JP2000281245A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JP2000281245A
JP2000281245A JP11087291A JP8729199A JP2000281245A JP 2000281245 A JP2000281245 A JP 2000281245A JP 11087291 A JP11087291 A JP 11087291A JP 8729199 A JP8729199 A JP 8729199A JP 2000281245 A JP2000281245 A JP 2000281245A
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泰範 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体処理装置の媒体取り込み時の処理速度の
向上を図る。 【解決手段】 媒体が通帳ステージ3の所定の位置にあ
るとき、右幅寄せ検知センサ32aと32bの両方がO
Nであると、幅寄せ動作を行うことなく、搬送フィード
ローラ10と搬送プレッシャローラ11による媒体の搬
送を行う。媒体が通帳ステージ3の所定の位置にあると
き、右幅寄せ検知センサ32aと32bの一方でもOF
Fであると、幅寄せフィードローラ14と幅寄せプレッ
シャローラ15により幅寄せ動作を行い、右幅寄せ検知
センサ32aと32bの両方がONとなると、搬送フィ
ードローラ10と搬送プレッシャローラ11による媒体
の搬送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関に設置さ
れ、オペレータ等の操作者がセットした通帳や伝票等の
媒体を受け入れて、磁気ストライプの読み書き処理や所
定の印字処理を行う通帳伝票プリンタと呼ばれる媒体処
理装置に関するもので、特に、媒体を受け入れるインサ
ータ部における制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通帳や伝票を扱う通帳伝票プリンタと呼
ばれる媒体処理装置において、媒体を受け入れるインサ
ータ部には、通帳用と伝票用の2つのステージが設けて
あり、各ステージにおいて、媒体を取り込む過程で、そ
れぞれ所定の基準面(右側あるいは左側)に媒体を幅寄
せして突き当てて、位置合わせする処理を行っている。
【0003】これは、磁気ストライプの読み取り、書き
込みの際に媒体が斜めであると、エラーを引き起こす原
因となることや、斜めにセットされたまま媒体を搬送し
て印字を行うと、文字が斜めに印字されたり、決められ
た範囲外に印字を行ってしまい、品位が下がる等の不具
合を生じることから、これらを防止する目的でなされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】媒体の幅寄せ動作は、
媒体が斜めであったり基準面からの位置がずれていたり
すると、磁気ストライプの読み書きでエラーの原因とな
ったり、印字時に品位が下がってしまうので、幅寄せ動
作を行う時には、確実に媒体を基準面に幅寄せできる必
要がある。そして、扱う媒体の厚みが伝票のように薄い
ものと、通帳のように厚いものがあるので、媒体の厚み
によらず、確実かつ媒体を傷めることなく媒体を基準面
に幅寄せできる必要がある。
【0005】しかしながら、上述した従来の媒体処理装
置であると、媒体を取り込む過程で、必ず媒体の幅寄せ
動作を行っているので、媒体を取り込む時の処理速度を
向上させるのが困難であった。すなわち、幅寄せ動作を
行うため、媒体処理装置のインサータ部には、媒体を搬
送する搬送手段の他に、この搬送手段による媒体搬送方
向に対して直交する方向に媒体を搬送して、媒体を基準
面方向に搬送する幅寄せ手段が備えられている。媒体の
搬送手段は、通常、媒体を搬送する搬送フィードローラ
と、この搬送フィードローラに媒体を押し付ける搬送プ
レッシャローラとより構成されているが、幅寄せ手段に
より幅寄せ動作は、搬送プレッシャローラによる搬送フ
ィードローラに対する媒体の押し付けを解除してから行
う必要があるので、媒体取り込みの過程で必ず幅寄せ動
作を行うと、この搬送プレッシャローラによる搬送フィ
ードローラに対する媒体の押し付けを解除するという行
程が必ず入ることになり、その分の時間が必要となるの
で、媒体を取り込む時の処理速度を向上させることが困
難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1にかかる発明は、操作者がセットした媒
体を基準面に突き当てた状態で取り込み、後段へ搬送し
て所定の処理を行う媒体処理装置において、セットされ
た媒体が基準面に突き当てられていることを検知するセ
ンサを設け、該センサが媒体を検知した場合は、媒体が
基準面に突き当てられていると判断して媒体を取り込
み、前記センサが媒体を検知しないと、該媒体は基準面
に突き当てられていないと判断して、この場合にのみ、
媒体を基準面に突き当てる幅寄せ動作を行ってから媒体
を取り込む媒体処理装置である。
【0007】請求項2に係る発明は、上述した請求項1
に係る発明において、前記幅寄せ動作を行う幅寄せフィ
ードローラは、円周面の一部に媒体を搬送する力を発生
する高摩擦部材を設け、その他の円周面は低摩擦部材で
構成し、幅寄せ動作時に幅寄せフィードローラを停止さ
せる時は、所定回数高摩擦部材が媒体に接触するだけ幅
寄せフィードローラを回転させた後、該高摩擦部材が媒
体に接触しない位置に退避したとき幅寄せフィードロー
ラを停止させることとしたものである。
【0008】請求項3に係る発明は、操作者がセットし
た媒体を基準面に突き当てた状態で取り込み、後段へ搬
送して所定の処理を行う媒体処理装置において、媒体を
基準面方向に搬送する幅寄せフィードローラを設け、前
記幅寄せフィードローラは、円周面の一部に媒体を搬送
する力を発生する高摩擦部材を設け、その他の円周面は
低摩擦部材で構成した媒体処理装置である。
【0009】請求項4に係る発明は、上述した請求項3
に係る発明において、前記高摩擦部材の位置を管理する
位置管理手段と、前記位置管理手段により高摩擦部材の
位置を管理し、該高摩擦部材が媒体に接触しない位置に
退避した状態で幅寄せフィードローラを停止させる制御
手段とを備え、前記制御手段は、媒体を基準面に突き当
てる幅寄せ動作時に幅寄せフィードローラを停止させる
時は、前記位置管理手段により高摩擦部材の位置を管理
