JPH11151698A - プリント配線板打抜き用金型およびその製造方法 - Google Patents
プリント配線板打抜き用金型およびその製造方法Info
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- JPH11151698A JPH11151698A JP33234297A JP33234297A JPH11151698A JP H11151698 A JPH11151698 A JP H11151698A JP 33234297 A JP33234297 A JP 33234297A JP 33234297 A JP33234297 A JP 33234297A JP H11151698 A JPH11151698 A JP H11151698A
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリント配線板を多量に効率よく打抜き加工
するプリント配線板打抜き用金型の長寿命化を図る。 【解決手段】 プリント配線板打抜き用金型の刃型部品
材料に高速度工具鋼のモリブデン系、粉末系の金型材料
を使い、高温焼入れと、前記焼入れ温度の40〜60%
の高温度での焼もどし処理とによる硬化処理を行う。さ
らに、下金型の抜パンチの穴抜き部の内側壁面が垂直面
より内側に鋭角に傾斜するテーパ角度を5分〜20分の
壁面形状とするプリント配線板打抜き用金型とその製造
方法を提供する。
するプリント配線板打抜き用金型の長寿命化を図る。 【解決手段】 プリント配線板打抜き用金型の刃型部品
材料に高速度工具鋼のモリブデン系、粉末系の金型材料
を使い、高温焼入れと、前記焼入れ温度の40〜60%
の高温度での焼もどし処理とによる硬化処理を行う。さ
らに、下金型の抜パンチの穴抜き部の内側壁面が垂直面
より内側に鋭角に傾斜するテーパ角度を5分〜20分の
壁面形状とするプリント配線板打抜き用金型とその製造
方法を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板打抜
き用金型に係わり、特に高精度、高品質のプリント配線
板を多量に打抜き加工する長寿命の金型を目的とするプ
リント配線板打抜き金型およびその製造方法に関する。
き用金型に係わり、特に高精度、高品質のプリント配線
板を多量に打抜き加工する長寿命の金型を目的とするプ
リント配線板打抜き金型およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板をプレス打抜き加工する
金型について、図2に示す金型の構造を説明する断面図
に基づいて概略を説明する。まず、プリント配線板打抜
き用金型は上金型20と下金型30に大別でき、この下
金型30はプレス機のベッドに固定され、下金型30の
上面には導体回路が形成されているプリント配線板を設
置し、プレス機のボルスタ部に取付けた上金型20がプ
レス機の作動機構により、一体的に下方へと移動し、プ
リント配線板の穴抜きや外周抜き加工が行われる。
金型について、図2に示す金型の構造を説明する断面図
に基づいて概略を説明する。まず、プリント配線板打抜
き用金型は上金型20と下金型30に大別でき、この下
金型30はプレス機のベッドに固定され、下金型30の
上面には導体回路が形成されているプリント配線板を設
置し、プレス機のボルスタ部に取付けた上金型20がプ
レス機の作動機構により、一体的に下方へと移動し、プ
リント配線板の穴抜きや外周抜き加工が行われる。
【0003】上金型20には、プリント配線板の外周抜
きと内ストリッパ22を位置決め案内をする抜ダイ2
1、プリント配線板の穴抜きをするための内ストリッパ
22と異形状パンチ41A,41B、および丸パンチ4
2、この異形状パンチ41A,41B,丸パンチ42を
位置決め固定するパンチプレート23、この他にバッキ
ングプレート24、ノックアウト25、スペーサ26、
上型ベース27、ノックピン12、締め付けボルト1
3、ノックアウトピン14、ストリッパボトル15など
から構成されている。
きと内ストリッパ22を位置決め案内をする抜ダイ2
1、プリント配線板の穴抜きをするための内ストリッパ
22と異形状パンチ41A,41B、および丸パンチ4
2、この異形状パンチ41A,41B,丸パンチ42を
位置決め固定するパンチプレート23、この他にバッキ
ングプレート24、ノックアウト25、スペーサ26、
上型ベース27、ノックピン12、締め付けボルト1
3、ノックアウトピン14、ストリッパボトル15など
