JPH10320366A - 非常駐型プログラム・ローディング方式 - Google Patents

非常駐型プログラム・ローディング方式

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JPH10320366A
JPH10320366A JP12830197A JP12830197A JPH10320366A JP H10320366 A JPH10320366 A JP H10320366A JP 12830197 A JP12830197 A JP 12830197A JP 12830197 A JP12830197 A JP 12830197A JP H10320366 A JPH10320366 A JP H10320366A
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JP
Japan
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program
cpu
slave
loading
master
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JP12830197A
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English (en)
Inventor
Takanori Miyahara
孝徳 宮原
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NEC Mobile Communications Ltd
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NEC Mobile Communications Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタ・スレイブ構成の情報処理装置のため
に、限られたプログラムメモリ空間を無駄なく効率的に
使用するローディング方式を提供する。 【解決手段】 本方式では、マスタCPU(5)は、R
AM(7_1)に共通起動プログラムを転送し、スレイ
ブCPU(8_1)のリセットを解除し、起動させる。
スレイブCPU(8_1)は、プログラム実行の場をR
AM上に移し、共通起動プログラムをRAM(9_1)
に再転送し、スレイブCPU(10_1)のリセットを
解除、起動させる。スレイブCPU(10_1)は、R
AM上にジャンプした後、正規プログラムの要求を行
う。その要求はスレイブCPU(8_1)を経由してマ
スタCPUに通知され、正規プログラムが転送されて来
る。スレイブCPU(10_1)は、それを受け取り、
内部プログラムメモリに格納し、プログラム実行の場を
プログラムメモリに移し、起動プログラムを消去し、正
規プログラムの実行を開始する。スレイブCPU(8_
1)も、同様にして、正規プログラムの実行に移る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非常駐型プログラ
ム・ローディング方式に関し、特に複数種類のプログラ
ムをローディングすべきマスタ・スレイブ構成の情報処
理装置のための非常駐型プログラム・ローディング方式
に関する。本明細書で非常駐型とは、動作するときのみ
主記憶領域内にロードされ、動作が終了すると、他のプ
ログラムによりオーバレイされるプログラムの状態を言
う。
【0002】
【従来の技術】図6を参照して、一つのマスタCPUと
複数個のスレイブCPUとにより構成されるマスタ・ス
レイブ構成の情報処理装置にプログラムをローディング
する従来の方式を説明する。従来のローディング方式
は、各スレイブCPUに個別のプログラムをローディン
グする方式であって、図6は従来方式でプログラムをロ
ーディングする対象の情報処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。図6の情報処理装置は、一つのマスタCP
Uと複数個のスレイブCPUとにより構成されるマスタ
・スレイブ構成の情報処理装置であって、図6に示すよ
うに、情報処理装置全体の監視、制御を行うマスタCP
U(5)、それぞれのスレイブCPUのプログラムを格
納するROM(6)を備えている。マスタCPU(5)
は、デュアルポートRAM(7_1〜n)を介して自身
より一段下のレベルのスレイブCPU(8_1〜n)に