し、所定回数高摩擦部材が媒体に接触するだけ幅寄せフ
ィードローラを回転させた後、該高摩擦部材が媒体に接
触しない位置に退避したとき幅寄せフィードローラを停
止させることとしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の媒体処理装置(以下、通
帳伝票プリンタと称す)の実施の形態を説明するにあた
り、まず、通帳伝票プリンタの全体構成を説明する。図
2は通帳伝票プリンタの外観斜視図で、本発明の通帳伝
票プリンタの外観構造の実施の形態の一例を示す。ま
ず、この図2を用いて通帳伝票プリンタの外側から見た
構成を説明する。
【0011】図において、1は通帳伝票プリンタであ
る。この通帳伝票プリンタ1は、その正面側に、種類の
異なる媒体を受け入れるため、2段のステージが設けて
ある。ここでは、上の段が媒体の中の伝票等を受け入れ
るための伝票ステージ2で、下の段が媒体の中の通帳等
を受け入れるための通帳ステージ3である。4はオペレ
ータが操作するボタン等が設けられた操作部である。
【0012】図3は通帳伝票プリンタの概略構成図で、
本発明の通帳伝票プリンタ内部の全体構造の実施の形態
の一例を示している。次に、この図3を用いて通帳伝票
プリンタ全体の内部構造の概略について説明する。5は
通帳伝票プリンタ1内の正面側に実装されるインサータ
ユニットである。このインサータユニット5は、オペレ
ータによる通帳や伝票等の媒体のセットを受け、セット
された媒体を取り込んだり、処理の終了した媒体を排出
する機能等を備える。
【0013】6は前記インサータユニット5に続いて該
インサータユニット5の後ろ側に実装される印字ユニッ
トである。この印字ユニット6は、媒体への印字、およ
び印字のための印字済行の検出等の機能を備える。7は
前記印字ユニット6に続いて該印字ユニット6の後ろ側
に実装されるオートターンページ(ATP)ユニットで
ある、このATPユニット7は、取り扱う媒体のうち、
通帳のページめくりを行う機能を有する。
【0014】次に、インサータユニット5の説明を行
う。10は媒体を搬送する搬送フィードローラ、11は
前記搬送フィードローラ10に媒体を押し付ける搬送プ
レッシャローラである。伝票ステージ2および通帳ステ
ージ3において、搬送フィードローラ10は、各ステー
ジのそれぞれ上面ガイド12側に設けられ、該搬送フィ
ードローラ10の円周面の一部が、この上面ガイド12
のガイド面から突出している。伝票ステージ2において
は、搬送フィードローラ10は、媒体の搬送方向に沿っ
た方向に対しては例えば1組、搬送方向に直交する方向
に対しては例えば3個設けられている。また、通帳ステ
ージ3においては、搬送フィードローラ10は、媒体の
搬送方向に沿った方向に対しては例えば2組、搬送方向
に直交する方向に対しては例えば3個設けられている。
【0015】伝票ステージ2および通帳ステージ3にお
いて、搬送プレッシャローラ11は、各ステージのそれ
ぞれ下面ガイド13側に設けられる。この搬送プレッシ
ャローラ11の配置としては、搬送フィードローラ10
と1対1で対応する位置とする。また、搬送プレッシャ
ローラ11は、下面ガイド13のガイド面から突出して
媒体を搬送フィードローラ10に押し付ける位置から、
下面ガイド13のガイド面から退避する位置まで移動す
る機構を備える。
【0016】14は媒体を後述する基準面に突き当てる
ための搬送を行う幅寄せフィードローラ、15は前記幅
寄せフィードローラ14に媒体を押し付ける幅寄せプレ
ッシャローラである。伝票ステージ2および通帳ステー
ジ3において、幅寄せフィードローラ14は、各ステー
ジのそれぞれ上面ガイド12側に設けられ、該幅寄せフ
ィードローラ14の円周面の一部が、この上面ガイド1
2のガイド面から突出している。各ステージにおいて、
幅寄せフィードローラ14は、例えば1個設けられてい
る。この幅寄せフィードローラ14の構造の詳細につい
ては、後述する。
【0017】伝票ステージ2および通帳ステージ3にお
いて、幅寄せプレッシャローラ15は、各ステージのそ
れぞれ下面ガイド13側に設けられる。この幅寄せプレ
ッシャローラ15の配置としては、幅寄せフィードロー
ラ14と1対1で対応する位置とする。また、幅寄せプ
レッシャローラ15は、下面ガイド13のガイド面から
突出して媒体を幅寄せフィードローラ14に押し付ける
位置から、下面ガイド13のガイド面から退避する位置
まで移動する機構を備える。なお、この幅寄せプレッシ
ャローラ14を上下動させる機構の詳細および上述した
搬送プレッシャローラ11を上下動させる機構の詳細に
ついては後述する。
【0018】16は前記伝票ステージ2による搬送経路
と通帳ステージ3による搬送経路の合流点に設けられた
ブレードで、媒体の搬送方向を切り換える。なお、図示
しないが、通帳ステージ3の下面ガイド13側には、磁
気ヘッドが設けてある。次に、印字ユニットの説明を行
う。
【0019】17は印字ユニット6に設けられた媒体の
搬送路で、媒体を搬送する複数の搬送フィードローラ1
8と、これら搬送フィードローラ18に媒体を押しつけ
る搬送プレッシャローラ19と、媒体をガイドする上下
のガイド部20等から構成される。この搬送路17の装
置正面側は、前記インサータユニット5のブレード16
の部分と繋がり、印字ユニット6で処理の終了した媒体
を排出する場合、その媒体の種類に応じてブレード16
が作動し、搬送路17を搬送される媒体が伝票ステージ
2か通帳ステージ3に送り込まれる。また、ブレード1
6を作動させて通帳ステージ3と搬送路17を接続して
おき、通帳ステージ3にセットされた媒体(通帳)を搬
送路17に送り込むか、ブレード16を作動させて伝票
ステージ2と搬送路17を接続しておき、伝票ステージ
3にセットされた媒体(伝票)を搬送路17に送り込む
ことができるようになっている。
【0020】21は前記搬送路17に取り込んだ通帳の
ページマークや印字済行等を読み取る読み取り部であ
る。22は前記搬送路17に取り込んだ通帳や伝票に印
字を行う印字ヘッド等を備えた印字部である。なお、前
記読み取り部21の方を印字部22より装置正面側に設
けてある。次にATPユニットの説明を行う。
【0021】23はATPユニット7に設けられた媒体
の搬送路で、媒体を搬送する搬送フィードローラ24
と、搬送フィードローラ24に媒体を押しつける搬送プ
レッシャローラ25と、媒体をガイドする上下のガイド
部26等から構成される。この搬送路23の装置正面側
