JP2004181467A - ダイ、パンチガイド及びそれらを有する加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】切断用金型を簡易かつ比較的低コストで製造することが可能なダイ及びパンチガイド及びこれらを有する加工装置を提供する。
【解決手段】ワークを切断加工するための金型に使用されるダイであって、前記ワークを切断する刃を有し、一定の厚さを有するプレート状の第1の材料から構成されるダイ本体と、当該ダイ本体に係合して当該ダイ本体と共に前記金型に固定され、前記第1の材料よりも硬度の低い第2の材料から構成されるダイブロックとを有することを特徴とするダイ及びそれを有する加工装置を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】ワークを切断加工するための金型に使用されるダイであって、前記ワークを切断する刃を有し、一定の厚さを有するプレート状の第1の材料から構成されるダイ本体と、当該ダイ本体に係合して当該ダイ本体と共に前記金型に固定され、前記第1の材料よりも硬度の低い第2の材料から構成されるダイブロックとを有することを特徴とするダイ及びそれを有する加工装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、ワークを切断する金型に係り、特に、当該金型のダイ及びパンチガイドの構造に関する。本発明は、例えば、半導体樹脂封止後の外部リード間のダムバーを切断加工する加工装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】
近年、高性能な電子機器をより低価格で提供する需要が高まるにつれて、当該電子機器を構成する電子部品の効率的かつ経済性に優れた製造方法が益々要求されている。例えば、電子部品の一つである半導体装置の製造方法は、典型的に、ダイシング、リードフレームの作成、ダイボンディング、ワイヤボンディングなどの各種工程から構成される。ワイヤボンディング後には、樹脂封止した短冊状のリードフレームの外部リードを、ダムバー切断、曲げ、個片化する加工装置が通常使用される。
【0003】
以下、図10及び図11を参照して、従来のリードフレームの作成方法について説明する。ここで、図10(a)は、従来のストリッパー10とパンチガイド20を示す概略透過側面図、図10(b)は、パンチガイド20の平面図、図10(c)は、図10(b)のSS線に沿った部分断面図である。図10(b)の領域T1及びT2の関係は図10(c)においても見ることができる。
【0004】
ストリッパー10及びパンチガイド20は、図示しない金型の上型に設けられ、パンチガイド20はストリッパー10に固定される。ストリッパー10は、図示しないパンチを収納して、プレス時に図示しない金型の下型又はその他の部材に当接し、その後はパンチを、パンチガイド20を介して突出させる。この結果、パンチは図11に示すダイ30と係合し、その間にある短冊状リードフレームに対して所定の打ち抜き加工を行う。
【0005】
パンチガイド20は、図11に示すダイ30に嵌合する切断刃(例えば、クシ刃)を有するパンチを移動可能に収納し、図11に示すダイ30のクシ刃部34に案内する機能を有する。
【0006】
クシ刃部22は、図10(a)に示すように、先端からの所定の高さを有する先端部23aにおいてパンチのクシ刃を案内する。即ち、先端部23aはパンチを案内するためのガイド部である。
【0007】
図10(a)及び図10(b)に示すように、先端部23aの形状は山22aと谷22bとの差W1によって形成されるクシ刃によって定義されている。一方、先端部23aの上にある上部23bはクシ刃の山22aからより広い長さW2だけ離間している。上部23bの形状は、図10(b)において、点線25で定義されている。即ち、上部23bは図10(b)に示す線25及び角部で定義される略矩形状を有し、図10(c)に示すように、パンチの最外形に対してW2−W1の逃げ部を有する。パンチガイド20はストリッパー10にボルト等で固定する。
【0008】
図11(a)は、従来のダイ30の平面図であり、図11(b)はそのVV線に沿った部分断面図である。同図に示すように、ダイ30は、図示しない下型に固定又は下型の一部として構成されるダイ枠40に取り付けられる。
【0009】
本体部32はリードフレームの切断部としてのクシ刃部34を有する。クシ刃部14は、典型的に、磨耗に強い超硬合金で構成される。本体部32は、リードフレーム毎に、そのパターンや必要な厚さ又は高さなどに応じて新たに加工される。また、クシ刃部34も磨耗するので再研磨し、再研磨可能量に達した場合は、交換する必要があるので、その場合にも新たに製作される。
【0010】
その他の従来技術としては、例えば、特許文献1乃至3がある。
【特許文献1】
特開平2−25227号公報、
【特許文献2】
特開平3−268824号公報
【特許文献3】
特開2002−160249号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の金型は各部品の加工性が悪く、金型の製造時間及びコストの増加を招きやすいという問題があった。
【0012】
より具体的には、パンチガイド20はパンチをその先端部23aのみでしか案内することができない。パンチの幅方向の最外形はクシ刃の谷22bでガイドされているが、図10(b)のクシ刃部拡大図としての図10(d)に示されているように、上部23bの外形線25はクシ刃の谷22bの外側に位置している。換言すれば、上部23bは、パンチを、パンチの角部では部分的に支持及び案内するものの、破線25で示す部分では支持しておらず、パンチの最外形からクシ刃の谷22bと25の距離W3だけ離間している。このように、従来のパンチガイド20は、上部23bにおいて、殆どパンチを支持していないため、上部23bではパンチの姿勢は不安定になりやすい。この結果、上部23bは先端部23aにパンチを安定して案内できず、導入時にパンチのクシ刃に部分的に負荷をかけてクシ刃の耐久性を悪化させたり、クシ刃を損傷させたりする原因になっていた。特に、近年、電子機器の配線幅が細かくなり、クシ刃が細くなるにつれて、上部23bにおけるパンチの不安定な姿勢の影響は、無視できなくなってきた。
【0013】
従来、上部23bはパンチガイド20の背面から放電加工又はフライス加工で形成していたが、一方の側から加工するこれらの加工方法の制約から、線25をクシ刃の谷22bに一致させるように上部23bから逃げ幅(W2−W1)を除去することはできなかった。また、放電加工等は工期及び工数が大きく、パンチガイド20の加工性を悪化させていた。更に、非常に細く長いクシ刃は折れたり反ったりするなどのクシ刃加工の限界から先端部23aの範囲をさらに延ばすことはできなかった。この結果、パンチは実質的に先端部23aのみで案内され、上部23bでは案内されないため、耐久性の悪化や損傷などを招き、ひいては修理や交換による製造コストの増加や歩留りの低下の原因となっていた。
【0014】
また、ダイ30においては、本体部32を硬度の高い超硬合金から構成しているために、加工性が悪く、多くの工期及び工数がかかっていた。また、超硬合金は高価であり、製造コストの増加を招いていた。更に、本体部32のうち切断に使用されるのはクシ刃部34のみであるため、高価な超硬合金の使用効率も悪かった。
【0015】
