JPH10321740A - 半導体不揮発性メモリトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
半導体不揮発性メモリトランジスタおよびその製造方法Info
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- JPH10321740A JPH10321740A JP10068482A JP6848298A JPH10321740A JP H10321740 A JPH10321740 A JP H10321740A JP 10068482 A JP10068482 A JP 10068482A JP 6848298 A JP6848298 A JP 6848298A JP H10321740 A JPH10321740 A JP H10321740A
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Abstract
スタで、データ保持特性を低下することなく、データ書
き換え速度を速くする。 【解決手段】 半導体基板1上に、トンネル絶縁膜31
とメモリ窒化膜5とトップ酸化膜6とからなるメモリ絶
縁膜8を介してメモリゲート電極9を設けた半導体不揮
発性メモリトランジスタにおいて、そのトンネル絶縁膜
31を、酸素と窒素を含むシリコン窒化酸化膜3と酸素
リッチシリコン窒化酸化膜4とによって構成し、トンネ
ル絶縁膜31の半導体基板1との界面近傍の窒素含有量
を、メモリ窒化膜5との界面近傍の窒素含有量より多く
する。
Description
メモリトランジスタの構造とその製造方法とに関し、特
にメモリ絶縁膜がトンネル絶縁膜とメモリ窒化膜とトッ
プ酸化膜とからなるいわゆるMONOS(Metal Oxide
Nitride Oxide Semiconductor )型と称される半導体不
揮発性メモリトランジスタのメモリ特性の向上と信頼性
を高める技術に関するものである。
メモリトランジスタの情報の書き換えは、メモリゲート
電極にバイアス電圧を印加することにより、半導体基板
からトンネル絶縁膜を通してメモリ窒化膜中およびトン
ネル絶縁膜とメモリ窒化膜との界面およびメモリ窒化膜
とトップ酸化膜との界面に、電子あるいは正孔を注入す
ることにより行なっている。
性メモリトランジスタのNチャネル型トランジスタの構
造を、図25に示す模式的な断面図を用いて説明する。
図25に示すように、P型の導電型(第1の導電型)を
示す半導体基板1の表面のメモリ素子領域の周辺にフィ
ールド酸化膜2を設け、その半導体基板1のメモリ素子
領域上に設けたトンネル絶縁膜31とメモリ窒化膜5と
トップ酸化膜6とによってメモリ絶縁膜8を構成し、そ
のメモリ絶縁膜8上にメモリゲート電極9を設けてMO
NOS構造を構成している。
は、メモリゲート電極9に自己整合してN型の導電型
(第2の導電型)を示す高濃度不純物層からなるソース
10とドレイン11を設けている。そして、この半導体
基板1の全面に二酸化シリコン膜を主体とする多層配線
用絶縁膜12を設け、その多層配線用絶縁膜12に形成
された各コンタクトホール13を介して、ソース10、
ドレイン11、および図示していないがメモリゲート電
極9にそれぞれ接続する配線14を設けている。
発性メモリトランジスタにおける情報の書き換えは、メ
モリゲート電極9にバイアス電圧を印加することにより
行なう。すなわち、Nチャネル型のメモリトランジスタ
の場合には、メモリゲート電極9にプラスのバイアス電
圧を印加し、半導体基板1およびソース10とドレイン
11を接地することにより、半導体基板1からトンネル
絶縁膜31を通してメモリ絶縁膜8に電子を注入し、メ
モリ窒化膜5中およびトンネル絶縁膜31とメモリ窒化
膜5との界面、およびメモリ窒化膜5とトップ酸化膜6
との界面に電子を捕獲する。
OS型半導体不揮発性メモリトランジスタのしきい値電
圧は通常より高くなる。すなわちエンハンスメント動作
をする。この場合を書き込み状態と呼ぶ。
し、半導体基板1およびソース10とドレイン11にプ
ラスのバイアス電圧を印加すると、半導体基板1からト
ンネル絶縁膜31を通してメモリ絶縁膜8に正孔を注入
し、メモリ窒化膜5中およびトンネル絶縁膜31とメモ
リ窒化膜5との界面、およびメモリ窒化膜5とトップ酸
化膜6との界面に正孔を捕獲する。
OS型半導体不揮発性メモリトランジスタのしきい値電
圧は、通常より低くなる。すなわちディプリーション動
作をする。この場合を消去状態と呼ぶ。このように、M
ONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタは、半導
体基板1からトンネル絶縁膜31を介してメモリ絶縁膜
8に電子あるいは正孔を注入することにより、書き込み
状態あるいは消去状態として情報の書き込みを行なう。
の場合には、バイアス電圧の極性と書き込み状態および
消去状態との関係が、上述したNチャネル型のメモリト
ランジスタの場合と逆になり、正孔を注入したときが書
き込み状態で、電子を注入したときが消去状態になる。
いずれにしても、MONOS型半導体不揮発性メモリト
ランジスタにおける情報の書き換え動作は、トンネル絶
縁膜31の膜厚、材料、および膜質に大きく依存する。
くなると電子および正孔の半導体基板からの注入効率が
低下するため、書き込みスピードの低下と電子および正
孔の注入量の低下による捕獲量の低下が生じて情報の書
き込みが困難となる。このため、従来はトンネル絶縁膜
31を、シリコン酸化膜を窒化処理することにより形成
したシリコン窒化酸化膜によって構成していた。このシ
リコン窒化酸化膜の動作を、図26に示すエネルギーバ
ンド図を用いて説明する。
向にエネルギー状態を示し、横方向にMONOS型半導