は、前記印字ユニット6の搬送路17の装置後ろ側と繋
がり、ページめくりが必要と判断された通帳が搬送路1
7から送り込まれ、ページめくりの終わった通帳を搬送
路17に送り込む。
【0022】27は通帳のページめくりを行うはね上げ
ローラ、28はこのはね上げローラ27に対向配置され
たプレッシャローラである。次に、本発明の通帳伝票プ
リンタの詳細を説明する。図1は通帳伝票プリンタのイ
ンサータユニットの要部説明図で、本発明の通帳伝票プ
リンタのインサータユニットの実施の形態の一例を示し
ている。この図1は、インサータユニットのステージ部
分の平面図である。なお、図1(a)は通帳ステージ3
の下面ガイド13を上から見た平面図、図1(b)は通
帳ステージ3の上面ガイド12を下から見た平面図、図
1(c)は通帳ステージ3の側面図である。なお、図1
は通帳ステージ3を例に示すが、伝票ステージ2も搬送
フィードローラ10および搬送プレッシャローラ11の
数以外は同様の構成を有する。
【0023】搬送フィードローラ10は、通帳ステージ
3において、矢印Aで示す方向に媒体を搬送するもの
で、この搬送フィードローラ10は、通帳ステージ3に
おいては、媒体搬送方向(矢印A方向)に対して直交す
る方向に所定の間隔を開けて2個設けてある。搬送プレ
ッシャローラ11は、個々の搬送フィードローラ10に
対応して設けてあり、媒体を搬送フィードローラ10に
押し付けるものである。
【0024】幅寄せフィードローラ14は、通帳ステー
ジ3において、矢印Bで示す方向(媒体搬送方向と直交
する方向)に媒体を搬送するもので、この幅寄せフィー
ドローラ14は、通帳ステージ3においては、搬送フィ
ードローラ10の手前側に1個設けてある。幅寄せプレ
ッシャローラ15は、前記幅寄せフィードローラ14に
対応して設けてあり、媒体を幅寄せフィードローラ14
に押し付けるものである。
【0025】30は右基準面、31は左基準面である。
これら右基準面30および左基準面31は、通帳ステー
ジ3における媒体搬送方向に対して左右両側に設けられ
るもので、下面ガイド13と上面ガイド12の左右両端
にそれぞれ壁面を形成して、媒体の側面を右基準面30
か左基準面31のいずれかに突き当てた状態で搬送でき
るようにしたものである。
【0026】32a,32bは右基準面30の近傍に設
けた右幅寄せ検知センサである。この右幅寄せ検知セン
サ32a,32bは、上面ガイド12側に例えば発光素
子、これに対応して下面ガイド13側に受光素子を設け
てなるもので、受光素子への光の到来の有無で媒体の有
無を検知する。右幅寄せ検知センサ32a,32bの搬
送方向の位置関係は、一方の右幅寄せ検知センサ32a
は、搬送フィードローラ10および搬送プレッシャロー
ラ11より手前に設け、他方の右幅寄せ検知センサ32
bは、搬送フィードローラ10および搬送プレッシャロ
ーラ11の奥に設ける。
【0027】33a,33bは左基準面31の近傍に設
けた左幅寄せ検知センサである。この左幅寄せ検知セン
サ33a,33bは、右幅寄せ検知センサ32a,32
bと同様に、上面ガイド12側に例えば発光素子、これ
に対応して下面ガイド13側に受光素子を設けてなるも
ので、受光素子への光の到来の有無で媒体の有無を検知
する。左幅寄せ検知センサ33a,33bの搬送方向の
位置関係は、一方の左幅寄せ検知センサ33aは、搬送
フィードローラ10および搬送プレッシャローラ11よ
り手前に設け、他方の左幅寄せ検知センサ33bは、搬
送フィードローラ10および搬送プレッシャローラ11
の奥に設ける。
【0028】34a,34bは挿入検知センサである。
この挿入検知センサ34a,34bは、上面ガイド12
側に例えば発光素子、これに対応して下面ガイド13側
に受光素子を設けてなるもので、受光素子への光の到来
の有無で媒体の有無を検知する。挿入検知センサ34
a,34bの搬送方向の位置関係は、一方の挿入検知セ
ンサ34aは、搬送フィードローラ10および搬送プレ
ッシャローラ11より手前に設け、他方の挿入検知セン
サ34bは、搬送フィードローラ10および搬送プレッ
シャローラ11の奥に設ける。
【0029】次に、上述した本実施の形態のインサータ
ユニットの詳細を説明して行く。図4は幅寄せフィード
ローラの構造を示す説明図で、図4(a)は幅寄せフィ
ードローラの正面図、図4(b)は幅寄せフィードロー
ラの側面図である。35は幅寄せフィードローラ14に
設けたゴムチップである。このゴムチップ35は、幅寄
せフィードローラ14の円周面上の対向する2か所に、
該幅寄せフィードローラ14の円周面からゴム部分が突
出するように設けてある。幅寄せフィードローラ14は
摩擦係数の低い材質で形成されているので、該幅寄せフ
ィードローラ14の円周面は摩擦係数が低い。これに対
して、ゴムチップ35は幅寄せフィードローラ14に対
して摩擦係数が高いものである。よって、幅寄せプレッ
シャローラ15で媒体を幅寄せフィードローラ14に押
し付けた状態で該幅寄せフィードローラ14が回転した
とき、主としてこのゴムチップ35の部分で搬送力を発
生するようにしてある。
【0030】36は幅寄せフィードローラ14の円周面
の両側端に形成したテーパ部である。幅寄せフィードロ
ーラ14は、図1で説明したように、媒体の搬送方向に
対して、直交する方向に向いている。このため、搬送フ
ィードローラ10による媒体搬送時に、媒体の端部が幅
寄せフィードローラ14に引っ掛からないように、該幅
寄せフィードローラ14の円周面の両側端にはテーバ部
36を設けておく。
【0031】図5は幅寄せフィードローラと上面ガイド
との関係を示す説明図である。幅寄せフィードローラ1
4は、常時上面ガイド12のガイド面から突出した状態
となっており、上面ガイド12のガイド面から幅寄せフ
ィードローラ14の円周面のゴムチップ35を設けてい
ない部分までの高さが、上面ガイド12のガイド面から
搬送フィードローラ10の円周面までの高さと同じとし
てある。
【0032】そして、搬送フィードローラ10による媒
体搬送時や、オペレータによる媒体挿入、あるいは取り
出し時に、ゴムチップ35の部分に媒体が引っ掛かる
と、媒体の搬送の妨げになったり、媒体を汚す可能性等
があるため、ゴムチップ35の部分が退避した状態を作
りだす必要がある。このため、幅寄せフィードローラ1
4の円周面上の対向する2箇所にゴムチップ35を設け
ることとし、幅寄せフィードローラ14の円周方向の長
さの内、ゴムチップ35が占める割合を、それぞれ、お
およそ15°〜30°の範囲に収まるようにした場合
