JP3759743B1 - 母板加工用金型、加工板の製造方法、及び、製品板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プッシュバック領域3において、母板10をステップ送りしながら母板10のプッシュバック加工を行い、母板10の搬送方向に沿って並んだ2個のプリント回路板14a、14bを形成する。次に、プリント回路板14a、14bが外形切断領域5上に来るように母板10を搬送し、実装用基板18の切り出し及び枠部の切断を行うと同時に、プッシュバック領域においプリント回路板14cのプッシュバック加工を行う。さらに、母板10を後退させ、プッシュバック領域3においてプリント回路板14cの下流側に位置する未加工部分のプッシュバック加工を行い、プリント回路板14dを形成する。
【選択図】 図4
Description
また、ミシン目法は、プリント回路板の境界線に沿って、多数の小孔をあけ、小孔に沿って破断させる方法である。ミシン目法は、破断後の境界線に凹凸が残るので、外形の寸法精度が要求されないプリント回路板に対してのみ適用可能である。
(1) 電気回路が印刷されたプリント配線母板にプッシュバック用の基準穴を形成し、
(2) プッシュバック用金型を用いて、プリント回路板のプッシュバック加工、及び、必要に応じて部品穴等の穿孔を行い、
(3) 外形切断用金型を用いてプリント配線母板の外形を切断し、所定個数のプリント回路板を含む実装用基板を母板から切り出す、
ことにより行われている。
同文献には、プッシュバック手段によりプッシュバックされた領域が外形切断手段により逐次切り離されるので、プリント配線母板の反りの影響を大きく受けることなく容易に外形切断が行える点、及び、1つの金型でプッシュバック加工と外形切断加工とを行うことができるので、金型コストを低減できる点が記載されている。
一方、プリント回路板の形状及び大きさは、多種多様である。そのため、ワーク当たりの取り数を多くするためには、プリント回路板の形状及び大きさ、並びに、ワークサイズに応じて、プリント回路板の間隔や配置を変える必要がある。
(1) 相対的に長い直線部を介して対向しているプリント回路板間の間隔が狭い場合において、これらを同時にプッシュバックすると、プリント回路板の間に残った母板の部分が割れやすいこと、及び、
(2) 金型には、プリント回路板の形状に対応した貫通孔を形成する必要があるが、この貫通孔間の距離が短くなりすぎると、貫通孔の間に残った金型の部分が割れやすくなり、金型の強度及び寿命が低下すること、による。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、高コスト化を招くことなく、ワーク当たりの取り数が多く、材料歩留まりの高い実装用基板(加工板)を製造可能な母板加工用金型及びこれを用いた加工板の製造方法を提供することにある。
さらに、本発明が解決しようとする他の課題は、このような加工板から製品板を製造する方法を提供することにある。
前記プッシュバック領域は、前記製品板のプッシュバック加工を行うためのn個のプッシュバック手段と、前記製品板1個分に相当するn個の空打ち領域とを備え、前記プッシュバック手段と前記空打ち領域とは、一定の間隔を隔てて、かつ、前記母板の搬送方向に対して上流側から下流側に向かって前記プッシュバック手段:前記空打ち領域の順で交互に並んでおり、
前記外形切断領域は、前記加工板を前記母板から切り出すための外形切断手段と、前記母板から前記加工板を切り出した後に残る枠部を切断し、少なくとも前記母板の搬送方向に対して垂直方向に残った部分を除去する枠部切断手段を備えていることを要旨とする。
前記プッシュバック領域は、前記製品板のプッシュバック加工を行うための1個のプッシュバック手段と、前記製品板1個分に相当する2n個の空打ち領域とを備え、前記プッシュバック手段と前記空打ち領域とは、一定の間隔を隔てて、かつ、前記プッシュバック手段が最上流側に来るように、前記母板の搬送方向に対して上流側から下流側に向かって並んでおり、