そこで、本発明は、このような従来の課題を解決し、切断用金型を簡易かつ比較的低コストで製造することが可能なダイ及びパンチガイド及びこれらを有する加工装置を提供することを例示的な目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのダイは、ワークを切断加工するための金型に使用されるダイであって、前記ワークを切断する刃を有し、一定の厚さを有するプレート状の第1の材料から構成されるダイ本体と、当該ダイ本体に係合して当該ダイ本体と共に前記金型に固定され、前記第1の材料よりも硬度の低い第2の材料から構成されるダイブロックとを有することを特徴とする。かかるダイによれば、第1の材料として、例えば、超鋼などの超硬質材料を使用し、第2の材料として、例えば、スチールなどの加工性に優れた材料を使用し、切断用の刃の耐磨耗性を高めつつダイブロックの加工性を高めることができる。切断に使用されるダイ本体のみを超硬質材料で作成すれば、超硬質材料の使用効率も高い。また、ダイ本体の加工に市販のプレートを使用することができるので、外形加工が不要又は最小限に抑えて加工性を向上すると共にコストダウンも図ることができる。更に、切断用の刃が磨耗した場合にはダイ本体のみを交換してダイブロックを共通に使用することができるので、ダイブロック部分も加工していた従来の方法よりも加工が容易になる。ダイブロックに金型の一部又は金型に固定されるダイプレートとボルトを介して固定されるための係合部(例えば、ボルト孔)を設けるように構成すれば、ダイブロックはスチール製であるので、係合部は超硬合金を放電加工する従来の方法よりも容易で短時間で作成することができる。上述のダイは、前記ダイ本体と前記ダイブロックとを係合し、薄板形状を有する係合部材を更に有してもよい。薄板形状によりボルトやネジを使用するよりも取り付けスペースを小さくすることができる。もちろん、本発明は係合部材の種類や形状を限定するものではない。代替的に、ダイ本体とダイブロックの外形を両者が係合するように加工されてもよい(例えば、ダイブロックに断面凸状の一対のレール状突起を設け、ダイ本体に断面凹状の一対の溝を設けて両者を着脱可能に係合するなど)。
【0017】
また、本発明の別の側面としてのパンチガイドは、ワークを切断加工するためのパンチを案内するパンチガイドであって、当該パンチガイドは、それぞれ一定の厚さのプレート形状を有する別体として構成された第1及び第2のガイド部を含み、前記第1のガイド部は、前記パンチの前記ワークを切断する刃を前記厚さに亘って案内し、前記第2のガイド部は、前記パンチの最外形をガイドすることによって前記パンチを前記第1のガイド部に案内することを特徴とする。かかるパンチガイドは、第2のガイド部はパンチの最外形をガイドするので、第1及び第2のガイド部の厚さ分だけパンチを案内することができる。第1のガイド部は独立の部材であるので両面加工が可能であり、仕上げ加工も容易である。第2のガイド部が独立した部材であるので両面加工が可能であり、従来のような放電加工やフライス加工を使用せずにワイヤーカットで高精度に加工することができ、また、従来のようにパンチガイドの背面から加工するのではないので加工も容易である。かかるパンチガイドにおいては、第2のガイド部は従来のように逃げ部を有しない。
【0018】
上述のダイ及びパンチガイドのうち少なくとも一方を有する加工装置も本発明の別の側面を構成する。かかる加工装置は、金型や当該金型を有するプレス装置もカバーする概念である。また、かかる加工装置を利用した加工方法も本発明の別の側面を構成し得る。かかる加工方法は、製造方法としても機能し、その結果物もカバーする。
【0019】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の加工装置の一例としてのプレス装置100について説明する。本実施形態の加工装置100は、図1の紙面に垂直な方向に搬送されるワークWとしての、樹脂封止後の短冊状リードフレームの外部リード間のダムバーを切断・加工する機能を有する。ここで、図1は、プレス装置100の概略断面図であり、左側はプレス前の状態を示し、右側はプレス時の状態を示している。
【0021】
加工装置100は、図1に示すように、上型110と下型150とを有する金型と、上型110と下型150とを相対的に移動可能にする(本実施形態では、上型110を下型150に対して図1の上下方向に移動する)ガイド機構102と、ワークWを支持及び搬送するためのフィードプレート108とを有する。
【0022】
ガイド機構102は、(図1には2つのみを示しているが)本実施形態では4つのガイドポスト103とガイドブッシュ104からなる。各ガイドポスト103は、上型110を下型150に対して図1の上下方向に平行移動させる機能を有し、一例として、円柱形状を有する。また、本発明は、ガイドポスト103の数、形状、寸法などを制限するものではない。上型110は、ガイドポスト103に、後述する上型ダイセット111に固定されたガイドブッシュ104と図示しないベアリングやローラなどの移動円滑化手段を介して上下に移動可能に固定されている。ガイドポスト103は、基部105において下型150のベース152に固定されている。
【0023】
フィードプレート108は、上型110と下型150との間に設けられ、ワークWを図1の紙面の垂直方向に搬送及び支持する。フィードプレート108は、下型150に対して図1の上下方向に移動することができる。
【0024】
本実施形態では短冊状ワークWが順送され、外部リード間のダムバーを切断する。上型110は、ガイド機構102によって下型150に対して上下移動可能に構成され、上型ダイセット111と、パンチプレート114と、パンチ120と、ストリッパー130と、パンチガイド140などを有している。上型ダイセット111は、パンチプレート114などの部材を支持してそれらの剛性を維持している。
【0025】
パンチ120は、図1左側に示すプレス前状態では、ストリッパー130及びパンチガイド140内に収納されているが、図1右側に示すプレス時状態では、ストリッパー130及びパンチガイド140から突出してワークWに切断加工を施す。パンチ120は、クシ刃をその先端に有し、後述するダイ160と係合する。
【0026】
本実施形態では、パンチ120は、図3に示すように、2対のパンチ122a及び122bと、パンチブロック124とを有する。ここで、図3は、パンチ120とパンチブロック124の概略平面図である。パンチ122aは、後述する図2(a)に示すクシ刃部142aの短手辺に対応し、パンチ122bはクシ刃部142aの長手辺に対応する。なお、作図の便宜上、図3の寸法は図2(a)の寸法とは一致していない。パンチブロック124は、パンチ122a及び124bを内側から支持する機能を有する。この結果、パンチ120は、外側からはパンチガイド140によって支持され、内側からはパンチブロック124によって支持される。
【0027】
ストリッパー130は、図示しないばねによってパンチプレート114から離間する方向(即ち、図1における下方向)に付勢されており、これにより、パンチ120の先端をパンチガイド140の下面よりも若干引き込んだ位置にセットしている。プレス時には、ストリッパー130でフィードプレート108を押さえ、パンチガイド140でワークWを抑えてからパンチ120で切断加工を行う。加工後はパンチ120がワークWから離れた後にストリッパー130が上昇する。
【0028】
ストリッパー130は、パンチプレート114の下側にパンチプレート114に対して移動可能に設けられる。ストリッパー130は、切断加工の際に、フィードプレート108を押し下げると共にワークWを押圧して切断を容易にする。
【0029】