に、幅寄せフィードローラ14と上面ガイド12の高さ
方向の位置関係は、幅寄せフィードローラ14をゴムチ
ップ35が水平な状態で停止させたとき、このゴムチッ
プ35が上面ガイド12のガイド面から突出しないよう
な位置関係として、ゴムチップ35が退避した状態と作
りだしている。
【0033】そして、幅寄せフィードローラ14をゴム
チップ35が水平な状態としたときを、幅寄せフィード
ローラ14のホームポジションとし、該幅寄せフィード
ローラ14による幅寄せ動作時以外は、幅寄せフィード
ローラ14はこのホームポジションで停止させておく。
すなわち、搬送フィードローラ10による媒体搬送時
や、オペレータによる媒体挿入、あるいは取り出し時
に、ゴムチップ35の部分に媒体が引っ掛かると、媒体
の搬送の妨げになったり、媒体を汚す可能性等があるた
め、幅寄せフィードローラ14による幅寄せ動作時以外
は、幅寄せフィードローラ14はこのホームポジション
で停止させておくことで、ゴムチップ35が上面ガイド
12のガイド面から突出しないようにしておく。幅寄せ
フィードローラ14は、上述したように、ゴムチップ3
5の部分以外は摩擦係数の低い材質で形成されており、
その形状は、円周面の両側端にテーパ部を設けてあるの
で、該幅寄せフィードローラ14をホームポジションと
しておけば、搬送フィードローラ10による媒体搬送時
や、オペレータによる媒体挿入、あるいは取り出し時
に、その動作の妨げになることはない。
【0034】そして、幅寄せフィードローラ14にゴム
チップ35を設けておくことで、該幅寄せフィードロー
ラ14による幅寄せ動作時には、ゴムチップ35の部分
が媒体に接したときに、必要十分な搬送力が発生し、媒
体を移動することができるようになっている。また、こ
のように幅寄せフィードローラ14を構成したので、特
に薄手の媒体の幅寄せ動作に適している。
【0035】すなわち、後述する幅寄せ動作時は、幅寄
せフィードローラ14の摩擦係数の高いゴムチップ35
の部分とそれ以外の摩擦係数の低い部分とが交互に媒体
に接するので、摩擦係数の高いゴムチップ35の部分の
搬送力によってコシの弱い媒体が基準面で膨れ上がるよ
うな状態が生じた場合でも、その後の摩擦係数の低い部
分が接したとき、媒体は自身のコシにより戻ることが可
能となって、膨れ上がった状態が解除され、媒体を傷め
ることがない。
【0036】なお、ゴムチップ35の数は、2個に限る
ものではないが、3個以上設けた場合は、ゴムチップ3
5が退避した状態を作り出すために、幅寄せフィードロ
ーラ14の停止位置精度や、幅寄せフィードローラ14
の上面ガイド12のガイド面からの突出量と、ゴムチッ
プ35の部分の幅寄せフィードローラ14の円周面から
の突出量の精度を高める必要があり、コストアップにつ
ながる。また、ゴムチップ35を幅寄せフィードローラ
14の円周面上の対向する2箇所に設けておくことで、
幅寄せフィードローラ14が1回転する間に均等なタイ
ミングで2度、ゴムチップ35が媒体と接触することに
なり、媒体を短時間で移動させることができるようにな
るとともに、薄い媒体の場合に、必要以上の搬送力が生
じない。このように、ゴムチップ35は、幅寄せフィー
ドローラ14の円周面上の対向する2箇所に設けること
が望ましい。
【0037】図6は上述した幅寄せフィードローラの位
置を管理する機構の一例を示す説明図である。37はス
リットディスクである。このスリットディスク37は、
幅寄せフィードローラ14の駆動軸に設けられ、幅寄せ
フィードローラ14とスリットディスク37は同期して
回転する。このスリットディスク37は、対向する位置
に2枚の羽部38を持った形状である。39はセンサ
で、このセンサ39はスリットディスク37の羽部38
を検知する。そして、幅寄せフィードローラ14とスリ
ットディスク37は、このセンサ39が羽部38を検知
したとき、幅寄せフィードローラ14がホームポジショ
ンとなるような位置関係となっており、回転している幅
寄せフィードローラ14を停止させる場合、センサ39
が羽部38を検知すると幅寄せフィードローラ14の回
転を停止させることで、該幅寄せフィードローラ14は
ホームポジションで停止する。なお、ゴムチップ35が
円周面上の対向する2か所に設けてあるので、スリット
ディスク37も羽部38を対向する位置に2枚設けてお
くことで、いずれの羽部38をセンサ39で検知したと
きも、幅寄せフィードローラ14はホームポジションで
あり、幅寄せフィードローラ14が1回転する間に2度
ホームポジションを検知できるタイミングがあるので、
回転している幅寄せフィードローラ14を停止させる必
要が生じたとき、必要以上に幅寄せフィードローラ14
を回転させずに、ホームポジションで停止させることが
できる。
【0038】次に、搬送プレッシャローラと幅寄せプレ
ッシャローラの支持機構について説明する。図7は搬送
プレッシャローラおよび幅寄せプレッシャローラの支持
機構を示す斜視図である。なお、この図7は通帳ステー
ジ3側を用いて説明するが、伝票ステージ2も、搬送フ
ィードローラ10と搬送プレッシャローラ11の数以外
は同様の構成を有する。
【0039】搬送プレッシャローラ11は、それぞれ板
バネ40を介して支持シャフト41に取り付けられてい
る。支持シャフト41は、図示しないフレームに回転自
在に支持される。前記板バネ40の一方の端部は、支持
シャフト41に対して固定してある。また、この板バネ
40の他方の端部に、搬送プレッシャローラ11が回転
自在に取り付けられており、支持シャフト41の回転に
より、2個の搬送プレッシャローラ11が同期して上下
動可能となるとともに、板バネ40のたわみにより、2
個の搬送プレッシャローラ11はそれぞれ媒体を搬送フ
ィードローラ10に押し付け、かつ、2個の搬送プレッ
シャローラ11は独立してそれぞれ板バネ40により支
持シャフト40に取り付けられているので、2個の搬送
プレッシャローラ11は独立して媒体に追従可能となっ
ている。
【0040】幅寄せプレッシャローラ15は、アーム4
2を介して支持シャフト41に取り付けられている。こ
のアーム42の一方の端部は、支持シャフト41に対し
て回転自在に取り付けられており、支持シャフト41の
回転と同期する板バネ40とは独立して動作可能とな
る。よって、搬送プレッシャローラ11と幅寄せプレッ
シャローラ15は、独立して媒体に接触あるいは非接触
を切り替えることができるようになる。
【0041】前記幅寄せプレッシャローラ15は、ブラ
