JPH082043A - 印字装置の自動給紙装置 - Google Patents

印字装置の自動給紙装置

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JPH082043A
JPH082043A JP15925394A JP15925394A JPH082043A JP H082043 A JPH082043 A JP H082043A JP 15925394 A JP15925394 A JP 15925394A JP 15925394 A JP15925394 A JP 15925394A JP H082043 A JPH082043 A JP H082043A
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JP15925394A
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Hisashi Yuasa
久 湯浅
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字部に対して常に真っ直ぐな状態で用紙を
供給できる印字装置の自動給紙装置を提供する。 【構成】 用紙収納ケース1に収納された用紙2に圧接
した状態でそれぞれ独立に回転駆動される一対の給紙ロ
ーラ6a,6bを設けた。また、用紙収納ケース1と印
字部11間の用紙搬送路Rに一対のセンサ16a,16
bを配設し、各々の配設位置で用紙2の先端位置を検出
可能とした。そして、一対のセンサ16a,16bの検
出タイミングに基づいて用紙搬送路Rでの用紙曲がりを
制御部にて検知し、その検知した用紙曲がりを修正すべ
く一対の給紙ローラ6a,6bを駆動制御するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置において、特
に印字部に用紙を自動的に給紙する自動給紙装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の自動給紙装置の構成を説明
する図であり、図中(a)はその側面概略図、(b)は
その平面概略図である。図7において、31は用紙32
を収納する用紙収納ケースであり、この用紙収納ケース
31はその後端側が支軸33を中心に回転可能な状態で
ベースフレーム34に取り付けられている。また、用紙
収納ケース31の先端側はスプリング35によって上方
に付勢されており、この付勢力をもって用紙32が給紙
ローラ36に圧接されている。給紙ローラ36はシャフ
ト37に取り付けられている。また、シャフト37の一
端側には駆動ギア38が軸着されており、この駆動ギア
38が駆動モータ39の出力ギア40に噛合して、駆動
モータ39の回転力がシャフト37に伝達可能となって
いる。
【0003】一方、図中41は用紙32に印字を行うた
めの印字部であり、この印字部41には印字ヘッド42
とプラテン43とが対向状態に設けられている。また、
用紙収納カセット31と印字部41との間には用紙ガイ
ド44と中間ローラ45とが設けられ、これによって用
紙搬送路Rが形成されている。
【0004】続いて、従来の自動給紙装置の動作につい
て説明する。用紙収納ケース31に積載された用紙32
はスプリング35の付勢力により常に給紙ローラ36に
圧接された状態にあるため、駆動モータ39の駆動によ
り給紙ローラ36を回転させると、一番上の用紙32が
給紙ローラ36との相互摩擦によって用紙搬送路Rに送
り出される。このとき、最上位の用紙32は図示せぬ分
離機構により下位の用紙32と分離される。こうして送
り出された用紙32は用紙ガイド44に案内されつつ中
間ローラ45に供給され、さらに中間ローラ45を介し
て印字部41へと供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の自動給紙装置においては、給紙ローラ36の回転によ
って用紙搬送路Rに送り出された用紙32に用紙曲がり
(スキュー)が生じた場合、スキューしたままの状態で
用紙32が印字部41に供給されてしまうと、用紙32
に対して文字や図柄等が斜めに印字されるという不都合
が生じる。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、印字部に対して
常に真っ直ぐな状態で用紙を供給できる印字装置の自動
