JP3872423B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、用紙等の印字媒体を印字部に給紙するために、給紙装置が配設される。該給紙装置によって印字部に給紙される印字媒体にスキューが発生すると、印字部において印字媒体が斜行してしまう。そこで、印字媒体に発生したスキューを補正するために、スリップローラが回転自在に配設されるようになっている。
【0003】
図2は従来の給紙装置の要部を示す概略図、図3は従来の給紙装置の動作を示す平面図である。
【0004】
図において、21は印字ヘッド、22は印字ヘッド21と対向させて、回転自在に配設されたプラテンであり、印字ヘッド21とプラテン22との間に印字部P1が形成される。また、23は印字媒体13を案内する第1のガイド、24は第1のガイド23と所定の間隔を置いて配設され、前記印字媒体13を案内する第2のガイドであり、第1、第2のガイド23、24間に印字媒体13を印字部P1に向けて搬送するための搬送路Rtが形成される。
【0005】
そして、印字媒体13の搬送方向における前記印字部P1より上流側に、一対のローラから成るフィードローラ12が回転自在に配設され、該フィードローラ12を回転させることによって、印字媒体13が搬送される。前記フィードローラ12は、シャフト部12a、及び該シャフト部12aの軸方向における複数箇所に配設されたローラ本体部12bから成る。そして、前記印字媒体13の搬送方向における前記フィードローラ12より上流側におけるテーブル16の下部にテーブルセンサ14が、前記フィードローラ12より下流側におけるテーブル16の下部にスキューセンサ15が配設される。
【0006】
また、前記印字媒体13の搬送方向におけるフィードローラ12及びテーブルセンサ14より上流側において、前記搬送路Rtより第2のガイド24側に、搬送路Rtに臨ませて、スリップローラ11が回転自在に配設される。該スリップローラ11は、シャフト部11a、及び該シャフト部11aの軸方向における複数箇所に配設されたローラ本体部11bから成る。
【0007】
ところで、オペレータが、スリップローラ11を構成する複数のローラ本体部11bのうちの少なくとも一つに掛かるように印字媒体13をテーブル16上に置き、セットすると、前記テーブルセンサ14が、印字媒体13がセットされたことを検出し、検出信号を図示されない制御部に送る。
【0008】
該制御部は、前記検出信号を読み込むと、図示されないスキュー補正モータを駆動し、スリップローラ11を回転させ、前記印字媒体13を搬送する。
【0009】
そして、前記印字媒体13の搬送に伴って、印字媒体13の前端(図3において上端)が前記フィードローラ12を構成する各ローラ本体部12bのうちの所定のローラ本体部12b’の接触点に突き当たる。このとき、前記各ローラ本体部11b、12bは互いに対応する位置に配設されるので、印字媒体13の前端が前記所定のローラ本体部12b’の接触点に突き当たるのに伴って、それ以降、前記各ローラ本体部11bのうちの前記ローラ本体部12b’と対応するローラ本体部11b’は印字媒体13に対してスリップさせられ、ローラ本体部11b’による印字媒体13の搬送は行われない。
【0010】
そして、他のローラ本体部11bは、それ以降も印字媒体13の搬送を継続するので、印字媒体13の前端が各ローラ本体部12bの各接触点に順次突き当たり、各ローラ本体部12bに対応する各ローラ本体部11bが印字媒体13に対してそれぞれスリップさせられ、各ローラ本体部11bによる印字媒体13の搬送が行われなくなる。
【0011】
このようにして、発生したスキューが補正される。なお、ローラ本体部11bは、印字媒体13に対して十分にスリップさせられるように、柔軟なゴム材料によって形成される。
【0012】
そして、前記スリップローラ11が所定量だけ回転させられると、前記制御部は駆動信号を図示されないラインフィードモータに送り、該ラインフィードモータを駆動する。
【0013】
ところで、印字媒体13の搬送に伴って、印字媒体13の前端がスキューセンサ15に到達すると、前記スキューセンサ15は印字媒体13の左右の検出差を検出し、検出差信号を制御部に送る。そして、該制御部が検出差信号を読み込み、検出差が閾(しきい)値を超えたかどうかを判断し、検出差が閾値を超えると、スキューが補正されていないと判断し、前記ラインフィードモータを逆方向に駆動し、フィードローラ12を逆方向に回転させ、前記印字媒体13を排出する。
【0014】
