエハWとを相対的に移動させなくても、ウエハWの上
面全域および下面全域をスクラブ洗浄することができ
る。
【0036】上面洗浄部60および下面洗浄部80は、
円板上の上面ベース部62および下面ベース部82をそ
れぞれ備えている。上面ベース部62の下面には、ウエ
ハWの上面に接触してウエハWの上面をスクラブするた
めの洗浄ブラシ66が取り付けられている。下面ベース
部82の上面には、ウエハWの下面に接触してウエハW
の下面をスクラブするための洗浄ブラシ86が取り付け
られている。
【0037】上面ベース部62の上部および下面ベース
部82の下部には、それぞれ、回転軸63,83が取り
付けられている。回転軸63,83には、図示しないモ
ータを含む回転駆動部64,84からの回転駆動力がそ
れぞれ与えられるようになっている。この構成により、
上面洗浄部60,80は、保持ローラ13,33に保持
されているウエハWの表面に対してほぼ垂直な方向に沿
う回転軸線Oを中心に回転できるようにされている。
【0038】また、上面洗浄部60および下面洗浄部8
0は、それぞれ、昇降駆動部65,85によって上下方
向に移動できるようになっている。これにより、ウエハ
Wの上面および下面に洗浄ブラシ66,68をそれぞれ
接触させたり、その接触を解放したりすることができ
る。洗浄ブラシ66,86の中央付近には、ウエハWに
洗浄液を供給するための洗浄液供給ノズル7,8がそれ
ぞれ配置されている。洗浄液供給ノズル7,8には、洗
浄液供給路67,87の一端が接続されている。洗浄液
供給路67,87の他端は、洗浄液が貯留されている洗
浄液供給源68,88にそれぞれ接続されている。洗浄
液としては、たとえば、フッ酸、硝酸、塩酸、リン酸、
酢酸およびアンモニアなどの薬液、ならびに純水が用い
られる。洗浄液供給路67,87の途中部には洗浄液供
給弁69,89が介装されており、この洗浄液供給弁6
9,89の開閉を制御することにより、洗浄液供給ノズ
ル7,8から洗浄液を吐出させたり、その吐出を停止さ
せたりすることができる。
【0039】図3は、下面洗浄部80の平面図である。
また、図4は、図3のIV-IV 断面図である。洗浄ブラシ
86は、PVA(Poly-Vinyl Alchol)などのスポンジ材
で構成され、十字状に一体成形されている。洗浄ブラシ
86の下部からは、一体に成形された突出部100が水
平方向に突出している。洗浄ブラシ86は、4枚の取付
板101によって下面ベース部82の上面に取り付けら
れている。4枚の取付板101は、それぞれ、平面形状
が1/4円形状の板状体であり、下面には突出部100
が嵌まり込む段差部102が形成されている。洗浄ブラ
シ86の下面ベース部82への取付けは、下面ベース部
82の上面に洗浄ブラシ86が載置された状態で、突出
部100が段差部102にはまりこむように、4枚の取
付板101が洗浄ブラシ86の上方から覆い被せられ、
取付板101がボルト103によって下面ベース部82
に固定されることによって達成される。
【0040】洗浄ブラシ86の4つの端部86aは、下
面ベース部82の周縁部上に位置している。したがっ
て、下面洗浄部80の洗浄領域は、下面洗浄部80が回
転駆動部84によって回転させられる場合に、洗浄ブラ
シ86の端部86aの軌跡が描く円で囲まれた範囲とな
る。洗浄ブラシ86の中心部には、平面視においてほぼ
円形の凹部105が形成されており、この凹部105に
より洗浄液供給ノズル8が外部空間に臨んでいる。洗浄
ブラシ86の断面形状は、図4に示すように、中央が凹
んだ形状となっている。すなわち、洗浄ブラシ86は、
2つの突条部111,112と、この2つの突条部11
1,112に挟まれた谷部113とを有している。この
構成により、下面洗浄部80が回転させられている場合
に、洗浄液供給ノズル8から洗浄液が吐出されると、当
該洗浄液の一部は谷部113を通って洗浄ブラシ86の
端部86aに向けて導かれるようになっている。
【0041】洗浄ブラシ86がウエハWの下面に接触さ
せられる際には、突条部111,112の稜線部付近が
ウエハWの下面に接触する。したがって、ウエハWの周
縁部にオリフラやノッチなどの切欠部が形成されている
場合には、洗浄ブラシ86はウエハWに対して所定の圧
力で押しつけられているため、突条部111,112の
稜線部付近が切欠部に入り込んで、切欠部の端面を洗浄
することができる。
【0042】なお、上面洗浄部60の構成は、下面洗浄
部80の天地を反転した構成と同様であるので、その説
明を省略する。図5は、ウエハ洗浄装置の電気的構成を