給紙装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、用紙収納ケースに収納さ
れた用紙を印字部に給紙する印字装置の自動給紙装置に
おいて、用紙収納ケースに収納された用紙に圧接しつつ
回転することにより用紙を送り出す一対の給紙ローラを
それぞれ独立に回転駆動できるようにした。また、用紙
収納ケースと印字部との間に形成された用紙搬送路に所
定の間隔で一対のセンサを配設し、各々の配設位置で用
紙の先端位置を検出させるようにした。そして、一対の
センサの検出タイミングを監視しつつその検出タイミン
グに基づいて用紙搬送路での用紙曲がりを制御部にて検
知するとともに、その検知した用紙曲がりを修正すべく
一対の給紙ローラを駆動制御する構成とした。
【0008】
【作用】本発明の印字装置の自動給紙装置においては、
一対のセンサの検出タイミングに基づいて用紙曲がりを
検知し、これを修正すべく一対の駆動ローラを独立に駆
動制御することにより、用紙搬送路での用紙曲がりが修
正され、印字部に用紙が真っ直ぐな状態で供給されるよ
うになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明に係わる自動給紙
装置の一実施例を説明する図であり、図中(a)はその
側面概略図、(b)はその平面概略図である。図1にお
いて、1は用紙2を収納する用紙収納ケースであり、こ
の用紙収納ケースはその後端側が支軸3を中心に回転可
能な状態でベースフレーム4に取り付けられている。ま
た、用紙収納ケース1とベースフレーム4との間にはス
プリング5が介装されており、このスプリング5の弾性
力によって用紙収納ケース1の先端側が上方に付勢され
ている。
【0010】図示のように、用紙収納ケース1に複数枚
の用紙2がセットされた状態では、スプリング5の付勢
力をもって一番上の用紙2が第1の給紙ローラ6aと第
2の給紙ローラ6bとに圧接される。
【0011】ここで、上記一対をなす第1の給紙ローラ
6aと第2の給紙ローラ6bとはそれぞれ独立に回転駆
動される構成となっている。すなわち、第1の給紙ロー
ラ6aはLシャフト7aに取り付けられ、第2の給紙ロ
ーラ6bは上記Lシャフト7aと別個に設けられたRシ
ャフト7bに取り付けられている。Lシャフト7aとR
シャフト7bの各々の一端側には駆動ギア8a,8bが
軸着されており、さらに各駆動ギア8a,8bには第1
の駆動モータ9aの出力ギア10aと第2の駆動モータ
9bの出力ギア10bとが噛合している。
【0012】これにより、第1の駆動モータ9aの回転
力がモータギア10aおよび駆動ギア8aを介してLシ
ャフト7aに伝達されるようになるため、第1の駆動モ
ータ9aによって第1の給紙ローラ6aが回転駆動され
るようになる。また、第2の駆動モータ9bの回転力が
モータギア10bおよび駆動ギア8bを介してRシャフ
ト7bに伝達されるようになるため、第2の駆動モータ
9bによって第2の給紙ローラ6bが回転駆動されるよ
うになる。
【0013】一方、図中11は用紙2に印字を行うため
の印字部であり、この印字部11には印字ヘッド12と
プラテン13とが対向状態に配設されている。印字ヘッ
ド12は図示せぬキャリッジに搭載されており、そのキ
ャリッジとともにスペーシング動作しつつ、プラテン1
3上に供給された用紙2に文字等を印字する。また、用
紙収納ケース1と印字部11との間には給紙方向Xを規
制する用紙ガイド14と上下一対の中間ローラ15とが
設けられ、これにより用紙収納ケース1と印字部11と
の間に用紙搬送路Rが形成されている。
【0014】さらに、用紙搬送路Rには用紙収納ケース
1と中間ローラ15との間に位置して第1のセンサ16
aと第2のセンサ16bとが設けられている。これら一
対をなす第1のセンサ16aと第2のセンサ16bと
は、用紙収納ケース1から同じ距離を隔てて配置されて
いる。また、用紙2の給紙方向Xと直角をなす方向に対
しては、用紙サイズに対応した間隔をもってそれぞれ用
紙2の両サイドに位置するように配置されている。こう
した配置状態のもとで、第1のセンサ16aと第2のセ
ンサ16bは、用紙搬送路Rにおいて各々の配設位置で
用紙2の先端位置を検出する。そして、実際に用紙2の
先端位置を検出した場合はオフ状態からオン状態に切り
換わる。
【0015】図2は本発明に係わる自動給紙装置の機能
ブロック図である。図2において、20は装置動作を制