また、検出差が閾値以下である場合、制御部は、スキューが補正されていると判断し、ラインフィードモータを継続して駆動する。その結果、フィードローラ12が給紙方向に回転させられ、印字媒体13は印字部P1に供給され、該印字部P1において印字が行われる。(例えば、特許文献1参照。)。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−193492号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の給紙装置においては、印字媒体13の前端がカール(湾曲)している場合、スリップローラ11の回転に伴って、印字媒体13の前端がフィードローラ12側に押されても、印字媒体13の前端は、ローラ本体部12bの接触点に突き当たらず、ローラ本体部12bに乗り上げてしまう。したがって、印字媒体13のスキューを確実に補正することができない。
【0017】
本発明は、前記従来の給紙装置の問題点を解決して、印字媒体のスキューを確実に補正することができる給紙装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の給紙装置においては、印字媒体を印字部に給紙する第1の印字媒体搬送体と、前記印字媒体の搬送方向において前記第1の印字媒体搬送体より上流側に配設された第2の印字媒体搬送体と、前記第1、第2の印字媒体搬送体の制御を行う制御部とを有する。
【0019】
そして、該制御部は、第2の印字媒体搬送体によって前記印字媒体の前端を前記第1の印字媒体搬送体に突き当てた後、前記第2の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第1の印字媒体搬送体を給紙方向に所定量回転させて印字媒体を前記第1の印字媒体搬送体下に搬送し、該第1の印字媒体搬送体を前記所定量より多く給紙方向と逆方向に回転させて逆方向に印字媒体を搬送し、前記第1の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第2の印字媒体搬送体を回転させて印字媒体のスキューを補正する制御を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
【0021】
図1は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の要部を示す概略図、図4は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の動作を示す平面図である。
【0022】
図において、21は記録装置としての印字ヘッド、22は印字ヘッド21と対向させて、回転自在に配設されたプラテンであり、印字ヘッド21とプラテン22との間に印字部P1が形成される。また、23は用紙等の印字媒体13を案内する第1のガイド、24は、第1のガイド23と所定の間隔を置いて配設され、前記印字媒体13を案内する第2のガイドであり、第1、第2のガイド23、24間に印字媒体13を印字部P1に向けて搬送するための搬送路Rtが形成される。
【0023】
そして、印字媒体13の搬送方向における前記印字部P1より上流側に、第1の印字媒体搬送体としての一対のローラから成るフィードローラ12が回転自在に配設され、搬送用の駆動部としてのラインフィードモータ(LF)31を駆動して前記フィードローラ12を回転させることによって、印字媒体13が搬送され、印字部P1に給紙される。前記フィードローラ12は、シャフト部12a、及び該シャフト部12aの軸方向における複数箇所に配設されたローラ本体部12bから成る。そして、前記印字媒体13の搬送方向における前記フィードローラ12より上流側において、テーブル16の下部に、媒体検出用の検出部であり、印字媒体検出センサとしての複数のテーブルセンサ14が配設され、該テーブルセンサ14は印字媒体13を検出すると、検出信号を発生させ、制御部33に送る。また、前記フィードローラ12より下流側におけるテーブル16の下部に、スキュー検出用の検出部であり、印字媒体13の状態を検出する状態検出センサとしての複数のスキューセンサ15が、テーブル16の幅方向において前記テーブルセンサ14と同じ位置に配設され、印字媒体13の左右の検出差を検出して状態検出信号としての検出差信号を発生させ、制御部33に送る。なお、前記テーブルセンサ14及びスキューセンサ15のピッチは、38〔mm〕及び52〔mm〕の2種類が設定され、印字媒体13として葉書(100×148〔mm〕)をセットしたときに、二つ以上のテーブルセンサ14が印字媒体13を検出するようになっている。
【0024】
また、前記印字媒体13の搬送方向におけるフィードローラ12及びテーブルセンサ14より上流側において、前記搬送路Rtより第2のガイド24側に、搬送路Rtに臨ませて、第2の印字媒体搬送体及びスキュー補正用ローラとしてのスリップローラ11が回転自在に配設され、スキュー補正用の駆動部としてのスキュー補正モータ(SM)32を駆動することによって、スリップローラ11が回転させられ、印字媒体13がフィードローラ12に搬送される。該スリップローラ11は、シャフト部11a、及び該シャフト部11aの軸方向における複数箇所に配設されたローラ本体部11bから成る。
【0025】