示すブロック図である。このウエハ洗浄装置は、制御中
枢として機能するマイクロコンピュータなどで構成され
た制御部120を備えている。制御部120は、予め設
定された制御プログラムに従って、モータM、回転駆動
部64,84、および昇降駆動部65,85の動作、な
らびに洗浄液供給弁69,89の開閉を制御し、スクラ
ブ洗浄処理を実行する。
【0043】図6は、この発明の第1実施形態にかかる
スクラブ洗浄処理の流れを示すフローチャートである。
洗浄前においては、保持ハンド10,30はウエハWを
保持する保持位置(図1に示す位置)から退避した待機
位置で待機し、かつ上面洗浄部60および下面洗浄部8
0も互いにウエハWから離れた状態で待機している。前
工程であるCMP処理が終了し、CMP処理後のウエハ
Wが図示しない搬送アームによって搬送されてくると、
制御部120によって保持ハンド10,30が近接され
て、ウエハWは保持ローラ13,33に保持される。
【0044】ウエハWが保持ローラ13,33によって
保持されると、制御部120によってモータMが駆動さ
れて、保持ローラ33が、図1における時計回りに所定
速度で回転駆動される(ステップS1)。これに伴っ
て、保持ローラ13,33によって保持されたウエハW
が、図1における反時計回りに所定の第1ウエハ速度V
w1で回転される。
【0045】また、洗浄液供給弁69,89が開成され
て、洗浄液供給ノズル7,8から洗浄液がそれぞれウエ
ハWの上面および下面に供給される(ステップS2)。
さらに、回転駆動部64,84が駆動されて、上面洗浄
部60および下面洗浄部80が、第1ウエハ速度Vw1よ
りも高速である第1ブラシ速度Vb1で、図1における反
時計回りに回転駆動される(ステップS3)。
【0046】その後、昇降駆動部65,85が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80が互いに近づ
く方向に移動される(ステップS4)。その結果、保持
ローラ13,33に保持されているウエハWは、洗浄用
ブラシ66,86によって挟み込まれ、洗浄液が供給さ
れつつ洗浄用ブラシ66,86により上面および下面が
擦られてスクラブ洗浄される。これにより、ウエハWの
上面および下面に残っていたスラリーが除去される。
【0047】このとき、ウエハWならびに上面洗浄部6
0および下面洗浄部80は図1における反時計回りに回
転され、かつ、上面洗浄部60および下面洗浄部80の
方がウエハWよりも高速で回転されているから、洗浄用
ブラシ66,86の表面は、見かけ上、ウエハWの周縁
部に対して図1における反時計回りに移動する。処理部
120は、このスクラブ洗浄処理が開始されてから所定
の第1時間が経過したか否かを監視している(ステップ
S5)。スクラブ洗浄処理が開始されてから上記第1時
間が経過すると、制御部120によって昇降駆動部6
5,85が駆動されて、上面洗浄部60および下面洗浄
部80がウエハWから離反する方向に移動される(ステ
ップS6)。そして、洗浄用ブラシ66,86がウエハ
Wから離間された後、回転駆動部64,84の駆動方向
が反転されて、上面洗浄部60および下面洗浄部80が
図1における時計回りに回転駆動される(ステップS
7)。
【0048】その後、昇降駆動部65,85が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80が再び近接方
向に移動される(ステップS8)。その結果、ウエハW
の上面および下面は、洗浄用ブラシ66,86によって
再び擦られてスクラブ洗浄される。このとき、ウエハW
が図1における反時計回りに回転され、上面洗浄部60
および下面洗浄部80が図1における時計回りに回転さ
れるため、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,
86の見かけ上の移動方向は、図1における時計回りと
なる。すなわち、上面洗浄部60および下面洗浄部80
の回転方向が反転される前後で、ウエハWの周縁部に対
する洗浄ブラシ66,86の見かけ上の移動方向が反転
されている。したがって、上記したステップS7が、ス
クラブ部材回転速度変更部の機能に相当すると言える。
【0049】そして、処理開始から所定の第2時間が経
過すると(ステップS9でYES)、このスクラブ洗浄
処理が終了される。具体的には、昇降駆動部65,85
が駆動されて、上面洗浄部60および下面洗浄部80が
ウエハWから離反する方向に移動される(ステップS1
0)。また、洗浄液供給弁69,89が閉成されて、洗
