JPH10316288A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH10316288A
JPH10316288A JP14466197A JP14466197A JPH10316288A JP H10316288 A JPH10316288 A JP H10316288A JP 14466197 A JP14466197 A JP 14466197A JP 14466197 A JP14466197 A JP 14466197A JP H10316288 A JPH10316288 A JP H10316288A
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sheet
feed hole
paper
sensor
detection sensor
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JP14466197A
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Masayuki Mori
政行 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙が横ずれしても当該用紙を正規の位置に
直ちに復帰可能とし、用紙の搬送制御を正確に行うこと
を可能とする。 【解決手段】 送り用孔検知センサ8の出力信号に基づ
いて、制御手段によって、用紙1の横ずれの有無及び横
ずれの形態を判定し、当該用紙1が横ずれしている場合
には前記横ずれの形態に基づいて移動手段20の駆動源
9,10を制御し、当該移動手段20のローラ6,7が
前記用紙1に圧接して用紙1の横ずれを解消するように
当該用紙1を前記横方向に移動させるように構成してな
るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙を搬送する給
紙装置に関し、詳しくは端部側に所定の間隔を有して連
続して穿設された多数の送り用孔を有する用紙を搬送す
る給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータフォーム等の用紙
は、図8に示されるように、端部1cより所定距離内側
に離れた位置に当該端部1cに沿って並設され互いに所
定距離離間するように穿設された多数の送り用孔1aを
両端部側にそれぞれ備えていると共に、当該送り用孔1
aより所定距離内側に離れた位置に上記端部1cに沿う
ように形成されたミシン目1bを両端部側にそれぞれ備
えている。
【0003】このような用紙1を搬送する給紙装置は、
上記用紙1の送り用孔1aに係合可能な係合部材が複数
突設された回転体を備えており、上記用紙1を、その送
り用孔1aの延在方向と搬送方向とが一致し且つ上記係
合部材が送り用孔1aに係合するように搬送路にセット
し、この状態で、上記回転体を回転することにより、上
記係合部材を上記送り用孔1aに係合させながら当該用
紙1を送り出して搬送するように構成されている。
【0004】上記用紙1は、図5に示されるように、両
側に配置された用紙ガイド4,5に載置されると共にガ
イドされながら、紙面に垂直な方向に延在する搬送路2
を搬送される。搬送路2の途中の一方の端部側(図示左
端部側)には、用紙1の搬送時に送り用孔1aが通過す
る位置に対向して用紙1の搬送制御用のセンサ8が配設
されている。このセンサ8は、上記送り用孔1a(用紙
1)を間に挟む形状を呈し、上部に発光・受光素子8a
を備えていると共に、下部に反射板8bを備えている。
このセンサ8では、発光素子が上記送り用孔1aを照射
すると、当該照射光が送り用孔1aを通して反射板8b
で反射し、この反射光が上記受光素子で受光されるため
ハイ信号(送り用孔検知信号)を出力し、上記照射光が
送り用孔1aを除く用紙部分を照射すると、当該照射光
が当該用紙部分で殆ど反射しないためロー信号を出力
し、図示を省略した制御手段によって、これらの交互に
出力されるハイ信号、ロー信号のうちのハイ信号をカウ