体不揮発性メモリトランジスタのメモリ絶縁膜8の膜構
成を示している。このエネルギーバンド図は、半導体基
板1にプラスのバイアス電圧を印加した場合で、Nチャ
ネル型のMONOS型半導体不揮発性メモリトランジス
タの消去動作を示しており、膜構成をそのバイアスに応
じて傾斜させて示している。
1を、破線で示すシリコン酸化膜32で構成する場合に
は、半導体基板1の正孔に対するシリコン酸化膜32の
障壁(図26で下側)は、約3.8eVであり、電子に
対するシリコン酸化膜32の障壁(図26で上側)の約
3.2eVに比べて高い値を示す。このため、トンネル
絶縁膜31としてシリコン酸化膜32を用いた場合に
は、一般的に正孔を注入する消去側の書き込みスピード
が低下する。
段として、メモリ酸化膜8を構成するトンネル絶縁膜3
1として、シリコン酸化膜32を窒化処理したシリコン
窒化酸化膜を用いることが行なわれている。すなわち、
シリコン酸化膜32に代えて、図26に実線で示すよう
にシリコン窒化酸化膜3を用いることにより、半導体基
板1の正孔に対する障壁(図26で下側)は約3.3e
Vとなり、シリコン酸化膜32の障壁(約3.8eV)
より小さな値となる。この結果、正孔注入効率が向上
し、消去動作を速めることができる。
ンネル絶縁膜31とメモリ窒化膜5との界面およびメモ
リ窒化膜5とトップ酸化膜6との界面に捕獲した正孔か
ら見たトンネル絶縁膜31の障壁も低下するため、正孔
が半導体基板1側へ抜けやすくなり、データ保持特性が
低下するという問題がある。Pチャネル型のMONOS
型半導体不揮発性メモリトランジスタの場合には、正孔
の注入効率が向上することによって、書き込み動作を速
めることができるが、捕獲された正孔が半導体基板1側
へ抜けやすくなるため、やはりデータ保持特性が低下す
るという問題がある。
ONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタでも、メ
モリ絶縁膜を構成するトンネル絶縁膜をシリコン窒化酸
化膜にすることにより、消去動作あるいは書き込み動作
での正孔の注入効率を向上させ、消去動作あるいは書き
込み動作を速くすることはできる。
窒化酸化膜にすることにより、消去動作あるいは書き込
み動作によって、メモリ絶縁膜のメモリ窒化膜中および
トンネル絶縁膜とメモリ窒化膜との界面、およびメモリ
窒化膜とトップ酸化膜との界面に捕獲された正孔から見
たトンネル絶縁膜の障壁が低くなり、正孔が半導体基板
側へ抜けやすくなるため、データ保持特性が劣化すると
いう問題が生じる。
めになされたものであり、MONOS型半導体不揮発性
メモリトランジスタのデータ保持特性を低下させること
なく、消去動作あるいは書き込み動作を高速化できるよ
うにすることを目的とする。すなわち、MONOS型半
導体不揮発性メモリトランジスタの書き換え速度の向上
とデータ保持特性の向上を計り、信頼性の高い半導体不
揮発性メモリトランジスタおよびその製造方法を提供す
る。
達成するため、つぎのような半導体不揮発性メモリトラ
ンジスタとその製造方法を提供する。
ンジスタは、半導体基板上に、トンネル絶縁膜とメモリ
窒化膜とトップ酸化膜とからなるメモリ絶縁膜を介して
メモリゲート電極を設けてなる半導体不揮発性メモリト
ランジスタであって、上記トンネル絶縁膜は、酸素と窒
素を含むシリコン窒化酸化膜からなり、その半導体基板
との界面近傍の窒素含有量を、メモリ窒化膜との界面近
傍の窒素含有量より多くしたものである。
おいて、上記トンネル絶縁膜の半導体基板との界面近傍
を窒素含有量が酸素含有量より多いシリコン窒化酸化膜
で構成し、該トンネル絶縁膜のメモリ窒化膜との界面近
傍を酸素含有量が窒素含有量より多い酸素リッチシリコ
ン窒化酸化膜で構成することができる。あるいは、上記
トンネル絶縁膜を、半導体基板との界面近傍はシリコン
窒化膜で構成し、メモリ窒化膜との界面近傍はシリコン
酸化膜で構成するようにしてもよい。
ンジスタの製造方法は、次の各工程を有する。第1導電
型の半導体基板上にパッド酸化膜を形成する工程、その
パッド酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程、フォ
トエッチングにより、半導体基板上のメモリ素子領域を
残して前記シリコン窒化膜をエッチングする工程、
膜を耐酸化マスクにして選択酸化処理により、メモリ素
子領域の周囲にフィールド酸化膜を形成する工程、半導
体基板上の上記シリコン窒化膜とパッド酸化膜を除去す
る工程、半導体基板上に酸化処理により犠牲酸化膜を形
成する工程、その犠牲酸化膜を除去する工程、
化膜を形成する工程、そのシリコン酸化膜を窒化処理し
て、トンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜にす
る工程、さらに、そのトンネル絶縁膜を構成するシリコ
ン窒化酸化膜の表面近傍を酸化処理して、該シリコン窒
化酸化膜の表面近傍を酸素含有量の多い酸素リッチシリ
コン窒化酸化膜にする工程、
成する工程、そのメモリ窒化膜上にシリコン酸化膜から
なるトップ酸化膜を形成する工程、そのトップ酸化膜上
にメモリゲート電極を形成する工程、この半導体基板の
メモリ素子領域における上記メモリゲート電極と整合す
る領域に第2導電型の高濃度不純物層からなるソースと
ドレインとを形成する工程、
配線用絶縁膜を形成する工程、上記高濃度不純物層を活
性化する熱処理工程、フォトエッチングによって上記多
層配線用絶縁膜のメモリゲート電極およびソースとドレ
インにそれぞれ対応する位置にコンタクトホールを形成
する工程、その各コンタクトホールを通してそれぞれメ
モリゲート電極およびソースとドレインに接続する配線
を形成する工程、
製造方法において、上記トンネル絶縁膜を構成するシリ