浄液供給ノズル7,8からの洗浄液の吐出が停止される
とともに(ステップS11)、モータMおよび回転駆動
部64,84の駆動が停止されて、ウエハWならびに上
面洗浄部60および下面洗浄部80の回転が停止され
る。
【0050】以上のように第1実施形態によれば、スク
ラブ洗浄処理が開始されてから所定の第1時間が経過す
るまでは、ウエハWならびに上面洗浄部60および下面
洗浄部80が同一方向に回転駆動され、上記第1時間が
経過した後は、ウエハWと上面洗浄部60および下面洗
浄部80とが互いに逆方向に回転駆動される。これによ
り、上面洗浄部60および下面洗浄部80の回転方向を
反転する前後で、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ
66,86の見かけ上の移動方向が反転されるので、洗
浄すべきウエハWの周縁部にノッチやオリフラのような
切欠部が形成されていても、切欠部の端面を良好に洗浄
することができる。
【0051】たとえば、図7(a)に示すように、ウエ
ハWの周縁部にノッチ150が形成されている場合、ス
クラブ洗浄処理が開始されてから第1時間が経過するま
では、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,86
の見かけ上の移動方向は矢印C方向であるから、洗浄ブ
ラシ66,86は、主にノッチ150の右側端面151
に接触して、この右側端面151に付着した異物を積極
的に取り除く。
【0052】一方、第1時間が経過した後は、図7
(b)に示すように、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブ
ラシ66,86の見かけ上の移動方向が矢印D方向とな
るから、洗浄ブラシ66,86は、主にノッチ150の
左側端面152に接触して、左側端面152から異物を
積極的に取り除く。ゆえに、スクラブ洗浄処理が終了し
た時には、ノッチ150の右側端面151および左側端
面152に異物が残留していることはない。
【0053】また、図8(a)に示すように、ウエハW
の周縁部にオリフラ160が形成されている場合、スク
ラブ洗浄処理が開始されてから第1時間が経過するまで
は、洗浄ブラシ66,86の回転中心からオリフラ端面
161に向けて引いた垂線とオリフラ端面161との交
点162よりも右側の領域163において、洗浄ブラシ
66,86の接触面がウエハWの外側から内側に向けて
移動し、交点162よりも左側の領域164において、
洗浄ブラシ66,86の接触面がウエハWの内側から外
側に向けて移動する。よって、オリフラ端面161上の
領域163に付着した異物が、洗浄ブラシ66,86に
よって積極的に除去される。すなわち、オリフラ端面1
61上の右端部付近へ近づくに従って、異物が良好に除
去される。
【0054】一方、第1時間が経過した後は、図8
(b)に示すように、交点162よりも左側の領域16
4において、洗浄ブラシ66,86の接触面がウエハW
の外側から内側に向けて移動するから、オリフラ端面1
61上の領域164に付着した異物が、洗浄ブラシ6
6,86によって積極的に除去される。すなわち、オリ
フラ端面161上の左端部付近へ近づくに従って、異物
が良好に除去される。ゆえに、スクラブ洗浄処理が終了
した時には、オリフラ端面161は隈無く洗浄されてお
り、オリフラ端面161に異物が残留しているようなこ
とはない。
【0055】また、上述の第1実施形態によれば、ウエ
ハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,86の移動方向
が反転される際には、昇降駆動部65,85が駆動され
て、ウエハWの表面から洗浄ブラシ66,86が離間さ
れる。これにより、ウエハWの表面に洗浄ブラシ66,
86が接触した状態で、ウエハWの周縁部に対する洗浄
ブラシ66,86の見かけ上の移動速度が零になること
がないので、洗浄ブラシ66,86によって捕獲された
異物が、ウエハWの表面に再付着するといったことがな
い。ゆえに、ウエハWの表面をより良好に洗浄すること
ができる。
【0056】図9は、この発明の第2実施形態にかかる
スクラブ洗浄処理の流れを示すフローチャートである。
また、図10は、第2実施形態にかかるスクラブ洗浄処
理におけるウエハWおよび洗浄ブラシ66,86の回転
状態を示す図解図である。上述の第1実施形態にかかる
スクラブ洗浄処理では、スクラブ洗浄処理が開始されて
から所定の第1時間が経過した時点で、上面洗浄部60
