JPH1031847A - Idカードおよびその製造方法 - Google Patents
Idカードおよびその製造方法Info
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- JPH1031847A JPH1031847A JP8202828A JP20282896A JPH1031847A JP H1031847 A JPH1031847 A JP H1031847A JP 8202828 A JP8202828 A JP 8202828A JP 20282896 A JP20282896 A JP 20282896A JP H1031847 A JPH1031847 A JP H1031847A
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- JP
- Japan
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- card
- receiving layer
- resin
- receptive layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性の高い、鮮明な顔写真等のID情報を
有するIDカードおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 光カードの少なくとも一方の表面に顔写
真、名前、IDナンバーなどのID情報を設けた受容層
を有するIDカードにおいて、前記ID情報が設けられ
ている受容層が80℃以上の熱変形温度を有する、熱硬
化樹脂又は紫外線硬化樹脂からなるIDカードおよびそ
の製造方法。
有するIDカードおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 光カードの少なくとも一方の表面に顔写
真、名前、IDナンバーなどのID情報を設けた受容層
を有するIDカードにおいて、前記ID情報が設けられ
ている受容層が80℃以上の熱変形温度を有する、熱硬
化樹脂又は紫外線硬化樹脂からなるIDカードおよびそ
の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔写真、名前、I
Dナンバーなどの可視可能なID情報を有する、IDカ
ードおよびその製造方法に関するものである。
Dナンバーなどの可視可能なID情報を有する、IDカ
ードおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カード状の光学的記録媒体が、光
カードとして商品化されつつある。光カードには光記録
データの他に従来のクレジットカード、銀行カード等と
同様に個人のデータ(ID情報)が記録されることが必
須であり、特に、個人の情報が記録されたIDカードと
して使用する場合には、顔写真、名前、IDナンバーな
どのID情報を光カード表面に直接熱転写プリンターで
印刷することが行なわれている。
カードとして商品化されつつある。光カードには光記録
データの他に従来のクレジットカード、銀行カード等と
同様に個人のデータ(ID情報)が記録されることが必
須であり、特に、個人の情報が記録されたIDカードと
して使用する場合には、顔写真、名前、IDナンバーな
どのID情報を光カード表面に直接熱転写プリンターで
印刷することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のIDカードへの
顔写真、名前、IDナンバーなどのID情報の印刷は熱
転写プリンターによって、昇華型の色素・顔料等をカー
ド表面を形成している樹脂層に拡散させることで行なわ
れている。そして、ID情報を印刷可能な樹脂は塩化ビ
ニル樹脂などの比較的軟化点が低い樹脂に限られてい
る。
顔写真、名前、IDナンバーなどのID情報の印刷は熱
転写プリンターによって、昇華型の色素・顔料等をカー
ド表面を形成している樹脂層に拡散させることで行なわ
れている。そして、ID情報を印刷可能な樹脂は塩化ビ
ニル樹脂などの比較的軟化点が低い樹脂に限られてい
る。
【0004】しかしながら、この従来のID情報を印刷
により形成したIDカードは下記の(I)、(II)、
(III)に示す様な問題点があった。
により形成したIDカードは下記の(I)、(II)、
(III)に示す様な問題点があった。
【0005】(I)現状のIDカード熱転写プリンター