ケットアッセンブリ43を介してアーム42に取り付け
てある。図8はブラケットアッセンブリの説明図で、図
8(a)は薄い媒体を幅寄せフィードローラ14に押し
付けた状態、図8(b)は厚い媒体を幅寄せフィードロ
ーラ14に押し付けた状態を示す。
【0042】ブラケットアッセンブリ43は、幅寄せプ
レッシャローラ15を回転自在かつ、プリテンションを
かけた状態で支持する。その構造としては、幅寄せプレ
ッシャローラ15をシャフト44に対して回転自在に取
り付け、このシャフト44を支持する溝45を有するブ
ラケット46に、該シャフト44が溝45に入るように
幅寄せプレッシャローラ15を取り付け、かつ、シャフ
ト44をバネ47により押し上げた状態としたものであ
る。そして、図8(a)に示すように、薄い媒体を幅寄
せフィードローラ14に押し付けた状態では、バネ47
の変形量は少なく、媒体を幅寄せフィードローラ14に
押し付ける力を弱くして、幅寄せ動作時の媒体の変形を
防ぐ。これに対して、図8(b)に示すように、厚い媒
体を幅寄せフィードローラ14に押し付けた状態では、
バネ47の変形量は多く、媒体を幅寄せフィードローラ
14に押し付ける力を強くして、幅寄せ動作時に確実に
媒体を移動できるようにする。このように、媒体の厚み
に応じて、最適な押し付け力が得られるようになってい
る。
【0043】図7に戻り全体説明を行う。前記アーム4
2には、幅寄せプレッシャローラ上下動用ピン48が設
けられている。また、支持シャフト41にはブラケット
49が固定され、このブラケット49には、搬送プレッ
シャローラ上下動用ピン50が設けられている。51は
第1のカムである。この第1のカム51は、前記搬送プ
レッシャローラ上下動用ピン50に接している。これに
対して、第2のカム52は、前記幅寄せプレッシャロー
ラ上下動用ピン48に接している。そして、第1のカム
51と第2のカム52は、切り換えシャフト53に固定
され、該切り換えシャフト53が回転すると、第1のカ
ム51と第2のカム52は共に回転する。
【0044】54はDCモータで、このDCモータ54
からギヤ列55を介して切り換えシャフト53に駆動力
が伝達され、DCモータ54が駆動されて回転すると、
切り換えシャフト53が回転する。図9は第1のカムと
第2のカムの形状を示す説明図である。第1のカム51
と第2のカム52は、それぞれ中心、ここでは切り換え
シャフト53からの半径が短い部分と中心からの半径が
長い部分を有するカム面を持つ。
【0045】第1のカム51において、図9(a)に示
すように、前記搬送プレッシャローラ上下動用ピン50
が中心からの半径が短い部分で接しているとき、搬送プ
レッシャローラ11は下がって下面ガイド13のガイド
面から退避した状態となる。以後、第1のカム51の中
心からの半径が短い部分を、搬送POFF領域とする。
【0046】これに対して、図9(b)に示すように、
搬送プレッシャローラ上下動用ピン50が中心からの半
径が長い部分で接しているとき、搬送プレッシャローラ
11は押し上げられて下面ガイド13のガイド面から突
出し、媒体を搬送フィードローラ10に押し付け可能な
状態となる。以後、第1のカム51の中心からの半径が
長い部分を、搬送PON領域とする。
【0047】第2のカム52において、図9(c)に示
すように、前記幅寄せプレッシャローラ上下動用ピン4
8が中心からの半径が短い部分で接しているとき、幅寄
せプレッシャローラ15は下がって下面ガイド13のガ
イド面から退避した状態となる。以後、第2のカム52
の中心からの半径が短い部分を、幅寄せPOFF領域と
する。
【0048】これに対して、図9(d)に示すように、
幅寄せプレッシャローラ上下動用ピン48が中心からの
半径が長い部分で接しているとき、幅寄せプレッシャロ
ーラ15は押し上げられて下面ガイド13のガイド面か
ら突出し、媒体を幅寄せフィードローラ14に押し付け
可能な状態となる。以後、第2のカム52の中心からの
半径が長い部分を、幅寄せPON領域とする。
【0049】図10は第1のカムと第2のカムの関係を
示す説明図である。この図10において、第1のカム5
1は実線で示し、第2のカム52は破線で示している。
第1のカム51と第2のカム52は、中心からの半径が
短い部分と長い部分の位置関係をずらしてある。これに
より、搬送POFFと幅寄せPOFFが重なる領域と、
搬送POFFと幅寄せPONが重なる領域と、搬送PO
Nと幅寄せPOFFが重なる領域と、搬送PONと幅寄
せPONが重なる領域の4つの状態を存在させてある。
以後、搬送POFFと幅寄せPOFFが重なる領域を搬
送POFF/幅寄せPOFF、搬送POFFと幅寄せP
ONが重なる領域を搬送POFF/幅寄せPON、搬送
PONと幅寄せPOFFが重なる領域を搬送PON/幅
寄せPOFF、搬送PONと幅寄せPONが重なる領域
を搬送PON/幅寄せPONと称す。
【0050】図11は第1のカムと第2のカムの位置を
管理する機構の説明図である。56はスリットディスク
で、このスリットディスク56は、切り換えシャフト5
3に固定されており、第1のカム51および第2のカム
52と同期して回転する。このスリットディスク56
は、切り換えシャフト53の位置が、上述した搬送PO
FF/幅寄せPOFFの状態か、搬送POFF/幅寄せ
PONの状態か、搬送PON/幅寄せPOFFの状態
か、搬送PON/幅寄せPONの状態のいずれにあるか
を検知するための4本のスリット56a,56b,56
c,56dと、間隔の短いスリット56eを設けてあ
る。
【0051】57はセンサで、このセンサ57はスリッ
トディスク56のスリット56a〜56dとスリット5
6eを検知する。第1のカム51および第2のカム52
とスリットディスク56は、このセンサ57がスリット
56aを検知したとき、搬送PON/幅寄せPONの状
態、スリット56bを検知したとき、搬送PON/幅寄
せPOFFの状態、スリット56cを検知したとき、搬
送POFF/幅寄せPOFFの状態、スリット56dを
検知したとき、搬送POFF/幅寄せPONの状態とな
るような位置関係となっている。そして、前記スリット
56eの間隔は、他のスリット56a〜56dの間隔よ
り狭いので、センサ57の出力からこのスリット56e
を認識し、このスリット56eを検出してからのスリッ
ト56a〜56dを検出した数で、切り換えシャフト5
3の位置管理を行い、これにより、搬送プレッシャロー
ラ11と幅寄せプレッシャローラ15を状況に応じて出
し入れする。
【0052】上述したスリットディスク56を用いた切