から構成されている。
【0004】下金型に30には、プリント配線板の穴抜
きと外周抜きをする抜パンチ31、打抜かれたプリント
配線板の抜き枠を跳ね上げる外ストリッパ32、この他
に下型ベース33、ガイドポスト34、ノックピン1
2、締め付けボルト13などから構成されている。
きと外周抜きをする抜パンチ31、打抜かれたプリント
配線板の抜き枠を跳ね上げる外ストリッパ32、この他
に下型ベース33、ガイドポスト34、ノックピン1
2、締め付けボルト13などから構成されている。
【0005】前述のプリント配線板打抜き用金型の構成
部品のなかでも刃型となる抜ダイ21、内ストリッパ2
2、異形状パンチ41A,41B、丸パンチ42、抜パ
ンチ31、外ストリッパ32に使う金型材料は冷間金型
用鋼の合金工具鋼であるSKS3、プリハードン鋼のH
RC40あるいは冷間金型用鋼の炭素工具鋼のSK3な
どを使用し、焼入れ処理をしてロックウェル硬度HRC
56°〜58°とするか、または合金鋼や超硬合金によ
って硬質クロムメッキ、窒化処理、物理蒸着処理、化学
蒸着処理などの各種の表面硬化処理が施されている。
部品のなかでも刃型となる抜ダイ21、内ストリッパ2
2、異形状パンチ41A,41B、丸パンチ42、抜パ
ンチ31、外ストリッパ32に使う金型材料は冷間金型
用鋼の合金工具鋼であるSKS3、プリハードン鋼のH
RC40あるいは冷間金型用鋼の炭素工具鋼のSK3な
どを使用し、焼入れ処理をしてロックウェル硬度HRC
56°〜58°とするか、または合金鋼や超硬合金によ
って硬質クロムメッキ、窒化処理、物理蒸着処理、化学
蒸着処理などの各種の表面硬化処理が施されている。
【0006】前述の刃型部品のなかでも抜ダイ21と抜
パンチ31はプリント配線板の外周11や異形状穴9の
抜き状態、および金型寿命の点から冷間金型用鋼の炭素
工具鋼であるSK3や合金工具鋼のSKS3,SKD1
1などの金型材料を用い、焼入れ温度800℃〜105
0℃で処理時間60分〜150分の高温焼入れと、15
0℃〜250℃の空気中での焼もどし処理を行うか、ま
たは焼入れ油(オイル)に入れて冷却速度を調整してい
る。しかし、焼入れ温度と焼もどしの温度差が大きく金
型材料の焼き割れ,曲り,反り,歪みが発生し、焼入れ
処理後の再加工が必要となる。
パンチ31はプリント配線板の外周11や異形状穴9の
抜き状態、および金型寿命の点から冷間金型用鋼の炭素
工具鋼であるSK3や合金工具鋼のSKS3,SKD1
1などの金型材料を用い、焼入れ温度800℃〜105
0℃で処理時間60分〜150分の高温焼入れと、15
0℃〜250℃の空気中での焼もどし処理を行うか、ま
たは焼入れ油(オイル)に入れて冷却速度を調整してい
る。しかし、焼入れ温度と焼もどしの温度差が大きく金
型材料の焼き割れ,曲り,反り,歪みが発生し、焼入れ
処理後の再加工が必要となる。
【0007】従来、図3に示すような複雑な外周形状が
要求されるプリント配線板において、特にA部で示して
あるような大きな丸穴6と角穴7とが接近している設
計、あるいはB部で示すような角穴7とプリント配線板
の外周11とが接近したり、C部で示すような丸穴6と
プリント配線板の外周11とが接近し穴間の間隙が0.
3〜0.8mm程度しかない場合は、プリント配線板の基
材が白濁する白化現象が生じたりクラック不良が発生す
る。さらにプリント配線板の板取り効率の向上や部品実
装作業の合理化、省力化、大版化などのため図4に示す
ように単一製品部16が複数個(本例では4個)組み合
わされた状態のプリント配線板とするため、大きな異形
状穴9が数多く配置されプリント配線板の外縁基材部1
7と単一製品部16とが接続される残存している接続部
分が少なくなっている。従って、たとえば月産3万台以
上のプリント配線板を多量に打抜き加工するには、打抜
き工程を2〜3回に分けA部,B部,C部の穴間の間隙
が少ない箇所や図4に示す大きな異形状穴9の接近して
いる箇所を分散して別々の金型として製作し、金型の強
度を確保している。しかし、プリント配線板の外周や打
抜き穴を別々の金型に分散することは、関連寸法精度や
外周寸法精度が不安定となったり、打抜き工程が複数と
なるため高精度、高品質を維持するには問題があった。
要求されるプリント配線板において、特にA部で示して
あるような大きな丸穴6と角穴7とが接近している設
計、あるいはB部で示すような角穴7とプリント配線板
の外周11とが接近したり、C部で示すような丸穴6と
プリント配線板の外周11とが接近し穴間の間隙が0.