パンチガイド140は、図2のクシ刃ガイド部142と、図4のパンチ最外形ガイド部144とで構成されている。なお、装置によっては、パンチガイド140はストリッパー130の一部として構成されてパンチガイドという呼称でない場合もあるが、本発明のパンチガイドの構成は、パンチガイドがストリッパーの一部として構成される場合にも適用可能である。
【0030】
クシ刃ガイド部142は、図2に示すように、パンチ120を図1のダイ160の後述する図6のクシ刃部172に案内するクシ刃部142aと、一対のボルト孔142bとを含み、一定の厚さを有するプレート形状を有する。ここで、図2(a)はクシ刃ガイド部142の平面図、図2(b)は、図2(a)をA方向から見た側面図、図2(c)は、図2(a)のBB線に沿った部分断面図である。
【0031】
クシ刃ガイド部142はワイヤーカットによって加工されるが、独立したプレート形状は、加工、例えば、仕上げ加工を容易にする。ここで、仕上げ加工とは、クシ刃部142aを構成する複数のクシ刃の凹部コーナーに逃げ加工を施して、パンチ120のクシ刃がクシ刃部142aを摺動する際に干渉しないようにして円滑な摺動を可能にする処理である。
【0032】
クシ刃部142aは、図2(a)に示すように、複数の矩形状のクシ刃を有し、かかる複数のクシ刃は矩形状に配列されている。クシ刃部142aは、その内部にパンチを移動可能に収納する中空部142cを定義している。また、クシ刃部142aは、図2(c)に示すように、その厚さに亘って形成され、十分なガイド長を確保してパンチが安定して案内されることを可能にする。一対のボルト孔142bには、それぞれ、図示しないボルトがストリッパー130側から挿入及び締め付けされ、クシ刃ガイド部142をストリッパー130に固定する。
【0033】
パンチ最外形ガイド部144は、図4に示すように、角穴144aと、一対のボルト孔144bとを含み、プレート形状を有する。ここで、図4(a)はパンチ最外形ガイド部144の平面図、図4(b)は、図4(a)をC方向から見た側面図、図4(c)は、図4(a)のDD線に沿った部分断面図である。
【0034】
パンチ最外形ガイド部144においては、パンチ120を収納する角穴144aを画定する各辺の線が、図2(a)に示すクシ刃部142aのクシ刃の谷を結んだ線と一致している。かかる状態を図5(b)に示す。このため、パンチ最外形ガイド部144には、従来の上部23bのように、パンチ120の逃げ部が存在せず、パンチ120の最外形を支持してクシ刃部142aに案内することができる。逃げ部が存在しないのは、図10(c)に見られるような張り出した線25が図5(c)においては存在せず、一直線であることから確認することができる。
【0035】
この結果、パンチ120は、クシ刃ガイド部142のみならず、パンチ最外形ガイド部144においても支持及び案内され、安定した姿勢を維持することができる。これにより、本実施形態のパンチガイド140はパンチ120の耐久性の悪化やクシ刃の損傷を防止することができる。このように、従来はパンチ120を案内するガイド部は先端部23aのみであったが、本実施形態のパンチガイド140本体においてはクシ刃ガイド部142及びパンチ最外形ガイド部144であり、ガイド部の長さを延長している。これにより打ち抜き時の振れにも強くなる。
【0036】
パンチ最外形ガイド部144から従来の上部23bに存在する逃げ部をなくすことができたのは、パンチ最外形ガイド部144を独立した部材として構成することによって、ワイヤーカットによって高精度に加工することができたからである。即ち、従来は、パンチガイド20の背面の一方向のみから上部23bを放電加工又はフライス加工によって形成していたが、本実施形態のパンチガイド140はパンチ最外形ガイド部144を別体として構成して両面加工を可能にしたため、従来の線25をクシ刃の谷22bの位置に一致するような高精度の加工を行うことが可能になったのである。また、放電加工を使用する従来の加工方法よりも簡単、安価かつ短時間でパンチ最外形ガイド部144を製作することができる。
【0037】
一対のボルト孔144bはボルト孔142bと連通し、クシ刃ガイド部142と一体的にストリッパー130に固定される。
【0038】
パンチガイドプレート146は、クシ刃ガイド部142とパンチ最外形ガイド部144を位置決めする機能を有し、図5に示すように、パンチ最外形ガイド部144に隣接して設けられている。パンチガイドプレート146は、ストリッパー130に形成された略直方体形状の溝に嵌合し、中央に直方体形状の溝を有する。ここで、図5(a)は、パンチガイド140の概略断面図であり、図5(b)は、図5(a)の底面図、図5(c)は図5(a)の部分断面図である。パンチガイドプレート146は、ストリッパー130に図示しないボルトを介して固定されるかストリッパー130と一体的に形成されてストリッパー130一部とみなされてもよい。
【0039】
本実施形態のパンチガイド140によれば、図5(c)に示すように、その厚さEに亘ってガイド部を形成することができ、パンチ120をガイド可能な範囲Eは、図10に示す範囲23aよりも広い。この結果、パンチガイド140はパンチ120を従来よりも安定して案内することができる。また、クシ刃ガイド部142とパンチ最外形ガイド部144とを独立した部材として構成することにより、例えば、クシ刃ガイド部142の磨耗がより大きい場合にはクシ刃ガイド部142のみを交換してパンチ最外形ガイド部144を維持することができるので、材料の有効利用を図ることができる。又、高価な超硬金属より目的形状にするまでの加工量が多かったが、本発明はプレートよりの加工のため、加工量も少ない。
【0040】
下型150は、図1に示すように、ベース152と、ダイ枠154と、ダイ160から構成される。ベース152には、ガイドポスト103が立設される。ダイ枠154は、ダイ160をベース152に固定する機能を有している。
【0041】
ダイ160は、図6乃至図9に示すように、ダイプレート162と、ダイ本体170と、ダイブロック180と、ジョイント190A及び190B(なお、参照番号190はこれらを総括するものとする。)とを有する。ここで、図6(a)は、ダイ160の側面図、図6(b)は、ダイ本体170の上面図、図6(c)は、図6(b)のk−k線に沿ったダイ160の部分縦断面図である。
【0042】
ダイプレート162は、図示しないボルトを介してダイ枠154に正確に位置決めされ、固定されるとダイ枠154と一体的に形成されてダイ枠154の一部とみなされてもよい。
【0043】
ダイ本体170は、パンチ120と協同してワークWを切断する機能を有し、図7に示すように、クシ刃部172と、固定用溝174A及び174B(なお、参照番号174はこれらを総括するものとする。)とを有する。ここで、図7(a)は、ダイ本体170の平面図、図7(b)は、図7(a)のFF線に沿った部分断面図、図7(c)は、図7(a)のG方向から見た側面図である。
【0044】
ダイ本体170は、一定の厚さを有するプレート形状を有し、本実施形態においては超硬金属から構成されている。クシ刃部172は、矩形状に整列したクシ刃から構成され、中空部175は突出したパンチ120を収納する部位である。溝174Aにはジョイント190Aが係合し、溝174Bにはジョイント190Bが係合する。溝174A及び174Bが非対称な位置にあるのは前後を明確にして回転非対称の確実を図るためである。溝174は、ダイ本体170に固定用のボルトやネジなどの孔を設けることを不要にし、ダイ160の小型薄型化に寄与する。
【0045】
ダイブロック180は、ダイ本体170と係合して、ダイ本体170をダイ枠154に固定する機能を有する。ダイブロック180は、本実施形態では、スチールから構成されており、従来のように、超硬合金で構成されていないので加工性が向上している。
