JP4791792B2 - デジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法。 - Google Patents

デジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法。 Download PDF

Info

Publication number
JP4791792B2
JP4791792B2 JP2005292501A JP2005292501A JP4791792B2 JP 4791792 B2 JP4791792 B2 JP 4791792B2 JP 2005292501 A JP2005292501 A JP 2005292501A JP 2005292501 A JP2005292501 A JP 2005292501A JP 4791792 B2 JP4791792 B2 JP 4791792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital signal
program
signal processor
boot
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005292501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007102544A (ja
Inventor
憲之 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005292501A priority Critical patent/JP4791792B2/ja
Publication of JP2007102544A publication Critical patent/JP2007102544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791792B2 publication Critical patent/JP4791792B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、複数のデジタルシグナルプロセッサを有するデジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法に関する。
デジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPと呼ぶ)は、信号処理に特化した様々な機能を有しているので、ソフトウエア化しても高速化できる。このため、従来、ハードウェアで構成していた多くの信号処理機能をソフトウェア化してきた。しかし通常、DSPはCPUと比べて使用可能なメモリ資源が乏しいため、CPUのように基本ソフトウェア(OS)を利用したり、複雑な処理を実行することが難しい。したがって、DSPが行う信号処理は、行列演算やデジタルフィルタ処理、FFT処理などの固定した信号処理を各DSPに割り付けて使用することが一般的である。
従来のDSPの構成を図5に示す。N個のDSP51〜52(Nは任意整数)と、プログラム格納用フラッシュROM54と、共有メモリ53がデータバス55に接続されDSPカード50を構成している。複数のDSPカード50を連携して使用することも可能である。通常、DSPのプログラムは、各DSPカード50のフラッシュROM54に格納されており、ブートモード設定DIPスイッチ56が、斜線で示すフラッシュROMモードであれば、各DSPは起動時にこのフラッシュROM54に記憶されているプログラムを読み込んで処理を開始する。
N個の各DSP51,52間におけるデータ通信は、データバス55を介して接続された共有メモリ53をアクセスする時間をずらすことにより、データバス55上でのデータの衝突を回避することができる。
上述したように従来は、各DSP51〜52が使用できる内部メモリの容量が小さいことから、DSP単体51〜52には単純で固定的な処理を割当て、それを複数個まとめたDSPカード50という単位で必要な処理を実現させていた。したがって、DSPカード50上のフラッシュROM54に保存するプログラムは、通常、問題がなければ固定であるような使い方が一般的であった。
しかしアプリケーションの改変やプログラムのバグ修正などにおいて、フラッシュROM54のプログラムの更新をする場合、DSPのメモリ容量が小さいので、信号処理プログラムと同時にフラッシュROM更新用制御プログラムを内蔵することができないという問題がある。そのため専用のフラッシュROM書込み用装置を用いて、改変したROMを交換するか、ブートモード設定DIPスイッチ56をホストモードやリンクモードに設定してフラッシュROM更新用制御プログラムをロードする等の手順が必要で、容易にプログラム更新ができなかった。