御する制御部であり、この制御部20は例えば中央演算
処理装置(以下、CPUと称す)21とこれに信号線を
介して接続された第1のモータドライバ22a、第2の
モータドライバ22b、第1のセンサ検出部23a、第
2のセンサ検出部23bそしてカウンタ24により構成
されている。
【0016】CPU21は図示せぬメモリに格納された
制御プログラムにしたがって各種制御信号を出力した
り、データの読み出し・書き込みを行ったり、さらには
演算処理を実行したりするものである。第1のモータド
ライバ22aと第2のモータドライバ22bは、CPU
21から与えられる制御信号にしたがって第1の駆動モ
ータ9aと第2の駆動モータ9bとにそれぞれ駆動信号
を出力するものである。第1のセンサ検出部23aと第
2のセンサ検出部23bは、第1のセンサ16aと第2
のセンサ16bが用紙2の先端位置を検出してオフ状態
からオン状態に切り換わった際に、その旨の検出信号を
CPU21に出力するものである。カウンタ24はCP
U21から与えられるカウント命令信号にしたがい、各
モータドライバ22a,22bから駆動モータ9a,9
bに出力される駆動パルスをカウントするものであり、
これについては後段で詳しく述べる。
【0017】続いて、本実施例における自動給紙装置の
動作について図3のフローチャートを参照しつつ説明す
る。なお、図3に示すフローチャートは、制御部20に
おけるCPU21の制御手順を示すものである。用紙収
納ケース1に収納された用紙2を印字部11に供給する
場合は、まずステップS1において、第1のモータドラ
イバ22aと第2のモータドライバ22bとを介して第
1の駆動モータ9aと第2の駆動モータ9bとに駆動信
号を出力する。これにより、第1の駆動モータ9aと第
2の駆動モータ9bとが駆動して第1の給紙ローラ6a
と第2の給紙ローラ6bとをそれぞれ回転駆動させ、一
番上に配置された用紙2を給紙ローラ6a,6bとの相
互摩擦により用紙搬送路Rに送り出す。こうして送り出
された用紙2は用紙ガイド14に案内されつつ給紙方向
Xに向けて搬送されていく。
【0018】次に、ステップS2では、第1のセンサ検
出部23aと第2のセンサ検出部23bを介して第1の
センサ16aと第2のセンサ16bからの出力信号が有
るか否かを監視し、センサ出力信号が検知された時点で
ステップS3に進む。なお、ステップS2においては、
第1のセンサ16aおよび第2のセンサ16bのうち、
いずれか一方のセンサ出力信号を検知するか、あるいは
両方のセンサ出力信号を検知した時点でステップS3に
進む。
【0019】続いて、ステップS3においては、第1の
センサ16aと第2のセンサ16bとが両方ともオン状
態になっているか否かを第1のセンサ検知部23aと第
2のセンサ検知部23bからの検出信号に基づいて判断
する。
【0020】ここで、用紙搬送路R上で用紙曲がり(ス
キュー)が生じていない場合は第1のセンサ16aと第
2のセンサ16bとが同時にオン状態となるため、ステ
ップS3では第1のセンサ16aと第2のセンサ16b
とが共にオン状態になっていると判断してステップS8
に移行し、そのまま第1の給紙ローラ6aと第2の給紙
ローラ6bの回転により用紙2を中間ローラ15に供給
する。
【0021】一方、用紙搬送路R上において、例えば図
4に示すように左上がりの用紙曲がり(スキュー)が生
じている場合は第1のセンサ16aと第2のセンサ16
bのうち、いずれか一方(図4の場合には第1のセンサ
16a)が先に用紙先端位置を検出してオン状態とな
る。したがって、ステップS3では第1のセンサ16a
と第2のセンサ16bとが両方ともオン状態にはなって
いない、つまり一方のセンサだけがオン状態になってい
ると判断してステップS4に進む。
【0022】ステップS4では、第1のセンサ検出部2
3aを介して第1のセンサ16aがオン状態になってい
るか否かを判断する。上記図4に示すように用紙2が左
上がりにスキューしている状態では、第2のセンサ16
bよりも第1のセンサ16aが先にオン状態となるた
め、ステップS4では第1のセンサ16aがオン状態と
なっていると判断してステップS5に進む。
【0023】ステップS5では、第1のモータドライバ
22aを介して第1の駆動モータ9aの駆動を停止す
る。これにより、第1の給紙ローラ6aの回転駆動が中
断されて、第2の給紙ローラ6bだけが回転駆動される
ようになるため、第2の給紙ローラ6bに圧接した側だ