なお、前記スリップローラ11の一端に、スリップローラ11の回転量を検出するための回転検出部としての回転センサ35が配設される。該回転センサ35は、シャフト部11aの一端に取り付けられたスリット17、及び該スリット17と対向させてプリンタ本体の所定の箇所に配設されたセンサ部18から成る。
【0026】
次に、前記構成の給紙装置の動作について説明する。
【0027】
図5は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の動作を示すフローチャート、図6は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す断面図、図7は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す平面図、図8は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第2の状態を示す断面図、図9は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第3の状態を示す断面図、図10は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第4の状態を示す断面図、図11は本発明の第1の実施の形態におけるスキュー補正処理の動作を示す平面図である。
【0028】
オペレータが、スリップローラ11を構成する複数のローラ本体部11bのうちの少なくとも一つに掛かるように印字媒体13をテーブル16上に置き、セットすると、前記テーブルセンサ14が、印字媒体13がセットされたことを検出し、検出信号を制御部33に送る。
【0029】
このとき、図6に示されるように、スリップローラ11は印字媒体13の搬送の妨げにならないような回転方向における退避位置に置かれ、搬送路Rtとスリップローラ11との間に所定の距離が置かれる。
【0030】
ところで、図6及び7に示されるように、右前端13a及び左前端13bのうちの一方、例えば、左前端13bがカールしている印字媒体13をセットして第1、第2のガイド23、24間に挿入したときに、スキューが発生することがある。
【0031】
そこで、前記制御部33(図1)の図示されない補正前処理手段は、補正前処理を行い、スキュー補正モータ32を駆動し、図8に示されるように、前記スリップローラ11を矢印A方向に所定量(本実施の形態においては、1.5回転の回転量)回転させ、前記印字媒体13を所定量搬送した後、停止させる。なお、スリップローラ11の回転量は、回転センサ35(図4)によって検出され、回転検出信号が制御部33に送られる。そして、制御部33の図示されない回転制御処理手段は、回転制御処理を行い、回転検出信号に対応させてパルス数を算出し、算出されたパルス数に基づいてスキュー補正モータ32の制御を行う。
【0032】
このとき、フィードローラ12は停止させられているので、印字媒体13が搬送されるのに伴って非カール部分である右前端13aはローラ本体部12bの接触点19に突き当たるが、カール部分である左前端13bは、カールしているので、接触点19には突き当たらず、ローラ本体部12bの表面に突き当たり、左前端13bの近傍が波打つ。
【0033】
なお、本実施の形態においては、前記補正前処理において、スリップローラ11が1.5回転の回転量だけ回転させられるが、このとき、少なくとも二つのテーブルセンサ14によって印字媒体13が検出されない場合、前記補正前処理手段は、大きいスキューが発生していると判断し、スリップローラ11を再び1.5回転の回転量だけ回転させる。そして、その後も、少なくとも二つのテーブルセンサ14によって印字媒体13が検出されない場合、制御部33の図示されないエラー判定処理手段は、エラー判定処理を行い、印字媒体13のセットのエラーが発生したと判断し、図示されない表示部にエラーが発生した旨の表示を行う。
【0034】
続いて、前記補正前処理手段は、図9に示されるように、ラインフィードモータ31を正方向に駆動してフィードローラ12を給紙方向(ローラ本体部12bについては矢印B、C方向)に所定量回転させ、ローラ本体部12bに突き当たっている左端部13bを、摩擦によって接触点19に導入した後、停止させる。これに伴って、右前端13aはローラ本体部12b間を抜け、各左前端13bは接触点19において各ローラ本体部12b間に進入させられ、前記左前端13bの近傍の波打ち部分は伸ばされる。この間、前記補正前処理手段は、スキュー補正モータ32の駆動を停止させ、スリップローラ11を停止させる。したがって、印字媒体13の搬送は停止させられ、印字媒体13はスリップローラ11によって第1のガイド23に押し付けられ、保持される。なお、本実施の形態において、ラインフィードモータ31は16パルス分駆動され、フィードローラ12の回転に伴う印字媒体13の給紙方向の搬送量は、微小な値の2.26〔mm〕にされる。
【0035】