アクセスでき、リセット制御線(11)によりスレイブ
CPU(8_1〜n)のリセットを制御する。ここで、
デュアルポートとは一つの記憶部に対して二つの読み書
き用のインタフェースがあることを言い、リセットとは
装置、レジスタ、2値素子などを初期状態にすることを
言う。
【0003】第1段目のスレイブCPU(8_1〜n)
は、デュアルポートRAM(9_1〜n)により第2段
目のスレイブCPU(10_1〜n)にアクセスでき、
リセット制御線(12_1〜n)によりスレイブCPU
(10_1〜n)のリセットを制御する。マスタCPU
(5)は、ROM(6)から自身のプログラムを内部の
プログラムメモリにローディングして、起動した後、ス
レイブCPU(8_1〜n、10_1〜n)のプログラ
ムを第1段目のデュアルポートRAM(7_1〜n)に
書き込み、リセット制御線(11)により第1段目のス
レイブCPU(8_1〜n)のリセットを解除する。リ
セットが解除された第1段目のスレイブCPU(8_1
〜n)は、自身のプログラムを判別し、第1段目のデュ
アルポートRAM(7_1〜n)から内部プログラムメ
モリにローディングし、起動する。
【0004】その後、スレイブCPU(8_1〜n)
は、第2段目のスレイブCPU(10_1〜n)のプロ
グラムを第2段目のデュアルポートRAM(9_1〜
n)に書き込み、リセット制御線(12_1〜n)によ
りスレイブCPU(10_1〜n)のリセットを解除す
る。リセットが解除された第2段目のスレイブCPU
(10_1〜n)は、第2段目のデュアルポートRAM
(9_1〜n)からプログラムを内部プログラムメモリ
にローディングし、起動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のローデ
ィング方式では、各CPUのメインプログラムの中に自
身以外のCPUのプログラムの転送を行うロジックや、
各種フラグ(状態を表す信号)の設定、確認といった処
理のためのプログラムを組み込む必要がある。それに加
えて、実際には、各CPUは、プログラムを転送する先
のデュアルポートRAMの書き込み、読み出し、チェッ
クも行うので、そのためのプログラムも組み込む必要が
ある。これらの処理を行うためのプログラムをメインプ
ログラムの中に組み込まなければならないということ
は、各CPUが本来行うべき機能のためのプログラムエ
リアが、その分だけ削られて、小さくなったしまうこと
を意味し、好ましいローディング方式とは評価できな
い。
【0006】そこで、本発明の目的は、限られたプログ
ラムメモリ空間を無駄なく効率的に使用するローディン
グ方式を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る非常駐型プログラム・ローディング方
式は、マスタCPUと、マスタCPUに接続された複数
のスレイブCPUとを有するマスタ・スレイブ構成の情
報処理装置のための非常駐型プログラム・ローディング
方式であって、各スレイブCPUに対してそれぞれ個別
に用意された正規プログラムとは別に、独立して全スレ
イブCPU共通に用意されたスレイブCPU用のプログ
ラム・ローディング/初期処理用プログラム(以下、共
通起動プログラムと呼ぶ)をマスタCPUから各スレイ
ブCPUにローディングするローディング・ステップ
と、ローディングされた共通起動プログラムを外部記憶
装置上でスレイブCPUにより実行する実行ステップ
と、実行ステップの後に送られてくる正規プログラムを
内部又は外部の記憶装置のプログラムメモリに転送する
転送ステップと、転送ステップの後、スレイブCPUの
プログラムメモリに正規プログラムを再移動し、正規処
理を開始するステップとを有することを特徴としてい
る。
【0008】本発明のプログラム・ローディング方式
は、複数のCPUを用いた情報処理装置のマスタ・スレ
イブ構成プログラム・ローディング方式であって、個々
のスレイブCPUの正規プログラムとは別に、全スレイ
ブCPU共通の起動プログラムを外部記憶装置上で実行
する。これにより、殆ど全てのプログラムメモリ空間を
正規プログラムのために確保することができる。更に、
具体的には、先ず、最初にスレイブCPUには外部記憶
装置を介して共通起動プログラムが転送され、一旦、プ
ログラムエリアに格納される。そのプログラムの先頭ア
ドレスには、外部記憶装置へのジャンプ命令が記述され
ており、それに従いスレイブCPUは、プログラムカウ
ンタを外部記憶装置に残っている共通起動プログラムに