3〜0.8mm程度しかない場合は、プリント配線板の基
材が白濁する白化現象が生じたりクラック不良が発生す
る。さらにプリント配線板の板取り効率の向上や部品実
装作業の合理化、省力化、大版化などのため図4に示す
ように単一製品部16が複数個(本例では4個)組み合
わされた状態のプリント配線板とするため、大きな異形
状穴9が数多く配置されプリント配線板の外縁基材部1
7と単一製品部16とが接続される残存している接続部
分が少なくなっている。従って、たとえば月産3万台以
上のプリント配線板を多量に打抜き加工するには、打抜
き工程を2〜3回に分けA部,B部,C部の穴間の間隙
が少ない箇所や図4に示す大きな異形状穴9の接近して
いる箇所を分散して別々の金型として製作し、金型の強
度を確保している。しかし、プリント配線板の外周や打
抜き穴を別々の金型に分散することは、関連寸法精度や
外周寸法精度が不安定となったり、打抜き工程が複数と
なるため高精度、高品質を維持するには問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高精度、高品質が要求
されるプリント配線板を多量に効率よく打抜き加工する
プリント配線板打抜き用金型の長寿命化を図り、金型の
構成部品のなかでも刃型部品に使う金型材料、この金型
材料の硬化処理の方法、前記の刃型部品のなかでも最も
重要となる抜パンチの穴抜き部の内側壁面の形状、およ
び刃型部品のワイヤーカット加工方法を検討し、複雑な
外周形状や穴間の間隙が小さく、異形状穴の多いプリン
ト配線板でも高精度かつ高品質のプレス打抜き加工が安
定して行うことができるプリント配線板打抜き用金型と
その製造方法を提供することを目的とする。
されるプリント配線板を多量に効率よく打抜き加工する
プリント配線板打抜き用金型の長寿命化を図り、金型の
構成部品のなかでも刃型部品に使う金型材料、この金型
材料の硬化処理の方法、前記の刃型部品のなかでも最も
重要となる抜パンチの穴抜き部の内側壁面の形状、およ
び刃型部品のワイヤーカット加工方法を検討し、複雑な
外周形状や穴間の間隙が小さく、異形状穴の多いプリン
ト配線板でも高精度かつ高品質のプレス打抜き加工が安
定して行うことができるプリント配線板打抜き用金型と
その製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載のプリント配線板打抜き用金型、すなわち、導体回
路が形成されているプリント配線板をプレス打抜き加工
する金型において、プリント配線板の穴抜きや外周抜き
をする金型の構成部品である抜ダイ21、内ストリッパ
22、異形状パンチ41A,41B、抜パンチ31、外
ストリッパ32の金型材料に高速度工具鋼のモリブデン
系、粉末系の金型材料を用いてなるプリント配線板打抜
き用金型によって、達成される。ここで、高速度工具鋼
のモリブデン系として、SKH51,SKH53,SK
H57,SKH59、また粉末系として、日立金属株式
会社のHAP10,HAP20,HAP40、あるいは
スイデン国のウッデホルム社のASP23,ASP3
0,ASP60などの他に大同特殊鋼株式会社、神戸製
鋼所株式会社、不二越株式会社などの同等の金型材料を
使用してもよい。
記載のプリント配線板打抜き用金型、すなわち、導体回
路が形成されているプリント配線板をプレス打抜き加工
する金型において、プリント配線板の穴抜きや外周抜き
をする金型の構成部品である抜ダイ21、内ストリッパ
22、異形状パンチ41A,41B、抜パンチ31、外
ストリッパ32の金型材料に高速度工具鋼のモリブデン
系、粉末系の金型材料を用いてなるプリント配線板打抜
き用金型によって、達成される。ここで、高速度工具鋼
のモリブデン系として、SKH51,SKH53,SK
H57,SKH59、また粉末系として、日立金属株式
会社のHAP10,HAP20,HAP40、あるいは
スイデン国のウッデホルム社のASP23,ASP3
0,ASP60などの他に大同特殊鋼株式会社、神戸製
鋼所株式会社、不二越株式会社などの同等の金型材料を
使用してもよい。
【0010】本発明の金型材料の硬化処理としては、請
求項2に記載のプリント配線板をプレス打抜き加工する
金型の製造方法において、プリント配線板の打抜きをす
る金型の構成部品である抜ダイ21、内ストリッパ2
2、異形状パンチ41A,41B、抜パンチ31、外ス
トリッパ32の材料の硬化処理として、900℃〜14
00℃の高温焼入れと、前記焼入れ温度の40〜60%
の高温度での窒素ガス雰囲気中での焼もどし処理と、を
するプリント配線板打抜き用金型の製造方法とする。こ
こで、高温焼もどしの雰囲気としてはオイル中でもよ
く、焼もどし処理は、2〜5回の複数回の焼もどしをす
る方がロックウェル硬度が安定化し、硬化処理による金
型材料の曲がり、反り、歪みが少なくなる。
求項2に記載のプリント配線板をプレス打抜き加工する
金型の製造方法において、プリント配線板の打抜きをす
る金型の構成部品である抜ダイ21、内ストリッパ2
2、異形状パンチ41A,41B、抜パンチ31、外ス
トリッパ32の材料の硬化処理として、900℃〜14
00℃の高温焼入れと、前記焼入れ温度の40〜60%
の高温度での窒素ガス雰囲気中での焼もどし処理と、を