けが進行し、左上がりの用紙スキューが次第に修正され
ていく。次いで、ステップS6では、第2のセンサ検出
部23bを介して第2のセンサ16bがオン状態になっ
ているか否かを監視し、第2のセンサ16bが用紙先端
位置を検出してオン状態になった時点でステップS7に
進む。この時点で用紙2の先端位置が第1のセンサ16
aと第2のセンサ16bの両方に同時に検出された状
態、つまり用紙搬送路上での左上がりの用紙スキューが
完全に修正された状態となる。
【0024】続いて、ステップS7では、第1のモータ
ドライバ22aを介して第1の駆動モータ9aの駆動を
再開する。これにより、再び第2の給紙ローラ6bとと
もに第1の給紙ローラ6aが回転駆動されるようにな
る。したがって、ステップS8では、用紙搬送路R上で
の用紙2のスキューが修正された状態で、第1の給紙ロ
ーラ6aと第2の給紙ローラ6bの回転により用紙2が
中間ローラ15に供給され、さらに中間ローラ15を介
して印字部11に供給される。
【0025】一方、上記ステップS4において、用紙搬
送路R上での用紙2が図4の場合と反対に右上がりのス
キューを生じている場合は、第1のセンサ16aよりも
第2のセンサ16bが先にオン状態となるため、第1の
センサ16aがオン状態となっていないと判断してステ
ップS9に移行する。
【0026】ステップS9では、第2のモータドライバ
22bを介して第2の駆動モータ9bの駆動を停止す
る。これにより、第2の給紙ローラ6bの回転駆動が中
断されて、第1の給紙ローラ6aだけが回転駆動される
ようになるため、第1の給紙ローラ6aに圧接した側だ
けが進行し、右上がりの用紙スキューが次第に修正され
ていく。次いで、ステップS10では、第1のセンサ検
出部2abを介して第1のセンサ16aがオン状態にな
っているか否かを監視し、第1のセンサ16aが用紙先
端位置を検出してオン状態になった時点でステップS1
1に進む。この時点で用紙2の先端位置が第1のセンサ
16aと第2のセンサ16bの両方に同時に検出された
状態、つまり用紙搬送路上での右上がりの用紙スキュー
が完全に修正された状態となる。
【0027】続いて、ステップS11では、第2のモー
タドライバ22bを介して第2の駆動モータ9bの駆動
を再開する。これにより、再び第1の給紙ローラ6aと
ともに第2の給紙ローラ6bが回転駆動されるようにな
る。したがって、ステップS8では、上記同様に用紙搬
送路R上での用紙2のスキューが修正された状態で、第
1の給紙ローラ6aと第2の給紙ローラ6bの回転によ
り用紙2が中間ローラ15に供給され、さらに中間ロー
ラ15を介して印字部11に供給される。
【0028】このように本実施例の自動給紙装置におい
ては、第1のセンサ16aと第2のセンサ16bの検出
タイミングを監視しつつ、いずれか一方のセンサから先
に検出信号が得られることで用紙搬送路Rでのスキュー
を検知している。そして、他方のセンサから検出信号が
得られるまで一方の給紙ローラの回転駆動を中断させる
ことで用紙搬送路Rでのスキューを補正し、この状態か
ら中間ローラ15を介して用紙2を印字部11に供給し
ている。したがって、印字部11に対しては常に真っ直
ぐな状態で用紙2が供給されるようになる。
【0029】なお、上述した実施例においては、用紙2
のスキュー形態(左上がりか右上がりか)に応じて一方
の給紙ローラの回転駆動を一時的に中断させるため、従
来から多用されている円筒形状の給紙ローラをそのまま
採用すると、用紙搬送路Rにてスキューを修正したとき
に、回転停止状態にある給紙ローラとの相互摩擦により
用紙2に皺が発生することが懸念される。
【0030】そこで、例えば図5に示すように、Lシャ
フト7aに取り付けられる第1の給紙ローラ6aとRシ
ャフト7bに取り付けられる第2の給紙ローラ6bとに
それぞれ太鼓形のローラ形状を採用する。これにより、
円筒形状の給紙ローラを使用する場合に比較して、用紙
幅方向における用紙2と各給紙ローラ6a,6bとの接
触面積が小さくなるため、スキュー修正時における用紙
2の皺の発生を極力抑えることができる。
【0031】また上記実施例では、用紙2にスキューが
生じている場合、一方の駆動モータの駆動を一時的に停
止して用紙搬送路Rでのスキューを修正するため、スキ
ュー発生のない通常の給紙動作よりも用紙搬送のための
所要時間が長くなってしまうことも懸念される。こうし
た懸念を解消すべく、以下に本発明に係わる自動給紙装