さらに、現在の半導体技術の進歩により、DSPが使用できるメモリ容量も増えてきており、より複雑な処理を実行できるようになったことから、従来、CPUが行ってきた処理をDSPで置き換えるものも現れてきた。それに伴い、実行するプログラムを目的に応じて選択したいという要望が出てきた。実行するプログラムを目的に応じて選択する方法が知られている(特許文献1参照)。これは、各DSPに対して各機能別に分割したDSPマイクロプログラムを一斉に内部メモリにロードしてから、必要な機能を任意に選択して実行するものである。しかし、DSP内部のメモリ容量の制限から保存可能なプログラムの数に限りがあった。
DSP自身は複数のブート方法をサポートしており、製品時と開発時ではそれぞれ異なるブート方法を用いることができる。しかし図5に示すように、ブート方法の選択は、ブートモード選択DIPスイッチ56などの機械的な設定手段に依存している。したがって、いったん機器に組み込まれてしまうと、DSPカードを取り外して外部設定を変更しなければならないことから、容易にブート方法を切り替えることができなかった。例えば信号処理用プログラムをフラッシュROMに格納してフラッシュROMモードで運用し、プログラム改変時にはフラッシュROM更新用制御プログラムをホストやリンクモードによりブートしてフラッシュROMを更新する。しかし、一旦運用状態に入ると、DSPカードを停止してDIPスイッチを変更することはできず、その結果、DSPカード上で動作するプログラムは、常時、1種類だけという状況であった。
DSPに使用するプログラムの起動シーケンスは、図6(a)に示すように、DSPカードに対するリセットの解除から開始し、初期設定、信号処理を含め、全てのプログラムがフラッシュROMに格納されていた。したがって、プログラム全体は、初期化処理プログラムと信号処理プログラムを合わせて、DSP内部メモリに格納できる大きさに制限する必要があり、初期化処理プログラムは起動時1回しか使用しないにもかかわらず、運用時にもメモリ内に常駐する。DSP内部メモリの容量に限界があるので、初期化処理プログラムの大きさにより信号処理に割当てるプログラムの大きさが一意的に決められてしまうという問題点があった。
特開2003−216420号公報
本発明は上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、DSP内部メモリを有効に活用できるDSPシステムおよびそのブート方法を提供することを目的とする。
リセットを伴わないブート機能があれば、メモリ内に必要な処理結果を残し、要らなくなったプログラムは新しいプログラムに上書きされて再ブートすることで新たな処理を引き続き実行することができる。図6(b)では2つのプログラムを順次再ブートすることで、必要な処理を連続して行うことができることを示している。また、データバスに接続された共有メモリを用いることにより、各DSP間で動作するプログラムのインターフェースを取ることも従来と同様に可能となる。本発明は、このようなリセットを伴わないブート方法を、複数のDSPに対して実現するDSPシステムおよびそのブート方法を提供する。
本発明のデジタルシグナルプロセッサシステムは、バスに接続された第1デジタルシグナルプロセッサと、前記バスに接続され、前記第1デジタルシグナルプロセッサにより選択的に第1の起動指令を受けてブート制御される複数の第2デジタルシグナルプロセッサと、前記バスに接続され、前記第1,第2のデジタルシグナルプロセッサに第1のブートを行う初期プログラムを記憶するリードオンリーメモリと、前記第1のブートに続く第2ブート用プログラムを外部の遠隔端末から第2の起動指令によって、該プログラムを受信し、前記バスへのプロトコルに変換を行うプロトコル変換機能部と、この変換機能部により変換された統一的な方法にて前記第2ブート用プログラムを記憶する、書き換え可能なランダムアクセスメモリにより構成される外部記憶装置とを備え、前記第1のブートとして前記第1、第2のデジタルシグナルプロセッサの内部メモリ内に前記リードオンリーメモリから前記初期プログラムがロードされ起動した後、前記外部記憶装置上の前記第2ブート用プログラムが、第1のブートでロードされた前記初期プログラムの上に上書きされて記憶されることを特徴とする。
また、本発明のデジタルシグナルプロセッサシステムにおいては、前記外部記憶装置への前記第2のブート用プログラムのロード手順は、前記外部遠隔端末から任意のバス上に配した入出力装置を経由して送られた前記第2のブート用プログラムを前記プロトコル変換部にて変換された統一的な方法にて記憶することを特徴とする。
また、本発明のデジタルシグナルプロセッサシステムにおいては、前記外部記憶装置への前記第2ブート用プログラムのロード手順は、前記外部遠隔端末から一旦ホストCPUに前記第2ブート用プログラムを転送した後、該ホストCPUに第2の起動指令を発行した時点で前記第2ブート用プログラムを前記プロトコル変換部に送出しプロトコル変換された統一的な方法にて記憶することを特徴とする。