前記外形切断領域は、前記加工板を前記母板から切り出すための外形切断手段と、前記母板から前記加工板を切り出した後に残る枠部を切断し、少なくとも前記母板の搬送方向に対して垂直方向に残った部分を除去する枠部切断手段を備えていることを要旨とする。
(イ) 前記プッシュバック領域において、「前記製品板の搬送方向の長さ+前記プッシュバック手段と前記空打ち領域の間又は隣接する前記空打ち領域の間の長さ」に相当する送り幅だけ前記母板をステップ送りしながら、前記プッシュバック手段を用いて前記母板のプッシュバック加工を行い、前記母板の搬送方向に沿って並んだ複数個の第1の製品板を前記母板に形成する第1工程と、
(ロ) プッシュバック加工された複数個の前記第1の製品板が前記外形切断領域上に来るように前記母板を搬送し、
前記外形切断領域において、前記外形切断手段を用いて前記加工板を切り出し、かつ、前記枠部切断手段を用いて前記枠部の切断を行うと同時に、
前記プッシュバック領域において、前記プッシュバック手段を用いて第2の製品板のプッシュバック加工を行う第2工程と、
(ハ) 前記母板を後退させ、前記プッシュバック領域において前記母板のプッシュバック加工を行い、前記第2の製品板の下流側に位置する未加工部分に第3の製品板を形成する第3工程と、
を備えていることを要旨とする。
さらに、本発明に係る製品板の製造方法は、本発明に係る加工板の製造方法により得られた加工板から前記製品板を分離することを要旨とする。
また、このようなプッシュバック領域において、母板をステップ送りしながらプッシュバック加工を行うと、製品板が相対的に長い直線部を介して、かつ、相対的に短い間隔で対向している場合であっても、母板を破損させることなく、プッシュバック加工を行うことができる。
また、プッシュバック加工が行われた後、その部分を外形切断領域上に搬送し、加工板の外形切断を行うと、プッシュバックされた領域が母板から逐次切り離されるので、母板の反りの影響を受けることなく、外形切断を容易に行うことができる。
さらに、外形切断と同時に枠部の切断が行われるので、母板を後退させ、第2の製品板の下流側にある未加工部分のプッシュバック加工を行う際に、枠部が外形切断手段により切断され、破片が金型表面に散乱することがない。しかも、枠部が切断されることによって、枠部の容積が小さくなるので、枠部の保管及び廃棄が容易化・低コスト化する。
しかしながら、本発明においては、隣接するプリント回路板のプッシュバック加工が段階的に行われるので、下パンチ22aと空打ち領域23aの間の間隔は、板厚の2倍以下でも良い。また、両者の間隔を、板厚の1.5倍以下、あるいは、板厚の1.0倍程度とすることもできる。例えば、母板の板厚が1.6mmである場合、間隔は、1.6mm程度にすることができる。
また、図1においては、左右1組の枠部切断手段が例示されているが、同様の枠部切断手段を、搬送方向に沿って複数個設けても良い。また、枠部の内、搬送方向に対して平行方向に残った部分(縦枠)を切断する枠部切断手段(縦枠切断手段)に加えて又はこれに代えて、枠部の内、搬送方向に対して垂直方向に残った部分(横枠)を切断する枠部切断手段(横枠切断手段)をさらに備えていても良い。
横枠切断手段の位置は、特に限定されるものではないが、外形切断領域5に横枠切断手段のみが設けられる場合、横枠切断手段は、第2下パンチ22fの角部であって、母板の搬送方向に対して下流側の辺に設けるのが好ましい。
また、下パンチ22fの上面に形成される部品穴形成孔34、34…、スリット形成孔36、36…、並びに、基準穴形成孔38a及びサブ基準穴形成孔38bに対応する位置には、それぞれ、部品穴形成ピン82、82…、スリット形成ピン84、84…、並びに基準穴形成ピン86a及びサブ基準穴形成ピン86bが設けられている。これらの先端は、第2上型ストリッパー60fに設けられた貫通孔内に遊挿されており、第2上型ストリッパー60fが第2スライドスペース62fに沿って上方に移動するに伴い、第2上型ストリッパー60fの下面から突き出すようになっている。