ントすることで、用紙1の搬送制御を正確に行い得るよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の給紙装置においては、搬送時に用紙1が、図5に示
されるように、撓みを生じて搬送方向と直交する方向
(図示左右方向)にずれてしまい(以下単に横ずれと記
す)、上記センサ8が送り用孔1aを検知できなくなっ
て、用紙1の搬送制御を正確にできなくなるといった問
題がある。
【0006】そこで、図6に示されるように、用紙ガイ
ド4における用紙1を載置する下板部材4aより所定距
離離間した上部に、搬送路2側に突設し上記撓みを抑止
する規制部材3を設け、上記横ずれの防止を図るといっ
たものが提案されているが、このような対策を施した装
置であっても、図7に示されるように、用紙1がセンサ
8から離間する側に横ずれし、上記ミシン目1bに圧力
が作用して当該ミシン目1bが折れ曲がってしまうと、
送り用孔1aを検知できなくなってしまう。また、用紙
1がセンサ8に接近する側に横ずれし、当該用紙1がセ
ンサ8内で撓んでしまって、送り用孔1aを検知できな
くなることも考えられる。
【0007】そこで本発明は、このような問題を解消
し、用紙が横ずれしても当該用紙を正規の位置に直ちに
復帰でき、用紙の搬送制御を正確に行うことができる給
紙装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の給紙装置は、端部より所定距離内側に離
れた位置に、前記端部に沿って並設され互いに所定距離
離間する多数の送り用孔を備えた用紙を、前記送り用孔
に係合部材を係合させながら送り出し、前記端部と平行
な方向に搬送する給紙装置において、前記用紙の搬送時
に前記送り用孔が通過する位置に対向して配置され当該
送り用孔を検知可能な送り用孔検知センサと、前記用紙
に圧接して当該用紙を搬送方向に直交する方向としての
横方向に移動可能な移動手段と、前記送り用孔検知セン
サの出力信号に基づいて、前記用紙の前記横方向のずれ
の有無及び当該横ずれの形態を判定し、前記用紙が横ず
れしている場合には前記横ずれの形態に基づいて、前記
用紙の横ずれを解消するように前記移動手段の駆動源を
制御する制御手段と、を具備した。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2の給
紙装置は、請求項1に加えて、送り用孔検知センサを、
用紙の搬送時に送り用孔が通過する位置に対向して配置
された用紙の搬送制御用のセンサと兼用としたことを特
徴としている。
【0010】上記目的を達成するために、請求項3の給
紙装置は、請求項1に加えて、送り用孔検知センサは、
送り用孔または用紙抜けを検知した場合に一の信号を、
送り用孔を除く用紙部分を検知した場合に他の信号を出
力し、制御手段は、前記一の信号または他の信号を所定
の間に連続して検知した場合、用紙が横ずれしていると
判定することを特徴としている。
【0011】上記目的を達成するために、請求項4の給
紙装置は、請求項3に加えて、制御手段は、一の信号を
所定の間に連続して検知した場合、用紙が送り用孔検知
センサから離間する側に横ずれし当該送り用孔検知セン
サが用紙抜けを検知したと判定し、この横ずれの形態に
応じた補正制御を行うことを特徴としている。
【0012】上記目的を達成するために、請求項5の給
紙装置は、請求項3に加えて、制御手段は、他の信号を
所定の間に連続して検出した場合、用紙が送り用孔検知
センサから離間する側に横ずれし当該送り用孔検知セン
サが送り用孔より外側の用紙部分を検知したか、または
用紙が送り用孔検知センサに接近する側に横ずれし当該
送り用孔検知センサが送り用孔より内側の用紙部分を検
知したと判定し、これらの場合、当該用紙が送り用孔検
知センサから離間する側にさらに移動するように移動手
段の駆動源を制御し、この時の送り用孔検知センサの出
力信号に基づいて、前記何れかの横ずれの形態かを判定
し、この横ずれの形態に応じた補正制御を行うことを特
徴としている。
【0013】上記目的を達成するために、請求項6の給
紙装置は、請求項1乃至5の何れか一つに加えて、移動
手段の補正動作は、用紙の搬送を停止して行うことを特
徴としている。