さらに、本発明のデジタルシグナルプロセッサシステムにおいては、前記第1デジタルシグナルプロセッサに対する前記第2ブート用プログラムのロードおよび実行手順は、前記初期プログラムを前記リードオンリーメモリからロードして実行後、前記外部遠隔端末が発行する第2の起動指令を受けて、再ブート対象の第2デジタルシグナルプロセッサに対して前記第1の起動指令を発行した後、前記第1デジタルシグナルプロセッサに内蔵されるダイレクトメモリアクセスコントローラの転送完了割込みベクタを前記第1デジタルシグナルプロセッサの内部メモリの先頭番地に設定し、ダイレクトメモリアクセスコントローラを起動し、前記第1デジタルシグナルプロセッサを停止状態にし、ダイレクトメモリアクセスコントローラにより前記内部メモリへのプログラムの転送を行い、ダイレクトメモリアクセス転送完了割込みを受けて前記第2ブート用プログラムの再ブートを実施することを特徴とする。
さらに、本発明のデジタルシグナルプロセッサシステムにおいては、前記第2デジタルシグナルプロセッサに対する前記第2のブート用プログラムのロードおよび実行手順は、前記初期プログラムを前記リードオンリーメモリからロードして実行後、前記第1デジタルシグナルプロセッサから前記第1の起動指令を受けた場合、前記第2デジタルシグナルプロセッサに内蔵されるダイレクトメモリアクセスコントローラの転送完了割込みベクタを前記第2デジタルシグナルプロセッサの内部メモリの先頭番地に設定し、ダイレクトメモリアクセスコントローラを起動し、前記第2デジタルシグナルプロセッサを停止状態にし、ダイレクトメモリアクセスコントローラにより前記内部メモリへのプログラムの転送を行い、ダイレクトメモリアクセス転送完了割込みを受けて前記第2のブート用プログラムの再ブートを実施することを特徴とする。
さらに、本発明のデジタルシグナルプロセッサシステムのブート方法は、バスに接続された第1デジタルシグナルプロセッサと、前記バスに接続され、前記第1デジタルシグナルプロセッサにより選択的に第1の起動指令を受けてブート制御される複数の第2デジタルシグナルプロセッサと、前記バスに接続され、前記第1,第2のデジタルシグナルプロセッサに第1のブートを行う初期プログラムを記憶するリードオンリーメモリと、前記第1のブートに続く第2ブート用プログラムを外部の遠隔端末から第2の起動指令によって、該プログラムを受信し、前記バスへのプロトコルに変換を行うプロトコル変換機能部と、この変換機能部により変換された前記第2ブート用プログラムを記憶する、書き換え可能なランダムアクセスメモリにより構成される外部記憶装置とを有するデジタルシグナルプロセッサシステムにおいて、前記第1のブートとして前記第1、第2のデジタルシグナルプロセッサの内部メモリ内に前記リードオンリーメモリから前記初期プログラムがロードされ起動した後、前記外部記憶装置上の前記第2ブート用プログラムが、第1のブートでロードされた前記初期プログラムの上に上書きされて記憶されることを特徴とする。
本発明によれば、限られたDSPメモリ領域を有効に活用することができる。すなわち、リセットを伴わないプログラムを順次再起動することで、必要な処理を連続して行うことができ、また、データバスに接続された共有メモリを用いることにより、各DSP間で動作するプログラムのインターフェースを取ることもできる。またこのような構成をとることによってフラッシュROMの交換は必要なくなり、外部遠隔端末から任意の動作を各DSPに設定し運用することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本発明の一実施形態における、デジタルシグナルプロセッサシステムのブロック図を、図1に示す。
図1において、複数のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)1〜2と、種々のプロトコルのデータバスを接続するバスプロトコル変換機能部(バスブリッジ)3と、フラッシュROM5がデータバス11に接続され、揮発性のメモリからなる外部記憶装置4が、バスプロトコル変換機能部3に接続されてDSPカード13を構成している。このDSPカード13は複数枚、使用することができる。
遠隔端末6は、DSPカード13とデータバス9を共有したI/Oカード7と、DSPカード13とデータバス10を共有したホストCPU(中央演算装置)8等と通信することができる。DSPカード13は、複数のDSP1〜2から構成され、この中で再ブート対象のDSPは1以上でプログラムの機能に応じて変化する。外部記憶装置4は、例えばページメモリのような大容量のメモリで構成することができる。
全体としての動作を図1にて説明した後、複数のDSPカードの起動フローチャートと各DSPの起動フローチャートを用いて詳細に説明していく。
図1において遠隔端末6は、通信経路102によりホストCPU8上のデータベース12へ、プログラムを転送した後、ホストCPU8に対して起動指令を出力する。
