JPH10328755A - プリント基板打抜き用金型の構造 - Google Patents

プリント基板打抜き用金型の構造

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JPH10328755A
JPH10328755A JP9159284A JP15928497A JPH10328755A JP H10328755 A JPH10328755 A JP H10328755A JP 9159284 A JP9159284 A JP 9159284A JP 15928497 A JP15928497 A JP 15928497A JP H10328755 A JPH10328755 A JP H10328755A
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JP
Japan
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die
punching
shape
punch
printed circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9159284A
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English (en)
Inventor
Shigeo Naito
繁夫 内藤
Haruyasu Sugiura
晴保 杉浦
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅が狭く、細長いプリント基板に長さが50
mm以上,幅が2mm以下の長寸で細幅のスリット穴が並行
して隣接設定されているものをプリント基板打抜き用金
型で打抜く場合、従来は金型強度が弱くなり金型破損し
たり、抜きかす詰りで作業トラブルが発生し金型寿命が
短くなっていた。また、精度不良、外観不良が20〜3
0%発生し品質が不安定であった。 【解決手段】 本発明では、前記の問題を解決するた
め、プリント基板打抜き用下金型の穴抜きポンチとスト
リッパープレートに鍔を設ける。さらに長寸で細幅のス
リット穴の抜きかすを切断し分割する補強分割板を下金
型に取り付けることにより金型強度がアップし金型破損
がなくなり金型寿命が従来の5〜10倍に伸びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板をプレ
ス打抜き加工するためのプリント基板打抜き用金型の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から回路導体、ソルダーレジスト,
マーキング,金属めっきなどの形成された図3に示すよ
うな細長いプリント基板の丸穴12,スリット穴13お
よびプリント基板の外形14を、プレス加工機に取り付
けられたプリント基板打抜き用金型で通常は1ショット
(工程ともいう)でプレス打抜き加工をしている。ただ
し、長寸で細幅のスリット穴15の打抜きは2ショット
としている。
【0003】次に、一般的1ショット加工として用いら
れているプリント基板打抜き用金型を図4に基づいて概
略を説明する。まず、上金型50はポンチ矢55を正し
い位置に案内、保護しながら上下移動をするシェダー5
1、前記のシェダー51の外周全体の水平方向の位置決
め案内する外周抜きダイ52、プリント基板の穴抜きを
するためのポンチ矢55を水平方向と垂直方向の位置決
めをし固定するポンチプレート53とが備えられ、上金
型の全体はパンチホルダー54で保持される構造となっ
ている。この前記の上金型50はプレス加工機のスライ
ド機構部の上金型保持具に取り付けられる。
【0004】図4と図3に基づいて、下金型40の詳細
について説明する。プリント基板Pを下金型40の上部
表面に位置決め保持し上金型50とで所望する丸穴1
2,スリット穴13,およびプリント基板の外形14な
どを抜くための穴抜きポンチ41、前記の穴抜きポンチ
41の外周全体とストリッパー42の内周とが嵌合状態
を保ちながら水平方向の位置決めをし、ストリッパー4
2の上下運動の際の案内をする。さらに、ストリッパー
プレート42はプリント基板Pから打抜かれた外周縁材
Qを有効なプリント基板部から分離し跳ね上げさせる。
この下刃型と呼ばれる穴抜きポンチ41とストリッパー
プレート42とを支え保持する敷板43と、下金型40
の全体を保持するダイホルダー46とで構成されてい
る。この下金型40のダイホルダー46をプレス加工機
のボルスター部に取り付けて下金型40の全体を固定
し、プレス加工機の垂直方向のスライド機構部の上金型
保持具に取り付けた上金型50が上下運動をして、下金
型40にある穴抜きポンチ41の上面の正しい位置に設
置したプリント基板Pに丸穴12,スリット穴13のプ
レスによる穴あけとプリント基板Pの外形14とが打抜
き加工される。