置の第2実施例を説明する。
【0032】図6は本発明に係わる自動給紙装置の第2
実施例を説明するためのフローチャートであり、これは
第2実施例での制御部20におけるCPU21の処理手
順を示している。なお、以下に述べる第2実施例におい
ては、第1の駆動モータ9aと第2の駆動モータ9bと
にパルスモータが使用されているものとする。
【0033】まず、ステップS21〜ステップS23に
ついては、上記実施例の手順と同様に、ステップS21
にて第1の駆動モータ9aと第2の駆動モータ9bを駆
動して第1の給紙ローラ6aと第2の給紙ローラ6bの
回転により用紙搬送路Rに用紙2を送り出す。次に、ス
テップS22において、第1のセンサ検出部23aと第
2のセンサ検出部23bを介してセンサ出力信号の有無
を判断する。そして、センサ出力信号が検知された時点
でステップS23に進み、そこで第1のセンサ16aと
第2のセンサ16bの両方ともオン状態にあるか否かの
判断を行う。
【0034】ステップS23において、第1のセンサ1
6aと第2のセンサ16bとが共にオン状態となってい
ると判断した場合はステップS29に移行し、そのまま
第1の給紙ローラ6aと第2の給紙ローラ6bの回転に
より用紙2を中間ローラ15に供給する。一方、用紙搬
送路R上において、例えば図4に示すように左上がりの
スキューが生じている場合は、上記実施例と同様に第1
のセンサ16aと第2のセンサ16bとが両方ともオン
状態にはなっていない、つまり一方のセンサだけがオン
状態になっていると判断してステップS24に進む。
【0035】ステップS24では、第1のセンサ検出部
23aを介して第1のセンサ16aがオン状態になって
いるか否かを判断する。上記図4に示すように用紙2が
左上がりにスキューしている状態では、第2のセンサ1
6bよりも第1のセンサ16aが先にオン状態となるた
め、ステップS24では第1のセンサ16aがオン状態
となっていると判断してステップS25に進む。
【0036】ステップS25では、カウンタ24に対し
てカウント命令信号を出力し、第1のモータドライバ2
2aと第2のモータドライバ22bを介して第1の駆動
モータ9aと第2の駆動モータ9bとに与えられる駆動
パルスをカウンタ24にてカウントさせる。
【0037】次いで、ステップS26では、第2のセン
サ検出部23bを介して第2のセンサ16bがオン状態
であるか否かを判断し、ここで第2のセンサ16bがオ
フ状態になっている間はステップS25に戻ってカウン
タ24のカウント動作を継続させ、第2のセンサ16b
が用紙先端位置を検出してオン状態になった時点で駆動
パルスのカウントを停止し、ステップS27に進む。
【0038】続いて、ステップS27では、カウンタ2
4にてカウントされた駆動パルスのカウント値に基づい
て用紙搬送路Rでの用紙2の曲がり量(スキュー量)を
認識する。すなわち、第1のセンサ16aがオン状態と
なってから第2のセンサ16bがオン状態になるまでの
間、各々の駆動モータ9a,9bに与えられる駆動パル
スの数は、図4に示した用紙搬送路Rにおける用紙2の
スキュー量Lに応じて増減する。つまり、用紙搬送路R
でのスキュー量Lが大きいほどカウンタ24における駆
動パルスのカウント数も増え、反対にスキュー量Lが小
さくなるほどカウンタ24でのカウント数も減少するこ
とになる。したがって、ステップS25でカウントされ
た駆動パルスの数から用紙搬送路Rでのスキュー量Lが
認識されることになる。
【0039】次いで、ステップS28では、先に認識し
たスキュー量に応じて第2の駆動モータ9bを増速させ
る。ここで、カウンタ24にてカウントした駆動パル
ス、すなわち第1のセンサ16aがオン状態となってか
ら第2のセンサ16bがオン状態になるまでの間に各駆
動モータ9a,9bに与えられる駆動パルスを”A”と
し、各センサ16a,16bから中間ローラ15までの
距離分だけ用紙2を搬送するために必要とされる駆動パ
ルスを”B”とする。そうすると、駆動パルス”A”は
スキュー量Lを補正するために必要な加算分のパルス数
となるため、第1の駆動モータ9aに駆動パルス”B”
を出力する間、第2の駆動モータ9bには駆動パルス”
A+B”を出力し、第1の駆動モータ9aに対して第2
の駆動モータ9bを増速させる。
【0040】これにより、第2の駆動モータ9bを増速
させた分だけ第2の給紙ローラ6bの回転速度が増加す
るため、左上がりのスキューが次第に補正されていく。