コン窒化酸化膜の表面近傍を酸化処理して、該シリコン
窒化酸化膜の表面近傍を酸素含有量の多い酸素リッチシ
リコン窒化酸化膜にする工程に代えて、上記トンネル絶
縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜を酸素を含んだ窒素
雰囲気中で処理して、該シリコン窒化酸化膜の表面近傍
を酸素含有量の多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜にす
る工程を実施してもよい。
体基板の表面に窒化酸化処理によりトンネル酸化膜を構
成するシリコン窒化酸化膜を形成する工程と、それに続
いて、上記シリコン窒化酸化膜を酸素雰囲気で熱処理し
て、該シリコン窒化酸化膜の表面近傍を酸素含有量の多
い酸素リッチシリコン窒化酸化膜にする工程とを実施し
てもよい。
成したシリコン酸化膜に窒素イオンを注入した後、酸素
を含む窒素雰囲気中で熱処理を行なって、上記半導体基
板上に、該半導体基板との界面近傍では窒素含有量が酸
素含有量より多く、表面近傍では酸素含有量が窒素含有
量より多いトンネル酸化膜を形成する工程を実施するよ
うにしてもよい。
するシリコン窒化酸化膜の表面にCVDプロセスによっ
て薄膜シリコン酸化膜を形成して前記トンネル絶縁膜の
一部とする工程を実施することもできる。
るMONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタの構
造およびその製造方法の最適な実施の形態を詳細に説明
する。
ランジスタ:図1,図17〕この発明によるMONOS
型半導体不揮発性メモリトランジスタの一実施形態の構
造を、図1の模式的な断面図を用いて説明する。このM
ONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタは、Nチ
ャネル型半導体装置で示している。
モリトランジスタは、導電型がP型(第1の導電型)の
半導体基板1の表面のメモリ素子領域の周辺に、フィー
ルド酸化膜2を設けている。
化酸化膜3と酸素リッチシリコン窒化酸化膜4からなる
トンネル絶縁膜31を設け、そのトンネル絶縁膜31と
その上に設けたメモリ窒化膜5とトップ酸化膜6とによ
ってメモリ絶縁膜8を構成し、その上にメモリゲート電
極9を設けている。
シリコン窒化酸化膜であり、その下層のシリコン窒化酸
化膜3はシリコンと酸素と窒素とからなり、窒素の含有
量が酸素の含有量より多い絶縁膜である。また、上層の
酸素リッチシリコン窒化酸化膜4もシリコンと酸素と窒
素とからなり、酸素の含有量が窒素の含有量より多い絶
縁膜である。
ン窒化酸化膜3と酸素リッチシリコン窒化酸化膜4の具
体的な組成比として、X線光電子分光法で求め、SiO
x Ny の組成比として見積もると、シリコン窒化酸化膜
3は、x=0.5、y=0.7 程度、酸素リッチシリ
コン窒化酸化膜4は、x=1.1、y=0.3 程度の
組成比の絶縁膜である。
ゲート電極9に自己整合するように導電型がN型(第2
の導電型)の高濃度不純物層からなるソース10とドレ
イン11を設けている。そして、全面に二酸化シリコン
膜を主体とする多層配線用絶縁膜12を設け、その多層
配線用絶縁膜12に形成された各コンタクトホール13
を介してソース10、ドレイン11および図示していな
いがメモリゲート電極9にそれぞれ接続する配線14を
設けている。
性メモリトランジスタは、そのトンネル絶縁膜を、酸素
と窒素を含むシリコン窒化酸化膜で構成し、その半導体
基板1との界面近傍の窒素含有量が、メモリ窒化膜5と
の界面近傍の窒素含有量より多くなるようにしたことに
特徴がある。
トンネル絶縁膜31の障壁を窒素含有量が多いシリコン
窒化酸化膜によって小さくして、メモリ絶縁膜8への正
孔注入効率を向上させ、Nチャネル型MONOS型半導
体不揮発性メモリトランジスタの消去動作を速くするこ
とができる。しかし、メモリ窒化膜5中等に捕獲した正
孔から見たトンネル絶縁膜31の障壁は、窒素含有量が
少ない酸素リッチシリコン窒化酸化膜によって大きいま
まにして、その正孔が半導体基板側へ抜けにくくしてい
るので、データ保持特性の低下を防止することができ
る。この作用および効果の詳細は後述する。
ル絶縁膜31の半導体基板1との界面近傍は窒素含有量
が酸素含有量より多いシリコン窒化酸化膜3からなり、
メモリ窒化膜5との界面近傍は酸素含有量が窒素含有量
より多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜4からなる。し
かし、この発明によるMONOS型半導体不揮発性メモ
リトランジスタのトンネル絶縁膜は、この膜構成に限る
ものではない。例えば、図17に示すこの発明によるM
ONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタの他の実
施形態のように、トンネル絶縁膜31を、半導体基板1
との界面近傍はシリコン窒化酸化膜3で構成し、メモリ
窒化膜5との界面近傍は薄膜シリコン酸化膜41で構成
するようにしてもよい。
体装置の場合の構成を示したが、Pチャネル型半導体装
置の場合には、半導体基板1を導電型がN型の半導体基
板とし、ソース10およびドレイン11を導電型がP型
の高濃度不純物層になるだけであり、その他の構成は図
1に示したMONOS型半導体不揮発性メモリトランジ
スタと同じである。そして、Nチャネル型MONOS型
半導体不揮発性メモリトランジスタの場合は、メモリ絶
縁膜8への正孔注入効率を向上させることにより、書き
込み動作を速くすることができる。また、メモリ窒化膜
5中等に捕獲した正孔が半導体基板側へ抜けにくくし
て、データ保持特性の低下を防止することができる。
ぎに、この発明によるMONOS型半導体不揮発性メモ