【0005】しかし、図3に示すようなスリット穴の長
さlが50mm以上,スリット穴の幅wが2mm以下となっ
ている単独の長寸で細幅のスリット穴15や、さらに前
記の長寸で細幅のスリット穴15が並行して隣接設定さ
れている長寸で細幅のスリット穴15を有するプリント
基板Pを打抜き加工する金型の場合は、第1の打抜き用
金型と第2の打抜き用金型の2つの金型に分けて、2シ
ョット(工程)のプレス打抜き加工を実施している。前
記の長寸で細幅のスリット穴15の1個の穴を部分的な
分割や並行して隣接設定されている長寸で細幅のスリッ
ト穴15を交互に第1の打抜き用金型と第2の打抜き用
金型とに分割してプリント基板打抜き金型を製作し、プ
リント基板Pを2ショットで打抜き加工をすることによ
り金型の打抜き衝撃,耐圧加重に対して強度アップし金
型の破損を防止するとともに、プリント基板Pの長寸で
細幅のスリット穴15の打抜き加工をしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、図3に示す
ような幅の狭い、細長いプリント基板Pをプリント基板
打抜き用金型で打抜く場合、穴抜きポンチ41の外周
と、ストリッパープレート42の内周とが嵌合状態を保
ちながら上下に運動をする。特に、穴抜きポンチ41を
敷板43に固定するには固定ノックピン,取付ボルトが
必要となるがプリント基板Pの幅が狭いため、取付スペ
ースがなく取付本数を少なくするか固定ノックピン,取
付ボルトのサイズを小さくすることになり強度不足によ
る金型破損が生じる。
【0007】長寸で細幅のスリット穴が多数並行して隣
接設定されているプリント基板Pをプリント基板打抜き
用金型で打抜く場合、長寸で細幅のスリット穴15の1
個を2つの金型に部分的に分割して配置したり、並行配
列されている2個以上の長寸で細幅のスリット穴15を
異なる2つの金型に分割して配置させることは、金型の
耐圧強度不足による金型破損の問題は解決されるが、他
に打抜き穴の仕上り精度,位置精度,関連寸法精度,仕
上り穴の断面状態不良,外観不良などの多数の問題が残
っている。さらに、打抜き加工が2ショットであるため
作業効率が悪く、また、長寸で細幅のスリット穴15の
前記記載の精度不良,穴断面不良が20〜30%と多く
なっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では前記の問題点
を解決するため、図1に示すような、穴抜きポンチ41
の外周部に、ストリッパープレート42の内周部と嵌合
状態を保ちながら上下運動のできるL字形,逆L字形,
コ字形などの鍔を設け、前記の穴抜きポンチの鍔47の
部分に固定ノックピン48,取付ボルト49を配置し敷
板43と固定させる。
【0009】図2に示すようにプリント基板打抜き用下
金型40の敷板43の上面内部に長寸で細幅のスリット
穴15の打抜かれたかすを切断し分割するため、および
前記穴抜きポンチ41と敷板43を補強するための補強
分割板45を設ける。または、長寸で細幅のスリット穴
15の打抜かれたかすを切断し分割するための補強分割
板45を穴抜きポンチ41の下面内部に設けてもほぼ同
等の目的を達成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本発明では、図3に示すよ
うな特に次の仕様条件が指定されているプリント基板
P,スリット穴の長さl1=40mm,l2=233mm,ス
リット穴の幅w=1mm,スリット穴ピッチ=6.8mm,
並行スリット穴数=2個,板厚=1.0mm,プリント基
板寸法=248×19.4mmの設定である場合を考慮し
て、発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】本発明の下金型40については図2に基づ
いて説明する。プリント基板Pを下金型40の穴抜きポ
ンチ41の上部表面に位置決め保持し、図3で示す丸穴
12,スリット穴13や長寸で細幅のスリット穴15な
どを抜くための穴抜きポンチ41と、プリント基板Pか
ら打抜かれた外周縁材Qを有効なプリント基板部から分
離し上昇させるストリッパープレート42と、前記の穴
抜きポンチ41とストリッパープレート42とを支え保
持するための敷板43が備えられ、さらに前記穴抜きポ
ンチ41と敷板43を補強し、スリット穴の抜きかすを
分割するための補強分割板45と、下金型40の全体を
保持するダイホルダー46とで構成されている。
【0012】穴抜きポンチ41の上面外周部のサイズ
は、図3で設定されるプリント基板寸法=248×1
9.4mmの外形14を抜くため寸法規制されるが、図1
で示すように固定ノックピン48,取付ボルト49を取
付けるスペースを段付のL字形としたプリント基板寸法
指定範囲外に穴抜きポンチの鍔47を設ける。すなわ
ち、穴抜きポンチ41全体は凸形状となるようにL字型
の鍔を外周部に設定する。この鍔つきの穴抜きポンチ4