り換えシャフト53の位置管理は、例えば、スリットデ
ィスク56を矢印C方向に回転させたとき、スリット5
6eを検出した後、1つめのスリット、すなわち、スリ
ット56aを検知すると、搬送PON/幅寄せPONの
状態、2つめのスリット、すなわち、スリット56bを
検知すると、搬送PON/幅寄せPOFFの状態、3つ
めのスリット、すなわち、スリット56cを検知する
と、搬送POFF/幅寄せPOFFの状態、4つめのス
リット、すなわち、スリット56dを検知すると、搬送
POFF/幅寄せPONの状態であると認識する。
【0053】なお、図3で説明した通帳ステージ3のよ
うに、搬送プレッシャローラ11が搬送方向に2組設け
られている場合は、DCモータ54は共用とし、このD
Cモータ54の駆動力を伝達する機構等を設けて、2組
の搬送プレッシャローラを同期させて上下動できるよう
にする。次に、搬送フィードローラと幅寄せフィードロ
ーラの駆動機構について説明する。図12は駆動力切り
換え機構を示す説明図である。
【0054】60は搬送ギヤで、この搬送ギヤ60は、
搬送フィードローラ10と、シャフトやギヤ列等を介し
てつながっている。61は幅寄せギヤで、この幅寄せギ
ヤ61は、幅寄せフィードローラ14と、シャフトやギ
ヤ列等を介してつながっている。62はスライドギヤ
で、このスライドギヤ62は、ガイドシャフト63に沿
ってスライドし、前記搬送ギヤ60と幅寄せギヤ61の
どちらか一方とかみ合うもので、図12に実線で示す位
置にあって幅寄せギヤ61にかみ合うか、図12に破線
で示す位置にあって搬送ギヤ60とかみ合う。
【0055】64はモータギヤで、このモータギヤ64
は、前記スライドギヤ62と常時かみ合う。そして、こ
のモータギヤ64に、カウンタギヤ65やピニオンギヤ
66を経てパルスモータ67の駆動力が伝達される。6
8は駆動力切り換えカムで、この駆動力切り換えカム6
8は、前記切り換えシャフト53に取り付けられてい
る。この駆動力切り換えカム68は、側面に斜面設けて
なるカムである。アーム69は、その一端がこの駆動力
切り換えカム68の斜面に接し、他端はスライドギヤ6
2を移動かつ回転可能な状態で該スライドギヤ62に接
続している。前記アーム69は、シャフト70を支点と
して回転可能で、バネ71により、アーム69の一端
が、常に駆動力切り換えカム68に接するようにしてあ
る。これにより、駆動力切り換えカム68が回転するこ
とで、アーム69はその一端が駆動力切り換えカム68
の斜面によって変位することでシャフト70を支点に回
転する。そして、アーム69の他端によりスライドギヤ
62が動かされ、該スライドギヤ62は搬送ギヤ60か
幅寄せギヤ61にかみ合う。これにより、パルスモータ
67からの駆動力を、搬送フィードローラ10か幅寄せ
フィードローラ14のいずれかに伝達されるように切り
替えることができるので、搬送フィードローラ10と幅
寄せフィードローラ14の駆動源を共用化できる。な
お、幅寄せフィードローラ14と搬送フィードローラ1
0は回転軸の方向が異なるので、駆動力の伝達経路に傘
歯車を入れてある。
【0056】上述したように、前記駆動力切り換えカム
68は、切り換えシャフト53に固定されている。この
切り換えシャフト53には、上述したように第1のカム
51と第2のカム52が取り付けられているので、搬送
プレッシャローラ11と幅寄せプレッシャローラ15の
上下動と、搬送フィードローラ10と幅寄せフィードロ
ーラ14の駆動力の切り換えを連動させ、これを1つの
駆動源、ここではDCモータ54で行うことができる。
【0057】以下に、搬送用プレッシャローラと幅寄せ
用プレッシャローラの上下動と、搬送用フィードローラ
と幅寄せ用フィードローラの駆動力の切り替えの関係を
説明する。第1のカムおよび第2のカムにより、搬送P
OFF/幅寄せPOFFの状態では、スライドギヤ62
は搬送ギヤ60にかみ合う位置に駆動力切り換えカム6
8により移動しており、搬送POFF/幅寄せPOFF
の状態では搬送フィードローラ10側に駆動力が伝達さ
れる。
【0058】搬送PON/幅寄せPOFFの状態でも、
スライドギヤ62は搬送ギヤ60にかみ合位置に駆動力
切り換えカム68により移動しており、搬送PON/幅
寄せPOFFの状態でも搬送フィードローラ10側に駆
動力が伝達される。搬送POFF/幅寄せPONの状態
では、スライドギヤ62は幅寄せギヤ61にかみ合う位
置に駆動力切り換えカム68により移動しており、搬送
POFF/幅寄せPONの状態では幅寄せフィードロー
ラ14側に駆動力が伝達される。
【0059】搬送PON/幅寄せPONの状態では、搬
送フィードローラ10と幅寄せフィードローラ14のい
ずれも駆動しないので、切り換えシャフト53の回転方
向により、スライドギヤ62のかみ合わせ相手が搬送ギ
ヤ60から幅寄せギヤ61に切り替わる段階か、幅寄せ
ギヤ61から搬送ギヤ60に切り替わる段階となるよう
にしてある。
【0060】次に、本実施の形態の通帳伝票プリンタの
制御系を説明する。図13は通帳伝票プリンタの制御ブ
ロック図である。なお、この図13に示す制御ブロック
はインサータユニットの制御ブロックを中心に記載して
ある。80は主制御部であり、この主制御部80によ
り、図2で説明したインサータユニット5、印字ユニッ
ト6、ATPユニット7が制御される。なお、印字ユニ
ット6とATPユニット7の詳細についてはここでは図
示しない。
【0061】インサータユニット5においては、この主
制御部80に、通帳ステージ3側の右幅寄せ検知センサ
32a,32b、左幅寄せ検知センサ33a,33b、
挿入検知センサ34a,34b、DCモータ54、パル
スモータ67、センサ39、センサ57と、伝票ステー
ジ3側の右幅寄せ検知センサ32a,32b、左幅寄せ
検知センサ33a,33b、挿入検知センサ34a,3
4b、DCモータ54、パルスモータ67、センサ3
9、センサ57等が接続してある。
【0062】以下に、本実施の形態のインサータユニッ
トの動作を説明する。なお、以下の説明も通帳ステージ
3側を例に説明するが、伝票ステージ2側でも同じ動作
を行う。また、図1において媒体(通帳)を右基準面3
0に突き当てた状態で処理を行う場合を例に説明する。
オペレータが媒体を通帳ステージ3にセットしたことに
より、主制御部80は、吸入検知センサ34a,34b
の両方のONを検知すると、媒体がセットされたものと
判断する。なお、吸入検知センサを2か所設けたのは、
吸入検知センサが一つであると、指等を検知して誤作動