リトランジスタの製造方法の実施形態を説明する。ま
ず、図1に示したMONOS型半導体不揮発性メモリト
ランジスタの製造方法について、図2〜図16と図1に
よって説明する。図2〜図16は、図1に示したMON
OS型半導体不揮発性メモリトランジスタを製造する工
程の各段階を順に示す模式的な断面図である。
型の半導体基板1を酸素と窒素との混合気体中で酸化処
理を行ない、厚さ30nmの二酸化シリコン膜からなる
パッド酸化膜21を半導体基板1の全面に形成する。
に、ジクロルシラン(SiH2Cl2)とアンモニア(N
H3)のガスを用いて、温度740℃でCVD法によっ
て、シリコン窒化膜からなるシリコンナイトライド膜2
2を、150nm程度の厚さに形成する。
ナイトライド膜22の全面に感光性材料であるフォトレ
ジスト51を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光
および現像処理を行ない、メモリ素子領域の周囲のフィ
ールド領域を開口するように、フォトレジスト51をパ
ターンニングする。
ングマスクとして、図4に示すように、シリコンナイト
ライド膜22のフィールド領域の部分をエッチング除去
する。このシリコンナイトライド膜22のエッチング
は、SF6+CHF3+Heの混合ガスを用いてドライエ
ッチング法により行なう。そして、エッチングマスクと
して用いたフォトレジスト51を除去する。
21のメモリ素子領域の周囲のフィールド領域を、シリ
コンナイトライド膜22を耐酸化マスクにして酸化す
る。このいわゆる選択酸化処理により、図5に示すよう
にフィールド領域にフィールド酸化膜2を700nmの
厚さで形成する。この選択酸化処理は、水蒸気酸化雰囲
気中で、温度1000℃で酸化処理を行なう。
PO4)を用いて、シリコンナイトライド膜22を除去
し、さらに、フッ酸緩衝液によりパッド酸化膜21をエ
ッチング除去する。図6はこれらの工程によって、シリ
コンナイトライド膜22とパッド酸化膜21を除去した
状態を示す。
処理を行ない、図7に示すように厚さ20nm程度の二
酸化シリコン膜からなる犠牲酸化膜23を半導体基板1
の全面に形成し、その後、この犠牲酸化膜23をフッ酸
緩衝液によりエッチング除去する。この犠牲酸化膜23
の形成と除去は、この後の処理工程で形成するメモリ絶
縁膜の信頼性を向上するために行なう。
り素子分離用のフィールド酸化膜2を形成する場合、選
択酸化処理中にシリコンナイトライド膜22を構成する
窒素と水蒸気雰囲気中の水素とが反応し、アンモニアを
形成する。そのため、パッド酸化膜21と半導体基板1
との界面近傍にアンモニアの反応によりシリコン窒化膜
が形成され、このシリコン窒化膜が後工程での酸化マス
クとして作用し、メモリ絶縁膜の膜厚が不均一となり、
信頼性を低下する。この現象を解消するために、犠牲酸
化膜23の形成と除去を行なう。
処理を行ない、図8に示すように厚さ2.2nm程度の
二酸化シリコン膜からなるシリコン酸化膜24を半導体
基板1のメモリ素子領域の全面に形成する。そして、こ
のシリコン酸化膜24を、温度950℃のアンモニア
(NH3)雰囲気中で窒化処理を行ない、図9に示すよ
うに半導体基板1のメモリ素子領域の全面にシリコン窒
化酸化膜3を形成する。
素を含む窒素雰囲気中で、酸化処理を行ない、図10に
示すように、シリコン窒化酸化膜3の表面に酸素リッチ
シリコン窒化酸化膜4を形成し、シリコン窒化酸化膜3
と酸素リッチシリコン窒化酸化膜4とからなるトンネル
絶縁膜31を形成する。
により、トンネル絶縁膜31は半導体基板1側では酸素
含有量より窒素含有量が多いシリコン窒化酸化膜3と
し、半導体基板1と接しないトンネル絶縁膜31の上層
は窒素含有量の少ない酸素リッチシリコン窒化酸化膜4
とすることができる。
絶縁膜31上を含む全面にCVD法により、窒化シリコ
ン膜からなるメモリ窒化膜5を9nm程度の厚さで形成
する。このメモリ窒化膜5の形成は、ジクロルシラン
(SiH2Cl2)とアンモニア(NH3)のガスを用い
て、温度700℃でCVD法によって形成する。
中で酸化処理を行ない、メモリ窒化膜5を酸化して、こ
のメモリ窒化膜5上に二酸化シリコン膜からなるトップ
酸化膜6を形成する。この酸化処理により、メモリ窒化
膜5の膜厚は7nm程度となり、トップ酸化膜6の膜厚
は3nm程度となる。
ガスを用いて、温度600℃でCVD法によって、多結
晶シリコン膜からなるメモリゲート電極材料9bを45
0nm程度の厚さで全面に形成する。
後、所定のフォトマスクを用いて露光および現像処理を
行ない、図12に示すようにメモリゲート電極を形成す
る領域にフォトレジスト52を形成する。
ングのマスクとして、メモリゲート電極材料9bである
多結晶シリコン膜を、SF6+O2の混合気体をエッチン
グガスとして用いるドライエッチング法によりエッチン
グする。
チングのマスクとして、トップ酸化膜6とメモリ窒化膜
5と酸素リッチシリコン窒化酸化膜4とシリコン窒化酸
化膜3とを、CF4+He+CBrF3+O2 の混合気体
をエッチングガスとして用いるドライエッチング法によ
りエッチングする。その後、フォトレジスト52を除去
する。
板1上に設けたシリコン窒化酸化膜3と酸素リッチシリ
コン窒化酸化膜4とからなるトンネル絶縁膜31および
メモリ窒化膜5とトップ酸化膜6とによって構成される
メモリ絶縁膜8と、メモリゲート電極9とからなるMO
NOS構造を構成する。
のマスクとして用いて、半導体基板1と逆導電型のN型
の不純物であるリンを加速エネルギー50keV、イオ
ン注入量3.5×1015atoms/cm2 程度でイオン注入す
る。その結果、同じく図13に示すように、第2導電型
のソース10およびドレイン11として半導体基板1に
N型の高濃度不純物層を形成する。