を用いて、比較的軟化点の低い樹脂で形成された光カー
ド裏面にID情報を印刷すると、70℃以上の高温状態
に放置したとき、ID情報の印刷インクが、やわらかく
なった樹脂内に熱拡散し、ID情報が不鮮明になる。又
は、やわらかくなった樹脂から析出してくる低分子物質
によって、印刷インクが分解し、ID情報が不鮮明にな
る。
を用いて、比較的軟化点の低い樹脂で形成された光カー
ド裏面にID情報を印刷すると、70℃以上の高温状態
に放置したとき、ID情報の印刷インクが、やわらかく
なった樹脂内に熱拡散し、ID情報が不鮮明になる。又
は、やわらかくなった樹脂から析出してくる低分子物質
によって、印刷インクが分解し、ID情報が不鮮明にな
る。
【0006】(II)ID情報の耐熱性を高くするため
に、ID情報の印刷受容層(受容樹脂)の軟化点を10
0℃以上にすると、熱転写プリンターによる印刷時に昇
華型の色素・顔料等が転写しにくくなり、初期状態から
ID情報が不鮮明となる。
に、ID情報の印刷受容層(受容樹脂)の軟化点を10
0℃以上にすると、熱転写プリンターによる印刷時に昇
華型の色素・顔料等が転写しにくくなり、初期状態から
ID情報が不鮮明となる。
【0007】(III)光カードのID情報の印刷受容
層が、カード発行後[ここでカード発行後とは、個人情
報(熱転写プリンターを用いて形成された個人の写真情
報、名前、ID番号等の文字情報)をカードに形成した
後を示す。]追記可能なため、カードを第三者が取得し
た場合、個人情報を追記して偽造又は変造することが可
能である。
層が、カード発行後[ここでカード発行後とは、個人情
報(熱転写プリンターを用いて形成された個人の写真情
報、名前、ID番号等の文字情報)をカードに形成した
後を示す。]追記可能なため、カードを第三者が取得し
た場合、個人情報を追記して偽造又は変造することが可
能である。
【0008】本発明は上述の問題点を改良し、耐熱性の
高い、鮮明な顔写真、名前、IDナンバーなどのID情
報を有する光カード等のIDカードを提供することを目
的とする。
高い、鮮明な顔写真、名前、IDナンバーなどのID情
報を有する光カード等のIDカードを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、光カー
ドの少なくとも一方の表面にID情報を設けた受容層を
有するIDカードにおいて、前記ID情報が設けられて
いる受容層が80℃以上の熱変形温度を有する、熱硬化
樹脂又は紫外線硬化樹脂からなることお特徴とするID
カードである。
ドの少なくとも一方の表面にID情報を設けた受容層を
有するIDカードにおいて、前記ID情報が設けられて
いる受容層が80℃以上の熱変形温度を有する、熱硬化
樹脂又は紫外線硬化樹脂からなることお特徴とするID
カードである。
【0010】また、本発明は、光カードの少なくとも一
方の表面にID情報を設けた受容層を有するIDカード
の製造方法において、光カードの表面に80℃以上の熱
変形温度を有する、熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂を塗
布して受容層を形成し、該受容層を半硬化した後に、受
容層上にID情報を印刷して設け、次いで受容層を完全
に硬化することを特徴とするIDカードの製造方法であ
る。
方の表面にID情報を設けた受容層を有するIDカード
の製造方法において、光カードの表面に80℃以上の熱
変形温度を有する、熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂を塗
布して受容層を形成し、該受容層を半硬化した後に、受
容層上にID情報を印刷して設け、次いで受容層を完全
に硬化することを特徴とするIDカードの製造方法であ
る。
【0011】本発明のIDカードは、光カード等のID
カードにおいて、顔写真、名前、IDナンバーなどのI
D情報の受容層が、熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂から
なり、かつID情報印刷後の受容層の熱変形温度が80
℃以上であるID情報印刷受容層を有することを特徴と
する。
カードにおいて、顔写真、名前、IDナンバーなどのI
D情報の受容層が、熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂から
なり、かつID情報印刷後の受容層の熱変形温度が80
℃以上であるID情報印刷受容層を有することを特徴と
