JPH10331743A - 内燃機関の燃料分配管構造 - Google Patents

内燃機関の燃料分配管構造

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JPH10331743A
JPH10331743A JP9155883A JP15588397A JPH10331743A JP H10331743 A JPH10331743 A JP H10331743A JP 9155883 A JP9155883 A JP 9155883A JP 15588397 A JP15588397 A JP 15588397A JP H10331743 A JPH10331743 A JP H10331743A
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pipe
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fuel delivery
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタのオン、オフにかかわらず大き
な放射音の発生を抑制できる内燃機関の燃料分配管構造
を提供する。 【解決手段】 インジェクタ3が取り付けられた第1の
パイプ用板金7の板本体7aに対向する第2のパイプ用
板金8の板本体8aが断面視略円弧で、かつ長手方向に
延びる湾曲形状をなしている。このため、第2のパイプ
用板金8ひいてはフューエルデリバリーパイプ4の面剛
性が大きくなる。インジェクタ3がオン、オフしてフュ
ーエルデリバリーパイプ4内で脈動が発生しても、フュ
ーエルデリバリーパイプ4の面剛性が大きいことによ
り、フューエルデリバリーパイプ4が前記脈動により撓
むようなことが抑制され、ひいては大きな放射音が発生
するようなことを避けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れる内燃機関の燃料分配管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の燃料分配管構造の一例
として図11及び図12に示すものがある。図11及び
図12において、4気筒のエンジン1の各気筒2に対応
してインジェクタ3が配置されている。エンジン1に
は、4つのインジェクタ3(便宜上、適宜、第1、第
2、第3、第4のインジェクタ3a,3b,3c,3d
という。)を接続するフューエルデリバリーパイプ4が
配置されている。フューエルデリバリーパイプ4の一端
側(第1のインジェクタ3aを配置した部分)にはフュ
ーエルパイプ5の一端側が接続されている。フューエル
パイプ5の他端側には、図示しないフューエルフィルタ
及びフューエルポンプが接続されている。図12中、6
はインジェクタ3を駆動するためにインジェクタ3に接
続されたカプラである。
【0003】フューエルデリバリーパイプ4は、断面略
コ字形の2つの板金(第1、第2のパイプ用板金)7,
8を有している。第1、第2のパイプ用板金7,8は、
それぞれ、平板状の矩形の板本体7a,8aとこの板本
体7a,8aの両側部に垂設された側板7b,8bとを
備える。フューエルデリバリーパイプ4は、第1のパイ
プ用板金7の板本体7aに第2のパイプ用板金8の板本
体8aを対向させ、かつ互いの側板7b,8bを重ねて
略パイプ状に構成されている。また、フューエルデリバ
リーパイプ4の両端部も上記両側部と同様の構造となっ
ている。第1のパイプ用板金7の板本体7aには、この
板本体7aに形成された4つの孔7cに、各インジェク
タ3に設けられた略筒状のソケット9が嵌挿されること
により前記4つのインジェクタ3(3a,3b,3c,
3d)が取り付けられている。なお、この燃料分配管構
造は、フューエルデリバリーパイプ4にリターンパイプ
を接続しておらず、いわゆるリターンレスタイプになっ
ている。
【0004】そして、図示しないフューエルタンクから
フューエルポンプでくみ上げられた燃料がフューエルフ
ィルタで浄化されて、フューエルデリバリーパイプ4に
送られ、さらにインジェクタ3が図示しないコンピュー
タに制御され所望量の燃料を各気筒2に噴射するように
なっている。なお、インジェクタ3の噴射量制御は、エ
ンジン1の状態を検出する各種センサ(図示省略)から
の信号に基づいて噴射時間を決定し、この決定された噴