化シリコン膜を主体とする多層配線用絶縁膜12を形成
する。そして、N型の高濃度不純物層の活性化と多層配
線用絶縁膜12のリフローを兼ねて、窒素雰囲気中で、
温度900℃の熱処理を行なう。さらに、図15に示す
ように、多層配線用絶縁膜12に接続孔であるコンタク
トホールを開口するためのフォトレジスト53を形成す
る。
マスクにしてコンタクトホール13を図15に示すよう
に設ける。このコンタクトホール13を形成するための
エッチングは、C2F6+He+CHF3 の混合気体をエ
ッチングガスとして用いるドライエッチング法により行
なう。その後、フォトレジスト53を除去する。
4bとしてアルミニウムを各コンタクトホール13内を
含む全面に設け、その上に配線を形成するためのフォト
レジスト54をパターン形成する。
線材料14bをエッチングする。このエッチングは、B
Cl3+CHCl3+Cl2+N2の混合気体をエッチング
ガスとして用いるドライエッチング法により行ない、図
1に示す配線14を形成する。これによって、図1に示
したMONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタが
完成する。
発明によるMONOS型半導体不揮発性メモリトランジ
スタの製造方法の他の実施形態について説明する。以下
に述べる他の各実施形態において、図2乃至図16によ
って説明した上述の実施形態と相違するのは、図1に示
したMONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタの
トンネル絶縁膜31を形成する工程だけであり、その他
の工程は上述の実施形態と同様であるので、その説明は
省略する。
ネル絶縁膜の形成工程を、図7から図11を利用して説
明する。図7に示すように半導体基板1上のメモリ素子
領域の周辺のフィールト領域にフィールド酸化膜2を形
成し、メモリ素子領域に犠牲酸化膜23を形成した後、
それを除去する。
処理を行ない、図8に示すように、膜厚が2.2nm程
度の二酸化シリコン膜からなるシリコン酸化膜24を、
半導体基板1のメモリ素子領域の全面に形成する。さら
に、このシリコン酸化膜24を温度950℃のアンモニ
ア(NH3)雰囲気中で窒化処理を行ない、図9に示すよ
うにシリコン窒化酸化膜3を形成するまでは、前述の製
造方法と同様な各工程の処理を行なう。
む窒素雰囲気中での酸化処理に代えて、ランプアニール
装置を用いて、温度1000℃の一酸化二窒素(N
2O)ガス雰囲気中で、時間20秒の処理を行ない、図
10に示すように、シリコン窒化酸化膜3の表面に酸素
リッチシリコン窒化酸化膜4を形成する。それにより、
半導体基板1のメモリ素子領域上に、シリコン窒化酸化
膜3と酸素リッチシリコン窒化酸化膜4とからなるトン
ネル絶縁膜31を形成することができる。
ネル絶縁膜31は、半導体基板1側では酸素含有量より
窒素含有量が多いシリコン窒化酸化膜3であり、半導体
基板1と接しないトンネル絶縁膜31の上層は窒素含有
量の少ない酸素リッチシリコン窒化酸化膜4とすること
ができる。その後、図11に示すように、このトンネル
酸化膜31上にメモリ窒化膜5、トップ酸化膜6、およ
びメモリゲート電極材料9bを順次形成する工程以降
は、前述の製造方法の各工程と同じである。
ンネル絶縁膜の形成工程を、図7,図9および図10を
利用して説明する。図7に示すように、半導体基板1上
のメモリ素子領域の周辺のフィールト領域にフィールド
酸化膜2を形成し、メモリ素子領域に犠牲酸化膜23を
形成した後それを除去する。ここまでは、前述の製造方
法と同様な各工程の処理を行なう。
述の各製造方法の場合のように図8に示したシリコン酸
化膜24を形成することなく、直ちにランプアニール装
置を用いて、温度1000℃の一酸化二窒素(N2O)
ガス雰囲気中で、時間20秒の処理を行い、図9に示す
ように半導体基板1のメモリ素子領域にシリコン窒化酸
化膜3を形成する。
を用いて、温度1000℃の酸素雰囲気中で、時間10
秒の処理を行ない、図10に示すように、シリコン窒化
酸化膜3の表面に酸素リッチシリコン窒化酸化膜4を形
成する。これによって、半導体基板1のメモリ素子領域
上に、シリコン窒化酸化膜3と酸素リッチシリコン窒化
酸化膜4とからなるトンネル絶縁膜31を形成する。
31は、半導体基板1側では酸素含有量より窒素含有量
が多いシリコン窒化酸化膜3であり、半導体基板1と接
しないトンネル絶縁膜31の上層は窒素含有量の少ない
酸素リッチシリコン窒化酸化膜4とすることができる。
これ以後の各工程は、前述の製造方法の各工程と同じで
ある。
ンネル絶縁膜の形成工程を、図8および図10を利用し
て説明する。図8に示すように、半導体基板1上のメモ
リ素子領域の周辺のフィールド領域にフィールド酸化膜
2を形成し、その後メモリ素子領域にシリコン酸化膜2
4を形成するまでは、最初に説明した製造方法と同様な
各工程の処理を行なう。
24を形成した後、イオン注入装置を用いて、そのシリ
コン酸化膜24中に窒素イオンを注入後、酸素を含む窒
素雰囲気中で熱処理を行なうことにより、図10に示す
ようにシリコン窒化酸化膜3の上層を酸素リッチシリコ
ン窒化酸化膜4にしたトンネル酸化膜31を形成するこ
とができる。
ンネル絶縁膜の形成工程を、図18から図20によって
説明する。図7に示したように半導体基板1上のメモリ
素子領域の周辺のフィールド領域にフィールド酸化膜2
を形成し、メモリ素子領域に犠牲酸化膜23を形成した
後、それを除去するまでは、最初に説明した製造方法と
同じ各工程を行なう。
処理を行ない、図18に示すように、二酸化シリコン膜
からなるシリコン酸化膜24を、膜厚1.1nm程度に
半導体基板1のメモリ素子領域の全面に形成する。この
工程も最初に説明した製造方法において、図8によって