【0046】
ダイブロック180は、図8に示すように、ボルト孔181、カス落とし孔182、テーパー部184、通し孔186、固定用溝188A及び188B(なお、参照番号188はこれらを総括するものとする。)を有する。ここで、図8(a)は、ダイブロック180の平面図、図8(b)は、図8(a)のH方向から見た側面図、図8(c)は、図8(a)のI方向から見た側面図である。
【0047】
ボルト孔181はダイ枠154の図示しないボルト孔と連通し、図示しないボルトが挿入・固定される。ボルト孔181は、ダイブロック180の前後を明確にして回転非対称を図るために偏心している。ダイブロック180はスチール製であるので、短時間で製作することができる。もちろん、様々な厚さを有するダイブロック180を製造することも、超硬合金を利用する場合よりも容易である。
【0048】
カス落とし孔182及び通し孔186は、ダイ本体170によるワークWから切断された不要部分(即ち、カス)を下に落下させるためのものである。テーパー部184を含む周囲には、テーパー部184に隣接して通し孔186が設けられている。ダイ枠154及びベース152に孔182及び186に連通する穴をあけることによって切断時のカスを外部に排出することができる。
【0049】
ジョイント190は、ダイ本体170とダイブロック180を結合し、厚さ又は高さ方向の位置決めを行っている。
【0050】
また、本実施形態ではダイブロック180はダイ本体170にジョイント190を介して係合するが、本発明は、ダイブロック180がダイ本体170にジョイント190を介さずに係合する場合も含む趣旨である。例えば、ダイブロック180に断面凸状の一対のレール状の突起を設け、ダイ本体170に断面凹状の一対の溝を設けて両者を着脱可能に係合するなど、ダイ本体170とダイブロックの外形を両者が係合するように加工されてもよい。
【0051】
ジョイント190は、図10(a)に示すように、I字形状を有し、図10(b)及び図10(c)に示すように、薄板形状を有する。ここで、図10(a)はジョイント190の平面図、図10(b)は図10(a)をJ方向からみた側面図、図10(c)は図10(a)をK方向から見た側面図である。ジョイント190は、薄板形状を有するので、例えば、ダイ本体170をネジやボルトを使用してダイブロック180に取り付ける場合に比べて取り付けスペースを小さくすることができる。
【0052】
ジョイント190のI字形状は、4つの係止部192と係止部192の間に設けられた胴部194を有する。ジョイント190Aの胴部194が溝174A及び184Aに嵌合し、ジョイント190Bの胴部194が溝174A及び184Aに嵌合する。図6(a)に示すように、一対の係止部192はダイ本体170に係合し、他方の係止部192はダイブロック180に係合する。
【0053】
ダイ160の組み立てにおいては、ダイブロック180の上にダイ本体170を載せてジョイント190A及び190Bを、それぞれ、溝174A及び184A、及び、溝174A及び184Aに嵌合する。ダイブロック180の中央部は、図6(b)に示すように、ダイ本体170の中空部175に挿入される。次に、ボルト孔181がダイプレート162の図示しないボルト孔に連通するように、ダイ160がダイプレート162に挿入される。最後に、図示しないボルトがボルト孔181に挿入され、ダイ160をダイプレート162に固定する。
【0054】
本実施形態のダイ160は、ダイ本体170は超硬合金から構成され、ダイブロック180、ジョイント190は加工性に優れたスチールを使用している。このように、切断に使用されるダイ本体170のみを超硬質材料で製作するので、超硬質材料の使用効率も高い。また、ダイ本体170に市販の汎用の超硬合金プレートを使用することができるので、外形加工が不要又は最小限に抑えて加工性を向上すると共にコストダウンも図ることができる。更に、切断用の刃が磨耗した場合にはダイ本体170のみを交換してダイブロック180を共通に使用することができるので、ダイブロック180も加工していた従来の方法よりも加工が容易になる。しかも、従来のダイブロックもダイ本体と一体で消耗品とみなされていたが、本実施形態においては、ダイブロック180は半永久的に使用することができ、材料の有効利用とコストダウンを図ることができる。また、ダイブロック180は、必要な厚さが同じであれば、他の形状のクシ刃やその他の切断刃を有するダイ本体と組み合わせることができるので汎用性がある。
【0055】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、本実施形態のダイ本体170はクシ刃部172を使用しているが、本発明はクシ刃以外の刃を有するダイにも適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、切断用金型を簡易かつ比較的低コストで製造することが可能なダイ及びパンチガイド及びこれらを有する加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての加工装置の概略断面図である。
【図2】図1に示す加工装置のパンチガイドを構成するクシ刃ガイド部の平面図、側面図及び部分断面図である。
【図3】図1に示す加工装置のパンチ及びパンチブロックの平面図である。
【図4】図1に示す加工装置のパンチガイドを構成するパンチ最外形ガイド部の平面図、側面図及び部分断面図である。
【図5】図1に示す加工装置のパンチガイドの断面図、平面図及び部分断面図である。
【図6】図1に示す加工装置のダイの側面図、平面図及び部分断面図である。
【図7】図6に示すダイを構成するダイ本体の平面図、部分断面図及び側面図である。
【図8】図6に示すダイを構成するダイブロックの平面図及び透過側面図である。
【図9】図6に示すダイを構成するジョイントの平面図及び側面図である。
【図10】従来のパンチガイドの断面図、平面図及び部分断面図である。
【図11】従来のダイの平面図及び部分断面図である。
【符号の説明】
100 加工装置
110 上型
120 パンチ
130 ストリッパー
140 パンチガイド
142 クシ刃ガイド部
144 パンチ最外形ガイド部
146 パンチガイドプレート
150 下型
154 ダイ枠
160 ダイ
170 ダイ本体
180 ダイブロック
190 ジョイント
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、ワークを切断する金型に係り、特に、当該金型のダイ及びパンチガイドの構造に関する。本発明は、例えば、半導体樹脂封止後の外部リード間のダムバーを切断加工する加工装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】
近年、高性能な電子機器をより低価格で提供する需要が高まるにつれて、当該電子機器を構成する電子部品の効率的かつ経済性に優れた製造方法が益々要求されている。例えば、電子部品の一つである半導体装置の製造方法は、典型的に、ダイシング、リードフレームの作成、ダイボンディング、ワイヤボンディングなどの各種工程から構成される。ワイヤボンディング後には、樹脂封止した短冊状のリードフレームの外部リードを、ダムバー切断、曲げ、個片化する加工装置が通常使用される。
【0003】