することを防ぐためである。
【0063】主制御部80は、媒体がセットされたと判
断すると、右幅寄せ検知センサ32a,32bの出力を
監視し、媒体が右基準面30に突き当てられているか判
断する。主制御部80は、右幅寄せ検知センサ32a,
32bの両方がONの場合は、媒体が右基準面30に突
き当てられているものと判断する。なお、幅寄せ検知セ
ンサを搬送方向に2個設けたのは、斜行を検知できるよ
うにするためであり、搬送方向前後の幅寄せ検知センサ
がONであれば、媒体は真っ直ぐに基準面に突き当てら
れ、位置が合っていると判断する。
【0064】媒体が右基準面30に突き当てられている
ものと判断すると、主制御部80は、センサ57の出力
を監視し、スリット56eを検出してからのスリット5
6a〜56dの検出数から、搬送POFF/幅寄せPO
FFの状態から搬送PON/幅寄せPOFFの状態とな
るまで、DCモータ54を回転させる。主制御部80は
センサ57の出力から搬送PON/幅寄せPOFFの状
態となったと判断すると、DCモータ54を停止させ
る。搬送PON/幅寄せPOFFの状態では、搬送プレ
ッシャローラ11により媒体は搬送フィードローラ10
に押しつけられ、かつ、スライドギヤ62は搬送ギヤ6
0にかみ合い、パルスモータ67の駆動力は搬送フィー
ドローラ10側に伝達されるようになっている。
【0065】次に、主制御部80はパルスモータ67を
正転させて、搬送フィードローラ10を取り込み方向に
回転させ、媒体を取り込み、後段の印字ユニット6に送
り込む。なお、媒体搬送時の搬送PON/幅寄せPOF
Fの状態では、幅寄せプレッシャローラ15は下面ガイ
ド13のガイド面から退避した状態であり、媒体が幅寄
せフィードローラ14に押し付けられることはない。ま
た、幅寄せフィードローラ14は、幅寄せ動作時以外は
図5で説明したように、ゴムチップ35が上面ガイド1
2のガイド面から退避した位置で停止しているので、ゴ
ムチップ35が搬送時の媒体に接触し、搬送の妨げにな
ることはない。
【0066】ここで、通帳伝票プリンタに媒体をセット
するオペレータは、操作に慣れた金融機関の行員であ
り、媒体は、あらかじめ決められた基準面、ここでは右
基準面30にきちんと突き当てられた状態でセットされ
ることが多い。そこで、媒体がセットされたと判断した
時に、幅寄せの必要がないと判断した場合、すなわち、
右基準面30側を基準面としているときは、右幅寄せ検
知センサ32a,32bの両方がONであった場合は、
幅寄せ動作を行うことなく、媒体を取り込むようにする
ことで、幅寄せ動作の時間を省くことができるようにす
る。
【0067】主制御部80は、媒体がセットされたと判
断したときに、右幅寄せ検知センサ32a,32bの少
なくとも一方のセンサがOFFだった場合は、センサ5
7の出力を監視しながら搬送POFF/幅寄せPONの
状態となるまで、DCモータ54を回転させる。主制御
部80はセンサ57の出力から搬送POFF/幅寄せP
ONの状態となったと判断すると、DCモータ54を停
止させる。搬送POFF/幅寄せPONの状態では、幅
寄せプレッシャローラ15により媒体は幅寄せフィード
ローラ14に押し付けられ、かつ、スライドギヤ62が
移動して幅寄せギヤ61にかみ合い、パルスモータ67
の駆動力は幅寄せフィードローラ14側に伝達されるよ
うになる。
【0068】次に、主制御部80はパルスモータ67を
正転させる。上述したように、搬送POFF/幅寄せP
ONの状態では、幅寄せプレッシャローラ15により媒
体は幅寄せフィードローラ14に押し付けられ、かつ、
スライドギヤ62は幅寄せギヤ61にかみ合い、パルス
モータ67の駆動力は幅寄せフィードローラ14側に伝
達されるようになっているので、幅寄せフィードローラ
14が回転することで、媒体を右基準面30方向に移動
させる。幅寄せフィードローラ14は、図4で説明した
ように、ゴムチップ35が円周面上の対向する2か所に
設けてあるので、このゴムチップ35の部分が媒体に接
触したとき、主として搬送力が発生し、媒体を移動させ
る。そして、主制御部80は、右幅寄せ検知センサ32
a,32bの両方がONとなると、センサ39の出力か
ら複数回、ここでは2回羽部38を検知すると、この2
回目の検知時にパルスモータ67の駆動を停止させる。
このパルスモータ67の停止時、センサ39が羽部38
を検知しているので、幅寄せフィードローラ14は図5
に示すホームポジションの状態で停止する。
【0069】このように、幅寄せ動作時に右幅寄せ検知
センサ32a,32bの両方がONとなってから、複数
回、例えば2回羽部38をセンサ39が検知するだけ幅
寄せフィードローラ14の回転を続けると、少なくとも
1回はゴムチップ35が媒体に接触する。これにより、
厚みのある媒体であっても、確実に右基準面30に突き
当てることができる。なお、媒体が伝票のような薄いも
のである場合、幅寄せフィードローラ14はゴムチップ
35の部分以外は搬送力が弱いので、媒体を傷めること
はない。
【0070】次に、主制御部80は、センサ57の出力
を監視しながら、搬送PON/幅寄せPOFFの状態と
なるまで、DCモータ54を回転させる。主制御部80
はセンサ57の出力から搬送PON/幅寄せPOFFの
状態となったと判断すると、DCモータ54を停止させ
る。搬送PON/幅寄せPOFFの状態では、搬送プレ
ッシャローラ11により媒体は搬送フィードローラ10
に押しつけられ、かつ、スライドギヤ62は搬送ギヤ6
0にかみ合い、パルスモータ67の駆動力は搬送フィー
ドローラ10側に伝達されるようになっている。
【0071】次に、主制御部80はパルスモータ67を
正転させて、搬送フィードローラ10を取り込み方向に
回転させ、媒体を取り込み、後段の印字ユニット6に送
り込む。主制御部80は、媒体を印字ユニット6に送り
込んだ後は、インサータユニット5においては搬送PO
N/幅寄せPOFFの状態を保持し、媒体排出時は、パ
ルスモータ67を逆転させて、媒体を排出する。そし
て、主制御部80は、媒体が所定位置まで搬送されたと
判断すると、センサ57の出力を監視しながら搬送PO
FF/幅寄せPOFFの状態となるまで、DCモータ5
4を回転させる。主制御部80はセンサ57の出力から
搬送POFF/幅寄せPOFFの状態となったと判断す
ると、DCモータ54を停止させる。このように、搬送
POFF/幅寄せPOFFとすることで、いずれのプレ
ッシャローラによっても媒体はフィードローラに押し付