プログラムの転送は、例えばホストCPU8から通信経路103によりデータバス10を経由してDSPカード13内の外部記憶装置4にプログラムをロードすることにより行うことができる。このとき、全てのDSP1,2は外部記憶装置4に対するアクセスを行わないので、外部記憶装置4に対する排他処理は不要となる。また例としてUSB通信経路107によってUSB(Universal Serial Bus)等のI/Oカード7を経由しても、プログラムの転送することが可能である。
バスプロトコル変換機能部3は種々の変換を行い統一的な方法によって記憶するので、I/Oカード7やホストCPU8は、DSPカード13内の外部記憶装置4や、データバス11で使用されるプロトコルを意識せず、自己が属するデータバス9や、データバス10を用いてプログラムの転送を行うことが可能である。
遠隔端末6は、プログラムのロードが完了した時点で、通信経路104にてDSP1へ起動指令を出力する。プログラムの転送と再ブート開始指令は、時間的に連続しており、DSP1が再ブートした時は、ホストCPU8はデータバス10のアクセスを完了しているので、再ブートは問題なく行われる。
図2に基づき、DSPカード13を制御するホストCPU8における起動シーケンスについて説明する。まず、遠隔端末6から起動指令を受信しているかどうかを判断する(S201)。起動指令を受信していなければ、受信をするまで待機する。起動指令を受信したらデータベース12よりプログラムデータを読み込む(S202)。そして、DSPカード13の数だけ順次DSPカード13の外部記憶装置4へプログラムを転送する(S203)。このプログラムの転送が完了した後、各DSPカード13に対して起動指令を出力する(S204)。
DSPカード13内のDSP1はマスターとして動作し、それ以外のDSP2はスレーブとして動作している。まず、マスターDSPであるDSP1の起動シーケンスにつき、図3を用いて説明する。DSP1は、電源が投入された後フラッシュROM5から初期プログラムをロードし実行する(S301)。通信経路101によりフラッシュROM5から初期プログラムを起動した後、ホストCPU8、またはI/Oカード7を経由した遠隔端末6が発行する起動指令を待つ(S302)。このとき、DSP1はデータバス11及び外部記憶装置4へアクセスしない。遠隔端末6は、次の2つの方法により、DSP用プログラムをDSPカード内の記憶装置にロードすることができる。
(1)通信経路107により、遠隔端末6はI/Oカード7を経由して、DSPカード13内の外部記憶装置4にプログラムをロードする。
(2)通信経路102により、遠隔端末6は一旦ホストCPU8にプログラムを転送した後、ホストCPU8に対して起動指令を出力する。ホストCPU8は通信経路103により、データバス10を経由してDSPカード13内の外部記憶装置4にプログラムをロードする。
バスプロトコル変換機能部3により、I/Oカード7やホストCPU8は、DSPカード13の外部記憶装置4や、データバス11を意識せず、自己が属するデータバス9や、データバス10を用いてプログラムの転送を行う。遠隔端末6は、プログラムのロードが完了した時点で、通信経路108によって、I/Oカード7を経由してDSP1へ起動指令を出力する。または、通信経路104によって、ホストCPU8を経由してDSP1へ起動指令を出力する。
DSP1は起動指令を受信した場合、通信経路105によって、DSPカード13内の他の複数のDSPのすべてについて(S302)、再ブート対象かどうかを調べ(S303)、再ブート対象DSP2へ起動指令を出力する(S304)。このとき、番号2〜NのDSP2は、データバス11及び外部記憶装置4へアクセスしていないので、起動指令を出力する際、データバス11の排他制御を考慮しなくて良い。
現在実行中のプログラムに上書きした場合、DSPはその実行を停止してしまう。そのため、プログラムの読み込みは、DSPが内蔵するDMA(Direct Memory Access)コントローラを用いると共に、DSPを一旦停止する。さらに、読み込んだ先頭番地に実行を移すため、内蔵DMAコントローラの転送完了割込みベクタを内部メモリの先頭番地に設定する(S305)。以上の準備が終わったら、DMAコントローラを起動し、DSPを停止状態にする。DMAコントローラは、設定に従って内部メモリへプログラムの転送を行い、(S306)、最後にDMA転送完了割込みを受けてプログラムの再起動を実施する(S307)。
DSP1は、起動指令を出力するDSPを選択できるため、任意のDSPのみ再起動をかけることが可能である。
次にスレーブDSPである複数のDSP2(2〜N)の起動シーケンスについて図4を用いて説明する。DSP2(2〜N)は、通信経路109によってフラッシュROM5から初期プログラムを起動した(S401)後、DSP1が発行する起動指令を待つ(S402)。このとき、各DSPはデータバス11及び外部記憶装置4へアクセスしない。