【0014】このような請求項1乃至6における給紙装
置によれば、送り用孔検知センサの出力信号に基づい
て、制御手段によって、用紙の横ずれの有無及び横ずれ
の形態が判定され、当該用紙が横ずれしている場合には
前記横ずれの形態に基づいて移動手段の駆動源が制御さ
れ、当該移動手段が前記用紙に圧接して用紙の横ずれを
解消するように当該用紙を前記横方向に移動させる。
【0015】また、特に請求項2における給紙装置によ
れば、送り用孔検知センサと用紙の搬送制御用のセンサ
とが兼用にされるため、部品点数が減少される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
おける給紙装置の要部を表した概略斜視図である。な
お、図1において、従来技術で説明したのと同一なもの
に対しては同一符号が付してあり、重複を避けるため
に、ここでの説明は省略する。
【0017】この実施形態にあっては、前述した送り用
孔1aを検知する搬送制御用のセンサ8が、用紙1の横
ずれを検知するためのセンサと兼用にされている。
【0018】また、この実施形態にあっては、用紙1に
圧接して当該用紙1を横方向(搬送方向に直交する方
向)に移動させる移動手段20が設けられている。この
移動手段20は、図1及び図2に示されるように、搬送
路2を搬送される用紙1を間に挟むように対向配置され
た横ずれ補正駆動ローラ6及び横ずれ補正従動ローラ7
を備えている。
【0019】横ずれ補正駆動ローラ6は、搬送路2の横
方向(図2における左右方向)略中央位置の上方に、そ
の軸線が搬送方向(図2における紙面に垂直な方向)に
一致するように配置され、横ずれ補正従動ローラ7は、
搬送路2の下方位置に、その上面が用紙1の搬送を妨げ
ない程度に搬送路2に露出するように(その上面が搬送
される用紙1の下面に凡そ接するように)配置されてい
る。この横ずれ補正従動ローラ7は、給紙装置の下部固
定側に回転自在に支持されており、上記横ずれ補正駆動
ローラ6は、モータ10(ステッピングモータ;移動手
段20の駆動源)の出力軸に固定されている。このモー
タ10は、給紙装置の上部固定側に垂下されたエアーシ
リンダ9(移動手段20の駆動源)のシリンダヘッドに
固定されている。
【0020】上記エアーシリンダ9が駆動されてシリン
ダヘッドが下方に突出すると、搬送路2上の用紙1が、
下方に移動した横ずれ補正駆動ローラ6と上記横ずれ補
正従動ローラ7との間に挟持されるように、上記各部品
の位置調整が行われている。また、横ずれ補正時以外の
時には、上記エアーシリンダ9はオフにされており、上
記補正駆動ローラ6及びモータ10は上方に引き込まれ
た状態にある。
【0021】このように構成された給紙装置はさらに、
図3に示されるように、制御手段としての中央演算処理
装置(以下MPUと記す)12を備えている。このMP
U12は、上記移動手段20の動作を制御するものであ
って、制御動作手順等の制御プログラム等を格納したR
OM、各種データを一時的に格納するRAMを内蔵して
いる。
【0022】上記MPU12の入力ポートには、上述し
たセンサ8の出力側が接続されている。また、上記MP
U12の出力ポートには、モータドライバ10aを介し
て上記モータ10が接続されていると共に、電磁弁ドラ
イバ9aを介して上記エアーシリンダ9が接続されてい
る。当該MPU12は、上記センサ8の出力に基づい
て、上述した各ドライバ9a,10aに駆動指令を送出
するように構成されている。
【0023】次に、このように構成された給紙装置の動
作を、上記ROMに記憶されたプログラムに従って図4
を参照しながら説明する。先ず、ステップ1において、
センサ8が送り用孔1aを検知しているか否か当該セン
サ8からの出力信号により判定する。この判定は、MP
U12がハイ信号、ロー信号を所定の時間内に交互に受
けているか否かで判定する。またこの時、MPU12
が、上記センサ8から交互に出力されるハイ信号、ロー
信号のうちのハイ信号をカウントすることで、用紙1の
搬送制御を行う。
【0024】ステップ1において、センサ8が送り用孔
1aを検知している場合には用紙1が横ずれしていない
としてステップ2に進み、ステップ2において、用紙1