けられなくなり、オペレータは媒体を抜き取ることが可
能となる。
【0072】なお、上述した動作の説明では、右基準面
30に媒体を突き当てる動作を説明したが、左基準面3
1に媒体を突き当てる場合は、主制御部80は、左幅寄
せ検知センサ33a,33bの出力を監視しながら、幅
寄せが必要な場合、幅寄せフィードローラ14の回転方
向を、媒体が左基準面31方向に搬送される方向とする
以外は、同様である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、操作者
がセットした媒体を基準面に突き当てた状態で取り込
み、後段へ搬送して所定の処理を行う媒体処理装置にお
いて、セットされた媒体が基準面に突き当てられている
ことを検知するセンサを設け、該センサが媒体を検知し
た場合は、媒体が基準面に突き当てられていると判断し
て媒体を取り込み、前記センサが媒体を検知しないと、
該媒体は基準面に突き当てられていないと判断して、こ
の場合にのみ、媒体を基準面に突き当てる幅寄せ動作を
行ってから媒体を取り込むこととしたので、幅寄せ動作
の必要がある時のみ、幅寄せ動作を行うことになり、媒
体取り込み時の処理時間の向上が図れる。そして、媒体
取り込み時の処理時間の向上が図れることで、媒体処理
装置全体における処理速度の向上も図れるものである。
【0074】また、前記幅寄せ動作を行うために幅寄せ
フィードローラを設け、前記幅寄せフィードローラは、
円周面の一部に媒体を搬送する力を発生する高摩擦部材
を設け、その他の円周面は低摩擦部材で構成したもので
あり、この幅寄せフィードローラの高摩擦部材の位置を
管理する位置管理手段と、前記位置管理手段により高摩
擦部材の位置を管理し、該高摩擦部材が媒体に接触しな
い位置に退避した状態で幅寄せフィードローラを停止さ
せる制御手段とを備え、前記制御手段は、幅寄せ動作時
に幅寄せフィードローラを停止させる時は、位置管理手
段により高摩擦部材の位置を管理し、所定回数高摩擦部
材が媒体に接触するだけ幅寄せフィードローラを回転さ
せた後、該高摩擦部材が媒体に接触しない位置に退避し
たとき幅寄せフィードローラを停止させることとしたの
で、幅寄せ動作が必要な場合は、媒体の厚みによらず、
確実かつ媒体を傷めることなく媒体を幅寄せできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通帳伝票プリンタのインサータユニットの要部
説明図
【図2】通帳伝票プリンタの外観斜視図
【図3】通帳伝票プリンタの概略構成図
【図4】幅寄せフィードローラの構造を示す説明図
【図5】幅寄せフィードローラと上面ガイドとの関係を
示す説明図
【図6】幅寄せフィードローラの位置を管理する機構の
一例を示す説明図
【図7】搬送プレッシャローラおよび幅寄せプレッシャ
ローラの支持機構を示す斜視図
【図8】ブラケットアッセンブリの説明図
【図9】第1のカムと第2のカムの形状を示す説明図
【図10】第1のカムと第2のカムの関係を示す説明図
【図11】第1のカムと第2のカムの位置を管理する機
構の説明図
【図12】駆動力切り換え機構を示す説明図
【図13】通帳伝票プリンタの制御ブロック図
【符号の説明】 【符号の説明】
10 搬送フィードローラ 11 搬送プレッシャローラ 12 上面ガイド 13 下面ガイド 14 幅寄せフィードローラ 15 幅寄せプレッシャローラ 30 右基準面 32a,32b 右幅寄せ検知センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA06 AA07 BA09 BA16 FG04 FG15 3F102 AA15 AB03 BA02 BB04 CA04 CB06 DA02 EA03 FA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者がセットした媒体を基準面に突き
    当てた状態で取り込み、後段へ搬送して所定の処理を行
    う媒体処理装置において、 セットされた媒体が基準面に突き当てられていることを
    検知するセンサを設け、 該センサが媒体を検知した場合は、媒体が基準面に突き
    当てられていると判断して媒体を取り込み、前記センサ
    が媒体を検知しないと、該媒体は基準面に突き当てられ
    ていないと判断して、この場合にのみ、媒体を基準面に
    突き当てる幅寄せ動作を行ってから媒体を取り込むこと
    を特徴とする媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記幅寄せ動作を行
    う幅寄せフィードローラは、円周面の一部に媒体を搬送
    する力を発生する高摩擦部材を設け、その他の円周面は
    低摩擦部材で構成し、 幅寄せ動作時に幅寄せフィードローラを停止させる時
    は、所定回数高摩擦部材が媒体に接触するだけ幅寄せフ
    ィードローラを回転させた後、該高摩擦部材が媒体に接
    触しない位置に退避したとき幅寄せフィードローラを停
    止させることを特徴とする媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 操作者がセットした媒体を基準面に突き
    当てた状態で取り込み、後段へ搬送して所定の処理を行
    う媒体処理装置において、 媒体を基準面方向に搬送する幅寄せフィードローラを設
    け、 前記幅寄せフィードローラは、円周面の一部に媒体を搬
    送する力を発生する高摩擦部材を設け、その他の円周面
    は低摩擦部材で構成したことを特徴とする媒体処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記高摩擦部材の位置を管理する位置管理手段と、 前記位置管理手段により高摩擦部材の位置を管理し、該
    高摩擦部材が媒体に接触しない位置に退避した状態で幅
    寄せフィードローラを停止させる制御手段とを備え、 前記制御手段は、媒体を基準面に突き当てる幅寄せ動作
    時に幅寄せフィードローラを停止させる時は、前記位置
    管理手段により高摩擦部材の位置を管理し、所定回数高
    摩擦部材が媒体に接触するだけ幅寄せフィードローラを
    回転させた後、該高摩擦部材が媒体に接触しない位置に
    退避したとき幅寄せフィードローラを停止させることを
    特徴とする媒体処理装置。
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