設定し、それ以降に記述されているプログラム・ローデ
ィング処理、各種初期処理等を外部記憶装置上で実行す
る。スレイブCPUは、自身の正規プログラムをプログ
ラムメモリに転送した後、共通起動プログラム最終行に
記述されている、プログラムエリアへのジャンプ命令に
より、再び、正規プログラムが格納されているプログラ
ムエリアにプログラムカウンタを設定し、正規処理を開
始する。
【0009】好適な実施態様では、共通起動プログラム
は、接続された記憶手段へのジャンプ命令が記述されて
いる先頭アドレス、自身の認識処理、下位CPUへのプ
ログラム転送処理、周辺デュアルポートRAMのチェッ
ク処理を含む処理命令が記述されている命令部、及び、
内部プログラムメモリへのジャンプ命令が記述されてい
る最終アドレスとから構成されている。
【0010】本発明のプログラム・ローディング方式で
は、スレイブCPUに必要なプログラムのロード及びそ
れに必要な初期処理を独立した一つのプログラムとして
構成し、外部記憶手段上で処理を実行する。これによ
り、各CPUのプログラムから該当処理のプログラム分
を削除でき、プログラムメモリ空間を全てCPU本来の
正規プログラムに割り振ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明する。実施形態例 本実施形態例は、図1に示す情報処理装置に本発明に係
る非常駐型プログラム・ローディング方式を適用する一
つの例である。図1は本発明に係る非常駐型プログラム
・ローディング方式を適用する情報処理装置の構成を示
すブロック図である。情報処理装置の構成 本実施形態例で本発明に係る非常駐型プログラム・ロー
ディング方式を適用する情報処理装置は、図1に示すよ
うに、情報処理装置全体の監視及び制御を行うマスタC
PU(1)と、マスタCPU(1)に接続され、各種プ
ログラムを格納する第1の記憶手段(2)と、マスタC
PU(1)に接続された第2の記憶手段(3)と、第2
の記憶手段(3)に接続された、複数個のスレイブCP
U(4)とから構成されている。
【0012】第1の記憶手段(2)は、ROM又はメモ
リカードか望ましい。ROMは、マスタCPUからの書
き込みは不可であるため、プログラムの不変性を保つこ
とができる。一方、メモリカードは、不変性の確保は完
璧とは言えないもののプログラムの変更発生時にも柔軟
な対応が可能となる。スレイブCPU(4)は、マスタ
CPU(1)によりプログラムがローディングされ、自
身とマスタCPU(1)の両者からアクセス可能な第2
の記憶手段(3)によってマスタCPU(1)とのデー
タのやり取りが可能となっている。第2の記憶手段
(3)は、デュアルポートRAMが望ましい。また、マ
スタCPU(1)からスレイブCPU(4)へのリセッ
ト制御は、例えばパスを介して行う。
【0013】情報処理装置の動作 次に、図2及び図3から図5を参照しつつ本実施形態例
の情報処理装置の動作を詳細に説明する。図2は共通起
動プログラムの構成例を示す図である。図3から図5
は、本発明の実施形態におけるマスタCPU(1)、ス
レイブCPU(4)それぞれの動作手順を示すフローチ
ャートである。共通起動プログラムは、図2に示すよう
に、接続された記憶手段へのジャンプ命令が記述されて
いる先頭アドレス、自身の認識処理、下位CPUへのプ
ログラム転送処理、周辺デュアルポートRAMのチェッ
ク処理を含む処理命令が記述されている命令部、及び、
内部プログラムメモリへのジャンプ命令が記述されてい
る最終アドレスとから構成されている。図3に示すよう
に、装置の電源を投入するか、又はリセットを実行する
と、マスタCPU(1)は、自身と接続されている記憶
手段(2)から自身のプログラムをローディングし、起
動する[S1]。次いで、マスタCPU(1)は、記憶
手段(2)から共通起動プログラムを読み出し、記憶手
段(3)に転送する[S2]。更に、マスタCPU
(1)は、スレイブCPU(4)に対して転送終了を表
示し[S3]、続いてスレイブCPU(3)のリセット
を解除する[S4]。
【0014】スレイブCPU(4)は、そのリセットが
解除されると、記憶手段(3)から共通起動プログラム
を内部プログラムメモリにローディングし、起動する
[S5]。図2に示すように、接続された記憶手段への
ジャンプ命令が、共通起動プログラムの先頭アドレスに
記述されているので、それに従い、これ以降は指定され
た記憶手段上でローディング処理が継続される[S