射時間にわたって燃料を噴射するようにして行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した内
燃機関の燃料分配管構造では、インジェクタ3がオン、
オフすると、フューエルデリバリーパイプ4内で脈動が
発生し、これに伴いフューエルデリバリーパイプ4が容
易に撓んで大きな放射音が発生する。
【0006】また、インジェクタ3の噴射量は、インジ
ェクタ3の噴射時間によって制御されているため、各気
筒2でフューエル温度、圧力が異なると、噴射量(重量
流量)が変化し、各気筒2で出力、排ガスがばらつき、
これにより制御精度が劣ったものになってしまうことか
ら、各気筒2でフューエル温度、圧力が略一定であるこ
とが望まれている。
【0007】しかしながら、上述した従来技術では、エ
ンジン1に取り付けられているフューエルデリバリーパ
イプ4がエンジン1の熱によって加熱され、図13の
(a)部及び(b)部に示すように、第1のインジェク
タ3aを配置した部分から第4のインジェクタ3dを配
置した部分に向かってフューエル温度が高くなる。ま
た、インジェクタ3のオン、オフ(開閉)によりフュー
エルデリバリーパイプ4内の圧力が変動するが、フュー
エルパイプ5が接続される側(第1のインジェクタ3a
を配置した部分)ではフューエルパイプ5に接続される
フューエルホース10により、前記圧力の一部が吸収さ
れることにより、フューエルデリバリーパイプ4内の圧
力は、図13の(c)部に示すように、第1のインジェ
クタ3aを配置した部分から第4のインジェクタ3dを
配置した部分に向かって高くなる。そして、上述したよ
うに第1のインジェクタ3aを配置した部分から第4の
インジェクタ3dを配置した部分に向かってフューエル
温度及び圧力が高くなることにより、各気筒2でフュー
エル温度、圧力が異なったものになり、これにより各気
筒2で出力、排ガスがばらついて制御精度が劣ったもの
になってしまう。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、インジェクタのオン、オフにかかわらず大きな放射
音の発生を抑制できる内燃機関の燃料分配管構造を提供
することを目的とする。また、本発明の他の目的は、フ
ューエルデリバリーパイプ内のインジェクタ配置部分の
フューエル温度及び圧力を均一化して制御精度の向上を
図ることができる内燃機関の燃料分配管構造を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
断面視略矩形をなし一面部に複数本のインジェクタが取
り付けられるフューエルデリバリーパイプを備えた内燃
機関の燃料分配管構造において、フューエルデリバリー
パイプの前記一面部に対向する面部は、断面視略円弧を
なしかつ長手方向に延びる湾曲形状に構成したことを特
徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、断面視略矩形をな
し一面部に複数本のインジェクタが取り付けられるフュ
ーエルデリバリーパイプを備えた内燃機関の燃料分配管
構造において、フューエルデリバリーパイプの前記一面
部に対向する面部に長手方向に延びるビードを形成した
ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、断面視略矩形をな
し一面部に複数本のインジェクタが取り付けられるフュ
ーエルデリバリーパイプを備えた内燃機関の燃料分配管
構造において、フューエルデリバリーパイプの前記一面
部に対向する面部に、フューエルパイプ又はブーストパ
イプを接合したことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、断面視略矩形をな
し一面部に複数本のインジェクタが取り付けられるフュ
ーエルデリバリーパイプを備えた内燃機関の燃料分配管
構造において、フューエルパイプを前記フューエルデリ
バリーパイプの長手方向の略中間部分に接続したことを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
の内燃機関の燃料分配管構造を図1ないし図7に基づい
て説明する。なお、図11ないし図13に示す部材、部
分と同等の部材、部分についての説明は、適宜、省略す
る。
【0014】この第1の実施の形態では、第1のパイプ
用板金7の板本体7a(一面部)に対向する第2のパイ
プ用板金8の板本体8a(一面部に対向する面部)は、
図1及び図7に示すように、断面視略円弧で、かつ長手