するプリント配線板打抜き用金型の製造方法とする。こ
こで、高温焼もどしの雰囲気としてはオイル中でもよ
く、焼もどし処理は、2〜5回の複数回の焼もどしをす
る方がロックウェル硬度が安定化し、硬化処理による金
型材料の曲がり、反り、歪みが少なくなる。
【0011】本発明の抜パンチ31の構造としては、請
求項3に記載のプリント配線板をプレス打抜き加工する
金型において、金型の構成部品である抜パンチ31の丸
穴6、角穴7、長穴8、異形状穴9などの穴抜き部2の
内側壁面が垂直面より刃先3、または所定の深さHの刃
先部変曲点5から内側に鋭角に傾斜するテーパ角度θが
5分〜20分である壁面形状を有するプリント配線板打
抜き用金型とする。ここで、金型の長寿命を重点に考え
るとテーパ角度θは刃型部分の研磨回数や上金型のパン
チと下金型の抜パンチ31の穴とのクリアランス、抜き
かすの分離落下などの面からθ=7分〜15分が好まし
い。
求項3に記載のプリント配線板をプレス打抜き加工する
金型において、金型の構成部品である抜パンチ31の丸
穴6、角穴7、長穴8、異形状穴9などの穴抜き部2の
内側壁面が垂直面より刃先3、または所定の深さHの刃
先部変曲点5から内側に鋭角に傾斜するテーパ角度θが
5分〜20分である壁面形状を有するプリント配線板打
抜き用金型とする。ここで、金型の長寿命を重点に考え
るとテーパ角度θは刃型部分の研磨回数や上金型のパン
チと下金型の抜パンチ31の穴とのクリアランス、抜き
かすの分離落下などの面からθ=7分〜15分が好まし
い。
【0012】本発明の刃型部品である抜パンチ31のワ
イヤーカット加工としては、請求項4に記載のプリント
配線板をプレス打抜き加工する金型の製造方法におい
て、プリント配線板の打抜きをする金型の構成部品であ
る抜パンチ31の穴抜き部2、外周部11およびノック
ピン穴12A、締め付けボルト穴13Aのワイヤーカッ
ト加工を複数回の繰り返し加工をするプリント配線板打
抜き用金型の製造方法とする。ここで行うワイヤーカッ
ト加工は、抜ダイス21、内ストリッパ22、外ストリ
ッパ32の他に角パンチ、長穴パンチ、異形状パンチな
どのワイヤーカット加工に適用することもある。
イヤーカット加工としては、請求項4に記載のプリント
配線板をプレス打抜き加工する金型の製造方法におい
て、プリント配線板の打抜きをする金型の構成部品であ
る抜パンチ31の穴抜き部2、外周部11およびノック
ピン穴12A、締め付けボルト穴13Aのワイヤーカッ
ト加工を複数回の繰り返し加工をするプリント配線板打
抜き用金型の製造方法とする。ここで行うワイヤーカッ
ト加工は、抜ダイス21、内ストリッパ22、外ストリ
ッパ32の他に角パンチ、長穴パンチ、異形状パンチな
どのワイヤーカット加工に適用することもある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図形を参照して説明する。本発明の導体回路が形成
されているプリント配線板をプレス打抜き加工する金型
の構造は図2に示すように、上金型20と下金型30に
大別され、上金型20にはプリント配線板の穴抜きをす
るための異形状パンチ41A,41B、および丸パンチ
42を位置決め固定するパンチプレート23と、前記の
穴抜きをするための異形状パンチ41A,41B、およ
び丸パンチ42を上下運動しながら案内する内ストリッ
パ22と、この内ストリッパ22の外周部分を位置決め
案内すると共にプリント配線板の外周抜きをする抜ダイ
21と、異形状パンチや丸パンチの上方向の抜けを防止
し打抜き圧力を加えるバッキングプレート24と、内ス
トリッパ22の上下移動を伝違するノックアウトピン1
4と、内ストリッパ22を支えるストリッパボルト15
と、この他にノックアウト25、スペーサ26、上型ベ
ース27、ノックピン12、締め付けボルト13などが
備えられている。
て、図形を参照して説明する。本発明の導体回路が形成
されているプリント配線板をプレス打抜き加工する金型
の構造は図2に示すように、上金型20と下金型30に
大別され、上金型20にはプリント配線板の穴抜きをす
るための異形状パンチ41A,41B、および丸パンチ
42を位置決め固定するパンチプレート23と、前記の
穴抜きをするための異形状パンチ41A,41B、およ
び丸パンチ42を上下運動しながら案内する内ストリッ
パ22と、この内ストリッパ22の外周部分を位置決め
案内すると共にプリント配線板の外周抜きをする抜ダイ
21と、異形状パンチや丸パンチの上方向の抜けを防止
し打抜き圧力を加えるバッキングプレート24と、内ス
トリッパ22の上下移動を伝違するノックアウトピン1
4と、内ストリッパ22を支えるストリッパボルト15
と、この他にノックアウト25、スペーサ26、上型ベ
ース27、ノックピン12、締め付けボルト13などが
備えられている。
【0014】下金型30には、プリント配線板の穴や外
周などを抜くための抜パンチ31と、プリント配線板か
ら打抜かれた外形の抜き枠を跳ね上げて上昇させる外ス
トリッパ32と、前記の抜パンチ31と外ストリッパ3
2とを保持し、プリント配線板の打抜きせん断抵抗を受
け、且つ下金型30をプレス機に取り付けるための下型
ベース33と、この他にノックピン12、締め付けボル
ト13などが備えられている。