6]。スレイブCPU(4)は、自身の周辺の記憶手段
の書き込み読み出しチェックを実行し、自身の正規プロ
グラムをマスタCPU(1)に要求する[S7]。マス
タCPU(1)は、その要求を確認し[S8]、該当プ
ログラムを記憶手段(2)より抜き出し、記憶手段
(3)に転送し[S9]、スレイブCPU(4)に対し
転送終了を表示する[S10]。スレイブCPU(4)
は、それを確認し[S11]、自身の正規プログラムを
内部プログラムメモリに転送し[S12]、マスタCP
Uにロード終了を通知する[S13]。
【0015】その後、図2に示される共通起動プログラ
ムの最終行に書かれている内部プログラムメモリへのジ
ャンプ命令を実行し、記憶手段(3)上の共通起動プロ
グラムを消去する[S14]。スレイブCPU(4)
は、これでローディング処理を終了し、正規動作を開始
する。一方、マスタCPU(1)は、ロード終了を確認
して[S15]、スレイブの起動が終了したことを認識
した後、ローディング処理を終了し、正規動作を開始す
る。
【0016】以下に、実施例を挙げ、添付図面を参照し
て、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明する。実施例 本実施例は、本発明に係る非常駐型プログラム・ローデ
ィング方式の実施例であって、プログラムをローディン
グする情報処理装置の構成は、従来のローディング方式
を説明した際の情報処理装置と同じ構成であって、図6
に示す通りである。情報処理装置の構成 情報処理装置は、図6に示すように、情報処理装置全体
の監視、制御を行うマスタCPU(5)、それぞれのC
PUのプログラムを格納するROM(6)を備えてい
る。
【0017】マスタCPU(5)は、デュアルポートR
AM(7_1〜n)を介して自身より一段下のレベルの
スレイブCPU(8_1〜n)にアクセスでき、リセッ
ト制御線(11)によりスレイブCPU(8_1〜n)
のリセットを制御する。第1段目のスレイブCPU(8
_1〜n)は、デュアルポートRAM(9_1〜n)を
介して第2段目のスレイブCPU(10_1〜n)にア
クセスでき、リセット制御線(12_1〜n)によりス
レイブCPU(10_1〜n)のリセットを制御する。
また、図6は、各スレイブCPUがプログラムメモリを
内部に持つ場合の構成を示しているが、プログラムメモ
リが外部に設けてある場合もローディング方式自体は、
同じである。
【0018】図7から図10は、本実施例のプログラム
・ローディング方式でのマスタCPU(5)、スレイブ
CPU(8_1)、及びスレイブCPU(10_1)そ
れぞれの動作ステップを示すフローチャートである。そ
の他のスレイブCPU(8_2〜n、10_2〜n)の
動作は、図7から図10に示すスレイブCPU(8_
1)と同様であるから、ここでは省略する。図7から図
10において、フラグ13は、第1段目のデュアルポー
トRAM(7_1〜n)内にあり、マスタCPU(5)
と第1段目のスレイブCPU(8_1〜n)でのプログ
ラムデータのやり取りを制御するためのフラグである。
フラグ14は、第2段目のデュアルポートRAM(9_
1〜n)内にあり、第1段目のスレイブCPU(8_1
〜n)と第2段目のスレイブCPU(10_1〜n)間
でのプログラムデータのやり取りを制御するためのフラ
グである。
【0019】情報処理装置の動作 次に、図2及び図7から図10を参照して、本実施例の
プログラム・ローディング方式でのマスタCPU
(5)、スレイブCPU(8_1)、及びスレイブCP
U(10_1)の動作を詳細に説明する。図7に示すよ
うに、装置の電源を投入するか、又はリセットを実行す
ると、マスタCPU(5)は、自身と接続されているR
OM(6)から自身のプログラムをローディングし、起
動する[S16]。次いで、マスタCPU(5)は、R
OM(6)から共通起動プログラムを読み出し、デュア
ルポートRAM(7_1)に転送し[S17]、フラグ
13をリセットする[S18]。次いで、マスタCPU
(5)は、スレイブCPU(8_1)のリセットをリセ
ット制御線(12)により解除する[S19]。スレイ
ブCPU(8_1)は、リセットが解除されると、デュ
アルポートRAM(7_1)から共通起動プログラムを
内部プログラムメモリに一旦ローディングし、起動する
[S20]。
【0020】共通起動プログラムの先頭アドレスには、
図2に示すように、デュアルポートRAM(7_1)へ
のジャンプ命令が記述されているので、それに従って、