また、実装用基板の面積が大きい場合等、発生する反りが大きい場合には、実装用基板の4辺すべてにスリットを設けるのが好ましい。
さらに、プリント回路板の形状、配置等により可能であるときには、実装用基板の周囲に1又は2以上のスリットを形成することに加えて、実装用基板中央の余白部分に1又は2以上の孤立した長孔を形成しても良い。
まず、予め所定の位置にプッシュバック基準孔12、12…が形成されたプリント配線母板10を用意する。次に、図4(a)に示すように、下型20に立設された位置決めピン32a、32bを、プリント配線母板の1列目に形成されたプッシュバック基準孔12、12に挿入し、プッシュバック領域3において1回目のプッシュバック加工を行う。次いで、図4(b)に示すように、プリント配線母板10を所定の送り幅でステップ送りし、プリント配線母板の2列目に形成されたプッシュバック基準孔12、12に位置決めピン32a、32bを挿入し、2回目のプッシュバック加工を行う(第1工程)。
この状態でプレスを行うと、外形切断領域5においては、実装用基板18の切り出しと、プリント配線母板10から実装用基板18を切り出した後に残る枠部(縦枠)の切断が行われる。また、これと同時に、プッシュバック領域3では、プッシュバック手段により3個目のプリント回路板14c(第2の製品板)のプッシュバック加工が行われる(第2工程)。切り出された実装用基板18は、上型からノックアウトされ、取り除かれる。また、切断された枠部10aは、金型上から排除される。
さらに、得られた実装用基板18に対し、電子部品の自動実装、はんだ付け等を行った後、実装用基板18の枠部の破断等を行うことにより、プリント回路板14a、14bを分離させる。
その他の点については、第1の実施の形態に係るプリント配線母板加工用金型1と同様であるので、説明を省略する。また、図5中のその他の符号及びその名称は、図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るプリント配線母板加工用金型1と同一のものである。
まず、予め所定の位置にプッシュバック基準孔12、12…が形成されたプリント配線母板10を用意する。次に、図5(a)に示すように、下型20に立設された位置決めピン32a〜32dを、プリント配線母板10の1列目及び3列目に形成されたプッシュバック基準孔12、12…に挿入し、プッシュバック領域3において1回目のプッシュバック加工を行う。次いで、図5(b)に示すように、プリント配線母板10を所定の送り幅でステップ送りし、プリント配線母板10の2列目及び4列目に形成されたプッシュバック基準孔12、12…に挿入し、2回目のプッシュバック加工を行う(第1工程)。
この状態でプレスを行うと、外形切断領域5においては、実装用基板18の切り出しと、プリント配線母板10から実装用基板18を切り出した後に残る枠部(縦枠)の切断が行われる。また、これと同時に、プッシュバック領域3では、プッシュバック手段により、さらに2個のプリント回路板14c、14c(第2の製品板)のプッシュバック加工が行われる(第2工程)。切り出された実装用基板18は、上型からノックアウトされ、取り除かれる。また、切断された枠部10aは、金型上から排除される。
さらに、得られた実装用基板18に対し、電子部品の自動実装、はんだ付け等を行った後、実装用基板18の枠部の破断等を行うことにより、プリント回路板14a、14bを分離させる。