する。
【0012】また、本発明のIDカードの製造方法は、
該IDカードのID情報印刷受容層を形成している、熱
硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂が半硬化の状態において、
顔写真等のID情報を熱転写プリンターで、該ID情報
印刷受容層上に設けた後、該ID情報印刷受容層を完全
硬化することを特徴とする顔写真等の情報付きIDカー
ドの製造方法であり、該半硬化状態での熱硬化樹脂又は
紫外線硬化樹脂の熱変形温度は60〜80℃であること
を特徴とする。
該IDカードのID情報印刷受容層を形成している、熱
硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂が半硬化の状態において、
顔写真等のID情報を熱転写プリンターで、該ID情報
印刷受容層上に設けた後、該ID情報印刷受容層を完全
硬化することを特徴とする顔写真等の情報付きIDカー
ドの製造方法であり、該半硬化状態での熱硬化樹脂又は
紫外線硬化樹脂の熱変形温度は60〜80℃であること
を特徴とする。
【0013】この本発明のIDカードの構成によって高
温保存時に顔写真等のID情報が不鮮明になりにくくな
る。また、この本発明のIDカードの製造方法によっ
て、ID情報印刷受容層が半硬化の時にID情報を熱転
写印刷するために鮮明な画像を印刷することが可能とな
る。
温保存時に顔写真等のID情報が不鮮明になりにくくな
る。また、この本発明のIDカードの製造方法によっ
て、ID情報印刷受容層が半硬化の時にID情報を熱転
写印刷するために鮮明な画像を印刷することが可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて、本発明を説
明する。図1は、本発明の光カードからなるIDカード
の一例を示す模式図であり、図1(a)は平面図、図1
(b)はAA線断面図である。
明する。図1は、本発明の光カードからなるIDカード
の一例を示す模式図であり、図1(a)は平面図、図1
(b)はAA線断面図である。
【0015】図1において、本発明のIDカードは、一
方の面にハードコート4が形成された基板1の他方のプ
リグルーブが形成された面に光記録層2を設け、その上
に接着シートを介して保護基材3を積層し、加熱ロール
で圧着して貼り合わせて作製した光カードの保護基材3
の上に、受容層5を形成し、該受容層5の上にID情報
7を設けたIDカードである。
方の面にハードコート4が形成された基板1の他方のプ
リグルーブが形成された面に光記録層2を設け、その上
に接着シートを介して保護基材3を積層し、加熱ロール
で圧着して貼り合わせて作製した光カードの保護基材3
の上に、受容層5を形成し、該受容層5の上にID情報
7を設けたIDカードである。
【0016】図2は、本発明の光カードからなるIDカ
ードの製造方法の一例を示す工程図である。図2におい
て、本発明のIDカードの製造方法は、一方の面にハー
ドコート4が形成された基板1の他方のプリグルーブが
形成された面に光記録層2を設け、その上に接着シート
を介して保護基材3を積層し、加熱ロールで圧着して貼
り合わせて光カードを作成する(図2(a)参照)。
ードの製造方法の一例を示す工程図である。図2におい
て、本発明のIDカードの製造方法は、一方の面にハー
ドコート4が形成された基板1の他方のプリグルーブが
形成された面に光記録層2を設け、その上に接着シート
を介して保護基材3を積層し、加熱ロールで圧着して貼
り合わせて光カードを作成する(図2(a)参照)。
【0017】次に、保護基材3の上にロールコータ、グ
ラビアコータまたはスクリーンコータ等の塗布手段10
を用いて熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂からなる未硬化
ID情報受容層50を形成する(図2(b)参照)。
ラビアコータまたはスクリーンコータ等の塗布手段10
を用いて熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂からなる未硬化
ID情報受容層50を形成する(図2(b)参照)。
【0018】次に、形成された未硬化ID情報受容層5
0を熱または紫外線を用いて半硬化して半硬化ID情報
受容層51とする(図2(c)参照)。その後、半硬化
ID情報受容層51上に熱転写IDプリンター11でI
D情報7を印刷する(図2(d)参照)。