および下面洗浄部80の回転方向が反転されることによ
り、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,86の
見かけ上の移動方向が反転される。これに対し、この第
2実施形態にかかるスクラブ洗浄処理では、上面洗浄部
60および下面洗浄部80の回転速度が変更されること
により、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,8
6の見かけ上の移動方向が反転される。
【0057】図9および図10を参照して、CMP処理
後のウエハWが図示しない搬送アームによって搬送され
てきて、ウエハWが保持ローラ13,33によって保持
されると、制御部120によってモータMが駆動され
て、保持ローラ33が、図10(a)における時計回り
に所定速度で回転駆動される。これに伴って、保持ロー
ラ13,33によって保持されたウエハWが、図10
(a)における反時計回りに所定の第1ウエハ速度Vw1
で回転される(ステップT1)。
【0058】また、洗浄液供給弁69,89が開成され
て、洗浄液供給ノズル7,8から洗浄液がそれぞれウエ
ハWの上面および下面に供給される(ステップT2)。
さらに、回転駆動部64,84が駆動されて、上面洗浄
部60および下面洗浄部80が、上記第1ウエハ速度V
w1よりも高速である第1ブラシ速度Vb1で、図10
(a)における反時計回りに回転駆動される(ステップ
T3)。
【0059】その後、昇降駆動部65,85が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80が互いに近接
する方向に移動される(ステップT4)。その結果、保
持ローラ13,33に保持されているウエハWは、洗浄
液が供給されつつ洗浄用ブラシ66,86により上面お
よび下面が擦られてスクラブ洗浄される。このとき、図
10(a)に示すように、ウエハWが第1ウエハ速度V
w1で反時計回りに回転され、上面洗浄部60および下面
洗浄部80が第1ウエハ速度Vw1よりも高速である第1
ブラシ速度Vb1で反時計回りに回転されているから、洗
浄用ブラシ66,86の表面は、見かけ上、ウエハWの
表面に対して反時計回りに移動することになる。
【0060】このスクラブ洗浄処理が開始されてから上
記第1時間が経過すると(ステップT5でYES)、制
御部120によって昇降駆動部65,85が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80をウエハWか
ら離反する方向に移動される(ステップT6)。そし
て、洗浄用ブラシ66,86がウエハWから離間される
と、回転駆動部64,84が制御されて、上面洗浄部6
0および下面洗浄部80の回転速度が、上記第1ブラシ
速度Vb1から上記第1ウエハ速度Vw1よりも低速である
第2ブラシ速度Vb2に下げられる(ステップT7)。
【0061】その後、昇降駆動部65,85が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80が再び近接方
向に移動される(ステップT8)。その結果、ウエハW
の上面および下面は、洗浄用ブラシ66,86によって
再び擦られてスクラブ洗浄される。このとき、図10
(b)に示すように、ウエハWが上記第1ウエハ速度V
w1で反時計回りに回転され、洗浄ブラシ66,86が第
1ウエハ速度Vw1よりも低速の第2ブラシ速度Vb2で反
時計回りに回転されるため、ウエハWの周縁部に対する
洗浄ブラシ66,86の見かけ上の移動方向は時計回り
となる。つまり、上面洗浄部60および下面洗浄部80
の回転速度が変更される前後で、ウエハWの周縁部に対
する洗浄ブラシ66,86の見かけ上の移動方向が反転
されている。ゆえに、上記のステップS7は、スクラブ
部材回転速度変更部の機能に相当する。
【0062】そして、処理開始から所定の第2時間が経
過すると(ステップT9でYES)、昇降駆動部65,
85が駆動されて、上面洗浄部60および下面洗浄部8
0がウエハWから離反する方向に移動される(ステップ
T10)。そして、洗浄液供給弁69,89が閉成され
て、洗浄液供給ノズル7,8からの洗浄液の吐出が停止
されるとともに(ステップT11)、モータMおよび回
転駆動部64,84の駆動が停止されて、ウエハWなら
びに上面洗浄部60および下面洗浄部80の回転が停止
される。
【0063】この第2実施形態によれば、スクラブ洗浄
処理が開始されてから所定の第1時間が経過するまで