以下、図10及び図11を参照して、従来のリードフレームの作成方法について説明する。ここで、図10(a)は、従来のストリッパー10とパンチガイド20を示す概略透過側面図、図10(b)は、パンチガイド20の平面図、図10(c)は、図10(b)のSS線に沿った部分断面図である。図10(b)の領域T1及びT2の関係は図10(c)においても見ることができる。
【0004】
ストリッパー10及びパンチガイド20は、図示しない金型の上型に設けられ、パンチガイド20はストリッパー10に固定される。ストリッパー10は、図示しないパンチを収納して、プレス時に図示しない金型の下型又はその他の部材に当接し、その後はパンチを、パンチガイド20を介して突出させる。この結果、パンチは図11に示すダイ30と係合し、その間にある短冊状リードフレームに対して所定の打ち抜き加工を行う。
【0005】
パンチガイド20は、図11に示すダイ30に嵌合する切断刃(例えば、クシ刃)を有するパンチを移動可能に収納し、図11に示すダイ30のクシ刃部34に案内する機能を有する。
【0006】
クシ刃部22は、図10(a)に示すように、先端からの所定の高さを有する先端部23aにおいてパンチのクシ刃を案内する。即ち、先端部23aはパンチを案内するためのガイド部である。
【0007】
図10(a)及び図10(b)に示すように、先端部23aの形状は山22aと谷22bとの差W1によって形成されるクシ刃によって定義されている。一方、先端部23aの上にある上部23bはクシ刃の山22aからより広い長さW2だけ離間している。上部23bの形状は、図10(b)において、点線25で定義されている。即ち、上部23bは図10(b)に示す線25及び角部で定義される略矩形状を有し、図10(c)に示すように、パンチの最外形に対してW2−W1の逃げ部を有する。パンチガイド20はストリッパー10にボルト等で固定する。
【0008】
図11(a)は、従来のダイ30の平面図であり、図11(b)はそのVV線に沿った部分断面図である。同図に示すように、ダイ30は、図示しない下型に固定又は下型の一部として構成されるダイ枠40に取り付けられる。
【0009】
本体部32はリードフレームの切断部としてのクシ刃部34を有する。クシ刃部14は、典型的に、磨耗に強い超硬合金で構成される。本体部32は、リードフレーム毎に、そのパターンや必要な厚さ又は高さなどに応じて新たに加工される。また、クシ刃部34も磨耗するので再研磨し、再研磨可能量に達した場合は、交換する必要があるので、その場合にも新たに製作される。
【0010】
その他の従来技術としては、例えば、特許文献1乃至3がある。
【特許文献1】
特開平2−25227号公報、
【特許文献2】
特開平3−268824号公報
【特許文献3】
特開2002−160249号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の金型は各部品の加工性が悪く、金型の製造時間及びコストの増加を招きやすいという問題があった。
【0012】
より具体的には、パンチガイド20はパンチをその先端部23aのみでしか案内することができない。パンチの幅方向の最外形はクシ刃の谷22bでガイドされているが、図10(b)のクシ刃部拡大図としての図10(d)に示されているように、上部23bの外形線25はクシ刃の谷22bの外側に位置している。換言すれば、上部23bは、パンチを、パンチの角部では部分的に支持及び案内するものの、破線25で示す部分では支持しておらず、パンチの最外形からクシ刃の谷22bと25の距離W3だけ離間している。このように、従来のパンチガイド20は、上部23bにおいて、殆どパンチを支持していないため、上部23bではパンチの姿勢は不安定になりやすい。この結果、上部23bは先端部23aにパンチを安定して案内できず、導入時にパンチのクシ刃に部分的に負荷をかけてクシ刃の耐久性を悪化させたり、クシ刃を損傷させたりする原因になっていた。特に、近年、電子機器の配線幅が細かくなり、クシ刃が細くなるにつれて、上部23bにおけるパンチの不安定な姿勢の影響は、無視できなくなってきた。
【0013】
従来、上部23bはパンチガイド20の背面から放電加工又はフライス加工で形成していたが、一方の側から加工するこれらの加工方法の制約から、線25をクシ刃の谷22bに一致させるように上部23bから逃げ幅(W2−W1)を除去することはできなかった。また、放電加工等は工期及び工数が大きく、パンチガイド20の加工性を悪化させていた。更に、非常に細く長いクシ刃は折れたり反ったりするなどのクシ刃加工の限界から先端部23aの範囲をさらに延ばすことはできなかった。この結果、パンチは実質的に先端部23aのみで案内され、上部23bでは案内されないため、耐久性の悪化や損傷などを招き、ひいては修理や交換による製造コストの増加や歩留りの低下の原因となっていた。
【0014】
また、ダイ30においては、本体部32を硬度の高い超硬合金から構成しているために、加工性が悪く、多くの工期及び工数がかかっていた。また、超硬合金は高価であり、製造コストの増加を招いていた。更に、本体部32のうち切断に使用されるのはクシ刃部34のみであるため、高価な超硬合金の使用効率も悪かった。
【0015】
そこで、本発明は、このような従来の課題を解決し、切断用金型を簡易かつ比較的低コストで製造することが可能なダイ及びパンチガイド及びこれらを有する加工装置を提供することを例示的な目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのダイは、ワークを切断加工するための金型に使用されるダイであって、前記ワークを切断する刃を有し、一定の厚さを有するプレート状の第1の材料から構成されるダイ本体と、当該ダイ本体に係合して当該ダイ本体と共に前記金型に固定され、前記第1の材料よりも硬度の低い第2の材料から構成されるダイブロックとを有することを特徴とする。かかるダイによれば、第1の材料として、例えば、超鋼などの超硬質材料を使用し、第2の材料として、例えば、スチールなどの加工性に優れた材料を使用し、切断用の刃の耐磨耗性を高めつつダイブロックの加工性を高めることができる。切断に使用されるダイ本体のみを超硬質材料で作成すれば、超硬質材料の使用効率も高い。また、ダイ本体の加工に市販のプレートを使用することができるので、外形加工が不要又は最小限に抑えて加工性を向上すると共にコストダウンも図ることができる。更に、切断用の刃が磨耗した場合にはダイ本体のみを交換してダイブロックを共通に使用することができるので、ダイブロック部分も加工していた従来の方法よりも加工が容易になる。ダイブロックに金型の一部又は金型に固定されるダイプレートとボルトを介して固定されるための係合部(例えば、ボルト孔)を設けるように構成すれば、ダイブロックはスチール製であるので、係合部は超硬合金を放電加工する従来の方法よりも容易で短時間で作成することができる。上述のダイは、前記ダイ本体と前記ダイブロックとを係合し、薄板形状を有する係合部材を更に有してもよい。薄板形状によりボルトやネジを使用するよりも取り付けスペースを小さくすることができる。もちろん、本発明は係合部材の種類や形状を限定するものではない。代替的に、ダイ本体とダイブロックの外形を両者が係合するように加工されてもよい(例えば、ダイブロックに断面凸状の一対のレール状突起を設け、ダイ本体に断面凹状の一対の溝を設けて両者を着脱可能に係合するなど)。
【0017】