1と嵌合状態,水平状態を保ちながら上下運動をするス
トリッパープレート42にも前記鍔つきの穴抜きポンチ
41と嵌合する逆L字形の鍔つきストリッパプレートと
することもできる。この形状についてはL字形の他に逆
L字形,コ字形,凸凹形などもある。
【0013】前記の下金型40の敷板43の材料は切削
加工性,柔軟性,耐圧強度に優れた炭素鋼のS55C、
または炭素工具鋼のSK3を使用する。この敷板43の
金属材料厚みは20mmとする。長寸で細幅のスリット穴
15の長さl2=233mmの打抜かれたかすを30〜5
0mmの長さに切断し分割するため5本の補強分割板45
で6分割させるため、前記の敷板43の上面から深さ5
mmまでの箇所にU字溝を形成し、そのU字溝に厚み1.
5mm,幅5mm,長さ100mmの補強分割板45を圧入し
て固定する。
【0014】補強分割板45の材質は硬度の硬い高速度
工具鋼SKH51でロックウェル硬度HRC60°〜6
2°の金属材料またはハイス鋼の金属材料を使用し、刃
先となる先端の断面は山型形状とした補強分割板45に
する。上記の如く長寸(l2=233mm)で打抜かれた
かすを6分割し、約40mmの長さに切断し分割するため
抜きかすの除去処理が簡単になり、厚み×幅×長さ=1
5×5×100mmの補強分割板45を5本を敷板43の
上面内部に圧入することにより敷板43の強度の他に下
金型40全体が耐圧強度アップし、1ショットで打抜き
加工ができるため1台のプリント基板打抜き用金型で済
む。
【0015】
【発明の効果】本発明の効果として次のことがあげられ
る。 1.下金型の穴抜きポンチ41にL字形,逆L字形,コ
字形の鍔を設けることにより、金型強度が増し、金型寿
命が5〜10倍に伸びる。 2.下金型の敷板43または穴抜きポンチ41に抜きか
すを切断、分割する補強分割板45を取り付けることに
より金型強度がアップし金型の破損が防止でき金型寿命
が従来の3〜5倍に伸びる。 3.プリント基板のスリット穴の長さlが50mm以上,
スリット穴の幅w2mm以下の長寸で細幅のスリット穴1
5の打抜きプレス加工が1台のプリント基板打抜き用金
型で、抜きかすの詰りもなく良好にできる。 4.長寸で細幅のスリット穴15に関する精度不良,外
観不良が従来の1/8〜1/10と大幅に減少し、品質
が安定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント基板打抜き用下金型の側
面断面図。
【図2】本発明によるのプリント基板打抜き用下金型の
正面断面図。
【図3】プリント基板を説明する平面図。
【図4】従来のプリント基板打抜き用下金型の構造断面
図。
【符号の説明】
P…プリント基板 Q…外周縁材 l1,l2…スリット
穴の長さ w…スリット穴の幅 12…丸穴 13…スリット穴 14…プリント基板の外形 15…長寸で細幅のスリッ
ト穴 40…下金型 41…穴抜きポンチ 42…ストリッパープレート 4
3…敷板 45…補強 分割板 46…ダイホルダー 47…穴抜
きポンチの鍔 48…固定ノックピン 49…取付ボルト 50…上金
型 51…シェダー 52…外周抜きダイ 53…ポンチプレート 54…パ
ンチホルダー 55…ポンチ矢

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路導体、金属めっきなどの形成が済ん
    だプリント基板をプレス打抜き加工をするプリント基板
    打抜き用金型の下金型(40)において、穴抜きポンチ
    (41)の外周部に、ストリッパープレート(42)の
    内周部と嵌合状態を保ちながら上下運動のできるL字
    形,逆L字形,コ字形などの鍔を設け、前記の穴抜きポ
    ンチの鍔(47)の部分に固定ノックピン(48),取
    付ボルト(49)を配置し敷板(43)と固定させるこ
    とを特徴とするプリント基板打抜き用金型の構造。
JP9159284A 1997-06-03 1997-06-03 プリント基板打抜き用金型の構造 Pending JPH10328755A (ja)

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JP9159284A JPH10328755A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 プリント基板打抜き用金型の構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103658322A (zh) * 2013-12-05 2014-03-26 恩达电路(深圳)有限公司 Pcb基板冲板装置
CN109513813A (zh) * 2018-09-27 2019-03-26 合肥百恒设备模具有限公司 一种基于cae技术的汽车板件冲压生产工艺

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