DSP1より起動指令を受信した場合、通信経路106によって、外部記憶装置4に格納されたプログラムを内部メモリへ読み込み、読み込んだ先頭番地にジャンプしてプログラムを実行する。先にも述べたように、現在実行中のプログラムに上書きした場合、DSPはその実行を停止してしまう。そのため、プログラムの読み込みは、DSPが内蔵するDMAコントローラを用いると共に、DSPを一旦停止する。
さらに、読み込んだ先頭番地に実行を移すため、内蔵DMAコントローラの転送完了割込みベクタを内部メモリの先頭番地に設定する(S403)。以上の準備が終わったら、DMAコントローラを起動し、DSPを停止状態にする。DMAコントローラは、設定に従って内部メモリへプログラムの転送を行い(S404)、最後にDMA転送完了割込みを受けてプログラムの再起動を実施する(S405)。
以上説明したように、本発明の上記実施形態では、複数のDSPに対して任意のプログラムをロードしリセットを行わないでブートすることができる。
このようにリセットを伴わずに再ブートができるため、ブートを繰り返すことで複雑なDSPカードの設定処理や計算に用いる大量の初期値データ作成を実行できるようになる。
また、上記実施形態では、起動後1回しか使用しない初期プログラムを完全に書き換えに再ブートし別プログラムにすることによって、より複雑な演算処理に対して多くのメモリ領域を割り当てることができる。しかし、本発明は上記初期プラグラムを完全でなくその一部を書き換えるようにしてもよく、その場合にも従来より多くのメモリ領域を使用することが可能である。
また、このような構成にすることによってフラッシュROMの更新が不要となり、メンテナンス性が著しく向上する。バスプロトコル変換機能部が、種々のプロトコルによるプログラム転送を可能とし、かつ外部記憶装置4に対するアクセス方法が隠蔽化されるため、DSPカード13内部の外部記憶装置4に対するデータ転送方法が統一されるという利点を有する。
なお、上記実施形態におけるフラッシュROM5は、フラッシュ型でなくともよい。このように本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々変形して実施可能である。
本発明一実施形態におけるデジタルシグナルプロセッサシステムのブロック図である。 本発明一実施形態におけるDSPカードの起動シーケンスを示すフローチャート図である。 本発明一実施形態における第1 DSPの起動シーケンスを示すフローチャート図である。 本発明一実施形態における第2 DSPの起動シーケンスを示すフローチャート図である。 従来のDSP構成を示すブロック図である。 従来のDSP起動シーケンスと本発明おける起動概念シーケンスを示すフローチャート図である。
符号の説明
1,2,51,52・・・デジタルシグナルプロセッサ、
3・・・バスプロトコル変換機能部、
4・・・外部記憶装置、
5,54・・・フラッシュROM、
6・・・遠隔端末、
7・・・I/Oカード、
8・・・ホストCPU、
9、10,11、55・・・データバス、
12・・・データベース、
13、50・・・DSPカード、
53・・・共通メモリ、
56・・・ブートモード設定DIPスイッチ、
101,102、103,104、105、106、107,108・・・通信経路。

Claims (7)

  1. バスに接続された第1デジタルシグナルプロセッサと、
    前記バスに接続され、前記第1デジタルシグナルプロセッサにより選択的に第1の起動指令を受けてブート制御される複数の第2デジタルシグナルプロセッサと、
    前記バスに接続され、前記第1,第2のデジタルシグナルプロセッサに第1のブートを行う初期プログラムを記憶するリードオンリーメモリと、
    前記第1のブートに続く第2ブート用プログラムを外部の遠隔端末から第2の起動指令によって、該プログラムを受信し、前記バスへのプロトコルに変換を行うプロトコル変換機能部と、
    この変換機能部により変換された前記第2ブート用プログラムを記憶する、書き換え可能なランダムアクセスメモリにより構成される外部記憶装置とを備え、
    前記第1のブートとして前記第1、第2のデジタルシグナルプロセッサの内部メモリ内に前記リードオンリーメモリから前記初期プログラムがロードされ起動した後、前記外部記憶装置上の前記第2ブート用プログラムが、第1のブートでロードされた前記初期プログラムの上に上書きされて記憶されることを特徴とするデジタルシグナルプロセッサシステム。
  2. 前記第2ブート用プログラムが、前記初期プログラムの上へ完全に上書きされることを特徴とする請求項1記載のデジタルシグナルプロセッサシステム。
  3. 前記外部記憶装置への前記第2ブート用プログラムのロード手順は、前記遠隔端末から任意のバス上に配した入出力装置を経由して送られた前記第2ブート用プログラムを前記プロトコル変換機能部にて変換して記憶することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルシグナルプロセッサシステム。
  4. 前記外部記憶装置への前記第2ブート用プログラムのロード手順は、前記外部遠隔端末から一旦ホストCPUに前記第2のブート用プログラムを転送した後、該ホストCPUに第2の起動指令を発行した時点で前記第2ブート用プログラムを前記プロトコル変換機能部に送出しプロトコル変換された統一的な方法にて記憶することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルシグナルプロセッサシステム。
  5. 前記第1デジタルシグナルプロセッサに対する前記第2ブート用プログラムのロードおよび実行手順は、前記初期プログラムを前記リードオンリーメモリからロードして実行後、前記外部遠隔端末が発行する第2の起動指令を受けて、再ブート対象の第2デジタルシグナルプロセッサに対して前記第1の起動指令を発行した後、前記第1デジタルシグナルプロセッサに内蔵されるダイレクトメモリアクセスコントローラの転送完了割込みベクタを前記第1デジタルシグナルプロセッサの内部メモリの先頭番地に設定し、ダイレクトメモリアクセスコントローラを起動し、前記第1デジタルシグナルプロセッサを停止状態にし、ダイレクトメモリアクセスコントローラにより前記内部メモリへのプログラムの転送を行い、ダイレクトメモリアクセス転送完了割込みを受けて前記第2のブート用プログラムの再ブートを実行することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルシグナルプロセッサシステム。
  6. 前記第2デジタルシグナルプロセッサに対する前記第2のブート用プログラムのロードおよび実行手順は、前記初期プログラムを前記リードオンリーメモリからロードして実行後、前記第1デジタルシグナルプロセッサから前記第1の起動指令を受けた場合、前記第2デジタルシグナルプロセッサに内蔵されるダイレクトメモリアクセスコントローラの転送完了割込みベクタを前記第2デジタルシグナルプロセッサの内部メモリの先頭番地に設定し、ダイレクトメモリアクセスコントローラを起動し、前記第2デジタルシグナルプロセッサを停止状態にし、ダイレクトメモリアクセスコントローラにより前記内部メモリへのプログラムの転送を行い、ダイレクトメモリアクセス転送完了割込みを受けて前記第2のブート用プログラムの再ブートを実施することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルシグナルプロセッサシステム。
  7. バスに接続された第1デジタルシグナルプロセッサと、前記バスに接続され、前記第1デジタルシグナルプロセッサにより選択的に第1の起動指令を受けてブート制御される複数の第2デジタルシグナルプロセッサと、前記バスに接続され、前記第1,第2のデジタルシグナルプロセッサに第1のブートを行う初期プログラムを記憶するリードオンリーメモリと、前記第1のブートに続く第2ブート用プログラムを外部の遠隔端末から第2の起動指令によって、該プログラムを受信し、前記バスへのプロトコルに変換を行うプロトコル変換機能部と、この変換機能部により変換された統一的な方法にて前記第2ブート用プログラムを記憶する、書き換え可能なランダムアクセスメモリにより構成される外部記憶装置とを有するデジタルシグナルプロセッサシステムにおいて、
    前記第1のブートとして前記第1、第2のデジタルシグナルプロセッサの内部メモリ内に前記リードオンリーメモリから前記初期プログラムがロードされ起動した後、前記外部記憶装置上の前記第2ブート用プログラムが、第1のブートでロードされた前記初期プログラムの上に上書きされて記憶されることを特徴とするデジタルシグナルプロセッサシステムにおけるブート方法。
JP2005292501A 2005-10-05 2005-10-05 デジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法。 Active JP4791792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005292501A JP4791792B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 デジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005292501A JP4791792B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 デジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007102544A JP2007102544A (ja) 2007-04-19