を所定量給紙したか否かを判定し、所定量給紙していな
い場合にはステップ1にリターンし、一方所定量給紙し
た場合にはこのフローを終了する。
【0025】上記ステップ1において、センサ8が送り
用孔1aを検知していない場合、すなわちMPU12が
ハイ信号またはロー信号の何れか一方を所定の時間内に
連続して受けている場合には用紙1が横ずれしたとして
ステップ3に進み、ステップ3において、前述した係合
部材が複数突設された搬送用の回転体の回転を停止し、
すなわち給紙を停止し、ステップ4において、上記エア
ーシリンダ9を駆動しシリンダヘッドを下方に突出させ
て上記モータ10及び横ずれ補正駆動ローラ6を下方に
移動させる。すると、搬送路2上の用紙1が、横ずれ補
正駆動ローラ6と横ずれ補正従動ローラ7との間に挟持
される。
【0026】次いで、ステップ5において、センサ8の
出力信号がハイ信号か否かを判定し、ハイ信号の場合に
は、用紙1がセンサ8から離間する側に横ずれし当該セ
ンサ8が符号X(図8参照)の位置を検知した用紙抜け
と判定し、ステップ6に進み、ステップ6において、上
記モータ10を正転駆動(図2における時計回りに駆
動)し、用紙1をセンサ8に接近する側に移動させる。
【0027】次いで、ステップ7において、センサ8の
出力信号がロー信号になるのを待ち、すなわち用紙1が
センサ8に接近する側に移動しセンサ8が用紙1の端部
1cを検知するのを待ち、センサ8の出力信号がロー信
号になったらステップ8に進み、ステップ8において、
ロー信号を受けた時から所定のパルスをカウントしたか
否かを判定する。
【0028】ここで、上記パルス数は、用紙1を、用紙
1の端部1cと送り用孔1aの中心との間の距離、上記
モータ10を駆動して移動させるに必要なパルス数であ
り、予め上記ROMに記憶されている。
【0029】そして、このパルス数をカウントするのを
待ち、このパルス数をカウントしたら用紙1が正規な位
置に復帰した、すなわち用紙1の送り用孔1aがセンサ
8の発光・受光素子により検知され得る位置(直下)に
移動したとしてステップ9に進み、ステップ9におい
て、モータ10をオフしてステップ10に進み、ステッ
プ10において、エアーシリンダ9をオフしてステップ
11に進み、ステップ11において、前述した回転体の
回転を再開し、給紙を再開する。
【0030】一方、上記ステップ5において、センサ8
の出力信号がロー信号であると判定した場合には、用紙
1がセンサ8から離間する側に横ずれし当該センサ8が
送り用孔1aより外側の用紙部分Y(図8参照)を検知
したか、または用紙1がセンサ8に接近する側に横ずれ
し当該センサ8が送り用孔1aより内側の用紙部分Z1
またはZ2(図8参照)を検知したと判定し、ステップ
12に進み、ステップ12において、上記モータ10を
逆転駆動(図2における反時計回りに駆動)し、用紙1
をセンサ8から離間する側に移動させる。
【0031】ここで、センサ8が用紙1の符号Yの位置
を検知していた場合には上記ステップ12の動作により
用紙抜けをしてセンサ8からはハイ信号が出力される。
また、センサ8が用紙1の符号Z1の位置を検知してい
た場合にも上記ステップ12の動作により送り用孔1a
を検知することなく用紙抜けをしてセンサ8からはハイ
信号が出力される。一方、センサ8が用紙1の符号Z2
の位置を検知していた場合には上記ステップ12の動作
により送り用孔1aを検知しセンサ8からはハイ信号が
出力される。すなわち、何れの場合でもセンサ8からは
ハイ信号が出力される。従って、ステップ13ではセン
サ8の出力信号がハイ信号になるのを待ち、ハイ信号を
受けたらステップ14に進む。
【0032】ステップ14では、さらなる用紙1のセン
サ8から離間する側への移動により、センサ8の出力信
号がロー信号に変わったか否かを判定し、ハイ信号のま
まの場合にはステップ15に進み、ステップ15におい
て、上記ステップ13にてハイ信号を受けてから、上記
モータ10に、用紙1を(送り用孔1aの直径+α)分
を移動させるのに必要なパルス数を与えたか否かを判定
し、与えていない場合にはステップ14にリターンし同
様な判定を繰り返す。