デュアルポートRAM(7_1)上にジャンプし[S2
1]、これ以降はデュアルポートRAM(7_1)上で
ローディング処理が、継続される。
【0021】スレイブCPU(8_1)は、共通起動プ
ログラムをデュアルポートRAM(9_1)に転送し
[S22]、フラグ14をリセットする[S23]。次
いで、スレイブCPU(8_1)は、リセット制御線
(12_1)によりスレイブCPU(10_1)のリセ
ットを解除する[S24]。リセットが解除されたスレ
イブCPU(10_1)は、デュアルポートRAM(9
_1)から共通起動プログラムを内部プログラムメモリ
ーに一旦ローディングして起動し[S25]、ローディ
ング処理実行の場をデュアルポートRAM(9_1)に
移す[S26]。その後、スレイブCPU(10_1)
は、自身の正規プログラムを要求するためにフラグ14
をセットする[S27]。スレイブCPU(8_1)
は、フラグ14のセットを確認し[S28]、その要求
をマスタCPU(5)に対し明示するために、フラグ1
3をセットする[S29]。
【0022】マスタCPU(5)は、フラグ13のセッ
トを確認し[S30]、ROM(6)から該当プログラ
ムを読み出し、デュアルポートRAM(7_1)に転送
し[S31]、転送終了を明示するためにフラグ13を
リセットする[S32]。スレイブCPU(8_1)
は、フラグ13のリセットを確認し[S33]、マスタ
CPU(5)より転送されたスレイブCPU(10_
1)用の正規プログラムをデュアルポートRAM(9_
1)に転送し[S34]、転送終了を明示するために1
4のリセットを実行する[S35]。スレイブCPU
(10_1)は、フラグ14のリセット確認し[S3
6]、自身の正規プログラムを内部プログラムメモリに
転送し[S37]、ローディング処理が終了したことを
明示するためにフラグ14をセットする[S38]。そ
の後、スレイブCPU(10_1)は、図2に示される
共通起動プログラムの最終行に書かれている内部プログ
ラムメモリへのジャンプ命令を実行し、RAM上の共通
起動プログラムを消去し[S39]、正規動作を開始す
る。
【0023】他方、スレイブCPU(8_1)は、フラ
グ14のセットを確認し[S40]、その後、自身の正
規プログラムをマスタCPU(5)に要求するためにフ
ラグ13をセットする[S41]。マスタCPU(5)
は、フラグ13のセットを確認し[S42]、その後、
該当プログラムをROM(6)から読み出し、デュアル
ポートRAM(7_1)に転送し[S43]、転送終了
を明示するためにフラグ13をリセットする[S4
4]。スレイブCPU(8_1)は、フラグ13のリセ
ットを確認し[S45]、その後、自身の正規プログラ
ムを内部プログラムメモリに転送し[S46]、ローデ
ィング処理が終了したことを明示するためにフラグ13
をセットする[S47]。その後、スレイブCPU(8
_1)は、図2に示される共通プログラムの最終行に書
かれている、内部プログラムメモリへのジャンプ命令を
実行し、RAM上の共通起動プログラムを消去し[S4
8]、正規動作を開始する。他方、マスタCPU(5)
は、フラグ13のセットを確認し[S49]、それによ
り、全スレイブCPUの起動が終了したことを認識し、
ローディング処理を終了し、正規動作を開始する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、プログラム・ローディ
ング/初期処理用プログラムを外部記憶装置で実行する
ことにより、CPUの限られたプログラムメモリ空間を
全てそのCPUに課せられた本来の処理を実行するため
のプログラムに割り振ることが可能となる。それは、ス
レイブCPUの増加によるプログラム・ローディング処
理の複雑化や、接続される外部RAM等の周辺デバイス
の増加によりプログラム・ローディングとそれにかかる
初期処理ロジックサイズの増大が発生しても、変わるこ
となく保証される。また、全てのCPUのプログラム・
ローディング/初期処理を一つの独立のプログラムで実
行することにより、各CPUでの処理を一括管理するこ
とが可能となる。これにより、プログラム・ローディン
グ処理時におけるインターフェース誤り等の発生を抑制
することもでき、加えてプログラム・ローディング処理
の仕様変更についても、プログラム・ローディング/初
期処理プログラムのみを修正するだけで対応することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非常駐型プログラム・ローディン