次に、前記補正前処理手段は、図10に示されるように、ラインフィードモータ31を逆方向に駆動してフィードローラ12を逆方向(ローラ本体部12bについては矢印D、E方向)に所定量回転させ、印字媒体13を所定の搬送量だけ逆方向に搬送した後、停止させる。その結果、各ローラ本体部12b間に進入していた印字媒体13の前端がフィードローラ12から外れる。この場合、印字媒体13の搬送量はわずかであるので、左前端13bがカールしてローラ本体部12bに突き当たることはない。
【0036】
なお、本実施の形態において、ラインフィードモータ31は20パルス分駆動され、フィードローラ12の逆方向の回転に伴う印字媒体13の搬送量は、2.82〔mm〕にされる。すなわち、フィードローラ12を逆方向に回転させるときの回転量は、フィードローラ12を給紙方向に回転させるときの回転量より多くされる。この場合、ラインフィードモータ31を正方向に駆動した後、逆方向に駆動されることになるので、ラインフィードモータ31とフィードローラ12との間に配設された図示されないギヤのバックラッシュによって、フィードローラ12における実際の逆方向の回転量は、2パルス分少なくなる。
【0037】
続いて、前記制御部33の図示されないスキュー補正処理手段は、スキュー補正処理を行い、スキュー補正モータ32を駆動し、前記スリップローラ11を所定量回転させ、印字媒体13を搬送してスキューを補正し、その後、停止させる。
【0038】
その場合、図11に示されるように、前記印字媒体13の搬送に伴って、破線で示される印字媒体13の前端が各ローラ本体部12bのうちの所定のローラ本体部12b’の接触点19に突き当たる。このとき、前記各ローラ本体部11b、12bは互いに対応する位置に配設されるので、印字媒体13の前端が前記所定のローラ本体部12b’の接触点19に突き当たるのに伴って、それ以降、前記各ローラ本体部11bのうちの前記ローラ本体部12b’と対応するローラ本体部11b’は印字媒体13に対してスリップさせられ、ローラ本体部11b’による印字媒体13の搬送は行われない。
【0039】
そして、他のローラ本体部11bは、それ以降も印字媒体13の搬送を継続するので、印字媒体13の前端が各ローラ本体部12bの各接触点19に順次突き当たり、各ローラ本体部12bに対応する各ローラ本体部11bが印字媒体13に対してそれぞれスリップさせられ、各ローラ本体部11bによる印字媒体13の搬送が行われなくなる。
【0040】
このようにして、図11の実線で示されるように、発生したスキューが補正される。なお、ローラ本体部11bは、印字媒体13に対して十分にスリップさせられるように、柔軟なゴム材料によって形成される。
【0041】
このようにして、スキューの補正が終了すると、前記スキュー補正処理手段は、スリップローラ11を退避位置に置き、制御部33の図示されない給紙処理手段は、給紙処理を行い、駆動信号をラインフィードモータ31に送り、ラインフィードモータ31を駆動する。その結果、フィードローラ12が回転させられ、印字媒体13が搬送される。
【0042】
このとき、印字媒体13が搬送されるのに伴って、前記スキューセンサ15が印字媒体13の左右の検出差を検出し、検出差信号を制御部33に送る。そして、前記制御部33の図示されないスキュー判定処理手段は、スキュー判定処理を行い、前記検出差信号を読み込み、検出差が閾値を超えたかどうかによって、スキューの補正が完全に行われたかどうか、すなわち、補正後において、スキューが発生しているかどうかの判定を行う。そして、スキュー判定処理手段は、前記検出差が閾値を超えると、スキューが発生していると判断し、検出差が閾値以下である場合、スキューが発生していないと判断する。
【0043】
そして、1回のスキュー補正処理においては、スキューを十分に補正することができず、検出差が閾値を超えている場合、前記スキュー補正処理は、ラインフィードモータ31を再び逆方向に駆動してフィードローラ12を逆方向に所定量回転させ、印字媒体13を所定の搬送量だけ逆方向に搬送し、フィードローラ12から外した後、スキュー補正モータ32を駆動し、スリップローラ11を所定量(本実施の形態においては、0.5回転の回転量)回転させ、印字媒体13を搬送してスキューを補正する。このようにして、検出差が閾値以下になるまで、スキュー補正処理が繰り返される。この場合、スキュー補正処理が繰り返されるたびに、フィードローラ12の給紙方向及び逆方向の回転量が多くされる。また、必要に応じて、スキュー補正処理が繰り返されるたびに、フィードローラ12の回転速度及び回転量を変更することもできる。なお、スキュー補正処理の繰返しが3回になると、前記エラー判定処理手段は、スキュー補正のエラーが発生したと判断し、前記表示部にエラーが発生した旨の表示を行う。
【0044】
そして、検出差が閾値以下になり、スキューの補正が終了すると、前記給紙処理手段は、ラインフィードモータ31を駆動する。その結果、フィードローラ12が回転させられ、給紙が行われる。そして、印字媒体13は印字部P1に供給され、該印字部P1において印字が行われる。
【0045】