説明した工程と同様てあるが、形成するシリコン酸化膜
24の膜厚が、先に説明した製造方法の場合は2.2n
m程度であったが、この例の場合にはその約半分の膜厚
にする。
50℃のアンモニア(NH3)雰囲気中で窒化処理を行な
い、図19に示すようにシリコン窒化酸化膜3を形成す
る。このシリコン窒化酸化膜3の膜厚も1.1nm程度
になる。次いで、モノシラン(SiH4)と酸素(O2)
とを反応ガスとして用いるCVD法によって、図20に
示すように、二酸化シリコン膜からなる薄膜シリコン酸
化膜41を、1.2nm程度の厚さでシリコン窒化酸化
膜3の全面に形成し、シリコン窒化酸化膜3と薄膜シリ
コン酸化膜41とからなるトンネル絶縁膜31を形成す
る。
図16によって説明した各工程と同様な工程を行うこと
により、図17に示したMONOS型半導体不揮発性メ
モリトランジスタを完成することができる。
のMONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタによ
っても、トンネル絶縁膜31は、半導体基板1側では酸
素含有量より窒素含有量が多いシリコン窒化酸化膜3で
あり、半導体基板1と接しないトンネル絶縁膜31の上
層は窒素を含有しない薄膜シリコン酸化膜41となるの
で、前述の各製造方法によって作られた図1のMONO
S型半導体不揮発性メモリトランジスタと同様な効果が
得られる。
Nチャネル型のMONOS型半導体不揮発性メモリトラ
ンジスタを製造する場合の例で説明したが、Pチャネル
型のMONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタを
製造する場合には、半導体基板として導電型がN型の半
導体基板を使用し、ソースおよびドレインを導電型がP
型の高濃度不純物層によって形成するようにすればよ
い。その他の各工程は上述の各製造方法と同様である。
で、この発明によるMONOS型半導体不揮発性メモリ
トランジスタの作用効果を、図21に示すエネルギーバ
ンド図を用いて説明する。このエネルギーバンド図は、
従来例であるトンネル絶縁膜31がシリコン酸化膜32
の場合(図中に破線で示す)と、この発明によるトンネ
ル絶縁膜31をシリコン窒化酸化膜3と酸素リッチシリ
コン窒化酸化膜4で構成した場合(図中に実線で示す)
を比較して示してある。
のMONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタで
は、消去側のスピードを向上する手法として、トンネル
絶縁膜31は、シリコン酸化膜を窒化処理したシリコン
窒化酸化膜3を半導体基板1側に設けている。
絶縁膜31の半導体基板1との界面近傍をシリコン窒化
酸化膜3とすることにより、半導体基板1の正孔に対す
る障壁が、破線で示すシリコン酸化膜32の障壁(約
3.8eV)より小さな値(約3.3eV)となる。そ
の結果、正孔注入効率が向上し、消去動作を向上させる
ことができる。
窒化膜5中およびトンネル絶縁膜31とメモリ窒化膜5
との界面およびメモリ窒化膜5とトップ酸化膜6との界
面に捕獲した正孔から見たトンネル絶縁膜31の障壁の
低下によるデータ保持特性の低下に関しては、トンネル
絶縁膜31のメモリ窒化膜5との界面近傍を酸素リッチ
シリコン窒化酸化膜4としたことによって解決してい
る。すなわち、捕獲した正孔から見たトンネル絶縁膜3
1の障壁は、破線で示すシリコン酸化膜32による障壁
と同等な値を示すため、正孔が半導体基板1側へ抜けに
くくなって、データ保持特性の低下を防止することがで
きる。
基板1との界面近傍をシリコン酸化膜とし、メモリ窒化
膜5との界面近傍をシリコン酸化膜とした場合でも同様
である。また、Pチャネル型のMONOS型半導体不揮
発性メモリトランジスタにこの発明を適用した場合に
は、書き込み効率を向上させ、且つデータ保持特性の低
下を防止することができる。
低下を防ぎながら、消去動作あるいは書き込み動作を速
めることができ、MONOS型半導体不揮発性メモリト
ランジスタの書き換え速度の向上とデータ保持特性の向
上を達成することができる。したがって、信頼性の高い
半導体不揮発性素子を提供することができる。
から図24の特性図を用いて説明する。図22は、本発
明の製造方法により作成したMONOS型半導体不揮発
性メモリトランジスタと従来の製造方法により作成した
MONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタの、N
チャネル型トランジスタの場合の情報の書き換え特性を
示している。
ラム電圧を7Vとし、横軸にはプログラム時間を対数で
示し、縦軸には各プログラム時間におけるしきい値電圧
の変化量をΔVthで示しており、電子の注入によるし
きい値電圧の上昇動作をプラスで表し、正孔注入による
しきい値電圧の低下動作をマイナスで表している。ここ
で、電子の注入によるしきい値電圧の上昇動作を書き込
みと呼び、正孔の注入によるしきい値電圧の低下動作を
消去と呼ぶ。
リコン酸化膜(図中○印で示す)の場合およびシリコン
窒化酸化膜(図中Δ印で示す)の場合の従来例による情
報書き換え特性は、トンネル絶縁膜がシリコン酸化膜か
らなる場合の特性が、特に消去側でのしきい値電圧の変
化が遅いという特徴が見られる。すなわち、情報の書き
換え時に消去時間として長時間必要であり、図22で示
した例では消去が不可能になっている。
に図26によって説明したように、消去動作が半導体基
板からの正孔注入による方法であるため、書き込み時の
電子の注入に比較して、半導体基板から見たトンネル絶
縁膜の障壁が高く、この障壁を正孔が越える確率が低い
ために生じる。
短くするために、トンネル絶縁膜をシリコン窒化酸化膜
により構成し、正孔に対する障壁を低下させるという手