そして中間ローラ15に用紙2が供給されるまでの間、
図4に示したスキュー量Lに対応して第2の駆動モータ
9bを”A+B”の駆動パルスをもって増速させるた
め、中間ローラ15に用紙2が供給される時点で用紙搬
送路Rでのスキューが完全に補正される。
【0041】したがって、ステップS28では、上述の
ごとく用紙搬送路R上での用紙2のスキューが修正され
た状態で、第1の給紙ローラ6aと第2の給紙ローラ6
bの回転により用紙2が中間ローラ15に供給され、さ
らに中間ローラ15を介して印字部11に供給される。
【0042】一方、上記ステップS24において、用紙
搬送路Rでの用紙2が図4の場合と反対に右上がりのス
キューを生じている場合は、第1のセンサ16aよりも
第2のセンサ16bが先にオン状態となるため、第1の
センサ16aがオン状態になっていないと判断してステ
ップS30に移行する。
【0043】ステップS30では、上記ステップS25
と同様にカウンタ24に対してカウント命令信号を出力
し、第1のモータドライバ22aと第2のモータドライ
バ22bを介して第1の駆動モータ9aと第2の駆動モ
ータ9bとに与えられる駆動パルスをカウンタ24にて
カウントさせる。
【0044】次いで、ステップS31では、第1のセン
サ検出部23aを介して第1のセンサ16aがオン状態
であるか否かを判断し、ここで第1のセンサ16aがオ
フ状態になっている間はステップS30に戻ってカウン
タ24のカウント動作を継続させ、第2のセンサ16b
が用紙先端位置を検出してオン状態になった時点で駆動
パルスのカウントを停止し、ステップS32に進む。
【0045】続いて、ステップS32では、上記ステッ
プS27と同様にカウンタ24にてカウントされた駆動
パルスのカウント値に基づいて用紙搬送路Rでのスキュ
ー量を認識する。次いで、ステップS33では、先に認
識したスキュー量に応じて第1の駆動モータ9aを増速
させる。
【0046】これにより、第1の駆動モータ9aを増速
させた分だけ第1の給紙ローラ6aの回転速度が増加す
るため、右上がりのスキューが次第に補正されていき、
中間ローラ15に用紙2が供給される時点で用紙搬送路
Rでのスキューが完全に補正される。
【0047】したがって、ステップS28では、上記同
様に用紙搬送路R上での用紙2のスキューが修正された
状態で、第1の給紙ローラ6aと第2の給紙ローラ6b
の回転により用紙2が中間ローラ15に供給され、さら
に中間ローラ15を介して印字部11に供給される。
【0048】このように上記第2実施例においては、第
1のセンサ16aと第2のセンサ16bの検出タイミン
グを基に用紙搬送路Rでのスキューを検知した際、その
検出タイミングのずれ分に相当するスキュー量を駆動パ
ルスに換算して認識し、さらに認識したスキュー量に応
じていずれか一方の給紙ローラの回転速度を増加させる
ことにより、用紙搬送路Rでのスキューを補正してい
る。したがって、印字部11に対しては常に真っ直ぐな
状態で用紙2が供給されるようになる。また、駆動モー
タを連続的に駆動しつつ用紙搬送路Rでのスキューを修
正するため、先の実施例よりも用紙搬送時の所要時間を
大幅に短縮できることから、スキュー補正に伴うスルー
プット低下の懸念も解消される。
【0049】なお、上記実施例の装置構成においては、
第1のセンサ16aと第2のセンサ16bとをそれぞれ
用紙収納ケース1から同じ距離だけ隔てた位置に配設す
るようにしたが、本発明の自動給紙装置はこれに限定さ
れるものではない。すなわち、用紙収納ケース1から各
センサ16a,16bまでの距離に格差がある場合であ
っても、その格差によって生じるセンサ検出タイミング
のずれ分を予め基準タイミングずれとして把握しておけ
ば、実際の給紙動作によって得られた検出タイミングの
ずれが上記基準タイミングずれに一致するか否かによっ
て用紙搬送路Rでのスキュー発生を検知したり、双方の
差に基づいてスキュー量を認識することも可能である。
【0050】また、種々の自動給紙装置の中には、用紙
収納ケース1と印字部11との間に中間ローラ15が介
在しないものもあり、そうした装置構成では給紙ローラ
16a,16bの回転によって用紙2が直に印字部11
に供給されることになる。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の自動給紙
装置によれば、用紙搬送路に配設された一対のセンサの