0を熱または紫外線を用いて半硬化して半硬化ID情報
受容層51とする(図2(c)参照)。その後、半硬化
ID情報受容層51上に熱転写IDプリンター11でI
D情報7を印刷する(図2(d)参照)。
【0019】最後に、ID情報7が印刷された半硬化I
D情報受容層51に後硬化用エネルギー8を付与して硬
化させ、後硬化すみID情報受容層5として本発明のI
Dカードを製造する(図2(e)参照)。
D情報受容層51に後硬化用エネルギー8を付与して硬
化させ、後硬化すみID情報受容層5として本発明のI
Dカードを製造する(図2(e)参照)。
【0020】ID情報の受容層としては、 1)熱硬化樹脂 a)−OH基を有するポリエステルポリオールとイソシ
アネートの2液型樹脂(硬化時の熱変形温度T=80℃
以上) b)ポリエステルポリオール、アクリルポリオールとイ
ソシアネートの3液型樹脂 c)塩化ビニル樹脂を含む、ウレタン系樹脂(例えばポ
リエステルポリオール、アクリルポリオール)とイソシ
アネートの3液型樹脂
アネートの2液型樹脂(硬化時の熱変形温度T=80℃
以上) b)ポリエステルポリオール、アクリルポリオールとイ
ソシアネートの3液型樹脂 c)塩化ビニル樹脂を含む、ウレタン系樹脂(例えばポ
リエステルポリオール、アクリルポリオール)とイソシ
アネートの3液型樹脂
【0021】2)紫外線硬化樹脂 a)ウレタンアクリレート(T=80〜100℃) b)エポキシアクリレート(T=80〜100℃) c)不飽和ポリエステル(T=80〜100℃) などを用いることができる。
【0022】上記樹脂の硬化温度をコントロールするた
めに、アクリル酸含有の樹脂、無水マレイン酸−アクリ
ル酸−エチレン3元共重合体樹脂等をブレンドすること
も可能である。
めに、アクリル酸含有の樹脂、無水マレイン酸−アクリ
ル酸−エチレン3元共重合体樹脂等をブレンドすること
も可能である。
【0023】
実施例1 図2に示す工程によりIDカードを作成した。ローラー
グルービング法によって、一方の面にプリグルーブを形
成したポリカーボネート基板の他方の面にハードコート
層を形成した後、プリグルーブ形成面上に下記の構造式
で示す有機色素記録媒体(1−1)と(1−2)を重量
比3:1の割合で混合した有機色素記録媒体の光記録層
を膜厚900Åで形成した。
グルービング法によって、一方の面にプリグルーブを形
成したポリカーボネート基板の他方の面にハードコート
層を形成した後、プリグルーブ形成面上に下記の構造式
で示す有機色素記録媒体(1−1)と(1−2)を重量
比3:1の割合で混合した有機色素記録媒体の光記録層
を膜厚900Åで形成した。
【0024】
【化1】
【0025】次に、有機色素記録媒体からなる光記録層
上に、縦4mm、横85mm、厚さ50μmのエチレン
−メチルメタアクリレート共重合体100wt%からな
る接着シート(住友化学社製、商品名WD201、MM
A(メタクリル酸メチル)含有量10wt%、メルトフ
ロレート2g/10分、ビカット軟化温度75℃、表面
張力32dyn/cm)を介して、厚さ0.3mmのポ
リカーボネートからなる保護基材を積層し、表面温度1
30℃の加熱ロールで圧着して貼り合わせて光カードを
作製した。(図2(a)参照)
上に、縦4mm、横85mm、厚さ50μmのエチレン
−メチルメタアクリレート共重合体100wt%からな
る接着シート(住友化学社製、商品名WD201、MM
A(メタクリル酸メチル)含有量10wt%、メルトフ
ロレート2g/10分、ビカット軟化温度75℃、表面
張力32dyn/cm)を介して、厚さ0.3mmのポ
リカーボネートからなる保護基材を積層し、表面温度1
30℃の加熱ロールで圧着して貼り合わせて光カードを
作製した。(図2(a)参照)
【0026】次に、図2(b)に示す様に、ロールコー
タを用いて下記の熱硬化性樹脂からなる未硬化ID情報
受容層を形成した。ID情報受容層の熱硬化性樹脂組成
は、 1)ポリエステルポリオール 30重量部 D−220(大日本インキ工業(株)製) 2)ポリイソシアネート 5重量部 DN−980(大日本インキ工業(株)製) 3)酢酸エチル 65重量部 である。
タを用いて下記の熱硬化性樹脂からなる未硬化ID情報
受容層を形成した。ID情報受容層の熱硬化性樹脂組成
は、 1)ポリエステルポリオール 30重量部 D−220(大日本インキ工業(株)製) 2)ポリイソシアネート 5重量部 DN−980(大日本インキ工業(株)製) 3)酢酸エチル 65重量部 である。