一方、前記スキュー判定処理手段によってスキューが発生していないと判断された場合、前記給紙処理手段は、ラインフィードモータ31を継続して駆動し、フィードローラ12を回転させ、給紙を行う。そして、印字媒体13は印字部P1に供給され、該印字部P1において印字が行われる。
【0046】
このように、印字媒体13の前端をフィードローラ12に突き当てた状態でフィードローラ12が給紙方向に回転させられるので、印字媒体13の前端の所定の部分がカールしていても、印字媒体13を平坦(たん)にし、印字媒体13の前端を接触点19に向かせることができる。したがって、印字媒体13のスキューを確実に補正することができる。
【0047】
また、スキュー補正処理を繰り返すたびに印字媒体13が進退させられるので、印字媒体13に振動が発生する。したがって、印字媒体13を振動させながらスキューの補正を行うことができるので、印字媒体13のスキューを一層確実に補正することができる。
【0048】
なお、本実施の形態において、前記スキュー補正処理が行われるのに伴って、フィードローラ12を逆方向に所定量回転させて印字媒体13を外した後、スリップローラ11を0.5回転の回転量回転させ、印字媒体13を搬送してスキューを補正するようになっているが、検出差に対応させてスリップローラ11の回転量を変更することができる。その場合、例えば、検出差が3〔mm〕以下である場合、スリップローラ11の回転量が0.5回転にされ、検出差が3〔mm〕より大きい場合、スリップローラ11の回転量が1.5回転にされる。
【0049】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 印字媒体13が検出されるのを待機し、印字媒体13が検出された場合はステップS2に進む。
ステップS2 スリップローラ11を回転させる。
ステップS3 スリップローラ11が所定量回転するのを待機し、スリップローラ11が所定量回転した場合はステップS4に進む。
ステップS4 スリップローラ11を停止させる。
ステップS5 フィードローラ12を給紙方向に回転させる。
ステップS6 フィードローラ12が所定量回転するのを待機し、フィードローラ12が所定量回転した場合はステップS7に進む。
ステップS7 フィードローラ12を逆方向に回転させる。
ステップS8 フィードローラ12が所定量回転するのを待機し、フィードローラ12が所定量回転した場合はステップS9に進む。
ステップS9 フィードローラ12を停止させる。
ステップS10 スリップローラ11を回転させる。
ステップS11 スリップローラ11が所定量回転するのを待機し、スリップローラ11が所定量回転した場合はステップS12に進む。
ステップS12 スリップローラ11を停止させる。
ステップS13 給紙を行い、処理を終了する。
【0050】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態における給紙装置の構造については、前記第1の実施の形態における給紙装置の構造と同じ構造であるので、図1を援用して説明する。
【0051】
図12は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の動作を示すフローチャート、図13は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す断面図、図14は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す平面図、図15は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第2の状態を示す断面図、図16は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第3の状態を示す断面図、図17は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第3の状態を示す平面図、図18は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第4の状態を示す断面図、図19は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第4の状態を示す平面図である。
【0052】
この場合、オペレータが、第2の印字媒体搬送体としてのスリップローラ11を構成する複数のローラ本体部11bのうちの少なくとも一つに掛かるように印字媒体13をテーブル16上に置き、セットすると、媒体検出用の検出部及び印字媒体検出センサとしてのテーブルセンサ14が、印字媒体13がセットされたことを検出し、検出信号を制御部33(図1)に送る。
【0053】
ところで、図13及び14に示されるように、右前端13a及び左前端13bのうちの一方、例えば、左前端13bがカールしている印字媒体13をセットして第1、第2のガイド23、24間に挿入したときに、スキューが発生することがある。
【0054】