検出タイミングに基づいて用紙曲がりを検知し、これを
修正すべく一対の駆動ローラを独立に駆動制御すること
により、用紙搬送路での用紙曲がりが確実に修正される
ため、印字部に対しては常に真っ直ぐな状態で用紙を供
給することが可能となる。その結果、給紙対象となる印
字部においては、用紙曲がりによって文字や図柄等が斜
めに印字されるという不都合が解消されるため、より高
い信頼性をもって印字処理を実行することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動給紙装置の一実施例を説明
する図である。
【図2】本発明に係わる自動給紙装置の機能ブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】用紙搬送路での用紙曲がり(スキュー)を説明
する図である。
【図5】実施例における給紙ローラの形状を説明する図
である。
【図6】本発明の第2実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図7】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1 用紙収納ケース 2 用紙 6a 第1の給紙ローラ 6b 第2の給紙ローラ 11 印字部 16a 第1のセンサ 16b 第2のセンサ R 用紙搬送路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙収納ケースに収納された用紙を印字
    部に給紙する印字装置の自動給紙装置において、 前記用紙収納ケースに収納された用紙に圧接した状態で
    それぞれ独立に回転駆動される一対の給紙ローラと、 前記用紙収納ケースと前記印字部との間に形成された用
    紙搬送路に所定の間隔で配設され、各々の配設位置で用
    紙の先端位置を検出する一対のセンサと、 前記一対のセンサの検出タイミングを監視しつつその検
    出タイミングに基づいて前記用紙搬送路での用紙曲がり
    を検知するとともに、その検知した用紙曲がりを修正す
    べく前記一対の給紙ローラを駆動制御する制御部とを具
    備したことを特徴とする印字装置の自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記用紙搬送路上での用
    紙曲がりを検知した際、前記検出タイミングのずれ分に
    相当する用紙曲がり量を認識するとともに、その認識し
    た用紙曲がり量に応じて前記一対の給紙ローラのいずれ
    か一方の回転速度を増加させることを特徴とする請求項
    1記載の印字装置の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙ローラは太鼓形をなしているこ
    とを特徴とする請求項1記載の印字装置の自動給紙装
    置。
JP15925394A 1994-06-17 1994-06-17 印字装置の自動給紙装置 Pending JPH082043A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7532852B2 (en) 2005-04-04 2009-05-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Registration device and image forming apparatus with the same
JP2013212902A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Konica Minolta Inc 原稿搬送装置、原稿読取装置および画像形成装置
JP2017021119A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 キヤノン株式会社 画像形成装置

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JP2013212902A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Konica Minolta Inc 原稿搬送装置、原稿読取装置および画像形成装置
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