周などを抜くための抜パンチ31と、プリント配線板か
ら打抜かれた外形の抜き枠を跳ね上げて上昇させる外ス
トリッパ32と、前記の抜パンチ31と外ストリッパ3
2とを保持し、プリント配線板の打抜きせん断抵抗を受
け、且つ下金型30をプレス機に取り付けるための下型
ベース33と、この他にノックピン12、締め付けボル
ト13などが備えられている。
【0015】本発明では図3のA部,B部,C部で示し
てあるような大きな丸穴6と角穴7とが、あるいはプリ
ント配線板の外周11や大きな異形状穴9の外周11と
丸穴6、または角穴7とが接近している0.8mm板厚の
ガラス・エポキシ基板の設計で間隙が0.3〜0.8mm
程度(プリント配線板の材料では一般的には、間隙が板
厚以上となるように設計する。)しかないプリント配線
板を図4に示すように複数個組み合わされた状態に一体
化したプリント配線板を製作するためのプリント配線板
打抜き用金型とその製造方法を提供するものである。
てあるような大きな丸穴6と角穴7とが、あるいはプリ
ント配線板の外周11や大きな異形状穴9の外周11と
丸穴6、または角穴7とが接近している0.8mm板厚の
ガラス・エポキシ基板の設計で間隙が0.3〜0.8mm
程度(プリント配線板の材料では一般的には、間隙が板
厚以上となるように設計する。)しかないプリント配線
板を図4に示すように複数個組み合わされた状態に一体
化したプリント配線板を製作するためのプリント配線板
打抜き用金型とその製造方法を提供するものである。
【0016】図4に示すように、図3の単一製品部16
を複数個組み合わした状態の一体化したプリント配線板
とするため大きな異形状穴9が数多く配置されるため単
一製品部16相互が接続される接続部分や単一製品部1
6と、一体化したプリント配線板の外縁基材部17とが
接続される基材の残存している接続部分が少なくなって
いる。さらに、プリント配線板の数多い穴や複雑な形状
の異形状穴9や外周11などを打抜くための抜パンチ3
1は抜きかすをプリント配線板から分離落下させるため
の穴抜き部2が多く、ノックピン12や締め付けボルト
13はプリント配線板の外縁基材部17に配置すること
が多く、プリント配線板の打抜きせん断力を抜パンチ3
1の残存している部分のみで受け持つため金型の耐圧強
度が不足し抜きパンチ31の変形や破損が生じ易く金型
寿命が短くなり、3万回の打抜きが限度となっていた。
を複数個組み合わした状態の一体化したプリント配線板
とするため大きな異形状穴9が数多く配置されるため単
一製品部16相互が接続される接続部分や単一製品部1
6と、一体化したプリント配線板の外縁基材部17とが
接続される基材の残存している接続部分が少なくなって
いる。さらに、プリント配線板の数多い穴や複雑な形状
の異形状穴9や外周11などを打抜くための抜パンチ3
1は抜きかすをプリント配線板から分離落下させるため
の穴抜き部2が多く、ノックピン12や締め付けボルト
13はプリント配線板の外縁基材部17に配置すること
が多く、プリント配線板の打抜きせん断力を抜パンチ3
1の残存している部分のみで受け持つため金型の耐圧強
度が不足し抜きパンチ31の変形や破損が生じ易く金型
寿命が短くなり、3万回の打抜きが限度となっていた。
【0017】本発明ではプリント配線板打抜き用金型の
刃型部品となる抜ダイ21と、内ストリッパ22と、異
形状パンチ41A,41Bと、抜パンチ31と、外スト
リッパ32との金型材料に高速度工具鋼のモリブデン系
の材料SKH51である日立金属株式会社の商品名YX
M1と、SKH59である不二越株式会社の商品名HM
40と、高速度工具鋼の粉末系の材料として日立金属株
式会社の商品名HAP10,HAP40と、スイデン国
のウッデホルム社の商品名ASP23,ASP30とを
使用し、硬化処理をしてロックウェル硬度60°〜70
°とする。なお好ましくは抜ダイ21と抜パンチ31は
ロックウェル硬度62°〜65°とし、内ストリッパ2
2と外ストリッパ32はロックウェル硬度60°〜65
°とし、角穴7や長穴8を含む異形状穴9を打抜くため
の異形状パンチ41A,41Bはロックウェル硬度65
°〜70°とすることがよい。ここで、2φ以上の丸パ
ンチも前記の金型材料を使用し、ロックウェル硬度65
°〜70°とすることもよい。また、異形状パンチ41
Aは大きな異形状穴9を抜くための異形状パンチを取り
付けボルトでパンチプレート23の下面の所定の箇所に
取り付け固定する。異形状パンチの41Bは図3のA
部,B部,C部に示すような隣接穴や外周と接近してい
る角穴7や丸穴6を打抜くための異形状パンチであり、
パンチ矢が回転移動しないように上端部に部分的に凸起
部をつくりパンチプレート23に組み込み固定させる方
法である。
刃型部品となる抜ダイ21と、内ストリッパ22と、異
形状パンチ41A,41Bと、抜パンチ31と、外スト
リッパ32との金型材料に高速度工具鋼のモリブデン系
の材料SKH51である日立金属株式会社の商品名YX
M1と、SKH59である不二越株式会社の商品名HM
40と、高速度工具鋼の粉末系の材料として日立金属株
式会社の商品名HAP10,HAP40と、スイデン国
のウッデホルム社の商品名ASP23,ASP30とを
使用し、硬化処理をしてロックウェル硬度60°〜70