【0027】次に、上記受容層を60℃で20分加熱し
半硬化状態とした。(図2(C)参照) 次に、熱転写IDプリンターでID情報を印刷した。
(図2(d)参照) 次に、85℃で20分間加熱し、80℃以上の耐熱性を
有するID情報受容層を有するIDカードを作製した。
(図2(e)参照)
半硬化状態とした。(図2(C)参照) 次に、熱転写IDプリンターでID情報を印刷した。
(図2(d)参照) 次に、85℃で20分間加熱し、80℃以上の耐熱性を
有するID情報受容層を有するIDカードを作製した。
(図2(e)参照)
【0028】実施例2 実施例1で用いたID情報受容層の樹脂組成を下記の様
に紫外線硬化性樹脂組成物に変え、紫外線硬化装置を用
いた以外は実施例1と同様にしてIDカードを作製し
た。
に紫外線硬化性樹脂組成物に変え、紫外線硬化装置を用
いた以外は実施例1と同様にしてIDカードを作製し
た。
【0029】 1)ウレタンアクリレート樹脂 15重量部 V−4263(大日本インキ工業(株)製) 2)ウレタンアクリレート樹脂 15重量部 V−4001EA(大日本インキ工業(株)製) 3)硬化剤 0.6重量部 Irgacure184(チバガイキー製) 4)シンナー 69.4重量部 #016(大日本インキ工業(株)製)
【0030】ロールコータでカード状光記録媒体(図2
(a)参照)の裏面にID情報受容層を塗布した。(図
2(b)参照) 次に、紫外線硬化装置を用いて、ランプパワー80w/
cmで3秒間紫外線を照射し、半硬化状態とした。(図
2(c)参照)
(a)参照)の裏面にID情報受容層を塗布した。(図
2(b)参照) 次に、紫外線硬化装置を用いて、ランプパワー80w/
cmで3秒間紫外線を照射し、半硬化状態とした。(図
2(c)参照)
【0031】次に、熱転写IDプリンターで顔写真を熱
転写した。(図2(d)参照) 次に、紫外線硬化装置を用いて、ランプパワー160w
/cmで5秒間紫外線を照射して完全に硬化させIDカ
ードを作製した。(図2(e)参照)
転写した。(図2(d)参照) 次に、紫外線硬化装置を用いて、ランプパワー160w
/cmで5秒間紫外線を照射して完全に硬化させIDカ
ードを作製した。(図2(e)参照)
【0032】実施例3 実施例1で用いたID情報受容層の樹脂組成を下記の様
に組成に変えて、厚さ6μmのID情報受容層を形成し
た。 1)ウレタン系樹脂 10重量部 (セイコーアドバンス社製 商品名:VIC−クリア) 2)硬化剤(イソシアネート) 1重量部 3)レベリング剤 CARE47 0.1重量部 熱硬化は60℃、20分とした。次に、ID情報を熱転
写プリンターで上記受容層上に設け、80℃で30分加
熱しIDカードを作製した。ID受容層の耐熱性は80
℃以上であった。
に組成に変えて、厚さ6μmのID情報受容層を形成し
た。 1)ウレタン系樹脂 10重量部 (セイコーアドバンス社製 商品名:VIC−クリア) 2)硬化剤(イソシアネート) 1重量部 3)レベリング剤 CARE47 0.1重量部 熱硬化は60℃、20分とした。次に、ID情報を熱転
写プリンターで上記受容層上に設け、80℃で30分加
熱しIDカードを作製した。ID受容層の耐熱性は80
℃以上であった。
【0033】比較例1 ID情報(熱転写)受容層として、ヘキスト社製(商品
名:ゲノサームZE84)の塩ビ樹脂フィルム(厚さ5
0μm)を用いて、その上に熱転写プリンターでID情
報として顔写真を熱転写してIDカードを作製した。
名:ゲノサームZE84)の塩ビ樹脂フィルム(厚さ5
0μm)を用いて、その上に熱転写プリンターでID情
報として顔写真を熱転写してIDカードを作製した。
【0034】比較例2 ID情報受容層として、実施例2の樹脂組成の完全に硬
化した紫外線硬化樹脂層を用いて、その上に熱転写プリ
ンターでID情報として顔写真を熱転写してIDカード
を作製した。
化した紫外線硬化樹脂層を用いて、その上に熱転写プリ
ンターでID情報として顔写真を熱転写してIDカード
を作製した。
【0035】比較例3 ID情報受容層として実施例1の組成の樹脂を半硬化状
態のままとし、その上に熱転写プリンターでID情報と
して顔写真を熱転写してIDカードを作製した。後の硬
化は行なわなかった。
態のままとし、その上に熱転写プリンターでID情報と
して顔写真を熱転写してIDカードを作製した。後の硬
化は行なわなかった。
【0036】実施例1、2および比較例1〜3で作製し
たIDカードの、ID印刷画像の初期状態および耐熱性