そこで、前記制御部33の補正前処理手段は、補正前処理を行い、スキュー補正モータ32を駆動し、図15に示されるように、スリップローラ11を矢印A方向に回転させ、前記印字媒体13を給紙方向に搬送し、左端部13bをローラ本体部12bに突き当てる。続いて、前記補正前処理手段は、図16に示されるように、前記スリップローラ11を矢印A方向に回転させ、印字媒体13の搬送を継続しながら、ラインフィードモータ31を正方向に駆動し、第1の印字媒体搬送体としてのフィードローラ12を給紙方向(ローラ本体部12bについては矢印B、C方向)に所定量回転させ、ローラ本体部12bに突き当たった左端部13bを、摩擦によって接触点19に導入し、ローラ本体部12b間に進入させた後、スリップローラ11及びフィードローラ12を停止させる。
【0055】
この間、図17に示されるように、印字媒体13は矢印F方向に前進(図17において上方向に移動)させられ、右端部13aは、前記各ローラ本体部12b間を抜け、左前端13bは接触点19において各ローラ本体部12b間に進入し、左前端13bの近傍の波打ち部分が伸ばされる。なお、本実施の形態において、ラインフィードモータ31は50パルス分駆動され、フィードローラ12の回転に伴う印字媒体13の給紙方向の搬送量は、最大カール量の7〔mm〕にされる。
【0056】
このとき、印字媒体13が搬送されるのに伴って、スキュー検出用の検出部及び状態検出センサとしてのスキューセンサ15が印字媒体13の左右の検出差を検出し、状態検出信号としての検出差信号を制御部33に送る。そして、該制御部33のスキュー判定処理手段は、スキュー判定処理を行い、前記検出差信号を読み込み、検出差が閾値を超えたかどうかによって、スキューが発生しているかどうかの判定を行う。そして、スキュー判定処理手段は、前記検出差が閾値を超えると、スキューが発生していると判断し、検出差が閾値以下である場合、スキューが発生していないと判断する。
【0057】
前記スキュー判定処理においてスキューが発生していると判断された場合、前記制御部33のスキュー補正処理手段は、図18に示されるように、ラインフィードモータ31を逆方向に駆動してフィードローラ12を逆方向(ローラ本体部12bについては矢印D、E方向)に所定量回転させ、印字媒体13を逆方向に搬送し、印字媒体13の前端をローラ本体部12b間から外す。この場合、印字媒体13の搬送量はわずかであるので、左前端13bがカールしてローラ本体部12bに突き当たることはない。
【0058】
なお、本実施の形態において、ラインフィードモータ31は100パルス分駆動され、フィードローラ12の逆方向の回転に伴う印字媒体13の搬送量は、14〔mm〕にされる。すなわち、フィードローラ12を逆方向に回転させるときの回転量は、フィードローラ12を給紙方向に回転させるときの回転量の2倍にされる。
【0059】
一方、前記スキュー判定処理手段によってスキューが発生していないと判断された場合、前記給紙処理手段は、ラインフィードモータ31を継続して駆動し、フィードローラ12を回転させ、給紙を行う。そして、印字媒体13は印字部P1に供給され、該印字部P1において印字が行われる。
【0060】
ところで、前記ラインフィードモータ31を逆方向に駆動し、フィードローラ12を逆方向に回転させる際に、図18に示されるように、スリップローラ11は停止させられ、かつ、スリップローラ11によって印字媒体13は第1のガイド23に押し付けられる。したがって、印字媒体13にフィードローラ12による後退力が加わるのに伴って、印字媒体13の左端部13bは、後退させられ、右端部13aより先に接触点19から抜けてフィードローラ12から開放される。このようにして、左端部13bがローラ本体部12bから離れると、前記後退力が加わらなくなるだけでなく、スリップローラ11による摩擦力によってその場所で停止させられる。
【0061】
一方、印字媒体13の右端部13aは、その間後退させられ、その後、接触点19から抜け、フィードローラ12から開放される。そして、右端部13aが、ローラ本体部12bから離れると、スリップローラ11による摩擦力によってその場所で停止させられる。
【0062】
その結果、右端部13a及び左端部13bは、図19の実線で示されるように、接触点19から抜けた部分で停止させられ、これに伴って、発生したスキューが補正される。
【0063】
次に、前記スキュー補正処理手段は、スキュー補正モータ32を駆動し、前記スリップローラ11を所定量回転させ、印字媒体13を搬送して更にスキューを補正し、その後、停止させる。
【0064】
続いて、制御部33の給紙処理手段は、給紙処理を行い、駆動信号をラインフィードモータ31に送り、ラインフィードモータ31を駆動する。その結果、フィードローラ12が回転させられ、印字媒体13が搬送される。
【0065】