°とする。なお好ましくは抜ダイ21と抜パンチ31は
ロックウェル硬度62°〜65°とし、内ストリッパ2
2と外ストリッパ32はロックウェル硬度60°〜65
°とし、角穴7や長穴8を含む異形状穴9を打抜くため
の異形状パンチ41A,41Bはロックウェル硬度65
°〜70°とすることがよい。ここで、2φ以上の丸パ
ンチも前記の金型材料を使用し、ロックウェル硬度65
°〜70°とすることもよい。また、異形状パンチ41
Aは大きな異形状穴9を抜くための異形状パンチを取り
付けボルトでパンチプレート23の下面の所定の箇所に
取り付け固定する。異形状パンチの41Bは図3のA
部,B部,C部に示すような隣接穴や外周と接近してい
る角穴7や丸穴6を打抜くための異形状パンチであり、
パンチ矢が回転移動しないように上端部に部分的に凸起
部をつくりパンチプレート23に組み込み固定させる方
法である。
【0018】本発明の前記金型材料の硬化処理として
は、900℃〜1400℃の温度で20分〜150分の
高温焼入れを行うが焼入れ時間は処理対象物の大きさ、
量により変える。好ましい焼入れ温度は1000℃〜1
250℃とし、硬化処理によるロックウェル硬度を均一
にし、金型部品の曲がり、反り、歪みを少なくするため
に焼もどし処理は、焼入れ温度の40〜60%、好まし
くは45〜50%の高温度の窒素(N2)ガスの雰囲気
中での焼もどし処理を1回の処理時間60分〜180分
で2〜5回の複数回の焼もどしをする。
は、900℃〜1400℃の温度で20分〜150分の
高温焼入れを行うが焼入れ時間は処理対象物の大きさ、
量により変える。好ましい焼入れ温度は1000℃〜1
250℃とし、硬化処理によるロックウェル硬度を均一
にし、金型部品の曲がり、反り、歪みを少なくするため
に焼もどし処理は、焼入れ温度の40〜60%、好まし
くは45〜50%の高温度の窒素(N2)ガスの雰囲気
中での焼もどし処理を1回の処理時間60分〜180分
で2〜5回の複数回の焼もどしをする。
【0019】本発明において、特に高精度、高品質のプ
リント配線板を多量に打抜き加工する長寿命の金型とし
て、最も重要な金型の構成部品である抜パンチ31の丸
穴6と角穴7や長穴8を含む異形状穴9などの穴抜き部
2の内側壁面が垂直となっていると打抜きせん断抵抗が
大きく、さらに抜きかすの金型からの分離落下が悪く、
プリント配線板の不良発生や金型破損の原因となってい
た。従って、図1に示すように穴抜き部2との内側壁面
が図1(a)の如く垂直面Vより刃先3から内側に鋭角
に傾斜し、このテーパ角度θが5分〜20分となる壁面
形状とする。あるいは刃型部分の研磨回数による上金型
のパンチ41A,41B,42と抜パンチ31の穴抜き
部2のクリアランスを一定にし、金型の寿命を長くする
ため図1(b)に示すように抜パンチ31の上面から所
定の深さHの刃先部を残し、この刃先部変曲点5から穴
抜き部2の内側壁面が垂直Vより内側に鋭角に傾斜し、
このテーパ角度θが5分〜20分となる壁面形状とする
プリント配線板打抜き用金型とする。ここで、所定の深
さHは2〜4mmでテーパ角度θは7分〜15分が好まし
い。なお、抜パンチ31の板厚の約70%までは下面側
から大きな逃げ穴とし、抜きかすが分離落下しやすくす
ることもできる。本発明では、抜パンチ31の金型材料
は高速度工具鋼のモリブデン系のSKH51の板厚20
mmを使用し、ロックウェル硬度62°〜64°とする。
なお、抜パンチ31の板厚は15〜25mmが好ましい。
リント配線板を多量に打抜き加工する長寿命の金型とし
て、最も重要な金型の構成部品である抜パンチ31の丸
穴6と角穴7や長穴8を含む異形状穴9などの穴抜き部
2の内側壁面が垂直となっていると打抜きせん断抵抗が
大きく、さらに抜きかすの金型からの分離落下が悪く、
プリント配線板の不良発生や金型破損の原因となってい
た。従って、図1に示すように穴抜き部2との内側壁面
が図1(a)の如く垂直面Vより刃先3から内側に鋭角
に傾斜し、このテーパ角度θが5分〜20分となる壁面
形状とする。あるいは刃型部分の研磨回数による上金型
のパンチ41A,41B,42と抜パンチ31の穴抜き
部2のクリアランスを一定にし、金型の寿命を長くする
ため図1(b)に示すように抜パンチ31の上面から所
定の深さHの刃先部を残し、この刃先部変曲点5から穴
抜き部2の内側壁面が垂直Vより内側に鋭角に傾斜し、
このテーパ角度θが5分〜20分となる壁面形状とする
プリント配線板打抜き用金型とする。ここで、所定の深
さHは2〜4mmでテーパ角度θは7分〜15分が好まし
い。なお、抜パンチ31の板厚の約70%までは下面側
から大きな逃げ穴とし、抜きかすが分離落下しやすくす
ることもできる。本発明では、抜パンチ31の金型材料
は高速度工具鋼のモリブデン系のSKH51の板厚20
mmを使用し、ロックウェル硬度62°〜64°とする。
なお、抜パンチ31の板厚は15〜25mmが好ましい。
【0020】本発明の刃型部品である抜ダイ21と、内
ストリッパ22と、抜パンチ31と、外ストリッパ32
と、角パンチや長穴パンチを含む異形状パンチ41A,
41Bなどのワイヤーカット加工として、加工面の断面
精度を高くするため2〜5回の複数回のワイヤーカット
加工を繰り返し、加工寸法の片側のクリアランス±0.