また、本発明の別の側面としてのパンチガイドは、ワークを切断加工するためのパンチを案内するパンチガイドであって、当該パンチガイドは、それぞれ一定の厚さのプレート形状を有する別体として構成された第1及び第2のガイド部を含み、前記第1のガイド部は、前記パンチの前記ワークを切断する刃を前記厚さに亘って案内し、前記第2のガイド部は、前記パンチの最外形をガイドすることによって前記パンチを前記第1のガイド部に案内することを特徴とする。かかるパンチガイドは、第2のガイド部はパンチの最外形をガイドするので、第1及び第2のガイド部の厚さ分だけパンチを案内することができる。第1のガイド部は独立の部材であるので両面加工が可能であり、仕上げ加工も容易である。第2のガイド部が独立した部材であるので両面加工が可能であり、従来のような放電加工やフライス加工を使用せずにワイヤーカットで高精度に加工することができ、また、従来のようにパンチガイドの背面から加工するのではないので加工も容易である。かかるパンチガイドにおいては、第2のガイド部は従来のように逃げ部を有しない。
【0018】
上述のダイ及びパンチガイドのうち少なくとも一方を有する加工装置も本発明の別の側面を構成する。かかる加工装置は、金型や当該金型を有するプレス装置もカバーする概念である。また、かかる加工装置を利用した加工方法も本発明の別の側面を構成し得る。かかる加工方法は、製造方法としても機能し、その結果物もカバーする。
【0019】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の加工装置の一例としてのプレス装置100について説明する。本実施形態の加工装置100は、図1の紙面に垂直な方向に搬送されるワークWとしての、樹脂封止後の短冊状リードフレームの外部リード間のダムバーを切断・加工する機能を有する。ここで、図1は、プレス装置100の概略断面図であり、左側はプレス前の状態を示し、右側はプレス時の状態を示している。
【0021】
加工装置100は、図1に示すように、上型110と下型150とを有する金型と、上型110と下型150とを相対的に移動可能にする(本実施形態では、上型110を下型150に対して図1の上下方向に移動する)ガイド機構102と、ワークWを支持及び搬送するためのフィードプレート108とを有する。
【0022】
ガイド機構102は、(図1には2つのみを示しているが)本実施形態では4つのガイドポスト103とガイドブッシュ104からなる。各ガイドポスト103は、上型110を下型150に対して図1の上下方向に平行移動させる機能を有し、一例として、円柱形状を有する。また、本発明は、ガイドポスト103の数、形状、寸法などを制限するものではない。上型110は、ガイドポスト103に、後述する上型ダイセット111に固定されたガイドブッシュ104と図示しないベアリングやローラなどの移動円滑化手段を介して上下に移動可能に固定されている。ガイドポスト103は、基部105において下型150のベース152に固定されている。
【0023】
フィードプレート108は、上型110と下型150との間に設けられ、ワークWを図1の紙面の垂直方向に搬送及び支持する。フィードプレート108は、下型150に対して図1の上下方向に移動することができる。
【0024】
本実施形態では短冊状ワークWが順送され、外部リード間のダムバーを切断する。上型110は、ガイド機構102によって下型150に対して上下移動可能に構成され、上型ダイセット111と、パンチプレート114と、パンチ120と、ストリッパー130と、パンチガイド140などを有している。上型ダイセット111は、パンチプレート114などの部材を支持してそれらの剛性を維持している。
【0025】
パンチ120は、図1左側に示すプレス前状態では、ストリッパー130及びパンチガイド140内に収納されているが、図1右側に示すプレス時状態では、ストリッパー130及びパンチガイド140から突出してワークWに切断加工を施す。パンチ120は、クシ刃をその先端に有し、後述するダイ160と係合する。
【0026】
本実施形態では、パンチ120は、図3に示すように、2対のパンチ122a及び122bと、パンチブロック124とを有する。ここで、図3は、パンチ120とパンチブロック124の概略平面図である。パンチ122aは、後述する図2(a)に示すクシ刃部142aの短手辺に対応し、パンチ122bはクシ刃部142aの長手辺に対応する。なお、作図の便宜上、図3の寸法は図2(a)の寸法とは一致していない。パンチブロック124は、パンチ122a及び124bを内側から支持する機能を有する。この結果、パンチ120は、外側からはパンチガイド140によって支持され、内側からはパンチブロック124によって支持される。
【0027】
ストリッパー130は、図示しないばねによってパンチプレート114から離間する方向(即ち、図1における下方向)に付勢されており、これにより、パンチ120の先端をパンチガイド140の下面よりも若干引き込んだ位置にセットしている。プレス時には、ストリッパー130でフィードプレート108を押さえ、パンチガイド140でワークWを抑えてからパンチ120で切断加工を行う。加工後はパンチ120がワークWから離れた後にストリッパー130が上昇する。
【0028】
ストリッパー130は、パンチプレート114の下側にパンチプレート114に対して移動可能に設けられる。ストリッパー130は、切断加工の際に、フィードプレート108を押し下げると共にワークWを押圧して切断を容易にする。
【0029】
パンチガイド140は、図2のクシ刃ガイド部142と、図4のパンチ最外形ガイド部144とで構成されている。なお、装置によっては、パンチガイド140はストリッパー130の一部として構成されてパンチガイドという呼称でない場合もあるが、本発明のパンチガイドの構成は、パンチガイドがストリッパーの一部として構成される場合にも適用可能である。
【0030】
クシ刃ガイド部142は、図2に示すように、パンチ120を図1のダイ160の後述する図6のクシ刃部172に案内するクシ刃部142aと、一対のボルト孔142bとを含み、一定の厚さを有するプレート形状を有する。ここで、図2(a)はクシ刃ガイド部142の平面図、図2(b)は、図2(a)をA方向から見た側面図、図2(c)は、図2(a)のBB線に沿った部分断面図である。
【0031】
クシ刃ガイド部142はワイヤーカットによって加工されるが、独立したプレート形状は、加工、例えば、仕上げ加工を容易にする。ここで、仕上げ加工とは、クシ刃部142aを構成する複数のクシ刃の凹部コーナーに逃げ加工を施して、パンチ120のクシ刃がクシ刃部142aを摺動する際に干渉しないようにして円滑な摺動を可能にする処理である。
【0032】
クシ刃部142aは、図2(a)に示すように、複数の矩形状のクシ刃を有し、かかる複数のクシ刃は矩形状に配列されている。クシ刃部142aは、その内部にパンチを移動可能に収納する中空部142cを定義している。また、クシ刃部142aは、図2(c)に示すように、その厚さに亘って形成され、十分なガイド長を確保してパンチが安定して案内されることを可能にする。一対のボルト孔142bには、それぞれ、図示しないボルトがストリッパー130側から挿入及び締め付けされ、クシ刃ガイド部142をストリッパー130に固定する。
【0033】
パンチ最外形ガイド部144は、図4に示すように、角穴144aと、一対のボルト孔144bとを含み、プレート形状を有する。ここで、図4(a)はパンチ最外形ガイド部144の平面図、図4(b)は、図4(a)をC方向から見た側面図、図4(c)は、図4(a)のDD線に沿った部分断面図である。
【0034】
パンチ最外形ガイド部144においては、パンチ120を収納する角穴144aを画定する各辺の線が、図2(a)に示すクシ刃部142aのクシ刃の谷を結んだ線と一致している。かかる状態を図5(b)に示す。このため、パンチ最外形ガイド部144には、従来の上部23bのように、パンチ120の逃げ部が存在せず、パンチ120の最外形を支持してクシ刃部142aに案内することができる。逃げ部が存在しないのは、図10(c)に見られるような張り出した線25が図5(c)においては存在せず、一直線であることから確認することができる。