は、上面洗浄部60および下面洗浄部80がウエハWよ
りも高速でウエハWと同一方向に回転駆動され、上記第
1時間が経過した後は、上面洗浄部60および下面洗浄
部80がウエハWよりも低速でウエハWと同一方向に回
転駆動される。これにより、洗浄ブラシ66,86の回
転速度を変更する前後で、ウエハWの周縁部に対する洗
浄ブラシ66,86の見かけ上の移動方向が反転され
る。ゆえに、上述の第1実施形態と同様に、洗浄すべき
ウエハWの周縁部にノッチやオリフラのような切欠部が
形成されていても、切欠部の端面を良好に洗浄すること
ができる。また、この場合には、第1実施形態のよう
に、回転駆動部64,84の駆動源として正逆回転可能
なリバーシブルモータを用いる必要はなく、可変速のス
ピードコントロールモータを用いるだけでよい。
【0064】上述の第1および第2実施形態において
は、回転駆動部64,84が制御されて、上面洗浄部6
0および下面洗浄部80の回転方向が反転されるか、ま
たは上面洗浄部60および下面洗浄部80の回転速度が
変更されることにより、ウエハWの周縁部に対する洗浄
ブラシ66,86の見かけ上の移動方向が反転されてい
る。しかしながら、回転駆動部64,84を制御するの
ではなく、ウエハ回転の回転駆動源に相当するモータM
の駆動を制御することにより、ウエハWの周縁部に対す
る洗浄ブラシ66,86の見かけ上の移動方向が反転さ
れてもよい。
【0065】図11は、この発明の第3実施形態にかか
るスクラブ洗浄処理におけるウエハWおよび洗浄ブラシ
66,86の回転状態を示す図解図である。図11
(a)を参照して、ウエハWが保持ローラ13,33
(図1参照)によって保持されると、モータMが駆動さ
れて、保持ローラ33が所定の高速度で回転駆動され
る。その結果、保持ローラ13,33によって保持され
たウエハWが、高速の第2ウエハ速度Vw2で反時計回り
に回転される。また、回転駆動部64,84が駆動され
て、上面洗浄部60および下面洗浄部80が、上記第2
ウエハ速度Vw2よりも低速である第1ブラシ速度Vb1で
反時計回りに回転駆動される。これにより、洗浄用ブラ
シ66,86の表面が、見かけ上、ウエハWに対して時
計回りに移動されて、洗浄ブラシ66,86によってウ
エハW表面がスクラブ洗浄される。
【0066】図11(b)を参照して、スクラブ洗浄処
理が開始されてから所定の第1時間が経過すると、モー
タMの駆動方向が反転されて、保持ローラ33が上記第
1時間が経過する前後で互いに逆方向に回転駆動され
る。その結果、保持ローラ13,33によって保持され
たウエハWが、図11における時計回りに回転される。
一方、上面洗浄部60および下面洗浄部80は、第1ブ
ラシ速度Vb1で反時計回りに回転されたままであるか
ら、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,86の
見かけ上の移動方向は、反時計回りとなる。
【0067】このように、第3実施形態では、スクラブ
洗浄処理が開始されてから所定の第1時間が経過した時
点で、モータMの駆動方向が反転されることにより、ウ
エハWの回転方向が反転される。これにより、ウエハW
の周縁部に対する洗浄ブラシ66,86の見かけ上の移
動方向が反転されるので、上述の第1および第2実施形
態と同様に、洗浄すべきウエハWの周縁部にノッチやオ
リフラのような切欠部が形成されていても、切欠部の端
面を良好に洗浄することができる。
【0068】図12は、この発明の第4実施形態にかか
るスクラブ洗浄処理におけるウエハWおよび洗浄ブラシ
66,86の回転状態を示す図解図である。図12
(a)を参照して、スクラブ洗浄処理が開始されると、
保持ローラ33(図1参照)が回転駆動されて、保持ロ
ーラ13,33によって保持されたウエハWが、反時計
回りに所定の第1ウエハ速度Vw1で回転される。また、
回転駆動部64,84が駆動されて、上面洗浄部60お
よび下面洗浄部80が、上記第1ウエハ速度Vw1よりも
高速である第1ブラシ速度Vb1で反時計回りに回転駆動
される。これにより、洗浄用ブラシ66,86の表面
が、見かけ上、ウエハWに対して反時計回りに移動され
て、洗浄ブラシ66,86によってウエハW表面がスク
ラブ洗浄される。
【0069】図12(b)を参照して、スクラブ洗浄処
理が開始されてから所定の第1時間が経過すると、モー
タMの駆動力が増大されて、保持ローラ33の回転速度
が上げられる。その結果、保持ローラ13,33によっ
て保持されたウエハWが、上記第1ウエハ速度Vw1およ
び上記第1ブラシ速度Vb1よりも高速である第2ウエハ