段がとられている。すなわち、図22に三角点のプロッ
トで示すように、トンネル絶縁膜をシリコン酸化膜から
シリコン窒化酸化膜に変えることにより、消去側の特性
が向上しており、MONOS型半導体不揮発性メモリト
ランジスタの情報書き込み動作を高速化できる。
素リッチシリコン窒化酸化膜とから構成した本発明によ
るものの特性は、図22に黒丸点のプロットで示すよう
に、従来のシリコン窒化酸化膜でトンネル絶縁膜を形成
した場合と同等な書き込み特性を示している。
した場合、従来のシリコン窒化酸化膜のみによるトンネ
ル絶縁膜では、データ保持特性が問題になる。このデー
タ保持特性の向上効果を図23および図24を用いて説
明する。
膜の条件を、従来のトンネル絶縁膜がシリコン酸化膜の
場合とシリコン窒化酸化膜の場合、および本発明による
場合を示し、縦軸には、データ保持特性から調べたしき
い値電圧の時間に対する傾きであるデータ保持特性の傾
き(Decay rate)を示している。このデータ保持特性の
傾きの値が零に近い値であるほど、データ保持特性が良
いことを示す。
を示している。したがって、しきい値電圧は書き込み
後、低くなる方向へ時間の経過とともにシフトするた
め、縦軸のデータ保持特性の傾きはマイナスの値で示し
ている。
で示したように、窒化処理により膜厚が増加しているこ
とと、捕獲した電子から見た障壁もシリコン酸化膜と同
等であることから、データ保持特性の傾きが零に近い値
を示し、データ保持特性が従来のものと比べて向上して
いる。
している。したがって、しきい値電圧は消去後、高くな
る方向へ時間の経過とともにシフトするため、縦軸のデ
ータ保持特性の傾きはプラスの値で示している。
で示したように、捕獲した正孔から見た障壁が、シリコ
ン窒化酸化膜の場合より大きくなっているため、データ
保持特性が向上している。また、従来のトンネル絶縁膜
がシリコン酸化膜の場合には、図22に示したように正
孔の注入がほとんどできないため、図24ではシリコン
酸化膜の場合のデータを図示していない。
に行なう従来のトンネル絶縁膜をシリコン窒化酸化膜と
する構造は、注入した正孔から見たトンネル絶縁膜の障
壁も低下し、正孔が半導体基板側へ抜けやすくなり、デ
ータ保持特性が劣化するという問題が生じたが、この発
明によれば、半導体基板側の障壁は低くして正孔の注入
確率を高めて消去特性を向上し、メモリ窒化膜側の障壁
は高くして正孔の半導体基板側への抜けを少なくするこ
とによりデータ保持特性を向上する。Pチャネル型のM
ONOS型半導体不揮発性メモリトランジスタの場合に
は、データ保持特性を低下させることなく、書き込み動
作を速めることができる。
る半導体不揮発性メモリトランジスタは、データの保持
特性を低下させることなく、データ書き換え速度を高め
ることができる。また、この発明の製造方法によれば、
データ保持特性が良好で信頼性が高く、且つデータ書き
換え速度が速い半導体不揮発性メモリトランジスタを、
容易に製造することができる。
スタの一実施形態の完成状態の構造を示す模式的な断面
図である。
タの製造方法の一実施形態の最初の数工程を説明するた
めの模式的な断面図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
ジスタの他の一実施形態の完成状態の構造を示す模式的
な断面図である。
ジスタの製造方法によってトンネル絶縁膜を形成する最
初の工程を説明するための模式的な断面図である。
面図である。
面図である。
ジスタの作用効果を説明するためのエネルギーバンド図
である。
メモリトランジスタと従来のMONOS型半導体不揮発
性メモリトランジスタのプログラム時間としきい値電圧
の変化量(ΔVth)の相関特性を示す線図である。
メモリトランジスタと従来のMONOS型半導体不揮発
性メモリトランジスタの書き込み側のデータ保持特性の
傾き特性を示す図である。
メモリトランジスタと従来のMONOS型半導体不揮発
性メモリトランジスタの消去側のデータ保持特性の傾き
特性を示す図である。
ランジスタの構造を示す模式的な断面図である。
ランジスタのエネルギーバンド図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上に、トンネル絶縁膜とメモ
リ窒化膜とトップ酸化膜とからなるメモリ絶縁膜を介し
てメモリゲート電極を設けてなる半導体不揮発性メモリ
トランジスタであって、 前記トンネル絶縁膜は、酸素と窒素を含むシリコン窒化
酸化膜からなり、前記半導体基板との界面近傍が、前記
メモリ窒化膜との界面近傍より窒素含有量が多いことを
特徴とする半導体不揮発性メモリトランジスタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体不揮発性メモリト
ランジスタにおいて、前記トンネル絶縁膜の前記半導体
基板との界面近傍は窒素含有量が酸素含有量より多いシ
リコン窒化酸化膜からなり、該トンネル絶縁膜の前記メ
モリ窒化膜との界面近傍は酸素含有量が窒素含有量より
多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜からなることを特徴
とする半導体不揮発性メモリトランジスタ。 - 【請求項3】 半導体基板上に、トンネル絶縁膜とメモ
リ窒化膜とトップ酸化膜とからなるメモリ絶縁膜を介し
てメモリゲート電極を設けてなる半導体不揮発性メモリ
トランジスタであって、 前記トンネル絶縁膜は、前記半導体基板との界面近傍は
シリコン窒化膜からなり、前記メモリ窒化膜との界面近
傍はシリコン酸化膜からなることを特徴とする半導体不
揮発性メモリトランジスタ。 - 【請求項4】 第1導電型の半導体基板上にパッド酸化
膜を形成する工程と、 そのパッド酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程