【0035】
この結果、パンチ120は、クシ刃ガイド部142のみならず、パンチ最外形ガイド部144においても支持及び案内され、安定した姿勢を維持することができる。これにより、本実施形態のパンチガイド140はパンチ120の耐久性の悪化やクシ刃の損傷を防止することができる。このように、従来はパンチ120を案内するガイド部は先端部23aのみであったが、本実施形態のパンチガイド140本体においてはクシ刃ガイド部142及びパンチ最外形ガイド部144であり、ガイド部の長さを延長している。これにより打ち抜き時の振れにも強くなる。
【0036】
パンチ最外形ガイド部144から従来の上部23bに存在する逃げ部をなくすことができたのは、パンチ最外形ガイド部144を独立した部材として構成することによって、ワイヤーカットによって高精度に加工することができたからである。即ち、従来は、パンチガイド20の背面の一方向のみから上部23bを放電加工又はフライス加工によって形成していたが、本実施形態のパンチガイド140はパンチ最外形ガイド部144を別体として構成して両面加工を可能にしたため、従来の線25をクシ刃の谷22bの位置に一致するような高精度の加工を行うことが可能になったのである。また、放電加工を使用する従来の加工方法よりも簡単、安価かつ短時間でパンチ最外形ガイド部144を製作することができる。
【0037】
一対のボルト孔144bはボルト孔142bと連通し、クシ刃ガイド部142と一体的にストリッパー130に固定される。
【0038】
パンチガイドプレート146は、クシ刃ガイド部142とパンチ最外形ガイド部144を位置決めする機能を有し、図5に示すように、パンチ最外形ガイド部144に隣接して設けられている。パンチガイドプレート146は、ストリッパー130に形成された略直方体形状の溝に嵌合し、中央に直方体形状の溝を有する。ここで、図5(a)は、パンチガイド140の概略断面図であり、図5(b)は、図5(a)の底面図、図5(c)は図5(a)の部分断面図である。パンチガイドプレート146は、ストリッパー130に図示しないボルトを介して固定されるかストリッパー130と一体的に形成されてストリッパー130一部とみなされてもよい。
【0039】
本実施形態のパンチガイド140によれば、図5(c)に示すように、その厚さEに亘ってガイド部を形成することができ、パンチ120をガイド可能な範囲Eは、図10に示す範囲23aよりも広い。この結果、パンチガイド140はパンチ120を従来よりも安定して案内することができる。また、クシ刃ガイド部142とパンチ最外形ガイド部144とを独立した部材として構成することにより、例えば、クシ刃ガイド部142の磨耗がより大きい場合にはクシ刃ガイド部142のみを交換してパンチ最外形ガイド部144を維持することができるので、材料の有効利用を図ることができる。又、高価な超硬金属より目的形状にするまでの加工量が多かったが、本発明はプレートよりの加工のため、加工量も少ない。
【0040】
下型150は、図1に示すように、ベース152と、ダイ枠154と、ダイ160から構成される。ベース152には、ガイドポスト103が立設される。ダイ枠154は、ダイ160をベース152に固定する機能を有している。
【0041】
ダイ160は、図6乃至図9に示すように、ダイプレート162と、ダイ本体170と、ダイブロック180と、ジョイント190A及び190B(なお、参照番号190はこれらを総括するものとする。)とを有する。ここで、図6(a)は、ダイ160の側面図、図6(b)は、ダイ本体170の上面図、図6(c)は、図6(b)のk−k線に沿ったダイ160の部分縦断面図である。
【0042】
ダイプレート162は、図示しないボルトを介してダイ枠154に正確に位置決めされ、固定されるとダイ枠154と一体的に形成されてダイ枠154の一部とみなされてもよい。
【0043】
ダイ本体170は、パンチ120と協同してワークWを切断する機能を有し、図7に示すように、クシ刃部172と、固定用溝174A及び174B(なお、参照番号174はこれらを総括するものとする。)とを有する。ここで、図7(a)は、ダイ本体170の平面図、図7(b)は、図7(a)のFF線に沿った部分断面図、図7(c)は、図7(a)のG方向から見た側面図である。
【0044】
ダイ本体170は、一定の厚さを有するプレート形状を有し、本実施形態においては超硬金属から構成されている。クシ刃部172は、矩形状に整列したクシ刃から構成され、中空部175は突出したパンチ120を収納する部位である。溝174Aにはジョイント190Aが係合し、溝174Bにはジョイント190Bが係合する。溝174A及び174Bが非対称な位置にあるのは前後を明確にして回転非対称の確実を図るためである。溝174は、ダイ本体170に固定用のボルトやネジなどの孔を設けることを不要にし、ダイ160の小型薄型化に寄与する。
【0045】
ダイブロック180は、ダイ本体170と係合して、ダイ本体170をダイ枠154に固定する機能を有する。ダイブロック180は、本実施形態では、スチールから構成されており、従来のように、超硬合金で構成されていないので加工性が向上している。
【0046】
ダイブロック180は、図8に示すように、ボルト孔181、カス落とし孔182、テーパー部184、通し孔186、固定用溝188A及び188B(なお、参照番号188はこれらを総括するものとする。)を有する。ここで、図8(a)は、ダイブロック180の平面図、図8(b)は、図8(a)のH方向から見た側面図、図8(c)は、図8(a)のI方向から見た側面図である。
【0047】
ボルト孔181はダイ枠154の図示しないボルト孔と連通し、図示しないボルトが挿入・固定される。ボルト孔181は、ダイブロック180の前後を明確にして回転非対称を図るために偏心している。ダイブロック180はスチール製であるので、短時間で製作することができる。もちろん、様々な厚さを有するダイブロック180を製造することも、超硬合金を利用する場合よりも容易である。
【0048】
カス落とし孔182及び通し孔186は、ダイ本体170によるワークWから切断された不要部分(即ち、カス)を下に落下させるためのものである。テーパー部184を含む周囲には、テーパー部184に隣接して通し孔186が設けられている。ダイ枠154及びベース152に孔182及び186に連通する穴をあけることによって切断時のカスを外部に排出することができる。
【0049】
ジョイント190は、ダイ本体170とダイブロック180を結合し、厚さ又は高さ方向の位置決めを行っている。
【0050】
また、本実施形態ではダイブロック180はダイ本体170にジョイント190を介して係合するが、本発明は、ダイブロック180がダイ本体170にジョイント190を介さずに係合する場合も含む趣旨である。例えば、ダイブロック180に断面凸状の一対のレール状の突起を設け、ダイ本体170に断面凹状の一対の溝を設けて両者を着脱可能に係合するなど、ダイ本体170とダイブロックの外形を両者が係合するように加工されてもよい。
【0051】
ジョイント190は、図10(a)に示すように、I字形状を有し、図10(b)及び図10(c)に示すように、薄板形状を有する。ここで、図10(a)はジョイント190の平面図、図10(b)は図10(a)をJ方向からみた側面図、図10(c)は図10(a)をK方向から見た側面図である。ジョイント190は、薄板形状を有するので、例えば、ダイ本体170をネジやボルトを使用してダイブロック180に取り付ける場合に比べて取り付けスペースを小さくすることができる。