外形切断領域5は、プッシュバック領域3においてプッシュバックされた(2n+1)個のプリント回路板を含む実装用基板を母板から切り出すための外形切断手段と、プリント配線母板から実装用基板を切り出した後に残る枠部を切断し、少なくともプリント配線母板の搬送方向に対して垂直方向に残った部分を除去する枠部切断手段とを備えている。
その他の点については、第1の実施の形態に係るプリント配線母板加工用金型1と同様であるので、説明を省略する。また、図7中のその他の符号及びその名称は、図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るプリント配線母板加工用金型1と同一のものである。
まず、予め所定の位置にプッシュバック基準孔12、12…が形成されたプリント配線母板10を用意する。次に、図8(a)に示すように、下型20に立設された位置決めピン32a、32bを、プリント配線母板10の1列目に形成されたプッシュバック基準孔12、12に挿入し、プッシュバック領域3において1回目のプッシュバック加工を行う。次いで、図8(b)に示すように、プリント配線母板10を所定の送り幅でステップ送りし、プリント配線母板10の2列目に形成されたプッシュバック基準孔12、12に位置決めピン32a、32aを挿入し、2回目のプッシュバック加工を行う。さらに、図8(c)に示すように、プリント配線母板10をさらにステップ送りし、プリント配線母板10の3列目に形成されたプッシュバック基準孔12、12に位置決めピン32a、32aを挿入し、3回目のプッシュバック加工を行う(第1工程)。
この状態でプレスを行うと、外形切断領域5においては、実装用基板18の切り出しと、プリント配線母板10から実装用基板18を切り出した後に残る枠部の切断が行われる。また、これと同時に、プッシュバック領域3では、プッシュバック手段により、さらに1個のプリント回路板14d(第2の製品板)のプッシュバック加工が行われる(第2工程)。切り出された実装用基板18は、上型からノックアウトされ、取り除かれる。また、切断された枠部10aは、金型上から排除される。
さらに、得られた実装用基板18に対し、電子部品の自動実装、はんだ付け等を行った後、実装用基板18の枠部を破断等させることにより、プリント回路板14a、14bを分離させる。
これに対し、本実施の形態に係るプリント配線母板加工用金型1は、外形切断と同時に枠部の切断が行われるので、母板を後退させ、未加工部分のプッシュバック加工を行う際に、外形切断手段により枠部が切断され、枠部の破片が金型表面に散乱することがない。そのため、金型表面の清掃作業が不要となり、作業効率が向上する。
しかも、枠部が切断されることによって、枠部の容積が小さくなるので、枠部の保管及び廃棄が容易化・低コスト化するする。
3 プッシュバック領域
5 外形切断領域
10 プリント配線母板(母板)
14、14’ プリント回路板(製品板)
18 実装用基板(加工板)
20 下型
22a 第1下パンチ
23a 空打ち領域
50 上型
60a 第1上型ストリッパー
60f 第2上型ストリッパー
61a 空打ち領域
70a 第1押圧板
70b 第2押圧板
74 弾性部材
76 ノックアウト用ブッシュ
84 スリット形成ピン
Claims (12)
- 母板の搬送方向に対して上流側に配置され、前記母板から製品板を打ち抜き、打ち抜かれた前記製品板を元の穴にはめ込むプッシュバック加工を行うためのプッシュバック領域と、
前記母板の搬送方向に対して下流側に配置され、プッシュバックされた2n個(nは、1以上の整数)の前記製品板を含む加工板を前記母板から切り出すための外形切断領域とを備え、
前記プッシュバック領域は、前記製品板のプッシュバック加工を行うためのn個のプッシュバック手段と、前記製品板1個分に相当するn個の空打ち領域とを備え、前記プッシュバック手段と前記空打ち領域とは、一定の間隔を隔てて、かつ、前記母板の搬送方向に対して上流側から下流側に向かって前記プッシュバック手段:前記空打ち領域の順で交互に並んでおり、