方向に延びる湾曲形状をなしている。第2のパイプ用板
金8の板本体8aが、上述したような湾曲形状を構成し
ていることにより第2のパイプ用板金8ひいてはフュー
エルデリバリーパイプ4の面剛性が大きくなっている。
【0015】第1〜第4のインジェクタ3a〜3dは、
図2及び図3に示すように、フューエルデリバリーパイ
プ4の長手方向に沿って配置されており、その長手方向
中心線(インジェクタ3の配置中心線)は、図5に示す
ように、フューエルデリバリーパイプ4の長手方向中心
線(パイプの中心線)に対して、フューエルデリバリー
パイプ4の長手方向と直交する方向(幅方向)にオフセ
ットされたものになっている。
【0016】フューエルデリバリーパイプ4(第2のパ
イプ用板金8の板本体8a)における第2、第3のイン
ジェクタ3b,3cの間の部分(フューエルデリバリー
パイプ4の略中間部分)にフューエルパイプ5の一端部
が接続されている。フューエルパイプ5の一端部の接続
箇所は、図5に示すように、前記パイプの中心線に対し
てフューエルデリバリーパイプ4の長手方向と直交する
方向(幅方向)にオフセットされたものになっている。
【0017】さらに、第1のパイプ用板金7には、図
4、図5及び図6に示すようにフューエルデリバリーパ
イプ取付用ブラケット11、インジェクタ回り止め用ブ
ラケット12、ステー13及び前記ソケット9が取り付
けられている。そして、図3及び図4に示すように、フ
ューエルデリバリーパイプ取付用ブラケット11の孔を
挿通されたボルト14がエンジン1側に螺合されること
によりフューエルデリバリーパイプ4がエンジン1側に
支持されている。
【0018】インジェクタ回り止め用ブラケット12
は、インジェクタ3のカプラ6に接続されるカプラ(図
示せず)に係合することにより、インジェクタ3の回り
止めを果たすようになっている。第1のパイプ用板金7
に取り付けられたステー13は、その先端側がフューエ
ルパイプ5に係止されており、フューエルパイプ5を支
持している。図2中、15はスロットルボディー、16
はモジュレータ、17はヘッドカバーを示す。図3中、
18はスティフナ、19はインテークマニホールドであ
る。
【0019】上述したように構成した内燃機関の燃料分
配管構造では、第2のパイプ用板金8の板本体8aが断
面視略円弧で、かつ長手方向に延びる湾曲形状をなして
おりフューエルデリバリーパイプ4の面剛性が大きくな
っている。このため、インジェクタ3がオン、オフして
フューエルデリバリーパイプ4内で脈動が発生しても、
フューエルデリバリーパイプ4の面剛性が大きいことに
より、フューエルデリバリーパイプ4が前記脈動により
撓むようなことが抑制され、ひいては大きな放射音が発
生するようなことを避けることが(放射音を低下)でき
る。
【0020】さらに、フューエルデリバリーパイプ4
(第2のパイプ用板金8の板本体8a)における第2、
第3のインジェクタ3b,3cの間の部分(フューエル
デリバリーパイプ4の略中間部分)にフューエルパイプ
5の一端部を接続している。このため、後述する図10
の(a)部及び(b)部に示すように、フューエル温度
は第2、第3のインジェクタ3b,3cを配置した部分
で低く、第1、第4のインジェクタ3a,3dを配置し
た部分で高くなるものの、温度上昇割合は、フューエル
デリバリーパイプ4の端側にフューエルパイプ5を接続
した上述した従来技術に比して略1/2になる(すなわ
ち、温度の均一化が図られる)。また、図10の(c)
部に示すように、圧力は第2、第3のインジェクタ3
b,3cを配置した部分で低く、第1、第4のインジェ
クタ3a,3dを配置した部分で高くなるものの、圧力
上昇割合は、フューエルデリバリーパイプ4の端部側に
フューエルパイプ5を接続した上述した従来技術に比し
て略1/2になる(すなわち、圧力の均一化が図られ
る)。
【0021】そして、上述したようにフューエル温度及
び圧力の上昇割合が、従来技術に比して略1/2になる
(すなわち、フューエル温度及び圧力の均一化が図られ
る)ので、各インジェクタ3(第1〜4のインジェクタ
3a〜3d)の噴射量が1/2になって、その分、各気
筒2での出力、排ガスのばらつきが抑制されて制御精度
の向上が図られることになる。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態を図8に
基づいて説明する。この第2の実施の形態は、第2のパ
イプ用板金8の板本体8aが平板状をなしており、その