そして、印字媒体13が搬送されるのに伴って、前記スキューセンサ15が、再び印字媒体13の左右の検出差を検出し、検出差信号を制御部33に送る。また、前記スキュー判定処理手段は、前記検出差信号を読み込み、スキューが発生しているかどうかの判定を再び行う。そして、1回のスキュー補正処理においては、スキューを十分に補正することができず、検出差が閾値を超えている場合、前記スキュー補正処理は、ラインフィードモータ31を逆方向に駆動してフィードローラ12を逆方向に所定量回転させ、印字媒体13を逆方向に搬送し、印字媒体13の前端をローラ本体部12b間から外す。
【0066】
このとき、スリップローラ11は停止させられ、かつ、スリップローラ11によって印字媒体13は第1のガイド23に押し付けられるので、発生したスキューが補正される。
【0067】
そして、検出差が閾値以下になるまで、前記スキュー補正処理が繰り返される。この場合、スキュー補正処理が繰り返されるたびに、フィードローラ12の給紙方向及び逆方向の回転量が多くされる。また、必要に応じて、スキュー補正処理が繰り返されるたびに、フィードローラ12の回転速度及び回転量を変更することもできる。
【0068】
このようにして、検出差が閾値以下になり、スキューの補正が終了すると、前記スキュー補正処理手段は、スリップローラ11を退避位置に置き、前記給紙処理手段はラインフィードモータ31を駆動する。その結果、フィードローラ12が回転させられ、給紙が行われる。そして、印字媒体13は印字部P1に供給され、該印字部P1において印字が行われる。
【0069】
このように、スリップローラ11を回転させて印字媒体13の前端をフィードローラ12に突き当てた後、スリップローラ11を回転させながら、フィードローラ12を給紙方向に回転させるようになっているので、印字媒体13の前端の所定の部分がカールしていても、印字媒体13を平坦にすることができる。したがって、その後、フィードローラ12を逆方向に回転させ、印字媒体13を後退させたときに、印字媒体13のスキューを確実に補正することができる。
【0070】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 印字媒体13が検出されるのを待機し、印字媒体13が検出された場合はステップS22に進む。
ステップS22 スリップローラ11を回転させる。
ステップS23 スリップローラ11が所定量回転するのを待機し、スリップローラ11が所定量回転した場合はステップS24に進む。
ステップS24 フィードローラ12を給紙方向に回転させる。
ステップS25 フィードローラ12が所定量回転するのを待機し、フィードローラ12が所定量回転した場合はステップS26に進む。
ステップS26 スリップローラ11及びフィードローラ12を停止させる。
ステップS27 フィードローラ12を逆方向に回転させる。
ステップS28 フィードローラ12が所定量回転するのを待機し、フィードローラ12が所定量回転した場合はステップS29に進む。
ステップS29 フィードローラ12を停止させる。
ステップS30 スリップローラ11を回転させる。
ステップS31 スリップローラ11が所定量回転するのを待機し、スリップローラ11が所定量回転した場合はステップS32に進む。
ステップS32 スリップローラ11を停止させる。
ステップS33 給紙を行い、処理を終了する。
【0071】
前記各実施の形態においては、横方から給紙を行うプリンタ、すなわち、水平プリンタについて説明しているが、給紙装置として上方から給紙を行うインサータを備えたプリンタに適用することもできる。該インサータを備えたプリンタにおいては、上方から単票の印字媒体13がセットされ、インサータのローラは本実施の形態におけるフィードローラと同じ機能を有する。
【0072】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0073】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、給紙装置においては、印字媒体を印字部に給紙する第1の印字媒体搬送体と、前記印字媒体の搬送方向において前記第1の印字媒体搬送体より上流側に配設された第2の印字媒体搬送体と、前記第1、第2の印字媒体搬送体の制御を行う制御部とを有する。
【0074】
そして、該制御部は、第2の印字媒体搬送体によって前記印字媒体の前端を前記第1の印字媒体搬送体に突き当てた後、前記第2の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第1の印字媒体搬送体を給紙方向に所定量回転させて印字媒体を前記第1の印字媒体搬送体下に搬送し、該第1の印字媒体搬送体を前記所定量より多く給紙方向と逆方向に回転させて逆方向に印字媒体を搬送し、前記第1の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第2の印字媒体搬送体を回転させて印字媒体のスキューを補正する制御を行う。
【0075】