と、 フォトエッチングにより、前記半導体基板上のメモリ素
子領域を残して前記シリコン窒化膜をエッチングする工
程と、 前記メモリ素子領域に残したシリコン窒化膜を耐酸化マ
スクにして選択酸化処理により、前記メモリ素子領域の
周囲にフィールド酸化膜を形成する工程と、 前記半導体基板上の前記シリコン窒化膜と前記パッド酸
化膜を除去する工程と、 前記半導体基板上に酸化処理により犠牲酸化膜を形成す
る工程と、 その犠牲酸化膜を除去する工程と、 前記半導体基板上に酸化処理によりシリコン酸化膜を形
成する工程と、 そのシリコン酸化膜を窒化処理してトンネル絶縁膜を構
成するシリコン窒化酸化膜にする工程と、 さらに、そのトンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸
化膜の表面近傍を酸化処理して、該シリコン窒化酸化膜
の表面近傍を酸素含有量の多い酸素リッチシリコン窒化
酸化膜にする工程と、 前記トンネル絶縁膜上にメモリ窒化膜を形成する工程
と、 そのメモリ窒化膜上にシリコン酸化膜からなるトップ酸
化膜を形成する工程と、 そのトップ酸化膜上にメモリゲート電極を形成する工程
と、 前記半導体基板の前記メモリ素子領域におけるこのメモ
リゲート電極と整合する領域に第2導電型の高濃度不純
物層からなるソースとドレインとを形成する工程と、 全面に二酸化シリコン膜を主体とする多層配線用絶縁膜
を形成する工程と、 前記高濃度不純物層を活性化する熱処理工程と、 フォトエッチングによって前記多層配線用絶縁膜の前記
メモリゲート電極および前記ソースとドレインにそれぞ
れ対応する位置にコンタクトホールを形成する工程と、 その各コンタクトホールを通してそれぞれ前記メモリゲ
ート電極および前記ソースとドレインに接続する配線を
形成する工程とを有することを特徴とする半導体不揮発
性メモリトランジスタの製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体不揮発性メモリト
ランジスタの製造方法において、 前記トンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜の表
面近傍を酸化処理して、該シリコン窒化酸化膜の表面近
傍を酸素含有量の多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜に
する工程に代えて、 前記トンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜を酸
素を含んだ窒素雰囲気中で処理して、該シリコン窒化酸
化膜の表面近傍を酸素含有量の多い酸素リッチシリコン
窒化酸化膜にする工程を有することを特徴とする半導体
不揮発性メモリトランジスタの製造方法。 - 【請求項6】 請求項4記載の半導体不揮発性メモリト
ランジスタの製造方法において、 前記半導体基板上に酸化処理によりシリコン酸化膜を形
成する工程と、 そのシリコン酸化膜を窒化処理してトンネル絶縁膜を構
成するシリコン窒化酸化膜にする工程と、 そのトンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜の表
面近傍を酸化処理して、該シリコン窒化酸化膜の表面近
傍を酸素含有量の多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜に
する工程とに代えて、 前記犠牲酸化膜を除去した半導体基板の表面に窒化酸化
処理によりトンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化
膜を形成する工程と、 それに続いて、前記シリコン窒化酸化膜を酸素雰囲気で
熱処理して、該シリコン窒化酸化膜の表面近傍を酸素含
有量の多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜にする工程と
を有することを特徴とする半導体不揮発性メモリトラン
ジスタの製造方法。 - 【請求項7】 請求項4記載の半導体不揮発性メモリト
ランジスタの製造方法において、 前記シリコン酸化膜を窒化処理してトンネル絶縁膜を構
成するシリコン窒化酸化膜にする工程と、 そのトンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜の表
面近傍を酸化処理して、該シリコン窒化酸化膜の表面近
傍を酸素含有量の多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜に
する工程とに代えて、 前記シリコン酸化膜に窒素イオンを注入した後、酸素を
含む窒素雰囲気中で熱処理を行なって、前記半導体基板
上に、該半導体基板との界面近傍では窒素含有量が酸素
含有量より多く、表面近傍では酸素含有量が窒素含有量
より多いトンネル絶縁膜を形成する工程を有することを
特徴とする半導体不揮発性メモリトランジスタの製造方
法。 - 【請求項8】 請求項4記載の半導体不揮発性メモリト
ランジスタの製造方法において、 前記トンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜の表
面近傍を酸化処理して、該シリコン窒化酸化膜の表面近
傍を酸素含有量の多い酸素リッチシリコン窒化酸化膜に
する工程に代えて、 前記トンネル絶縁膜を構成するシリコン窒化酸化膜の表
面にCVDプロセスによって薄膜シリコン酸化膜を形成
して前記トンネル絶縁膜の一部とする工程を有すること
を特徴とする半導体不揮発性メモリトランジスタの製造
方法。
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