板本体8aには、第1のパイプ用板金7側に膨出して、
長手方向に延びるビード20が形成されており、このよ
うにビード20を設けたことが、前記第1の実施の形態
と異なったものになっている。
【0023】この第2の実施の形態では、第2のパイプ
用板金8の板本体8aに長手方向に延びるビード20が
形成されているので、フューエルデリバリーパイプ4の
面剛性が大きくなる。このため、インジェクタ3がオ
ン、オフしてフューエルデリバリーパイプ4内で脈動が
発生しても、フューエルデリバリーパイプ4の面剛性が
大きいことにより、フューエルデリバリーパイプ4が前
記脈動により撓むようなことが抑制され、ひいては大き
な放射音が発生するようなことを避けることができる。
【0024】次に、本発明の第3の実施の形態を図9に
基づいて説明する。この第3の実施の形態は、第2のパ
イプ用板金8の板本体8aが平板状をなしており、その
板本体8aにフューエルパイプ5をロー付け接合してい
る。そして、板本体8aにフューエルパイプ5をロー付
け接合していることにより、第2のパイプ用板金8ひい
てはフューエルデリバリーパイプ4の面剛性が大きくな
る。
【0025】この第3の実施の形態では、上述したよう
にフューエルデリバリーパイプ4の面剛性が大きいの
で、インジェクタ3がオン、オフしてフューエルデリバ
リーパイプ4内で脈動が発生しても、フューエルデリバ
リーパイプ4の面剛性が大きいことにより、フューエル
デリバリーパイプ4が前記脈動により撓むようなことが
抑制され、ひいては大きな放射音が発生するようなこと
を避けることができる。なお、本実施の形態では、板本
体8aにフューエルパイプ5をロー付け接合する場合を
例にしたが、フューエルパイプ5に代えてブーストパイ
プ(図示省略)をロー付け接合するように構成してもよ
い。また、フューエルパイプ5(又はブーストパイプ)
の板本体8aへの接合はロー付け接合に限定されるもの
ではなく、溶接、ボルト締め等の他の接合手段により接
合してもよい。
【0026】次に、本発明の第4の実施の形態を図10
に基づいて説明する。この第4の実施の形態は、第1の
実施の形態と同様に、フューエルデリバリーパイプ4
(第2のパイプ用板金8の板本体8a)における第2、
第3のインジェクタ3b,3cの間の部分(フューエル
デリバリーパイプ4の長手方向の略中間部分)にフュー
エルパイプ5の一端部が接続されている。
【0027】この第4の実施の形態では、フューエルデ
リバリーパイプ4(第2のパイプ用板金8の板本体8
a)における第2、第3のインジェクタ3b,3cの間
の部分(フューエルデリバリーパイプ4の略中間部分)
にフューエルパイプ5の一端部を接続しているので、図
10の(a)部及び(b)部に示すように、フューエル
温度は第2、第3のインジェクタ3b,3cを配置した
部分で低く、第1、第4のインジェクタ3a,3dを配
置した部分で高くなるものの、温度上昇割合は、フュー
エルデリバリーパイプ4の端部側にフューエルパイプ5
を接続した上述した従来技術に比して略1/2になる
(すなわち、温度の均一化が図られる)。また、図10
の(c)部に示すように、圧力は第2、第3のインジェ
クタ3b,3c配置部分で低く、第1、第4のインジェ
クタ3a,3d配置部分で高くなるものの、圧力上昇割
合は、フューエルデリバリーパイプ4の端部側にフュー
エルパイプ5を接続した上述した従来技術に比して略1
/2になる(すなわち、圧力の均一化が図られる)。
【0028】そして、上述したようにフューエル温度及
び圧力の上昇割合が、従来技術に比して略1/2になる
(すなわち、フューエル温度及び圧力の均一化が図られ
る)ので、各インジェクタ3(第1〜4のインジェクタ
3a〜3d)の噴射量が略1/2になって、その分、各
気筒2での出力、排ガスのばらつきが抑制されて制御精
度の向上が図られることになる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、フューエルデリ
バリーパイプのインジェクタが取り付けられる一面部に
対向する面部が、断面視略円弧をなしかつ長手方向に延
びる湾曲形状に構成していてフューエルデリバリーパイ
プの面剛性が大きくなっているので、インジェクタがオ
ン、オフしてフューエルデリバリーパイプ内で脈動が発
生しても、フューエルデリバリーパイプの面剛性が大き
いことにより、フューエルデリバリーパイプが前記脈動
により撓むようなことが抑制され、ひいては大きな放射
音が発生するようなことを避けることができる。