試験後の状態の結果を表1に示す。
たIDカードの、ID印刷画像の初期状態および耐熱性
試験後の状態の結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
耐熱性の高い、鮮明な顔写真、名前、IDナンバーなど
のID情報を有する光カード等のIDカードを得ること
ができる。また、環境を配慮した、脱塩ビカードからな
るIDカードの提供が可能となる。
耐熱性の高い、鮮明な顔写真、名前、IDナンバーなど
のID情報を有する光カード等のIDカードを得ること
ができる。また、環境を配慮した、脱塩ビカードからな
るIDカードの提供が可能となる。
【図1】本発明の光カードからなるIDカードの一例を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】本発明の光カードからなるIDカードの製造方
法の一例を示す工程図である。
法の一例を示す工程図である。
【符号の説明】 1 基板 2 光記録層 3 保護基材 4 ハードコート 5 受容層 6 光記録・再生ビーム 7 ID情報 8 後硬化用エネルギー 10 塗布手段 11 熱転写IDプリンター 50 未硬化ID情報受容層 51 半硬化ID情報受容層
Claims (3)
- 【請求項1】 光カードの少なくとも一方の表面にID
情報を設けた受容層を有するIDカードにおいて、前記
ID情報が設けられている受容層が80℃以上の熱変形
温度を有する、熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂からなる
ことを特徴とするIDカード。 - 【請求項2】 光カードの少なくとも一方の表面にID
情報を設けた受容層を有するIDカードの製造方法にお
いて、光カードの表面に80℃以上の熱変形温度を有す
る、熱硬化樹脂又は紫外線硬化樹脂を塗布して受容層を
形成し、該受容層を半硬化した後に、受容層上にID情
報を印刷して設け、次いで受容層を完全に硬化すること
を特徴とするIDカードの製造方法。 - 【請求項3】 該受容層の半硬化状態での熱硬化樹脂又
は紫外線硬化樹脂の熱変形温度が60〜80℃である請
求項2記載のIDカードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202828A JPH1031847A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | Idカードおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202828A JPH1031847A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | Idカードおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1031847A true JPH1031847A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16463872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8202828A Pending JPH1031847A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | Idカードおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1031847A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000057738A (ko) * | 1999-01-14 | 2000-09-25 | 린텍 코포레이션 | 비접촉 데이터 캐리어의 제조방법 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP8202828A patent/JPH1031847A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000057738A (ko) * | 1999-01-14 | 2000-09-25 | 린텍 코포레이션 | 비접촉 데이터 캐리어의 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031217 |