JP4791792B2 true JP4791792B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38029416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005292501A Active JP4791792B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 デジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4791792B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5002238B2 (ja) * 2006-10-25 2012-08-15 株式会社東芝 ディジタルシグナルプロセッサシステム及びディジタルシグナルプロセッサの起動方法
EP3236350B1 (en) * 2016-03-28 2019-09-25 CRRC Qingdao Sifang Rolling Stock Research Institute Co., Ltd. Tigersharc series dsp start-up management chip and method
CN115268971B (zh) * 2022-09-27 2023-01-10 北京东远润兴科技有限公司 信号处理系统的更新方法、装置、设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007102544A (ja) 2007-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3491519B1 (en) Optimized uefi reboot process
US7765391B2 (en) Multiprocessor system and boot-up method of slave system
JP2007206885A (ja) コンピュータシステム及びシステム起動方法
EP1873638A1 (en) Portable apparatus supporting multiple operating systems and supporting method therefor
US7711941B2 (en) Method and apparatus for booting independent operating systems in a multi-processor core integrated circuit
JPH05242057A (ja) マルチプロセッサシステムの起動方式
US11216284B2 (en) Multi-die and multi-core computing platform and booting method therefor
GB2529740A (en) Data processing systems
TWI514263B (zh) 用於多核心處理單元的啟動載入處理器指派的技術
JP4791792B2 (ja) デジタルシグナルプロセッサシステムおよびそのブート方法。
US8402260B2 (en) Data processing apparatus having address conversion circuit
JP2009223805A (ja) 情報処理装置およびデバイスコントローラの駆動制御方法
US20100058044A1 (en) Multiprocessor communication device and methods thereof
JPH0855097A (ja) データ処理システム及びそのメモリアクセス方法
JP6959153B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2011059787A (ja) ディジタルシグナルプロセッサシステムおよびディジタルシグナルプロセッサの立ち上げ方法
JP4985483B2 (ja) 計算機システム、ネットワークブートロードシステム、及び、そのブートロード方法
JP2014021540A (ja) ディジタルシグナルプロセッサシステム、ディジタルシグナルプロセッサシステム起動装置およびディジタルシグナルプロセッサのブート方法
WO2016036281A1 (ru) Устройство прямого отображения адресов данных
JP4023441B2 (ja) コンピュータシステム及びプログラム
TWI840849B (zh) 計算系統、電腦實施方法及電腦程式產品
CN113867835B (zh) 用于dsp动态加载的装置及方法
JP2001256055A (ja) プログラムダウンロード方式
US20130232286A1 (en) Output input control apparatus and control method thereof
TW202338602A (zh) 計算系統、電腦實施方法及電腦程式產品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4791792

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151