【0030】請求項2記載の発明は、フューエルデリバ
リーパイプのインジェクタが取り付けられる一面部に対
向する面部に長手方向に延びるビードを形成しており、
面剛性が大きくなっているので、フューエルデリバリー
パイプの撓み変形が抑制され、ひいては大きな放射音が
発生するようなことを避けることができる。
【0031】請求項3記載の発明は、フューエルデリバ
リーパイプのインジェクタが取り付けられる一面部に対
向する面部にフューエルパイプ又はブーストパイプを接
合してフューエルデリバリーパイプの面剛性が大きくな
るので、フューエルデリバリーパイプの撓み変形が抑制
され、ひいては大きな放射音が発生するようなことを避
けることができる。
【0032】請求項4記載の発明は、フューエルパイプ
をフューエルデリバリーパイプの長手方向の略中間部分
に接続しているので、フューエル温度がフューエルデリ
バリーパイプ内でフューエルパイプの接続部分で低く、
端部側で高くなるものの、温度上昇割合が、フューエル
デリバリーパイプの端部側にフューエルパイプを接続し
た従来技術に比して略1/2になって温度の均一化が図
られる。また、圧力上昇割合が、上述した従来技術に比
して略1/2になって圧力の均一化が図られる。このよ
うにフューエル温度及び圧力について均一化が図られる
ため、インジェクタに対応した各気筒での出力、排ガス
のばらつきが抑制されて制御精度の向上が図られること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す部分断面図で
ある。
【図2】図1の燃料分配管構造が用いられる内燃機関を
示す斜視図である。
【図3】図1のフューエルデリバリーパイプ及びその配
置部分を示す斜視図である。
【図4】図1のフューエルデリバリーパイプを示す正面
図である。
【図5】図4の下面図である。
【図6】図1のフューエルデリバリーパイプの取付部分
を示す図である。
【図7】図1のフューエルデリバリーパイプの断面図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す部分断面図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す部分断面図で
ある。
【図10】本発明の第4の実施の形態を模式的に示す図
である。
【図11】従来の燃料分配管構造が用いられる内燃機関
の一例を示す斜視図である。
【図12】図11の燃料分配管構造を示す部分断面図で
ある。
【図13】従来の燃料分配管構造の他の例を模式的に示
す図である。
【符号の説明】
3 インジェクタ 4 フューエルデリバリーパイプ 8 第2のパイプ用板金 8a 板本体 20 ビード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面視略矩形をなし一面部に複数本のイ
    ンジェクタが取り付けられるフューエルデリバリーパイ
    プを備えた内燃機関の燃料分配管構造において、フュー
    エルデリバリーパイプの前記一面部に対向する面部は、
    断面視略円弧をなしかつ長手方向に延びる湾曲形状に構
    成したことを特徴とする内燃機関の燃料分配管構造。
  2. 【請求項2】 断面視略矩形をなし一面部に複数本のイ
    ンジェクタが取り付けられるフューエルデリバリーパイ
    プを備えた内燃機関の燃料分配管構造において、フュー
    エルデリバリーパイプの前記一面部に対向する面部に長
    手方向に延びるビードを形成したことを特徴とする内燃
    機関の燃料分配管構造。
  3. 【請求項3】 断面視略矩形をなし一面部に複数本のイ
    ンジェクタが取り付けられるフューエルデリバリーパイ
    プを備えた内燃機関の燃料分配管構造において、フュー
    エルデリバリーパイプの前記一面部に対向する面部に、
    フューエルパイプ又はブーストパイプを接合したことを
    特徴とする内燃機関の燃料分配管構造。
  4. 【請求項4】 断面視略矩形をなし一面部に複数本のイ
    ンジェクタが取り付けられるフューエルデリバリーパイ
    プを備えた内燃機関の燃料分配管構造において、フュー
    エルパイプを前記フューエルデリバリーパイプの長手方
    向の略中間部分に接続したことを特徴とする内燃機関の
    燃料分配管構造。
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