前記外形切断領域は、前記加工板を前記母板から切り出すための外形切断手段と、前記母板から前記加工板を切り出した後に残る枠部を切断し、少なくとも前記母板の搬送方向に対して垂直方向に残った部分を除去する枠部切断手段を備えた母板加工用金型。 - 母板の搬送方向に対して上流側に配置され、前記母板から製品板を打ち抜き、打ち抜かれた前記製品板を元の穴にはめ込むプッシュバック加工を行うためのプッシュバック領域と、
前記母板の搬送方向に対して下流側に配置され、プッシュバックされた(2n+1)個(nは、1以上の整数)の前記製品板を含む加工板を前記母板から切り出すための外形切断領域とを備え、
前記プッシュバック領域は、前記製品板のプッシュバック加工を行うための1個のプッシュバック手段と、前記製品板1個分に相当する2n個の空打ち領域とを備え、前記プッシュバック手段と前記空打ち領域とは、一定の間隔を隔てて、かつ、前記プッシュバック手段が最上流側に来るように、前記母板の搬送方向に対して上流側から下流側に向かって並んでおり、
前記外形切断領域は、前記加工板を前記母板から切り出すための外形切断手段と、前記母板から前記加工板を切り出した後に残る枠部を切断し、少なくとも前記母板の搬送方向に対して垂直方向に残った部分を除去する枠部切断手段を備えた母板加工用金型。 - 前記枠部切断手段は、前記枠部の内、前記母板の搬送方向に対して平行方向に残った部分を切断するものである請求項1又は2に記載の母板加工用金型。
- 前記外形切断手段は、前記母板から切り出された前記加工板を前記母板加工用金型の上型で一旦保持し、該上型が母板から離脱した後、前記上型から前記加工板を押し出すためのノックアウト手段をさらに備えている請求項1から3までのいずれかに記載の母板加工用金型。
- 前記プッシュバック手段は、前記上型の下面に遊挿されるプッシュバック用の第1上型ストリッパーを下方に付勢するための第1押圧板を備え、
前記外形切断手段は、前記上型の下面に遊挿される外形切断用の第2上型ストリッパーをノックアウト時に下方に押し出すための第2押圧板を備えている請求項4に記載の母板加工用金型。 - 前記外形切断領域は、前記加工板の余白部分に1又は2以上のスリットを形成するためのスリット形成手段をさらに備えている請求項1から5までのいずれかに記載の母板加工用金型。
- 母板の搬送方向に対して上流側に配置され、前記母板から製品板を打ち抜き、打ち抜かれた前記製品板を元の穴にはめ込むプッシュバック加工を行うためのプッシュバック領域と、
前記母板の搬送方向に対して下流側に配置され、プッシュバックされた2n個(nは、1以上の整数)の前記製品板を含む加工板を前記母板から切り出すための外形切断領域とを備え、
前記プッシュバック領域は、前記製品板のプッシュバック加工を行うためのn個のプッシュバック手段と、前記製品板1個分に相当するn個の空打ち領域とを備え、前記プッシュバック手段と前記空打ち領域とは、一定の間隔を隔てて、かつ、前記母板の搬送方向に対して上流側から下流側に向かって前記プッシュバック手段:前記空打ち領域の順で交互に並んでおり、
前記外形切断領域は、前記加工板を前記母板から切り出すための外形切断手段と、前記母板から前記加工板を切り出した後に残る枠部を切断し、少なくとも前記母板の搬送方向に対して垂直方向に残った部分を除去する枠部切断手段を備えた母板加工用金型を用いた加工板の製造方法であって、
(イ) 前記プッシュバック領域において、「前記製品板の搬送方向の長さ+前記プッシュバック手段と前記空打ち領域の間の長さ」に相当する送り幅だけ前記母板をステップ送りしながら、前記プッシュバック手段を用いて前記母板のプッシュバック加工を行い、前記母板の搬送方向に沿って並んだ複数個の第1の製品板を前記母板に形成する第1工程と、
(ロ) プッシュバック加工された複数個の前記第1の製品板が前記外形切断領域上に来るように前記母板を搬送し、