速度Vw2で反時計回りに回転される。一方、上面洗浄部
60および下面洗浄部80は、第1ブラシ速度Vb1で反
時計回りに回転されたままであるから、ウエハWの周縁
部に対する洗浄ブラシ66,86の見かけ上の移動方向
は、時計回りとなる。
【0070】この第4実施形態のように、スクラブ洗浄
処理が開始されてから所定の第1時間が経過した時点
で、ウエハWの回転速度を変更することによっても、ウ
エハWの回転方向を反転することができる。これによ
り、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,86の
見かけ上の移動方向が反転されるので、上述の第1ない
し第3実施形態と同様に、洗浄すべきウエハWの周縁部
にノッチやオリフラのような切欠部が形成されていて
も、切欠部の端面を良好に洗浄することができる。
【0071】本発明の4つの実施形態の説明は以上のと
おりであるが、本発明は上述の各実施形態に限定される
ものではない。たとえば、上述の第2および第4実施形
態では、回転駆動部64,84またはモータMのどちら
か一方の駆動が制御されて、上面洗浄部60および下面
洗浄部80またはウエハWの回転速度が変更されること
により、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,8
6の見かけ上の移動方向が反転される。しかしながら、
回転駆動部64,84およびモータMの両方の駆動が制
御されて、上面洗浄部60および下面洗浄部80ならび
にウエハWの回転速度が変更されることによって、ウエ
ハWの周縁部に対する洗浄ブラシ66,86の見かけ上
の移動方向が反転されてもよいのはもちろんである。
【0072】また、上述の実施形態では、ウエハWとの
接触部が十字状となる洗浄ブラシ66,86を例にとっ
て説明しているが、たとえば、ウエハWとの接触部がほ
ぼ平坦面となる洗浄ブラシを用いるようにしてもよい。
ただし、上述の洗浄ブラシ66,86のように、ウエハ
Wとの接触面に突条部111,112のような凸部が設
けられていれば、ウエハWの周縁部にオリフラやノッチ
などの切欠部が形成されている場合に、突条部111,
112の稜線部付近が切欠部に入り込み易く、切欠部の
端面をより良好に洗浄することができるので好ましい。
【0073】さらに、上述の実施形態では、洗浄ブラシ
66,86を含む両面洗浄装置9を移動させることによ
って、洗浄ブラシ66,86をウエハWの上面および下
面に接触させている。しかし、たとえば、両面洗浄装置
9およびウエハWを保持する保持ハンド10,30の両
方を移動させることによって、洗浄ブラシ66,86を
ウエハWの上面および下面に接触させてもよい。
【0074】さらにまた、ウエハWの上面および下面の
両面を洗浄する両面洗浄装置9を備えるウエハ洗浄装置
を例にとっているが、本発明は、たとえばウエハWの上
面および下面のうちいずれか一方の面を洗浄する片面洗
浄装置を備えるウエハ洗浄装置に対しても適用すること
ができる。この場合、たとえば片面洗浄装置を固定した
ままウエハWを保持する保持ハンド10,30を移動さ
せることによって、洗浄ブラシをウエハWの表面に接触
させるようにしてもよい。
【0075】また、ウエハWに洗浄液を供給するための
ノズル7,8を、洗浄ブラシ66,86の中央部分に設
けるのではなく、洗浄ブラシ66,86から離れた位置
に設けるようにしてもよい。さらに、上述の実施形態で
は、ウエハWを保持し回転させるための構成としてウエ
ハWを端面にて保持しつつ回転させることのできる保持
ローラ13,33を用いる場合について説明している
が、片面洗浄装置を備えるウエハ洗浄装置においては、
たとえば、ウエハWの上面または下面を真空吸着してウ
エハWを保持しつつ回転させることのできるバキューム
チャックを用いてもよい。
【0076】また、本発明がウエハWを洗浄する装置に
適用される場合を例にとって説明しているが、本発明
は、たとえばウエハWの表面に対して洗浄以外の処理を
施すウエハ処理装置に対しても適用することができる。
さらに、ウエハWのような円形基板だけでなく、液晶表
示装置用ガラス基板やPDP用ガラス基板などの角形基
板を処理する装置に対しても適用することができる。こ
の場合、角形基板の表面を洗浄する洗浄部材として、た
とえば上述の上面洗浄部60および下面洗浄部80を用
いるとき、上面洗浄部60および下面洗浄部80の洗浄
領域の直径は、角形基板が回転する際の軌跡が描く円の
半径(回転半径)以上に設定する方が好ましい。このよ