グ方式を適用する情報処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】共通起動プログラムの構成を示す図である。
【図3】本実施形態例におけるマスタCPU(1)、ス
レイブCPU(4)の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】図3に続く、フローチャートである。
【図5】図4に続く、フローチャートである。
【図6】本発明に係る非常駐型プログラム・ローディン
グ方式及び従来のプログラム・ローディング方式を適用
する情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本実施例におけるマスタCPU(5)、スレイ
ブCPU(8_1)、スレイブCPU(10_1)それ
ぞれの動作手順を示すフローチャートである。
【図8】図7に続く、フローチャートである。
【図9】図8に続く、フローチャートである。
【図10】図9に続く、フローチャートである。
【符号の説明】
1 マスタCPU 2 第1の記憶手段 3 第2の記憶手段 4 スレイブCPU 5 マスタCPU 6 ROM 7_1〜n デュアルポートRAM 8_1〜n スレイブCPU 9_1〜n デュアルポートRAM 10_1〜n スレイブCPU 11 リセット制御線 12_1〜n リセット制御線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタCPUと、マスタCPUに接続さ
    れた複数のスレイブCPUとを有するマスタ・スレイブ
    構成の情報処理装置のための非常駐型プログラム・ロー
    ディング方式であって、 各スレイブCPUに対してそれぞれ個別に用意された正
    規プログラムとは別に、独立して全スレイブCPU共通
    に用意されたスレイブCPU用のプログラム・ローディ
    ング/初期処理用プログラム(以下、共通起動プログラ
    ムと呼ぶ)をマスタCPUから各スレイブCPUにロー
    ディングするローディング・ステップと、 ローディングされた共通起動プログラムを外部記憶装置
    上でスレイブCPUにより実行する実行ステップと、 実行ステップの後に送られてくる正規プログラムを内部
    又は外部の記憶装置のプログラムメモリに転送する転送
    ステップと、 転送ステップの後、スレイブCPUのプログラムメモリ
    に正規プログラムを再移動し、正規処理を開始するステ
    ップとを有することを特徴とする非常駐型プログラム・
    ローディング方式。
  2. 【請求項2】 ローディング・ステップの前に、マスタ
    CPUを起動し、共通起動プログラムを外部記憶装置に
    転送し、外部記憶装置からスレイブCPUにローディン
    グするステップを有することを特徴とする請求項1に記
    載の非常駐型プログラム・ローディング方式。
  3. 【請求項3】 共通起動プログラムは、接続された記憶
    手段へのジャンプ命令が記述されている先頭アドレス、
    自身の認識処理、下位CPUへのプログラム転送処理、
    周辺デュアルポートRAMのチェック処理を含む処理命
    令が記述されている命令部、及び、内部プログラムメモ
    リへのジャンプ命令が記述されている最終アドレスとか
    ら構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の非常駐型プログラム・ローディング方式。
JP12830197A 1997-05-19 1997-05-19 非常駐型プログラム・ローディング方式 Pending JPH10320366A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7765391B2 (en) 2006-02-09 2010-07-27 Nec Electronics Corporation Multiprocessor system and boot-up method of slave system
JP2012044731A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Fuji Electric Co Ltd 制御装置

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