【0033】ここで、上記αの値は、本実施形態におい
ては、1〜2mmに設定されており、上記用紙1を(送
り用孔1aの直径+α)分を移動させるのに必要なパル
ス数も、先のパルス数と同様に、予め上記ROMに記憶
されている。
【0034】さて、上記ステップ13にてハイ信号を受
けてから用紙1を(送り用孔1a+α)分移動させても
ハイ信号のままの場合には、上記ステップ5においてセ
ンサ8が用紙1の符号Yの位置を検知していた場合、セ
ンサ8が用紙1の符号Z1の位置を検知していた場合の
何れであっても、上記ステップ12の動作により用紙抜
けの状態になっているとして、上述したステップ6に進
み、ステップ6において、上記モータ10を正転駆動
し、用紙1をセンサ8に接近する側に移動させ、以降の
ステップ7乃至ステップ11の動作は、上述したのと全
く同様となる。
【0035】一方、上記ステップ14において、上記用
紙1を(送り用孔1aの直径+α)分を移動させている
うちにセンサ8の出力信号がロー信号に変わった場合に
は、上述したステップ5においてセンサ8が用紙1の符
号Z2の位置を検知していた場合であって用紙1のセン
サ8から離間する側への移動により送り用孔1aを検知
し(ステップ13でのハイ信号)さらなる移動により送
り用孔1aより外側の用紙部分を検知した(ステップ1
4でのロー信号)としてステップ16に進み、ステップ
16において、用紙1のセンサ8から離間する側へのさ
らなる移動によりセンサ8の出力信号がハイ信号に変わ
るのを待ち、ハイ信号を受けたら上記用紙1の移動によ
り用紙抜けの状態になったとして、ステップ17に進
み、ステップ17において、上記用紙1を(送り用孔1
aの直径+α)分を移動させるのに必要なパルス数をカ
ウントしたのを確認して上述したステップ6に進み、以
降のステップ6乃至ステップ11の動作は、上述したの
と全く同様となる。
【0036】このように、本実施形態においては、用紙
1が横ずれしても当該用紙1を正規の位置に直ちに復帰
でき、用紙1の搬送制御を正確に行うことができるよう
になっている。
【0037】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、低コスト化を図るべ
く、用紙1の搬送制御用のセンサ8を横ずれ検知用のセ
ンサとして兼用にしているが、横ずれを専用に検知する
送り用孔検知センサを別個に設けても良い。
【0038】また、用紙1に圧接して当該用紙1を横方
向に移動させる移動手段は、上記実施形態の構成のもの
に限定されるものではなく、例えば、横ずれ補正時にな
ったら、搬送路2上の用紙1を間に挟んで対向する部材
(例えばローラ)を用紙に向かって互いに移動させるこ
とにより当該用紙1を挟持するようにし、これら部材を
共に横ずれを補正する方向に用紙1を挟持したまま移動
させることにより横ずれを補正する移動手段であっても
良い。
【0039】なお、本発明は、コンピュータフォーム以
外の用紙に対しても適用可能であり、要は、端部より所
定距離内側に離れた位置に、上記端部に沿って並設され
互いに所定距離離間する多数の送り用孔を備えた用紙全
てに対して適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至6の給
紙装置は、送り用孔検知センサの出力信号に基づいて、
制御手段によって、用紙の横ずれの有無及び横ずれの形
態を判定し、当該用紙が横ずれしている場合には前記横
ずれの形態に基づいて移動手段の駆動源を制御し、当該
移動手段が前記用紙に圧接して用紙の横ずれを解消する
ように当該用紙を前記横方向に移動させるように構成し
たものであるから、用紙が横ずれしても当該用紙を正規
の位置に直ちに復帰でき、用紙の搬送制御を正確に行う
ことが可能となる。
【0041】また、特に請求項2の給紙装置は、送り用
孔検知センサと用紙の搬送制御用のセンサとを兼用に
し、部品点数を減少するように構成したものであるか
ら、より低コスト化を図りつつ上述した効果を得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における給紙装置の要部を
表した概略斜視図である。