うにすれば、上面洗浄部60および下面洗浄部80と角
形基板とを相対的に移動させなくても、角形基板の上面
全域および下面全域を洗浄することができる。また、角
形基板においては、基板の各辺が基板の切欠部の縁部に
相当する。
【0077】その他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板処理装置であるウエ
ハ洗浄装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1に示される構成を図1のA方向から見た側
面図である。
【図3】下面洗浄部の構成を示す平面図である。
【図4】図3のIV-IV 断面図である。
【図5】ウエハ洗浄装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【図6】第1実施形態にかかるスクラブ洗浄処理の流れ
を説明するためのフローチャートである。
【図7】ウエハの周縁部にノッチが形成されている場合
におけるウエハ端面の洗浄の様子について説明するため
の図解図である。
【図8】ウエハの周縁部にオリフラが形成されている場
合におけるウエハ端面の洗浄の様子について説明するた
めの図解図である。
【図9】第2実施形態にかかるスクラブ洗浄処理の流れ
を説明するためのフローチャートである。
【図10】第2実施形態にかかるスクラブ洗浄処理にお
けるウエハおよび洗浄ブラシの回転状態を示す図解図で
ある。
【図11】第3実施形態にかかるスクラブ洗浄処理にお
けるウエハおよび洗浄ブラシの回転状態を示す図解図で
ある。
【図12】第4実施形態にかかるスクラブ洗浄処理にお
けるウエハおよび洗浄ブラシの回転状態を示す図解図で
ある。
【図13】従来のウエハ洗浄装置の構成を示す平面図で
ある。
【図14】図13に示される構成を図13のZ方向から
見た側面図である。
【図15】ウエハの周縁部にノッチが形成されている場
合のウエハ端面の洗浄むらについて説明するための図解
図である。
【図16】ウエハの周縁部にオリフラが形成されている
場合のウエハ端面の洗浄むらについて説明するための図
解図である。
【符号の説明】
6 基板保持装置(基板保持手段) 7,8 洗浄液供給ノズル(洗浄液供給手段) 13 保持ローラ(基板保持手段) 33 保持ローラ(基板保持手段、駆動ローラ) 60 上面洗浄部 80 下面洗浄部 66,86 洗浄ブラシ(スクラブ部材) 64,84 回転駆動部(スクラブ部材回転駆動源) 65,85 昇降駆動部(移動手段) 67,87 洗浄液供給路(洗浄液供給手段) 68,88 洗浄液供給源 69,89 洗浄液供給弁(洗浄液供給手段) 111,112 突条部(凸部) 120 制御部 O 回転軸線 M モータ(基板回転駆動源) W ウエハ(基板)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁部に切欠部を有する基板を保持する基
    板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板を回転させるための
    基板回転駆動源と、 上記切欠部の基板回転半径方向の幅以上の回転直径を有
    し、上記基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿う回転
    軸を中心に回転可能に設けられ、上記基板の表面をスク
    ラブ洗浄するスクラブ部材と、 上記スクラブ部材を回転させるためのスクラブ部材回転
    駆動源と、 上記基板に対して洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、 上記基板回転駆動源およびスクラブ部材回転駆動源のう
    ち少なくともいずれか一方の駆動源を制御して、上記基
    板の切欠部の縁部に対するスクラブ部材のスクラブ方向
    を変更するスクラブ変更部とを備えたことを特徴とする
    基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記スクラブ部材は、上記基板の回転半径
    以上の回転直径を有するものであることを特徴とする請
    求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記スクラブ変更部は、上記スクラブ部材
    回転駆動源を制御して、上記スクラブ部材の回転速度を
    変更するスクラブ部材回転速度変更部を含むものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装