025mm以内で加工するプリント配線板打抜き用金型の
製造方法である。特に、内ストリッパ22と抜パンチ3
1の穴抜き部2と、外周部11およびノックピン穴12
A、締め付けボルト穴13Aのワイヤーカット加工に適
用することによりプリント配線板の高精度、高品質が図
られる。なお、ワイヤーカットの加工面の断面精度は、
1回の加工では20μm〜30μmであるが3回の繰り
返し加工で5μm〜8μm、4回の繰り返し加工で3μ
mから5μmと良好になる。
ストリッパ22と、抜パンチ31と、外ストリッパ32
と、角パンチや長穴パンチを含む異形状パンチ41A,
41Bなどのワイヤーカット加工として、加工面の断面
精度を高くするため2〜5回の複数回のワイヤーカット
加工を繰り返し、加工寸法の片側のクリアランス±0.
025mm以内で加工するプリント配線板打抜き用金型の
製造方法である。特に、内ストリッパ22と抜パンチ3
1の穴抜き部2と、外周部11およびノックピン穴12
A、締め付けボルト穴13Aのワイヤーカット加工に適
用することによりプリント配線板の高精度、高品質が図
られる。なお、ワイヤーカットの加工面の断面精度は、
1回の加工では20μm〜30μmであるが3回の繰り
返し加工で5μm〜8μm、4回の繰り返し加工で3μ
mから5μmと良好になる。
【0021】
【発明の効果】本発明によるプリント配線板打抜き用金
型およびその製造方法は、下記の効果が得られる。 (1)プリント配線板打抜用金型の刃型部品である抜ダ
イ21と、内ストリッパ22と、抜パンチ31と、外ス
トリッパ32と、異形状パンチ41A,41Bの金型材
料を高速度工具鋼のモリブデン系、あるいは粉末系の金
型材料を用いることにより高精度と高品質のプリント配
線板、特に0.4〜0.8mm板厚のガラス・エポキシ基
板を約50万ショット打抜ける長寿命のプリント配線板
打抜き用金型を製作できる。 (2)前記の長寿命のプリント配線板打抜き用金型の刃
型部品の金型材料の硬化処理として、900℃〜140
0℃の高温焼入れと、この焼入れ温度の40〜60%の
高温度での焼もどし処理を複数回することにより、刃型
部品の曲がり、反り、歪みを少なくすることができる。
また、前記の刃型部品である抜ダイ21、内ストリッパ
22、抜パンチ31、外ストリッパ32、異形状パンチ
41A,41Bなどのワイヤーカット加工として、複数
回のワイヤーカット加工を繰り返し、加工面の面粗度を
8μm〜3μmとする高精度、高品質なプリント配線板
打抜き用金型の製造方法を確立できる。(3)プリント
配線板打抜き用金型の刃型部品のなかでも最も重要な構
成部品である抜パンチ31の穴抜き部2の内側壁面形状
を、内側壁面が垂直面Vより刃先3、または所定の深さ
Hの刃先部変曲点5から内側に鋭角に傾斜するテーパ角
度θを5分〜20分とすることにより打抜きせん断抵抗
を小さくし、且つ抜きかすの金型からの分離落下が良好
となり金型破損を撲滅することができ、金型の長寿命化
が図られる。
型およびその製造方法は、下記の効果が得られる。 (1)プリント配線板打抜用金型の刃型部品である抜ダ
イ21と、内ストリッパ22と、抜パンチ31と、外ス
トリッパ32と、異形状パンチ41A,41Bの金型材
料を高速度工具鋼のモリブデン系、あるいは粉末系の金
型材料を用いることにより高精度と高品質のプリント配
線板、特に0.4〜0.8mm板厚のガラス・エポキシ基
板を約50万ショット打抜ける長寿命のプリント配線板
打抜き用金型を製作できる。 (2)前記の長寿命のプリント配線板打抜き用金型の刃
型部品の金型材料の硬化処理として、900℃〜140
0℃の高温焼入れと、この焼入れ温度の40〜60%の
高温度での焼もどし処理を複数回することにより、刃型
部品の曲がり、反り、歪みを少なくすることができる。
また、前記の刃型部品である抜ダイ21、内ストリッパ
22、抜パンチ31、外ストリッパ32、異形状パンチ
41A,41Bなどのワイヤーカット加工として、複数
回のワイヤーカット加工を繰り返し、加工面の面粗度を
8μm〜3μmとする高精度、高品質なプリント配線板
打抜き用金型の製造方法を確立できる。(3)プリント
配線板打抜き用金型の刃型部品のなかでも最も重要な構
成部品である抜パンチ31の穴抜き部2の内側壁面形状
を、内側壁面が垂直面Vより刃先3、または所定の深さ
Hの刃先部変曲点5から内側に鋭角に傾斜するテーパ角
度θを5分〜20分とすることにより打抜きせん断抵抗
を小さくし、且つ抜きかすの金型からの分離落下が良好
となり金型破損を撲滅することができ、金型の長寿命化
が図られる。
【図1】金型構成部品である抜パンチの穴抜き部の拡大
断面図。
断面図。
【図2】プリント配線板打抜き用金型の構成を説明する
ための断面図。
ための断面図。
【図3】所望するプリント配線板の単一製品部の平面
図。
図。
【図4】打抜き加工されるプリント配線板と金型の抜パ
ンチの形状を説明するための平面図。
ンチの形状を説明するための平面図。
θ…テーパ角度 V…垂直面 H…上面から所定の深さ
2…穴抜き部 3…刃先 5…刃先部変曲部 6…丸穴 7…角穴 8
…長穴 9…異形状穴 11…外周 12…ノックピン 12A…ノックピン穴 13…締め付けボルト 13A…締め付けボルト穴 1
4…ノックアウトピン 15…ストリッパボルト 16…単一製品部 17…外
縁基材部 20…上金型 21…抜ダイ 22…内ストリッパ 2
3…パンチプレート 24…バッキングプレート 25…ノックアウト 26
…スペーサ 27…上型ベース 30…下金型 31…抜パンチ 3
2…外ストリッパ 33…下型ベース 34…ガイドボスト 41A,41
B…異形状パンチ 42…丸パンチ。
2…穴抜き部 3…刃先 5…刃先部変曲部 6…丸穴 7…角穴 8
…長穴 9…異形状穴 11…外周 12…ノックピン 12A…ノックピン穴 13…締め付けボルト 13A…締め付けボルト穴 1
4…ノックアウトピン 15…ストリッパボルト 16…単一製品部 17…外
縁基材部 20…上金型 21…抜ダイ 22…内ストリッパ 2
3…パンチプレート 24…バッキングプレート 25…ノックアウト 26
…スペーサ 27…上型ベース 30…下金型 31…抜パンチ 3
2…外ストリッパ 33…下型ベース 34…ガイドボスト 41A,41