【図2】図1中の移動手段を表した正面構成図である。
【図3】同上給紙装置の制御系を表したブロック図であ
る。
【図4】同上給紙装置の制御動作手順を表したフロー図
である。
【図5】従来技術における給紙装置及びその問題点を表
した正面説明図である。
【図6】図5に示した問題点を解消するための部材を備
えた給紙装置を表した正面説明図である。
【図7】図6に示した給紙装置の問題点を表した正面説
明図である。
【図8】用紙の一部を表した平面説明図である。
【符号の説明】
1 用紙 1a 送り用孔 1c 用紙端部 2 搬送路 8 送り用孔検知センサ 9,10 駆動源 12 制御手段 20 移動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部より所定距離内側に離れた位置に、
    前記端部に沿って並設され互いに所定距離離間する多数
    の送り用孔を備えた用紙を、前記送り用孔に係合部材を
    係合させながら送り出し、前記端部と平行な方向に搬送
    する給紙装置において、 前記用紙の搬送時に前記送り用孔が通過する位置に対向
    して配置され当該送り用孔を検知可能な送り用孔検知セ
    ンサと、 前記用紙に圧接して当該用紙を搬送方向に直交する方向
    としての横方向に移動可能な移動手段と、 前記送り用孔検知センサの出力信号に基づいて、前記用
    紙の前記横方向のずれの有無及び当該横ずれの形態を判
    定し、前記用紙が横ずれしている場合には前記横ずれの
    形態に基づいて、前記用紙の横ずれを解消するように前
    記移動手段の駆動源を制御する制御手段と、 を具備した給紙装置。
  2. 【請求項2】 送り用孔検知センサを、用紙の搬送時に
    送り用孔が通過する位置に対向して配置された用紙の搬
    送制御用のセンサと兼用としたことを特徴とする請求項
    1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 送り用孔検知センサは、送り用孔または
    用紙抜けを検知した場合に一の信号を、送り用孔を除く
    用紙部分を検知した場合に他の信号を出力し、 制御手段は、前記一の信号または前記他の信号を所定の
    間に連続して検知した場合、用紙が横ずれしていると判
    定することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、一の信号を所定の間に連続
    して検知した場合、用紙が送り用孔検知センサから離間
    する側に横ずれし当該送り用孔検知センサが用紙抜けを
    検知したと判定し、この横ずれの形態に応じた補正制御
    を行うことを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、他の信号を所定の間に連続
    して検出した場合、用紙が送り用孔検知センサから離間
    する側に横ずれし当該送り用孔検知センサが送り用孔よ
    り外側の用紙部分を検知したか、または用紙が送り用孔
    検知センサに接近する側に横ずれし当該送り用孔検知セ
    ンサが送り用孔より内側の用紙部分を検知したと判定
    し、これらの場合、当該用紙が送り用孔検知センサから
    離間する側にさらに移動するように移動手段の駆動源を
    制御し、この時の送り用孔検知センサの出力信号に基づ
    いて、前記何れかの横ずれの形態かを判定し、この横ず
    れの形態に応じた補正制御を行うことを特徴とする請求
    項3記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 移動手段の補正動作は、用紙の搬送を停
    止して行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一
    つに記載の給紙装置。
JP14466197A 1997-05-19 1997-05-19 給紙装置 Withdrawn JPH10316288A (ja)

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