    置。
  4. 【請求項4】上記スクラブ部材回転速度変更部は、上記
    切欠部の縁部におけるスクラブ部材のスクラブ方向が反
    転するように、上記スクラブ部材の回転速度を変更する
    ものであることを特徴とする請求項3記載の基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】上記スクラブ部材回転速度変更部は、スク
    ラブ部材の回転速度を正負切換えするものであることを
    特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】上記スクラブ変更部は、上記基板回転駆動
    源を制御して、上記基板の回転速度を変更する基板回転
    速度変更部を含むものであることを特徴とする請求項1
    または2記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】上記基板回転速度変更部は、上記切欠部の
    縁部におけるスクラブ部材のスクラブ方向が反転するよ
    うに、上記基板の回転速度を変更するものであることを
    特徴とする請求項6記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】上記基板回転速度変更部は、基板の回転速
    度を正負切換えするものであることを特徴とする請求項
    7記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】上記基板とスクラブ部材とが互いに接近お
    よび離隔されるように、上記基板保持手段または上記ス
    クラブ部材を移動させる移動手段と、上記スクラブ変更
    部がスクラブ方向を変更するのに先立って、上記基板と
    スクラブ部材とを互いに離隔させるように上記移動手段
    を制御する制御部とをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれかに記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】上記基板保持手段は、基板の端面に当接
    しつつ回転し、ローラ回転源の駆動力を伝達されて回転
    駆動される駆動ローラを含む少なくとも3つの保持ロー
    ラを有するものであることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれかに記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】上記スクラブ部材は、基板の両面をスク
    ラブ洗浄するものであることを特徴とする請求項1ない
    し10のいずれかに記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】上記スクラブ部材は、基板との接触面側
    に凸部を有するものであることを特徴とする請求項1な
    いし11のいずれかに記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】基板保持手段に保持された切欠部を有す
    る基板を回転させる基板回転工程と、 上記基板に対して洗浄液を供給する洗浄液供給工程と、 上記基板の表面に対してほぼ垂直な方向に沿う回転軸を
    中心に、上記切欠部の基板回転方向の幅以上の回転直径
    を有するスクラブ部材を回転させるスクラブ部材回転工
    程と、 上記スクラブ部材を上記基板に接触させる第1接触工程
    と、 この第1接触工程の後に、上記基板の切欠部の縁部に対
    するスクラブ部材のスクラブ方向を変更するスクラブ変
    更工程と、 このスクラブ変更工程の後に、上記スクラブ部材を上記
    基板から離隔させる第1離隔工程とを備えたことを特徴
    とする基板処理方法。
  14. 【請求項14】上記第1接触工程とスクラブ変更工程と
    の間に、上記スクラブ部材を上記基板から離隔させる第
    2離隔工程と、 上記スクラブ変更工程と第1離隔工程との間に、上記ス
    クラブ部材を上記基板に接触させる第2接触工程とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項13記載の基板処理
    方法。
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