この場合、第2の印字媒体搬送体によって前記印字媒体の前端が前記第1の印字媒体搬送体に突き当てられた後、前記第2の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第1の印字媒体搬送体を給紙方向に所定量回転させて印字媒体が前記第1の印字媒体搬送体下に搬送され、該第1の印字媒体搬送体を前記所定量より多く給紙方向と逆方向に回転させて逆方向に印字媒体が搬送され、前記第1の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第2の印字媒体搬送体を回転させて印字媒体のスキューを補正する制御が行われるようになっているので、印字媒体の前端の所定の部分がカールしていても、印字媒体を平坦にすることができる。したがって、印字媒体のスキューを確実に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の要部を示す概略図である。
【図2】従来の給紙装置の要部を示す概略図である。
【図3】従来の給紙装置の動作を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の動作を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第2の状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第3の状態を示す断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の第4の状態を示す断面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態におけるスキュー補正処理の動作を示す平面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第1の状態を示す平面図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第2の状態を示す断面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第3の状態を示す断面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第3の状態を示す平面図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第4の状態を示す断面図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の第4の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
11 スリップローラ
12 フィードローラ
13 印字媒体
14 テーブルセンサ
33 制御部
P1 印字部
Claims (5)
- (a)印字媒体を印字部に給紙する第1の印字媒体搬送体と、
(b)前記印字媒体の搬送方向において前記第1の印字媒体搬送体より上流側に配設された第2の印字媒体搬送体と、
(c)前記第1、第2の印字媒体搬送体の制御を行う制御部とを有するとともに、
(d)該制御部は、第2の印字媒体搬送体によって前記印字媒体の前端を前記第1の印字媒体搬送体に突き当てた後、前記第2の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第1の印字媒体搬送体を給紙方向に所定量回転させて印字媒体を前記第1の印字媒体搬送体下に搬送し、該第1の印字媒体搬送体を前記所定量より多く給紙方向と逆方向に回転させて逆方向に印字媒体を搬送し、前記第1の印字媒体搬送体を停止させた状態で、第2の印字媒体搬送体を回転させて印字媒体のスキューを補正する制御を行うことを特徴とする給紙装置。 - 前記第1の印字媒体搬送体による印字媒体の搬送量は、微小な値にされる請求項1に記載の給紙装置。
- 前記第1の印字媒体搬送体による印字媒体の搬送量は、印字媒体の最大カール量である請求項1に記載の給紙装置。
- (a)印字媒体を印字部に給紙するフィードローラと、
(b)前記印字媒体の搬送方向において前記フィードローラより上流側に配設されたスリップローラと、
(c)前記フィードローラ及びスリップローラの制御を行う制御部とを有するとともに、
(d)該制御部は、スリップローラによって印字媒体の前端を前記フィードローラに突き当てた後、前記フィードローラを給紙方向に所定量回転させて印字媒体を前記フィードローラ下に搬送し、前記スリップローラによって印字媒体を押圧した状態で、前記フィードローラを前記所定量より多く給紙方向と逆方向に回転させて印字媒体を搬送し、前記フィードローラを停止させた状態で、スリップローラを回転させて印字媒体のスキューを補正する制御を行うことを特徴とする給紙装置。 - 前記印字媒体の逆方向の搬送量は、給紙方向の搬送量より多くされる請求項4に記載の給紙装置。
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