B…異形状パンチ 42…丸パンチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B21D 28/00 B21D 28/00 B 37/01 37/01 37/20 37/20 Z (72)発明者 美和 敬二 愛知県新城市川田字新間平1番地の369 株式会社豊栄工業内 (72)発明者 美和 辰男 愛知県新城市川田字新間平1番地の369 株式会社豊栄工業内
Claims (4)
- 【請求項1】 導体回路が形成されているプリント配線
板をプレス打抜き加工する金型において、プリント配線
板の穴抜きや外周抜きをする金型の構成部品である抜ダ
イ(21)、内ストリッパ(22)、異形状パンチ(4
1A,41B)、抜パンチ(31)、外ストリッパ(3
2)の金型材料に高速度工具鋼のモリブデン系、粉末系
の金型材料を用いてなることを特徴とするプリント配線
板打抜き用金型。 - 【請求項2】 プリント配線板をプレス打抜き加工する
金型の製造方法において、プリント配線板の打抜きをす
る金型の構成部品である抜ダイ(21)、内ストリッパ
(22)、異形状パンチ(41A,41B)、抜パンチ
(31)、外ストリッパ(32)の材料の硬化処理とし
て、900℃〜1400℃の高温焼入れと、前記焼入れ
温度の40〜60%の高温度での焼もどし処理と、をす
ることを特徴とするプリント配線板打抜き用金型の製造
方法。 - 【請求項3】 プリント配線板をプレス打抜き加工する
金型において、金型の構成部品である抜パンチ(31)
の丸穴(6)、異形状穴(9)などの穴抜き部(2)の
内側壁面が垂直面より刃先(3)、または所定の深さ
(H)の刃先部変曲点(5)から内側に鋭角に傾斜し、
このテーパ角度(θ)が5分〜20分である壁面形状を
有するプリント配線板打抜き用金型。 - 【請求項4】 プリント配線板をプレス打抜き加工する
金型の製造方法において、プリント配線板の打抜きをす
る金型の構成部品である抜パンチ(31)の穴抜き部
(2)、外周部(11)およびノックピン穴(12
A)、締め付けボルト穴(13A)のワイヤーカット加
工を複数回の繰り返し加工をすることを特徴とするプリ
ント配線板打抜き用金型の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33234297A JPH11151698A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | プリント配線板打抜き用金型およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33234297A JPH11151698A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | プリント配線板打抜き用金型およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11151698A true JPH11151698A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18253898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33234297A Pending JPH11151698A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | プリント配線板打抜き用金型およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11151698A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006116671A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Kobe Steel Ltd | 穿孔用ロール、多微細孔金属材製造装置、多微細孔金属材の製造方法、多微細孔金属材 |
JP2010284727A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Izumi Kasei Kogyo Kk | プラスチックシート成形品の打抜き型 |
CN103085109A (zh) * | 2013-01-30 | 2013-05-08 | 华一精密机械(昆山)有限公司 | 印制板冲孔模具 |
CN105478585A (zh) * | 2014-10-10 | 2016-04-13 | 苏州市三生电子有限公司 | 一种咪头pcb板的冲压下模 |
CN105750421A (zh) * | 2016-05-04 | 2016-07-13 | 昆山电子羽电业制品有限公司 | 背板下折弯模具 |
CN105880389A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-08-24 | 昆山电子羽电业制品有限公司 | 一种背板折弯成型模具 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP33234297A patent/JPH11151698A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006116671A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Kobe Steel Ltd | 穿孔用ロール、多微細孔金属材製造装置、多微細孔金属材の製造方法、多微細孔金属材 |
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CN103085109A (zh) * | 2013-01-30 | 2013-05-08 | 华一精密机械(昆山)有限公司 | 印制板冲孔模具 |
CN105478585A (zh) * | 2014-10-10 | 2016-04-13 | 苏州市三生电子有限公司 | 一种咪头pcb板的冲压下模 |
CN105750421A (zh) * | 2016-05-04 | 2016-07-13 | 昆山电子羽电业制品有限公司 | 背板下折弯模具 |
CN105880389A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-08-24 | 昆山电子羽电业制品有限公司 | 一种背板折弯成型模具 |
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