【0052】
ジョイント190のI字形状は、4つの係止部192と係止部192の間に設けられた胴部194を有する。ジョイント190Aの胴部194が溝174A及び184Aに嵌合し、ジョイント190Bの胴部194が溝174A及び184Aに嵌合する。図6(a)に示すように、一対の係止部192はダイ本体170に係合し、他方の係止部192はダイブロック180に係合する。
【0053】
ダイ160の組み立てにおいては、ダイブロック180の上にダイ本体170を載せてジョイント190A及び190Bを、それぞれ、溝174A及び184A、及び、溝174A及び184Aに嵌合する。ダイブロック180の中央部は、図6(b)に示すように、ダイ本体170の中空部175に挿入される。次に、ボルト孔181がダイプレート162の図示しないボルト孔に連通するように、ダイ160がダイプレート162に挿入される。最後に、図示しないボルトがボルト孔181に挿入され、ダイ160をダイプレート162に固定する。
【0054】
本実施形態のダイ160は、ダイ本体170は超硬合金から構成され、ダイブロック180、ジョイント190は加工性に優れたスチールを使用している。このように、切断に使用されるダイ本体170のみを超硬質材料で製作するので、超硬質材料の使用効率も高い。また、ダイ本体170に市販の汎用の超硬合金プレートを使用することができるので、外形加工が不要又は最小限に抑えて加工性を向上すると共にコストダウンも図ることができる。更に、切断用の刃が磨耗した場合にはダイ本体170のみを交換してダイブロック180を共通に使用することができるので、ダイブロック180も加工していた従来の方法よりも加工が容易になる。しかも、従来のダイブロックもダイ本体と一体で消耗品とみなされていたが、本実施形態においては、ダイブロック180は半永久的に使用することができ、材料の有効利用とコストダウンを図ることができる。また、ダイブロック180は、必要な厚さが同じであれば、他の形状のクシ刃やその他の切断刃を有するダイ本体と組み合わせることができるので汎用性がある。
【0055】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、本実施形態のダイ本体170はクシ刃部172を使用しているが、本発明はクシ刃以外の刃を有するダイにも適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、切断用金型を簡易かつ比較的低コストで製造することが可能なダイ及びパンチガイド及びこれらを有する加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての加工装置の概略断面図である。
【図2】図1に示す加工装置のパンチガイドを構成するクシ刃ガイド部の平面図、側面図及び部分断面図である。
【図3】図1に示す加工装置のパンチ及びパンチブロックの平面図である。
【図4】図1に示す加工装置のパンチガイドを構成するパンチ最外形ガイド部の平面図、側面図及び部分断面図である。
【図5】図1に示す加工装置のパンチガイドの断面図、平面図及び部分断面図である。
【図6】図1に示す加工装置のダイの側面図、平面図及び部分断面図である。
【図7】図6に示すダイを構成するダイ本体の平面図、部分断面図及び側面図である。
【図8】図6に示すダイを構成するダイブロックの平面図及び透過側面図である。
【図9】図6に示すダイを構成するジョイントの平面図及び側面図である。
【図10】従来のパンチガイドの断面図、平面図及び部分断面図である。
【図11】従来のダイの平面図及び部分断面図である。
【符号の説明】
100 加工装置
110 上型
120 パンチ
130 ストリッパー
140 パンチガイド
142 クシ刃ガイド部
144 パンチ最外形ガイド部
146 パンチガイドプレート
150 下型
154 ダイ枠
160 ダイ
170 ダイ本体
180 ダイブロック
190 ジョイント
Claims (4)
- ワークを切断加工するための金型に使用されるダイであって、
前記ワークを切断する刃を有し、一定の厚さを有するプレート状の第1の材料から構成されるダイ本体と、
当該ダイ本体に係合して当該ダイ本体と共に前記金型に固定され、前記第1の材料よりも硬度の低い第2の材料から構成されるダイブロックとを有することを特徴とするダイ。 - 前記ダイ本体と前記ダイブロックとを係合し、薄板形状を有する係合部材を更に有することを特徴とする請求項1記載のダイ。
- ワークを切断加工するためのパンチを案内するパンチガイドであって、
当該パンチガイドは、それぞれ一定の厚さのプレート形状を有する別体として構成された第1及び第2のガイド部を含み、
前記第1のガイド部は、前記パンチの前記ワークを切断する刃を前記厚さに亘って案内し、
前記第2のガイド部は、前記パンチの最外形をガイドすることによって前記パンチを前記第1のガイド部に案内することを特徴とするパンチガイド。 - 請求項1記載のダイ及び請求項3記載のパンチガイドのうち少なくとも一方を有することを特徴とする加工装置。
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JP2002348342A JP2004181467A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | ダイ、パンチガイド及びそれらを有する加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002348342A JP2004181467A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | ダイ、パンチガイド及びそれらを有する加工装置 |
Publications (1)
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JP2004181467A true JP2004181467A (ja) | 2004-07-02 |
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ID=32751283
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2004181467A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103817198A (zh) * | 2014-01-18 | 2014-05-28 | 宁波敏实汽车零部件技术研发有限公司 | 车门上导槽等凹槽条专用冲切装置及其冲切刀 |
CN107321852A (zh) * | 2017-08-23 | 2017-11-07 | 中山市创智智能科技有限公司 | Usb卡扣加工模具 |
-
2002
- 2002-11-29 JP JP2002348342A patent/JP2004181467A/ja active Pending
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CN103817198B (zh) * | 2014-01-18 | 2016-02-10 | 宁波敏实汽车零部件技术研发有限公司 | 车门上凹槽条专用冲切装置 |
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