前記外形切断領域において、前記外形切断手段を用いて前記加工板を切り出し、かつ、前記枠部切断手段を用いて前記枠部の切断を行うと同時に、
前記プッシュバック領域において、前記プッシュバック手段を用いて第2の製品板のプッシュバック加工を行う第2工程と、
(ハ) 前記母板を後退させ、前記プッシュバック領域において前記母板のプッシュバック加工を行い、前記第2の製品板の下流側に位置する未加工部分に第3の製品板を形成する第3工程と、
を備えた加工板の製造方法。 - 母板の搬送方向に対して上流側に配置され、前記母板から製品板を打ち抜き、打ち抜かれた前記製品板を元の穴にはめ込むプッシュバック加工を行うためのプッシュバック領域と、
前記母板の搬送方向に対して下流側に配置され、プッシュバックされた(2n+1)個(nは、1以上の整数)の前記製品板を含む加工板を前記母板から切り出すための外形切断領域とを備え、
前記プッシュバック領域は、前記製品板のプッシュバック加工を行うための1個のプッシュバック手段と、前記製品板1個分に相当する2n個の空打ち領域とを備え、前記プッシュバック手段と前記空打ち領域とは、一定の間隔を隔てて、かつ、前記プッシュバック手段が最上流側に来るように、前記母板の搬送方向に対して上流側から下流側に向かって並んでおり、
前記外形切断領域は、前記加工板を前記母板から切り出すための外形切断手段と、前記母板から前記加工板を切り出した後に残る枠部を切断し、少なくとも前記母板の搬送方向に対して垂直方向に残った部分を除去する枠部切断手段を備えた母板加工用金型を用いた加工板の製造方法であって、
(イ) 前記プッシュバック領域において、「前記製品板の搬送方向の長さ+前記プッシュバック手段と前記空打ち領域の間又は隣接する前記空打ち領域の間の長さ」に相当する送り幅だけ前記母板をステップ送りしながら、前記プッシュバック手段を用いて前記母板のプッシュバック加工を行い、前記母板の搬送方向に沿って並んだ複数個の第1の製品板を前記母板に形成する第1工程と、
(ロ) プッシュバック加工された複数個の前記第1の製品板が前記外形切断領域上に来るように前記母板を搬送し、
前記外形切断領域において、前記外形切断手段を用いて前記加工板を切り出し、かつ、前記枠部切断手段を用いて前記枠部の切断を行うと同時に、
前記プッシュバック領域において、前記プッシュバック手段を用いて第2の製品板のプッシュバック加工を行う第2工程と、
(ハ) 前記母板を後退させ、前記プッシュバック領域において前記母板のプッシュバック加工を行い、前記第2の製品板の下流側に位置する未加工部分に第3の製品板を形成する第3工程と、
を備えた加工板の製造方法。 - 前記第2工程と前記第3工程とを交互に繰り返す第4工程をさらに備えた請求項7又は8に記載の加工板の製造方法。
- 前記プッシュバック手段と前記空打ち領域の間又は隣接する前記空打ち領域の間の長さは、前記母板の板厚の2.0倍以下である請求項7から9までのいずれかに記載の加工板の製造方法。
- 前記外形切断領域は、前記加工板の余白部分に1又は2以上のスリットを形成するためのスリット形成手段をさらに備え、
前記第2工程は、プッシュバック加工された複数個の前記第1の製品板が前記外形切断領域上に来るように前記母板を搬送し、
前記外形切断領域において、前記外形切断手段を用いて前記加工板を切り出し、前記枠部切断手段を用いて前記枠部の切断を行い、かつ、前記スリット形成手段を用いて前記加工板の余白部分に1又は2以上のスリットを形成すると同時に、
前記プッシュバック領域において、前記プッシュバック手段を用いて第2の製品板のプッシュバック加工を行うものである請求項7から10までのいずれかに記載の加工板の製造方法。 - 請求項7から11までのいずれかに記載の方法により得られた加工板から前記製品板を分離する製品板の製造方法。
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